JP5284898B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングの前方へ突出させたアンビルに回転打撃力を発生させるインパクトドライバ等の打撃工具に関する。
インパクトドライバ等の打撃工具においては、ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルに外装されて両者に設けた溝に跨って嵌合するボールを介して連結され、前面に一対の爪を突設したハンマーと、ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端をハウジングの前方へ突出させ、後端に一対のアームを放射状に形成したアンビルと、ハンマーを爪とアームとが回転方向で係合する前進位置に付勢するコイルバネとを備えている。すなわち、アンビルのトルクが高まった際には、溝内を転動するボールの案内でハンマーが後退してアームから離れ、再びコイルバネの付勢によって回転しながら前進してアームに係合する動作を繰り返すことで、アンビルに回転打撃力(インパクト)を間欠的に発生させるものである。
このような打撃工具においては、例えば下穴にネジ止めを行うような場合に、まず電動ドリルで下穴を穿設した後、インパクトドライバ等の打撃工具でネジ止めを行うというように異なる工具が使い分けられている。従って、工具の準備や交換が必要となって作業性が低下してしまう。インパクトドライバにドリルビットを装着すれば穿孔は可能であるが、タイル等の比較的脆い被加工材であると、インパクトの発生によって破損するおそれがある。
そこで、特許文献1に示すように、ハンマーの軸方向の移動を任意に規制してハンマーとアームとを常に係合状態とするハンマー規制手段を設けた打撃工具が発明されている。この打撃工具によれば、ハンマー規制手段によってドリルモードが得られ、工具の使い分けが不要となる。
特許第2828640号公報
しかし、特許文献1に開示されるハンマー規制手段は、質量の大きいハンマーの外面にハウジングの外側から係合ピンを係合させて強制的に後退を規制する構造であるため、係合ピンが破損するおそれがあり、ドリルモードの信頼性に問題があった。
そこで、本発明は、高い信頼性でドリルモードを得ることができる打撃工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジング内でアームの前方に、後方へ突出する連結ピンをアームに貫通させてアンビルと一体回転する連結部材を、連結ピンがアームのみを貫通する前進位置と、連結ピンがアームを貫通してハンマーの前面に形成した有底孔に挿入する後退位置との間で前後移動可能に設ける一方、ハウジングに、連結部材を前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、操作部材によって連結部材を後退位置に移動させた際には、連結部材を介してハンマーとアームとを回転方向で一体化してハンマーの係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、スピンドルに、スピンドルから突出し、アームに係合するハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル内に没入してハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、ロックピンを没入位置へ付勢する付勢手段を設け、スピンドルの軸心に、ロックピンを押圧して突出位置へ移動させる後退位置と、ロックピンの押圧を解除して没入位置へ移動させる前進位置との間をスライド可能な押圧ロッドを設けて、アンビルにおけるビットの装着孔の底部に、前進位置で押圧ロッドの前端が突出する延長底部を形成する一方、所定のビットの後端に、装着孔への装着状態で押圧ロッドの前端に当接して押圧ロッドを後退位置へ押し込む押し込み部を形成して、所定のビットを装着孔に装着した際には、押圧ロッドを介して突出位置に移動したロックピンによりハンマーの後退を規制してその係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、スピンドルに、スピンドルから突出し、アームに係合するハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル内に没入してハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、ロックピンを没入位置へ付勢する付勢手段を設け、アンビルに、スピンドルの軸心を貫通して後端がロックピンの位置まで達する押圧ロッドを連結して、アンビルを、押圧ロッドの後端がロックピンを押圧して突出位置に移動させる第1の位置と、押圧ロッドの後端がロックピンの押圧を解除して没入位置に移動させる第2の位置との間を前後移動可能に設けて、ハウジングに、アンビルを第1の位置と第2の位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、操作部材によってアンビルを第1の位置に移動させた際には、ロックピンによるハンマーの後退規制でハンマーの係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、スピンドルに、スピンドルから突出し、アームに係合するハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル内に没入してハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、ロックピンを没入位置へ付勢する付勢手段を設ける一方、スピンドルの軸心に、ロックピンを押圧して突出位置へ移動させる第1の位置と、ロックピンの押圧を解除して没入位置へ移動させる第2の位置との間を前後移動可能な押圧ロッドを設けて、押圧ロッドを、アンビルを軸方向に貫通して前端がアンビルの前方に突出する連結部材に連結し、連結部材の操作によって押圧ロッドを第1の位置に移動させた際には、ロックピンによるハンマーの後退規制でハンマーの係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、スピンドルに、スピンドルから突出し、アームに係合するハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル内に没入してハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、ロックピンを没入位置へ付勢する付勢手段を設ける一方、アンビルに、スピンドルの軸心を貫通して後端がロックピンの位置まで達する押圧ロッドを連結して、スピンドルを、押圧ロッドの後端がロックピンを押圧して突出位置に移動させる第1の位置と、押圧ロッドの後端がロックピンの押圧を解除して没入位置に移動させる第2の位置との間を前後移動可能に設けて、ハウジングに、スピンドルを第1の位置と第2の位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、操作部材によってスピンドルを前記第1の位置に移動させた際には、ロックピンによるハンマーの後退規制でハンマーの係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、スピンドルとハンマーとを、スピンドルの外周面とハンマーの内周面とに跨って嵌合するボールを介して連結し、ハンマーの係脱動作を、スピンドルの外周面側に凹設した傾斜溝内をボールが転動することによって可能として、傾斜溝の前端に、ボールが傾斜溝から離脱する規制溝を前方へ向けて連設する一方、スピンドルの前方部に、規制溝の底部と連通する受け凹部を、アンビルの後方部に、受け凹部に嵌合して規制溝の底部に突出する押圧突起を夫々設けて、アンビルを、受け凹部内で押圧突起が規制溝の底部から離間して規制溝へのボールの進入を許容する前進位置と、規制溝の底部に突出して規制溝へのボールの進入を阻止する後退位置との間を前後移動可能に設けると共に、ハウジングに、アンビルを前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、操作部材によってアンビルを前進位置にスライドさせた際には、ボールを規制溝に進入させてハンマーの係脱動作を阻止し、アンビルをスピンドルと一体回転させることを特徴とするものである。
上記各発明によれば、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用できる。よって、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特に、請求項1の発明によれば、上記効果に加えて、アームを貫通させた連結部材の連結ピンを前方からハンマーの有底孔に挿入してハンマーとアンビルとの一体化を図っているので、連結ピンに大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、ハウジング内でアームの前方に連結部材を配置しているので、打撃工具の全長が長くなることがなく、コンパクト化を維持できる。さらに、操作部材がハウジングから大きく突出しないため、操作性にも優れる。
特に、請求項2の発明によれば、上記効果に加えて、スピンドル側から突出させたロックピンを最短距離でハンマーに係合させてハンマーの後退を規制しているので、ロックピンに大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、スピンドルとアンビルとの内部の形状変更でドリルモードが得られるので、打撃工具の全長が長くなることがなく、コンパクト化を維持できる。さらに、所定のビットの差し込みによって自動的にドリルモードが選択され、操作部材の操作を行う必要がないため、より操作性、作業性に優れるという利点がある。
特に、請求項3の発明によれば、上記効果に加えて、スピンドル側から突出させたロックピンを最短距離でハンマーに係合させてハンマーの後退を規制しているので、ロックピンに大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、アンビル自体を前後移動させるため、押圧ロッドを進退動させる構成が合理的且つ確実となる。
特に、請求項4の発明によれば、上記効果に加えて、スピンドル側から突出させたロックピンを最短距離でハンマーに係合させてハンマーの後退を規制しているので、ロックピンに大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、アンビルの前方からモードの切替操作が可能となるので、操作もし易い。
特に、請求項5の発明によれば、上記効果に加えて、スピンドル側から突出させたロックピンを最短距離でハンマーに係合させてハンマーの後退を規制しているので、ロックピンに大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。
特に、請求項6の発明によれば、上記効果に加えて、スピンドルとハンマーとを連結するボールの転動を阻止することでハンマーの後退を規制しているので、ハンマーの係脱動作が確実に阻止され、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、主にスピンドルやアンビルに形状変更を加えれば足りるため、部品点数が少なくなってコストアップは抑えられる。
形態1のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 (A)はハンマー、(B)はアンビル、(C)はジョイントリングの夫々の斜視図である。 (A)はハンマーの正面図、(B)はアンビルの正面図、(C)はジョイントリングの側面図である。 形態1のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。 形態2のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 形態2のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。 形態3のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 アンビルの説明図で、(A)は背面を、(B)は一部を断面とした側面を夫々示す。 形態3のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。 ハンマーケースの説明図である。 形態4のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 アンビル先端部分の拡大横断面図である。 形態4のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。 形態5のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 形態5のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。 形態6のインパクトドライバの一部縦断面図である(インパクトモード)。 スピンドルのV字溝でのボールの位置を示す説明図である。 形態6のインパクトドライバの一部縦断面図である(ドリルモード)。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、形態2以降において、形態1と共通する構成部には同じ符号を付して重複する説明を省略している。
[形態1]
図1に示すように、打撃工具の一例であるインパクトドライバ1Aは、左右の半割ハウジング3,3を組み付けて形成され、モータ4を収容する本体ハウジング2と、その本体ハウジング2の前方(図1の右側)に組み付けられ、スピンドル7、打撃機構8、アンビル9を収容する前側のハウジングである断面釣り鐘形状のハンマーケース6とを備えてなる。本体ハウジング2の下方には、下端に電源となる図示しないバッテリーパックを装着したハンドル10が延設され、ハンドル10内の上部には、トリガー12を備えたスイッチ11が収容されている。また、本体ハウジング2におけるハンマーケース6の下方部分には、当該下方部分を覆う延設部13が形成され、延設部13の内部には、アンビル9の前方へ向けたライトユニット14が装着されている。
モータ4の出力軸5は、本体ハウジング2に組み付けられたギヤケース15に軸支されて、ハンマーケース6内に突出するピニオン16が嵌着されている。ハンマーケース6内においてスピンドル7は、後方軸心に、ピニオン16が挿入される中空部17を有し、スピンドル7の外周には、インターナルギヤ19内で公転する2つの遊星歯車18,18を保持して、ピニオン16に噛合させている。スピンドル7の後端部は、ギヤケース15に支持されるボールベアリング20によって、出力軸5と同軸で軸支されている。
また、ハンマーケース6内でアンビル9の後端には、図2,3にも示すように、一対のアーム21,21が放射状に延設されている。打撃機構8は、スピンドル7の前端に外装され、アーム21,21に係合する一対の爪23,23を前面に突設したハンマー22と、そのハンマー22を前方へ付勢するコイルバネ24とを備えている。ハンマー22は、その内周面に前端から後方へ向けて凹設されて後端が先細りとなる山形溝25,25と、スピンドル7の外周面で先端を前方に向けて凹設されたV字溝26,26とに跨って嵌合するボール27,27を介してスピンドル7と連結されている。
一方、アンビル9は、ハンマーケース6の前端に保持された軸受28によって中間部が軸支され、後面軸心に形成した軸受孔29に、スピンドル7の前端に突設した小径部30を嵌合させて、スピンドル7の前端を同軸で軸支している。
また、ハンマーケース6から突出するアンビル9の前端には、ビットの装着孔31が形成されると共に、装着孔31に挿入されたビットを抜け止め装着するボール32及びスリーブ33等を備えたチャック機構が設けられている。
そして、ハンマーケース6内でアンビル9のアーム21の前方には、連結部材としてのジョイントリング34が設けられている。このジョイントリング34は、ハンマーケース6内の前面に凹設されたリング状の凹部36に収容され、凹部36の中央でアンビル9と同軸で後方へ突設された筒部37に外装されて前後方向へスライド可能となっている。また、ジョイントリング34の後面には、図2,3に示すように、点対称に位置する一対の連結ピン35,35が軸方向と平行に後方へ突設されて、アンビル9のアーム21に連結ピン35,35と同心円上で穿設した一対の透孔38,38を貫通している。これにより、ジョイントリング34はアンビル9と回転方向は一体で、前後方向へは別体で移動可能に連結される。
さらに、ハンマー22の前面には、正逆両方向で爪23,23と係合するアーム21,21の位置で透孔38,38と前後方向で重なる4つの有底孔39,39・・が形成されている。よって、ジョイントリング34がアーム21の前面に当接する後退位置では、連結ピン35,35がアーム21,21を貫通して有底孔39,39に遊挿し、ジョイントリング34がアーム21,21から離れて凹部36内に収まる前進位置では、連結ピン35,35はアーム21,21へ貫通したまま有底孔39のみから外れるようになっている。
そして、ジョイントリング34の外周面には、リング状の凹溝40が形成される一方、ハンマーケース6の外面には、操作部材としての操作リング41が前後移動可能に外装されて、操作リング41の点対称位置で軸心側に向けて突設した一対のピン42,42が、ハンマーケース6に穿設された前後方向の長孔43を貫通して凹溝40に挿入している。
よって、操作リング41をピン42が長孔43の前端に到達する前進位置に移動させると、図1に示すように、ジョイントリング34も前進位置に移動して連結ピン35,35をハンマー22の有底孔39から抜き外す。逆に、操作リング41をピン42が長孔43の後端に到達する後退位置に移動させると、図4に示すように、ジョイントリング34も後退位置に移動して連結ピン35,35を有底孔39に挿入してハンマー22をアンビル9に連結することになる。なお、ハンマーケース6には、操作リング41の前後位置で操作リング41に設けた図示しない透孔に嵌合して各位置を保持させる図示しないボールが設けられている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Aにおいては、図1に示すように操作リング41を前方にスライドさせてジョイントリング34を前進位置に保持し、ハンマー22とアンビル9との連結を解除した状態で(インパクトモード)、ハンドル10に設けたトリガー12を操作してモータ4を駆動させる。すると、出力軸5の回転が遊星歯車18,18を介してスピンドル7に伝わり、スピンドル7を回転させる。スピンドル7は、ボール27,27を介してハンマー22を回転させ、ハンマー22が係合するアンビル9を回転させるため、アンビル9の先端に装着したビットによってネジ締め等が可能となる。
ネジ締めが進んでアンビル9のトルクが高まると、ハンマー22の回転とスピンドル7の回転とにずれが生じるため、ハンマー22は、ボール27,27がV字溝26,26に沿って転動することで、スピンドル7に対して相対的に回転しながらコイルバネ24の付勢に抗して後退する。
そして、ハンマー22の爪23がアーム21から外れると、ハンマー22はコイルバネ24の付勢により、ボール27,27がV字溝26,26の先端に向けて転動することで回転しながら前進する。よって、ハンマー22の爪23が再びアーム21に係合して回転打撃力(インパクト)を発生させる。このアンビル9への係脱を繰り返すことで増し締めが行われる。
一方、操作リング41を後方にスライドさせてジョイントリング34を後退位置に保持すると、前述のように連結ピン35,35を介してハンマー22とアンビル9とが連結される(ドリルモード)。この状態でトリガー12を操作してモータ4を駆動させると、スピンドル7の回転に伴ってハンマー22が回転し、ハンマー22とアンビル9とが一体に回転する。
そして、アンビル9のトルクが高まっても、ハンマー22は連結ピン35によってアンビル9との相対回転が規制されるため、ハンマー22はアーム21に対して係脱動作を行わない。よって、インパクトは発生せず、アンビル9はスピンドル7と一体回転することになる。
このように、上記形態1のインパクトドライバ1Aによれば、ハンマーケース6内でアーム21の前方に、後方へ突出する連結ピン35をアーム21に貫通させてアンビル9と一体回転するジョイントリング34を、連結ピン35がアーム21のみを貫通する前進位置と、連結ピン35がアーム21を貫通してハンマー22の前面に形成した有底孔39に挿入する後退位置との間で前後移動可能に設ける一方、ハンマーケース6に、ジョイントリング34を前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作リング41を設けて、操作リング41によってジョイントリング34を後退位置に移動させた際には、ジョイントリング34を介してハンマー22とアーム21とを回転方向で一体化してハンマー22の係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用できる。よって、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでは、アーム21を貫通させたジョイントリング34の連結ピン35を前方からハンマー22の有底孔39に挿入してハンマー22とアンビル9との一体化を図っているので、連結ピン35に大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、ハンマーケース6内でアーム21の前方にジョイントリング34を配置しているので、インパクトドライバ1Aの全長が長くなることがなく、コンパクト化を維持できる。さらに、操作リング41やピン42がハンマーケース6から大きく突出しないため、操作性にも優れる。
なお、上記形態1において、連結ピンの数は増やしてもよいし、連結ピン自体の形状も、断面円形以外に断面長方形や多角形等も採用できる。また、操作部材も、操作リングにピンを一体に設けたり、ピンに代えて板状の連結片を採用したり適宜設計変更可能である。
[形態2]
図5に示すインパクトドライバ1Bにおいては、スピンドル7の軸心に、中空部17から小径部30の前面まで達する後貫通孔44が形成され、アンビル9の軸心に、軸受孔29から装着孔31まで達する延長底部としての前貫通孔45が形成されて、後貫通孔44と前貫通孔45とに跨って、押圧ロッド46が前後移動可能に遊挿されている。この押圧ロッド46の後端には、後方へ向けて先細りとなる円錐部47が設けられて中空部17内に突出している。
また、スピンドル7における中空部17の前端には、放射状に複数のロックピン48,48が遊挿されて、外端がスピンドル7の外周面から突出する突出位置と、外端がスピンドル7の外周面と略面一となる没入位置との間で出没可能となっている。各ロックピン48の内端には、内側先端へ向けて先細りとなる小円錐部49が設けられると共に、小円錐部49よりも外端側には付勢手段となるコイルバネ50が外装されて、ロックピン48をスピンドル7の軸心側へ付勢している。
各ロックピン48の小円錐部49は、押圧ロッド46の円錐部47と当接して、テーパ同士の案内により、押圧ロッド46を、円錐部47が中空部17の前側底面に当接する前進位置に付勢している。この状態で、押圧ロッド46の前端は前貫通孔45内に位置して、各ロックピン48は没入位置に維持されることになる。
51は、装着孔31に装着されるドリルビットで、ドリルビット51の後端には、装着孔31に挿入した状態で前貫通孔45内に突出する押し込み部52が形成されている。すなわち、ドリルビット51を装着孔31に装着すると、押し込み部52が押圧ロッド46を後方へ押し込むもので、これにより押圧ロッド46の円錐部47が各ロックピン48の小円錐部49を押圧し、各ロックピン48をコイルバネ50の付勢に抗して突出位置へ移動させるようになっている。
一方、ハンマー22の後端内周には、アンビル9のアーム21に係合する前進位置で突出位置のロックピン48が夫々係合可能なリング状の係合凹部53が形成されている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Bにおいては、ドリルビット51以外のビット(押し込み部52がないビット)を装着孔31に装着した状態では、押圧ロッド46は後方へ押し込まれないため、図5のようにロックピン48はコイルバネ50の付勢によって没入位置にある(インパクトモード)。よって、ハンマー22はロックピン48と干渉なく後退できるため、アンビル9への負荷が高まるとハンマー22が係脱動作してインパクトが発生する。
一方、図6のようにドリルビット51を装着孔31に装着すると、前述のように押圧ロッド46は押し込み部52によって後方へ押し込まれ、ロックピン48は突出位置に押圧されて係合凹部53に係合する(ドリルモード)。よって、ハンマー22はアーム21との係合位置からの後退が規制され、アンビル9への負荷が高まってもスピンドル7とアンビル9との一体回転は維持される。
このように、上記形態2のインパクトドライバ1Bによれば、スピンドル7に、スピンドル7から突出し、アーム21に係合するハンマー22に係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル7内に没入してハンマー22の後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピン48を設けると共に、ロックピン48を没入位置へ付勢するコイルバネ50を設け、スピンドル7の軸心に、ロックピン48を押圧して突出位置へ移動させる後退位置と、ロックピン48の押圧を解除して没入位置へ移動させる前進位置との間をスライド可能な押圧ロッド46を設けて、アンビル9におけるビットの装着孔31の底部に、前進位置で押圧ロッド46の前端が突出する前貫通孔45を形成する一方、ドリルビット51の後端に、装着孔31への装着状態で押圧ロッド46の前端に当接して押圧ロッド46を後退位置へ押し込む押し込み部52を形成して、ドリルビット51を装着孔31に装着した際には、押圧ロッド46を介して突出位置に移動したロックピン48によりハンマー22の後退を規制してその係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用でき、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでは、スピンドル7側から突出させたロックピン48を最短距離でハンマー22に係合させてハンマー22の後退を規制しているので、ロックピン48に大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、スピンドル7とアンビル9との内部の形状変更でドリルモードが得られるので、インパクトドライバ1Bの全長が長くなることがなく、コンパクト化を維持できる。さらに、ドリルビット51の差し込みによって自動的にドリルモードが選択され、形態1のような操作リングの操作を行う必要がないため、より操作性、作業性に優れるという利点がある。
なお、上記形態2において、ロックピンの数は適宜増減可能で、ハンマーへの係止位置もハンマーの後端でなく前寄りの内周面とすることができる。
また、上記形態2ではドリルビットに押し込み部を一体に設けているが、押し込み部をドリルビットを含む複数のビットに対して着脱可能に設けて、ドリルモードで使用したいビットに押し込み部を任意に装着して使用することも考えられる。
[形態3]
図7に示すインパクトドライバ1Cにおいて、押圧ロッド46の円錐部47は前方へ向かって先細りとなる向きで形成され、円錐部47の前方には、没入位置のロックピン48の小円錐部49が嵌合するくびれ部54が形成されている。また、押圧ロッド46は、前端が装着孔31の底でクリップ55に係止されることで、アンビル9と連結されている。
さらに、アンビル9におけるアーム21の前端部分には、図8に示すように、円盤状のフランジ56が形成されて、フランジ56の周面にリング状の凹溝57が形成されている。ここでのアンビル9は、スピンドル7における小径部30の根元に形成された段部58に後面が当接する後退位置と、図9に示すように、軸受28の後方でアンビル9に外装したワッシャー59にフランジ56の前面が当接する前進位置との間を前後移動可能となっている。
このアンビル9の後退位置(第2の位置)では、アンビル9と一体に移動する押圧ロッド46の円錐部47はロックピン48の小円錐部49よりも後方に位置してロックピン48を没入位置に移動させる。一方、アンビル9の前進位置(第1の位置)では、押圧ロッド46の円錐部47は小円錐部49を押圧してロックピン48を突出位置に移動させ、外端をハンマー22の係止凹部53に係止させることになる。但し、何れの位置にあっても、前進位置にあるハンマー22の爪23とアンビル9のアーム21との係合状態は維持される。
一方、ハンマーケース6の外周には、操作リング41が前後方向へスライド可能且つ回転可能に外装されて、点対称位置で軸心側へ向けた一対のピン42,42を、ハンマーケースに設けた案内溝60を貫通させて先端をフランジ56の凹溝57に挿入している。この案内溝60は、図10に示すように、周方向に伸びる第1溝61と、第1溝61の端部から後方へ伸びる第2溝62とからなるL字状で、操作リング41の前後へのスライド及び回転操作により、ピン42を、第1溝61の先端に位置する前側位置と、第2溝62の先端に位置する後側位置とに移動可能としている。このピン42の前側位置がアンビル9の前進位置に、後側位置がアンビル9の後退位置に夫々対応している。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Cにおいては、図7のように操作リング41によってピン42を後側位置に移動させると、前述のようにアンビル9及び押圧ロッド46が後退してロックピン48はコイルバネ50の付勢によって没入位置にある(インパクトモード)。よって、ハンマー22は干渉なく後退できるため、アンビル9への負荷が高まるとハンマー22がアーム21と係脱動作してインパクトが発生する。
一方、図9のように操作リング41によってピン42を前側位置に移動させると、前述のようにアンビル9及び押圧ロッド46が前進してロックピン48は突出位置に押圧されて係合凹部53に係合する(ドリルモード)。よって、ハンマー22は後退が規制されてアンビル9への負荷が高まっても係脱動作を行わず、スピンドル7とアンビル9との一体回転は維持される。
このように、上記形態3のインパクトドライバ1Cによれば、スピンドル7に、スピンドル7から突出し、アーム21に係合するハンマー22に係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル7内に没入してハンマー22の後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピン48を設けると共に、ロックピン48を没入位置へ付勢するコイルバネ50を設け、アンビル9に、スピンドル7の軸心を貫通して後端がロックピン48の位置まで達する押圧ロッド46を連結して、アンビル9を、押圧ロッド46の後端がロックピン48を押圧して突出位置に移動させる前進位置と、押圧ロッド46の後端がロックピン48の押圧を解除して没入位置に移動させる後退位置との間を前後移動可能に設けて、ハンマーケース6に、アンビル6を前後位置にスライド操作可能な操作リング41を設けて、操作リング41によってアンビル9を前進位置に移動させた際には、ロックピン48によるハンマー22の後退規制でハンマー22の係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用でき、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでは、スピンドル7側から突出させたロックピン48を最短距離でハンマー22に係合させてハンマー22の後退を規制しているので、ロックピン48に大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、アンビル9自体を前後移動させるため、押圧ロッド46を進退動させる構成が合理的且つ確実となる。
なお、上記形態3においては、アンビルの前進位置がドリルモードとなっているが、押圧ロッドの円錐部の向きを逆にすることで、アンビルの後退位置で円錐部がロックピンを突出位置へ押し上げてドリルモードとなるようにしてもよい。また、操作リングの前後位置の保持も、L字状の溝を用いる構造に限らず、形態1のようなボールと透孔とのクリック構造を利用する等、適宜変更可能である。
[形態4]
図11に示すインパクトドライバ1Dにおいては、図12にも示すように、アンビル9における装着孔31を中心とした点対称位置に、軸受孔29からアンビル9の前端まで貫通する一対の貫通孔63,63が形成されており、この貫通孔63,63に、連結部材となる一対の連結ロッド64,64が遊挿されている。連結ロッド64,64の前端同士は、アンビル9の前方において、装着孔31よりも内径が大きい操作リング65に連結される一方、連結ロッド64,64の後端は、軸受孔29内で押圧ロッド46の前端にクリップ55によって連結されている。
よって、常態では、没入位置に付勢されるロックピン48によって押圧ロッド46は後退位置にあり、これと一体の連結ロッド64,64を介して操作リング65はアンビル9の前端に当接する後退位置にある。ここから操作リング65を前方へ引っ張ると、図13のように連結ロッド64,64を介して押圧ロッド46を前進させ、円錐部47によってロックピン48をコイルバネ50の付勢に抗して突出位置に移動させることができる。この前進位置の保持は、操作リング65に、アンビル9側へ任意に折曲可能なスペーサ板を軸着して、前進位置でスペーサ板をアンビル9の前端に当接させるようにしたり、別体のスペーサを操作リング65とアンビル9の前端との間に挿入したりすればよい。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Dにおいては、前述のように操作リング65を前方へ引っ張らない後退位置(第2の位置)では、アンビル9及び押圧ロッド46が後退してロックピン48はコイルバネ50の付勢によって没入位置にある(インパクトモード)。よって、ハンマー22は干渉なく後退できるため、アンビル9への負荷が高まるとハンマー22がアーム21への係脱動作を行ってインパクトが発生する。
一方、操作リング65を前進位置(第1の位置)へ引っ張ると、前述のようにアンビル9及び押圧ロッド46が前進してロックピン48は突出位置に押圧されて係合凹部53に係合する。よって、ハンマー22は後退が規制され、アンビル9への負荷が高まってもアーム21への係脱動作を行わず、スピンドル7とアンビル9との一体回転は維持される。
このように、上記形態4のインパクトドライバ1Dによれば、スピンドル7に、スピンドル7から突出し、アーム21に係合するハンマー22に係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル7内に没入してハンマー22の後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピン48を設けると共に、ロックピン48を没入位置へ付勢するコイルバネ50を設ける一方、スピンドル7の軸心に、ロックピン48を押圧して突出位置へ移動させる前進位置と、ロックピン48の押圧を解除して没入位置へ移動させる後退位置との間を前後移動可能な押圧ロッド46を設けて、押圧ロッド46を、アンビル9を軸方向に貫通して前端がアンビル9の前方に突出する連結ロッド64に連結し、連結ロッド64の操作によって押圧ロッド46を前進位置に移動させた際には、ロックピン48によるハンマー22の後退規制でハンマー22の係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用でき、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでは、スピンドル7側から突出させたロックピン48を最短距離でハンマー22に係合させてハンマー22の後退を規制しているので、ロックピン48に大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、アンビル9の前方からモードの切替操作が可能となるので、操作もし易い。
なお、上記形態4においても、押圧ロッド及び連結ロッドの前進位置がドリルモードとなっているが、押圧ロッドの円錐部の向きを逆にすることで、後退位置で円錐部がロックピンを突出位置へ押し上げてドリルモードとなるようにしてもよい。また、連結部材としては上記形態4の一対の連結ロッドに限らず、単一のロッドを使用したり、逆に3本以上の連結ロッドを使用したりすることができる。勿論ロッドでなく板状等の他の形状も採用可能である。
[形態5]
図14に示すインパクトドライバ1Eにおいては、押圧ロッド46は形態3と同様にアンビル9へ連結されて、ロックピン48を保持するスピンドル7がハンマー22ごと前後移動可能となっている。スピンドル7における遊星歯車18の保持部分と、コイルバネ24の後端を受けるワッシャー66との間には、連結リング67が外装されてコイルバネ24の付勢によってスピンドル7と前後方向で一体となっている。この連結リング67の外周には、前方へ伸びる筒部68が連設されている。
一方、ハンマーケース6の後方には、点対称位置で一対のピン42,42を軸心側へ向けた操作リング41が前後移動可能に外装されて、ハンマーケース6に形成した図10と同様の案内溝60を貫通させたピン42,42の先端を、筒部68の外周に形成したリング状の凹溝69に挿入している。
よって、操作リング41を、ピン42が案内溝60の周方向の第1溝61の端部に達する前進位置にスライドさせると、図14に示すように連結リング67を介してスピンドル7がハンマー22と共に前方へ移動する。このとき、アンビル9に連結される押圧ロッド46は移動しないため、スピンドル7と共に前進したロックピン48は円錐部47の前方に移動して没入位置へ付勢される。逆に操作リング41を、ピン42が前後方向の第2溝62の後端に達する後退位置にスライドさせると、図15に示すように連結リング67を介してスピンドル7がハンマー22と共に後方へ移動するため、スピンドル7と共に後退したロックピン48は円錐部47に沿ってコイルバネ50の付勢に抗して突出位置へ移動し、ハンマー22の係合凹部53に係合することになる。
なお、アンビル9における軸受28の前端際の外周には、周方向に複数の長溝70,70が等間隔で形成されて、各長溝70と、軸受28の前端内周に周設したリング状の溝71とに跨ってボール72が嵌合されている。ボール72とスリーブ33との間には、ワッシャー73,73が外装されてボール72の移動規制を図っている。よって、前述のようにスピンドル7が後退しても、アンビル9に加わるスラスト荷重はボール72及び軸受28を介してハンマーケース6で受けられることになる。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Eにおいては、前述のように操作リング41を介してスピンドル7を前進位置(第2の位置)に移動させると、ロックピン48はコイルバネ50の付勢によって没入位置にある。よって、ハンマー22は干渉なく後退できるため、アンビル9への負荷が高まるとハンマー22がアーム21に対して係脱動作してインパクトが発生する。
一方、操作リング41を介してスピンドル7を後退位置(第1の位置)に移動させると、前述のようにロックピン48は突出位置に押圧されて係合凹部53に係合する。よって、ハンマー22は後退が規制され、アンビル9への負荷が高まってもアーム21への係脱動作を行わないため、スピンドル7とアンビル9との一体回転は維持される。
このように、上記形態5のインパクトドライバ1Eによれば、スピンドル7に、スピンドル7から突出し、アーム21に係合するハンマー22に係止してその後退を規制する突出位置と、スピンドル7内に没入してハンマー22の後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピン48を設けると共に、ロックピン48を没入位置へ付勢するコイルバネ50を設ける一方、アンビル9に、スピンドル7の軸心を貫通して後端がロックピン48の位置まで達する押圧ロッド46を連結して、スピンドル7を、押圧ロッド46の後端がロックピン48を押圧して突出位置に移動させる後退位置と、押圧ロッド46の後端がロックピン48の押圧を解除して没入位置に移動させる前進位置との間を前後移動可能に設けて、ハンマーケース6に、スピンドル7を前後位置にスライド操作可能な操作リング41を設けて、操作リング41によってスピンドル7を後退位置に移動させた際には、ロックピン48によるハンマー22の後退規制でハンマー22の係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用でき、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでも、スピンドル7側から突出させたロックピン48を最短距離でハンマー22に係合させてハンマー22の後退を規制しているので、ロックピン48に大きな負荷をかけずに両者の連結が可能となり、ドリルモードの信頼性が高くなる。
なお、上記形態5においても、スピンドルの後退位置がドリルモードとなっているが、押圧ロッドの円錐部の向きを逆にすることで、前進位置で円錐部がロックピンを突出位置へ押し上げてドリルモードとなるようにしてもよい。
[形態6]
図16に示すインパクトドライバ1Fにおいては、形態3と同様にアンビル9が操作リング41及びピン42によって前後移動可能に設けられており、ここではアンビル9の後面軸心に設けた押圧突起74を、スピンドル7の前面軸心に設けた受け凹部75に遊挿してスピンドル7の前端をアンビル9に連結している。
また、スピンドル7に設けられる傾斜溝としてのV字溝26の先端には、図17に示すように、前方へ伸びる規制溝76が連設されて、規制溝76の底部には、受け凹部75と連通する透孔77が形成されている。すなわち、押圧突起74が受け凹部75へ完全に挿入するアンビル9の後退位置では、押圧突起74が透孔77を介して規制溝76の底部に突出して規制溝76内へのボール27の進入を阻止し(図17上側部分)、押圧突起74が受け凹部75の前端のみに挿入するアンビル9の前進位置では、押圧突起74が規制溝76の底部から離間して規制溝76内へのボール27の進入を許容する(図17下側部分)ものである。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Fにおいては、図18に示すように操作リング41を介してアンビル9を後退位置にスライドさせると、押圧突起74がコイルバネ24に押圧されたハンマー22及びボール27を後退させ、前述のように押圧突起74が受け凹部75内へ完全に挿入して規制溝76の底部に突出し、規制溝76へのボール27の進入を阻止する。よって、スピンドル7が回転するとハンマー22もスピンドル7と一体回転し、アンビル9への負荷が高まると、V字溝26内でのボール27の転動によってハンマー22がアーム21と係脱動作を行い、インパクトを発生させる。
一方、操作リング41を介してアンビル9を前進位置にスライドさせると、前述のように押圧突起74が規制溝76の底部から離間する。すると、コイルバネ24によって前方へ付勢されるハンマー22に押されてボール27が規制溝76内に進入し、ハンマー22は規制溝76内でスピンドル7の周方向への移動が規制されるボール27を介してスピンドル7に連結される。よって、アンビル9の負荷が高まっても、ハンマー22はアーム21に対する係脱動作を行わず、スピンドル7と一体回転する。従って、アンビル9もスピンドル7と一体回転する。
このように、上記形態6のインパクトドライバ1Fによれば、V字溝26の前端に、ボール27がV字溝26から離脱する規制溝76を前方へ向けて連設する一方、スピンドル7の前方部に、規制溝76の底部と連通する受け凹部75を、アンビル9の後方部に、受け凹部75に嵌合して規制溝76の底部に突出する押圧突起74を夫々設けて、アンビル9を、受け凹部75内で押圧突起74が規制溝76の底部から離間して規制溝76へのボール27の進入を許容する前進位置と、規制溝76の底部に突出して規制溝76へのボール27の進入を阻止する後退位置との間を前後移動可能に設けると共に、ハンマーケース6に、アンビル9を前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作リング41を設けて、操作リング41によってアンビル9を前進位置にスライドさせた際には、ボール27を規制溝76に進入させてハンマー22の係脱動作を阻止し、アンビル9をスピンドル7と一体回転させるようにしたことで、本来のインパクトモードに加えて、インパクトが発生しないドリルモードでも使用でき、工具の使い分けが不要となって作業性が良好となる。
特にここでは、スピンドル7とハンマー22とを連結するボール27の転動を阻止することでハンマー22の後退を規制しているので、ハンマー22の係脱動作が確実に阻止され、ドリルモードの信頼性が高くなる。また、主にスピンドル7やアンビル9に形状変更を加えれば足りるため、部品点数が少なくなってコストアップは抑えられる。
なお、上記形態6において、アンビルの前後移動は操作リングに限らず、前端側を引っ張り及び押し込みする操作部材を設けたりする等、適宜変更可能である。
そして、各形態に共通して、例えばハウジングは本体ハウジングとハンマーケースとからなるものに限らず、本体ハウジングとハンマーケースとの一体型や、延設部がないタイプ等、ハウジングや他の機構の形態は適宜変更可能である。勿論インパクトドライバ以外に、アングルインパクトドライバやインパクトレンチ等の他の打撃工具であっても本発明は採用可能である。
1A〜1F・・インパクトドライバ、2・・本体ハウジング、4・・モータ、5・・出力軸、6・・ハンマーケース、7・・スピンドル、8・・打撃機構、9・・アンビル、21・・アーム、22・・ハンマー、23・・爪、24・・コイルバネ、26・・V字溝、27・・ボール、31・・装着孔、34・・ジョイントリング、35・・連結ピン、40・・凹溝、41・・操作リング、44・・後貫通孔、45・・前貫通孔、46・・押圧ロッド、47・・円錐部、48・・ロックピン、49・・小円錐部、50・・コイルバネ、51・・ドリルビット、52・・押し込み部、53・・係合凹部、56・・フランジ、60・・案内溝、61・・第1溝、62・・第2溝、64・・連結ロッド、65・・操作リング、67・・連結リング、68・・筒部、70・・長溝、72・・ボール、74・・押圧突起、75・・受け凹部、76・・規制溝、77・・透孔。

Claims (6)

  1. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記ハウジング内で前記アームの前方に、後方へ突出する連結ピンを前記アームに貫通させて前記アンビルと一体回転する連結部材を、前記連結ピンが前記アームのみを貫通する前進位置と、前記連結ピンが前記アームを貫通して前記ハンマーの前面に形成した有底孔に挿入する後退位置との間で前後移動可能に設ける一方、前記ハウジングに、前記連結部材を前記前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、
    前記操作部材によって前記連結部材を前記後退位置に移動させた際には、前記連結部材を介して前記ハンマーとアームとを回転方向で一体化して前記ハンマーの係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
  2. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記スピンドルに、前記スピンドルから突出し、前記アームに係合する前記ハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、前記スピンドル内に没入して前記ハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、前記ロックピンを前記没入位置へ付勢する付勢手段を設け、
    前記スピンドルの軸心に、前記ロックピンを押圧して前記突出位置へ移動させる後退位置と、前記ロックピンの押圧を解除して前記没入位置へ移動させる前進位置との間をスライド可能な押圧ロッドを設けて、前記アンビルにおける前記ビットの装着孔の底部に、前記前進位置で前記押圧ロッドの前端が突出する延長底部を形成する一方、
    所定のビットの後端に、前記装着孔への装着状態で前記押圧ロッドの前端に当接して前記押圧ロッドを前記後退位置へ押し込む押し込み部を形成して、
    前記所定のビットを前記装着孔に装着した際には、前記押圧ロッドを介して前記突出位置に移動した前記ロックピンにより前記ハンマーの後退を規制してその係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
  3. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記スピンドルに、前記スピンドルから突出し、前記アームに係合する前記ハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、前記スピンドル内に没入して前記ハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、前記ロックピンを前記没入位置へ付勢する付勢手段を設け、
    前記アンビルに、前記スピンドルの軸心を貫通して後端が前記ロックピンの位置まで達する押圧ロッドを連結して、前記アンビルを、前記押圧ロッドの後端が前記ロックピンを押圧して前記突出位置に移動させる第1の位置と、前記押圧ロッドの後端が前記ロックピンの押圧を解除して前記没入位置に移動させる第2の位置との間を前後移動可能に設けて、
    前記ハウジングに、前記アンビルを前記第1の位置と第2の位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、
    前記操作部材によって前記アンビルを前記第1の位置に移動させた際には、前記ロックピンによる前記ハンマーの後退規制で前記ハンマーの係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
  4. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記スピンドルに、前記スピンドルから突出し、前記アームに係合する前記ハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、前記スピンドル内に没入して前記ハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、前記ロックピンを前記没入位置へ付勢する付勢手段を設ける一方、
    前記スピンドルの軸心に、前記ロックピンを押圧して前記突出位置へ移動させる第1の位置と、前記ロックピンの押圧を解除して前記没入位置へ移動させる第2の位置との間を前後移動可能な押圧ロッドを設けて、前記押圧ロッドを、前記アンビルを軸方向に貫通して前端が前記アンビルの前方に突出する連結部材に連結し、
    前記連結部材の操作によって前記押圧ロッドを前記第1の位置に移動させた際には、前記ロックピンによる前記ハンマーの後退規制で前記ハンマーの係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
  5. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記スピンドルに、前記スピンドルから突出し、前記アームに係合する前記ハンマーに係止してその後退を規制する突出位置と、前記スピンドル内に没入して前記ハンマーの後退を許容する没入位置との間を出没可能なロックピンを設けると共に、前記ロックピンを前記没入位置へ付勢する付勢手段を設ける一方、
    前記アンビルに、前記スピンドルの軸心を貫通して後端が前記ロックピンの位置まで達する押圧ロッドを連結して、前記スピンドルを、前記押圧ロッドの後端が前記ロックピンを押圧して前記突出位置に移動させる第1の位置と、前記押圧ロッドの後端が前記ロックピンの押圧を解除して前記没入位置に移動させる第2の位置との間を前後移動可能に設けて、
    前記ハウジングに、前記スピンドルを前記第1の位置と第2の位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、
    前記操作部材によって前記スピンドルを前記第1の位置に移動させた際には、前記ロックピンによる前記ハンマーの後退規制で前記ハンマーの係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
  6. ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にアームを放射状に突設したアンビルと、そのアームに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記アームと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具であって、
    前記スピンドルとハンマーとを、前記スピンドルの外周面とハンマーの内周面とに跨って嵌合するボールを介して連結し、前記ハンマーの係脱動作を、前記スピンドルの外周面側に凹設した傾斜溝内を前記ボールが転動することによって可能として、前記傾斜溝の前端に、前記ボールが前記傾斜溝から離脱する規制溝を前方へ向けて連設する一方、
    前記スピンドルの前方部に、前記規制溝の底部と連通する受け凹部を、前記アンビルの後方部に、前記受け凹部に嵌合して前記規制溝の底部に突出する押圧突起を夫々設けて、前記アンビルを、前記受け凹部内で前記押圧突起が前記規制溝の底部から離間して前記規制溝への前記ボールの進入を許容する前進位置と、前記規制溝の底部に突出して前記規制溝への前記ボールの進入を阻止する後退位置との間を前後移動可能に設けると共に、前記ハウジングに、前記アンビルを前記前進位置と後退位置とにスライド操作可能な操作部材を設けて、
    前記操作部材によって前記アンビルを前記前進位置にスライドさせた際には、前記ボールを前記規制溝に進入させて前記ハンマーの係脱動作を阻止し、前記アンビルを前記スピンドルと一体回転させることを特徴とする打撃工具。
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