JP2006121270A - ハンズフリー通話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車内において、運転者が使用する携帯電話機をハンズフリー状態にするとともに、同乗者に対しても携帯電話機を快適に使用できるようにするハンズフリー通話装置を提供する。
【解決手段】 車両に設置されたハンズフリー通話装置1と携帯電話機2とが無線通信可能に接続されてなるハンズフリー通話システム100において、ハンズフリー通話装置1により、携帯電話機2が、運転者の携帯電話機2aか同乗者の携帯電話機2bかを判定し、運転者の携帯電話機2aによる通話時には運転者の携帯電話機2aをハンズフリー状態とし、同乗者の携帯電話機2bによる通話時にはカーオーディオの音量を低下させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車内において携帯電話機によるハンズフリー通話を可能とするハンズフリー通話装置に関する。
従来、自動車の運転中にハンズフリー通話を可能とするハンズフリー通話装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来のハンズフリー通話装置は、運転中における携帯電話機の操作を簡単にして、運転者を運転に集中させるためのものである。
実開平6−70351号公報
特許文献1に開示されたように、従来のハンズフリー通話装置はあくまで運転者が使用する携帯電話機をハンズフリー状態にするものであって、同乗者が使用する携帯電話機については何ら動作しない。
ところで、自動車内において同乗者が携帯電話機を使用する場合、カーオーディオから出力される音声が通話の邪魔になることがある。このような場合、運転者が同乗者を気遣ってオーディオの音量を下げる等の操作をしていたが、運転中にこのような操作を行うことは好ましくない。
そこで、本発明は、自動車内において、同乗者に対しても携帯電話機を快適に使用できるようにするハンズフリー通話装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、オーディオ装置が搭載された車両に搭載され、当該車両内に存在する1または複数の携帯電話機と無線通信可能に接続されたハンズフリー通話装置において、前記携帯電話機について、前記車両の運転者が使用する携帯電話機か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機と判定された携帯電話機が通話を行う場合に、当該携帯電話機をハンズフリー通話状態にするハンズフリー通話実行手段と、前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機でないと判定された携帯電話機が通話を行う場合に、前記オーディオ装置による出力音量を低下させる音量制御手段とを備えることを特徴とする。
ここで、ハンズフリー通話装置と携帯電話機とは、Bluetooth(登録商標)規格や無線LANの規格に準じた近距離無線通信方式により通信可能に接続されるものとしてもよい。
本発明において、前記判定手段が、前記車両を運転する運転者を特定する運転者特定情報と、当該運転者が使用する携帯電話機を特定する端末特定情報とが対応づけて登録されたデータベースと、前記車両に搭乗した実際の運転者に関する運転者特定情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された運転者特定情報に基づいて前記データベースから前記端末特定情報を取得し、無線通信可能な範囲内において、当該端末特定情報に合致する携帯電話機を検索する運転者端末検索手段と、前記端末特定情報に合致する携帯電話機以外の携帯電話機を無線通信可能な範囲内において検索する非運転者端末検索手段とを備える構成としてもよい。
また、本発明において、前記データベースには、前記運転者特定情報として、前記運転者の声紋、指紋、体重、および氏名のうちいずれか一つ以上を含む情報が登録され、前記情報取得手段が、前記運転者の声紋を取得する声紋取得装置、前記運転者の指紋を検出する指紋検出センサ、前記運転者の体重を測定する重量センサ、および、前記運転者が氏名を入力するための入力装置のうち、前記データベースに登録された情報に対応する情報を取得するものを備える構成としてもよい。
さらにまた、前記音量制御手段が、前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機でないと判定された携帯電話機による通話が終了した後に、前記オーディオ装置による出力音量を通話開始前の音量に復帰させる構成としてもよい。
本発明によれば、運転者だけでなく、運転者以外の人も車内で快適に携帯電話機を使用できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るハンズフリー通話システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すハンズフリー通話システム100は、車両に搭載されるハンズフリー通話装置1と、当該自動車に搭乗する運転者および同乗者が各々使用する複数の携帯電話機2とにより構成され、ハンズフリー通話装置1は、当該車両の運転席またはその近傍に配設されるセンサ部17を有する。以下の説明では、複数の携帯電話機2のうち、運転者(運転者)が使用する携帯電話機の符号を2aとし、同乗者が使用する携帯電話機の符号を2bとする。これら複数の携帯電話機2(2a,2b)とハンズフリー通話装置1とは、Bluetooth規格に準じた近距離無線通信により相互に接続される。なお、ハンズフリー通話装置1と携帯電話機2とを接続する通信方式としては、無線LANを用いてもよい。
ハンズフリー通話装置1は、運転者の携帯電話機2aとの間で近距離無線通信を実行し、運転者の携帯電話機2aの発信、着信、応答(オフフック)、通話終了(オンフック)等の各種動作を示す制御信号および通話音声データ等を送受信し、運転者の携帯電話機2aのハンズフリー通話を可能とする。
また、センサ部17は、自動車のハンドルに搭載される指紋検出センサ、運転席近傍において運転者の声を集音して声紋を取得する声紋検出装置、或いは、運転席のシートにおいて運転者の体重を検出する重量センサ等、運転者を特定するための情報を取得するセンサである。本実施形態では、センサ部17が指紋検出センサである場合を例に挙げて説明する。
図2は、図1に示すハンズフリー通話装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すハンズフリー通話装置1は、システム制御部11、携帯電話機2との間で近距離無線通信を実行する無線通信部12、オーディオ機能を制御するオーディオ制御部13、入力操作を行うための入力部14、および、各種情報を格納した運転者判定用データベース15を備え、インタフェース(I/F)16を介してセンサ部17が接続される。
システム制御部11は、ハンズフリー通話装置1の各部を制御するものである。
無線通信部12は、システム制御部11による制御に基づき、Bluetooth規格に規定されたプロトコルに従って携帯電話機2との間で近距離無線通信を実行し、携帯電話機2との間でBluetoothアドレスを送受信して通信リンクを確立する。そして、無線通信部12は、携帯電話機2における発信、着信、応答(オフフック)、および通話終了(オンフック)の各動作状態を示す制御信号や通話音声データ等を送受信する。
具体的な動作について説明すると、無線通信部12は、携帯電話機2に送信すべきデータがシステム制御部11から入力されると、入力されたデータに基づいて通信制御部121によってベースバンド信号を生成し、このベースバンド信号を変調回路122によって変調し、変調信号に基づいて出力回路123によって所定周波数の無線信号を生成し、アンテナ124から携帯電話機2へ無線送信する。また、無線通信部12は、携帯電話機2から送信された無線信号をアンテナ124によって受信し、受信した無線信号を増幅回路125によって増幅して、さらに復調回路126によって復調し、復調した信号に基づいて通信制御部121によりデータを生成して、システム制御部11に出力する。
オーディオ制御部13は、マイク131およびスピーカー132に接続され、さらに、CDやDVD等の音声記録媒体を再生する再生装置133に接続される。
オーディオ制御部13は、システム制御部11の制御に従って、マイク131により集音された音声をデジタル信号に変換してシステム制御部11に出力する。また、オーディオ制御部13は、システム制御部11の制御に従って、システム制御部11から入力される信号またはオーディオ制御部13から入力される音声信号に基づいて、所定の音量でスピーカー132から音声を出力する。スピーカー132の出力音量は、オーディオ制御部13により変更可能である。
入力部14は、運転者や同乗者がハンズフリー通話装置1の入力操作を行うための入力操作パネル等を備える。
運転者判定用データベース15は、1または複数の運転者について、各運転者を特定する運転者特定情報と、各運転者が使用する携帯電話機を特定する端末特定情報とが対応づけて登録されたデータベースである。ここで、運転者特定情報は、運転者の声紋、指紋パターン、体重、運転者の氏名のうちいずれか1以上、およびその他の各種情報等を含むものであり、本実施形態では、運転者の指紋パターンを含む場合を例に挙げて説明する。また、端末特定情報は、携帯電話機の電話番号、Bluetoothアドレスのうちいずれか1以上、およびその他の各種情報等を含む。
図3は、携帯電話機2の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機2は、システム制御部21、ハンズフリー通話装置1との間で近距離無線通信を実行する近距離無線通信部22、各種連絡先の電話番号を記憶する電話番号メモリ23、および、アンテナ25を介して基地局(図示略)との間で無線通信を実行する通話制御部24を備える。
システム制御部21は、ハンズフリー通話装置1の各部を制御するものである。
近距離無線通信部22は、システム制御部21による制御に基づき、Bluetooth規格に規定されたプロトコルに従って無線通信部12との間で近距離無線通信を実行し、無線通信部12との間でBluetoothアドレスを送受信して通信リンクを確立して、通話制御部24による発信、着信、応答(オフフック)、および通話終了(オンフック)の各動作状態を示す信号、通話音声データ、および各種制御信号等を送受信する。
近距離無線通信部22は、ハンズフリー通話装置1に送信すべきデータがシステム制御部21から入力されると、入力されたデータに基づいて通信制御部221によってベースバンド信号を生成し、このベースバンド信号を変調回路222によって変調し、変調信号に基づいて出力回路223によって所定周波数の無線信号を生成し、アンテナ224からハンズフリー通話装置1へ無線送信する。また、無線通信部22は、ハンズフリー通話装置1から送信された無線信号をアンテナ224によって受信し、受信した無線信号を増幅回路225によって増幅して、さらに復調回路226によって復調し、復調した信号に基づいて通信制御部221によりデータを生成して、システム制御部21に出力する。
通話制御部24は、通話用のマイク(図示略)およびスピーカー(図示略)を備え、通信事業者が設置した基地局(図示略)との間において、アンテナ25を介して無線通信を実行する。そして、通話制御部24は、基地局(図示略)を介して接続される公衆電話回線との間において電話回線を確立し、携帯電話機としての発信、着信応答、通話および通話終了の各種動作を実行する。
以上のように構成されるハンズフリー通話システム100の動作について説明する。
図4は、ハンズフリー通話システム100におけるハンズフリー通話装置1の動作を示すフローチャートである。
ハンズフリー通話装置1が設置された自動車に運転者が搭乗すると、運転席への運転者の搭乗が検知され、運転者特定情報が取得される(ステップS11)。本実施形態では、センサ部17はハンドルに搭載された指紋検出センサである。センサ部17に運転者が触れることによって運転者の搭乗が検知され、続いて、運転者特定情報として運転者の指紋パターンが読み取られる。システム制御部11は、センサ部17により読み取られた指紋パターンを取得する。
ハンズフリー通話装置1のシステム制御部11は、センサ部17が取得した運転者特定情報(指紋パターン)に基づいて運転者判定用データベース15を検索し(ステップS12)、該当する運転者の情報が運転者判定用データベース15に登録されているか否かを判別する(ステップS13)。
ここで、該当する運転者の情報が運転者判定用データベース15に登録されている場合(ステップS13;Yes)、システム制御部11は、運転者判定用データベース15から、上記運転者特定情報に対応づけて登録された端末特定情報を読み出し(ステップS14)、この端末特定情報に基づいて、無線通信部12によって運転者の携帯電話機2aを検索する(ステップS15)。
そして、システム制御部11は無線通信部12を制御して、運転者の携帯電話機2aが存在するか否かの検索を行う(ステップS15〜S16)。ここで、一定の時間内に運転者の携帯電話機2aが発見されなかった場合、タイムアウトと判定して本処理を終了してもよい。
システム制御部11は、無線通信部12により運転者の携帯電話機2aが発見されると、この運転者の携帯電話機2aとの間で無線通信リンクを確立し、ハンズフリーシステムを構築する(ステップS17)。ハンズフリーシステムが構築されると、運転者の携帯電話機2aによるハンズフリー通話、すなわち、ハンズフリー通話装置1のマイク131およびスピーカー132を用いた通話が可能となる。
次に、システム制御部11は、無線通信部12を制御して、ハンズフリー通話装置1の周囲において、無線通信部12により通信可能な範囲内、すなわち車両内に存在する他の携帯電話機2を検索する(ステップS18)。ここで他の携帯電話機2とは、運転者以外の人すなわち同乗者が使用する携帯電話機2bである。このステップS18で、システム制御部11は、無線通信部12により通信可能な範囲内に存在する同乗者の携帯電話機2bを検索し、同乗者の携帯電話機2bが発見された場合は、無線通信部12と当該同乗者の携帯電話機2bとの間に無線通信リンクを確立して、当該携帯電話機2bのBluetoothアドレスを取得する。
その後、システム制御部11はステップS19に移行して、着信応答処理を行う。
一方、センサ部17により取得した運転者特定情報に基づいて運転者判定用データベース15を検索した結果、該当する運転者の情報が発見されなかった場合(ステップS13;No)、システム制御部11は、運転者の新規登録を行うか否かを判別する(ステップS20)。この判別は、例えば、運転者に対して新規登録の要否を入力するよう求めるメッセージを出力し、運転者に入力操作を行わせることで行ってもよい。
運転者の新規登録を行わない場合(ステップS20;No)、システム制御部11は本処理を終了する。また、運転者の新規登録を行う場合(ステップS20;Yes)、システム制御部11は、入力部14により入力される運転者名や当該運転者が使用する携帯電話機2aの電話番号等の各種情報を取得し(ステップS21)、さらに、取得した情報に合致する運転者の携帯電話機2aを無線通信部12によって検索して、発見された運転者の携帯電話機2aのBluetoothアドレスを取得する(ステップS22)。
その後、システム制御部11は、ステップS11で取得した運転者特定情報、ステップS20で入力された情報、および、ステップS22で取得したBluetoothアドレスを対応づけて運転者判定用データベース15に登録し(ステップS23)、運転者の携帯電話機2aとの間の無線通信リンクを確立して、ステップS16に移行する。
図5は、図4のステップS18に示す着信応答処理を詳細に示すフローチャートである。
着信応答処理において、システム制御部11は、運転者の携帯電話機2aおよび同乗者の携帯電話機2bからの着信報知を待機する(ステップS31)。このとき、運転者の携帯電話機2aおよび同乗者の携帯電話機2bは、待ち受け状態にある。
ここで、運転者の携帯電話機2aまたは同乗者の携帯電話機2bからハンズフリー通話装置1に対し、着信を示す制御信号が送信されると(ステップS31;Yes)、ハンズフリー通話装置1はこれを受信し、当該制御信号を送信した携帯電話機2のBluetoothアドレスに基づいて、当該制御信号を送信した携帯電話機2が運転者の携帯電話機2aか同乗者の携帯電話機2bかを判別する(ステップS32)。
ここで、着信を示す制御信号を送信した携帯電話機2が運転者の携帯電話機2aであった場合(ステップS32;Yes)、ハンズフリー通話装置1は、運転者の携帯電話機2aによるハンズフリー通話を開始する(ステップS33)。ハンズフリー通話を開始した後は、オーディオ制御部13が有するマイク131により集音された運転者の声が通話先に送信され、通話先からの音声がスピーカー132から出力される。このとき、スピーカー132からCD、DVDの再生音声等の音声が出力中であれば、当該音声はハンズフリー通話の音声に切り替えられる。これにより、スピーカー132からは通話先からの音声のみが出力され、運転者は通話先からの音声を明瞭に聞き取ることができ、快適に通話を行える。
ハンズフリー通話の開始後、システム制御部11は運転者の携帯電話機2aの通話終了に対して待機し(ステップS34)、通話終了を示す制御信号が運転者の携帯電話機2aから送信されると(ステップS34;Yes)、ステップS31の状態に戻る。
また、着信を示す制御信号を送信した携帯電話機2が同乗者の携帯電話機2bであった場合(ステップS32;No)、システム制御部11はオーディオ制御部13を制御して、スピーカー132の出力音量を低下させる(ステップS35)。
その後、システム制御部11は同乗者の携帯電話機2bの通話終了に対して待機し(ステップS36)、通話終了を示す信号が同乗者の携帯電話機2bから送信されると(ステップS36;Yes)、システム制御部11は、オーディオ制御部13を制御してスピーカー132の出力音量を元に戻した上で(ステップS37)、ステップS31の状態に戻る。
以上のように、本発明の実施の形態にかかるハンズフリー通話システム100によれば、ハンズフリー通話装置1が、携帯電話機2との間で無線通信を行うことにより、運転者の携帯電話機2aを検索するとともに、同乗者の携帯電話機2bを認識して、運転者の携帯電話機2aが通話を開始した場合に運転者の携帯電話機2aをハンズフリー通話状態にし、同乗者の携帯電話機2bが通話を開始した場合はオーディオ制御部13によりスピーカー132の出力音量を低下させる。このため、同乗者が携帯電話機2bを使用して通話をする際に、スピーカー132から出力されるオーディオ等の音声が通話の邪魔になることがなく、同乗者が快適に通話を行える。また、運転者はスピーカー132の出力音量を下げる等の操作をしなくてもよいので、運転に集中することができる。さらに、運転者の携帯電話機2aのハンズフリー状態は、運転者の携帯電話機2aとハンズフリー通話装置1とが近距離無線通信を実行することによって実現されるので、運転者の携帯電話機2aをハンズフリー通話装置1に有線接続する必要がなく、手軽に利用できる。
また、ハンズフリー通話装置1は、1または複数の運転者について、予め運転者特定情報と端末特定情報とが予め登録された運転者判定用データベース15を備え、センサ部17による検出または入力部14の入力操作によって運転者特定情報を取得し、この運転者特定情報に基づいて運転者判定用データベース15を検索して、運転者判定用データベース15に登録された端末特定情報を取得する。そして、システム制御部11は、取得した端末特定情報に基づいて運転者の携帯電話機2aを検索する。また、システム制御部11は、運転者の携帯電話機2aを検索した後に、通信可能範囲内に存在する携帯電話機2を検索することにより、同乗者の携帯電話機2bの検索を行う。
これにより、複数の人が運転する可能性がある車両においても、運転者および運転者の携帯電話機2aを確実に特定することが可能である。さらに、運転者の携帯電話機2aと同乗者の携帯電話機2bとを確実に区別することができ、例えば、運転者として運転者判定用データベース15に登録された人が助手席に搭乗した場合に、その人を運転者として誤認することがなく、安定して確実な動作を行うことができる。
さらに、ハンズフリー通話装置1は、運転者の搭乗を検知して運転者特定情報を取得する手段として、運転者の指紋パターンを検出する指紋検出センサを用いるので、運転者が誰であるかを確実に判定することが可能である。
本実施の形態においては、運転者判定用データベース15に運転者の指紋パターンを含む運転者特定情報が登録され、センサ部17が、運転者の指紋パターンを検出する指紋検出センサである場合について説明したが、運転者特定情報が運転者の声紋を含むものとして、センサ部17に声紋検出装置を用いる構成としても、同様の効果が得られる。この場合、図4のステップS11において、センサ部17によって運転者の声を検出するように構成することで運転者の搭乗を検知したとみなし、続いてセンサ部17によって声紋を取得すればよい。また、運転者判定用データベース15に登録される運転者特定情報が運転者の体重を含むものとして、センサ部17に重量センサを用いる構成としても、同様の効果が得られる。この場合、図4のステップS11において、センサ部17によって所定の値以上の重量を検出するように構成することで運転者の搭乗を検知したとみなし、続いてセンサ部17によって運転者の体重を取得すればよい。さらに、運転者判定用データベース15に登録される運転者特定情報が運転者の氏名を含むものとして、センサ部17に代えて入力部14を用いても、同様の効果が得られる。この場合、図4のステップS11において、入力部14における入力操作を検出するように構成することで運転者の搭乗を検知したとみなし、続いて入力部14から入力される運転者の氏名を取得すればよい。
このように、運転者特定情報に含まれる情報とセンサ部17により取得される情報とが対応している限りにおいて、運転者特定情報およびセンサ部17の具体的構成は任意である。
さらにまた、ハンズフリー通話装置1は、同乗者の携帯電話機2bによる通話が開始された場合にスピーカー132の出力音量を低下させ、同乗者の携帯電話機2bの通話終了後に、スピーカー132の出力音量を元のレベルまで戻すので、運転者等が操作を行わなくともスピーカー132の音量を快適なレベルに保つことができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態において、運転者の携帯電話機2aによるハンズフリー通話中に、同乗者の携帯電話機2bにおける着信があった場合、スピーカー132から出力中のハンズフリー通話の音声の音量を低下させるようにしてもよい。この場合、運転者の携帯電話機2aと同乗者の携帯電話機2bとが同時に通話を行う場合にも対処できる。
また、例えば、ハンズフリー通話装置1が有する無線通信部12に、携帯電話機2の電界強度を検出するための複数のアンテナを接続し、これらアンテナを自動車内に配設して、同乗者の携帯電話機2bの位置を特定する構成としてもよい。そして、着信があった同乗者の携帯電話機2bに対し、その近傍に位置するスピーカー132のみについて出力音量を低下させるようにしてもよい。この場合、通話中の同乗者の携帯電話機2bの近傍においてのみオーディオの音量を低下させることで、通話を阻害しないよう適切かつ無駄のない制御を行うことができる。
また、上述した実施形態において、センサ部17が運転者の声を集音して声紋を取得する声紋検出装置であった場合、当該声紋検出装置の集音部としてマイク131を利用する構成としてもよい。この場合、オーディオ制御部13として、マイク131により集音された音声から声紋を生成する機能を有するものを用いれば、上記実施形態と同様の効果が得られる上、オーディオ制御部13がセンサ部17の機能を兼ねるものとすることができ、装置の小型化と低コスト化を図ることができる。
本発明の実施形態に係るハンズフリー通話システムの概略構成を示すブロック図である。 ハンズフリー通話システムを構成するハンズフリー通話装置の概略的構成を示す機能ブロック図である。 携帯電話機の概略構成を示す機能ブロック図である。 ハンズフリー通話装置の動作を示すフローチャートである。 ハンズフリー通話装置の着信応答処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ハンズフリー通話装置
2 携帯電話機
11 システム制御部(判定手段、ハンズフリー通話実行手段、音量制御手段、運転者端末検索手段、非運転者端末検索手段)
12 無線通信部(運転者端末検索手段、非運転者端末検索手段)
13 オーディオ制御部(ハンズフリー通話実行手段、音量制御手段)
14 入力部(情報取得手段)
15 運転者判定用データベース(データベース)
16 インタフェース
17 センサ部(情報取得手段)
100 ハンズフリー通話システム
121 通信制御部
122 変調回路
123 出力回路
124 アンテナ
125 増幅回路
126 復調回路
131 マイク
132 スピーカー
133 再生装置

Claims (4)

  1. オーディオ装置が搭載された車両に搭載され、当該車両内に存在する1または複数の携帯電話機と無線通信可能に接続されたハンズフリー通話装置において、
    前記携帯電話機について、前記車両の運転者が使用する携帯電話機か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機と判定された携帯電話機が通話を行う場合に、当該携帯電話機をハンズフリー通話状態にするハンズフリー通話実行手段と、
    前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機でないと判定された携帯電話機が通話を行う場合に、前記オーディオ装置による出力音量を低下させる音量制御手段と、
    を備えることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記車両を運転する運転者を特定する運転者特定情報と、当該運転者が使用する携帯電話機を特定する端末特定情報とが対応づけて登録されたデータベースと、
    前記車両に搭乗した実際の運転者に関する運転者特定情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された運転者特定情報に基づいて前記データベースから前記端末特定情報を取得し、前記車両内において当該端末特定情報に合致する携帯電話機を検索する運転者端末検索手段と、
    前記端末特定情報に合致する携帯電話機以外の携帯電話機を前記車両内において検索する非運転者端末検索手段と、を備えて構成されること、
    を特徴とする請求項1記載のハンズフリー通話装置。
  3. 前記データベースには、前記運転者特定情報として、前記運転者の声紋、指紋、体重、および氏名のうちいずれか一つ以上を含む情報が登録され、
    前記情報取得手段は、前記運転者の声紋を取得する声紋取得装置、前記運転者の指紋を検出する指紋検出センサ、前記運転者の体重を測定する重量センサ、および、前記運転者が氏名を入力するための入力装置のうち、前記データベースに登録された情報に対応する情報を取得するものを備えることを特徴とする請求項2記載のハンズフリー通話装置。
  4. 前記音量制御手段は、前記判定手段により前記運転者が使用する携帯電話機でないと判定された携帯電話機による通話が終了した後に、前記オーディオ装置による出力音量を通話開始前の音量に復帰させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のハンズフリー通話装置。
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