JP2006120952A - Mis型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帰還容量の増大や、耐圧とオン抵抗のトレードオフの悪化を招くことなく、ゲート電極に低抵抗の配線を接続してゲート抵抗を低減すること。
【解決手段】n+ソース領域4とnドリフト領域5との間のpベース領域の表面上にゲート絶縁膜を介してゲート電極1が設けられたMIS型半導体装置において、n+ソース領域4、nドリフト領域5およびゲート電極1を上から見たときのゲート電極1の所々に、nドリフト領域5側には幅が広がらずに、n+ソース領域4側に幅が広がった複数の拡幅部2を設ける。そして、この拡幅部2において接続部3を介して、ゲート電極1を、ゲート電極1よりシート抵抗の低い材料よりなる配線に接続することによって、帰還容量として寄与するゲート−ドレイン間容量を増やしたり、耐圧とオン抵抗のトレードオフの悪化を招いたりすることなく、ゲート抵抗を低減する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、金属(M)−絶縁膜(I)−半導体(S)よりなる絶縁ゲート構造を有するMIS型半導体装置に関し、特に低オン抵抗と高速スイッチングの両特性が要求されるパワーMOSFET(金属−酸化膜−半導体よりなる絶縁ゲート構造を有する電界効果トランジスタ)に代表されるMIS型半導体装置に関する。
MIS型半導体装置において、スイッチング特性の高速化を図るためには、帰還容量を低減する必要がある。例えば横型のMOSFETを作製する際には、ゲート電極をイオン注入マスクの一部に用いてイオン注入を行い、自己整合的にドリフト領域を形成している。このようにすることによって、ゲート電極とドリフト領域とが重なる部分の面積を極力小さくし、ゲート酸化膜容量がゲート−ドレイン間容量、すなわち帰還容量として寄与するのを抑制している。
また、スイッチング特性をより高速化にするためには、ゲート抵抗を低減することも重要である。通常の半導体装置では、ゲート電極として多結晶半導体が用いられることが多い。しかし、帰還容量が十分に低いと、CR時定数におよぼすゲート抵抗の影響を無視することはできない。そこで、多結晶半導体よりなるゲート電極の上に、多結晶半導体よりも抵抗率の低い金属補助配線を縦横に張り巡らせ、この金属補助配線にゲート電極を接続することによって、実質的にゲート抵抗を低減させるようにした半導体装置が公知である。
このような構造を有する低オン抵抗の半導体装置では、チャネル抵抗を小さくするために多結晶半導体のゲート電極が微細化されている。そのため、製造工程上、ゲート電極全体に金属補助配線を接続することは困難である。従って、従来技術にあっては、図10および図11に示すように、ゲート電極1の一部に幅の広い拡幅部2を設け、その拡幅部2に接続部3(×印で示す)を設け、この接続部3を介してゲート電極1と、その上に張り巡らされた金属補助配線(図には現れていない)とを接続している(例えば、特許文献1参照。)。
また、高周波信号用デバイスに用いられるMOSFETにおいて、良好な高周波特性を得るために、ゲート抵抗やゲート−ソース間容量を低減させたものが公知である。例えば、リング状ゲートの内外にドレイン領域およびソース領域をそれぞれ設け、さらに、ゲート電極から引き出されて素子分離上まで延びるゲート引き出し配線を設け、このゲート引き出し配線の数および形状によって定まるゲート抵抗およびゲート−ソース間容量ができるだけ良好な高周波特性を与えるように構成することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第2924520号公報 特開平10−214971号公報
しかしながら、図10および図11に示すように、ゲート電極1の一部を単純に拡幅したパターンでは、ソース領域4とドリフト領域5の両方にゲート電極1が張り出すため、次の2つの問題を生じる。第1の問題は、ゲート電極1とドリフト領域5とが重なる部分が増えるため、ゲート−ドレイン間容量(帰還容量)が増大し、高速スイッチング特性が損なわれるということである。第2の問題は、拡幅部2ではドリフト領域5の長さが短くなるため、空乏層が広がる範囲が小さくなり、その分、素子耐圧が低下するということである。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、帰還容量の増大や、耐圧とオン抵抗のトレードオフの悪化を招くことなく、ゲート電極に低抵抗の配線を接続してゲート抵抗の低減を図り、それによって、低オン抵抗であり、かつ高速スイッチング特性に優れたMIS型半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるMIS型半導体装置は、第1導電型のソース領域と第1導電型ドリフト領域との間の第2導電型のベース領域の表面上に絶縁膜を介してゲート電極が設けられたMIS型半導体装置において、前記ソース領域、前記ドリフト領域および前記ゲート電極を上から見たときに、前記ゲート電極は、前記ドリフト領域側には幅が広がらずに、前記ソース領域側に幅が広がった複数の拡幅部を有し、該拡幅部において接続部を介して、前記ゲート電極よりシート抵抗の低い材料よりなる配線に接続していることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、ゲート電極に拡幅部が設けられているので、この拡幅部においてゲート電極とその上の低抵抗配線とを接続することができる。また、ゲート電極の拡幅部がドリフト領域側に広がっていないので、帰還容量として寄与するゲート−ドレイン間容量を増やさずに済む。
また、請求項2の発明にかかるMIS型半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記ゲート電極を上から見たときに、前記拡幅部は、複数箇所で折れ曲がる前記ゲート電極の角部に設けられていることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、ゲート電極の角部では、ソース領域からドリフト領域に向かってチャネル面積が先細りになるため、角部以外の部分に比べてオン電流が流れにくいので、拡幅部によってソース領域が削られても、オン抵抗への影響は小さい。
また、請求項3の発明にかかるMIS型半導体装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記拡幅部は、隣り合う複数の前記ゲート電極により共有されていることを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、拡幅部を共有しない場合と比べて、拡幅部によって削られるソース領域が少なくなるので、オン抵抗への影響が小さい。
また、請求項4の発明にかかるMIS型半導体装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記ゲート電極を上から見たときに、前記ゲート電極の、前記拡幅部に連なる部分は、前記拡幅部から離れた部分よりも狭くなっていることを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、拡幅部をゲート電極の一部として島状に設ける場合に、拡幅部に連なる部分によって削られるソース領域が少なくなるので、オン抵抗への影響が小さい。
また、請求項5の発明にかかるMIS型半導体装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記拡幅部の下に設けられた絶縁膜は、前記ゲート電極の、前記拡幅部以外の部分の下に設けられた絶縁膜よりも厚いことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、ゲート−ソース間容量が低減されるとともに、長期的な絶縁信頼性が高くなる。
本発明にかかるMIS型半導体装置によれば、帰還容量として寄与するゲート−ドレイン間容量の増大や、耐圧とオン抵抗のトレードオフの悪化を招くことなく、ゲート抵抗を低減することができるので、低オン抵抗であり、かつ高速スイッチング特性に優れたMIS型半導体装置を得ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるMIS型半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の説明および添付図面において、nまたはpを冠記した領域は、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+または-は、それぞれ比較的高不純物濃度または比較的低不純物濃度であることを表す。なお、すべての添付図面において同様の構成については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。図1において、符号1はゲート電極であり、符号2はゲート電極1の拡幅部である。符号3は、ゲート電極1と、その上の低抵抗配線との接続部である。符号4はn+ソース領域であり、符号5はnドリフト領域である。符号6はn+ドレイン領域であり、符号7はソース電極であり、符号8はドレイン電極である。
なお、図1では、ゲート電極1および拡幅部2の形状を明確に示すため、低抵抗配線と、この低抵抗配線のすぐ下の層間絶縁膜は省略されている(図3、図4、図7および図9においても同様である)。
図1に示すように、ゲート電極1、ソース電極7およびドレイン電極8は、互いに平行なストライプ状に形成されている。拡幅部2は、直線状に延びるゲート電極1の所々で、ソース領域4側に張り出して設けられており、nドリフト領域5側には張り出していない。それによって、帰還容量に寄与するゲート−ドレイン間容量が低減されている。
また、図には現れていないが、低抵抗配線は、層間絶縁膜を介してゲート電極1上に縦横に張り巡らされている。低抵抗配線は、多結晶半導体でできたゲート電極1よりもシート抵抗の低い配線材料、例えば金属でできている。この低抵抗配線とゲート電極1とが、拡幅部2において接続部3を介して接続されており、それによって、ゲート抵抗が低減されている。
また、図2は、図1においてソース電極7から拡幅部2およびゲート電極1を横切って、ドレイン電極8に至る切断線B−B’における断面構成を示す図である。図2において、符号9はpベース領域であり、符号10はp+コンタクト領域である。符号11はゲート絶縁膜であり、符号12はp-半導体基板である。なお、図2では、ゲート電極1および拡幅部2上の低抵抗配線と、この低抵抗配線のすぐ下の層間絶縁膜は省略されている(図5、図6および図8においても同様である)。
図2に示すように、pベース領域9は、p-半導体基板12上に設けられている。n+ソース領域4とnドリフト領域5は、pベース領域9の表面層に選択的に設けられており、互いに離れている。pベース領域9の、n+ソース領域4とnドリフト領域5の間の部分の表面上には、ゲート絶縁膜11を介してゲート電極1が設けられている。
+ドレイン領域6は、nドリフト領域5に接してn+ソース領域4の反対側に設けられている。p+コンタクト領域10は、n+ソース領域4に接してnドリフト領域5の反対側に設けられている。ソース電極7は、n+ソース領域4とp+コンタクト領域10に接している。ドレイン電極8は、n+ドレイン領域6に接している。
実施の形態1の構成(以下、実施例とする)と、図10および図11に示す従来の構成(以下、従来例とする)とで電気的な特性を比較すると、以下のようになる。例えば、実施例および従来例のいずれも、ソース電極7のドレイン電極8側の端部から、nドリフト領域5とn+ドレイン領域6との境界までの距離を3μmとし、拡幅部2におけるゲート電極1の幅を1.6μmとし、拡幅部2以外の部分におけるゲート電極1の幅を1μmとする。また、ゲート電極1と低抵抗配線との接続間隔を5μmとする。
実施例では、拡幅部2のn+ソース領域4側への張り出し量は0.6μmであり、nドリフト領域5側への張り出し量はゼロである。従って、拡幅部2を設けたことによるゲート−ドレイン間容量の増大はない。それに対して、従来例では、拡幅部2がn+ソース領域4側とnドリフト領域5側にそれぞれ0.3μmずつ張り出しているとする。その場合、拡幅部2のnドリフト領域5側への張り出しによって、ゲート−ドレイン間容量は、12%(=(0.3μm×2)/5μm×100)の増大となる。従って、本実施の形態によれば、従来例のゲート−ドレイン間容量、すなわち帰還容量の増大分をなくすことができる。
また、実施例では、nドリフト領域5の長さは1μmとなる。それに対して、従来例では、拡幅部2が設けられた箇所のnドリフト領域5の長さは0.7μmである。nドリフト領域5の長さが異なると、nドリフト領域5の不純物濃度が同じでも、nドリフト領域5の長さに応じて空乏層の広がる範囲が限られるので、耐圧が異なる。
例えば、nドリフト領域5の長さが1μmであれば、39Vの耐圧を確保することができるが、nドリフト領域5の長さが0.7μmになると、耐圧は34Vまで低下する。従って、従来例のように、拡幅部2が設けられた箇所では、それ以外のところと比べて耐圧が低くなり、そのようなところにはアバランシェ電流も集中するため、素子が壊れやすい。本実施の形態によれば、この問題を回避して安定的に耐圧を確保することが可能となる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。図3に示すように、実施の形態2は、ゲート電極1が折れ曲がっており、ゲート電極1が、n+ソース領域4を外側とし、nドリフト領域5を内側として折れ曲がっている角部13に、拡幅部2をn+ソース領域4側にのみ張り出すように設けたものである。
ゲート電極1がn+ソース領域4側に張り出すところでは、n+ソース領域4が削られてしまい、またチャネルも長くなるので、オン電流が流れにくい。そもそもゲート電極1の、n+ソース領域4が外側となる角部13では、n+ソース領域4からnドリフト領域5に向かってチャネル面積が先細りとなり、ゲート電極1の直線状の部分14に比べて、オン電流が流れにくいので、実施の形態2のように、ゲート電極1の角部13に拡幅部2を設けることによって、オン抵抗に与える影響を小さくすることができる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。図4に示すように、実施の形態3は、隣り合う2本のゲート電極1の間に拡幅部2を島状に設け、2本のゲート電極1と拡幅部2とをそれぞれゲート電極1の、拡幅部2に連なる部分(以下、橋渡し部とする)15により接続することによって、一つの拡幅部2を2本のゲート電極1で共有するようにしたものである。
ゲート抵抗を低減するためには、ゲート電極1と低抵抗配線とをできるだけ多くの箇所で接続するのが望ましい。しかし、接続箇所を増やすと拡幅部2が増えることになり、その分、n+ソース領域4が狭められてしまうため、ソース電極7を設けることが困難になる。そこで、実施の形態3のように、複数のゲート電極1が同じ拡幅部2を共有することによって、n+ソース領域4側に十分なスペースを確保することができる。
また、橋渡し部15は、オン電流があまり流れない無効領域となる。従って、実施の形態3では、橋渡し部15を、低抵抗配線との接続に必要なだけの面積を確保して、本来のゲート電極1の幅よりも狭くしている。このようにすると、チャネルが形成されるところの近くで、n+ソース領域4が大幅に削られるのを避けることができる。
また、橋渡し部15が十分に細いので、ゲート電極1(拡幅部2および橋渡し部15を含む)をイオン注入マスクの一部に用いてイオン注入を行い、注入不純物の熱拡散を行なうことによって、図5に示すように、橋渡し部15の下にもn+ソース領域4を形成することができる。図5は、図4において橋渡し部15を横切る切断線C−C’における断面構成を示す図である。
さらに、実施の形態3では、拡幅部2の直下にチャネルが形成される必要がないので、図6に示すように、拡幅部2のすぐ下の絶縁膜16を厚くすることができる。それによって、ゲート−ソース間容量を低減することができ、更に、長期的な絶縁信頼性が向上する。図6は、図4において拡幅部2およびゲート電極1(橋渡し部15以外の部分)を横切って、ドレイン電極8に至る切断線D−D’における断面構成を示す図である。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。図7に示すように、実施の形態4は、平面形状が例えば六角形状のセルを規則的に配置し、各セルでは、ゲート電極1の、例えば六角形のリング状をした部分の内側にnドリフト領域5を設け、外側にn+ソース領域4を設けたものである。そして、各セルのゲート電極1のリング状部分は、隣り合うセルのゲート電極1のリング状部分と、ゲート電極1の、例えば略三角形状をした島状の拡幅部2により接続されている。
上記実施の形態1〜3と同様に、ゲート電極1とその上の低抵抗配線とは、拡幅部2において接続部3を介して接続されている。また、各セルにおいて、nドリフト領域5の内側には、多結晶半導体領域17が設けられている。
図8は、図7においてソース電極7およびゲート電極1(拡幅部2以外の部分)を横切って、セル内の多結晶半導体領域17に至る切断線E−E’における断面構成を示す図である。図8に示すように、実施の形態4は縦型のMIS型半導体装置であり、ドレイン電極8が基板裏面に設けられている。そして、pベース領域9の下は、p-半導体基板12ではなく、n+ドレイン領域18となっている。
前記多結晶半導体領域17は、基板表面から基板裏面側のn+ドレイン領域18に至るトレンチ内に埋め込まれており、この多結晶半導体領域17の側面に沿って設けられたn+ドレイン領域6を介して、nドリフト領域5と基板裏面側のn+ドレイン領域18とが接続されている。実施の形態4は、縦型のMIS型半導体装置であっても、nドリフト領域5の少なくとも一部が半導体表面に露出する構成のものであれは、有効である。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。図9に示すように、実施の形態5は、実施の形態4において、各セルの平面形状を四角形状にしたものである。そして、各セルのゲート電極1のリング状部分は、隣り合うセルのゲート電極1のリング状部分に、ゲート電極1の橋渡し部15と拡幅部2を介して接続されている。橋渡し部15は、実施の形態3と同様に、本来のゲート電極1の幅よりも狭くなっており、それによってn+ソース領域4のスペースが確保されている。
以上において、本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、上述した寸法や添付図面に記載した寸法は一例であり、これに限定されるものではない。また、セルの形状も種々変更可能である。さらに、上述した各実施の形態では、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は、第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかるMIS型半導体装置は、低オン抵抗と高速スイッチングの両特性が要求されるパワーMOSFET等のMIS型半導体装置に有用である。
本発明の実施の形態1にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 図1の切断線B−B’における断面図である。 本発明の実施の形態2にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 本発明の実施の形態3にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 図4の切断線C−C’における断面図である。 図4の切断線D−D’における断面図である。 本発明の実施の形態4にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 図7の切断線E−E’における断面図である。 本発明の実施の形態5にかかるMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 従来のMIS型半導体装置を上から見たときのパターンを示す平面図である。 図10の切断線A−A’における断面図である。
符号の説明
1 ゲート電極
2 拡幅部
3 接続部
4 n+ソース領域
5 nドリフト領域
9 pベース領域
11 ゲート絶縁膜
13 ゲート電極の角部
15 ゲート電極の、拡幅部に連なる部分
16 拡幅部の下の絶縁膜


Claims (5)

  1. 第1導電型のソース領域と第1導電型ドリフト領域との間の第2導電型のベース領域の表面上に絶縁膜を介してゲート電極が設けられたMIS型半導体装置において、
    前記ソース領域、前記ドリフト領域および前記ゲート電極を上から見たときに、前記ゲート電極は、前記ドリフト領域側には幅が広がらずに、前記ソース領域側に幅が広がった複数の拡幅部を有し、該拡幅部において接続部を介して、前記ゲート電極よりシート抵抗の低い材料よりなる配線に接続していることを特徴とするMIS型半導体装置。
  2. 前記ゲート電極を上から見たときに、前記拡幅部は、複数箇所で折れ曲がる前記ゲート電極の角部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のMIS型半導体装置。
  3. 前記拡幅部は、隣り合う複数の前記ゲート電極により共有されていることを特徴とする請求項1または2に記載のMIS型半導体装置。
  4. 前記ゲート電極を上から見たときに、前記ゲート電極の、前記拡幅部に連なる部分は、前記拡幅部から離れた部分よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のMIS型半導体装置。
  5. 前記拡幅部の下に設けられた絶縁膜は、前記ゲート電極の、前記拡幅部以外の部分の下に設けられた絶縁膜よりも厚いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のMIS型半導体装置。

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