JP2006119815A - 容器回収システムおよび商品販売データ処理装置ならびに容器回収装置 - Google Patents

容器回収システムおよび商品販売データ処理装置ならびに容器回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 設置される店舗の負担が過度にならないようにすることができる容器回収システムおよび商品販売データ処理装置ならびに容器回収装置を提供する。
【解決手段】 開始ボタンが押され(ステップS1)、会員カ一ドが挿入され(ステップS2)、購入データを受信し(ステップS3)投入ランプが点灯し(ステップS4)、容器の投入が検知され(ステップS5)、容器の回収可能数がゼロでない場合(ステップS6)、それから容器の数が減算され(ステップS7)、1ポイント加算される(ステップS8)。容器がコンパクタにより減容され(ステップS9)、処理の終了が確認される(ステップS10)。終了ボタンが押された(ステップS11)場合、動作が終了する。一方、ステップS6において回収可能数がゼロである場合、容器の回収はするがポイントを付与しない旨の報知を表示部によって行い(ステップS12)、容器の回収動作が行われる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、容器回収システムに係り、特に飲料水等の容器を効果的に回収する容器回収システムおよび、容器回収システムを構成する商品販売データ処理装置ならびに容器回収装置に関する。
近年、清涼飲料水等は、缶やペットボトル等の容器に充填されて販売されることが多く、それらの空き缶や空きペットボトル等の容器は回収され、資源のリサイクル化が図られている。そして、空き缶や空きペットボトル等を減容し、回収する容器回収装置が既に知られており、スーパーマーケット等小売店の店頭に容器回収装置が配置されている。そして、そのスーパーマーケットに買い物に来店した顧客等が空き缶等を持参して容器回収装置を利用している。
そして、容器回収装置の利用促進を図るために、そのスーパーマーケットが発行している会員カード(顧客識別媒体)の読み取りあるいは書き込みが可能なカードリーダライタ等を備え、空き缶等を容器回収装置へ投入することにより、空き缶等の投入数に相当するポイントが会員カードに記憶され、記憶されたポイントを、そのスーパーマーケットにおいて、次回以降の買い物時に利用することができるサービスが既に行われている。また、上記のように、容器回収装置にカードリーダライタを備えて、空き缶の投入数に対応して会員カードにポイントを付与する代わりに、容器回収装置に景品が当たるゲーム機能を備え、利用者の利用を促す工夫もなされている。
また、特許文献1には、空き缶等の回収機で投入した空き缶の数によりポイントを付与し、そのポイント数に応じてゲームを行うことができる空き缶等の物品回収装置が記載されている。
特許第3126777号公報
しかしながら、上記のように、単に、空き缶の投入数に対応して会員カードにポイントを付与する方法においては、容器回収装置に投入される空き缶等が、必ずしも、自店舗において購入されたものとは限らず、容器回収装置を配置し、ポイントに基づくサービスを提供する店舗にて販売されていない空き缶等に対してもポイントを付与しなければならず、回収された空き缶等の内、自店舗にて購入されていない空き缶等の処理に掛かる費用が店舗に負担になるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、設置される店舗の負担が過度にならないようにすることができる容器回収システムおよび商品販売データ処理装置ならびに容器回収装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明では、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、顧客を特定する第1の顧客特定手段と、買上げ商品の登録を行う商品登録手段と、回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグが設定できる商品ファイルと、前記商品ファイルに前記回収フラグが設定された商品の登録数を回収可能情報として、前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段とを備える商品販売データ処理装置と、容器の回収を行う容器回収装置とから構成され、前記容器回収装置が、顧客を特定する第2の顧客特定手段と、前記第2の顧客特定手段に基づいて、前記購入記憶手段に記憶されている回収可能情報を読み出す読み出し手段とを有し、前記容器回収装置に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいてサービスを付与するかを判断する判断手段と、前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記サービスを付与するサービス付与手段と、前記サービス付与手段によって前記サービスが付与された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、回収の対象となる容器を使用した商品が買上げられた場合、書き込み手段が、その商品が買い上げられた数に対応して回収可能情報を購入記憶手段に記憶させ、サービス付与手段は、投入された容器の数と回収可能情報とに基づいて、投入された容器の数に応じてサービスを付与する。その場合、更新手段が、常に正しい回収可能情報に更新する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の容器回収システムであって、前記サービスが、所定のポイントであることを特徴とする。
この発明によれば、サービス付与手段が、容器の回収に伴って、次回来店時に優遇を受けることができるポイントを付与する。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の容器回収システムであって、前記ポイントが前記購入記憶手段に記憶されることを特徴とする。
この発明によれば、顧客毎に、購入記憶手段に記憶される。
請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3のいずれかの項に記載の容器回収システムであって、前記容器回収装置がレシート印字発行手段を備え、前記ポイントあるいは累積されたポイント情報を印字発行することを特徴とする。
この発明によれば、レシート印字発行手段により、容器が回収されると、その場において加算されたポイント数や累積ポイント数が印字されたレシートが発行される。
請求項5に係る発明は、請求項2から請求項4のいずれかの項に記載の容器回収システムであって、前記回収可能情報が零の場合、回収は行うがサービスは付与しない旨を報知する報知手段を有することを特徴とする。
この発明によれば、回収可能情報が零である場合に容器が投入されると、サービスは付与されずに、回収のみが行われる。
請求項6に係る発明は、顧客を特定する第1の顧客特定手段と、回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグおよび使用している容器の代金であるデポジット額が設定できる商品ファイルと、前記商品ファイルに前記回収フラグおよび前記デポジット額が設定されたデポジット商品を、前記デポジット額を含めて登録する商品登録手段と、前記デポジット商品の登録数を回収可能情報として前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段とを備える商品販売データ処理装置と、容器の回収を行う容器回収装置とから構成され、前記容器回収装置が、顧客を特定する第2の顧客特定手段と、前記第2の顧客特定手段に基づいて、前記購入記憶手段に記憶されている回収可能情報を読み出す読み出し手段とを有し、前記容器回収装置に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいて容器を回収するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記デポジット額を還元する還元手段と、前記還元手段によって前記デポジット額が還元された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、商品登録時に、容器の代金を商品の代金とを合わせて登録して、読み出された回収可能情報に基づいて、デポジット額を還元する。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかの項に記載の容器回収システムであって、前記購入記憶手段が会員カードに設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、購入記憶手段が会員カードに設けられて、購入記憶手段が店舗から移動可能になる。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれかの項に記載の容器回収システムであって、前記回収フラグが容器の種別を示す容器種別情報を含み、前記購入記憶手段が回収可能情報を前記容器種別情報毎に記憶し、前記容器回収装置が容器投入口から投入された容器を検知する検知手段を設け、前記検知手段が前記投入された容器の数および種別を検知し、前記読み出し手段が前記検知手段によって検知された容器の種別を示す容器種別情報についての回収可能情報を読み出すことを特徴とする。
この発明によれば、商品販売データ処理装置は、回収の対象となる容器が使用された商品について設定されている回収フラグに、容器の種別を識別する容器種別情報が付加され、容器回収装置が容器種別情報によって容器の種別毎に分別回収を行い、サービス付与手段が容器種別情報によって容器の種別毎にサービスを付与する。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8のいずれかの項に記載の容器回収システムであって、前記容器回収装置が回収された容器を減容する減容手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、減容装置によって、容器の体積を小さくしつつ、容器回収装置の回収済み容器の収納箱に容器を収納する。
請求項10に係る発明は、顧客を特定して買上げ商品の登録を行う商品登録手段と、回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグが設定できる商品ファイルと、前記商品ファイルに前記回収フラグが設定された商品の登録数を回収可能情報として、前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、商品データ登録装置において、回収の対象となる容器を使用している商品に対してのみ設定される回収フラグが商品ファイルに設けられ、商品ファイルから読み出された回収フラグによってその商品の容器が回収の対象となることが認識され、書き込み手段がその容器の回収可能情報を購入記憶手段が回収可能情報を顧客特定情報と関連付けて記憶する。
請求項11に係る発明は、顧客を特定する顧客特定手段と、容器が回収の対象となる商品の登録数である回収可能情報を前記顧客に関連付けて購入記憶手段に記憶している購入記憶手段から、前記顧客特定手段に基づいて、前記回収可能情報を読み出す読み出し手段と、容器投入口に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいてサービスを付与するかを判断する判断手段と、前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記サービスを付与するサービス付与手段と、前記サービス付与手段によって前記サービスが付与された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、購入記憶手段に記憶されている回収可能情報に基づいて、容器投入口に投入された容器の回収に伴いサービスの付与が行われる。
請求項1の発明によれば、容器回収システムを設置している店舗は、自店にて販売していない商品の空き容器の回収の機会を極力抑えることができる。したがって、店舗の負担が過度にならないようにすることができる効果がある。
請求項2の発明によれば、サービス付与手段が、ポイントを付与するサービスを付与し、販売した商品の容器のみに対して、顧客の再来店を促すようにすることができる効果がある。
請求項3によれば、ポイントが顧客毎に購入記憶手段に記憶されるので、次回の買い物時等に該ポイントを利用することができる効果がある。
請求項4の発明によれば、容器が回収されると、その場において加算されたポイント数や累積ポイント数を把握することができる効果がある。
請求項5の発明によれば、店舗側の負担を最小限にしつつ、利用者に容器回収システムの概念を伝達することができる効果がある。
請求項6の発明によれば、商品の登録時に顧客から預かったデポジット額をその容器の回収時に還元するデポジット制においても、店舗から利用者への還元が必要以上行われることをなくすことができる効果がある。
請求項7の発明によれば、会員カードに回収可能情報を記憶させることにより、チェーン店等の複数店舗において、他の装置との通信を行うことなく、容器回収に伴うサービスを付与することができる効果がある。
請求項8の発明によれば、容器分別回収が可能になり、回収後に、容器を分別する手間が軽減され、買い上実績と容器の回収との整合性が増し、店舗の負担が軽減される効果がある。
請求項9の発明によれば、回収できる容器の数が増し、容器回収システムの効率を向上させることができる効果がある。
請求項10の発明によれば、商品データ登録装置において、回収の対象となる容器を使用している商品に対してのみ設定される回収フラグによって、その商品の登録時に、その容器が回収されうる数である回収可能情報を認識することができる効果がある。
請求項11の発明によれば、容器回収装置を設置している店舗にて販売されていない商品の容器の回収において、サービスの付与を停止し、店舗の損失を抑えることができる効果がある。
以下、図面を参照し、この発明の第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、容器回収システムは、容器回収装置(以下、RVM(Reverse Vending Machine)という)1と、POS(Point Of Sales)システム11とから構成され、有線または無線LAN(Local Area Network)より構築されるLAN71によって通信可能に接続される。本実施形態における容器回収システムにおいては、後述するように、回収の対象となる商品の容器が回収されたときにポイントが付与される、ポイント制によるサービスが行われる。
RVM1は、空き缶やペットボトル等が投入される容器投入口151と、表示部152(報知手段)と、レシート発行部153(サービス付与手段)(レシート印字発行手段)と、会員カードの読み取りを行うカードリーダ部154(第2の顧客特定手段)と、容器の投入が許可されている状態を表示する投入ランプ155と、容器回収動作の開始を指示する開始ボタン156と、容器回収動作の終了を指示する終了ボタン157とを備える。
RVM1は、開始ボタン156を押されると、会員カードを受け付ける状態になる。カードリーダ部154に顧客の会員カードが挿入されると、例えば磁気カードである会員カードに記憶されている会員番号が読み出される。そして、通信可能に接続されているPOSシステム11内の、後述するPOSレジスタ20(商品登録手段)内に記憶されている購入ファイル51a(購入記憶手段)から、その会員番号についての購入データが読み出されて、後述するRAM(Random Access Memory)101の予め定められたエリアに記憶されると、投入ランプ155が点灯し、容器の投入が許可される。そして、表示部152に、後述するポイントや累積ポイント等が表示される。そして、容器投入口151に空き缶、ペットボトル等が投入されると、投入された容器の種別と数と、過去の購入データに基づいてポイントが付与される。そして、終了ボタン157が押されると、会員カードが排出され、容器回収動作を終了する。そして、レシート発行部153から、ポイントが印字されたレシートが発行される。
また、RVM1は、図2に示すように、容器を内部に搬入する容器搬入装置161と、容器を種別毎に仕分ける仕分け装置163と、仕分けられた容器を減容するコンパクタ(減容器)164(減容手段)と、減容された容器を収納する収納箱165と、電気部品を格納する電気部品収納部170とが、内部に設けられている。
図3は、本実施形態におけるRVM1の内部における空き容器の回収処理部の詳細を示す図である。空き容器の回収処理部は、仕分け装置163と、コンパクタ164とから構成される。尚、仕分け装置163は、図3(a)、(b)に示すように、容器を判別するための容器判別エリア162aおよび162bを有し、後述するように、二段階の処理によって、容器を三種別(ペットボトル、アルミ缶、スチール(鉄)缶)に仕分けを行う。
次に、仕分け装置163において、容器を三種別(ペットボトル、アルミ缶、スチール缶)に仕分けを行う、容器判別エリア162aの構成を、図3(a)を参照して説明する。容器判別エリア162aは、金属検知部171と、第1の保持部172とから構成される。金属検知部171は第1の保持部172の上部に設けられる。第1の保持部172は、保持板172a、172bと、回収品通路172c、172dとから構成される。
次に、容器判別エリア162aにおける容器判別の動作を説明する。
容器搬入装置161から、容器として、ペットボトルPB、スチール缶SC、またはアルミ缶ACが投入されると、V字状に対向している保持板172a、172bによって保持される。金属検知部171によって、投入された容器が、ペットボトルPBであるか、スチール缶SCまたはアルミ缶ACであるかが判別される。ここで、投入された容器が非金属であると判別された場合、つまり、ペットボトルPBであると判断された場合、保持板172a、172bが支点SPを中心に左方向に回転し、ペットボトルPBが回収品通路172c内に落下する。また、投入された容器が金属であると判別された場合、つまり、スチール缶SCまたはアルミ缶ACであると判断された場合、保持板172a、172bが支点SPを中心に右方向に回転し、ペットボトルPBが回収品通路172d内に落下する。
次に、容器判別エリア162bの構成を、図3(b)を参照して説明する。容器判別エリア162bは、前述した回収品通路172cを通過したペットボトルPBが落下する回収品通路173と、第2の保持部176とから構成される。第2の保持部176は、保持板176a、176bと、回収品通路176c、176dとから構成される。尚、第2の保持部176は第1の保持部172と略同じ構造であるが、保持板176aおよび176bに電流を供給することにより外部に磁場を付与する電磁石(図示しない)が設けられるところが異なる。
回収品通路173の両方の隔壁に、検知センサ173eおよび173f(検知手段)が対向して配置され、回収品通路173内を容器が通過した場合、一方の検知センサが発光した光BMが他方の検知センサに受光されなくなる(遮られる)ことにより、容器が回収品通路173内を通過したことを検出することができる。
また、回収品通路176cの両方の隔壁および回収品通路176dの両方の隔壁に、検知センサ176eおよび176f、検知センサ176gおよび176h(検知手段)がそれぞれ対向して配置され、回収品通路173と同様に、容器が回収品通路176cまたは176dの内部を通過したことを検出することができる。
次に、容器判別エリア162bにおける容器判別の動作を説明する。
先ず、回収品通路172dから、スチール缶SCまたはアルミ缶ACが落下し、V字状に対向している保持板176a、176bによって保持される。
次に、保持板176bに設けられた電磁石に電流が供給され、保持板176bが支点SPを中心に右方向に回転し、容器を、自重により落下する状態にする。ここで、回収品通路172dから落下した容器がスチール缶SCである場合、保持板176bに設けられた電磁石により外部に付与される磁場により、そのスチール缶SCが保持板176bに吸着され、回収品通路176d内に落下しない。一方、回収品通路172dから落下した容器がアルミ缶ACである場合、保持板176bに設けられた電磁石により外部に付与される磁場により、そのアルミ缶ACが保持板176bに吸着せず、回収品通路176d内に落下する。以上の動作により、スチール缶SCは保持板176bに吸着され、アルミ缶ACは回収品通路176d内に落下することになる。
次に、保持板176bにスチール缶SCが吸着された場合、保持板176bが支点SPを中心に左方向に回転し、保持板176aおよび176bによってスチール缶SCを保持することができる位置まで、保持板176bが回転する。そして、電磁石への電流の供給が断たれ、保持板176a、176bが支点SPを中心に左方向に回転し、スチール缶SCが回収品通路176c内に落下する。以上の動作により、スチール缶SCは回収品通路176c内に落下することになる。
尚、回収品通路173、176c、176dに設けられた各検知センサにより、以下のように、容器搬入装置161から投入された容器の種別が判別され、それにより、種別の信号が生成され、RVM1内のRAM101の予め定められたエリアに記憶される。すなわち、検知センサ173eおよび173fによって、回収品通路173内にペットボトルPBが落下したことが検知され、検知センサ176eおよび176fによって、回収品通路176c内にスチール缶SCが落下したことが検知され、検知センサ176gおよび176hによって、回収品通路176d内にアルミ缶ACが落下したことが検知される。これによって、容器搬入装置161から投入された容器の種別が判別される。
次に、仕分け装置163によって仕分けられた各容器は、仕分け装置163の横に設けられたコンパクタ164に移送され、減容され、収納箱165に収納される。図3(c)に示すように、コンパクタ164は、ペットボトルPBを減容するローラ列174a、174bと、スチール缶SCを減容する第3の保持部177と、アルミ缶ACを減容する第3の保持部179とから構成される。収納箱165は、減容されたペットボトルPBを収納する受箱175と、減容されたスチール缶SCを収納する受箱178と、減容されたアルミ缶ACを収納する受箱180とから構成される。
ローラ列174a、174bは略V字状に複数のローラが縦列しており、それらのローラにより、ペットボトルPBを圧縮して減容する。第3の保持部177、179は、仕分け装置163における第1の保持部172と同様の構造であり、第3の保持部177は保持板177aおよび177bによって構成され、第3の保持部179は保持板179aおよび179bによって構成される。
受箱175の両方の隔壁および受箱177の両方の隔壁ならびに受箱180の両方の隔壁に、検知センサ175eおよび175f、検知センサ177eおよび177f、検知センサ180eおよび180fがそれぞれ対向して配置され、回収品通路173等と同様に、容器が受箱175、受箱177または受箱180に減要された容器が収納されたことを検出することができる。尚、受箱175、177、180は必要に応じてビニール製の回収袋が装着される。
次に、コンパクタ164における容器の減容の動作を説明する。
仕分け装置163からペットボトルPBが移送された場合、ローラ列164a、164bにペットボトルPBが嵌入され、減容され、収納箱165へ移送される。また、仕分け装置163からスチール缶SCが移送された場合、そのスチール缶SCがV字状に対向している第3の保持手段177の保持板177aおよび177bによって保持され、保持板177aおよび177bがスチール缶SCを挟みつけるように互いに内側へ移動することにより、スチール缶SCに圧力を加えて圧縮し減容し、圧縮後、保持板177aおよび177bを、減容されたスチール缶SCが滑り落ちるようになるまで、互いに外側へ開いて、そのスチール缶SCを収納箱165へ落下させる。
また、仕分け装置163からアルミ缶ACが移送された場合、スチール缶SCと同様に、V字状に対向している第3の保持手段179の保持板179aおよび179bによって保持され、保持板179aおよび179bがアルミ缶ACを挟みつけるように互いに内側へ移動することにより、アルミ缶ACに圧力を加えて圧縮し減容し、圧縮後、保持板179aおよび179bを、減容されたアルミ缶ACが滑り落ちるようになるまで、互いに外側へ開いて、そのアルミ缶ACを収納箱165へ落下させる。
次に、収納箱165において、受箱175、178、180に設けられた各受箱センサにより、以下のように、容器搬入装置161から投入された容器の種別が判別され、それにより、種別の信号が生成され、RVM1内の後述するCPU(Central Processing Unit)100(読み出し手段)(判断手段)(サービス付与手段)(更新手段)(還元手段)に送信される。すなわち、受箱センサ175eおよび175fによって、受箱センサ175にペットボトルPBが収納されたことが検知され、受箱センサ178eおよび178fによって、受箱センサ178にスチール缶SCが収納されたことが検知され、受箱センサ180eおよび180fによって、受箱センサ180にアルミ缶ACが収納されたことが検知される。これによって、容器搬入装置161から投入された容器の種別が判別される。
尚、第2の保持部176において、保持版176bに取り付けられた電磁石に通電せず、保持板176aに取り付けられた電磁石に通電してもよい。ただし、この場合、スチール缶SCとアルミ缶ACとを選別する動作において、保持板176aのみを電磁石に電流を供給しつつ、支点SPを中心として左方向に回転させる必要がある。この場合、アルミ缶ACが受箱178に収納され、スチール缶SCが受箱180に収納されることになる。
図4は、上述したRVM1の電気的構成を示すブロック図である。この図において、RVM1は、CPU100と、RAM101と、ROM(Read Only Memory)102と、通信部103と、各駆動制御部104と、表示部152と、レシート発行部153と、カードリーダ部154と、金属検知部171と、検知センサ173e、173f、176e〜hと、受箱センサ175e、175f、178e、178f、180e、180fとから構成される。これらは、バスラインを介して相互に接続される。
CPU100は、RVM1の各部の制御を行う。ROM102はCPU100が実行する各種制御プログラムを記憶している。RAM101は会員カードから読み出された会員番号や投入された容器の種別や数、あるいはPOSレジスタ20から送信される会員毎の購入データ等を一時記憶する。また、CPU100がROM102に記憶された制御プログラムを実行する場合に用いるレジスタ、フラグ等のエリアを備える。通信部103は例えばLAN71により、POSレジスタ20と通信を行う。各駆動制御部104はRVM1内の各保持部の保持板を駆動するモータ等を制御する。
金属検知部171は例えば、磁場の変化を検出することによって、金属を検出する。ただし、検出の方法はこれに限定されない。表示部152は付加されたポイントや累積ポイント等を表示する。レシート発行部153は、付加されたポイントが印字されたレシートを発行し、また、そのポイントに基づいてクーポン券等を発行する。カードリーダ部154は例えば、磁気式の会員カードの磁気ストライプ部分に記憶された会員番号の読み取りを行う。検知センサ173e、173f、176e〜hはRVM1に投入された容器を検出する。受箱センサ175e、175f、178e、178f、180e、180fは減容された容器が収納箱165に収納されたことを検知する。
図5は、本実施形態におけるPOSシステム11の構成を示すブロック図である。この図5において、POSシステム11は、ストアコントローラ31(書き込み手段)と複数台のPOSレジスタ20、20、・・・、20とから構成される。ストアコントローラ31はCPUおよびRAM等からなる処理部と、ハードディスク装置等の記憶装置とから構成されている。その記憶装置には、商品ファイル41aと、購入ファイル51aとが記憶される。ストアコントローラ31はLAN61に接続される。また、このLAN61はPOSレジスタ20、20、・・・、20がそれぞれ接続される。POSレジスタ20、20、・・・、20にはRVM1がLAN71を介して接続される。POSレジスタ20、20、・・・、20は、LAN61を介してデータを送受する。
図6はPOSレジスタ20の電気的構成を示す図である。この図において、POSレジスタ20は、POSレジスタ20の各種機能を実現するためのプログラム、固定データが格納されるROM200と、RAM202と、ROM200に格納されたプログラムを実行することにより各部を制御するCPU204(書き込み手段)と、RVM1またはストアコントローラ31と通信を行う送受信部206と、レシートを発行するレシート印字部208と、商品に付された商品コードを示すバーコードを読み込むスキャナ部210と、店員用表示部212と、操作部214と、客用表示部216と、磁気カードである会員カードから会員番号等を読み出すカードリーダ部218(第1の顧客特定手段)とを有している。これらは、バスライン220を介して相互に接続されている。
レシート印字部208は、取引情報を示すレシートを特定するレシート番号をバーコードによって印字する。また、CPU204は、ROM200に格納されたプログラムを実行することにより、スキャナ部210によってレシートに印字されたレシート番号に対応する購入データをRAM202またはストアコントローラ31の記憶装置内に格納された購入ファイル51aから読み出して店員用表示部212及び客用表示部216に表示する。店員用表示部212は、例えば、タッチパネルによって構成される。RAM202は商品ファイル41aと購入ファイル51aとを記憶する。
図7(a)は、商品ファイル41aの内容を示す表である。商品ファイル41aは、PLU(Price Look Up) No.(商品番号)毎に、品名、値段に後述する回収フラグ(容器識別情報)等を加えて、PLUデータ(商品データ)として予め記憶する。回収フラグは、その商品が回収の対象となる商品であるか否かを設定され、また、回収の対象となる商品について、その商品の種別に応じて設定される。例えば、回収の対象でない商品に対しては、「0」が設定される。また、回収の対象の商品の例として、ペットボトルPB、スチール缶SC、アルミ缶ACがあり、以下のように回収フラグが設定される。すなわち、ペットボトルPBに充填されて販売される商品(例えば、清涼飲料水)に対しては、「1」が設定される。また、アルミ缶ACに充填されて販売される商品に対しては、「2」が設定される。また、スチール缶SCに充填されて販売される商品に対しては、「3」が設定される。
図7(b)は、購入ファイル51aの内容を示す表である。購入ファイル51aは、会員番号毎に、回収可能数(回収可能情報)および累積ポイントを記憶する。また、回収可能数および累積ポイントは、回収の対象となる商品に設定される回収フラグ毎に、つまり、容器の種別(ペットボトルPB、アルミ缶AC、スチール缶SC)毎に記憶される。
POSレジスタ20において商品登録が一つ行われる。このとき、カードリーダ部218によって会員カードから会員番号が読み出されて、顧客が特定される。呼び出された会員番号に対して、購入された商品の中に、回収の対象となる商品、つまり、回収フラグに「1」〜「3」の内のいずれかが設定されている(有効な回収フラグが設定されているともいう)商品がある場合、購入ファイル51aの、該当する回収フラグが設定されている商品の回収可能数に1を加算して記憶する。
また、受箱センサ175eおよび175f、178eおよび178f、180eおよび180fのいずれかの組によって、RVM1において容器回収が一つ行われたことが認識されると、カードリーダ部154によって会員カードから会員番号が読み出されて、顧客が特定される。そして、購入ファイル51aにおいて読み出された会員番号に対して、回収された容器の種別について設定されている回収可能数が読み出され、その回収可能数がゼロでない場合、その回収可能数から1を減算して記憶する。また、回収された容器の種別に対して設定されている累積ポイントに1を加算して記憶する。尚、商品ファイル41aと購入ファイル51aは、POSシステム11において記憶されている同ファイルとデータの整合が取られる。
上記の動作より、図7(b)は、会員番号「0001」の顧客が、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶に充填された商品をそれぞれ、10個づつ購入していることを示し、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶について、それぞれ、5ポイントが累積していることを示す。
以上のことより、POSレジスタ20において、ペットボトルPB(回収フラグ「1」)が一つ商品登録されると、CPU204は、購入ファイル51aの、回収フラグ「1」が設定されている商品の回収可能数を1だけ加算し、書き込む。また、RVM1において、ペットボトルPBが一つ回収されると、CPU204は、購入ファイル51aの、回収フラグ「1」が設定されている商品の累積ポイントを1だけ加算し、購入ファイル51aの、回収フラグ「1」が設定されている商品の回収可能数を1だけ減算する。
尚、アルミ缶ACまたはスチール缶SCが一つ商品登録されると、ペットボトルPBと同様に、CPU204は、購入ファイル51aの、回収フラグ「2」または「3」が設定されている商品の回収可能数を1だけ加算する。また、RVM1において、アルミ缶ACまたはスチール缶SCが一つ回収されると、CPU204は、購入ファイル51aの、回収フラグ「2」または「3」が設定されている商品の累積ポイントを1だけ加算し、購入ファイル51aの、回収フラグ「2」または「3」が設定されている商品の回収可能数を1だけ減算する。これにより、回収可能数、累積ポイントが常に現状を反映するように更新されることになり、それらのデータに基づいて、後述するようなポイント付与等のサービスを正確に行うことができる。
また、購入ファイル51aにおける累積ポイントは、RVM1を設置しているスーパーマーケットにおける次回以降の買い物時にて、例えば、10ポイント毎に100円を割引するというサービスによって利用することができる。また、累積ポイントが10ポイントになったら、その累積ポイントを利用し、レシート発行部153から、次回以降の買い物時にて使用できる100円割引のクーポンを発行するようにしてもよい。このように、累積ポイントが利用された場合、そのポイントが購入ファイル51aから減算される。尚、累積ポイントは、どの容器の種別に対して設定されているものを利用してもよい。
次に、本実施形態による容器回収システムにおけるRVM1の動作を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、容器回収システムの各部の電源が投入され、RVM1とPOSシステム11との通信が可能になる。そして、容器回収システムの動作が開始する。次に、回収する容器を持参した顧客によって、RVM1の開始ボタン156が押される(ステップS1)。すなわち、顧客によって、RVM1の開始ボタン156が押されることにより、容器を回収する動作が開始し、図9に示すRVM1内のRAM101のメモリマップ101aの全てのエリアA〜E、・・・のデータがクリアされる。次に、カードリーダ部154に顧客が持参した会員カ一ドが挿入され(ステップS2)、CPU100によって会員番号が読み出され、メモリマップ101aのエリアAに記憶される。
次に、ステップS2において、CPU100によって読み出された会員番号に対する購入データ、つまり、各容器の種別についての回収可能数および累積ポイントをRVM1に送信することを要求する指示として、POSレジスタ20へコマンドが送信され、そのコマンドに基づいて、POSレジスタ20からその回収可能数および累積ポイントが受信され、メモリマップ101aのエリアBに記憶される(ステップS3)。次に、RVM1の前面にある投入ランプ155が点灯する(ステップS4)。
次に、容器投入口151に空き容器が一つ投入され、各容器の通路である回収品通路173、176c、176dに設けられた検知センサ173e、173f、176e、176f、176g、176hによって、空き容器がRVM1に投入されたことが検知され(ステップS5)、投入ランプ155が消灯する。そして、検知された容器の種別と数が、メモリマップ101aのエリアCに記憶される。尚、RVM1において、一つの容器が減容処理されている間、つまり、投入ランプ155が消灯している間は、他の容器の投入を受け付けないようにして、複数の容器が同時に投入されるときに起こりがちなコンパクタ164における詰り等を防いでいる。
次に、ステップS3において、POSレジスタ20から受信した購入データ中の回収可能数のうち、ステップS5において検知された容器の種別についての回収可能数がゼロか否かが判断される(ステップS6)。判断が「NO」であった場合、すなわち、回収可能数がゼロでない場合、ステップS7へ移行する。
次に、回収可能数から、ステップS5において検知センサ173e、173f、176e、176f、176g、176hによって検知された容器の数が減算され、メモリマップ101aのエリアDに記憶される(ステップS7)。本実施形態においては、一回の処理において一つの容器のみを投入するので、検知センサ173e、173f、176e、176f、176g、176hによって検知される数は1となる。次に、上述したように検知された容器の数1つに対応して、ステップS5において検知された容器の種別に応じて、ステップS3においてRVM1に受信された累積ポイントに1ポイントが加算される(ステップS8)。そして、加算されたポイントが、ステップS7においてメモリマップ101aのエリアDに記憶された回収可能数と共にメモリマップ101aのエリアEに記憶される。
次に、ステップS5において検知された容器がコンパクタ164によって減容される(ステップS9)。次に、ステップS9において、図3(c)に示すように、減容された容器を収納する受箱175、178、180の上部に対向して設けられた各受箱センサの送受光BMが容器の通過によって遮られることによって、一つの容器の減容処理が終わったことが確認され、投入ランプが点灯する(ステップS10)。
次に、顧客によって、RVM1の終了ボタン157が押されたか否かが判断される(ステップS11)。判断が「YES」であった場合、すなわち、終了ボタン157が押された場合、メモリマップ101aのエリアEに記憶されている購入データをPOSレジスタ20へ送信し、会員カードを排出する。そして、POSレジスタ20は受信したデータを上書き保存する。一方、判断が「NO」であった場合、ステップS5へ戻り、ステップS5以降の動作を繰り返す。
一方、ステップS6における判断が「YES」であった場合、回収可能数がゼロであるので、容器の回収はするが、容器の回収に伴って、ポイントを付与しない旨の報知を表示部152によって行う(ステップS12)。そして、ステップS9へ移行する。すなわち、ステップS7〜S8における回収可能数の減算およびポイント加算の処理が行われることなく、ステップS9における容器の減容処理以降の容器の回収動作が行われる。
本発明によれば、RVM1を設置している店舗において、RVM1がその店舗内のPOSシステム11とLAN71によって通信可能に接続され、RVM1とPOSシステム11とが連動することにより、容器の回収を販売実績とリンクさせ、その販売実績に基づいて顧客にポイントの付与といったサービスを行う。したがって、店舗は販売していない商品の容器の回収を極力抑制することができ、店舗の負担が過度にならないようにすることができる。
また、本実施形態におけるステップS6において、上述したように、回収可能数がゼロのとき、ポイントが付与されない旨を表示部152に表示しつつ、回収自体は行っている。本来、店舗側にとっては、販売していない商品の容器の回収を行わないことにしたいのだが、これを行うと、顧客に対して容器回収システムの利用を歓呼することに逆行するイメージを持たれる虞があり、例えば、表示部152に、当店にて販売した商品の容器の回収に対してはポイントの付与を行う旨の表示も併せて行いつつ容器の回収を行うことにより、顧客にポイント付与の仕組みを正しく伝達し、その結果、販売していない商品の容器の回収の機会を減らすようにしている。
また、本実施形態における容器回収システムの概念を、初めて利用する顧客が理解していないケースもあるので、以下のようにして、顧客に容器回収システムの概念を正しく伝達することが考えられる。すなわち、会員カードを所有する顧客がその店舗にて購入していない商品の容器をRVM1に投入すると、今回、回収はするがポイントを付与せず、次回からは回収も行わない旨の報知を表示部152に行い、容器回収システムの概念を正しく顧客に伝えることが考えられる。この場合、会員番号に関連する回収許可フラグ等を設け、且つ、RVM1内の仕分け装置163とコンパクタ164との間に図示しない容器蓄積部およびそれに接続する容器排出口を設け、次回以降、回収許可フラグおよび回収可能数に応じて、投入された容器を容器蓄積部からコンパクタ164に移送しないで、容器排出口へ移送し、そこから排出することにより、回収可能数以上の数の容器の回収を行わないようにする必要がある。また、容器の種別毎の回収可能個数を表示部152に表示してもよい。
尚、一つの容器に対するポイント数は1に限らない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における容器回収システムの構成および動作は第1の実施形態と類似しているが、空き容器が回収の対象となる商品の登録が、その商品の価格に容器回収のためのデポジット額(保証金)を含めて会計を行うデポジット制によって行われるところが異なっている。そのため、RVM1に図示しない容器排出口および金銭支払い装置が設けられ、また、図10(a)に示す商品ファイル41bおよび図10(b)に示す購入ファイル51b(購入記憶手段)の内容が第1の実施形態における商品ファイル41aおよび購入ファイル51aと異なっている。
以下、図に従って、本実施形態について説明する。ここで、商品の価格に容器の価格を含めて会計される商品をデポジット商品という。
第2の実施形態における商品ファイル41bおよび購入ファイル51bの内容は、第1の実施形態における、図7(a)に示す商品ファイル41aおよび図7(b)に示す購入ファイル51aの内容に比して、以下の点が異なる。すなわち、商品ファイル41bは商品ファイル41aに比して、PLU No.毎にデポジット額が追加して記憶され、購入ファイル51aは、会員番号毎に、デポジット額を記憶する点が異なる。尚、デポジット額は、回収の対象となる商品に設定される回収フラグ毎に、つまり、容器の種別(ペットボトルPB、アルミ缶AC、スチール缶SC)毎に記憶される。
POSレジスタ20において、回収の対象となる商品一つについて、上述したデポジット額を含めた価格にて商品登録が行われる。次に、カードリーダ部によって会員カードから会員番号が読み出されて、顧客が特定される。購入ファイル51bにおいて、呼び出された会員番号に対するデポジット額に、該当する回収フラグが設定されている商品のデポジット額を加算し、購入ファイル51bに記憶する。
上記のことより、図10(a)は、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶のいずれに対しても、デポジット額が容器1個当たり10円にて設定されることを示し、また、品名「BBB」の商品を200円分購入した顧客は、商品登録時に、デポジット額10円を含む210円を支払うことになることを示す。また、図10(b)は、会員番号「0001」の顧客が、ペットボトルに対して20円分、アルミ缶に対して100円分、スチール缶に対して10円分のデポジット額を累積していることを示す。
次に、本実施形態による容器回収システムにおけるRVM1の動作を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態におけるRVM1の動作は、第1の実施形態におけるRMV1の動作と類似しているので、以下のように、相違点のみ説明する。
RVM1において、ステップS3において、購入ファイル51bから、会員番号およびデポジット額が読み出される。また、ステップS6において、購入ファイル51bから読み出されたデポジット額が0円(零)であるか否かが判断され、判断が「NO」であった場合、ステップS7にて、投入された容器に対するデポジット額が金銭支払い装置から払い出される。ステップS8のポイント加算の処理は行われない。一方、ステップS6における判断が「YES」であった場合、デポジット額を預かっていないため、容器の回収を行わない旨の表示を表示部152によって行い、容器排出口から投入された容器を排出し、ステップS11に移行する。
本発明によれば、空き容器が回収の対象となる商品の登録をデポジット制によって行っている店舗において、その店舗にて販売されていない、つまり、デポジット額が支払われていない容器がRVM1に投入された場合、その容器は、回収されずに排出される。したがって、店舗は販売していない商品の容器の回収を禁止することができる。したがって、店舗の負担が過度にならないようにすることができる。
また、デポジット制においては、前述したように、顧客は、回収の対象となる容器を使用している商品の登録時に、その容器の登録数に関連付けられたデポジット額を支払い、容器の回収時に、その容器の回収数に関連付けられたデポジット額を受け取ることになる。そして、デポジット額を受け取るためには、受け取ろうとするデポジット額が、累積されたデポジット額よりも少ないことが条件となっている。ここで、デポジット額は、容器の数に関連付けられているので、回収する容器の数が容器の登録数の累計より少ない場合に、デポジット額が返納されることになる。以上のことより、容器の登録数の累計は請求項における回収可能情報に相当することになる。
また、本実施形態におけるステップS6において、上述したように、デポジット額が0円のとき、回収自体を禁止している。すなわち、前述したように、顧客は容器を回収することにより、商品を購入したときに店舗に預けたデポジット額が返納されるという大前提の下にたって、その店舗にデポジット額を預けているので、第1の実施形態のように、その店舗にて購入していない商品の容器について回収のみを認めてしまうと、デポジット額を預けなくても回収が行われることになり、デポジット額の信憑性が疑われ、顧客に対する店舗の信用を損ねてしまう。
尚、デポジット額は10円に限らない。
また、デポジット額を金銭支払い装置から現金として払い出さず、レシート発行部153よりクーポンとして発行するか、また、ステップS8において、ポイント加算の処理を行って、容器の回収に対してポイントを付与してもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態における容器回収システムは、第1〜第2の実施形態における容器回収システムと比して、図5に示すように、RVM1がLAN62を介して、店舗内のPOSレジスタ20を統括する。ストアコントローラ31に接続されるところが異なる。
以下、図に従って、本実施形態について説明する。
前述したように、ストアコントローラ31はCPUおよびRAM等からなる処理部と、ハードディスク装置等の記憶装置とから構成されている。その記憶装置には、商品ファイル41a、41bと、購入ファイル51a、51bとが記憶される。ストアコントローラ31はLAN61に接続される。また、このLAN61はPOSレジスタ20、20、・・・、20がそれぞれ接続される。POSレジスタ20、20、・・・、20にはRVM1がLAN71を介して接続される。POSレジスタ20、20、・・・、20は、LAN61を介してデータを送受する。このような構成において、RVM1はストアコントローラ31と信号の授受を行いながら、第1〜第2の実施形態と同様の動作を実現する。
本実施形態によれば、第1〜第2の実施形態においてはPOSレジスタ20とデータの交信を行って稼動しているRVM1をストアコントローラ31に直接接続する。したがって、POSレジスタ20を経由してストアコントローラ31に接続するのに比して、店内の全てのPOSレジスタ20とのデータの交信が容易になり、RVM1が使用する商品ファイル41a、41b、購入ファイル51a、51bを、ストアコントローラ31および店内の全てのPOSレジスタ20と共有することができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態における容器回収システムは、第3の実施形態における容器回収システムを他店舗に拡張したものとなっている。図11に示すように、本実施形態における容器回収システムは、各店舗のストアコントローラ31を統括するサーバである、管理装置130と、POSシステム11を備える複数の店舗A91、店舗B92、店舗C93、・・・とから構成される。管理装置130は、店舗A91、店舗B92、店舗C93、・・・と、LAN81を介して通信可能に接続される。
以下、図に従って、本実施形態について説明する。
上述したように、各店舗におけるストアコントローラ31は管理装置130に通信可能に接続されるので、前述した商品ファイル41a、41b、購入ファイル51a、51bを、管理装置130に格納することにより、商品ファイル41a、41b、購入ファイル51a、51bを各店舗間において共有化することができる。これにより、例えば、同じ○○スーパーのA店において買った飲料水のペットボトルを、B店に設けられたRVM1に投入するような場合においても、購入ファイル51aまたは51bが参照されることにより、購入ファイル51aまたは51bにおける回収可能数を参照することができ、購入した店舗以外の店舗においての回収、または、ポイントの付与も可能になる。
本実施形態によれば、例えば、チェーン店を展開するスーパーマーケットの、RVM1が設けられた複数のお店において、商品を購入した店舗以外の店舗においても容器の回収、ポイントの付与あるいは、デポジット額の返納が可能になり、利便性を向上させることができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態における容器回収システムは、第1〜第4の実施形態における容器回収システムにおいて、POSレジスタ20内のカードリーダ部218およびRVM1内のカードリーダ部154に会員カードへの書き込み機能を設け、会員カード内に顧客毎の回収可能数を記憶する購入記憶ファイル51aまたは51bを設ける。これにより、購入記憶ファイル51aまたは51bからの回収可能数の読み出しや更新の際に、他の装置との通信を行うことなく、容器回収に伴うサービスを付与することができる。
尚、本発明の各実施形態における容器回収システムは、ペットボトル、スチール缶、アルミ缶を判別し仕分け減容するシステムであるが、これに限らず、ペットボトル回収専用システムや、スチールとアルミ缶とを判別するシステム、あるいはペットボトル、スチール缶、アルミ缶に加えて瓶を判別するシステムでもよい。このシステムにおいて、重量センサによって、瓶を他の容器と判別するようにすることが考えられる。また、リサイクルが望まれる牛乳パックや、精肉や鮮魚が載置されたトレイを回収するシステムでもよい。また、RVM1における容器の判別、仕分け、減容の機構はこれに限定されない。
また、本実施形態においては、図8のフローチャートにおけるステップS3の処理時にRVM1がPOSレジスタ20、ストアコントローラ31または管理装置130から購入ファイル51a、51bから購入データを読み出しているが、容器回収システムの起動時にRVM1が予め購入ファイル51a、51bから購入データを読み出し、RVM1およびPOSレジスタ20等が共に購入データを持っていてもよい。
また、本実施形態においては、一つの容器が仕分け装置163またはコンパクタ164によって仕分けまたは減容処理されている間は、他の容器がRVMに投入されないようにしているが、仕分け装置163またはコンパクタ164における詰りの問題が発生しないなら、複数の容器を同時に仕分けまたは減容処理してもよい。
また、本実施形態においては、図8のフローチャートにおけるステップS12の処理時に、表示部152に表示される内容によって、外部に報知しているが、ブザーやスピーカ(図示しない)を設けて、警報音や音声による警告も行ってもよい。
また、本実施形態においては、図8のフローチャートにおけるステップS9の処理時に各容器を圧縮して潰すことにより減容を行っているが、ペットボトルPBについては、細かく粉砕する(シュレッディング)ことによって減容してもよい。
また、本実施形態においては、図8のフローチャートにおけるステップS9の処理時に容器を減容して、容器の体積を減らして回収効率を向上させているが、必ずしも、減容しなくてはならないというものではない。
また、RVM1のカードリーダ部154に書き込み機能を設け、会員カードにポイントを記憶するようにしてもよい。また、会員カードは磁気カードに限らず、非接触ICカードや、その他、例えば、二次元バーコードを読み出し可能な携帯電話機でもよく、会員であることが識別できるものであればよい。
また、本実施形態においては、RVM1にレシート発行部153または金銭支払い装置を設けて、そこからレシートが発行されるか、また、デポジット額が支払われるようにしたが、RVM1と別体としてサービス付与手段を設け、そこにレシート発行部153または金銭支払い装置を設けてもよい。
また、回収可能情報について、回収可能数のみその都度、加算減算するのに限らず、登録時に回収可能数を加算し、回収時に回収実績数として累計していくデータを設けて、両者の差によって、サービス付与あるいは容器の回収の可否を判断するようにしてもよい。
また、上述したポイント付与のサービスは、読み出された回収可能数がゼロでない場合に、1ポイントを付与することにより行われているが、例えば、回収可能数がゼロでない場合は10ポイント付与し、回収可能数がゼロの場合は1ポイント付与するようにし、付与するポイントに差をつけて、その差分をサービスと考えるようにして行われてもよい。
このように、回収予定数がゼロの場合において、満額のポイントではなく低いポイントを付与しても、店舗側にも過度な負担にならない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更も含まれる。
本発明の各実施形態における容器回収装置(RVM:Reverse Vending Machine)1の外観および本発明の第1〜第4の実施形態におけるPOS(Point Of Sales)システム11との接続関係を示す図である。 本発明の各実施形態におけるRVM1の内部構造を示す斜視図である。 同実施形態におけるRVM1の内部における、空き容器の回収処理部の詳細を示す図である。 同実施形態におけるRVM1の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1〜第4の実施形態におけるPOSシステム11の構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態におけるPOSレジスタ20の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態または第3〜第5の実施形態における商品ファイル41aおよび購入ファイル51aの内容を示す表である。 同実施形態において、容器回収システムにおけるRVM1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態または第3〜第5の各実施形態におけるRVM1のRAM(Random Access Memory)101のメモリマップ101aの内容を示す表である。 本発明の第2〜第5の実施形態における商品ファイル41bおよび購入ファイル51bの内容を示す表である。 本発明の第4の実施形態において、管理装置130と、店舗A91、店舗B92、店舗C93、・・・との接続例を示す図である。
符号の説明
1・・・容器回収装置(RVM:Reverse Vending Machine)、11・・・POS(Point Of Sales)システム、20・・・POSレジスタ(商品登録手段)、31・・・ストアコントローラ(書き込み手段)、41a、41b・・・商品ファイル、51a、51b・・・購入ファイル(購入記憶手段)、61、62、71、81・・・LAN(Local Area Network)、91・・・店舗A、92・・・店舗B、93・・・店舗C、100・・・CPU(Central Processing Unit)(読み出し手段)(判断手段)(サービス付与手段)(更新手段)(還元手段)、101・・・RAM(Random Access Memory)、101a・・・メモリマップ、102・・・ROM(Read Only Memory)、103・・・通信部、104・・・各駆動制御部、130・・・管理装置、151・・・容器投入口、152・・・表示部(報知手段)、153・・・レシート発行部(サービス付与手段)(レシート印字発行手段)、154・・・カードリーダ部(第2の顧客特定手段)、155・・・投入ランプ、156・・・開始ボタン、157・・・終了ボタン、161・・・容器搬入装置、162a、162b・・・容器判別エリア、163・・・仕分け装置、164・・・コンパクタ(減容器)(減容手段)、165・・・収納箱、170・・・電気部品収納部、171・・・金属検知部、172・・・第1の保持部、172a、172b・・・保持板、172c、172d・・・回収品通路、173・・・回収品通路、173e、173f、176e、176f、176g、176h・・・検知センサ(検知手段)、174a、174b・・・ローラ列、175・・・受箱、175e、175f・・・受箱センサ、176・・・第2の保持部、176a、176b・・・保持板、176c、176d・・・回収品通路、177・・・第3の保持部、177a、177b・・・保持板、178・・・受箱、178e、178f・・・受箱センサ、179・・・第3の保持部、179a、179b・・・保持板、180・・・受箱、180e、180f・・・受箱センサ、200・・・ROM、202・・・RAM、204・・・CPU(書き込み手段)、206・・・送受信部、208・・・レシート印字部、210・・・スキャナ部、212・・・店員用表示部、214・・・表示部、216・・・客用表示部、218・・・カードリーダ部(第1の顧客特定手段)、220・・・バスライン

Claims (11)

  1. 顧客を特定する第1の顧客特定手段と、
    買上げ商品の登録を行う商品登録手段と、
    回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグが設定できる商品ファイルと、
    前記商品ファイルに前記回収フラグが設定された商品の登録数を回収可能情報として、前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段と、
    を備える商品販売データ処理装置と、
    容器の回収を行う容器回収装置と、
    から構成され、
    前記容器回収装置が、
    顧客を特定する第2の顧客特定手段と、
    前記第2の顧客特定手段に基づいて、前記購入記憶手段に記憶されている回収可能情報を読み出す読み出し手段と、
    を有し、
    前記容器回収装置に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいてサービスを付与するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記サービスを付与するサービス付与手段と、
    前記サービス付与手段によって前記サービスが付与された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする容器回収システム。
  2. 前記サービスが、所定のポイントであることを特徴とする請求項1に記載の容器回収システム。
  3. 前記ポイントが前記購入記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項2に記載の容器回収システム。
  4. 前記容器回収装置がレシート印字発行手段を備え、前記ポイントあるいは累積されたポイント情報を印字発行することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかの項に記載の容器回収システム。
  5. 前記回収可能情報が零の場合、回収は行うがサービスは付与しない旨を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかの項に記載の容器回収システム。
  6. 顧客を特定する第1の顧客特定手段と、
    回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグおよび使用している容器の代金であるデポジット額が設定できる商品ファイルと、
    前記商品ファイルに前記回収フラグおよび前記デポジット額が設定されたデポジット商品を、前記デポジット額を含めて登録する商品登録手段と、
    前記デポジット商品の登録数を回収可能情報として前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段と、
    を備える商品販売データ処理装置と、
    容器の回収を行う容器回収装置と、
    から構成され、
    前記容器回収装置が、
    顧客を特定する第2の顧客特定手段と、
    前記第2の顧客特定手段に基づいて、前記購入記憶手段に記憶されている回収可能情報を読み出す読み出し手段と、
    を有し、
    前記容器回収装置に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいて容器を回収するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記デポジット額を還元する還元手段と、
    前記還元手段によって前記デポジット額が還元された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする容器回収システム。
  7. 前記購入記憶手段が会員カードに設けられたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載の容器回収システム。
  8. 前記回収フラグが容器の種別を示す容器種別情報を含み、
    前記購入記憶手段が回収可能情報を前記容器種別情報毎に記憶し、
    前記容器回収装置が容器投入口から投入された容器を検知する検知手段を設け、
    前記検知手段が前記投入された容器の数および種別を検知し、
    前記読み出し手段が前記検知手段によって検知された容器の種別を示す容器種別情報についての回収可能情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかの項に記載の容器回収システム。
  9. 前記容器回収装置が回収された容器を減容する減容手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかの項に記載の容器回収システム。
  10. 顧客を特定して買上げ商品の登録を行う商品登録手段と、
    回収の対象となる容器を使用している商品に対して回収フラグが設定できる商品ファイルと、
    前記商品ファイルに前記回収フラグが設定された商品の登録数を回収可能情報として、前記顧客に関連付けて記憶する購入記憶手段に記憶させる書き込み手段と、
    を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
  11. 顧客を特定する顧客特定手段と、
    容器が回収の対象となる商品の登録数である回収可能情報を前記顧客に関連付けて購入記憶手段に記憶している購入記憶手段から、前記顧客特定手段に基づいて、前記回収可能情報を読み出す読み出し手段と、
    容器投入口に投入された容器の数と、前記読み出し手段によって読み出された回収可能情報とに基づいてサービスを付与するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断によって前記投入された容器の数に応じて前記サービスを付与するサービス付与手段と、
    前記サービス付与手段によって前記サービスが付与された場合、前記回収可能情報を更新する更新手段と、
    を備えたことを特徴とする容器回収装置。

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