JP2002087511A - 使用済容器回収装置 - Google Patents

使用済容器回収装置

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JP2002087511A
JP2002087511A JP2000279359A JP2000279359A JP2002087511A JP 2002087511 A JP2002087511 A JP 2002087511A JP 2000279359 A JP2000279359 A JP 2000279359A JP 2000279359 A JP2000279359 A JP 2000279359A JP 2002087511 A JP2002087511 A JP 2002087511A
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JP
Japan
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used container
container
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code
rotating mechanism
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JP2000279359A
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Tatsuya Yoneyama
辰也 米山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済容器の種類や製造者を自動的に読取る
ことができる使用済容器回収装置を提供する。 【解決手段】 投入口10Wと回収部24(24A,2
4B)との間に投入口から投入された使用済容器Wを1
回転以上回転させることができる使用済容器保持回転機
構40と,この使用済容器保持回転機構40に対向配設
されたコード読取手段(30)とを設け、使用済容器保
持回転機構40において投入使用済容器Wが回転してい
る間にコード読取手段(30)で当該使用済容器Wの周
面に付設されたコードCRDを読取り可能に形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入口から投入さ
れた空き缶,空き瓶,ペットボトル等の使用済容器を本
体内の回収部に回収可能な使用済容器回収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9において、使用済容器回収装置10
は、装置本体10Bの前面上部側に蓋部10F付きの投
入口10Wが設けられ、前面下部にはコイン排出部10
Cが設けられている。また、装置本体10B内には、押
潰機構部21Pと回収部24Pとが設けられている。コ
イン返却機構等は図示省略した。
【0003】かかる装置10では、投入口10Wから投
入されかつ必要によってヒンジ17を中心に開閉可能な
蓋部10Fで押込まれた使用済容器(空き缶,空き瓶,
ペットボトル等)は、押潰機構部21Pで押し潰されて
から下方の回収部24Pに回収される。すると、コイン
返却機構が働き前面下部のコイン排出部10Cへ所定金
額(例えば、10円)を返却排出する。なお、押潰機構
部21Pが装備されていない場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、環境問題や
資源有効利用の点からも使用済容器の回収が促進され、
さらには義務化されつつある。したがって、回収された
使用済容器の種類(例えば、メーカーや材質)別に分類
したり製造者別回収率を知る必要がある。
【0005】しかし、従来の装置10では押潰回収され
た使用済容器を回収部24Pから取出しかつ観察して、
その種類や製造者を調べなければならないので、多大な
時間・労力を費やしている。したがって、使用済容器回
収そのものが計画通りに実施化されていない。
【0006】本発明の目的は、使用済容器の種類や製造
者を自動的に読取ることができる使用済容器回収装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、投入
口から投入された空き缶,空き瓶,ペットボトル等の使
用済容器を本体内の回収部に回収可能な使用済容器回収
装置において、前記投入口と回収部との間に前記投入口
から投入された使用済容器を保持しつつ1回転以上回転
させることができる使用済容器保持回転機構と,この使
用済容器保持回転機構に対向配設されたコード読取手段
とを設け、使用済容器保持回転機構において投入使用済
容器が保持回転している間にコード読取手段で当該使用
済容器の周面に付設されたコードを読取り可能に形成さ
れた使用済容器回収装置である。
【0008】かかる発明では、投入口から投入された使
用済容器は、投入口と回収部との間に設けられた使用済
容器保持回転機構に保持されつつ1回転以上回転する。
この回転中に使用済容器保持回転機構に対向配設された
コード読取手段が、当該使用済容器の周面に付設(例え
ば、直接印刷,媒体を介した間接印刷,ラベル貼付け
等)されたコード(例えば、バーコード,二次元コー
ド)を読取る。
【0009】かくして、販売対象(使用前)容器の周面
に当該商品(例えば、清涼飲料水)の単価等とともに当
該容器(商品)の製造者や容器自体の材料を記憶さたコ
ードを付設しておけば、使用済容器の種類や製造者を自
動的に読取ることができる。よって、回収された使用済
容器の種類(例えば、材質)別分類や製造者別回収率を
明確に知る必要がある回収実施化に大きく貢献すること
ができる。
【0010】また、請求項2の発明は、前記使用済容器
保持回転機構が、前記投入口と前記回収部との間に前記
投入口から前記回収部に向けて低くなるように傾斜配設
された使用済容器保持回転搬送ガイドから形成された使
用済容器回収装置である。
【0011】かかる発明では、使用済容器保持回転機構
を構成する使用済容器保持回転搬送ガイドは、投入口と
回収部との間に投入口から回収部に向けて低くなるよう
に傾斜配設されているので、投入された使用済容器を保
持しつつ回収部に至るまでに使用済容器の形態と重力作
用により1回転以上回転ガイドすることができる。
【0012】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに構
造簡単でかつ使用済容器保持回転機構を低コストで具現
化できる。
【0013】また、請求項3の発明は、前記使用済容器
保持回転機構が、前記投入口と前記回収部との間に設け
られた使用済容器保持手段と,使用済容器保持手段で保
持されている状態の前記使用済容器に強制的に回転運動
を付与する回転運動付与手段と,少なくも1回転した使
用済容器を使用済容器保持手段から離脱させる使用済容
器離脱運動付与手段とから形成された使用済容器回収装
置である。
【0014】かかる発明では、投入口から投入された使
用済容器は、使用済容器保持回転機構の一部を構成しか
つ投入口と回収部との間に設けられた使用済容器保持手
段(例えば、ローラ)で保持される。すると、回転運動
付与手段が、使用済容器保持手段で保持されている状態
の使用済容器に強制的に回転運動を付与する。
【0015】すなわち、使用済容器は回転される。この
回転中に使用済容器保持回転機構に対向配設されたコー
ド読取手段が、当該使用済容器の周面に付設されたコー
ドを読取る。そして、使用済容器離脱運動付与手段は、
少なくも1回転した使用済容器を使用済容器保持手段か
ら離脱させる。
【0016】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに使
用済容器保持回転機構を請求項2の発明の場合に比較し
て一段と小型化でき、装置本体内の省スペース化とレイ
アウトの自由化を促進できるる。
【0017】さらに、請求項4の発明は、前記コード読
取手段で読取られたコードをキーとしてかつ記憶手段に
記憶されている使用済容器分類データを参照して前記回
収部に回収される使用済容器の種類を分類可能に形成さ
れた使用済容器回収装置である。
【0018】かかる発明では、コード読取手段で読取ら
れたコード(例えば、商品コード)をキーとして、記憶
手段に記憶されている使用済容器分類データを参照する
ことにより、回収部に回収される使用済容器の種類を分
類可能に形成されている。
【0019】したがって、請求項1から請求項3までの
各発明の場合と同様な作用効果を奏することができるこ
とに加え、さらに記憶手段に使用済容器分類データを設
定記憶したり設定変更したりすることができるから、分
類数や分類範囲に対する適応性を大幅に拡大できる。
【0020】さらに、請求項5の発明は、前記回収部を
複数の種類別回収部から形成するとともに分類された種
類に対応する種類別回収部に当該使用済容器を回収可能
に形成された使用済容器回収装置である。
【0021】かかる発明では、コード読取手段で読取ら
れたコードをキーとしかつ記憶手段に記憶されている使
用済容器分類データを参照して種類が分類された使用済
容器は、当該種類(例えば、アルミニウムとスチール)
に対応する種類別回収部に回収される。
【0022】したがって、請求項4の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに種
類別回収の自動化を容易に行え、かつその後の回収容器
の取扱いや管理が簡単になる。
【0023】さらにまた、請求項6の発明は、前記分類
された収容使用済容器の種類別回収データを外部出力可
能に形成された使用済容器回収装置である。
【0024】かかる発明では、分類された収容使用済容
器の種類別回収データを、例えば公衆電話回線を通じて
外部出力することができるので、請求項4および請求項
5の各発明の場合と同様な作用効果を奏することができ
ることに加え、さらに複数台の回収装置での回収内容を
正確かつ迅速に集計等することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施形態)本使用済容器回収装置
は、図1〜図3に示す如く、基本的構成が従来例の場合
(図9)と類似的であるが、さらに投入口10Wと回収
部24(24A,24B)との間に投入口から投入され
た使用済容器Wを1回転以上回転させることができる使
用済容器保持回転機構40と,この使用済容器保持回転
機構40に対向配設されたコード読取手段(30)とを
設け、使用済容器保持回転機構40において投入使用済
容器Wが回転している間にコード読取手段(30)で当
該使用済容器Wの周面に付設されたコードCRDを読取
り可能に形成されている。
【0027】図1〜図3において、使用済容器回収装置
10は、投入口10Wから投入された使用済容器(空き
缶,空き瓶,ペットボトル等)Wを分別してから本体
(装置本体10B)内の回収部24(24A,24B)
に回収可能に構成されている。
【0028】図1において、制御部(CPU11,RO
M12,RAM13等)には、表示器14(表示部14
G),コード読取手段を形成するコード読取装置30,
データ通信回線網(インターネット,公衆電話回線,I
SDN等)1用のインターフェイス15および入出力ポ
ート(I/O)16・20が接続されている。
【0029】入出力ポート16には、蓋部17の開閉を
検出(図7のST11でYES)するための蓋閉センサ
ー17Sおよび使用済容器Wを検出(ST13でYE
S)する容器センサー18が接続されている。押潰機構
部21,分別機構部22およびコイン返却機構部23
は、入出力ポート20を介して接続されている。
【0030】使用済容器保持回転機構40は、図3に示
す如く、投入口10Wと回収部24(24A,24B)
との間に投入口10Wから投入された使用済容器Wを保
持しつつ1回転以上回転させることができる。
【0031】詳しくは、投入口10Wと回収部24(2
4A,24B)との間に、図3,図4に示すように投入
口10Wから回収部24(24A,24B)に向けて低
くなるように傾斜配設された使用済容器保持回転搬送ガ
イド41(傾斜ガイド平面42および傾斜ガイド側面4
3)から形成されている。
【0032】コード読取手段(コード読取装置30)
は、図3に示すように使用済容器保持回転機構40(4
1)に対向配設され、使用済容器保持回転機構40にお
いて投入使用済容器Wが保持されかつ回転している間に
当該使用済容器Wの周面に付設された図4に示すコード
CRDを読取り可能である(ST12,ST14,ST
15のYES)。この実施形態では、使用済容器Wが回
転移動するX方向に整列配設されたCCD素子から形成
されている。
【0033】「使用済容器Wの周面に付設された」中の
“付設”とは、例えば、“直接印刷”,“媒体を介して
間接印刷”,“ラベル貼付け”等である。また、コード
CRDは、バーコードBCRD,二次元コード(二次元
バーコード,二次元データコード)である。
【0034】種類別分類制御手段(CPU11,ROM
12)は、コード読取手段(30)で読取られたコード
(例えば、JANコード)をキーとしてかつ記憶手段
(図1に示す使用済容器分類データファイル54GF)
に記憶されている使用済容器分類データを参照して回収
部(24A,24B)に回収される使用済容器Wの種類
を分類可能(ST17)に形成されている。
【0035】分別機構部22および分別制御手段(CP
U11,ROM12)は、協働して、回収部24を形成
する複数(2つ)の種類別回収部24A,24Bの中か
ら種類別分類制御手段(11,12)によって分類され
た種類に対応する種類別回収部(例えば、24A)に当
該使用済容器Wを回収させる(ST19)ことができ
る。
【0036】種類別回収データ外部出力制御手段(CP
U11,ROM12)は、分類された収容使用済容器W
の種類別回収データを外部(50)へ出力(ST21)
することができる。
【0037】ここに、電子キャッシュレジスタ50は、
図1に示す如く、CPU51,ROM52,RAM5
3,HDD(ハードディスク装置)54,スキャナ(S
CN)60,キーボード(KB)61,表示器(IN
D)62,レシート印刷用プリンタ(PNT)63,自
動開放装置付きドロワ(DRW)64およびデータ通信
回線網1用のインターフェイス58を含み、商品登録機
能,会計処理機能等を実行可能に形成されている。
【0038】この実施形態では、HDD54内に使用済
容器分類データファイル(記憶手段)54GFおよび種
類別回収データファイル54KFを設け、装置本体10
B側のメモリ(RAM13)の小容量化や不揮発性メモ
リ(HDD等)でバックアップをすべき負担を軽減して
いる。
【0039】図5において、使用済容器分類データファ
イル(記憶手段)54GFは、商品コード(例えば、
“49XXXXXXX”)に対応する商品データ[商品
名(例えば、“コーヒー”),単価(例えば、“120
円”)]を記憶する商品ファイルに一体的に形成され、
分類データ[メーカー(例えば、“AAA”),材質
(例えば、“スチール”)]を記憶する。
【0040】また、種類別回収データファイル54KF
は、図6に示す如く、種類(“メーカー”,“材質”)
別の回収データ[商品コード(例えば、“49XXXX
XXX”),商品名(例えば、“コーヒー”),メーカ
ー(例えば、“AAA”),材質(例えば、“スチー
ル”),個数(例えば、“15個”),コイン返却額
(例えば、“150円”)]を記憶する。
【0041】つまり、この第1の実施形態では、店舗
(例えば、スパーマーケット)の出入口に複数(例え
ば、3)台の本装置10を配設し、各本装置10で回収
した使用済容器Wの回収内容を一括的に管理可能に形成
してある。この意味において、図2に示すデータ通信回
線網1は、LANとされている。
【0042】かかる第1の実施形態によれば、装置本体
10Bの電源を投入すると、図2に示す表示部14Gに
初期画面(ガイダンス)が表示(図7のST10)され
る。消費者は、カイダンスを参照して、持参した使用済
容器Wを投入口10Wに指し入れ、蓋部10Fをヒンジ
17を中心に回動させつつ押込む。
【0043】ここに、制御部(11,12等)は、蓋締
センサー17Sの動作により蓋閉めが検出(ST11の
YES)されると、コード読取装置30を起動(ST1
2)する。引続き、容器センサー18の動作により使用
済容器Wが使用済容器保持回転機40(41)に保持さ
れ始めたことを検出(ST13のYES)すると、コー
ド読取装置30に読取動作(ST14)させる。
【0044】さて、投入口10Wから投入された使用済
容器Wは、投入口10Wと回収部24(24A,24
B)との間に設けられた図3および図4に示す使用済容
器保持回転機40に保持されつつ1回転以上回転する。
この回転中に使用済容器保持回転機構40に対向配設さ
れたコード読取手段(30)が、当該使用済容器Wの周
面に付設されたコードCRDを読取る。
【0045】コード読取終了(ST15のYES)で、
当該読取コードCRDはRAM13に一時記憶(ST1
6)され、電子キャッシュレジスタ50に転送されかつ
そのRAM53に一時記憶される。
【0046】なお、例えばコードCRDの汚れが激しい
ために、設定時間Ts(例えば、7秒)を経過してもコ
ード読取が終了しない場合(ST15のNO,ST22
のYES)は、エラー処理(ST23)となる。
【0047】さて、種類別分類制御手段(11,12)
は、コード読取手段(30)で読取られたコード(例え
ば、JANコード“49XXXXXXX”)をキーとし
てかつ記憶手段(図1,図5に示す使用済容器分類デー
タファイル54GF)に記憶されている使用済容器分類
データ(図5の商品名“コーヒー”,メーカー“AA
A”,材質“スチール”)を参照して回収部(例えば、
24A)に回収される使用済容器Wの種類を分類(ST
17)する。
【0048】なお、種類別分類制御手段は、電子キャッ
シュレジスタ50側のCPU51,ROM52から形成
してもよい。
【0049】引続き、制御部(11,12)は、当該使
用済容器Wを押潰すために押潰機構部21を起動(ST
18)させる。
【0050】また、分別制御手段(11,12)は、分
別機構部22を起動(ST19)しつつ種類別分類制御
手段(11,12)によって分類された種類(例えば、
材質“スチール”)に対応する種類別回収部24Aに当
該使用済容器Wを回収させることができる。なお、種類
別回収部24Bは、材質“アルミ”用である。
【0051】かくして、制御部(11,12)は、コイ
ン返却機構23を起動(ST20)させて、回収容器W
1個当りの返却額(例えば、“10円”)を、図2,図
3に示すコイン排出部10Cから返却する。表示部14
Gに返却の旨が表示される。
【0052】種類別回収データ外部出力制御手段(CP
U11,ROM12)は、分類された収容使用済容器W
の種類別回収データ(商品名“コーヒー”,メーカー
“AAA”,材質“スチール”,個数“1個”,コイン
返却額“10円”)を、外部(50)へ出力(ST2
1)することができる。
【0053】外部つまり電子キャッシュレジスタ50で
は、種類別回収データ累計記憶制御手段(CPU51,
ROM52)が、本装置10から受信した種類別回収デ
ータ(商品名“コーヒー”,メーカー“AAA”,材質
“スチール”,個数“1”,コイン返却額“10円”)
を、図6に示す種類別回収データファイル54KFに累
計記憶する。
【0054】しかして、この第1の実施形態によれば、
販売対象(使用前)容器Wの周面に当該商品(例えば、
清涼飲料水)の単価等とともに当該容器(商品)の製造
者や容器自体の材料を記憶させたコードを付設しておけ
ば、使用済容器Wの種類や製造者を自動的に読取ること
ができる。よって、回収された使用済容器Wの種類(例
えば、材質)別分類や製造者別回収率を明確に知る必要
がある回収実施化に大きく貢献することができる。
【0055】また、使用済容器保持回転機構40を構成
する使用済容器保持回転搬送ガイド41は、投入口10
Wと回収部24(24A,24B)との間に投入口10
Wから回収部24(24A,24B)に向けて低くなる
ように傾斜配設されているので、投入された使用済容器
Wを回転可能に保持しつつ回収部24(24A,24
B)に至るまでに使用済容器Wの形態と重力作用により
1回転以上回転ガイドすることができる。したがって、
構造簡単でかつ使用済容器保持回転機構40を低コスト
で具現化できる。
【0056】さらに、コード読取手段(30)で読取ら
れたコード(例えば、商品コード)をキーとして、記憶
手段(54GF)に記憶されている使用済容器分類デー
タを参照することにより、回収部24(24A,24
B)に回収される使用済容器Wの種類を分類(ST1
7)することができる。したがって、記憶手段(54G
F)に使用済容器分類データを設定記憶したり設定変更
したりすることができるから、分類に対する適応性を大
幅に拡大できる。
【0057】さらに、コード読取手段(30)で読取ら
れたコードをキーとしかつ記憶手段(54GF)に記憶
されている使用済容器分類データを参照して種類が分類
された使用済容器Wは、当該種類(例えば、アルミニウ
ムとスチール)に対応する種類別回収部(24A,24
B)に回収される。したがって、種類別回収の自動化を
容易に行える。
【0058】さらに、分類された収容使用済容器Wの種
類別回収データを、LAN(1)を通じて外部(電子キ
ャッシュレジスタ50)へ出力することができるので、
複数台の回収装置10での回収内容を正確かつ迅速に集
計等することができる。
【0059】さらにまた、外部(電子キャッシュレジス
タ50)の種類別回収データ累計記憶制御手段(51,
52)で、各本装置10から受信した種類別回収データ
を図6に示す種類別回収データファイル54KFに累計
記憶可能に形成されているので、複数台の装置10で回
収した内容を正確かつ迅速に一括管理することができ
る。
【0060】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、使用済容器保持回転機構40を除く基本的構成・機
能が第1の実施形態の場合と同様とされているが、使用
済容器保持回転機構40が図8に示す如く投入口10W
と回収部24(24A,24B)との間に設けられた使
用済容器保持手段(46,49)と,この使用済容器保
持手段で保持されている状態の使用済容器Wに強制的に
回転運動を付与する回転運動付与手段(40M)と,少
なくも1回転した使用済容器を使用済容器保持手段(4
6,49)から離脱させる使用済容器離脱運動付与手段
(47)とから形成されている。
【0061】図8において、静止軸48を中心に回転可
能な静止側回転ローラ49と,可動軸45を中心に回転
可能な可動側回転ローラ46とは、使用済容器保持回転
搬送ガイド41を介して搬送ガイドされて来た使用済容
器Wを図8で実線で示す状態において保持可能な使用済
容器保持手段を構成する。
【0062】可動軸45(可動側回転ローラ46)は、
基端部(右端部)が静止軸48に回動可能に保持された
連結軸47の先端部(左端部)に装着され、タイミング
ベルトやリンク機構からなる連結回動機構(図示省略)
を介しかつモータ40Mの動力を利用して、実線で示す
保持状態から離脱状態までの間を往復回動することがで
きる。
【0063】つまり、可動軸45(可動側回転ローラ4
6)は、実線で示す保持状態から1点鎖線で示す下方
(離脱状態)に位置変更可能である。すなわち、連結軸
47は、少なくも1回転した使用済容器Wを使用済容器
保持手段(46,49)から離脱させるための使用済容
器離脱運動付与手段(47)を構成する。
【0064】モータ40Mは、静止側回転ローラ49と
可動側回転ローラ46とを、両者46,49で保持され
た使用済容器Wを図8の矢印方向に強制的に回転させる
回転運動付与手段を形成する。
【0065】かかる第2の実施形態では、投入口10W
から投入された使用済容器Wは、使用済容器保持回転機
構40の一部を構成しかつ投入口10Wと回収部24
(24A,24B)との間に設けられた使用済容器保持
手段(46,49)で保持される。
【0066】すると、回転運動付与手段(40M)が、
使用済容器保持手段(46,49)で保持されている状
態の使用済容器Wに強制的に回転運動を付与する。すな
わち、使用済容器Wは図8に示す矢印方向に回転され
る。この回転中に使用済容器保持回転機構40に対向配
設されたコード読取手段(30)が当該使用済容器Wの
周面に付設されたコードCRDを読取る。
【0067】そして、使用済容器離脱運動付与手段(4
7)は、少なくも1回転した使用済容器を使用済容器保
持手段(46,49)から離脱させる。コード読取終了
を条件に離脱動作可能に形成してもよい。但し、この実
施形態の場合のように1回転以上回転したら、コード読
取が終了か未了かに拘わらず離脱動作させれば、コード
汚れの激しい場合等における使用済容器保持の長時間化
を未然防止することができる。
【0068】しかして、この第2の実施形態によれば、
第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏することが
できることに加え、さらに使用済容器保持回転機構40
を第1の実施形態の場合に比較して一段と小型化でき、
装置本体10B内の省スペース化とレイアウトの自由化
を促進できるる。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、投入口から投
入された使用済容器を保持しつつ1回転以上回転させる
ことができる使用済容器保持回転機構と,この使用済容
器保持回転機構に対向配設されたコード読取手段とを設
け、使用済容器保持回転機構において投入使用済容器が
保持回転している間にコード読取手段で当該使用済容器
の周面に付設されたコードを読取り可能に形成された使
用済容器回収装置であるから、販売対象(使用前)容器
の周面に当該商品(例えば、清涼飲料水)の単価等とと
もに当該容器(商品)の製造者や容器自体の材料を記憶
させたコードを付設しておけば、使用済容器の種類や製
造者を自動的に読取ることができる。よって、回収され
た使用済容器の種類(例えば、材質)別分類や製造者別
回収率を明確に知る必要がある回収実施化に大きく貢献
することができる。
【0070】また、請求項2の発明によれば、使用済容
器保持回転機構が、投入口から回収部に向けて低くなる
ように傾斜配設された使用済容器保持回転搬送ガイドか
ら形成されているので、請求項1の発明の場合と同様な
効果を奏することができることに加え、さらに構造簡単
でかつ使用済容器保持回転機構を低コストで具現化でき
る。
【0071】また、請求項3の発明によれば、使用済容
器保持回転機構が使用済容器保持手段と,保持状態の使
用済容器に強制的に回転運動を付与する回転運動付与手
段と,少なくも1回転した使用済容器を使用済容器保持
手段から離脱させる使用済容器離脱運動付与手段とから
形成されているので、請求項1の発明の場合と同様な効
果を奏することができることに加え、さらに使用済容器
保持回転機構を請求項2の発明の場合に比較して一段と
小型化でき、装置本体内の省スペース化とレイアウトの
自由化を促進できる。
【0072】さらに、請求項4の発明によれば、コード
読取手段で読取られたコードをキーとしてかつ記憶手段
に記憶されている使用済容器分類データを参照して回収
部に回収される使用済容器の種類を分類可能に形成され
ているので、請求項1から請求項3までの各発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
記憶手段に使用済容器分類データを設定記憶したり設定
変更したりすることができるから、分類数や分類範囲に
対する適応性を大幅に拡大できる。
【0073】さらに、請求項5の発明によれば、分類さ
れた種類に対応する種類別回収部に当該使用済容器を回
収可能に形成されているので、請求項4の発明の場合と
同様な効果を奏することができることに加え、さらに種
類別回収の自動化を容易に行え、かつその後の回収容器
の取扱いや管理が簡単になる。
【0074】さらにまた、請求項6の発明によれば、分
類された収容使用済容器の種類別回収データを外部出力
可能に形成されているので、請求項4および請求項5の
各発明の場合と同様な効果を奏することができることに
加え、さらに複数台の回収装置での回収内容を正確かつ
迅速に集計等することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、外観斜視図である。
【図3】同じく、内部構造を説明するための図である。
【図4】同じく、保持回転中の使用済容器からコードを
読取る状態を説明するための図である。
【図5】同じく、使用済容器分類データファイルを説明
するための図である。
【図6】同じく、種類別回収データファイルを説明する
ための図である。
【図7】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【図8】同じく、第2の実施形態を説明するための図で
ある。
【図9】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 データ通信回線 10 使用済容器回収装置 10B 装置本体 10W 投入口 11 CPU(制御部) 12 ROM(制御部) 13 RAM(制御部) 14 表示器 14G 表示部 21 押潰機構部 22 分類機構部 23 コイン返却機構部 24 回収部 24A,24B 種類別回収部 30 コード読取装置(コード読取手段) 40 使用済容器保持回転機構 40M モータ(回転運動付与手段) 41 使用済容器保持回転搬送ガイド 42 傾斜ガイド平面 43 傾斜ガイド側面 45 可動軸 46 可動側回転ローラ(使用済容器保持手段) 47 連結軸(使用済容器離脱運動付与手段) 48 静止軸 49 静止側回転ローラ(使用済容器保持手段) 50 電子キャッシュレジスタ 54GF 使用済容器分類データファイル(記憶手段) 54KF 種類別回収データファイル W 使用済容器(空き缶,空き瓶) CRD コード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口から投入された空き缶,空き瓶,
    ペットボトル等の使用済容器を本体内の回収部に回収可
    能な使用済容器回収装置において、 前記投入口と回収部との間に前記投入口から投入された
    使用済容器を保持しつつ1回転以上回転させることがで
    きる使用済容器保持回転機構と,この使用済容器保持回
    転機構に対向配設されたコード読取手段とを設け、使用
    済容器保持回転機構において投入使用済容器が保持回転
    している間にコード読取手段で当該使用済容器の周面に
    付設されたコードを読取り可能に形成した、使用済容器
    回収装置。
  2. 【請求項2】 前記使用済容器保持回転機構が、前記投
    入口と前記回収部との間に前記投入口から前記回収部に
    向けて低くなるように傾斜配設された使用済容器保持回
    転搬送ガイドから形成されている請求項1記載の使用済
    容器回収装置。
  3. 【請求項3】 前記使用済容器保持回転機構が、前記投
    入口と前記回収部との間に設けられた使用済容器保持手
    段と,使用済容器保持手段で保持されている状態の前記
    使用済容器に強制的に回転運動を付与する回転運動付与
    手段と,少なくも1回転した使用済容器を使用済容器保
    持手段から離脱させる使用済容器離脱運動付与手段とか
    ら形成されている請求項1記載の使用済容器回収装置。
  4. 【請求項4】 前記コード読取手段で読取られたコード
    をキーとしてかつ記憶手段に記憶されている使用済容器
    分類データを参照して前記回収部に回収される使用済容
    器の種類を分類可能に形成されている請求項1から請求
    項3までのいずれか1項に記載された使用済容器回収装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回収部を複数の種類別回収部から形
    成するとともに分類された種類に対応する種類別回収部
    に当該使用済容器を回収可能に形成されている請求項4
    記載の使用済容器回収装置。
  6. 【請求項6】 前記分類された収容使用済容器の種類別
    回収データを外部出力可能に形成されている請求項4ま
    たは請求項5記載の使用済容器回収装置。
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