JP2002183295A - リサイクル品の回収システム - Google Patents

リサイクル品の回収システム

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JP2002183295A
JP2002183295A JP2001252561A JP2001252561A JP2002183295A JP 2002183295 A JP2002183295 A JP 2002183295A JP 2001252561 A JP2001252561 A JP 2001252561A JP 2001252561 A JP2001252561 A JP 2001252561A JP 2002183295 A JP2002183295 A JP 2002183295A
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recycled
recycled product
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JP2001252561A
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English (en)
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Shigemi Usui
慈美 臼井
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リサイクル品の回収時に分別や洗浄を行い、適
切な状態で回収を行うことで再利用しやすいリサイクル
品の回収システムを提供すること。 【解決手段】包装容器等のリサイクル品を顧客から受け
取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイクル
品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商品
の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回収
システムであって、前記リサイクル品について、製造業
者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色
を判定する判定手段と、前記顧客が有するカードを認識
して前記判定手段による判定に基づき前記リサイクル品
に対する金額又はポイントを前記カードに書き込むリー
ダ・ライターと、前記リサイクル品を収納する保管手段
とを備えたことを特徴とするリサイクル品の回収システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にペットボトル
や食品トレーのような包装容器等のリサイクル品を顧客
から受け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リ
サイクル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容
した商品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル
品の回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、飲食容器としてメリットのある
ペットボトルは、再利用が可能であるにもかかわらず十
分な再利用が行われていない。これは、形状や容量が多
種多様で統一されていないことや、材質的に傷が着き易
くやすく食品衛生的に再利用回数が限られていること、
また嵩張ること等が理由で回収が十分に行われていない
ためである。一方、再加工による再利用を行う場合に
は、材料や色つきの有無によって分別が必要であり、ま
た危険物が混入していないことが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、つぶれて変形
したり、汚れて変色した状態で無差別に回収されたリサ
イクル品を、回収後に分別することは極めて困難である
とともに、異物や危険物が含まれてしまう可能性が高
い。
【0004】そこで、本発明はリサイクル品の回収時に
分別や洗浄を行い、適切な状態で回収を行うことで再利
用しやすいリサイクル品の回収システムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
リサイクル品の回収システムは、包装容器等のリサイク
ル品を顧客から受け取り、前記リサイクル品を回収事業
者、前記リサイクル品の再利用事業者、又は前記包装容
器等に収容した商品の製造者若しくは販売者に引き渡す
リサイクル品の回収システムであって、前記リサイクル
品について、製造業者、販売業者、品目、種類、材質、
質量、形状、又は色を判定する判定手段と、前記顧客が
有するカードを認識して前記判定手段による判定に基づ
き前記リサイクル品に対する金額又はポイントを前記カ
ードに書き込むリーダ・ライターと、前記リサイクル品
を収納する保管手段とを備えたことを特徴とする。請求
項2記載の本発明は、請求項1に記載のリサイクル品の
回収システムにおいて、前記リサイクル品を洗浄する洗
浄手段と、洗浄後の前記リサイクル品を裁断等による処
理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする。請求項
3記載の本発明は、請求項1に記載のリサイクル品の回
収システムにおいて、前記判定手段を、前記リサイクル
品に表示されているバーコードを読み取ることにより行
うことを特徴とする。請求項4記載の本発明は、請求項
1に記載のリサイクル品の回収システムにおいて、前記
リサイクル品に表示されているバーコードを読み取るバ
ーコードリーダと、前記リサイクル品の質量を計測する
質量計測手段と、前記リサイクル品に表示されているバ
ーコードの内容をあらかじめ記憶させている記憶手段と
を備え、前記バーコードリーダで読み取ったリサイクル
品データと、前記質量計測手段で計測した質量データと
を、前記記憶手段に記憶させているデータと照合させる
ことでリサイクル品の分別を行うとともに、異物混入の
判別を行うことを特徴とする。請求項5記載の本発明
は、請求項4に記載のリサイクル品の回収システムにお
いて、前記バーコードリーダで読み取ったデータを記憶
する記憶手段と、前記保管手段に収納されている前記リ
サイクル品の質量データを、分別を行った前記リサイク
ル品毎に印字する出力手段とを備えたことを特徴とす
る。請求項6記載の本発明は、請求項1に記載のリサイ
クル品の回収システムにおいて、前記判定手段で判定し
た、製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色別に、回収した前記リサイクル品のデータを
記憶する記憶手段と、前記保管手段に収納されている前
記リサイクル品の製造業者データ、販売業者データ、品
目データ、種類データ、材質データ、質量データ、形状
データ、又は色データを印字する出力手段とを備えたこ
とを特徴とする。請求項7記載の本発明のリサイクル品
の回収システムは、包装容器等のリサイクル品を顧客か
ら受け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサ
イクル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容し
た商品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品
の回収システムであって、顧客が所有するリサイクル品
に対して金品又はポイントを提供するステップと、回収
したリサイクル品を保管するとともに回収したリサイク
ル品に対して提供した金品又はポイントに関するデータ
を記憶するステップと、前記包装容器等に収容した商品
の製造者若しくは販売者、前記リサイクル品の再利用事
業者、又は回収事業者に対して、回収したリサイクル品
を引き渡すとともに、引き渡すリサイクル品に関する前
記データを提供するステップとを備えたことを特徴とす
る。請求項8記載の本発明のリサイクル品の回収システ
ムは、包装容器等のリサイクル品を顧客から受け取り、
前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイクル品の再
利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商品の製造
者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回収システ
ムであって、前記リサイクル品を所有する顧客に対し
て、所有するリサイクル品に対する金品又はポイントを
提供するステップと、回収したリサイクル品を保管する
とともに回収したリサイクル品に対する金品又はポイン
トに関するデータを記憶するステップと、前記包装容器
等に収容した商品の製造者若しくは販売者、前記リサイ
クル品の再利用事業者、又は回収事業者に対して、回収
したリサイクル品を引き渡すとともに、前記データに基
づく金品又はポイントを受領するステップとを備えたこ
とを特徴とする。請求項9記載の本発明のリサイクル品
の回収システムは、包装容器等のリサイクル品を顧客か
ら受け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサ
イクル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容し
た商品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品
の回収システムであって、前記リサイクル品を所有する
顧客のカードを認識するステップと、顧客が所有するリ
サイクル品に対する金額又はポイント数を判定するステ
ップと、判定した金額又はポイント数を記憶するステッ
プと、判定した金額又はポイント数を前記カードに書き
込むステップとを備えたことを特徴とする。請求項10
記載の本発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記
載のリサイクル品の回収システムにおいて、回収した前
記リサイクル品について、製造業者、販売業者、品目、
種類、材質、質量、形状、又は色に関するデータを記憶
し、製造者又は販売者に関するデータとともに回収した
質量データを出力することを特徴とする。請求項11記
載の本発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載
のリサイクル品の回収システムにおいて、前記リサイク
ル品を事業者別に分別するステップと、分別した事業者
別に前記リサイクル品を保管するステップと、前記リサ
イクル品を事業者別に引き渡すステップとを備えたこと
を特徴とする。請求項12記載の本発明は、請求項11
に記載のリサイクル品の回収システムにおいて、前記事
業者別に、当該事業者に関する保管された前記リサイク
ル品についての製造者又は販売者データと質量データと
を出力することを特徴とする。請求項13記載の本発明
のリサイクル品の回収システムは、包装容器等のリサイ
クル品の再利用事業者、前記包装容器等に収容した商品
の製造若しくは販売者、又は回収事業者が前記リサイク
ル品を回収するリサイクル品の回収システムであって、
前記リサイクル品の製造業者、販売業者、品目、種類、
材質、質量、形状、又は色に関するデータを判別するス
テップと、前記リサイクル品の質量又は個数に関するデ
ータを蓄積するステップと、蓄積した前記データを提供
することで、消費者が前記包装容器等に収容した商品の
購入時に支払った回収費用の少なくとも一部を回収する
ステップとを備えたことを特徴とする。請求項14記載
の本発明のリサイクル品の回収システムは、消費者が包
装容器等に収容した商品の購入時に支払った回収費用の
少なくとも一部を用いて前記包装容器等のリサイクル品
を回収するリサイクル品の回収システムであって、前記
リサイクル品に、前記リサイクル品の製造業者、販売業
者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色に関する表
示と、回収費用が含まれたリサイクル品であることを識
別する表示とを設けたことを特徴とする。請求項15記
載の本発明のカードは、請求項1から請求項14のいず
れかに記載のリサイクル品の回収システムを顧客が利用
するときに、当該顧客が所有するリサイクル品の金額又
はポイントを記憶することを特徴とする。請求項16記
載の本発明のリサイクル品の回収ステーションは、請求
項1から請求項14のいずれかに記載のリサイクル品の
回収システムを、コンビニエンスストアー、飲食店、酒
屋店、物流配送施設、又は駐車場施設等の商品又はサー
ビス提供施設において行い、又は商品又はサービス提供
施設に設置することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
リサイクル品の回収システムは、リサイクル品につい
て、製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色を判定する判定手段と、顧客が有するカード
を認識して判定手段による判定に基づきリサイクル品に
対する金額又はポイントをカードに書き込むリーダ・ラ
イターと、リサイクル品を収納する保管手段とを備えた
ものである。本実施の形態によれば、リサイクル品を顧
客から回収するときに、判定手段によって製造業者、販
売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色を判定
することでリサイクル品の分別を可能とするとともに、
顧客に対してリサイクル品毎に金額又はポイントを還元
することで、リサイクル価値のあるリサイクル品の回収
を有効に行うことができる。
【0007】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施
の形態によるリサイクル品の回収システムにおいて、リ
サイクル品を洗浄する洗浄手段と、洗浄後のリサイクル
品を裁断等による処理を行う処理手段とを備えたもので
ある。本実施の形態によれば、回収時にリサイクル品を
洗浄するため、異物や危険物の混入を有効に防止するこ
とができるためリサイクル品を有効に再加工することが
できる。また、洗浄後に裁断等の処理を施すことで嵩張
ることなく保管し、更には運送することができる。
【0008】本発明の第3の実施の形態は、第1の実施
の形態によるリサイクル品の回収システムにおいて、判
定手段を、リサイクル品に表示されているバーコードを
読み取ることにより行うものである。本実施の形態によ
れば、バーコードの情報を有効に活用して製造者や商品
を判別することができる。
【0009】本発明の第4の実施の形態は、第1の実施
の形態によるリサイクル品の回収システムにおいて、リ
サイクル品に表示されているバーコードを読み取るバー
コードリーダと、リサイクル品の質量を計測する質量計
測手段と、リサイクル品に表示されているバーコードの
内容をあらかじめ記憶させている記憶手段とを備え、バ
ーコードリーダで読み取ったリサイクル品データと、質
量計測手段で計測した質量データとを、記憶手段に記憶
させているデータと照合させることでリサイクル品の分
別を行うとともに、異物混入の判別を行うものである。
本実施の形態によれば、リサイクル品の分別を確実に行
うことができるとともに、異物混入を有効に防止するこ
とができる。
【0010】本発明の第5の実施の形態は、第4の実施
の形態によるリサイクル品の回収システムにおいて、バ
ーコードリーダで読み取ったデータを記憶する記憶手段
と、保管手段に収納されているリサイクル品の質量デー
タを、分別を行ったリサイクル品毎に印字する出力手段
とを備えたものである。本実施の形態によれば、リサイ
クル品の回収量を分別毎に把握でき、例えば回収量デー
タとともにリサイクル品を回収することができる。従っ
て、回収されたリサイクル品が再利用事業者や製造者の
もとに確実に戻ったか否かを確認することができる。
【0011】本発明の第6の実施の形態は、第1の実施
の形態によるリサイクル品の回収システムにおいて、判
定手段で判定した、製造業者、販売業者、品目、種類、
材質、質量、形状、又は色別に、回収したリサイクル品
のデータを記憶する記憶手段と、保管手段に収納されて
いるリサイクル品の製造業者データ、販売業者データ、
品目データ、種類データ、材質データ、質量データ、形
状データ、又は色データを印字する出力手段とを備えた
ものである。本実施の形態によれば、リサイクル品の回
収を製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色別に把握でき、これらの回収量データととも
にリサイクル品を回収することができる。従って、回収
されたリサイクル品が再利用事業者や製造者のもとに確
実に戻ったか否かを確認することができる。
【0012】本発明の第7の実施の形態によるリサイク
ル品の回収システムは、顧客が所有するリサイクル品に
対して金品又はポイントを提供するステップと、回収し
たリサイクル品を保管するとともに回収したリサイクル
品に対して提供した金品又はポイントに関するデータを
記憶するステップと、包装容器等に収容した商品の製造
者若しくは販売者、リサイクル品の再利用事業者、又は
回収事業者に対して、回収したリサイクル品を引き渡す
とともに、引き渡すリサイクル品に関するデータを提供
するステップとを備えたものである。本実施の形態によ
れば、回収時に回収したリサイクル品の内容を把握して
いるため、的確な引取先に引き渡すことができる。ま
た、顧客に対してはリサイクル品に対する金品又はポイ
ントを還元し、この顧客に対して還元したポイント等の
データを引取先に提供することで、リサイクル品に対す
る還元をリサイクル品の流れに応じて的確に行うことが
できる。
【0013】本発明の第8の実施の形態によるリサイク
ル品の回収システムは、リサイクル品を所有する顧客に
対して、所有するリサイクル品に対する金品又はポイン
トを提供するステップと、回収したリサイクル品を保管
するとともに回収したリサイクル品に対する金品又はポ
イントに関するデータを記憶するステップと、包装容器
等に収容した商品の製造者若しくは販売者、リサイクル
品の再利用事業者、又は回収事業者に対して、回収した
リサイクル品を引き渡すとともに、データに基づく金品
又はポイントを受領するステップとを備えたものであ
る。本実施の形態によれば、回収時に回収したリサイク
ル品の内容を把握しているため、的確な引取先に引き渡
すことができる。また、顧客に対してはリサイクル品に
対する金品又はポイントを還元し、この顧客に対して還
元したポイントを引取先から受領することで、リサイク
ル品に対する還元をリサイクル品の流れに応じて的確に
行うことができる。
【0014】本発明の第9の実施の形態によるリサイク
ル品の回収システムは、リサイクル品を所有する顧客の
カードを認識するステップと、顧客が所有するリサイク
ル品に対する金額又はポイント数を判定するステップ
と、判定した金額又はポイント数を記憶するステップ
と、判定した金額又はポイント数をカードに書き込むス
テップとを備えたものである。本実施の形態によれば、
顧客に対してリサイクル品の価値に応じたポイント等の
還元を行うことができるので、リサイクル価値の高いリ
サイクル品の回収を有効に行うことができる。
【0015】本発明の第10の実施の形態は、第7から
第9の実施の形態によるリサイクル品の回収システムに
おいて、回収した前記リサイクル品について、製造業
者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色
に関するデータを記憶し、製造者又は販売者に関するデ
ータとともに回収した質量データを出力するものであ
る。本実施の形態によれば、リサイクル品の回収を製造
業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は
色別に把握でき、これらの回収量データとともにリサイ
クル品を回収することができる。従って、回収されたリ
サイクル品が再利用事業者や製造者のもとに確実に戻っ
たか否かを確認することができる。
【0016】本発明の第11の実施の形態は、第7から
第9のリサイクル品の回収システムにおいて、リサイク
ル品を事業者別に分別するステップと、分別した事業者
別にリサイクル品を保管するステップと、リサイクル品
を事業者別に引き渡すステップとを備えたものである。
本実施の形態によれば、回収時に分別を行い、分別した
状態で保管することで、的確な回収を行うことができる
とともに、事業者別に分別することで、事業者に対して
再利用価値の高いリサイクル品を用いることを促すこと
ができる。
【0017】本発明の第12の実施の形態は、第11の
実施の形態によるリサイクル品の回収システムにおい
て、事業者別に、当該事業者に関する保管されたリサイ
クル品についての製造者又は販売者データと質量データ
とを出力するものである。本実施の形態によれば、リサ
イクル品の回収量を製造者又は販売者に把握できるた
め、製造者又は販売者は、回収してリサイクルしたデー
タを受信することで費用負担に応じることができる。ま
た製造者又は販売者は、このリサイクルデータをもとに
自主回収量を明確にすることで、指定法人への委託料を
削減することができる
【0018】本発明の第13の実施の形態によるリサイ
クル品の回収システムは、リサイクル品の製造業者、販
売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色に関す
るデータを判別するステップと、リサイクル品の質量又
は個数に関するデータを蓄積するステップと、蓄積した
データを提供することで、消費者が包装容器等に収容し
た商品の購入時に支払った回収費用の少なくとも一部を
回収するステップとを備えたものである。本実施の形態
によれば、リサイクル品の回収に必要な費用を、消費者
から回収し、この回収したリサイクル費用を有効に還元
することができる。
【0019】本発明の第14の実施の形態によるリサイ
クル品の回収システムは、リサイクル品に、リサイクル
品の製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色に関する表示と、回収費用が含まれたリサイ
クル品であることを識別する表示とを設けたものであ
る。本実施の形態によれば、回収費用が含まれたリサイ
クル品であることを識別する表示を行うことで、リサイ
クル品の回収時にこの表示を利用してリサイクル品の分
別を有効に行うことができるとともに、リサイクル品の
回収を促進することができる。
【0020】本発明の第15の実施の形態によるカード
は、第1から第14のいずれかのリサイクル品の回収シ
ステムを顧客が利用するときに、当該顧客が所有するリ
サイクル品の金額又はポイントを記憶するものである。
本実施の形態によれば、顧客に対してリサイクル品の回
収を有効に促すことができる。
【0021】本発明の第16の実施の形態による回収ス
テーションは、第1から第14のいずれかのリサイクル
品の回収システムを、コンビニエンスストアー、飲食
店、酒屋店、物流配送施設、又は駐車場施設等の商品又
はサービス提供施設において行い、又は商品又はサービ
ス提供施設に設置するものである。本実施の形態によれ
ば、これら商品又はサービス提供施設を有効に利用する
ことで、リサイクル品の回収システムを有効に機能させ
ることができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例によるリサイクル品の
回収システムについて説明する。図1は本実施例による
リサイクル品の回収システムを行うためのリサイクル収
集管理システムの全体構成を示す概念図である。同図に
示すように、本実施例によるリサイクル収集管理システ
ムは、集中管理装置1と、この集中管理装置1と通信回
線でつながったIDカード発行装置2及び収集サイトと
しての回収ステーション10とから構成される。集中管
理装置1は、データの蓄積とデータの演算処理を行うサ
ーバ1A、モニター等の表示手段1B、キーボードやマ
ウス等の入力手段1C、及びプリンター等の出力手段1
Dを備え、本管理システムのメンテナンスや各種データ
集計を行う。ここで本管理システムのメンテナンスとし
ては、例えばリサイクル品の種類によるポイント交換係
数の変更及び追加や、ペットボトル等のバーコードの内
容、バーコードで特定される商品に関する色や重さ等の
関連データの変更及び追加がある。また各種データ集計
としては、例えばリサイクル品の集計、発行ポイント数
の集計がある。また各種データ集計として、それぞれの
回収ステーション10で回収されるリサイクル品に関
し、製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色別の集計データを有することが好ましい。ま
たそれぞれの回収ステーション10で回収されるリサイ
クル品に関し、分別を行ったリサイクル品毎の集計デー
タを有することが好ましい。なお、集中管理装置1で
は、リサイクル品の回収だけでなく、ごみ収集のための
管理システムをあわせもつことが好ましい。この場合に
は、集中管理装置1では、ごみ排出シールの交換ポイン
トの変更及び追加等のメンテナンス機能や、ごみ発行ポ
イント数の集計機能を備える。IDカード発行装置2
は、カードリーダーライター2Aと領収書発行機2Bを
備え、顧客又は世帯単位で使用するIDカードの発行を
行う。なお、集中管理装置1で、リサイクル品の回収だ
けでなく、ごみ収集のための管理システムをあわせもつ
場合には、ごみの排出時に必要なポイントの発行を行
う。
【0023】回収ステーション10には、リサイクル品
回収装置11を設置している。このリサイクル品回収装
置11は、リーダ・ライター19とリサイクル品処理部
20とから構成される。リーダ・ライター19は、リラ
イトカード32に記憶された内容を読み取るカード読み
取り部19Aと、リライトカード32にデータを書き込
むカード書き込み部19Bと、リライトカード32から
読み取った顧客識別記号とリライトカード32に新たに
書き込んだデータを装置内に記憶させるとともに通信手
段や記憶媒体を用いて集中管理装置1にデータを伝達す
るデータ登録/転送部19Cとから構成される。ここ
で、装置内に記憶させるとともに通信手段や記憶媒体を
用いて集中管理装置1に伝達するデータとしては、リサ
イクル品の収集量に関するデータを含んでいることが好
ましい。このようにリサイクル品の収集量に関するデー
タを含むことで、回収のタイミングを調整することがで
きる。特にこのリサイクル品の収集量に関するデータ
は、分別されるリサイクル品単位のデータであることが
好ましい。例えば分別単位毎に収集業者が異なる場合に
最適である。またリサイクル品の利用に応じた回収を実
現することも容易となる。なお、必ずしも分別単位のデ
ータでなくても、品目、種類、材質、質量、形状、又は
色別のデータであっても分別収集されるリサイクル品と
対応したデータとして利用することができる。また、装
置内に記憶させるとともに通信手段や記憶媒体を用いて
集中管理装置1に伝達するデータとして、製造業者や販
売業者、または異なる回収業者が存在する場合には回収
業者別のデータであってもよい。製造業者や販売業者別
に集計されたデータを伝達することで、製造業者や販売
業者に対して回収情報を提供できるとともに、それぞれ
の製造業者や販売業者に対する費用負担を明示できる。
なお、これらのデータは、後述するバーコードからの読
取情報を利用することができる。
【0024】リサイクル品処理部20は、リサイクル品
を受け付ける投入機能と、リサイクル品を分類する分類
機能と、リサイクル品を保管する保管機能とを備えてい
る。投入機能としては、バーコードリーダ12や洗浄機
13の他に、リサイクル品を受け付ける投入口22やバ
ーコードリーダ12でバーコードを読み取ったリサイク
ル品を一旦返却する排出口23を備えている。ここで、
投入口22と排出口23とは同一構成であってもよい。
また、排出口23は、バーコードを判別できなかったも
のやバーコードを読み取った結果保管対象外であること
が判明したリサイクル品だけを排出する機能を有するも
のであってもよい。分類機能としては、質量計測手段1
4や判定手段18の他に、判定後のペットボトルを裁断
機である処理手段15に移送する搬送手段24を備えて
いる。なお、図示はしないが、判定後にリサイクル品と
して不的確なペットボトルを排出する排出口を備えてい
ることが好ましい。保管機能としては、処理手段15や
保管手段16を備えている。処理手段15としては、裁
断機の他に、粉砕機又は圧縮機であってもよい。また物
理的に処理する方法に限らず、加熱し又は溶液を用いて
化学的に処理する手段であってもよい。保管手段16
は、図示のように、複数の収納箱で構成されることが好
ましい。そして判定手段18で判定した結果によって、
製造業者、販売業者、品目、種類、材質、形状、又は色
毎に分別することが好ましい。また回収事業者や再利用
事業者別に分別することもできる。
【0025】図2は本実施例によるリサイクル品の回収
システムを示す全体構成図である。リサイクル品回収装
置11は、コンビニエンスストアー、飲食店、酒屋店、
物流配送施設、又は駐車場施設等の商品又はサービス提
供者が、商品又はサービス提供施設に設置することが好
ましい。これら商品又はサービス提供施設を有効に利用
することで、リサイクル品の回収システムを有効に機能
させることができる。商品の消費者である顧客30は、
リサイクル品であるペットボトル31を回収ステーショ
ンまで搬送する。このとき、顧客30は、独自の識別番
号があらかじめ記憶されたリライトカード32をペット
ボトル31とともに持参する。一方、回収ステーション
10に回収されたリサイクル品は、回収業者41を経由
して製造者(又は販売者)42や再利用事業者43に回
収される。回収ステーション10に回収されたリサイク
ル品は、回収業者41を経由することなく、製造者(又
は販売者)42や再利用事業者43に回収される場合も
ある。回収業者41、製造者(又は販売者)42、又は
再利用事業者43に回収される場合には、リサイクル品
に対する回収費用が代金又はポイントによって支払われ
る。また、優良なリサイクル品であれば、回収ステーシ
ョン10から販売される可能性もある。製造者(又は販
売者)42や再利用事業者43に回収される場合には、
回収されるリサイクル品とともに、このリサイクル品に
関するデータが提供されることが好ましい。ここで提供
されることが好ましいデータは、製造業者、販売業者、
品目、種類、材質、質量、形状、又は色別の集計データ
である。
【0026】リサイクル品回収装置11は、ペットボト
ル31に表示されたバーコードを読み取るバーコードリ
ーダ12、ペットボトル31を洗浄する洗浄機13、ペ
ットボトル31の質量を計測する質量計測手段14、ペ
ットボトル31を裁断する処理手段15、ペットボトル
31を保管する保管手段16、ペットボトル31の製造
者又は販売者である事業者やペットボトル31の種類、
又はリサイクル品か否かを判定する判定手段18、ペッ
トボトル31に表示されるバーコードの内容やこのバー
コードの内容と関連づけたペットボトルの材質や質量に
関する情報を記憶した記憶手段17、リライトカード3
2を読み取るとともに書き込み可能なリーダ・ライター
19を備えている。また、バーコードリーダ12で読み
取った、保管手段16に保管するペットボトル31に関
する製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
状、又は色データは、記憶手段17に記憶される。また
リサイクル品回収装置11は、必要データを伝票に印字
する出力手段19Dを備えている。ここで印字されるデ
ータとしては、製造業者又は販売業者を識別するデータ
(例えば名称や識別コード)と回収されるリサイクル品
の質量データである。また回収されるリサイクル品に関
する品目、種類、材質、形状、又は色データを印字出力
してもよい。この出力手段19Dによって、リサイクル
品の回収時に伝票に印字される。出力手段19Dとして
プリンターを備えていることが好ましいが、プリンター
接続端子を備えていてもよい。プリンター接続端子を備
えている場合には、リサイクル品回収時に回収業者41
などがプリンターを接続して出力する。伝票に直接印字
する場合に他、ラベルに印字し、このラベルを伝票に貼
り付けて使用してもよい。なお出力手段19Dは、回収
業者41、製造者42、又は再利用事業者43に対して
上記のデータを送信してもよい。また印字を行うととも
にデータを送信するものであってもよい。なお、データ
送信は、伝票への印字後に確定情報として送信されるこ
とが好ましい。
【0027】次に、図3を用いて図2に示すリサイクル
品回収装置11に用いるカードシステムについて説明す
る。図3は、リサイクル品回収装置に用いるカードシス
テムのフローチャート図である。リライトカード32が
リサイクル品回収装置に装着されると、リーダ・ライタ
ー19によって顧客識別記号(ID)がチエックされる
(S1)。このIDが確認されると、投入口22の扉が
開口される(S2)。顧客はこの投入口22から持参し
たペットボトル31を投入すると(S3)、投入口の扉
は閉じられ、ペットボトル31に表示されているバーコ
ードの読み取りをバーコードリーダ12によって行う
(S4)。バーコードチエック(S4)が行われたペッ
トボトル31は、洗浄された後に質量計測手段14にお
いて重さが計測される(S5)。そしてバーコードチエ
ック(S4)によって判別した情報と、重さ計測(S
5)によって得られたデータとをあらかじめ記憶させて
いる登録データとの間でチエックを行う(S6)。ここ
で行われるチエックは、リサイクル品としてあらかじめ
登録されたペットボトルか否かを判断するとともに、異
物が混入していないか否かをチエックする。そしてこの
チエックにおいてあらかじめ登録されたペットボトルで
あり異物混入もないことが判定されると、リサイクル品
としてのペットボトル32は、あらかじめ登録された分
類に分別され(S7)、また顧客に対してはあらかじめ
登録されたポイントが発行される(S8)。分別された
ペットボトル32は、裁断処理が施された後に、この分
類に応じて図1に示す収納箱に保管される。また発行さ
れたポイントは、顧客のリライトカード32に新たに書
き込まれる。なお、リライトカード32から読み取った
顧客ID、保管されるペットボトル31に関する情報、
および新たに発行されたポイントは回収情報として登録
される(S9)。
【0028】次に、図4を用いて図2に示すリサイクル
品回収装置の処理流れについて説明する。図4は、リサ
イクル品回収装置の処理方法を示すフローチャート図で
ある。まず、リサイクル品回収装置は、リーダ・ライタ
ー19に装着されたリライトカード32に記憶されてい
るIDと累計ポイントとを読み取る(S11)。次にリサ
イクル品回収装置は、投入されたペットボトル31に表
示されているバーコードをバーコードリーダ12によっ
て読み取る(S12)。本回収システムにおいては、登
録生産者の容器データーをあらかじめ登録し、バーコー
ドから必要事項を特定できるようにしておく。バーコー
ドを正しく読みとれ、対象となるペットボトルであるこ
とが判定したペットボトルについては、容器内部を洗浄
し(S13)、洗浄後に質量を計測する(S14)。S
12において読み取った情報とS14において計測した
データから生産者を判別する(S15)。生産者が未登
録のリサイクル品である場合には、生産者未登録品収納
箱に分別される(S16)。また、生産者が特定された
ペットボトルについては、裁断機によって裁断され(S
17)、生産者別収納箱に分別される(S18)。な
お、生産者が未登録のリサイクル品である場合には、S
16で生産者未登録品収納箱に分別されるが、生産者が
未登録であっても例えば使用材料が明確な場合において
は、S17において裁断した後の状態であることが好ま
しい。
【0029】次に本発明の他の実施例によるリサイクル
品の回収システムについて説明する。図5は本実施例に
よるリサイクル品の回収システムを示す全体構成図であ
る。同図において、上記実施例と同一機能を有する構成
には同一符号を付して説明を省略する。本実施例は、ペ
ットボトル等の容器の回収に必要な費用を顧客30が商
品の購入時に「リサイクル費用」として支払い、この
「リサイクル費用」を用いてリサイクル品の回収システ
ムを行うものである。商品の購入時に顧客30が負担し
た「リサイクル費用」は、製造者42を経由してリサイ
クル組織50に回収される。本実施例は、回収ステーシ
ョン10である設置者、回収業者41、製造者42、再
利用事業者43が、回収情報をリサイクル組織50に通
信手段によって送信することで、リサイクル組織50か
らは、回収ステーション10、回収業者41、製造者
(販売者)42、及び再利用事業者43に対してリサイ
クル費用が還元されるシステムである。なお本実施例に
おいては、出力手段19Dは、回収業者41、製造者4
2、又は再利用事業者43以外に、リサイクル組織50
に対してもデータを送信することが好ましい。
【0030】以上のように本実施例によれば、包装容器
等のリサイクル品を顧客から受け取り、リサイクル品を
回収事業者、リサイクル品の再利用事業者、又は包装容
器等に収容した商品の製造者若しくは販売者に引き渡す
リサイクル品の回収システムを円滑に行うことができ
る。なお、上記実施例で説明したバーコードリーダ12
に代えて、各種センサーを用いて形状や材質からリサイ
クル品を判定するものであってもよい。また、バーコー
ドに限らず、リサイクル品の種類や材料に関する表示を
判別するものであってもよい。また図5に示す実施例の
場合には、回収費用が含まれたリサイクル品に、回収費
用が含まれたリサイクル品であることを識別する識別表
示を設け、この識別表示に、リサイクル、特に分別に必
要な情報を表示し、この表示を判定手段によって判別す
ることが好ましい。また判定手段18では、上記実施例
での判定内容の他に、製造業者、販売業者、品目、種
類、材質、質量、形状、又は色を判定するものであって
もよい。また、リサイクル品がペットボトルのような容
器にあっては、還元可能な代金が極めて少ないことから
上記実施例にようなポイントで還元することが好ましい
が金額や品物であってもよい。なお、上記実施例のよう
にリサイクル品に対するポイント付与を採用した場合に
は、このポイントを利用して排出ゴミの収集費用(ゴミ
袋の購入費用、ゴミ排出時の費用)としたり、設置店で
のサービスや商品の購入にポイントを利用できるシステ
ムとすることが好ましい。また本実施例のシステムで
は、軽く、割れる心配も無いため容器としての機能性に
は優れたペットボトルの利便性を損なうことなくペット
ボトルの回収を促進することができる。
【0031】なお本実施例では、顧客識別データ(登録
ID)やポイント数等をIDカードに記憶させる場合で
説明したが、IDカードには、顧客識別データだけを記
憶させ、ポイント数については、集中管理装置1に記憶
させておいてもよい。この場合には、リサイクル品回収
装置11からのアクセスによって集中管理装置1から上
記各データを読み込む。またIDカード又は集中管理装
置1に、IDカードの利用開始日、最新利用日時、リサ
イクルの利用回数、最新利用時のポイント数、累計ポイ
ント数を記憶させておいてもよい。また、リライトカー
ドを用いる場合には、登録ID、利用開始日、最新利用
日時、リサイクルの利用回数、最新利用時のポイント
数、累計ポイント数を書き換え可能に表示する。ただ
し、このようなリライトカードを用いる場合、全ての項
目を書き換える場合の他、登録ID、利用開始日につい
ては、カード発行時に書き込み、その後は、最新利用日
時、リサイクルのそれぞれの利用回数、最新利用時のポ
イント数、累計ポイント数だけを書き換える方法でもよ
い。また、簡便なカードとして、単にポイント数だけを
記憶するものでもよい。なお、上記実施例では、リライ
トカード32と、このリライトカード32が装着される
リーダ・ライター19とを用いて説明したが、このよう
な接触型のカードに限らず非接触型カードを用いてもよ
い。この種の非接触型カードにあっては、リーダ・ライ
ター(入力手段)との間でデータを送受信する送受信部
と、データ内容を保持するメモリー部と、データの読み
出しと書き込みを制御する制御部とを備えている。ここ
で送受信部は、例えばブルートゥースのような近距離無
線通信手段が適しており、リーダ・ライター(入力手
段)から所定範囲内に近接した場合に通信接続のための
信号がリーダ・ライター(入力手段)に対して送信され
る。メモリー部には登録IDを記憶している。なお、こ
のメモリー部には、登録IDの他に、利用開始日、最新
利用日時、リサイクルの利用回数、最新利用時のポイン
ト数を記憶することが好ましい。またこの種の非接触型
カードは、いわゆる名刺サイズのカードの他に、スティ
ック形状でもよい。またこの種の非接触型カードに、ク
リップ機能を備えているものが好ましい。またカード自
体にクリップ機能を備えていない場合には、この非接触
型カードを収納可能なホルダーにクリップ機能を備えて
いることが好ましい。また携帯性を高めるために、携帯
電話に貼付可能に構成してもよい。また、携帯電話に装
着して用いるメモリーカードを、この非接触型カードと
してもよい。
【0032】なお、上記実施例において説明した回収ス
テーション10がリサイクル品を販売しているスーパー
マーケットやコンビニエンスストアーなどの販売店の場
合には、バーコードリーダで読み取ったデータから製造
業者(又は販売業者)を判別し、前年度の製造業者(又
は販売業者)別の回収量と当該販売店(スーパーマーケ
ットやコンビニエンスストアーなど)での販売量から、
販売分を超える回収量を算出するシステムを備えている
ことが好ましい。すなわち、製造業者(又は販売業者)
別に所定期間内に回収したリサイクル品の回収量を演算
する手段と、当該販売店での製造業者(又は販売業者)
別の所定期間内に販売した販売量を演算する手段と、製
造業者(又は販売業者)別の回収量と販売量を比較して
差を演算する手段とを備えることで、他の販売店の販売
分に相当する回収量を出力することができる。そしてこ
の他の販売店の販売分に相当する回収量については、製
造業者(又は販売業者)や他の販売店から負担を回収す
るシステムとすることが好ましい。なお、ここで所定期
間は、月次で行うとともに年度でまとめることが好まし
い。製造事業者は、回収してリサイクルしたデータを受
信することで費用負担に応じることができる。また製造
事業者は、このリサイクルデータをもとに自主回収量を
明確にすることで、指定法人への委託料を削減すること
ができる。また、回収ステーション10では、記憶手段
にあらかじめ登録されていないバーコードの製造業者
を、製造業者別に一覧表として表示、またはデータとし
て出力できることが好ましい。このように記憶手段にあ
らかじめ登録されていないバーコードの製造業者に関す
るデータを集計して出力することで、リサイクルの義務
があるにも関わらず回収費用を負担しない製造業者(事
業者)に対するフリーライダー抑制を行うことができ
る。
【0033】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
本発明によれば、回収の初期段階での分別が行われるた
め、早い段階で裁断等の処理が可能となり、品質の明確
な粉砕物であるのでリサイクルの需要が拡大する。ま
た、本発明によれば、カードによる排出者の意識向上と
リターナブル化、容器回収の合理化、更にはリサイクル
品の用途拡大を狙うことができる。また、本発明によれ
ば、分類を生産者別とすることで生産者は容器及び付帯
品をリサイクルに適した材料を用いる傾向ができ、循環
型社会に望ましいサイクルシステムが構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるリサイクルごみ収集管
理システムの全体構成を示す概念図
【図2】本発明の一実施例によるリサイクル品の回収シ
ステムを示す全体構成図
【図3】本発明の一実施例によるリサイクル品回収装置
に用いるカードシステムを主としたフローチャート図
【図4】本発明の一実施例によるリサイクル品回収装置
の処理方法を示すフローチャート図
【図5】本発明の他の実施例によるリサイクル品の回収
システムを示す全体構成図
【符号の説明】
10 回収ステーション 11 リサイクル品回収装置 12 バーコードリーダ 13 洗浄機 14 質量計測手段 15 処理手段 16 保管手段 18 判定手段 19 リーダ・ライター 32 顧客 31 リサイクル品(ペットボトル) 32 カード(リライトカード) 41 回収業者 42 製造者(販売者) 43 再利用事業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 5/00 B09B 3/00 Z G06K 7/00 5/00 L Q

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装容器等のリサイクル品を顧客から受
    け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイク
    ル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商
    品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回
    収システムであって、前記リサイクル品について、製造
    業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は
    色を判定する判定手段と、前記顧客が有するカードを認
    識して前記判定手段による判定に基づき前記リサイクル
    品に対する金額又はポイントを前記カードに書き込むリ
    ーダ・ライターと、前記リサイクル品を収納する保管手
    段とを備えたことを特徴とするリサイクル品の回収シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記リサイクル品を洗浄する洗浄手段
    と、洗浄後の前記リサイクル品を裁断等による処理を行
    う処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のリサイクル品の回収システム。
  3. 【請求項3】 前記判定手段を、前記リサイクル品に表
    示されているバーコードを読み取ることにより行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のリサイクル品の回収シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記リサイクル品に表示されているバー
    コードを読み取るバーコードリーダと、前記リサイクル
    品の質量を計測する質量計測手段と、前記リサイクル品
    に表示されているバーコードの内容をあらかじめ記憶さ
    せている記憶手段とを備え、前記バーコードリーダで読
    み取ったリサイクル品データと、前記質量計測手段で計
    測した質量データとを、前記記憶手段に記憶させている
    データと照合させることでリサイクル品の分別を行うと
    ともに、異物混入の判別を行うことを特徴とする請求項
    1に記載のリサイクル品の回収システム。
  5. 【請求項5】 前記バーコードリーダで読み取ったデー
    タを記憶する記憶手段と、前記保管手段に収納されてい
    る前記リサイクル品の質量データを、分別を行った前記
    リサイクル品毎に印字する出力手段とを備えたことを特
    徴とする請求項4に記載のリサイクル品の回収システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記判定手段で判定した、製造業者、販
    売業者、品目、種類、材質、質量、形状、又は色別に、
    回収した前記リサイクル品のデータを記憶する記憶手段
    と、前記保管手段に収納されている前記リサイクル品の
    製造業者データ、販売業者データ、品目データ、種類デ
    ータ、材質データ、質量データ、形状データ、又は色デ
    ータを印字する出力手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のリサイクル品の回収システム。
  7. 【請求項7】 包装容器等のリサイクル品を顧客から受
    け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイク
    ル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商
    品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回
    収システムであって、顧客が所有するリサイクル品に対
    して金品又はポイントを提供するステップと、回収した
    リサイクル品を保管するとともに回収したリサイクル品
    に対して提供した金品又はポイントに関するデータを記
    憶するステップと、前記包装容器等に収容した商品の製
    造者若しくは販売者、前記リサイクル品の再利用事業
    者、又は回収事業者に対して、回収したリサイクル品を
    引き渡すとともに、引き渡すリサイクル品に関する前記
    データを提供するステップとを備えたことを特徴とする
    リサイクル品の回収システム。
  8. 【請求項8】 包装容器等のリサイクル品を顧客から受
    け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイク
    ル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商
    品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回
    収システムであって、前記リサイクル品を所有する顧客
    に対して、所有するリサイクル品に対する金品又はポイ
    ントを提供するステップと、回収したリサイクル品を保
    管するとともに回収したリサイクル品に対する金品又は
    ポイントに関するデータを記憶するステップと、前記包
    装容器等に収容した商品の製造者若しくは販売者、前記
    リサイクル品の再利用事業者、又は回収事業者に対し
    て、回収したリサイクル品を引き渡すとともに、前記デ
    ータに基づく金品又はポイントを受領するステップとを
    備えたことを特徴とするリサイクル品の回収システム。
  9. 【請求項9】 包装容器等のリサイクル品を顧客から受
    け取り、前記リサイクル品を回収事業者、前記リサイク
    ル品の再利用事業者、又は前記包装容器等に収容した商
    品の製造者若しくは販売者に引き渡すリサイクル品の回
    収システムであって、前記リサイクル品を所有する顧客
    のカードを認識するステップと、顧客が所有するリサイ
    クル品に対する金額又はポイント数を判定するステップ
    と、判定した金額又はポイント数を記憶するステップ
    と、判定した金額又はポイント数を前記カードに書き込
    むステップとを備えたことを特徴とするリサイクル品の
    回収システム。
  10. 【請求項10】 回収した前記リサイクル品について、
    製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形状、
    又は色に関するデータを記憶し、製造者又は販売者に関
    するデータとともに回収した質量データを出力すること
    を特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の
    リサイクル品の回収システム。
  11. 【請求項11】 前記リサイクル品を事業者別に分別す
    るステップと、分別した事業者別に前記リサイクル品を
    保管するステップと、前記リサイクル品を事業者別に引
    き渡すステップとを備えたことを特徴とする請求項7か
    ら請求項9のいずれかに記載のリサイクル品の回収シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記事業者別に、当該事業者に関する
    保管された前記リサイクル品についての製造業者又は販
    売業者データと質量データとを出力することを特徴とす
    る請求項11に記載のリサイクル品の回収システム。
  13. 【請求項13】 包装容器等のリサイクル品の再利用事
    業者、前記包装容器等に収容した商品の製造若しくは販
    売者、又は回収事業者が前記リサイクル品を回収するリ
    サイクル品の回収システムであって、前記リサイクル品
    の製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質量、形
    状、又は色に関するデータを判別するステップと、前記
    リサイクル品の質量又は個数に関するデータを蓄積する
    ステップと、蓄積した前記データを提供することで、消
    費者が前記包装容器等に収容した商品の購入時に支払っ
    た回収費用の少なくとも一部を回収するステップとを備
    えたことを特徴とするリサイクル品の回収システム。
  14. 【請求項14】 消費者が包装容器等に収容した商品の
    購入時に支払った回収費用の少なくとも一部を用いて前
    記包装容器等のリサイクル品を回収するリサイクル品の
    回収システムであって、前記リサイクル品に、前記リサ
    イクル品の製造業者、販売業者、品目、種類、材質、質
    量、形状、又は色に関する表示と、回収費用が含まれた
    リサイクル品であることを識別する表示とを設けたこと
    を特徴とするリサイクル品の回収システム。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれかに
    記載のリサイクル品の回収システムを顧客が利用すると
    きに、当該顧客が所有するリサイクル品の金額又はポイ
    ントを記憶することを特徴とするカード。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項14のいずれかに
    記載のリサイクル品の回収システムを、コンビニエンス
    ストアー、飲食店、酒屋店、物流配送施設、又は駐車場
    施設等の商品又はサービス提供施設において行い、又は
    商品又はサービス提供施設に設置することを特徴とする
    リサイクル品の回収ステーション。
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