JP2023084585A - 精算装置および精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セルフレジの利便性を向上させること。【解決手段】精算装置は、購入する商品の精算を顧客が行う精算装置であって、前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、を備える精算装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、精算装置および精算システムに関する。
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの各種店舗では、POS端末装置(Point Of Sales)を用いて取引が行われる。POS端末装置は、商品の登録処理や精算処理を行う。POS端末装置には、店員が商品の登録をして精算を行うものの他にも、顧客自らが操作して、商品を登録して精算を行う、いわゆるセルフレジがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10-069574号公報
しかしながら、従来技術では、顧客自らが精算や袋詰めに係る作業を行うことや、店員による監視を要することから、運用効率が悪くなることがあり、セルフレジの利便性が低いことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、セルフレジの利便性を向上させることができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である精算装置は、購入する商品の精算を顧客が行う精算装置であって、前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である精算システムは、購入する商品の精算を顧客が行う精算装置と、前記精算装置を監視する取引状況管理装置とを含む精算システムにおいて、前記精算装置は、前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、前記撮像部によって撮像された撮像画像を前記取引状況管理装置へ送信する送信部と、エラーを検出する検出部と、を備え、前記取引状況管理装置は、前記検出部によって前記エラーが検出された際の撮像情報を表示する表示部を備える、ことを特徴とする精算システムである。
本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。 POS端末装置20の外観の一例を示す説明図である。 POS端末装置20の外観の一例を示す説明図である。 POS端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 作業支援ラック241の一例を示す説明図である。 作業支援ラック241の使用例を示す説明図である。 ストアコントローラ10が記憶する商品マスタ600の一例を示す説明図である。 取引状況管理装置11のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 監視モニタ215の表示される画面の一例を示す説明図である。 取引状況管理装置11の表示部705に表示される画面の一例を示す説明図である。 取引状況管理装置11に表示される詳細画面1000の一例を示す説明図である。 POS端末装置20が行う商品登録処理の一例を示すフローチャートである。 POS端末装置20が行う商品登録処理の一例を示すフローチャートである。 POS端末装置20が行う緊急エラー処理の一例を示すフローチャートである。 POS端末装置20が行う準緊急エラー処理の一例を示すフローチャートである。 取引状況管理装置11が行う処理の一例を示すフローチャートである。
(実施形態)
(POSシステム1のネットワーク構成)
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。POSシステム1は、精算システムの一例である。POSシステム1は、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店など、種々の店舗に導入される。図1に示すPOSシステム1は、ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11と、POS端末装置20(20-1~20-n(n≧1))とを備える。各装置は、LAN55を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
ストアコントローラ10は、商品マスタ600(図6参照)などの取引に必要な各種情報を記憶する。商品マスタ600は、各商品の商品識別情報(例えばJAN(Japanese Article Number)コード)、商品名、販売価格、商品の重量などの商品情報を格納するファイルである。また、商品マスタ600は、計量が必要な商品(計量対象商品)の商品識別情報、商品名、計量対象商品の単価などを含む。また、ストアコントローラ10は、商品マスタ600のほかにも、在庫状況、販売履歴、入出金記録、会員情報などの各種の情報を記憶する。
取引状況管理装置11は、店員(監視店員)がPOS端末装置20を監視するための装置である。具体的には、取引状況管理装置11は、POS端末装置20の状況(動作モード、処理状況等)を表示したり、POS端末装置20を制御したりすることが可能である。POSシステム1において、取引状況管理装置11には店員1名が配置され、当該店員(監視店員)によるPOS端末装置20および顧客の監視が行われる。
POS端末装置20は、精算装置の一例である。POS端末装置20は、顧客によって操作される。POS端末装置20は、複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作することが可能である。ここでいう動作モードは、フルセルフモードと、会計専用モードである。
フルセルフモードは、自装置で顧客が商品を登録し、自装置で顧客が精算を行うモードである。会計専用モードは、店員が商品を登録する登録装置において登録された商品の精算情報を取得して、セルフ精算を行うモードである。
なお、動作モードは、これらのモードの他にも、店員登録モードを含んでもよい。店員登録モードは、店員が商品を登録するモードである。店員登録モードでは、自装置で登録した商品情報に基づいて、他のPOS端末装置20で精算(セルフ精算)が行われる。セルフ精算とは、会計専用モードのPOS端末装置20において顧客によって精算が行われることである。セルフ精算を行う場合、店員登録モードのPOS端末装置20によって生成された精算情報を、会計専用モードのPOS端末装置20が取得して、会計専用モードのPOS端末装置20で当該精算情報を用いた精算が行われる。
なお、POS端末装置20が、店員側の表示部と、客側の表示部とを備えるようにすることも可能であり、この場合、店員登録モードでは、自装置で精算(対面精算)を行うようにしてもよい。対面精算とは、自装置において顧客によって精算が行われることである。なお、顧客自身で精算を行わなくてもよく、すなわち、店員が顧客から現金等を受け取って、店員による精算が行われてもよい。
また、POSシステム1は、店員が所持する店員端末を備えていてもよい。店員端末は、POS端末装置20の状況(動作モード、処理状況等)を表示したり、POS端末装置20を制御したりすることが可能である。また、店員端末は、POS端末装置20や取引状況管理装置11から店員を呼び出す旨を示す情報を受信して、その旨を表示することも可能である。
(POS端末装置20の構成例)
次に、図2~図4を用いて、POS端末装置20の構成例について説明する。
図2および図3は、POS端末装置20の外観の一例を示す説明図である。
図4は、POS端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2~図4において、同一部分には同一符号を付している。
図2は、POS端末装置20の斜視図を示す。図3(A)は、POS端末装置20の正面図を示す。図3(B)は、POS端末装置20の側面図を示す。図2および図3に示すように、POS端末装置20の両脇には、上流側カウンタ231と、下流側カウンタ232とが配置されている。上流側カウンタ231には、登録前の商品や、当該商品を収容した買い物カゴが載置される。下流側カウンタ232には、登録を終えた商品や、当該商品を収容した買物袋などが載置される。
下流側カウンタ232は、作業支援システム240に含まれる。作業支援システム240は、下流側カウンタ232のほか、計量器210と、作業支援ラック241と、金券収納部242とを含む。計量器210は、下流側カウンタ232に載置される。作業支援ラック241は、計量器210の上に載置され、登録を終えた商品の袋詰め作業等を支援するラックである。金券収納部242は、下流側カウンタ232の下部に配置され、使用済みの金券を回収する。作業支援ラック241および金券収納部242の詳細については、後述する。POS端末装置20の装置筐体20aの下部には、レシート紙等の予備品を収納する予備品収納部243が配置されている。
以下、図2および図3を参照しつつ、図4に示すPOS端末装置20の構成例を説明する。POS端末装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部208と、釣銭機209と、計量器210と、音声出力部211と、通信部212と、印刷部213と、カメラ214と、監視モニタ215と、サインポール216と、を備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、POS端末装置20の動作を制御する。各種プログラムは、本実施形態に係る表示制御プログラムを含む。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出しや書き込みが可能なメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、各種処理において生成した情報を記憶する。各種処理において生成した情報は、具体的には、商品を登録する登録処理において生成した登録情報や、登録した商品(登録商品)を精算する精算処理において生成した精算情報などを含む。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク204は、カメラ214によって撮像された撮像結果(例えば、動画)を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行する各種のプログラムを記憶してもよい。また、ハードディスク204は、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、操作受付部の一例である。客側表示部205は、所定幅W(図3(A)参照)の装置筐体20aに取り付けられている。客側表示部205は、顧客用のタッチディスプレイである。客側表示部205は、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客から種々の入力を受け付ける。具体的には、客側表示部205は、商品の登録に係る操作や、精算に係る操作を受け付ける。なお、客側表示部205は、店員専用のメンテナンス画面において、動作モードの変更を受け付ける。
客側スキャナ部206は、顧客用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。各種の情報は、カメラ214の撮像によって読み取られることも可能である。例えば、客側スキャナ部206は、商品に付されているバーコード(商品コード等)や、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を光学的に読み取る。また、客側スキャナ部206は、金券(商品券、クーポン券、優待券)や各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を読み取る。金券は、紙媒体の印刷されたものや、電子媒体に表示されたものを含む。電子媒体に表示される金券は、例えば、顧客が所持するスマートフォン等に表示される電子クーポンである。なお、客側からの商品の登録は、客側スキャナ部206によるコードの読み取りによることに限らない。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)を表示し、当該プリセットキーが操作(押下)されることによって、客側からの商品の登録を行うことも可能である。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、ポイントカード等)による決済機構である。カード決済部208は、カード認識部や表示部や操作部を備える。カード認識部は、各種カードの情報を磁気的または電気的に読み取る。読み取られた情報は、登録商品の精算に用いられる。なお、カード認識部は、例えば、ポイントカードの保有ポイントを使用する場合など、登録商品の精算において使用する情報を認識することも可能である。また、カード認識部は、例えば、ポイントカードにポイントを付与する場合など、登録商品の精算に使用しない情報を認識することも可能である。
なお、本実施形態のカード決済部208は、カード認識部、表示部、および操作部を備えるが、これに限らず、少なくともカード認識部を備えるものであればよい。また、本実施形態のカード認識部は、接触型のカード(ICカード、磁気カード)に対応するものであってもよいし、非接触型のカード(ICカード)に対応するものであってもよい。
釣銭機209は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有する。釣銭機209は、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。釣銭機209は、客側に向けられており、顧客から各種操作や現金の投入を受け付ける。なお、釣銭機209は、投入口に投入された紙幣や硬貨を検出するセンサを有する。当該センサは、投入口に紙幣や硬貨が投入された旨の検出や、金種別の枚数の検出などを行う。
計量器210は、下流側カウンタ232の上に配置され、登録を終えた商品の重量を検出する。計量器210の上には秤皿210aが載置されている。秤皿210aには、ストッパ210bが設けられている。ストッパ210bは、秤皿210aに載置された商品やカゴが秤皿210aから落ちてしまうことを防止する。また、下流側カウンタ232の客側には、操作者(顧客)の体が触れることによって、荷重を計測してしまうことを防止する秤ガード232aが設けられている。
計量器210は、秤皿210aや、作業支援ラック241の重量を除いた重量を計量する。また、計量器210は、作業支援ラック241に買物袋が掛けられている場合や、秤皿210aに買い物カゴが載置されている場合には、これらを除いた重量を計量する。なお、図示において、下流側カウンタ232および秤皿210aは、買い物カゴ1つ分に対応する大きさの買物袋等を載置可能な大きさである。ただし、これらは、買い物カゴ2つ分以上に対応する大きさの買物袋等を載置可能な大きさとしてもよい。また、下流側カウンタ232を複数台並べて、計量器210を複数台配置してもよい。
POS端末装置20は、商品の登録を行うと、ストアコントローラ10に対して、当該商品の重量を問い合わせる。POS端末装置20は、問い合わせた重量と、計量器210によって計量された増加分の重量とが一致するか否かの計量判定を行う。計量判定において一致を示す結果が得られた場合、正常に登録が行われて、商品が下流側カウンタ232上に載置されたもの判断する。一方で、計量判定において一致しないことを示す結果が得られた場合、POS端末装置20は、計量に係るエラーであると判断する。また、POS端末装置20は、商品が登録されていないにもかかわらず、計量器210によって計量された重量が変化した場合にも、計量に係るエラーであると判断する。
音声出力部211は、音声を出力する。例えば、音声出力部211は、音声ガイダンスや警告音などを出力する。音声ガイダンスや警告音は、例えば、商品の登録や精算に係るものである。
通信部212は、他の装置(ストアコントローラ10、取引状況管理装置11、および他のPOS端末装置20)と情報を送受信するインタフェースである。
印刷部213は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷して出力する。印刷部213は、媒体発行口の方向を変更可能である。
カメラ214は、撮像部の一例である。カメラ214は、客側表示部205の上部に取り付けられている。カメラ214は、動画または静止画を撮像する。カメラ214には、CCD(charge coupled device)カメラや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを用いることできる。また、カメラ214は、魚眼レンズや広角レンズを備え、広範囲に顧客を撮像する。
具体的には、カメラ214は、商品の登録時における顧客の操作状況を撮像する。より具体的には、カメラ214は、POS端末装置20の両脇に設けられたカウンタ上の買い物カゴの内部(商品)や、登録時における顧客の操作状況を撮像する。また、カメラ214は、精算時における顧客の操作状況を撮像する。具体的には、カメラ214は、顧客が所持する紙幣や硬貨のほか、釣銭機209や手の動作などを撮像する。
カメラ214は、顧客の操作を良好に撮像できる位置に配置されていればよい。例えば、カメラ214は、客側表示部205から客側(手前側)に迫り出すようにして設けられていてもよい。また、精算時の動作をより良好に撮像するという観点から、カメラ214は、釣銭機209(現金の投入口)を中心に撮像することができるように、釣銭機209に向けられて配置されていてもよい。
カメラ214は、起動中に常時撮像を行う。カメラ214によって撮像された撮像画像は、録画としてハードディスク204に記憶される。録画する期間は、例えば、商品の登録開始を受け付けてから顧客がレシートを受け取って、POS端末装置20の前を離れるまでの期間である。POS端末装置20の前の顧客がいるか否かは、例えば、人感センサ(不図示)によって判別してもよい。ただし、カメラ214は、POS端末装置20の前に顧客がいる期間を、録画する期間としてもよい。
また、撮像画像は、常時録画されるようにしてもよい。すなわち、撮像画像は、取引の有無や、POS端末装置20の前の顧客の有無にかかわらず、常時録画されるようにしていてもよい。常時録画する場合、POS端末装置20は、不要な部分を削除する機能を備えるようにしてもよい。この機能は、例えば、登録の開始を受け付けた5秒前から、レシートが取り出されて5秒が経過するまでを保存対象とし、それ以外を削除する機能である。これにより、登録の開始を受け付ける5秒前から、撮像画像を記憶させることができる。
カメラ214によって撮像された撮像画像は、精算を行う顧客を監視する監視画像として用いることができる。当該撮像画像は、例えば、実際に入金した額を検証するために用いられたり、証拠として用いられたりする。例えば、顧客が釣銭機209に千円札を入金したものの、「一万円札を入金したのに、お釣りが少ない。」と申し出たとする。この場合、釣銭機209では、千円札が入金されたことが記録されている。ただし、釣銭機209が故障等により誤認識することも生じ得る。そこで、店員は、撮像画像を検証することにより、実際に顧客が入金した金種を確認することができる。また、顧客に対して、当該撮像画像を証拠として提示することができる。
監視モニタ215は、表示部の一例である。監視モニタ215は、客側表示部205の上部に取り付けられている。監視モニタ215は、カメラ214よりも高い位置に配置されている。具体的には、監視モニタ215は、サインポール216と同程度の高さに配置されている。これにより、監視店員は、監視モニタ215とサインポール216とを同時に確認することが可能である。また、監視モニタ215およびカメラ214は、客側表示部205が設けられる装置筐体20aの所定幅Wに収まる領域に配置される。
監視モニタ215は、カメラ214によって撮像されたリアルタイムの撮像画像や、ハードディスク204に記憶されている撮像画像(録画)を表示する。監視モニタ215は、リアルタイムの映像を原則、常時表示する。リアルタイムの映像を常時表示することによって、POS端末装置20を利用する顧客に、撮像されていることを意識させることができ、不正の抑止効果を高めることができる。なお、監視モニタ215は、静止画を表示してもよい。
また、監視モニタ215は、カメラ214の上方に配置されている。監視モニタ215は、表示画面の向きを、上下左右方向の任意の方向に変えることが可能である。このため、監視モニタ215は、取引状況管理装置11(監視店員)の方向に向けられている。監視モニタ215が上方に配置され、且つ、向きが取引状況管理装置11に向けられているため、POS端末装置20から離れた店員(取引状況管理装置11の前にいる監視店員)からも、顧客の一連の操作状況を監視することができる。また、監視モニタ215は、エラーが発生した場合、顧客が行った一連の操作に係る録画や、エラー発生時の録画を表示することも可能である。また、監視モニタ215は、客側表示部205よりも大きい画面としてもよい。これにより、遠方の監視店員からの視認性が向上するとともに、監視の抑止効果をより向上させることができる。
サインポール216は、装置筐体20aに取り付けられている。サインポール216は、監視モニタ215と干渉しないように、客側表示部205の上方に設けられている。サインポール216は、発光部を備える。サインポール216の発光部は、例えば、LED(light emitting diode)であり、所定の色や、所定の点灯態様で点灯可能である。所定の点灯態様は、待機中を示す点灯態様(例えば、緑点灯)、使用中を示す点灯態様(例えば、緑点滅)、釣銭やレシート紙のニアエンド等の店員を呼び出す点灯態様(例えば、黄色点滅)、釣銭不足や異常を示す点灯態様(例えば、赤点滅)を含む。なお、使用中を示す点灯態様は、より詳細な点灯態様としてもよく、例えば、精算中を示す点灯態様と、商品の登録中を示す点灯態様とで、異なる点灯態様としてもよい。また、サインポール216は、客側表示部205の上方に設けられていることから、POS端末装置20の近くにいない店員にも点灯態様を認識させることが可能である。
サインポール216の下部には番号札216aが設けられる。番号札216aは、POS端末装置20ごとに割り振られた番号である。サインポール216および番号札216aは、一体化されており、適宜に向きを変えることが可能である。サインポール216と監視モニタ215とをそれぞれいずれの向きに変えたとしても、両者は干渉しない配置関係となっている。なお、POS端末装置20が、客側表示部205のほかに、店員側の表示部を備えるようにすることも可能であり、この場合でも、サインポール216と監視モニタ215とは、相互に干渉せず、また、店員側の表示部にも干渉しないように配置される。
(作業支援ラック241の一例について)
図5Aは、作業支援ラック241の一例を示す説明図である。図5A(A)は、作業支援ラック241を客側から見た正面図を示す。図5A(B)は、作業支援ラック241の斜視図を示す。図5Aに示すように、作業支援ラック241は、ベース部410と、フレーム420と、サイドアーム430と、ロールホルダー440と、一時置き台450とを備える。
ベース部410は、作業支援ラック241の土台となる平面部411を備える。平面部411は、秤皿210aに取り付けられる。フレーム420は、ベース部410から高さ方向(例えば、垂直方向)に延びる一対の垂直部材421を備える。サイドアーム430は、フレーム420の下端から上端までの途中部分から横方向(例えば、水平方向)に延びる一対の水平部材431を備える。水平部材431には、買物袋を掛ける買物袋用フック432が設けられている。
ロールホルダー440は、一対の水平部材431の間に設けられるロール部材441を備える。ロール部材441は、ポリ袋ロールの芯を貫通してポリ袋ロールを取り付けるホルダー部である。ロールホルダー440は、カッター部442を備える。カッター部442は、ポリ袋ロールを形成する複数枚の連続するポリ袋を、所定の切り込み部分でカットするための部材である。
一時置き台450は、ベース部410の上端に接続する天板部451を備える。天板部451は、水平に配置され、商品の一時的な載置を可能にする。載置される商品は、登録を終えた商品のうち、買物袋の上方に入れる商品であり、例えば、卵やパンなどの耐荷重性の低い商品である。
ロールホルダー440の位置関係について補足すると、ロールホルダー440は、一時置き台450の下方であり、買物袋用フック432の奥側に配置されている。なお、図示において、ロールホルダー440は、一対の水平部材431に取り付けられているが、これに限らず、一対の垂直部材421に取り付けられていてもよい。
(作業支援ラック241の使用例)
図5Bは、作業支援ラック241の使用例を示す説明図である。図5Bに示すように、買物袋用フック432には、買物袋500が掛けられている。買物袋500の奥側には、ロール部材441に取り付けられたポリ袋ロール510が配置されている。一時置き台450には、パンや卵などの商品520が載置されている。
飲料や箱に入った商品などのように耐荷重性の高い商品の登録を終えると、顧客は、順次、登録を終えた商品を買物袋500に詰めていく。また、生鮮食品などの水気のある商品や、バラ売りされている商品などの非包装の商品の登録を終えると、顧客は、ポリ袋ロール510をカットして、当該商品をポリ袋に入れた後に、買物袋500に詰めていく。また、卵やパンなどの耐荷重性の低い商品の場合、顧客は、当該商品の登録を終えると、当該商品を一時置き台450に一時的に載置し、当該商品を買物袋500の上方に入れる。
本実施形態に係る作業支援ラック241によれば、一時置き台450の下の領域を有効活用することができる。また、ポリ袋ロール510が、顧客から見て買物袋500の後ろ側にあるため、顧客がポリ袋を取って、買物袋500に入れるといった一連の動作を円滑に行うことができる。すなわち、顧客は、商品の登録と、商品の袋詰めを円滑に行うことができる。したがって、登録から袋詰めまでを迅速に行うことができるため、取引を迅速に行うことができる。これにより、POS端末装置20の運用効率を向上させることができる。
なお、店舗によっては、顧客がポリ袋を使用しやすいように、予め店員が手作業で開封させたポリ袋を所定の位置に置くこともある。ただし、一度開封させたポリ袋を使用することについて、衛生面を気にする顧客もいる。これに対して、本実施形態では、ポリ袋ロール510から取り出したポリ袋を使用するため、すなわち、初めて開封されるポリ袋を使用するため、衛生面を気にする顧客でも、安心して当該ポリ袋を使用することができる。
(商品マスタ600の一例について)
次に、図6を用いて、商品マスタ600について説明する。
図6は、ストアコントローラ10が記憶する商品マスタ600の一例を示す説明図である。図6において、商品マスタ600は、「商品コード」と、「商品名」と、「単価」と、「税率」と、「重量」と、「ポリ袋対象商品」と、「店員確認商品」との項目を含む。各項目に情報が記憶されることにより、各商品の商品情報がレコードとして商品マスタ600に記憶される。
「商品コード」は、例えば、JAN(Japanese Article Number)コードやインストアバーコードである。JANコードは、例えば、13桁のコードから成り、事業者および商品を特定することが可能なコードである。インストアバーコードは、店舗内での商品管理のために用いられる独自に採番されたバーコードである。
「商品名」は、商品の名称である。
「単価」は、商品の販売単位当たり(例えば1個当り)の販売価格である。図示において、「単価」は、定量で販売される定額商品であるものとする。なお、量り売り商品についても、商品マスタ600に記憶される。量り売り商品の場合、「単価」は、例えば、100g(グラム)あたりの販売価格とすればよい。
「税率」は、消費税率であり、例えば、8%および10%のうち、いずれかを示す。
「重量(g)」は、商品1個あたりの重量であり、重量検査の際の重量である。
「ポリ袋対象商品」は、ポリ袋に詰める可能性の高い商品であるか、ポリ袋に詰める可能性の低い商品であるかを示す。ポリ袋を使用する可能性の高い商品とは、刺身などの生鮮食品や、バラ売りされる青果などの非包装の商品である。POS端末装置20は、「ポリ袋対象商品」を登録すると、ポリ袋の使用の推奨を通知する。
「店員確認商品」は、「年齢確認」と、「医薬品」と、「防犯タグ」との項目を含む。
「年齢確認」は、顧客の年齢確認が必要な商品であるか否かを示す。年齢確認が必要な商品は、例えば、酒類、タバコなど未成年者が購入できない商品である。
「医薬品」は、医薬品に分類される商品を示し、薬剤師の説明を要する商品を示す。
「防犯タグ」は、防犯タグが付されている商品を示し、万引きされた際に被害額の大きい一定金額以上の商品を示す。
POS端末装置20は、「店員確認商品」を登録すると、エラーとして店員を呼び出す処理を行う。
(取引状況管理装置11のハードウェア構成)
図7は、取引状況管理装置11のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。取引状況管理装置11は、CPU701と、ROM702と、RAM703と、ハードディスク704と、表示部705と、スキャナ部706と、音声出力部707と、通信部708と、を備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU701は、中央演算処理装置であり、ROM702に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、取引状況管理装置11の動作を制御する。各種プログラムは、本実施形態に係る表示制御プログラムを含む。
ROM702は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU701が利用する各種の情報を記憶する。
RAM703は、読み出しや書き込みが可能なメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM703は、外部から取得した情報や、各種処理において生成した情報を記憶する。
ハードディスク704は、種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク704は、各POS端末装置20において撮像された撮像結果(例えば、動画)を記憶する。ハードディスク704は、例えば、ROM702に代えて、CPU701が実行する各種のプログラムを記憶してもよい。
表示部705は、タッチディスプレイである。表示部705は、監視店員に種々の情報を表示するとともに、監視店員から種々の入力を受け付ける。なお、表示部705は、POS端末装置20の動作モードの変更を受け付けることも可能である。
スキャナ部706は、監視店員用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、スキャナ部706は、店員の名札に付された店員コードを光学的に読み取る。
音声出力部707は、音声を出力する。例えば、音声出力部707は、店員の呼び出しを示す報知音などを出力する。
通信部708は、他の装置(ストアコントローラ10、および各POS端末装置20)と情報を送受信するインタフェースである。
なお、取引状況管理装置11は、カード決済部、釣銭機、印刷部を備えてもよい。すなわち、取引状況管理装置11は、POS端末装置20と同様に、商品の登録や精算を行えるようにしてもよい。
(監視モニタ215の画面例)
図8は、監視モニタ215の表示される画面の一例を示す説明図である。図8(A)に示すように、監視モニタ215には、通常画面800が表示されている。通常画面800は、リアルタイム画像801を含む。リアルタイム画像801は、リアルタイムの顧客画像と、リアルタイムのPOS端末装置画像とを含む。顧客は、POS端末装置20を操作する際に、上方の監視モニタ215を見ることにより、自身の手の操作や顔が映し出されていることを確認できる。これにより、顧客に、あたかも上方から監視されているかのように思わせることができるため、不正の抑止効果を高めることができる。なお、不図示であるが、監視モニタ215が映し出す領域は、上流側カウンタ231に載置される買い物カゴが配置される領域から、下流側カウンタ232上の買物袋やポリ袋ロールが配置される領域までを含む。
(エラーおよびPOS端末装置20の機能的構成について)
ここで、本実施形態に係るエラーおよびPOS端末装置20の機能的構成について説明する。本実施形態において、POS端末装置20は、検出部と、表示制御部と、送信部とを備える。検出部と、表示制御部と、送信部とは、POS端末装置20のCPU201によって実現される。すなわち、POS端末装置20のCPU201が所定のプログラム(表示制御プログラム)を実行することにより、各部の機能を実現する。
本実施形態において、エラーとしては、以下の(1)~(13)に例示するものが挙げられる。
(1)商品をスキャンしないで、計量器210に商品を載置すること。
(2)スキャンした商品と違う商品を計量器210に載置すること。
(3)スキャンした商品よりも多くの商品を計量器210に載置すること。
(4)精算の途中で放置されることや、所定時間操作されないこと(待機時間の経過)。
(5)登録の途中で放置されることや、所定時間操作されないこと(待機時間の経過)。
(6)店員呼出ボタンが押下されること。
(7)お釣りを取り忘れること。
(8)クレジットカードで決済することができないこと。
(9)保留商品が登録されること。
(10)店員の確認を要する金券が使用されること。
(11)釣銭不足やレシートの紙切れ(エンド)。
(12)釣銭やレシート紙が残りわずかになること(ニアエンド)。
(13)ポリ袋ロールがなくなること、または残りわずかになること。
なお、(9)に示した保留商品は、店員の確認を要する商品である。例えば、保留商品は、未スキャン商品、NONファイル商品、年齢確認が必要な商品、防犯タグの除去が必要な商品、医薬品などの種別がある。
上記(1)~(11)は、緊急性の高いエラー(以下「緊急エラー」という場合がある。)であり、上記(12)、(13)は、緊急性の低いエラー(以下「準緊急エラー」という場合がある。)である。
検出部は、エラーを検出する。検出部は、POS端末装置20が備える各種センサの検出結果や、POS端末装置20に入力された各種情報やPOS端末装置20の状態に基づいて、緊急エラーを検出する。例えば、上記(1)~(3)に関して、検出部は、計量器210によって計量された重量と、商品マスタ600から抽出された重量情報が示す重量とが一致するか否かの計量判定を行い、当該計量判定において一致しない結果が得られた場合に、緊急エラーを検出する。また、上記(1)~(7)に関して、検出部は、カメラ214によって撮像された撮像画像を解析することによって、緊急エラーを検出してもよい。
また、検出部は、上記(4)、(5)について、所定の待機時間が経過した場合に、準緊急エラーを検出する。所定の待機時間は、予め定められた時間であり、最後に操作を受け付けてから何も操作されない時間である。なお、上記(4)について、精算を行わずに顧客が退店してしまうことを防止するという観点から、精算時における待機時間は、登録時における待機時間(上記(5))よりも短い時間としてもよい。また、上記(5)に関して、登録時における所定の待機時間は、ポリ袋対象商品である場合と、ポリ袋対象商品ではない場合とで異なるようにしてもよい。例えば、商品をポリ袋に入れる時間を考慮し、ポリ袋対象商品の場合の待機時間t2は、ポリ袋対象商品ではない場合の待機時間t1よりも長い時間としてもよい。
上記(8)に関して、検出部は、クレジットカードの読取結果やクレジットカードサーバとの通信結果に基づいて、緊急エラーを検出する。また、上記(9)および(10)に関し、検出部は、商品や金券に付されたバーコードの情報に基づいて、緊急エラーを検出する。上記(11)、(12)に関して、検出部は、POS端末装置20が備える各種センサの検出結果や、貨幣の枚数等の算出結果に基づいて、エラーを検出する。
また、上記(13)に関して、検出部は、カメラ214の撮像結果を解析することにより、ロールホルダー440に支持されるポリ袋ロール510の有無や残量を検出することが可能である。なお、ポリ袋ロール510の有無や残量の検出の結果は、カメラ214の撮像結果に基づいて得ることに限らない。例えば、作業支援ラック241にポリ袋ロール510の有無や残量を検出するセンサを備えるようにした場合には、当該センサから検出結果を得るようにしてもよい。また、検出部は、ポリ袋ロール510の残量が少なくなったときに準緊急エラーとして検出し、ポリ袋ロール510の残量がなくなったときに緊急エラーとして検出してもよい。
また、検出部は、顧客が商品のコードを読み取らせたふりをしたことを、客側スキャナ部206によって検出することも可能である。具体的には、客側スキャナ部206は、撮像部を含み、撮像してコードを読み取るとともに、撮像部の前を物品が通過したことや、操作者の手が上流方向から下流方向に移動したことも検出することが可能である。このようにすることにより、上述した計量判定を不要とすることも可能であり、すなわち、計量器210を不要とすることも可能である。
表示制御部は、検出部によってエラーが検出されない場合、図8(A)の通常画面800に示したように、監視モニタ215にリアルタイムの撮像画像(映像)を表示させる。一方で、検出部によってエラーが検出された場合、表示制御部は、エラーが検出された際の映像(録画)を監視モニタ215に表示させる。
表示制御部は、エラーが検出された際の映像と通常画面との両方を監視モニタ215に表示させてもよい。また、表示制御部は、エラーが検出された際の映像と、操作中の画面(通常画面)とを客側表示部205に表示させてもよい。また、表示制御部は、検出されたエラーの内容に応じて、エラーを客側表示部205と監視モニタ215との両方に表示させたり、監視モニタ215のみに表示させたりしてもよい。例えば、表示制御部は、上記(11)~(13)の場合には、エラーを監視モニタ215のみに表示させ、上記(11)~(13)以外の場合には、客側表示部205と監視モニタ215との両方に表示させるようにしてもよい。また、検出部によってエラーが検出された場合、POS端末装置20は、サインポール216についても、エラーの内容に応じた点灯態様で点灯させてもよい。
また、取引状況管理装置11は、検出部によって検出されたエラーの内容に応じて、エラーを表示部705に表示させたり、表示させないようにしたりしてもよい。
また、表示制御部は、監視モニタ215にエラー内容を表示する際、客側表示部205に、監視モニタ215に映像が映し出されていることを示唆する表示を行ってもよい。これにより、監視モニタ215に、映し出されていることを顧客に示唆することにより、不正の抑止効果を高めることができる。以下、緊急エラーが検出された際に、監視モニタ215に表示させる画面例について説明する。
図8(B)は、緊急エラー画面810を示す。図8(B)に示すように、緊急エラー画面810は、リプレイ画像811と、緊急エラー画像812とを含む。リプレイ画像811は、緊急エラーが発生した際の録画を示す。緊急エラー画像812は、リプレイ画像811に重畳表示されており、緊急エラーが発生した旨と、リプレイを再生している旨とを示す。緊急エラー画像812は、例えば、サインポール216と同じ点灯色(例えば、赤)で点滅して表示される。また、緊急エラー画像812は、緊急エラーの内容に応じた画像としてもよい。例えば、緊急エラー画像812は、計量判定において一致しない結果が得られた場合には当該結果が得られたことを示す画像とし、待機時間が経過した場合には待機時間の経過を示す画像としてもよい。
また、緊急エラー画面810において、緊急エラー画像812を拡大して表示してもよい。この場合、リプレイ画像811を縮小表示してもよい。また、緊急エラー画面810において、リプレイ画像811を表示しないようにしてもよい。すなわち、通常画面800から、緊急エラー画像812のみを表示した画面に切り替えるようにしてもよい。また、緊急エラー画面810において、緊急エラー画像812を表示しないようにしてもよい。すなわち、通常画面800から、リプレイ画像811のみを表示した画面に切り替えるようにしてもよい。
図8(B)に示す緊急エラー画面810を表示することにより、顧客および監視店員に、緊急エラーが発生したことを報知することができる。
監視店員は、緊急エラーが生じたPOS端末装置20に赴くと、店員コードをスキャンさせるなど店員情報の入力を行い、動作モードを店員専用のメンテナンスモードに切り替える。POS端末装置20は、メンテナンスモードにおいて、緊急エラーが解除されるまで、監視モニタ215に緊急エラー画面810を繰り返し表示させるようにしてもよい。繰り返し表示させる画像は、緊急エラーが発生直前の数秒間から直後の数秒間までを切り取った画像としてもよい。
また、POS端末装置20におけるメンテナンスモードにおいて、店員の操作に応じて、監視モニタ215に緊急エラー画面810を表示させるようにしてもよい。また、店員情報の入力に応じて、またはメンテナンスモードに切り替わることに応じて、緊急エラー画面810は、監視モニタ215に代えて又は加えて、客側表示部205に表示されるようにしてもよい。
また、表示制御部は、検出部によって準緊急エラーが検出された場合、準緊急エラーを示す画像と、リアルタイムの映像とを監視モニタ215に表示させる。以下、準緊急エラーが検出された際に、監視モニタ215に表示させる画面例について説明する。
図8(C)は、準緊急エラー画面820を示す。図8(C)に示すように、準緊急エラー画面820は、リアルタイム画像801と、準緊急エラー画像822とを含む。準緊急エラー画像822は、準緊急エラーが発生した旨を示す。準緊急エラー画像822は、例えば、サインポール216と同じ点灯色(例えば、黄色)で点滅して表示される。また、準緊急エラー画像822は、準緊急エラーの内容に応じた画像としてもよい。例えば、準緊急エラー画像822は、釣銭のニアエンドの場合には釣銭のニアエンドを示す画像とし、レシート紙のニアエンドの場合にはレシート紙のニアエンドを示す画像としてもよい。
また、準緊急エラー画像822を拡大して表示してもよい。この場合、リアルタイム画像801を縮小表示してもよい。また、準緊急エラー画面820において、リアルタイム画像801を表示しないようにしてもよい。すなわち、通常画面800から、準緊急エラー画像822のみを表示した画面に切り替えるようにしてもよい。
図8(C)に示す準緊急エラー画面820を表示することにより、監視店員に、顧客の監視を行わせながら、準緊急エラーが発生したことを報知することができる。
監視店員は、準緊急エラーの生じたPOS端末装置20に赴くと、店員コードをスキャンさせるなど店員情報の入力を行う。POS端末装置20は、店員情報の入力後、釣銭やレシート紙が補充されることにより、準緊急エラーが解除されるまで、監視モニタ215に準緊急エラー画面820を表示させる。
なお、本実施形態に係る監視モニタ215は、上方に配置されており、また、カメラ214の撮像結果に基づく情報を報知する。このため、POS端末装置20は、サインポール216を備えないようにすることも可能である。また、監視モニタ215の背景画像は、上述したサインポール216の点灯態様と同様の背景としてもよい。これにより、監視モニタ215がサインポール216の役割を担うことも可能である。また、監視モニタ215の上部に、サインポール216と同様の点灯部を備えてもよい。すなわち、監視モニタ215とサインポール216が一体化していてもよい。
送信部は、カメラ214によって撮像された撮像画像を取引状況管理装置11へ送信する。送信部によって送信される撮像画像は、リアルタイムの撮像画像である。ただし、これに限らず、送信部によって送信される撮像画像は、緊急エラーが発生した際の撮像画像であってもよく、すなわち、緊急エラーが発生した前後の所定時間分の撮像画像であってもよい。
(金券と、金券の回収とについて)
ここで、本実施形態において、POS端末装置20は、金券を用いて精算を行うことが可能である。金券は、例えば、商品券、ビール券、優待券、クーポン券などである。金券の登録は、例えば、金券に付されたバーコードを、顧客が客側スキャナ部206にスキャンさせることによって行われる。
金券には、精算時に店員の確認および回収を要する要確認の金券や、店員の確認を不要とする金券もある。要確認の金券は、例えば、商品券、ビール券、優待券など、所定額以上の価値があり、且つ、一回のみ使用可能なものである。一方で、店員の確認を不要とする金券は、使用回数等にかかわらず、誰でも自由に使えるクーポン券などである。要確認の金券を使用する場合、緊急エラーとして、店員の呼び出しが行われる。店員を呼び出すタイミングは、例えば、当該金券が登録されたタイミングである。
監視店員は、POS端末装置20に赴き、顧客から当該金券を回収する。このとき、監視店員が取引状況管理装置11に戻って、取引状況管理装置11に設けられる所定の収納部に当該金券を収納したとすると、閉店時後における締め作業において、どのPOS端末装置20で、どの金券が使用されたのかを確認する確認作業が生じる。一方で、本実施形態では、POS端末装置20ごとに、金券収納部242(図3参照)を設けている。このため、店員は、要確認の金券を顧客から回収すると、金券収納部242に収納する。また、店員の確認を不要とする金券については、顧客によって、金券収納部242に収納される。これにより、POS端末装置20ごとに金券が回収されているため、金券が使用されたPOS端末装置20が明らかであることから、締め作業において上記確認作業を不要とすることができる。
(金券収納部242の構成について)
次に、金券収納部242の構成について補足する。図3に示したように、金券収納部242は、下流側カウンタ232の下部に配置されているため、下流側カウンタ232の下部のスペースを有効活用している。
また、図3(A)に示すように、金券収納部242は、投函部242aと、鍵穴242bと、把持部242cと、開閉扉242dを備える。投函部242aは、正面から見て一方の側に寄せた位置に設けられている。図3(A)に示すように、本実施形態では、投函部242aは、右側に寄せて設けられている。このため、金券は、金券収納部242内の右側に寄せて保管されることになる。また、投函部242aは、金券収納部242の右上に設けられており、すなわち、POS端末装置20を操作する顧客や店員から、少し手を伸ばせば届く範囲に設けられている。このため、店員や顧客は、投函部242aへの金券の投函を容易に行うことができる。
鍵穴242bには、店員が金券を回収する際に、所定の鍵が挿入される。店員が解錠させて、把持部242cに手を掛けて、開閉扉242d手前側に引くと、開閉扉242dは、投函部242aが配置される一方の側(右側)を回転軸として開放する。このため、開閉扉242dの開放の度合いは、開閉扉242dの左側ほど大きく、右側ほど小さくなる。また、金券は、金券収納部242内の右側に寄せて保管されている。このため、開閉扉242dを開けた際に、内部の金券が落ちにくい構成となっている。
なお、金券収納部242は、下流側カウンタ232の下に配置されることに限らない。例えば、金券収納部242は、上流側カウンタ231の下に配置されてもよい。このようにすれば、上流側カウンタ231の下部のスペースを有効活用することもかのである。また、この場合、投函部242aを上記とは逆側(左上)に設けることが望ましい。このようにすれば、POS端末装置20を操作する顧客や店員から手を伸ばせば届く範囲内に投函部242aを設けることができるため、店員や顧客は、投函部242aへの金券の投函を容易に行うことができる。また、この場合、開閉扉242dについても、投函部242aが配置される側(左側)を回転軸として開放する構成とすることが望ましい。このようにすれば、金券は金券収納部242内の左に寄せて保管されるため、開閉扉242dを開けた際に、内部の金券が落ちにくい構成とすることができる。なお、金券収納部242は、予備品収納部243(図3参照)の位置に配置されるようにしてもよい。
(取引状況管理装置11の画面例)
図9は、取引状況管理装置11の表示部705に表示される画面の一例を示す説明図である。図9において、表示部705には、分割一覧画面900が表示されている。分割一覧画面900は、POS端末装置20の台数に応じた数に、表示領域を分割した画面である。例えば、POS端末装置20が4台であるとすると、分割一覧画面900は、表示領域を4分割した画面となる。図示において、分割一覧画面900は、4台のPOS端末装置20のそれぞれの状況を示している。具体的には、分割画面901は、第1分割画面901aと、第2分割画面901bと、第3分割画面901cと、第4分割画面901dとを含む。各分割画面901(901a~901b)は、それぞれ、POS端末装置20-1~20-4に対応している。
各分割画面901は、ステータス領域911と、POS画面表示領域912と、情報表示領域913と、背景領域914とを含む。ステータス領域911は、対応するPOS端末装置20の現在のステータスを示す。第1分割画面901aのステータス領域911は、非表示であり、不使用中であることを示している。第2分割画面901bおよび第4分割画面901dのステータス領域911は、フルセルフモードにおける登録中であることを示している。第3分割画面901cのステータス領域911は、他の店員による動作モードの選択中であることを示している。
POS画面表示領域912には、対応するPOS端末装置20の表示画面に表示されるポップアップや、受け付けた選択ボタンの内容などが表示される。
情報表示領域913には、対応するPOS端末装置20における、商品情報や、精算情報や、取引の結果や、動作モードの切替えに係る情報がテキスト表示される。図示において、第1分割画面901aは、詳細画面を示している。第1分割画面901aにおいて、情報表示領域913は、第1分割画面901a内をさらに分割した表示態様となっている。具体的には、第1分割画面901aにおける情報表示領域913は、テキスト表示する領域が2分割されており、さらに、映像(撮像画像)を表示する撮像領域913aを含む表示態様である。この映像は、リアルタイムの映像を表示することも可能であるし、録画映像を表示とすることも可能である。リアルタイムの映像を表示することにより、監視店員は、顧客を常時詳細に確認することができる。
一方で、分割画面901b~901dの各情報表示領域913は、テキスト表示する領域のみを備えた表示態様である。各分割画面901の表示態様は、監視店員による各種操作に応じて適宜変更することが可能である。
第2分割画面901bの情報表示領域913は、緊急エラーが発生したことを示している。また、第4分割画面901dにおいて情報表示領域913は、店員を呼び出すか否かの確認ボタンが表示されていることを示している。緊急エラーや準緊急エラーに関するテキストは、赤色で表示するなど、他のテキストと異なる表示態様で表示される。なお、緊急エラーが発生した場合、第2分割画面901b内をさらに分割して、緊急エラーが発生した際の映像(録画)や、リアルタイムの映像を表示するようにしてもよい。
背景領域914は、複数の背景色のうち、いずれかの背景色で表示することが可能である。背景色は、例えば、サインポール216の点灯態様に対応する色である。すなわち、背景領域914は、使用中を示す背景色(緑色)、準緊急エラーを示す背景色(黄色)、緊急エラーを示す背景色(赤色)で表示される。
また、各分割画面901は、詳細画面ボタン921と、ログ検索ボタン922と、Webカメラボタン923と、緊急ロックボタン924と、ロック解除ボタン925とを含む。詳細画面ボタン921は、対応するPOS端末装置20の詳細情報の画面(第1分割画面901aに示す画面)に切り替えることを受け付けるボタンである。ログ検索ボタンは、対応するPOS端末装置20のログ情報の検索を受け付けるボタンである。Webカメラボタン923は、対応するPOS端末装置20のカメラ214の撮像画像の画面表示を受け付ける画面である。緊急ロックボタン924は、対応するPOS端末装置20の緊急ロックを受け付けるボタンである。ロック解除ボタン925は、対応するPOS端末装置20の緊急ロックを解除することを受け付けるボタンである。
図9において、例えば、第2分割画面901bの詳細画面ボタン921が押下され、第2分割画面901bを全画面に表示する所定の操作を受け付けると、図10に示す詳細画面1000に遷移する。
図10は、取引状況管理装置11に表示される詳細画面1000の一例を示す説明図である。図10(A)において、詳細画面1000は、POS端末装置20-2において行われた取引の詳細を示す。詳細画面1000により、監視店員は、取引の詳細を把握することができる。また、詳細画面1000は、モニタ選択ボタン1001を含む。モニタ選択ボタン1001が押下されると、図10(B)に示すモニタ画面1010に遷移する。なお、図9の分割一覧画面900において、撮像領域913aが押下されることによって、分割一覧画面900から、図10(B)に示すモニタ画面1010に遷移するようにしてもよい。
図10(B)において、モニタ画面1010は、取引情報表示領域1011と、撮像領域1012と、コントローラ1013とを含む。取引情報表示領域1011は、詳細画面1000に示した取引の詳細情報を示す。撮像領域1012には、緊急エラーが発生した際の前後の映像(録画)が表示される。コントローラ1013、撮像領域1012に表示される映像の一時停止や早送りなどの各種操作を受け付ける。撮像領域1012は、コントローラ1013が受け付けた操作に応じて、撮像した顧客の一連の操作のうち、監視店員が確認したい画像を表示することが可能である。
なお、モニタ画面1010は、既に完了した取引の映像を示しているが、リアルタイムの取引の映像とすることも可能である。例えば、監視店員が、現在登録や精算を行っている顧客の不審な行為を見つけた場合、監視店員の操作に応じて、当該不審な行為について、撮像領域1012に表示させることも可能である。また、緊急エラーが発生した場合、分割画面901から、自動でモニタ画面1010に切り替えるようにしてもよい。
また、撮像領域1012に表示される画像は、拡大および縮小することが可能である。例えば、撮像領域1012のうち、店員が押下した部分を拡大表示するようにしてもよい。また、複数の緊急エラーが発生した場合、緊急エラーごとの撮像結果をそれぞれ選択可能にして表示してもよい。
また、撮像領域1012に表示する画像は、監視モニタ215に表示する画像と同じ画像としてもよいし、異なる画像としてもよい。異なる画像とする場合、例えば、監視モニタ215には、緊急エラー画像812の文字のみを表示し、撮像領域1012には、緊急エラーが発生した際の撮像画像を表示してもよい。
(POS端末装置20が行う商品登録処理)
図11および図12は、POS端末装置20が行う商品登録処理の一例を示すフローチャートである。図11において、POS端末装置20は、起動したか否かを判断する(ステップS1101)。POS端末装置20は、起動するまで待機し(ステップS1101:NO)、起動すると(ステップS1101:YES)、カメラ214の撮像を開始し、監視モニタ215に通常画面800(図8(A)参照)を表示する(ステップS1102)。
そして、POS端末装置20は、商品登録の開始であるか否かを判断する(ステップS1103)。商品登録の開始は、所定の操作を受け付けることであり、例えば、待機画面において登録開始ボタンが押下されたり、会員カードの有無を受け付けたりすることである。POS端末装置20は、商品登録の開始となるまで待機する(ステップS1103:NO)。商品登録の開始になると(ステップS1103:YES)、POS端末装置20は、カメラ214によって撮像された映像(撮像画像)の録画を開始する(ステップS1104)。
次に、POS端末装置20は、マイバッグを使用するか、袋を購入するかの選択を受け付ける選択画面を表示して、袋の選択を受け付ける(ステップS1105)。そして、POS端末装置20は、袋が買物袋用フック432にセットされたか否かを判断する(ステップS1106)。当該判断は、袋の重さを検出することによって行われてもよいし、顧客からセット完了の操作を受け付けることによって行われてもよい。
POS端末装置20は、袋が買物袋用フック432にセットされるまで待機し(ステップS1106:NO)、袋が買物袋用フック432にセットされると(ステップS1106:YES)、計量器210をリセットする(ステップS1107)。そして、POS端末装置20は、客側スキャナ部206が商品をスキャンしたか否かを判断する(ステップS1108)。
POS端末装置20は、客側スキャナ部206が商品をスキャンしない場合(ステップS1108:NO)、図12のステップS1204に進み、緊急エラーが発生したか否かを判断する。なお、商品登録前の待機時間は、任意の時間に設定すればよく、例えば、待機時間t1または待機時間t2としてもよいし、それ以外の時間としてもよい。
ステップS1108において、客側スキャナ部206が商品をスキャンした場合(ステップS1108:YES)、POS端末装置20は、商品を登録して、客側表示部205に当該商品を表示する(ステップS1109)。なお、登録された商品を示す画像は、後述する袋詰め通知画像に重畳表示されるため、画面の手前側には表れず、すなわち、顧客によって認識されないようになっている。
次に、POS端末装置20は、登録した商品の商品情報をストアコントローラ10に要求し、ストアコントローラ10によって商品マスタ600(図6参照)から抽出された当該商品の商品情報を取得する(ステップS1110)。そして、POS端末装置20は、取得した商品情報に基づいて、当該商品がポリ袋対象商品であるか否かを判断する(ステップS1111)。当該商品がポリ袋対象商品ではない場合(ステップS1111:NO)、POS端末装置20は、「商品を袋に入れてください」等の文字画像を含む袋詰め通知画像を表示する(ステップS1112)。そして、待機時間tをt1にセットし(ステップS1113)、ステップS1201に進む。
一方、登録した商品がポリ袋対象商品である場合(ステップS1111:YES)、POS端末装置20は、袋詰め通知画像と、ポリ袋が作業支援ラック241に存在する旨を示すポリ袋通知画像とを表示する(ステップS1114)。そして、待機時間tをt2(t2>t1)にセットする(ステップS1115)。
次に、図12に示すように、POS端末装置20は、登録した商品が保留商品であるか否かを判断する(ステップS1201)。なお、保留商品が登録されることは、緊急エラーの一態様である。当該商品が保留商品である場合(ステップS1201:YES)、POS端末装置20は、ステップS1205に進み、緊急エラー処理(図13参照)を行う。なお、保留商品が年齢確認の必要な商品である場合、登録操作をそのまま行えるようにしてもよい。ただし、監視モニタ215には、年齢確認が必要な商品が登録された旨を表示するようにしてもよい。すなわち、保留商品の種類によって、監視モニタ215に表示される内容が異なるようにしてもよい。一方、当該商品が保留商品ではない場合(ステップS1201:NO)、POS端末装置20は、計量器210が計量した重量と、ステップS1110において取得した商品情報から得られる重量とが一致するか否かの計量判定を行う(ステップS1202)。
計量判定の結果、一致しない結果が得られた場合(ステップS1203:NO)、すなわち、計量結果がOKではない場合、POS端末装置20は、待機時間tの経過等を含む緊急エラーを検出したか否かを判断する(ステップS1204)。緊急エラーを検出しない場合(ステップS1204:NO)、POS端末装置20は、ステップS1208に進む。緊急エラーを検出した場合(ステップS1204:YES)、POS端末装置20は、緊急エラー処理(図13参照)を行い(ステップS1205)、ステップS1108に戻る。
計量判定の結果、一致した結果が得られた場合(ステップS1203:YES)、すなわち、計量結果がOKである場合、POS端末装置20は、袋詰め通知画像を消去する(ステップS1206)。袋詰め通知画像が消去されると、登録された商品を示す画像は、画面の手前側に表れ、すなわち、顧客によって認識可能になる。
次に、POS端末装置20は、取引状況管理装置11に登録情報を送信する(ステップS1207)。なお、送信された取引情報を取引状況管理装置11が受信すると、取引状況管理装置11は、当該登録情報を逐次テキスト表示する(図9の分割画面901d参照)。そして、POS端末装置20は、準緊急エラーを検出したか否かを判断する(ステップS1208)。準緊急エラーを検出した場合(ステップS1208:YES)、POS端末装置20は、準緊急エラー処理(図14参照)を行う(ステップS1209)。
準緊急エラーを検出しない場合(ステップS1208:NO)、POS端末装置20は、精算開始であるか否かを判断する(ステップS1210)。精算開始とは、例えば、精算開始ボタン(登録完了ボタン)が押下されることである。精算開始ではない場合(ステップS1210:NO)、POS端末装置20は、ステップS1108に戻る。精算開始である場合(ステップS1210:YES)、POS端末装置20は、一連の処理を終了する。
(POS端末装置20が行う緊急エラー処理)
図13は、POS端末装置20が行う緊急エラー処理の一例を示すフローチャートである。図13において、POS端末装置20は、サインポール216を、緊急エラーを示す点灯態様(例えば、赤色)で点灯させる(ステップS1301)。そして、POS端末装置20は、取引状況管理装置11に、緊急エラーを検出した旨を示す緊急エラー情報を送信する(ステップS1302)。
次に、POS端末装置20は、監視モニタ215に緊急エラー画面810(図8(B)参照を表示する(ステップS1303)。そして、POS端末装置20は、店員の操作に基づいて、緊急エラーが解消したか否かを判断する(ステップS1304)。緊急エラーが解消した場合(ステップS1304:YES)、POS端末装置20は、サインポール216を消灯するとともに(ステップS1305)、監視モニタ215に通常画面800(図8(A)参照)を表示し(ステップS1306)、図11のステップS1108に進む。
ステップS1304において、緊急エラーが解消しない場合(ステップS1304:NO)、POS端末装置20は、店員の操作に基づいて、取引の中止を受け付けたか否かを判断する(ステップS1307)。取引の中止を受け付けない場合(ステップS1307:NO)、POS端末装置20は、ステップS1304に戻る。なお、ステップS1304:NOおよびステップS1307:NOに示すように、緊急エラーを検出すると、商品の登録(スキャン)等の操作は行えなくなり、緊急エラーが解除されるか、取引の中止を受け付けた場合に、商品の登録(スキャン)等の操作が再開できるようになっている。
取引の中止を受け付けた場合(ステップS1307:YES)、POS端末装置20は、取引を中止させる取引中止処理を行い(ステップS1308)、一連の処理を終了する。取引中止処理により、登録された取引情報は、リセットされる。
(POS端末装置20が行う準緊急エラー処理)
図14は、POS端末装置20が行う準緊急エラー処理の一例を示すフローチャートである。図14において、POS端末装置20は、サインポール216を、準緊急エラーを示す点灯態様(例えば、黄色)で点灯させる(ステップS1401)。そして、POS端末装置20は、取引状況管理装置11に、準緊急エラーの内容を示す準緊急エラー情報を送信する(ステップS1402)。
次に、POS端末装置20は、監視モニタ215に準緊急エラー画面820(図8(C)参照を表示する(ステップS1403)。そして、POS端末装置20は、準緊急エラーが解消したか否かを判断する(ステップS1404)。準緊急エラーが解消しない場合(ステップS1404:NO)、POS端末装置20は、図11のステップS1108に進む。なお、ステップS1404:NOに示すように、準緊急エラーを検出した場合、準緊急エラーが解除されなくても、商品の登録(スキャン)等の操作を行うことが可能になっている。
ステップS1404において、準緊急エラーが解消すると(ステップS1404:YES)、POS端末装置20は、サインポール216を消灯するとともに(ステップS1405)、監視モニタ215に通常画面800(図8(A)参照)を表示し(ステップS1406)、図11のステップS1108に進む。
(取引状況管理装置11が行う処理)
図15は、取引状況管理装置11が行う処理の一例を示すフローチャートである。図15において、取引状況管理装置11は、起動したか否かを判断する(ステップS1701)。取引状況管理装置11は、起動するまで待機し(ステップS1701:NO)、起動すると(ステップS1701:YES)、所定の画面を表示する(ステップS1702)。所定の画面は、監視店員の操作に応じた画面であり、例えば、分割一覧画面900(図9参照)や、詳細画面1000(図10(A)参照)や、モニタ画面1010(図10(B)参照)である。
そして、取引状況管理装置11は、POS端末装置20から取引情報を受信したか否かを判断する(ステップS1702)。取引情報は、登録情報や精算情報である。取引情報を受信しない場合(ステップS1702:NO)、取引状況管理装置11は、ステップS1705に進む。取引情報を受信した場合(ステップS1702:YES)、取引状況管理装置11は、対応するPOS端末装置20の画面を更新する(ステップS1704)。
そして、取引状況管理装置11は、POS端末装置20から、緊急エラーが検出された旨を示す緊急エラー情報を受信したか否かを判断する(ステップS1705)。緊急エラー情報を受信した場合(ステップS1705:YES)、取引状況管理装置11は、分割一覧画面900等において当該POS端末装置20に対応する分割画面901に緊急エラーを通知し(ステップS1706)、ステップS1709に進む。なお、緊急エラー情報を受信した場合、緊急エラーが発生した際のモニタ画面1010(図10(B)参照)を即座に表示してもよい。これにより、店員がエラーの原因を直ぐに確認できるため、迅速な措置を講じることが可能になる。
ステップS1705において、緊急エラー情報を受信しない場合(ステップS1705:NO)、取引状況管理装置11は、POS端末装置20から、準緊急エラーが検出された旨を示す準緊急エラー情報を受信したか否かを判断する(ステップS1707)。準緊急エラー情報を受信した場合(ステップS1707:YES)、取引状況管理装置11は、分割一覧画面900等において当該POS端末装置20に対応する分割画面901に準緊急エラーを通知する(ステップS1708)。
そして、取引状況管理装置11は、POS端末装置20においてエラーが解除したか否かを判断する(ステップS1709)。エラーが解除していない場合(ステップS1709:NO)、取引状況管理装置11は、ステップS1702に戻る。エラーが解除した場合(ステップS1709:YES)、取引状況管理装置11は、エラー通知を解除し(ステップS1710)、ステップS1702に戻る。なお、エラーの解除は、エラー中のPOS端末装置20において行われることに限らず、店員の操作に応じて取引状況管理装置11において行われてもよい。
ステップS1707において、準緊急エラー情報を受信しない場合(ステップS1707:NO)、取引状況管理装置11は、終了か否かを判断する(ステップS1711)。終了とは、例えば、電源の切断である。取引状況管理装置11は、終了しない場合(ステップS1711:NO)、ステップS1702に戻る。一方、終了する場合(ステップS1711:YES)、POS端末装置20は、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るPOS端末装置20は、顧客の操作を撮像するカメラ214を客側表示部205の上方に備え、撮像画像を表示する監視モニタ215をカメラ214の上方に備えるようにした。これにより、上方から監視されることを顧客に意識させることができるため、簡単な構成で、不正の抑止効果を得ることができる。したがって、顧客の監視に係る各種コストを抑えることができるため、セルフレジの運用効率を向上させることができ、よって、セルフレジの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態において、カメラ214および監視モニタ215は、それぞれ、客側表示部205が設けられる装置筐体20aの所定幅W内に収まる領域であり、且つ、客側表示部205の上方に配置されるようにした。これにより、カメラ214および監視モニタ215の設置に伴うPOS端末装置20の大型化を抑えることができる。
また、本実施形態において、POS端末装置20は、エラーを検出した場合、監視モニタ215にエラー画像(緊急エラー画像812または準緊急エラー画像822)を表示するようにした。これにより、取引状況管理装置11に配置される監視店員に、いち早くエラーを認識させることができるとともに、不正の抑止効果を向上させることができる。
また、本実施形態において、POS端末装置20は、エラーを検出しない場合、リアルタイムの撮像画像を表示するようにした。これにより、POS端末装置20を利用する顧客に、リアルタイムで撮像されていることを意識させることができ、不正の抑止効果をより高めることができる。
また、本実施形態において、POS端末装置20は、緊急エラーを検出した場合、緊急エラーを検出した際の撮像情報(録画)を表示させるようにした。これにより、不正の抑止効果を向上させることができるとともに、店員がエラーの原因を直ぐに確認できるため、迅速な措置を講じることが可能になる。
また、本実施形態において、取引状況管理装置11は、エラーが検出された際の撮像情報を表示する表示部を備えるようにした。これにより、店員は、取引状況管理装置11においてエラーの原因を確認できるため、すなわち、POS端末装置20に赴かなくても、エラーの原因を確認できるため、迅速な措置を講じることが可能になる。したがって、顧客の監視に係る各種コストを抑えることができるため、セルフレジの運用効率を向上させることができ、よって、セルフレジの利便性を向上させることができる。
(実施形態の変形例)
以下に、実施形態の変形例について説明する。なお、以下の変形例では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。上述した実施形態では、監視モニタ215を客側表示部205に取り付けた構成について説明した。変形例では、監視モニタ215を装置筐体20aに取り付ける構成について説明する。
変形例において、監視モニタ215は、一端が装置筐体20aに支持される支持部材(不図示)の他端に取り付けられる。なお、POS端末装置20が、客側表示部205のほかに、店員側の表示部を備えるようにすることも可能であり、この場合でも、支持部材は、店員側の表示部に干渉しないように配置される。
このようにしても、POS端末装置20を利用する顧客に、撮像されていることを意識させることができ、不正の抑止効果を高めることができる。
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]精算装置および精算システム
[技術分野]本発明は、精算装置および精算システムに関する。
[背景技術]
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの各種店舗では、POS端末装置(Point Of Sales)を用いて取引が行われる。POS端末装置は、商品の登録処理や精算処理を行う。POS端末装置には、店員によって商品の登録および精算が行われるものの他にも、顧客の操作によって商品の登録および精算のうち少なくとも一方が行われるセルフレジがある(例えば、特許文献1参照。)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開平10-069574号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、顧客自らが精算や袋詰めに係る作業を行うことや、店員による監視を要することから、運用効率が悪くなることがあり、セルフレジの利便性が低いことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、セルフレジの利便性を向上させることができる技術を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である精算装置は、購入する商品の精算を顧客が行う精算装置であって、前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上記構成によれば、上方から監視されることを顧客に意識させることができるため、簡単な構成で、不正の抑止効果を得ることができる。したがって、顧客の監視に係る各種コストを抑えることができるため、セルフレジの運用効率を向上させることができ、よって、セルフレジの利便性を向上させることができる。
(2)上記(1)の構成において、前記操作受付部は、所定幅の装置筐体に設けられ、 前記撮像部および前記表示部は、それぞれ、前記所定幅内に収まる領域であり、且つ、前記操作受付部の上方に配置されるようにしてもよい。
上記構成によれば、カメラ214および監視モニタ215の設置に伴うPOS端末装置20の大型化を抑えることができる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、エラーを検出する検出部を備え、前記検出部によって前記エラーが検出された場合、前記表示部に前記エラーを示すエラー画像を表示させる表示制御部と、を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、これにより、取引状況管理装置11に配置される監視店員に、いち早くエラーを認識させることができるとともに、不正の抑止効果を向上させることができる。
(4)上記(3)の構成において、前記表示制御部は、前記エラーが検出されない場合、リアルタイムの撮像画像を表示させるようにしてもよい。
上記構成によれば、POS端末装置20を利用する顧客に、リアルタイムで撮像されていることを意識させることができ、不正の抑止効果をより高めることができる。
(5)上記(4)の構成において、前記表示制御部は、前記エラーが検出された場合、前記エラーが検出された際の撮像情報を表示させるようにしてもよい。
上記構成によれば、不正の抑止効果を向上させることができるとともに、店員がエラーの原因を直ぐに確認できるため、迅速な措置を講じることが可能になる。
(6)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である精算システムは、購入する商品の精算を顧客が行う精算装置と、前記精算装置を監視する取引状況管理装置とを含む精算システムにおいて、前記精算装置は、前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、前記撮像部によって撮像された撮像画像を前記取引状況管理装置へ送信する送信部と、エラーを検出する検出部と、を備え、前記取引状況管理装置は、前記検出部によって前記エラーが検出された際の撮像情報を表示する表示部を備える、ことを特徴とする精算システムである。
上記構成によれば、店員は、取引状況管理装置11においてエラーの原因を確認できるため、すなわち、POS端末装置20に赴かなくても、エラーの原因を確認できるため、迅速な措置を講じることが可能になる。したがって、顧客の監視に係る各種コストを抑えることができるため、セルフレジの運用効率を向上させることができ、よって、セルフレジの利便性を向上させることができる。
なお、(7)作業支援ラック241について補足すると、本実施形態に係る作業支援ラック241は、
ベース部410と、
前記ベース部に下部が接続し、高さ方向に延びるフレーム420と、
前記フレームの上部に接続し、物品を載置可能な天板部(一時置き台450)と、
前記下部と前記上部との途中部分に接続し、横方向に延びる一対のアーム(サイドアーム430)と、
前記一対のアームにそれぞれ取り付けられる袋掛け用フック(買物袋用フック432)と、
前記天板部の下方であり且つ前記袋掛けフックの奥側に配置される、ロール状の袋を保持するロールホルダー440と、
を備える。
上記構成によれば、顧客は、商品の登録と、商品の袋詰めを円滑に行うことができる。特に、ポリ袋ロール510が、顧客から見て買物袋500の後ろ側にあるため、商品の登録から袋詰めまでの一連の動作を妨げることなく、ポリ袋に商品を入れることができる。これにより、登録から袋詰めまでを迅速に行うことができる。したがって、取引を迅速に行うことができるため、POS端末装置20の運用効率を向上させることができる。
なお、(8)さらに、作業支援ラック241を備える作業支援システム240について補足すると、作業支援システム240は、
上記作業支援ラック241が載置され、前記袋掛けフックに掛けられた袋内の商品を計量する計量器210を備える。
上記構成によれば、買物袋500が掛けられた状態で、買物袋500内の商品の重量と、当該商品の重量情報が示す重量とが一致するか否かの計量判定を行うことができる。このため、買物袋500に商品を入れた状態で精算を行うことができる。したがって、取引を迅速に行うことができるため、POS端末装置20の運用効率を向上させることができる。
なお、(9)さらに、作業支援システム240は、
上記計量器が載置される載台(下流側カウンタ232)と、
前記載台の下方に配置され、金券を収納する金券収納部と、
を備える。
上記構成によれば、下流側カウンタ232の下部のスペースを有効活用することができる。また、POS端末装置20ごとに金券を回収できるため、閉店時後における締め作業において、どのPOS端末装置20で、どの金券が使用されたのかを確認する確認作業を不要とすることができる。したがって、セルフレジにおける金券の管理を容易にし、店員の負荷を軽減することができるため、POS端末装置20の運用効率を向上させることができる。
なお、上記において説明したそれぞれの装置(取引状況管理装置11、POS端末装置20等)における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の全部又は一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
例えば、POS端末装置20に代えて、ストアコントローラ10やクラウドサーバ(不図示)が、監視モニタ215によって撮像された撮像画像を表示させる処理を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、POS端末装置20に代えて、精算処理(図12参照)を実行してもよい。
また、上述した説明では、POS端末装置20が、検出部と、表示制御部と、送信部とを備える構成について説明したが、これらの機能部の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、これらの機能部のうち全部または一部が、ストアコントローラ10に具備されていてもよいし、クラウドサーバに具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、これらの機能部が具備されるコンピュータ装置は、複数台であることに限らず、1台であってもよい。例えば、これらの機能部の全てを一のコンピュータ装置が具備していてもよい。
上記に関連し、POS端末装置20は、撮像画像の表示の制御に関して、入出力のインタフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、POS端末装置20は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出、撮像画像)を受け付け、入力情報(操作情報、スキャン情報等)をクラウドサーバに送信し、当該入力情報に基づくクラウドサーバの処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
また、以上に説明した、POSシステム1、取引状況管理装置11、POS端末装置20等を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム、10…ストアコントローラ、11…取引状況管理装置、20…POS端末装置、20a…装置筐体、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…ハードディスク、205…客側表示部、206…客側スキャナ部、210…計量器、214…カメラ、215…監視モニタ、216…サインポール、240…作業支援システム、241…作業支援ラック、242…金券収納部、432…買物袋用フック、440…ロールホルダー、600…商品マスタ

Claims (6)

  1. 購入する商品の精算を顧客が行う精算装置であって、
    前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする精算装置。
  2. 前記操作受付部は、所定幅の装置筐体に設けられ、
    前記撮像部および前記表示部は、それぞれ、前記所定幅内に収まる領域であり、且つ、前記操作受付部の上方に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の精算装置。
  3. エラーを検出する検出部を備え、
    前記検出部によって前記エラーが検出された場合、前記表示部に前記エラーを示すエラー画像を表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の精算装置。
  4. 前記表示制御部は、前記エラーが検出されない場合、リアルタイムの撮像画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の精算装置。
  5. 前記表示制御部は、前記エラーが検出された場合、前記エラーが検出された際の撮像情報を表示させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の精算装置。
  6. 購入する商品の精算を顧客が行う精算装置と、前記精算装置を監視する取引状況管理装置とを含む精算システムにおいて、
    前記精算装置は、
    前記顧客から操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部の上方に配置され、前記操作を行う前記顧客を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の上方に配置され、前記撮像部によって撮像された撮像画像を表示する表示部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像画像を前記取引状況管理装置へ送信する送信部と、
    エラーを検出する検出部と、
    を備え、
    前記取引状況管理装置は、前記検出部によって前記エラーが検出された際の撮像情報を表示する表示部を備える、
    ことを特徴とする精算システム。
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