JP2006118681A - ハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両が慣性走行しているコースト状態でエンジン始動要求があった場合におけるエンジン始動の迅速性を確保しつつ、可能な限りモータの回生制動を利用して車両の燃費を向上させることを可能とする。
【解決手段】 モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、これらの動作制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記エンジンが停止状態であって、車両がコースト状態である場合に、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合した待機状態とする制御を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両に搭載される駆動装置及びその制御方法に関する。
エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両に搭載される駆動装置におけるエンジン始動時の制御に関する技術として、例えば、下記特許文献1には以下のような技術が記載されている。この技術は、エンジン分離クラッチを持つパラレル式ハイブリッド車の駆動装置において、モータを用いて運転者の要求に対する滑らかな車両の応答を維持しながら、エンジン分離クラッチを締結して、エンジンを始動させるための制御技術であり、モータは、エンジン始動時の間ずっと、所望の設定速度を得るのに必要なトルクがいかなるものであってもそれに適応する制御を行う速度追従制御モードで制御される。すなわち、エンジン始動時には、まず、エンジン分離クラッチを締結し、モータに所望速度を命令し、エンジンに燃料を供給してエンジンを始動する。その後、所望エンジン・トルクを計算し、例えば比例積分制御器を用いて車速を維持しながら、モータのトルクがゼロになるまで、徐々にモータのトルクを減少させながら比例してエンジン・トルクを増大させる制御を行う。
ここで、モータの所望速度の設定は、車両全体の動作状態と運転者の要求に基づいており、現時点及び過去のある時点の車速と加速度に基づく軌跡又は一定値のいずれかとなり得る。一方、運転者が現在動作トルクを命令しておらず、エンジン及びモータからの駆動力を車輪に伝達する自動変速機等の動力伝達ユニットが結合していない場合には、所望の設定速度は、エンジンの所望のアイドル速度に設定される。
特開2003−129926号公報(第1−5頁、第1−2図)
しかしながら、上記の特許文献1には、車両が慣性走行しているコースト状態でエンジン始動要求があった場合に、どのようにエンジンを始動させる制御を行うのが適切であるかについての開示はなく、運転者が動作トルクを命令していない場合には動力伝達ユニットが結合しておらず、エンジンの始動時には、モータの設定速度をエンジンの所望のアイドル速度に設定することが開示されているのみである。
ここで、運転者が動作トルクを命令していない場合には常に動力伝達ユニットが結合していない状態とする制御を行うと、コースト状態では車輪とモータとの間が切断されていることになるので、車輪側からモータに伝達される駆動力を用いてモータの回生制動を行うことができない。したがって、ハイブリッド車両の燃費に対して良い影響を与えないという問題がある。
一方、コースト状態で常に動力伝達ユニットを結合した状態とする制御を行うと、エンジン分離クラッチのモータ側の回転数によっては、エンジン始動要求があった時にエンジンを迅速に始動させることができない場合があるという問題がある。すなわち、エンジンを始動させるためには一定以上の回転数でエンジンのクランクシャフトを回転させる必要があるが、車両の速度が低く、エンジン分離クラッチのモータ側の回転数がエンジンを始動可能な回転数に達していない場合には、そのままエンジン分離クラッチを係合させてもエンジンを始動させることができない。そこで、モータの回転数を増加させる影響が車輪側に伝達されないように、一旦動力伝達ユニットを分離してからエンジン分離クラッチを係合させ、モータの回転数を増加させてエンジンを始動させるという制御を行う必要がある。しかし、エンジン始動要求があってからこのような制御を行うと、エンジン分離クラッチや動力伝達ユニットを係合又は分離する動作制御を行っている間エンジンを始動させることができないために、エンジン始動までに時間がかかり、運転者のアクセル操作等に対するレスポンスが悪く、もたつき感を与えることになる場合があるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両が慣性走行しているコースト状態でエンジン始動要求があった場合におけるエンジン始動の迅速性を確保しつつ、可能な限りモータの回生制動を利用して車両の燃費を向上させることを可能とするハイブリッド車用駆動装置及びその制御方法を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るハイブリッド車用駆動装置の特徴構成は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合した待機状態とする制御を行う点にある。
この特徴構成によれば、車両が慣性走行しているコースト状態で、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放することにより前記エンジン及び前記モータと前記車輪側とを切断した状態として慣性走行を継続しながら、前記第一クラッチを係合して前記モータと前記エンジンとを接続し、前記エンジンのクランキングを即座に開始することができる状態で待機するので、エンジン始動要求があった場合に迅速に前記エンジンを始動させることができる。
また、前記制御装置は、前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が前記待機回転数より大きいときには、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合した状態とし、前記モータに回生制動を行わせる制御を行うこととすると好適である。
これにより、前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が前記待機回転数より大きく、前記第一クラッチを係合させるだけで前記エンジンの始動を行うことができる状態では、前記第二クラッチを係合したままとして前記モータによる回生制動を行うので、エンジン始動の迅速性を確保しつつ車両の燃費を向上させることができる。
また、前記待機回転数は、前記エンジン始動可能回転数に、エンジン始動要求があった時から前記第一クラッチを係合するまでの間に前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が低下し得る回転数を加えた回転数に設定すると好適である。
これにより、車両がコースト状態であって、前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が前記待機回転数より少し大きい回転数であるために前記待機状態となっていない状態でエンジン始動要求があった場合において、前記第一クラッチを係合するまでの間に前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以下となることを防止でき、確実にエンジンを始動させることができる。
また、前記待機回転数を設定するに際しては、車両が走行中である道路の勾配を検知する道路勾配検知装置を備え、前記制御装置が、前記道路勾配検知装置により検知した道路勾配に基づいて、前記待機回転数を設定する構成としても好適である。
これにより、車両が走行中である道路の勾配に応じて適切な待機回転数を設定することができる。したがって、エンジン始動要求があった時から第一クラッチを係合するまでの間に第一クラッチのモータ側の回転数が低下し得る回転数が、道路の勾配により変化するのに対応させて適切な待機回転数を設定することが可能となる。よって、エンジン始動の迅速性を確保しつつ、回生制動を行っている状態ができる限り長くなるように制御することができ、車両の燃費を向上させることができる。
また、前記制御装置は、前記待機状態でエンジン始動要求があった場合には、前記モータの回転数を前記エンジンの始動が可能な回転数以上として前記エンジンを始動させ、前記エンジンの始動後に前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合し、その後前記第一クラッチを係合する制御を行うこととすると好適である。
これにより、前記第二クラッチを開放した状態で前記モータの回転により前記エンジンをクランキングして始動させ、前記エンジンの始動後に前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合し、その後前記第一クラッチを係合するので、前記エンジン始動時の前記モータの回転数の変動を車輪側に伝達することがなく、また前記第二クラッチに対して大きな負荷がかかることも防止できる。したがって、車輪の円滑な動作状態を維持しながら、確実にエンジンを始動させることができる。
本発明に係るハイブリッド車用駆動装置の制御方法の特徴構成は、モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、を備えたハイブリッド車用駆動装置の制御方法であって、前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合する点にある。
この特徴構成によれば、車両が慣性走行しているコースト状態で、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放することにより前記エンジン及び前記モータと前記車輪側とを切断した状態として慣性走行を継続しながら、前記第一クラッチを係合して前記モータと前記エンジンとを接続し、前記エンジンのクランキングを即座に開始することができる状態で待機するので、エンジン始動要求があった場合に迅速に前記エンジンを始動させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図である。
本実施形態に係る駆動装置1は、ハイブリッド車両に搭載され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力を車輪Wに伝達するとともに、エンジンEの停止時にはモータ・ジェネレータM/Gの駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行う装置である。そこで、この駆動装置1は、モータ・ジェネレータM/G、モータ・ジェネレータM/GとエンジンEとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチC1、モータ・ジェネレータM/Gと車輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力の車輪W側への伝達又は切断を行う第二クラッチC2としても機能する変速機2、及びこれらの動作制御を行う制御装置3を有して構成されている。そして、変速機2の出力軸4はディファレンシャルギヤ5に接続されており、そこから駆動軸6を介して車輪Wに駆動力が伝達される構成となっている。ここで、エンジンEとしては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関が好適に用いられる。
この図1に示すように、この駆動装置1のシステム構成は、駆動力の伝達経路に沿って、エンジンE、第一クラッチC1、モータ・ジェネレータM/G、第二クラッチC2としても機能する変速機2、車輪Wの順に直列に接続された構成として表すことができる。なお、図1では、本実施形態に係る駆動装置1のシステム構成を分かりやすく表現するために、変速機2の内部を第二クラッチC2と変速機構7とに分離して機能的に表現している。
モータ・ジェネレータM/Gは、インバータ8により直流から交流に変換されたバッテリ9からの電力の供給を受けて中間軸10を回転駆動する。この中間軸10は、一方端が第一クラッチC1を介してエンジンEの図示しないクランクシャフトと同期回転するクランク軸11に接続され、他方端が第二クラッチC2を介して変速機2の変速機構7に接続されている。したがって、モータ・ジェネレータM/Gは、第一クラッチC1を係合した状態ではエンジンEの始動(クランキング)を行うことができ、第二クラッチC2を係合した状態では車輪Wの駆動を行うことができる構成となっている。
また、モータ・ジェネレータM/Gは、第一クラッチC1を係合した状態ではエンジンEからの駆動力により発電機として動作させることができる。また、第二クラッチC2を係合した状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態では車輪側からの駆動力により発電機として動作させることができる。この場合、モータ・ジェネレータM/Gで発電された電力は、インバータ8により交流から直流に変換されてバッテリ9に蓄えられる。
そして、このモータ・ジェネレータM/Gの動作制御は、M/G制御装置12からの制御信号に基づいて行われる。
第一クラッチC1は、モータ・ジェネレータM/GとエンジンEとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/Gにより回転駆動される中間軸10と、エンジンEの図示しないクランクシャフトに同期回転するクランク軸11との接続又は分離を行うことにより、エンジンEとモータ・ジェネレータM/Gとの間での駆動力の伝達又は切断を行う。
したがって、エンジンEの停止時には、この第一クラッチC1を係合することによりモータ・ジェネレータM/Gの駆動力をエンジンEに伝達してエンジンEの始動を行うことができ、エンジンEの動作時には、この第一クラッチC1を係合することによりエンジンEの駆動力が変速機2を介して車輪Wに伝達される。
このような第一クラッチC1としては、係合開始から完全係合状態となるまでの間の半係合状態で滑らせながら駆動力の伝達を行うことが可能なクラッチが好適に用いられ、例えば湿式多板クラッチ等が用いられる。
そして、この第一クラッチC1の動作制御は、第一クラッチ制御装置13からの制御信号に基づいて行われる。
変速機2は、ここでは、モータ・ジェネレータM/Gと車輪Wとの間に配置され、モータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方の駆動力により回転駆動される中間軸10からの入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するとともに、その駆動力(回転)の出力軸4への伝達又は切断を行う。
このような変速機2としては、有段又は無段の自動変速機が好適に用いられる。本実施形態においては、変速機2として例えば6段等の有段の自動変速機を用いており、これは中間軸10を介して伝達された入力回転を所望の変速比で変速して出力軸4に出力するための遊星歯車列や、この遊星歯車列の動作制御を行うためのクラッチ及びブレーキ等を有している。そして、この変速機2は、これらのクラッチ及びブレーキの係合又は開放を行うことにより、所望の変速段への切り替えを行い、或いは中間軸10から入力された駆動力を出力軸4に伝達しない空転(ニュートラル)状態とすることができる。
すなわち、変速機2は、所望の変速段を選択して中間軸10から入力された駆動力を出力軸4に伝達する伝達状態と、その駆動力を出力軸4に伝達しない空転状態とを切り替えることができるので、第二クラッチC2としても機能することになる。したがって上記のとおり、変速機2は、機能的に見ると、第二クラッチC2と変速機構7とを有するものとして考えることができる。
本実施形態においては、変速機2の動作制御は、変速機制御装置14からの制御信号に基づいて行われる。
制御装置3は、エンジンEの動作制御を行うエンジン制御装置15、モータ・ジェネレータM/Gの動作制御を行うM/G制御装置12、第一クラッチC1の動作制御を行う第一クラッチ制御装置13、変速機2の動作制御を行う変速機制御装置14、及び車両全体の動作制御を行う車両制御装置16を備えている。
また、車両制御装置16には、中間軸10の回転数Rmを検出する回転数センサ17、変速機2の出力軸4の回転数を検出する車速センサ18、アクセルペダル19の踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ20、及びブレーキペダル21の踏み込み量を検出するブレーキセンサ22からの検出信号がそれぞれ入力される構成となっている。
更に、車両制御装置16のメモリ23には、後述するように、車両の各部からの情報に基づいて車両制御装置16により決定した状態フラグ及び待機フラグの情報が格納される。
次に、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御について図面に基づいて説明する。
図2から図5は、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御を示すフローチャートである。また、図6は、本実施形態に係る駆動装置1におけるコースト状態からのエンジン始動時の各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例である。
以下、エンジンEが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合の動作制御を中心に、本実施形態に係る駆動装置1の動作制御について詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る駆動装置1において、「モータ走行」、「高回転時エンジン始動」、「低回転時エンジン始動」、「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」の4つの制御処理のいずれかを選択する際の制御装置3における処理の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、制御装置3は、メモリ23に格納されている状態フラグが「モータ走行」を示す「EV」の状態である場合(ステップ#01:YES)、「モータ走行」の制御処理を選択して実行し(ステップ#02)、状態フラグが「高回転時エンジン始動」を示す「EstartH」の状態である場合(ステップ#03:YES)、「高回転時エンジン始動」の制御処理を選択して実行し(ステップ#04)、状態フラグが「低回転時エンジン始動」を示す「EstartL」の状態である場合(ステップ#05:YES)、「低回転時エンジン始動」の制御処理を選択して実行し(ステップ#06)、状態フラグが「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」を示す「E+M/G」の状態である場合(ステップ#07:YES)、「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」の制御処理を選択して実行する(ステップ#08)。
ここで、状態フラグは、アクセルセンサ20、ブレーキセンサ22、車速センサ18、及び回転数センサ17を含む車両の各部からの情報に基づいて、具体的には当該車両の各部からの情報をパラメータとする走行状態を示すマップに基づいて車両制御装置16において決定される。そして、決定された状態フラグは、メモリ23に格納される。
図3は、図2のフローチャートにおけるステップ#02「モータ走行」の制御処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、「モータ走行」の制御処理では、エンジン始動要求があるまでは(ステップ#11:NO)、状態フラグは「モータ走行」を示す「EV」のままとする(ステップ#12)。ここで、エンジン始動要求は、アクセル開度が大きくなりモータ・ジェネレータM/Gのみでは出力トルクが不足する場合や、モータ・ジェネレータM/Gを駆動するためのバッテリ9の残量が少なくなった場合等に、車両制御装置16からエンジン制御装置15、M/G制御装置12、第一クラッチ制御装置13、及び変速機制御装置14に対して出力される。
次に、制御装置3は、車両が慣性走行しているコースト状態にあるか否かについて判断する(ステップ#13)。ここでは、コースト状態の判断は、アクセルセンサ20により検出されるアクセル開度と、車速センサ18により検出される出力軸4の回転数に基づいて行うことができる。すなわち、アクセル開度が「0」であり、出力軸4の回転数が「0」でない場合には、車両が慣性走行しているコースト状態にあると判断することができる。なお、車両が慣性走行しているコースト状態としては、ブレーキペダル21が踏み込まれて制動されている場合、モータ・ジェネレータM/Gが回生制動を行っている場合、又はこれらの両方が行われている場合等のように、車輪Wに減速方向のトルクが作用している場合も含まれる。
車両がコースト状態である場合には(ステップ#13:YES)、次に制御装置3は、中間軸10の回転数Rmが所定の待機回転数Rs以下であるか否かについて判断する(ステップ#14)。ここで、中間軸10の回転数Rmは、回転数センサ17により検出される。そして、中間軸10は第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側に接続されているので、この中間軸10の回転数Rmは第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数に等しい。
ここで、所定の待機回転数Rsは、エンジン始動可能回転数以上の回転数に設定する。具体的には、待機回転数Rsは、エンジン始動可能回転数に対して、エンジン始動要求があった時から第一クラッチC1を係合するまでの間に中間軸10の回転数Rmが低下し得る回転数を加えた回転数に設定すると好適である。すなわち、例えば車両がコースト状態で坂道を上っていく場合等には、中間軸10の回転数Rmがエンジン始動要求から第一クラッチC1を係合するまでの間に急激に低下することがある。そこで、コースト状態でエンジン始動要求があった時から第一クラッチC1を係合するまでの間に中間軸10の回転数Rmが低下する可能性がある最大の回転数として、例えばコースト状態で30%程度の急な上り坂を上がっている際にエンジン始動要求があった時から第一クラッチC1を係合するまでの間の時間で中間軸10の回転数Rmがどれだけ低下するかを実験やシミュレーション等により求める。そして、求められた回転数の低下分をエンジン始動可能回転数に加えた回転数を待機回転数Rsとすると好適である。このような回転数の低下分は、車両により異なるが、例えば300〜500rpm程度となる。
なお、エンジン始動可能回転数とは、第一クラッチC1を完全係合状態とすることによりエンジンEをクランキングして始動可能な中間軸10の回転数Rm(第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数)である。具体的には、エンジンEのアイドリング回転数程度となり、例えば600〜700rpm程度となる。
したがって、待機回転数Rsは、例えば900〜1200rpm程度となる。
待機回転数Rsをこのように設定することにより、中間軸10の回転数Rmが待機回転数より少し大きい回転数である状態でエンジン始動要求があった場合に、第一クラッチC1を係合する間に中間軸10の回転数Rmがエンジン始動可能回転数以下となり、エンジンEを始動できない事態となることを防止できる。
そして、車両がコースト状態でない場合(ステップ#13:NO)、及びコースト状態である(ステップ#13:YES)が中間軸10の回転数Rmが所定の待機回転数Rsより大きい場合(ステップ#14:NO)には、処理はステップ#15へ進む。すなわち、制御装置3は、第一クラッチC1の作動圧P1を「0」とし(ステップ#15)、第二クラッチC2の作動圧P2を、第二クラッチC2が完全係合状態となる完全係合圧P2eとし(ステップ#16)、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを要求トルクTthに合せるようにモータ・ジェネレータM/Gを動作させる(ステップ#17)。
このとき、車両制御装置16は、メモリ23に格納されている待機フラグをOFFとする(ステップ#18)。
ここで、要求トルクTthは、アクセルセンサ20により検出されたアクセル開度の情報に基づいて車両制御装置16において決定される。したがって、運転者によりアクセルペダルが踏み込まれている場合のアクセル開度とモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgとの関係については、アクセル開度とエンジンの出力トルクとの関係に合せたものとすると好適である。これは、エンジンによる走行時とモータ・ジェネレータM/Gによる走行時とでアクセル開度に対する出力トルクが相違することを防止するためである。したがって、ここでは、要求トルクTthは、アクセルセンサ20により検知されるアクセル開度に応じて、そのときのアクセル開度でのエンジンの出力トルクと一致するように決定されることとしている。これにより、モータ走行時にも運転者に違和感を与えることがなく、運転者のアクセル操作による出力要求を反映したモータ走行を行うことができる。
また、アクセル開度が「0」のコースト状態では、要求トルクTthは「0」以下となる。なお、要求トルクTthについて「0」より小さくなる場合としては、車両の制御方法により異なるが、例えば、ブレーキペダル21が踏み込まれて制動されている場合や、ブレーキペダル21及びアクセルペダル19の双方が踏み込まれていないがエンジンブレーキが効いている場合等、車輪Wに対して減速が要求される場合がある。
したがって、この状態では、モータ・ジェネレータM/Gは、バッテリ9からの電力は供給されておらず、慣性走行している車両の車輪Wから出力軸4及び第二クラッチC2を含む変速機2を介して伝達される駆動力により駆動され、回生制動を行っている状態となる。
一方、車両がコースト状態であり(ステップ#13:YES)、中間軸10の回転数Rmが所定の待機回転数Rs以下である場合(ステップ#14:YES)には、処理はステップ#19へ進む。すなわち、制御装置3は、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとし(ステップ#19)、第一クラッチC1の作動圧P1を、第一クラッチC1が完全係合状態となる完全係合圧P1eとする(ステップ#20)。そして、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを「0」とする(ステップ#21)。
ここで、第二クラッチC2のスタンバイ圧P2sは、第二クラッチC2を開放状態とする圧力であり、第二クラッチC2を係合開始直前の状態とする圧力から圧力「0」までの間の任意の圧力とすることが可能である。したがって、この状態ではモータ・ジェネレータM/Gと車輪W側との間で駆動力の伝達が行われないので、モータ・ジェネレータM/Gの回生制動も行われない。
そして、これにより第一クラッチC1及び第二クラッチC2の状態は、低回転時エンジン始動(ステップ#06)を即座に開始することが可能な待機状態となる。そこで、車両制御装置16は、メモリ23に格納されている待機フラグをONとする(ステップ#22)。
そして、エンジン始動要求があった場合には(ステップ#11:YES)、制御装置3はメモリ23に格納されている待機フラグがONであるか否かを判断する(ステップ#23)。制御装置3は、待機フラグがONでない場合には(ステップ#23:NO)、メモリ23に格納されている状態フラグを、「高回転時エンジン始動」を示す「EstartH」とする(ステップ#24)。これにより、図2のフローチャートに示すように「高回転時エンジン始動」の制御(ステップ#04)が行われる。一方、待機フラグがONである場合には(ステップ#23:YES)、メモリ23に格納されている状態フラグを、「低回転時エンジン始動」を示す「EstartL」とする(ステップ#25)。これにより、図2のフローチャートに示すように「低回転時エンジン始動」の制御(ステップ#06)が行われる。
以上で「モータ走行」の制御処理を終了する。
図4は、図2のフローチャートにおけるステップ#04「高回転時エンジン始動」の制御処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、「高回転時エンジン始動」の制御処理では、まず、制御装置3は、第一クラッチC1の作動圧P1がスタンバイ圧P1sとなっているか否かについて判断し(ステップ#31)、第一クラッチC1の作動圧P1がスタンバイ圧P1sでない場合には(ステップ#31:NO)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとする(ステップ#32)。ここで、第一クラッチC1のスタンバイ圧P1sは、第一クラッチC1を係合開始前の準備状態とするための圧力であり、第一クラッチC1を係合開始直前の状態まで動作させる圧力に設定すると好適である。
そして、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとした(ステップ#33)状態で、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを要求トルクTthに合せるようにモータ・ジェネレータM/Gを動作させる(ステップ#34)。
第一クラッチC1の作動圧P1がスタンバイ圧P1sとなった場合には(ステップ#31:YES)、制御装置3は、エンジンEが完爆状態となっているか否かについて判断する(ステップ#35)。エンジンが完爆したか否かは、エンジンに設けられた各種センサからエンジン制御装置15に入力される検出信号に基づいて判断される。
エンジンEが完爆状態となっていない場合には(ステップ#35:NO)、制御装置3は、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとしたまま(ステップ#36)、第一クラッチC1の作動圧P1を、第一クラッチC1が完全係合状態となる完全係合圧P1eまで上昇させる(ステップ#37)。本実施形態においては、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eまで上昇させる制御は、第一クラッチC1の滑り量を検出し、その滑り量がゼロになるまで第一クラッチC1の作動圧P1を上昇させるフィードバック制御としている。
そして、第一クラッチC1を介してモータ・ジェネレータM/GからエンジンE側に伝達されるクラッチ伝達トルクTcを検出する(ステップ#38)。このクラッチ伝達トルクTcが、第一クラッチC1を介してモータ・ジェネレータM/GによりエンジンEをクランキングして始動させるために用いられるトルクに相当する。
このクラッチ伝達トルクTcの検出は、例えば、第一クラッチC1の作動圧P1に基づいて、車両制御装置16においてクラッチ伝達トルクTcを算出することにより行うことができる。すなわち、このとき第一クラッチC1は、その作動圧P1を完全係合圧P1eまで上昇させる制御が行われており(ステップ#37)、第一クラッチC1において伝達されるトルクが大きい程大きい作動圧P1ひいては完全係合圧P1eにより係合されることになる。したがって、第一クラッチC1の作動圧P1は、第一クラッチC1により伝達されるクラッチ伝達トルクTcとの間に一定の関係を有する。よって、車両制御装置16において、第一クラッチC1の作動圧P1とクラッチ伝達トルクTcとの関係式又はテーブルを用いて、第一クラッチC1の作動圧P1に基づいてクラッチ伝達トルクTcを算出することができる。
そして、制御装置3は、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgが、要求トルクTthにクラッチ伝達トルクTcを加えたトルクとなるようにモータ・ジェネレータM/Gを動作させる(ステップ#39)。これにより、運転者のアクセル操作による出力要求を反映したモータ走行を行いつつ、エンジンEの始動を行うことができる。なお、要求トルクTthは、上記のとおり、アクセルセンサ20により検出されたアクセル開度の情報に基づいて車両制御装置16において決定される。
そして、エンジンEが完爆状態となった場合には(ステップ#35:YES)、制御装置3は、メモリ23に格納されている状態フラグを、「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」を示す「E+M/G」とする(ステップ#40)。これにより、図2のフローチャートに示すように「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」の制御(ステップ#08)が行われる。
以上で「高回転時エンジン始動」の制御処理を終了する。
図5は、図2のフローチャートにおけるステップ#06「低回転時エンジン始動」の制御処理の詳細を示すフローチャートである。上記のとおり、「低回転時エンジン始動」の制御処理が行われるときは、待機フラグがONであって(図3のステップ#23参照)、第二クラッチC2の作動圧P2はスタンバイ圧P2s(ステップ#19)であり、第一クラッチC1の作動圧P1は完全係合圧P1e(ステップ#20)である待機状態となっている。したがって、この待機状態でエンジン始動要求があった場合には、後述するようにモータ・ジェネレータM/Gの回転数をエンジンスタート回転数ResとするのみでエンジンEを始動することができる。
そこで、この図2に示すように、「低回転時エンジン始動」の制御処理では、制御装置3は、まずエンジンEが完爆状態となっているか否かについて判断する(ステップ#51)。エンジンが完爆したか否かは、エンジンに設けられた各種センサからエンジン制御装置15に入力される検出信号に基づいて判断される。
エンジンEが完爆状態となっていない場合には(ステップ#51:NO)、制御装置3は、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとし(ステップ#52)、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eとしたまま(ステップ#53)、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgをエンジンスタート回転数Resとするように回転数制御を行う(ステップ#54)。
このエンジンスタート回転数Resは、第一クラッチC1を完全係合状態とした際にエンジンEを始動可能なモータ・ジェネレータM/Gの回転数以上の回転数に設定される。本実施形態においては、中間軸10はモータ・ジェネレータM/Gにより直接駆動される構成としているので、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgと中間軸10の回転数Rmとは同じとなる。したがって、エンジンスタート回転数Resは、上記待機回転数Rsを定める際に基準としたエンジン始動可能回転数と同じ回転数となり、具体的には、エンジンEのアイドリング回転数程度となり、例えば600〜700rpm程度となる。
なお、このようにモータ・ジェネレータM/Gを所定回転数に維持する回転数制御は、中間軸10に作用する負荷に関わらずモータ・ジェネレータM/Gが当該所定回転数となるように、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを制御することにより行うことができる。
これにより、第二クラッチC2を開放してモータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方からの駆動力を出力軸4に伝達しない空走状態とし(図6の領域C及びD参照)、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgの変動が車両の走行状態に影響を与えないようにした状態で、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを、エンジンEの始動が可能な回転数まで上昇させてエンジンEの始動を行うことができる。したがって、コースト状態で中間軸10の回転数Rmがエンジン始動可能回転数以下まで低下し、そのまま第一クラッチC1を完全係合状態としてもエンジンEを始動することができない状態となった際にも、エンジンE始動時のモータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgの変動を車輪Wに伝達することなく車輪Wの円滑な動作状態を維持しながら、確実にエンジンEを始動させることができる。
そして、エンジンEが完爆状態となった場合には(ステップ#51:YES)、制御装置3は、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが、第二クラッチC2の車輪W側の回転数に応じた回転数(以下、「第二クラッチ車輪側回転数」という)Rwであるか否かについて判断する(ステップ#55)。
ここで、第二クラッチ車輪側回転数Rwは、第二クラッチC2を完全係合状態とした際に、第二クラッチC2のモータ・ジェネレータM/G側(中間軸10側)と車輪W側(変速機構7側)との回転数が所定の範囲内の差でほぼ同じになるときのモータ・ジェネレータM/Gの回転数である。すなわち、この第二クラッチ車輪側回転数Rwは、そのときの車両の走行速度及び変速機構7において選択されている変速段によって異なる回転数となる。ここで、車両の走行速度は車速センサ18により検出することができる。なお、変速機構7の変速段は変速機制御装置14により制御されている。
なお、このステップ#55の判断においては、第二クラッチ車輪側回転数Rwは一定の範囲を有する値とし、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが、第二クラッチ車輪側回転数Rwの当該範囲内にあれば、条件を満たすものと判断するのが好適である。
モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが、第二クラッチ車輪側回転数Rwでない場合には(ステップ#55:NO)、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとしたまま(ステップ#56)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとする(ステップ#57)。そして、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwとするように回転数制御を行う(ステップ#58)。
このモータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwとする回転数制御は、車速センサ18により検出される車両の走行速度及び変速機構7において選択されている変速段の情報から定まる第二クラッチ車輪側回転数Rwに基づいて、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwとするために必要なモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを算出し、その算出結果にしたがってモータ・ジェネレータM/Gを制御することにより行うことができる。
このように、第二クラッチC2のモータ・ジェネレータM/G側と車輪W側との回転数を合せておくことにより、第二クラッチC2を係合する際に、モータ・ジェネレータM/G側と車輪W側との回転数の差を吸収することにより駆動力の変動が生じ、それが車輪側に伝達されることを防止できる。したがって、第二クラッチC2の係合時に第二クラッチC2に対して大きな負荷がかかることを防ぎ、車輪の円滑な動作状態を維持することができる。
そして、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが、第二クラッチ車輪側回転数Rwとなった場合には(ステップ#55:YES)、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなっているか否かについて判断する(ステップ#59)。これは、すなわち第二クラッチC2が完全係合状態となっているか否かについての判断である。そして、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなっていない場合には(ステップ#59:NO)、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとしたまま(ステップ#60)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとする(ステップ#61)。そして、この間もモータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwに維持するように回転数制御を行う(ステップ#62)。
これにより、車輪の円滑な動作状態を維持したまま、モータ・ジェネレータM/Gの駆動力により車輪Wが駆動される状態とすることができる。
そして、第二クラッチC2の作動圧P2が完全係合圧P2eとなった場合には(ステップ#59:YES)、制御装置3は、メモリ23に格納されている状態フラグを、「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」を示す「E+M/G」とする(ステップ#63)。これにより、図2のフローチャートに示すように「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」の制御(ステップ#08)が行われる。
以上で「低回転時エンジン始動」の制御処理を終了する。
図6は、車両がコースト状態で中間軸10の回転数Rmが待機回転数Rsより大きい状態から待機回転数Rs以下まで低下した後、エンジン始動要求がありエンジンEの始動を行う場合の各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例である。
この図に示す例では、領域Aでは、運転者によりアクセルペダル19が踏まれておらずアクセル開度は「0」であり、車両はコースト状態で走行しつつ車速(出力軸回転数)は徐々に低下している。この際、第一クラッチC1の作動圧P1は「0」、第二クラッチC2の作動圧P2は完全係合圧P2eであり(図3のステップ#15及び16参照)、エンジンEは停止しており、モータ・ジェネレータM/Gは車輪Wから出力軸4及び第二クラッチC2を含む変速機2を介して伝達される駆動力により駆動され、回生制動を行っている。したがって、このときのモータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは負となっている。
そして、領域Bに入ったとき、すなわち車速(出力軸回転数)が低下し、中間軸10の回転数Rm(モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmg)が待機回転数Rs以下となったときに、第二クラッチC2の作動圧P2はスタンバイ圧P2sとなり、第一クラッチC1の作動圧P1は完全係合圧P1eとなる(図3のステップ#19及び20参照)。また、これによりモータ・ジェネレータM/Gは車輪W側から分離されるので、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは「0」となり、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgも「0」となり、回生制動は終了する。
領域Cでは、第二クラッチC2の作動圧P2がスタンバイ圧P2s、第一クラッチC1の作動圧P1が完全係合圧P1eの状態で、車輪Wに対してモータ・ジェネレータM/G及びエンジンEの一方又は双方からの駆動力が伝達されない空走状態のまま車両は慣性走行を継続している。
ここまでの領域A〜Cでの各部の動作は、既に説明した図3のフローチャートに示す制御処理に従って行われている。
そして、運転者によりアクセルペダル19が踏み込まれたときに、制御装置3は、図5のフローチャートに示す「低回転時エンジン始動」の制御を開始する。この図6に示す例では、領域Dに入ったときに、コースト状態からアクセルペダル19が大きく踏み込まれており、モータ・ジェネレータM/Gのみでは出力トルクが不足するためにエンジン始動の制御が行われている。すなわち、第二クラッチC2の作動圧P2がスタンバイ圧P2s、第一クラッチC1の作動圧P1が完全係合圧P1eの状態のまま、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgをエンジンスタート回転数Resとするように回転数制御が行われる(図5のステップ#52〜54参照)。これにより、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgが上昇してエンジンEのクランキングが行われ、エンジンEが始動される。
この際、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgは、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgをエンジンスタート回転数Resとし、更にエンジンEをクランキングするために必要なトルク分だけ上昇している。
エンジンEが完爆して始動した後の領域Eでは、制御装置3は、第二クラッチC2の作動圧P2をスタンバイ圧P2sとしたままで、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sとし、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwとする(図5のステップ#56〜58参照)。
そして、領域Fでは、第一クラッチC1の作動圧P1をスタンバイ圧P1sに、モータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgを第二クラッチ車輪側回転数Rwに維持したままで(図5のステップ#60及び62参照)、第二クラッチC2の作動圧P2を完全係合圧P2eとする(図5のステップ#61参照)。これにより、モータ・ジェネレータM/Gの駆動力により車輪Wが駆動される状態となる。
その後、領域G以降は「エンジン+モータ・ジェネレータ走行」を行う。すなわち、領域Gでは、モータ・ジェネレータM/Gの出力トルクTmgを減少させてエンジンEの出力トルクTeを増加させるとともに、第一クラッチC1の作動圧P1を完全係合圧P1eへ向けて上昇させる。この間、エンジンEの出力トルクTeを増加させつつ、第一クラッチC1を半係合状態で滑らせながらエンジンEの出力トルクTeの伝達を行う。これにより、車輪W側に伝達される出力トルクTeの変動を緩やかなものとしている。この際、エンジンEの出力トルクTeは、要求トルクTthにモータ・ジェネレータM/Gの発電に要するトルク(発電トルク)Tegを加えたトルクに等しくなるまで増加させられる。
そして、領域Hに示されているように、エンジンEの出力トルクTeが一定となった後も、第一クラッチC1の作動圧P1は完全係合圧P1eとなるまで上昇させられる。この第一クラッチC1の作動圧P1の上昇に伴い、モータ・ジェネレータM/Gの回転数RmgとエンジンEの回転数Reとの差が減少していく。
そして、領域Iに示されているように、第一クラッチC1の作動圧P1が完全係合圧P1eとなった後は、エンジンEの回転数Reとモータ・ジェネレータM/Gの回転数Rmgとが同じになり、モータ・ジェネレータM/GはエンジンEの駆動力により回転駆動されて発電機として動作する。
なお、上記のように「低回転時エンジン始動」の制御処理を行う場合は、制御装置3は、第二クラッチC2が開放状態となっている領域D〜Fではモータ・ジェネレータM/Gに対して回転数制御を行い、第二クラッチC2が完全係合状態となっている領域G〜Iではモータ・ジェネレータM/Gに対してトルク制御を行っている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、中間軸10の回転数Rm、すなわち第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数が所定の待機回転数Rsより大きいときには、第一クラッチC1を開放して第二クラッチC2を係合した状態とし、モータ・ジェネレータM/Gに回生制動を行わせる制御処理を採用しているが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、少なくとも第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数が待機回転数Rs以下であるときに上記のような待機状態とする制御を行うものであるので、第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数が待機回転数Rsより大きい場合の制御については特に限定されない。
したがって、例えば、第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数が待機回転数Rsより大きい場合にも、第二クラッチC2を開放して第一クラッチC1を係合した待機状態とする制御を行うことも可能である。このような構成とすると、第一クラッチC1を係合させるだけでエンジンEの始動を行うことができる状態でもモータ・ジェネレータM/Gによる回生制動を行うことができないが、エンジン始動要求があった場合におけるエンジン始動の迅速性は確保することができる。
(2)上記実施形態においては、待機回転数Rsを予め設定された固定値とした場合について説明したが、本発明における待機回転数Rsの設定はこのような固定値に限定されない。従って、制御装置3は、車両が走行中である道路の勾配に基づいて待機回転数Rsを変化させて設定することも好適な実施形態の一つである。
すなわち、車両が勾配のある道路をコースト状態で走行している場合には、その勾配の傾斜角度(上りか下りかという勾配の向きも含む)により、エンジン始動要求があった時から第一クラッチC1を係合するまでの間に中間軸10の回転数Rmが低下する程度が異なる。そこで、このような道路の勾配の傾斜角度に応じて、エンジン始動要求があった時から第一クラッチC1を係合するまでの間の中間軸10の回転数Rmの低下量を算出し、その道路の勾配に応じた待機回転数Rsを設定すると好適である。
また、このように算出された道路勾配に応じた待機回転数Rsを予めテーブル化してメモリ23に格納しておくことも好適な実施形態の一つである。
なお、この場合、図示しないが、駆動装置1は車両が走行中である道路の勾配を検知する道路勾配検知装置を備える構成とする必要がある。このような道路勾配検知装置としては、公知の傾斜センサ等を用いることができる。
(3)上記実施形態においては、中間軸10の回転数を検出する回転数センサ17からの検出信号に基づいて中間軸10の回転数Rm、すなわち第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数を検出する構成について説明したが、第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数の検出手段はこれに限定されるものではなく、直接的又は間接的に第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数を検出できる手段であればよい。したがって、例えば、第一クラッチC1に設けた回転数センサ等により直接的に第一クラッチC1のモータ・ジェネレータM/G側の回転数を検出する構成とすることも好適な実施形態の一つである。
本発明は、エンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両に好適に用いることができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置のシステム構成の概略を示す概念図 本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置における制御処理の選択の処理の流れを示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#02「モータ走行」の制御処理の詳細を示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#04「高回転時エンジン始動」の制御処理の詳細を示すフローチャート 図2のフローチャートにおけるステップ#06「低回転時エンジン始動」の制御処理の詳細を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るハイブリッド車用駆動装置において、車両がコースト状態で中間軸の回転数が待機回転数Rs以下まで低下した後エンジンEの始動を行う場合の各部の動作状態を示すタイミングチャートの一例
符号の説明
1 駆動装置
2 変速機
3 制御装置
4 出力軸
E エンジン
M/G モータ・ジェネレータ
W 車輪
C1 第一クラッチ
C2 第二クラッチ
Rm 中間軸の回転数(第一クラッチのモータ・ジェネレータ側の回転数)
Rs 待機回転数
Rmg モータ・ジェネレータの回転数
Rt しきい値回転数
Rw 第二クラッチ車輪側回転数

Claims (6)

  1. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、前記モータ、前記第一クラッチ及び前記第二クラッチの動作制御を行う制御装置と、を備えたハイブリッド車用駆動装置であって、
    前記制御装置は、前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合した待機状態とする制御を行うハイブリッド車用駆動装置。
  2. 前記制御装置は、前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が前記待機回転数より大きいときには、前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合した状態とし、前記モータに回生制動を行わせる制御を行う請求項1に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  3. 前記待機回転数は、前記エンジン始動可能回転数に、エンジン始動要求があった時から前記第一クラッチを係合するまでの間に前記第一クラッチの前記モータ側の回転数が低下し得る回転数を加えた回転数に設定する請求項1又は2に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  4. 車両が走行中である道路の勾配を検知する道路勾配検知装置を備え、
    前記制御装置は、前記道路勾配検知装置により検知した道路勾配に基づいて、前記待機回転数を設定する請求項1又は2に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  5. 前記制御装置は、前記待機状態でエンジン始動要求があった場合には、前記モータの回転数を前記エンジンの始動が可能な回転数以上として前記エンジンを始動させ、前記エンジンの始動後に前記第一クラッチを開放して前記第二クラッチを係合し、その後前記第一クラッチを係合する制御を行う請求項1から3の何れか一項に記載のハイブリッド車用駆動装置。
  6. モータと、前記モータとエンジンとの間で駆動力の伝達又は切断を行う第一クラッチと、前記モータ及び前記エンジンの一方又は双方の駆動力の車輪側への伝達又は切断を行う第二クラッチと、を備えたハイブリッド車用駆動装置の制御方法であって、
    前記エンジンが停止状態であって、車両が慣性走行しているコースト状態である場合に、少なくとも前記第一クラッチの前記モータ側の回転数がエンジン始動可能回転数以上に設定された所定の待機回転数以下であるときには、前記第二クラッチを開放して前記第一クラッチを係合するハイブリッド車用駆動装置の制御方法。
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