JPH08308015A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

車両用駆動装置の制御装置

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JPH08308015A
JPH08308015A JP10579095A JP10579095A JPH08308015A JP H08308015 A JPH08308015 A JP H08308015A JP 10579095 A JP10579095 A JP 10579095A JP 10579095 A JP10579095 A JP 10579095A JP H08308015 A JPH08308015 A JP H08308015A
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賢司 表
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学 渡邊
Shigeo Tsuzuki
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の減速時において、車輪からの制動エネ
ルギーを回収すると共に、燃料の供給を停止しても、補
機類の作動が可能な車両用駆動装置の制御装置を提供す
る。 【構成】 制御装置50は、減速状態検出手段からの出
力信号により車両が減速状態であるときに、エンジン1
0への燃料の供給を停止させ、モータジェネレータ40
を発電させ、エンジン10の回転数が所定回転数となる
ように第1の連結機構20の係合力を変更可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用駆動装置の制御
装置に係り、特に、モータジェネレータによる制動エネ
ルギーの回収を行う車両用駆動装置の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の減速時に、車輪とエンジン
(E/G)との間に配設されたモータジェネレータ(M
/G)によって、制御エネルギーの回収を行う駆動装置
がある(例えば、USP第4,533,011号公報参
照)。通常、このような車両におけるエネルギー回生
は、減速機の車両の運動エネルギーを最大限回収するた
めに発電を行うM/GとE/Gとは、クラッチによって
切り離されるように構成されている。そのため、E/G
はアイドリング状態、もしくは停止状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構成の駆動装置は、E/GとM/Gとの連結・解
放を行うクラッチを有しており、車両の減速時には、前
記クラッチを切り離すようにしているため、E/Gをモ
ータによって駆動することはできず、また、エンジンへ
の燃料供給を停止することにより、燃費を向上させるこ
ともできない。更に、E/Gへの燃料の供給を停止した
時には、E/Gの駆動により作動する補機類の駆動が停
止してしまい不具合である。
【0004】本発明は、上記問題点を除去し、車両の減
速時において、車輪からの制動エネルギーを回収すると
共に、燃料の供給を停止しても、補機類の作動が可能な
車両用駆動装置の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)エンジンと、このエンジンの出力軸に連結され、
このエンジンの動力を車輪に伝達する第1の連結機構
と、この第1の連結機構を介して前記エンジンの出力軸
に連結され、発電により前記車輪からの制動エネルギー
を回収するモータジェネレータと、このモータジェネレ
ータにより回収された制動エネルギーを電力として蓄え
る蓄電装置と、車両の減速状態を検出する減速状態検出
手段と、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転
数センサと、前記減速状態検出手段及び前記エンジン回
転数センサからの出力信号により、前記エンジンと前記
第1の連結機構と前記モータジェネレータとを制御する
制御装置とを有する車両用駆動装置において、前記制御
装置は、前記減速状態検出手段からの出力信号により車
両が減速状態であるときに、前記エンジンへの燃料の供
給を停止させ、前記モータジェネレータを発電させ、前
記エンジンの回転数が所定回転数となるように前記第1
の連結機構の係合力を変更することを特徴とする。
【0006】(2)上記(1)記載の車両用駆動装置の
制御装置において、前記モータジェネレータの回転数を
検出するモータ回転数センサと、前記モータジェネレー
タと車輪とを連結する第2の連結機構を有し、前記制御
装置は前記減速状態検出手段からの出力信号により車両
が減速状態であり、かつ、前記モータ回転数センサから
の出力信号により前記モータジェネレータの回転数が前
記所定回転数を下回る時に、前記エンジンへの燃料の供
給を停止させ、前記第2の連結機構を解放し、前記第1
の連結機構を係合し、前記蓄電装置からの電流の供給に
より、前記モータジェネレータを駆動させて、前記エン
ジンの回転数を前記所定回転数にすることを特徴とす
る。
【0007】(3)上記(2)記載の車両用駆動装置の
制御装置において、前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄
電量センサを有し、前記制御装置は、前記減速状態検出
手段からの出力信号により車両が減速状態であり、か
つ、前記蓄電量センサからの出力信号により前記蓄電量
が所定値以下の時に、前記モータジェネレータを発電さ
せ、前記第1の連結機構を解放し、燃料の供給により前
記エンジンの回転数を前記所定回転数とすることを特徴
とする。
【0008】(4)上記(1)記載の車両用駆動装置の
制御装置において、前記所定回転数はアイドル回転数で
あることを特徴とする。 (5)上記(1)記載の車両用駆動装置の制御装置にお
いて、前記減速状態検出手段は、アクセルペダルセンサ
とブレーキペダルセンサを有し、前記制御装置は、前記
アクセルペダルセンサとブレーキペダルセンサからの出
力信号によりアクセルペダルがオフ、かつ、ブレーキペ
ダルがオンの時に、車両が減速状態であると判断するよ
うにしたものである。
【0009】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、 (1)請求項1記載の車両用駆動装置の制御装置によれ
ば、制御装置(50)は、減速状態検出手段からの出力
信号により車両が減速状態であるときに、エンジン(1
0)への燃料の供給を停止させ、モータジェネレータ
(40)を発電させ、エンジン(10)の回転数が所定
回転数となるように第1の連結機構(20)の係合力を
変更するようにしたので、車両の減速時エネルギーを回
生しながらエンジン(10)の燃料カットが可能でアイ
ドル燃料が不要となる。
【0010】また、エンジン(10)は停止ではなく回
転しているので、エンジン(10)に附属している補機
の駆動も可能である。車両の停止時においても、モータ
ジェネレータ(40)により回生したエネルギーを使っ
て、エンジン(10)をモータリングするのでアイドル
燃費が節約可能であり、燃費の向上を図ることができ
る。
【0011】(2)請求項2記載の車両用駆動装置の制
御装置によれば、モータジェネレータ(40)の回転数
を検出するモータ回転数センサ(41)と、モータジェ
ネレータ(40)と車両とを連結する第2の連結機構
(31)を有し、制御装置(50)は、減速状態検出手
段からの出力信号により車両が減速状態であり、かつ、
モータ回転数センサ(41)からの出力信号によりモー
タジェネレータ(40)の回転数が所定回転数を下回る
時に、エンジン(10)への燃料の供給を停止させ、第
2の連結機構(31)を解放し、第1の連結機構(2
0)を係合し、蓄電装置(60)からの電流の供給によ
り、モータジェネレータ(40)を駆動させて、エンジ
ン(10)の回転数を所定回転数にするようにしたの
で、モータジェネレータ(40)の回転数が所定回転数
を下回る時には、車輪とモータジェネレータ(40)と
を連結する第2の連結機構(31)を解放し、制動エネ
ルギーの回収を終了すると共に、第1の連結機構(2
0)を完全に係合させてモータジェネレータ(40)の
駆動によりエンジン(10)を駆動させるので、エンジ
ン(10)は所定回転数を保つことができる。
【0012】(3)請求項3記載の車両用駆動装置の制
御装置によれば、蓄電装置(60)の蓄電量を検出する
蓄電量センサ(61)を有し、制御装置(50)は、減
速状態検出手段からの出力信号により車両が減速状態で
あり、かつ、蓄電量センサ(61)からの出力信号によ
り蓄電量が所定値以下の時に、モータジェネレータ(4
0)を発電させ、第1の連結機構(20)を解放し、燃
料の供給により、エンジン(10)の回転数を所定回転
数とするようにしたので、蓄電装置(60)の蓄電量が
所定値以下の時には、モータジェネレータ(40)でエ
ンジン(10)を駆動させると蓄電装置(60)の蓄電
量がさらに減少し、モータジェネレータ(40)をエン
ジン(10)の補助として用いることができないので、
エンジン(10)は燃料の供給を行い、所定回転数に保
つ。また、モータジェネレータ(40)は発電により制
動エネルギーを回収し、蓄電量を増加させることができ
る。
【0013】(4)請求項4記載の車両用駆動装置の制
御装置によれば、前記所定回転数はアイドル回転数とし
たので、エンジン(10)がアイドル回転数に保たれれ
ば、最低限エンジンの駆動により作動する補機も駆動す
ることができる。 (5)請求項5記載の車両用駆動装置の制御装置によれ
ば、減速状態検出手段は、アクセルペダルセンサ(7
1)とブレーキペダルセンサ(72)を有し、前記制御
装置(50)は、前記アクセルペダルセンサ(71)と
ブレーキペダルセンサ(72)からの出力信号により、
アクセルペダル(71)がオフ、かつ、ブレーキペダル
(72)がオンの時に、車両が減速状態であると判断す
るようにしたので、アクセルオフかつブレーキオンで、
確実に車両が減速状態であると判断することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の実施例を示す車両用駆動装置
の制御装置の全体構成図、図2はその車両用駆動装置の
制御装置の第1の連結機構の構成図、図3はその車両用
駆動装置の制御装置のブロック図、図4は本発明の実施
例を示す車両用駆動装置の制御装置の動作フローチャー
ト、図5は本発明の実施例を示すクラッチのスリップ制
御フローチャートである。
【0015】これらの図において、10はエンジン(E
/G)であり、このE/G10の出力軸12には、第1
の連結機構(C1)20が設けられ、この第1の連結機
構20はE/G10の動力を車軸に伝達する。この第1
の連結機構20を介して、前記E/G10の出力軸12
に連結され、発電により車輪からの制動エネルギーを回
収するモータジェネレータ(M/G)40が設けられ、
このM/G40により回収された制動エネルギーを蓄電
装置60により電力として蓄える。
【0016】また、車両の減速状態はアクセルペダルセ
ンサ71とブレーキペダルセンサ72からの出力信号に
基づいて検出される。また、E/G10の出力軸12に
はE/G回転数センサ11が設けられ、E/G10の回
転数を検出する。アクセルペダルセンサ71とブレーキ
ペダルセンサ72からの出力信号に基づいて検出される
減速状態及びE/G回転数センサ11からの出力信号に
より、前記E/G10と前記第1の連結機構20と前記
M/G40とを制御する制御装置50が設けられてい
る。
【0017】そこで、本発明の実施例では、制御装置5
0は、減速状態であるときに、E/G10への燃料の供
給を停止させ、M/G40を発電させ、E/G10の回
転数が所定回転数となるように、第1の連結機構20の
係合力を変更するようにしている。すなわち、制御装置
50内に設けられる油圧供給源(図示なし)からの油圧
を制御ソレノイド(図示なし)で制御して、その制御さ
れた油圧S6 を、図2に示すように、第1の連結機構C
1に供給する。つまり、シーリングを構成するケース2
5の油路に送り、ピストンリターンスプリング23に抗
してピストン24を駆動して、スラストベアリング22
をクラッチ21に作用させて、第1の連結機構20の係
合力を変更するように構成している。
【0018】また、M/G40の回転数を検出するモー
タ回転数センサ41と、M/G40と車両とを連結する
変速機構30内の第2の連結機構(C2)31を設ける
ようにしており、制御装置50は、車両が減速状態であ
り、かつ、モータ回転数センサ41からの出力信号によ
りM/G40の回転数が所定回転数を下回る時に、E/
G10への燃料の供給を停止させ、第2の連結機構31
を解放し、第1の連結機構20を係合し、蓄電装置60
からの電流の供給により、M/G40を駆動させて、E
/G10の回転数を所定回転数にする。
【0019】更に、蓄電装置60の蓄電量を検出する蓄
電量センサ61を設け、制御装置50は、車両が減速状
態であり、かつ、蓄電量センサ61からの出力信号によ
り、蓄電量が所定値以下の時に、M/G40を発電さ
せ、第1の連結機構20を解放し、燃料の供給により、
E/G10の回転数を所定回転数とする。なお、42は
M/G40のロータ、43はM/G40のステータ、8
0は車輪である。
【0020】以下、本発明の車両用駆動装置の制御装置
の動作について図1の構成図及び図4のフローチャート
を参照しながら説明する。 (1)まず、車両が減速状態であるか否かをチェックす
る(ステップS1)。すなわち、アクセルペダルセンサ
71からの出力信号S1 がオフであり、ブレーキペダル
センサ72からの出力信号S2 がオンである場合には、
制御装置50において車両が減速状態であると判断す
る。
【0021】(2)次に、ステップS1において、YE
Sの場合には、蓄電装置60の充電状態をチェックする
(ステップS2)。すなわち、蓄電装置60の充電状態
を蓄電量センサ61からの出力信号S3 に基づいて、制
御装置50において、充電状態SOCが基準の充電状態
SOC*を超過しているか否かをチェックする。 (3)次いで、ステップS2において、YESの場合、
すなわち、充電状態SOCが基準の充電状態SOC*超
過である場合には、制御装置50より出力信号S4 を出
力し、E/G10の燃料をカットし、スロットルバルブ
を全開する(ステップS3)。
【0022】(4)すると、M/G40により発電を行
い、その出力S7 を制御装置50へ送る(ステップS
4)。すると、制御装置50からの出力S10により、蓄
電装置60の充電が行われる。 (5)この状態になると、制御装置50からの出力信号
6 により、第1の連結機構(C1)20をオフにする
(ステップS5)。
【0023】(6)次に、E/G回転数Neがアイドル
回転数Niより大きいか否かをチェックする(ステップ
S6)。 (7)そこで、ステップS6において、E/G回転数N
eがアイドル回転数Niより小さい場合には、M/G4
0の回転数Nmがアイドル回転数Niより大きいか否か
をチェックする(ステップS7)。
【0024】(8)ステップS7において、YESの場
合には、クラッチのスリップ制御を行う(ステップS
8)。 (9)次に、アクセルがオンか否かをチェックする(ス
テップS9)。その結果、YESである場合には、制御
を終了し、NOの場合には、ステップS6に返る。
【0025】(10)ステップS7において、M/G回
転数Nmがアイドル回転数Niより小さい場合には、制
御装置50からの出力信号S9 により、第2の連結機構
(C2)31をオフにする(ステップS10)。 (11)次に、制御装置50からの出力信号S6 によ
り、第1の連結機構(C1)20をオンにする(ステッ
プS11)。
【0026】(12)次に、M/G40の回転数Nmを
アイドル回転数Niに等しくする、つまりモータリング
を行う(ステップS12)。 (13)次に、アクセルがオンか否かをチェックする
(ステップS13)。その結果、YESの場合には、制
御を終了し、NOの場合には、このチェックを繰り返
す。
【0027】(14)ステップS2において、NOであ
る場合、すなわち、充電状態SOCが基準の充電状態S
OC*以下である場合には、クラッチのスリップ制御を
禁止する(ステップS14)。 (15)次に、M/G40により発電を行い、その出力
7 を制御装置50へ送る(ステップS15)。する
と、制御装置50からの出力S10により、蓄電装置60
の充電が行われる。
【0028】(16)次に、制御装置50からの出力信
号S6 により、第1の連結機構(C1)20をオフにす
る(ステップS16)。 (17)次に、E/G10がアイドル回転数を保てるよ
うに燃料の供給を行う(ステップS17)。 (18)次に、アクセルがオンか否かをチェックする
(ステップS18)。その結果、YESの場合には、制
御を終了し、NOの場合には、このチェックを繰り返
す。
【0029】ここで、クラッチのスリップ制御につい
て、図5のフローチャートを参照しながら説明する。 (1)まず、E/G回転数Neを制御装置50に取り込
む(ステップS21)。 (2)次に、M/G回転数Nmを制御装置50に取り込
む(ステップS22)。
【0030】(3)次に、E/G回転数NeとM/Gの
回転数Nmとに基づいて、制御装置50からの出力信号
6 により、第1の連結機構20の係合力を変更する。
すなわち、クラッチの係合後にE/G回転数Neが、ア
イドル回転数Niとなるようなクラッチの係合圧を制御
装置50において計算する(ステップS23)。すなわ
ち、M/GからE/G側へ、Nm×μ・A・P・rのエ
ネルギーが与えられる。
【0031】ここで、μはピストンの摩擦係数、Aはク
ラッチの受圧面積、Pは圧力、rは摩擦材の平均半径を
示している。このとき、係合後のE/G回転角速度ω′
は、E/G系に慣性モーメントをIとして、 (1/2)・I・(ω′2 −ω2 )=Nm・μ・A・P・r そこで、ω′にアイドル回転の時の角速度を代入して、
クラッチの係合圧P(係合油圧)を求める。
【0032】(4)最後に、求められたクラッチの係合
圧P(係合油圧)になるように、ソレノイドを制御する
(ステップS24)。 上記構成によると、車両が減速状態のときには、E/G
10の燃料の供給を停止し、M/G40を発電させて車
輪からの制動エネルギーを回収する。しかし、E/G1
0は燃料供給の停止に伴い、停止状態へと移行するが、
E/Gの回転数が所定回転数となるように、第1の連結
機構20の係合力が変更され、E/G10は制動エネル
ギーによって駆動される。この時、E/G10の回転数
が所定回転数を保てるように、第1の連結機構20の係
合力が随時変更されるので、制動エネルギーの消費を最
小限に抑えることができる。
【0033】従って、E/G10の駆動により作動する
補機類も停止することがなく、また、E/G10への燃
料供給を停止させているので、燃費を向上させることが
できる。このように、車両の減速時は、E/G10の燃
料をカットし、クラッチのスリップ制御により、E/G
10をアイドル回転に保持する。なお、この時、E/G
10の回転に消費されるエネルギーをできるだけ少なく
するために、スロットルバルブを全開にし、ポンピング
ロスを最小にする。また、停止時は回生したエネルギー
を利用して、M/G40よってE/G10をアイドル回
転に保持(モータリング)する。
【0034】また、M/G40の回転数が所定回転数を
下回る時には、車輪とM/G40とを連結する第2の連
結機構31を解放し、制動エネルギーの回収を終了する
と共に、第1の連結機構20を完全に係合させてM/G
40の駆動によりE/G10を駆動させるので、E/G
10は所定回転数を保つことができる。更に、蓄電装置
60の蓄電量が所定値以下の時には、M/G40でE/
G10を駆動させると蓄電装置60の蓄電量がさらに減
少し、M/G40をE/G10の補助として用いること
ができないので、E/G10は燃料の供給を行い、所定
回転数に保つ。また、M/G40は発電により制動エネ
ルギーを回収し、蓄電量を増加させることができる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の制御装
置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の制御装
置の第1の連結機構の構成図である。
【図3】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の制御装
置のブロック図である。
【図4】本発明の実施例を示す車両用駆動装置の制御装
置の動作フローチャートである。
【図5】本発明の実施例を示すクラッチのスリップ制御
フローチャートである。
【符号の説明】
10 E/G(エンジン) 11 E/G回転数センサ 12 E/Gの出力軸 20 第1の連結機構 21 クラッチ 22 スラストベアリング 23 ピストンリターンスプリング 24 ピストン 25 ケース 31 第2の連結機構 40 M/G(モータジェネレータ) 41 モータ回転数センサ 42 M/Gのロータ 43 M/Gのステータ 50 制御装置 60 蓄電装置 61 蓄電量センサ 71 アクセルペダルセンサ 72 ブレーキペダルセンサ 80 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60L 11/14 F02D 41/12 330J F02D 29/02 F02N 11/04 41/12 330 B60K 9/00 Z F02N 11/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、該エンジンの出力軸に連結
    され、該エンジンの動力を車輪に伝達する第1の連結機
    構と、該第1の連結機構を介して前記エンジンの出力軸
    に連結され、発電により前記車輪からの制動エネルギー
    を回収するモータジェネレータと、該モータジェネレー
    タにより回収された制動エネルギーを電力として蓄える
    蓄電装置と、車両の減速状態を検出する減速状態検出手
    段と、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数
    センサと、前記減速状態検出手段及び前記エンジン回転
    数センサからの出力信号により、前記エンジンと前記第
    1の連結機構と前記モータジェネレータとを制御する制
    御装置とを有する車両用駆動装置において、 前記制御装置は、前記減速状態検出手段からの出力信号
    により車両が減速状態であるときに、前記エンジンへの
    燃料の供給を停止させ、前記モータジェネレータを発電
    させ、前記エンジンの回転数が所定回転数となるように
    前記第1の連結機構の係合力を変更することを特徴とす
    る車両用駆動装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装
    置において、前記モータジェネレータの回転数を検出す
    るモータ回転数センサと、前記モータジェネレータと車
    輪とを連結する第2の連結機構を有し、前記制御装置は
    前記減速状態検出手段からの出力信号により車両が減速
    状態であり、かつ、前記モータ回転数センサからの出力
    信号により前記モータジェネレータの回転数が前記所定
    回転数を下回る時に、前記エンジンへの燃料の供給を停
    止させ、前記第2の連結機構を解放し、前記第1の連結
    機構を係合し、前記蓄電装置からの電流の供給により、
    前記モータジェネレータを駆動させて、前記エンジンの
    回転数を前記所定回転数にすることを特徴とする車両用
    駆動装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用駆動装置の制御装
    置において、前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量セ
    ンサを有し、前記制御装置は、前記減速状態検出手段か
    らの出力信号により車両が減速状態であり、かつ、前記
    蓄電量センサからの出力信号により前記蓄電量が所定値
    以下の時に、前記モータジェネレータを発電させ、前記
    第1の連結機構を解放し、燃料の供給により前記エンジ
    ンの回転数を前記所定回転数とすることを特徴とする車
    両用駆動装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装
    置において、前記所定回転数は、アイドル回転数である
    ことを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装
    置において、前記減速状態検出手段は、アクセルペダル
    センサとブレーキペダルセンサを有し、前記制御装置
    は、前記アクセルペダルセンサとブレーキペダルセンサ
    からの出力信号によりアクセルペダルがオフ、かつ、ブ
    レーキペダルがオンの時に、車両が減速状態であると判
    断することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
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