JP2006118584A - 作業車のhst中立復帰装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 HST伝動走行の作業車において、HSTペタルを踏込んで増減速走行する形態では、HSTを中立位置にして駐車ブレーキを制動した状態で降車するとき、誤ってHSTペタルを踏むことがあり、車体が不意に走行移動することがある。
【解決手段】 HSTペタル1の踏込みによって緩衝スプリング2を介して中立復帰カム3及びHST変速軸4を連動し、走行ブレーキ5連動のブレーキペタル6を踏むことによって該中立復帰カム3を中立位置へ復帰作動することを特徴とする作業車のHST中立復帰装置の構成とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、作業車のHST伝動において、このHST伝動を中立位置に復帰させるHST中立復帰装置に関するもので、駐車ブレーキを効かせた状態で誤ってHSTペタルを踏込んでも、作業車が走行するのを防止する。
作業車のHST(油圧無段変速装)伝動において、ブレーキペタルを踏込むことによってHSTを中立位置に復帰さる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−28028号公報(第1項、回1)。
HST伝動走行の作業車において、HSTペタルを踏込んで増減速走行する形態では、HSTを中立位置にして駐車ブレーキを制動した状態で降車するとき、誤ってHSTペタルを踏むことがあり、車体が不意に走行移動することがある。
請求項1に記載の発明は、HSTペタル1の踏込みによって緩衝スプリング2を介して中立復帰カム3及びHST変速軸4を連動し、走行ブレーキ5連動のブレーキペタル6を踏むことによって該中立復帰カム3を中立位置へ復帰作動することを特徴とする作業車のHST中立復帰装置の構成とする。HSTペタル1の踏込操作では、緩衝スプリング2を介して中立復帰カム3を中立位置から緩衝的に回動して、HST変速軸4を変速作動させる。又、ブレーキペタル6を踏込操作すると、走行ブレーキ5を制動すると共に、該中立復帰カム3を緩衝スプリング2に抗して中立位置側へ回動して、HST変速軸4を中立位置へ復帰させる。又、このブレーキペタル6を踏んで駐車状態にして、このHSTペタル1が踏込まれることがあると、該緩衝スプリング2により吸収されて、該ブレーキペタル6によって中立位置に復帰維持された復帰カム3は回動されないで、HST変速軸4の中立位置が維持される。
請求項2に記載の発明は、前記ブレーキペタル6の踏込みによってカムローラ7を該中立復帰カム3に押圧させて中立復帰させるように弾発の復帰スプリング9を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車のHST中立復帰装置を特徴とするものである。中立復帰カム3は、復帰スプリング9によって張圧されるローラアーム8やこのカムローラ7等によって、HST変速軸4を中立位置へ復帰するように作用される。又、HSTペタル1の踏込操作によって、緩衝スプリング2を介して、しかも該復帰スプリング9による張圧力に抗して、この中立復帰カム3を回動して、HST変速軸4を変速位置へ作動させる。又、ブレーキペタル6を踏込操作することによって、ローラアーム8を回動して、カムローラ7を中立復帰カム3に押圧させて、HST変速軸4を強制的に中立位置へ復帰させる。
請求項1に記載の発明は、前記緩衝スプリング2は、HSTペタル1等からの急激な踏込等があっても、これを緩衝して中立復帰カム3やHST変速軸4等の回動を安定させるものであるが、ブレーキペタル6の踏込操作等によって走行ブレーキ5を制動させているとき、例えば、駐車ブレーキを効かせた状態として降車するようなときに誤ってHSTペタル1を踏込むことがあっても、このHSTぺタル1側からの操作は緩衝スプリング2によって吸収されて、HST変速軸4側に連結される中立復帰カム3は中立位置から回動させないようにして、作業車の走行を行わせないようにすることができる。
請求項2に記載の発明は、中立復帰カム3は、HSTペタル1の操作によってHST変速軸4を変速操作することができると共に、ブレーキペタル6の操作によってローラアーム8のカムローラ7をこの中立復帰カム3に押圧させて中立位置へ復帰させることができるが、このHSTペタル1の踏込操作を解放した状態では、該ブレーキペタル6を踏込まなくても、このカムローラ7のローラアーム8が復帰スプリング9によって中立復帰カム3に弾発されているため、自動的にHST変速軸4を中立位置へ迅速、的確に復帰させることができ、操作を簡単、容易にすることができる。
図面に基づいて、作業車は、雑草等を刈取る刈取装置15を有した走行車体16に、エンジン17、及びこのエンジン17によって伝動されるHST(油圧無段変速装置)10を設けて、後輪19を駆動して走行するものである。車体16の中央上部に運転席20を搭載し、この運転席20前のステップフロア21の前部には、ハンドルポスト22を設け、上端部にステアリングハンドル23を設ける。この車体16の前端下部に該ステアリングハンドル23で操向される前輪18が配置される。車体16の後部には、エンジンカバー24で覆われたエンジンルーム27の底部に、HST10を有するミッションケース25が設けられ、このミッションケース25左右のホイルパイプ26の左右両端部に後輪19が軸装されて、これらエンジン17からHST10、ミッションケース25内の伝動機構、及びホイルパイプ26内の車軸等を介して駆動される。刈取装置15は、下面に沿って回転のブレード28の軸29を軸装する刈取デッキ30を、平行リンク31,32を介して車体16に対して昇降自在に、吊下形態に装着して、昇降機構33によって昇降可能の構成としている。この昇降機構33を操作するリフトレバー34が運転席20側部の操作ボックス35部に設けられる。車体16の後部には前記運転席20の後部上を左右内形状にまたぐロプス36を設ける。このロプス36の下方に設けられるエンジンカバー24は、前部に前記シートフロア37を一体的構成とし、このシートフロア37の上側に運転席20を支持装着する。このエンジンカバー24の後端を車体16の後端に対して開閉ピン38周りに回動自在に支持し、このエンジンカバー24とシートフロア37をこの開閉ピン38の周りに上方へ回動することによって、エンジンルーム27部及びこの前側の刈取デッキ30部の上方部を開放することができる。又、このシートフロア37の上方開放によって運転席20も一体として上方へ回動される。ロプス36は左右両側下端部を車体16に対して支持取付け、この取付上部を外方へ湾曲させる湾曲部を形成して、ロプス36の間隔部を広くする。これらエンジンカバー24及びシートフロア37を運転席20と共に上方後部へ開放回動しても、接触しないようにして邪魔にならない形態としている。又、このようにエンジンカバー24やシートフロア37等を一体的に開閉回動することによって、エンジンルーム27や刈取装置15上方を広く開放することができ、これら開放箇所のメンテナンスを行い易くするものである。
前記エンジン17のエンジン軸41からHST10の入力軸42、及び刈取装置15のブレード軸29にはベルト43,44が掛けわたされて伝動される。HST10にはHST変速軸4が設けられ、このHST変速軸4を中立位置Nから前進位置F、又は後進位置Rへ回動することによって、入力軸42の回転を中立停止状態から前進高速、又は後進変速状態へ増変速、乃至減変速することができる。このHST10による主変速伝動をすると共に、ミッションケース25内の副変速伝動装置を副変速して各後輪19を駆動する。このミッションケース25部には走行ブレーキ5が設けられて、後輪19を伝動する伝動系の回転軸等を制動することができる。45はブレーキアームで、スプリング46に抗して回動させて、この走行ブレーキ5を制動できる。
前記HST変速軸4には変速アーム47が設けられる。ミッションケース25に一体のブラケット48に対して、カム軸49周りに回動自在の中立復帰カム3と、該変速アーム47との間を連動ロッド50で連結する。又、前記HSTペタル1の前後中立間部は、ステップフロア21のペタル軸51の周りに回動自在に支持させ、このHSTペタル1と一体回動するペタルアーム52に連結の連動ロッド53の後端部を、中立復帰カム3の一端に回動自在に設けられた回動ピン54のロッド穴に摺動自在に嵌挿する。この回動ピン54のロッド穴に挿通された連動ロッド53部には、この回動ピン54と前後のストッパー55,56との間に緩衝スプリング2を嵌装して、この回動ピン54を、前後の緩衝スプリング2で弾発させて、前後のストッパー55,56間の中央部に位置させる。又、これらストッパー55,56の前後間隔は、この後端部のストッパー56をナット形態にして前後に移動することによって変更調節することができ、又、各緩衝スプリング2の張圧力を変更したり、回動ピン54の前後位置を調節することができる。この中立復帰カム3は、回動周縁部をカム縁57として回動幅の略中央部へ傾斜させると共に、この中央部を窪ませてカムローラ7の嵌合安定し易い中立縁58を形成する。
この中立復帰カム3のカム縁57側には、ミッションケース25上のアームピン60の周りに前後揺動可能のローラアーム8を設け、このローラアーム8のローラピン61周りに回動自在に設けられた該カムローラ7を、該中立復帰カム3のカム縁57に摺接させる。このローラアーム8の上端とブラケット48部との間には復帰スプリング9を設けて、このカムローラ7をカム縁57に押圧させることによって、この中立復帰カム3は、このカム縁57の傾斜に沿って回動するカムローラ7に案内されて、このカム縁57の中立縁58がカムローラ7に嵌合するように回動される。この中立縁58にカムローラ7を嵌合させた位置で、HST変速軸4が中立位置となるように設定される。
このようなHSTペタル1とHST変速軸4と変動構成において、このHSTペタル1を前進F側へ踏込むことによって、連動ロッド53、緩衝スプリング2を介して中立復帰カム3が緩衝的に回動され、更に連動ロッド50を介してHST変速軸4が前進F側へ回動されて、HST10を前進増速するものである。又、HSTペタル1を後進R側へ踏込むことによって、同様にしてHST変速軸4が後進R側へ回動されて、HST10を後進増速する。又、このようなHSTペタル1の増速位置から踏込操作を解放すると、連動ロッド53及び緩衝スプリング2によって中立復帰カム3が中立位置へ復帰回動されて、HST変速軸4も中立位置Nに復帰される。しかも、このとき中立復帰カム3のカム縁57には復帰スプリング9によって張圧されるカムローラ7が押圧されているため、このカムローラ7によって摺動案内される中立復帰カム3が、中立縁58部に嵌合するように回動されて、この中立復帰カム3の中立復帰回動を強制するものである。
前記ブラケット48にピン62を有したアーム63をアーム軸64周りに回動自在に設け、このアーム63を回動することによりピン62で前記ローラアーム8を係合して復帰スプリング9と同調方向へ押圧することができる。このアーム63は、スプリング65とロッド66を介してブレーキアーム45に連結している。このアーム63には、前記ブレーキペタル6との間をワイヤー67連結されて、このブレーキペタル6を踏むことによって、アーム63を介して走行ブレーキ5を制動すると共に、ピン62でローラアーム8を押して、カムローラ7で中立復帰カム3を中立位置へ強制的に回動復帰させることができる。又、このブレーキペタル6は、踏込位置Aを停止機構で停止させることによって、走行ブレーキ5を制動した状態に維持することができ、駐車ブレーキとすることができる。この駐車ブレーキの踏込位置Aでは、前記HSTペタル1を踏込んでも、連動ロッド53が緩衝スプリング2に抗して作動しても、中立位置Nにある中立復帰カム3は回動されないで、前・後進F・Rいずれにも連動されず、車体が不意に発進することがない。
HST変速軸中立復帰カム部の平面図 その作動状態を示す平面図 その作動状態を示す平面図 作業車の側面図 作業車の平面図
符号の説明
1 HSTペタル
2 緩衝スプリング
3 中立復帰カム
4 HST変速軸
5 走行ブレーキ
6 ブレーキペタル
7 カムローラ
8 ローラアーム
9 復帰スプリング

Claims (2)

  1. HSTペタル(1)の踏込みによって緩衝スプリング(2)を介して中立復帰カム(3)及びHST変速軸(4)を連動し、走行ブレーキ(5)連動のブレーキペタル(6)を踏むことによって該中立復帰カム(3)を中立位置へ復帰作動することを特徴とする作業車のHST中立復帰装置。
  2. 前記ブレーキペタル(6)の踏込みによってカムローラ(7)を該中立復帰カム(3)に押圧させて中立復帰させるローラアーム(8)に、中立復帰するように弾発の復帰スプリング(9)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車のHST中立復帰装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296688A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Iseki & Co Ltd 油圧駆動作業車の変速制御装置

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