JP2006116123A - 車両のシートバックフレーム構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両用シートのシートバックフレーム構造は、クッション材支持部(21)を備えた中空扁平状の樹脂フレーム体(20)と、前記樹脂フレーム体の上辺部に略沿って延設された第1の金属フレーム体(11)と、上端側が前記第1の金属フレーム体の途中部に接合され、下端側が前記樹脂フレーム体の下辺部まで延び、更に該下辺部に略沿って延設され、前記樹脂フレーム体の車幅方向の端部に配置された金属製ヒンジ部材(4)に接合される第2の金属フレーム体(12)とを備え、前記樹脂フレーム体は、前記金属フレーム体が配設されていない外縁部において、前記クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
シートバックフレームは、着座乗員の荷重を支えるとともに、例えば、当該シートバックの後方に荷物が置かれている状態で車両が急停止する場合には、荷物が前動してシートバックに衝突する衝突荷重に耐える必要がある。シートバックフレームには、このような乗員の荷重及び衝突荷重に耐え得る強度および剛性を確保することが求められる。
なお、前記平板部とは、前記クッション材支持部において、後述する請求項3の発明に記載した補強リブが設けられていない部分をいうものである。
なお、前記平板部とは、前記クッション材支持部において、リブ等の補強構造が設けられていない部分をいうものである。
また、上記樹脂フレーム体には、上記樹脂フレーム体の上辺部に略沿って延設された第1の金属フレーム体と、上端側が上記第1の金属フレーム体の途中部に接合される一方、下端側が上記樹脂フレーム体の下辺部まで延びるとともに該下辺部に略沿って延設され、上記樹脂フレーム体の車幅方向における端部に配置された金属製ヒンジ部材に接合される第2の金属フレーム体と、が配設されていることにより、上記樹脂フレーム体を有効に補強することができる。この場合において、シートバックのほぼ全周に板材もしくはパイプ状の金属フレームを配置した場合に比して、より短い金属フレーム体でシートバックフレームを補強できるので、より一層の軽量化も実現できる。
更に、上記樹脂フレーム体は、上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体が配設されていない外縁部において、上記クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されており、上記断面剛性向上部を有する外縁部が上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体の少なくとも何れか一方に接合されるので、シートバックフレーム全体の捩れ剛性を向上させることができる。
更に、上記樹脂フレーム体は、上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体が配設されていない外縁部において、クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されており、上記断面剛性向上部を有する外縁部が上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体の少なくとも何れか一方に接合されるので、シートバックフレーム全体の捩れ剛性を向上させることができる。
これらの図に示されるように、上記シートバックフレーム1は、金属フレーム体10と樹脂フレーム体20とを組み合わせて、その主要部が構成されている。樹脂フレーム体20の車幅方向の両側端における下部には、シートバックフレーム1を、図示しないシート座部(シートクッション)の後部に連結する金属製のヒンジ部材4がそれぞれ固定されている。
また、上記樹脂フレーム体20はブロー成形法により成形されているので、量産性に優れており、中空内部へ窪む断面凹状の補強リブ15が一体成形された中空状の樹脂フレーム体を、比較的容易且つ低コストで得ることができる。
上記第2の金属フレーム体12の縦フレーム部12aが、上記クッション材支持部21aと上記アームレスト配設部21bとの間において上記リブ15内に配設されている。
なお、上記クッション材支持部21a及び上記アームレスト配設部21bにおいて、上記補強リブ15が設けられていない部分を平板部というものとする。
図5は、図3に示した上記樹脂フレーム体20のE部を拡大して示した拡大断面図である。この図に示されるように、樹脂フレーム体20の外縁部の大部分は、内側面部23と外側面部24と上下の面部21、22とにより略扁平な中空断面を有しており、上記内側面部23の下端側が下側の面部22に対して接合部27で接合されることにより閉断面状に形成されている。この閉断面状に形成された閉断面部29は、上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体が配設されていない上記樹脂フレーム体20の外縁部において、上記樹脂フレーム体20に一体成形されている。上記閉断面部29を備えた外縁部は、上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体の少なくとも何れか一方に、例えば、リベット接合等により接合される。
更に、上記樹脂フレーム体20の外縁部における断面剛性向上部が、閉断面部を備えており、上記樹脂フレーム体の外縁部に略沿って成形されているので、比較的簡単な構造で、断面剛性を向上させることができ、上記効果をより確実に得ることができる。
これらの図に示すように、上記樹脂フレーム体30の外縁部は、相対向する一対の側面部33、34と上下の面部31、32とで略扁平状に形成された中空部30Hを備えている。
このように、上記樹脂フレーム体30は、上記第1の金属フレーム体及び上記第2の金属フレーム体が配設されていない外縁部において、上記突状部36、37のように、クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されているので、シートバックフレーム全体の捩れ剛性を向上させることができる。
この変形例では、上記断面剛性向上部は、断面の内部へ突出する突状部を備えているが、クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定され、断面の外部へ突出する突状部を備えていてもよい。
本実施形態では、樹脂フレーム体に上記断面剛性向上部が設けられることによりシートバックフレーム自体の捩れ剛性が高められているが、例えば、樹脂フレーム体の外縁部の内部を上下に分割するようなリブが設けられた形状など、クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定されたその他の形状が用いられ得る。また、この断面剛性向上部は、上記樹脂フレーム体30の外縁部のように閉断面状でなくてもよい。
図9は樹脂フレーム体の一部を模式的に示す斜視図、図10は樹脂フレーム体用の成形金型の一部を模式的に示す斜視図、図11は図9におけるY11−Y11線に沿った樹脂フレーム体の部分断面説明図、また、図12は図9におけるY12−Y12線に沿った樹脂フレーム体の部分断面説明図である。
そして、所定方向(例えば、シートバックフレーム1の上下方向)へ延びる複数の補強リブ45は、上記中空部40Hの一側(図9、11、12における下側)の壁面部41を当該中空部40Hの内方(図9、11、12における上方)へ向かって断面凹状に窪ませ、その底部45tを他側の壁面部42に対して連結させた所定長さの連結部45Aと、上記凹状を形成する側壁部45sどうしを接合して形成された所定長さの節部45Bとを備えて構成されている。
このようにして、上記樹脂フレーム体40には、上記補強リブ45が、クッション材支持部の平板部以外の部分に形成される。
すなわち、上記金型Dは、樹脂フレーム体40の中空部40Hの一側(図9、11、12における下側)の壁面部41に対応する平坦な壁面成形部D1(成形面)と、中空部40H内へ突出する補強リブ45に対応する複数のリブ成形部D2とを備えている。
まず、第1変形例について説明する。図13は第1変形例に係る樹脂フレーム体50の一部を模式的に示す斜視図、図14は図13におけるY14−Y14線に沿った樹脂フレーム体50の部分断面説明図、また、図15は図13におけるY15−Y15線に沿った樹脂フレーム体50の部分断面説明図である。
これらの図に示すように、上記第1変形例に係る樹脂フレーム体50は、相対向する一対の壁面部51、52と、一対の側壁部53とで略扁平状に形成された中空部50Hを備えている。
この図に示すように、第2変形例に係る樹脂フレーム体60は、相対向する一対の壁面部61、62と一対の側壁部63とで略扁平状に形成された中空部60Hを備えている。本第2変形例では、所定方向(例えば、シートバックフレームの上下方向)へ延びる複数の補強リブ65は、上記中空部60Hの上側の壁面部62を当該中空部60Hの内方へ(下方へ)向かって断面凹状に窪ませたものと、下側の壁面部61を中空部60Hの内方へ(上方へ)向かって断面凹状に窪ませたものとが、交互に並ぶように設定されている。
なお、上記シートバックフレームは、上記のようなセダン型車両のリアシートのシートバックにも使用することができるのはもちろんである。
また、本実施形態では、樹脂フレーム体20が、中空状に形成された中空体で構成されているが、中実又は平板状の樹脂フレーム体が用いられてもよい。
なお、本実施形態では、上記樹脂フレーム体20は、上記クッション材支持部21aと上記アームレスト配設部21bとを有しているが、クッション材支持部のみを有していてもよい。
2 支持部材
4 金属製ヒンジ
10 金属フレーム体
11 第1の金属フレーム体
12 第2の金属フレーム体
15、45、55、65 補強リブ
20、30、40、50、60 樹脂フレーム体
29 閉断面部
36、37 突状部
Claims (7)
- 金属フレーム体と樹脂フレーム体とを組み合わせてなる車両用シートのシートバックフレーム構造であって、
クッション材の背面側を支持するクッション材支持部を備えた中空扁平状の樹脂フレーム体と、
前記樹脂フレーム体の上辺部に略沿って延設され、ヘッドレストを支持する支持部材が取り付けられる第1の金属フレーム体と、
上端側が前記第1の金属フレーム体の途中部に接合される一方、下端側が前記樹脂フレーム体の下辺部まで延びるとともに該下辺部に略沿って延設され、前記樹脂フレーム体の車幅方向における端部に配置された金属製ヒンジ部材に接合される第2の金属フレーム体とを備え、
前記樹脂フレーム体は、前記第1の金属フレーム体及び前記第2の金属フレーム体が配設されていない外縁部において、前記クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されているとともに、前記断面剛性向上部を有する外縁部が前記第1の金属フレーム体及び前記第2の金属フレーム体の少なくとも何れか一方に接合される、
ことを特徴とする車両のシートバックフレーム構造。 - 前記断面剛性向上部が、閉断面部及び断面の内部もしくは外部へ突出する突状部の少なくとも何れか一方を備えており、前記樹脂フレーム体の外縁部に略沿って成形されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシートバックフレーム構造。
- 前記樹脂フレーム体には、前記クッション材支持部の平板部以外の部分に、略上下方向へ延び、中空内部へ窪む断面凹状の補強リブが一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のシートバックフレーム構造。
- 前記補強リブの底部が、前記樹脂フレーム体の相対向する面部に接合されていることを特徴とする請求項3記載の車両のシートバックフレーム構造。
- 前記樹脂フレーム体が、ブロー成形法により成形されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の車両のシートバックフレーム構造。
- 金属フレーム体と樹脂フレーム体とを組み合わせてなる車両用シートのシートバックフレーム構造であって、
クッション材の背面側を支持するクッション材支持部を備えた扁平状の樹脂フレーム体と、
前記樹脂フレーム体の上辺部に略沿って延設され、ヘッドレストを支持する支持部材が取り付けられる第1の金属フレーム体と、
上端側が前記第1の金属フレーム体の途中部に接合される一方、下端側が前記樹脂フレーム体の下辺部まで延びるとともに該下辺部に略沿って延設され、前記樹脂フレーム体の車幅方向における端部に配置された金属製ヒンジ部材に接合される第2の金属フレーム体とを備え、
前記樹脂フレーム体は、前記第1の金属フレーム体及び前記第2の金属フレーム体が配設されていない外縁部において、前記クッション材支持部の平板部よりも断面剛性が高く設定された断面剛性向上部が一体成形されているとともに、前記断面剛性向上部を有する外縁部が前記第1の金属フレーム体及び前記第2の金属フレーム体の少なくとも何れか一方に接合される、
ことを特徴とする車両のシートバックフレーム構造。 - 前記シートバックフレーム構造は、ワゴン型又はハッチバック型の車両のリアシートのシートバックに用いられるものであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の車両のシートバックフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004308179A JP2006116123A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 車両のシートバックフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010510122A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 車両シートフレーム及びその製造方法 |
-
2004
- 2004-10-22 JP JP2004308179A patent/JP2006116123A/ja active Pending
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