JP2016210296A - 乗物用シート - Google Patents

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吾郎 内海
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Abstract

【課題】軽量化された乗物用シートを提供し、燃費の向上を実現する。
【解決手段】乗物用シートは、上下方向に異なる位置に設けられた下板部40及び上板部45を備えるボトム部材10と、ボトム部材10上に載置されるクッションパッド20と、を備える。上板部45は、乗物用シートの幅方向における両端部を下板部40に連結されている。そして、下板部40と上板部45との間に、中空空間50が形成されており、中空空間50には、ボトム部材10の外部に繋がる開口50aが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用シートに係り、特に、着座者が跨いで座る乗物用シートに関する。
二輪車等の乗物用シートは、図10A及び図10Bに示すように、ボトム部材100と、ボトム部材100上に載置されるクッションパッド120と、図示せぬ表皮とから構成されるものが一般的である。ここで、図10Aは、ボトム部材100を示す斜視図、図10Bは、クッションパッド120を載せたボトム部材100の断面を示す図であり、図10AのXB-XB断面における断面図である。
そして、ボトム部材100は、図10Bに示すように、一層のみから構成されるものが一般的であった。
しかし、一層のみから成るボトム部材100は、剛性を高く維持するために厚く形成する必要があり、厚さの分だけ重くなっていた。
また、クッションパッド120は、厚く形成される分だけ経年使用によりへたり量が大きくなることによって、クッション性が低下することがあった。一方で、クッションパッド120を薄くすると、直接的にクッション性が低下するという問題があった。
例えば、特許文献1に記載されたシートは、下板(同文献には、シート底板と記載。)と、下板との間に空間を形成して設けられたクッション受部と、クッション受部上に設けられたクッション材と、を備える。
このように構成された特許文献1のシートは、下板上に空間を形成するようにクッション受部を配設することによって、空間の分、上方に設けられるクッション受部によって、クッション材を薄くすることで、へたり量を低減することを可能としている。
また、特許文献2に記載されたシートは、ボトムプレート部と、ボトムプレート部の上面に、空気が入る中空を有する中空体部と、を備えて(これらを備えるものをボトム部材ともいう)、中空体部の側壁に凹部と凸部によって蛇腹状の部位が形成されているシート(同文献には、クッション材と記載。)が開示されている。
このように形成されたシートは、中空体部が中空を有することで材料を節減でき、蛇腹状の部位を備えて弾性が高められることによって、クッション性が良好となっている。
実願昭57−57416号(実開昭58−158779号)のマイクロフィルム 実願昭57−52853号(実開昭59−22079号)のマイクロフィルム
しかし、特許文献1に記載されたシートにおいては、クッション受部が、下板との間の空間を閉じるように下板上に取り付けられており、同様に、特許文献2に記載されたシートにおいても、ボトムプレート部との間の空間を閉じるように中空体部がボトムプレート部上に取り付けられている。
このため、特許文献1、特許文献2のシートにおいては、製造が容易となるように一体成形しつつ、高い剛性を維持することが困難であった。
例えば、ブロー成形によって一体成形することも考えられるが、この成形方法によると、ブローする際に変形をさせる必要があるために、高い剛性を付与することが困難であった。
ボトムプレートに剛性を付与できない場合には、繰り返し加わる着座者からの荷重によって、経年使用により座り心地が悪くなることがあった。
そして、さらなる軽量化によって燃費の向上が望まれていた。
本発明の目的は、上記実情に鑑みてなされたものであり、軽量化された乗物用シートを提供し、燃費の向上を実現することにある。
また、他の目的は、乗物用シートの製造を容易にすることにある。
その他の目的は、剛性を確保することで、経年使用によっても座り心地を良好に維持することにある。
前記課題は、本発明に係る乗物用シートによれば、車体上に設けられて着座者が跨いで座る乗物用シートであって、上下方向に異なる位置に設けられた第一板部及び第二板部を備えるボトム部材と、該ボトム部材上に載置されるクッションパッドと、を備え、前記第二板部は、一方向における両端部を前記第一板部に連結されており、前記第一板部と前記第二板部との間に、中空空間が形成されており、該中空空間には、前記ボトム部材の外部に繋がる開口が形成されていることにより解決される。
上記構成によれば、ボトム部材を構成する第一板部と第二板部とが、上下方向に異なる位置に設けられ、第二板部が一方向における両端部を第一板部に連結されていることで、ボトム部材の上下位置の断面積が大きくなり、断面二次モーメントが大きくなるため剛性を高めることができ、第一板部及び第二板部の厚さを薄くすることができ、さらに開口の分だけ、ボトム部材ひいてはシートを軽量化することができる。
さらに、前記中空空間は、前記乗物用シートの前後方向に連続し、前記開口にかけて同一の断面積、又は前記開口に近づくにつれて広い断面積で形成されていると好ましい。
上記構成によれば、ボトム部材にこのような開口及び中空空間が形成されていることによって、射出成形によってボトム部材を成形する場合に、中空空間を有するボトム部材を離型することが可能となる。このため、ボトム部材の成形が容易となり、ひいてはシートの製造が容易となる。
また、前記クッションパッドの上面は、略平面状に形成されており、前記第一板部の上方に設けられた前記第二板部は、前記乗物用シートの幅方向に横断する鉛直断面において山形に形成されていると好ましい。
上記構成によれば、第二板部が山形に形成されていることで、山形に形成された第二板部と第一板部との間に形成された中空空間の高さが高くなる分、上面が略平面状に形成されたクッションパッドにおける山形の突出部分に載置される部分を薄くできることで軽量化できる。
また、前記第二板部の山形は、前記乗物用シートの幅方向の中央にある中央部が頂部となり、前記乗物用シートの幅方向において前記中央部の周辺が前記中央部よりも低くなるように形成されていると好ましい。
上記構成によれば、中央部の近傍が、中央部にある頂部よりも低く形成されているために、着座者の臀部から大きな荷重が加わる第二板部の頂部周辺のクッションパッドを厚くすることができ、着座者に付与する反力を低減でき、座り心地を良好にすることができる。
また、前記第一板部の上方に設けられた前記第二板部には、前記乗物用シートの前後方向に延在する凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されていると好ましい。
上記構成によれば、凹部及び凸部の少なくとも一方が乗物用シートの前後方向に延在して第二板部に形成されていることにより、乗物用シートの前後方向に亘って第二板部の断面積が大きくなり、断面二次モーメントが大きくなることで、ボトム部材の剛性を高めることができる。
また、前記第一板部には、前記乗物用シートの前後方向に延在する凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されていると好ましい。
上記構成によれば、凹部及び凸部の少なくとも一方が第一板部に形成されていることにより、剛性を高めることができる。
また、前記第二板部は、前記第一板部の平面部分に連結されていると好ましい。
上記構成によれば、第二板部が第一板部の平面部分に連結されていることで、着座者がシートに着座したときに、第二板部が第一板部から受ける反力による応力が、第二板部における第一板部との連結部分に偏在することを抑制することができる。
また、前記第一板部における前記中空空間に面する面が平面であると好ましい。
上記構成によれば、第一板部における前記中空空間に面する面が平面であることで、射出成形によってボトム部材を形成する際に、離型性を良好にすることができる。
さらに、前記第一板部における前記車体側の面には、前記車体と接する複数のマウント部分が前後に設けられており、前記車体側の面において前側に設けられた前記マウント部分よりも後ろ側に補強リブが形成されていると好ましい。
上記構成によれば、第一板部に補強リブが形成されていることで、第一板部における車体側の面において、前側に設けられたマウント部分よりも後ろ側の剛性が高まり、着座者からの荷重が加わる部位の剛性が高まることで、着座者を好適に支持することができる。
また、前記マウント部分は複数設けられており、前記補強リブは、複数の前記マウント部分の間に設けられていると好ましい。
上記構成によれば、複数設けられたマウント部分の間に補強リブが設けられていることで、着座者を支持するために必要な剛性を効果的に高めることができる。
本発明によれば、乗物用シートを軽量化することによって燃費を向上させることができる。
本発明によれば、乗物用シートの製造を容易にすることができる。
また、本発明によれば、第二板部が山形に形成することで軽量化できる。
さらに、本発明によれば、座り心地を良好にすることができる。
そして、本発明によれば、凹部又は凸部が第一板部又は第二板部に形成されていることによりボトム部材の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、第二板部における第一板部との連結部分に応力が偏在することを抑制することができる。
また、本発明によれば、射出成形によってボトム部材を形成する際に、離型性を良好にすることができる。
また、本発明によれば、着座者からの荷重が加わる部位の剛性が高まることで、着座者を好適に支持することができる。
さらに、本発明によれば、第一板部における着座者からの荷重が加わる部位において剛性が高まり、着座者を好適に支持することができる。
また、本発明によれば、着座者を支持するために必要な剛性を効果的に高めることができる。
シートの斜視図である。 ボトム部材を示す斜視図である。 クッションパッドを載せたボトム部材の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面における断面図である。 ボトム部材を他の角度から示す斜視図である。 ボトム部材を示す正面図である。 クッションパッドを載せたボトム部材の断面を示す図であり、図4のV-V断面における断面図である。 ボトム部材を示す背面図である。 ボトム部材を示す裏面図である。 クッションパッドを載せた第1変形例に係るボトム部材の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面に相当する位置における断面図である。 クッションパッドを載せた第2変形例に係るボトム部材の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面に相当する位置における断面図である。 従来のボトム部材を示す斜視図である。 クッションパッドを載せた従来のボトム部材の断面を示す図であり、図10AのXB-XB断面における断面図である。
以下、本発明の乗物用シートの実施形態として、二輪車に用いられるシート1について図面を参照して説明する。以下の説明中、前後方向とは、着座者がシート1に座った状態における着座者から見た前後方向のことであり、上下方向とは、シート1の上下方向のことである。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<全体構成について>
まず、シート1の全体構成について図1〜図5を参照して説明する。図1は、シート1の斜視図、図2Aは、ボトム部材10を示す斜視図、図2Bは、クッションパッド20を載せたボトム部材10の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面における断面図である。なお、図2B、及びこれに対応する図面において、表皮30は省略されている。
また、図3は、ボトム部材10を他の角度から示す斜視図、図4は、ボトム部材10を示す正面図、図5は、クッションパッド20を載せたボトム部材10の断面を示す図であり、図4のV-V断面における断面図である。
シート1は、図1〜図3に示すように、シート1のベース部材となりPP(Poly Propylene)等から成るボトム部材10と、ボトム部材10上に載置されたウレタン等のクッションパッド20と、クッションパッド20を被覆してボトム部材10に端末を縫合された表皮30と、を備える。
ボトム部材10は、第一板部としての下板部40と、下板部40よりも上方にある第二板部としての上板部45と、下板部40及び上板部45の後端に接続された後板部47と、を備える。
下板部40は、図2Bに示すように、ボトム部材10の下部に設けられたものであり、シート幅方向中央の上面が略水平であり、シート幅方向両端が下方にかけて末広がりで形成されており、断面略台形状(台形の底辺を除いた形状。)を成している。
特に、下板部40のシート幅方向中央の上面、換言すると後述する中空空間50に面する面が略水平に形成されている。
このように下板部40が形成されていることにより、ボトム部材10を射出成形によって成形する場合に、後述する中空空間50部分を離型する際に、下板部40の上面部分が抵抗となることを抑制して離型性を良好にすることができる。
上板部45は、シート幅方向に横断する鉛直断面において上方に向けて突出した山形形状を有し、下板部40と略同じ厚さで形成されている。また、上板部45は、一方向としてのシート幅方向において、下板部40の上面よりも幅狭に形成されており、シート幅方向の両端部において下板部40の平面部分である上面と一体的に形成されている。
このように、上板部45が山形形状から形成されていることで、上面が略平面状に形成されたクッションパッド20を取り付ける場合に、クッションパッド20における山形の突出部分に載置される部分を薄くしつつ、突出部分の下方にある後述する中空空間50の高さが高くなることで軽量化できる。
さらに、着座者がシート1に着座したときに、上板部45が下板部40の平面部分に一体的に連結されていることで、曲面部分に連結されているものと比べて、上板部45が下板部40から受ける反力による応力成分がシート幅方向において対称となりやすい。このため、上板部45における下板部40との連結部分の一部に偏在することを抑制することができる。
また、上板部45には、厚さ方向下方に屈曲する凹部45aと、厚さ方向上方に屈曲する凸部45bとが形成されており、これらがシート前後方向に延在している。このように、凹部45a及び凸部45bが形成されていることで剛性が高められる。
そして、下板部40と上板部45との間に、シート前後方向に連続する中空空間50が形成されている。
中空空間50は、ボトム部材10における下板部40と上板部45のそれぞれの前端及び後端の間に形成された開口50a(前側の前開口50b、後ろ側の後開口50c)によってボトム部材10の外部へと開放されている。
このように、中空空間50が形成されていることによりクッションパッド20の量を減らすことができ、開口50aが形成されていることによりボトム部材10の体積を減らすことができ、シート1の軽量化が実現される。
特に、下板部40と上板部45が上下に離れた位置に配設されて中空空間50が形成されていることにより、上下方向の断面二次モーメントが大きくなり剛性を高めることができる。このため、下板部40又は上板部45の厚さを薄くして軽量化することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る中空空間50は、前後方向に略同一の断面で連続して形成されている。
このように、中空空間50及び開口50aがボトム部材10に形成されていることにより、射出成形によって、下板部40と上板部45とを一体的に有するボトム部材10を容易に形成することが可能となる。
なお、開口50aは、前開口50bと後開口50cから成るものであると、ボトム部材10の体積を減らすことができるため軽量化の観点で好ましく、さらに中空空間50が前後方向に略同一の断面で形成されていることで、前後のどちらの方向からもボトム部材10を離型できるため製造が容易となる。
また、より高い剛性を確保する必要がある場合等には、開口50aは、前開口50b又は後開口50cの一方のみが形成され、他方は閉じた形状であってもよい。このような構成であっても、少なくとも一つの開口50aがあることで、射出成形する際のボトム部材10の離型が可能である。
そしてこの場合には、中空空間50の断面は、前後方向に略同一であるか、形成された一つの開口50a側に向かうにつれて断面積が大きくなるように形成されていれば、ボトム部材10を射出成形した後に離型することができる。
また、上板部45におけるシート幅方向の頂部としての中央部45cは、図2Bに示すように、他の周辺部位よりも高く突出するように形成されている。
そして、上面が略均等の高さであるクッションパッド20がボトム部材10上に取り付けられている場合において、クッションパッド20は、着座者から加わる荷重が比較的小さい臀部HPの中央に対向する位置の近傍(中央部45c)において薄く形成されている。
このため、中央部45cの上方においてクッションパッド20の量を減らしつつ、中空空間50の高さを高くすることで軽量化することができる。
一方、上板部45における中央部45cの周辺部位は、中央部45cと比べて、下板部40から低く突出するように形成されている。
クッションパッド20は、着座者から加わる荷重が比較的大きい臀部HPの坐骨結節に対向する位置の近傍(中央部45cの周辺部位)において厚く形成されている。
このため、上板部45を備えるものであっても底づき感がなく座り心地の良好なシート1とすることが可能となる。
つまり、臀部HPの坐骨結節に対向する位置の近傍を中央部45cの周辺部位におけるクッションパッド20の厚い部位で好適に支持できることとなる。
後板部47は、下板部40及び上板部45の後端に接続され、取り付けられる車体に沿うように、上側斜め後ろ方向に延在するように形成されている。
<その他の構成について>
次に、図1〜5に加えて図6及び図7を参照して、ボトム部材10のその他の構成について説明する。
ここで、図6は、ボトム部材10を示す背面図、図7は、ボトム部材10を示す裏面図である。
車体の振動を緩衝可能な状態でボトム部材10が車体上に載置されるように、ボトム部材10の図示せぬ取付対象である車体側にある下面には、ゴム材料から成り、厚さ方向に円形凹状の窪みを有するマウント部分10a,10bが形成されている。
詳細には、下板部40の下面に、マウント部分10aがシート幅方向に一対形成されており、後板部47の下面に、マウント部分10bがシート幅方向に一対形成されている。
そして、シート幅方向において少なくともマウント部分10aの間を含む位置であり、マウント部分10aよりも後方の位置を含む位置に、下板部40の下面から下方に突出する補強リブ40aが格子状に形成されている。
このように、補強リブ40aが形成されていることにより、表皮30、クッションパッド20及び上板部45を介して下板部40における着座者から荷重が加わる部位の剛性を高められることで、着座者を好適に支持することが可能となる。
なお、マウント部分10a,10bがより複数設けられている場合には、これらの間に補強リブ40aが形成することで、ボトム部材10の剛性を高めて、下板部40及び後板部47の撓みを効果的に抑制することができる。
<第1変形例について>
上記実施形態においては、下板部40と上板部45とが一体的に形成されているものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
次に、図8を参照して、第1変形例に係るボトム部材11について説明する。ここで、図8は、クッションパッド20を載せた第1変形例に係るボトム部材11の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面に相当する位置における断面図である。
第1変形例に係るボトム部材11においては、第一板部としての下板部41に、第二板部としての上板部46のシート幅方向両端部が、リベット60によって固定される構成である。
このような構成によれば、射出成形によらずとも、上板部46を後付けするようにして下板部41に取り付けることが可能となる。
例えば、既存のボトム部材に上板部46を後付けすることによって、クッションパッド20を減らして軽量化することも可能となる。
なお、下板部41と上板部46とを、リベット60によらず、タッピングネジによる締結、係合爪による係合又は溶着等によって固定するようにしてもよい。
<第2変形例について>
上記実施形態においては、下板部40のシート幅方向中央の上面が略水平に形成されているものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
最後に、図9を参照して、第2変形例に係るボトム部材12について説明する。ここで、図9は、クッションパッド20を載せた第2変形例に係るボトム部材12の断面を示す図であり、図2AのIIB-IIB断面に相当する位置における断面図である。
第2変形例に係るボトム部材12においては、第一板部としての下板部42に、上板部45同様に凹部及び凸部が形成されている。
このような構成によれば、表皮30、クッションパッド20及び上板部45を介して下板部42に加わる着座者からの荷重に対する剛性を高めることが可能となる。
なお、上記実施形態においては、前後方向に中空空間を形成するものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、シート幅方向に中空空間が延在するように、開口、下板部及び上板部を形成するようにしてもよい。
また、上記構成においては、凹部及び凸部を設ける構成について説明したが、断面積を大きくすることで剛性を高めることが可能であれば、凹部及び凸部のいずれか一方のみを形成するようにしてもよい。
また、例えば、上記実施形態においては、主として二輪車に用いられるシートを例に説明したが、本発明の適用は、二輪車用のシートに限定されるものではない。例えば、本発明に係る乗物用シートは、スノーモービル、水上バイク、トライク、バギー又は建機シートに適用可能である。
1 シート(乗物用シート)
10,11,12,100 ボトム部材
10a,10b マウント部分
20,120 クッションパッド
30 表皮
40,41,42 下板部(第一板部)
40a 補強リブ
45,46 上板部(第二板部)
45a 凹部
45b 凸部
45c 中央部(頂部)
47 後板部
50 中空空間
50a 開口
50b 前開口
50c 後開口
60 リベット
HP 臀部

Claims (10)

  1. 車体上に設けられて着座者が跨いで座る乗物用シートであって、
    上下方向に異なる位置に設けられた第一板部及び第二板部を備えるボトム部材と、
    該ボトム部材上に載置されるクッションパッドと、を備え、
    前記第二板部は、一方向における両端部を前記第一板部に連結されており、
    前記第一板部と前記第二板部との間に、中空空間が形成されており、該中空空間には、前記ボトム部材の外部に繋がる開口が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記中空空間は、前記乗物用シートの前後方向に連続し、前記開口にかけて同一の断面積、又は前記開口に近づくにつれて広い断面積で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記クッションパッドの上面は、略平面状に形成されており、
    前記第一板部の上方に設けられた前記第二板部は、前記乗物用シートの幅方向に横断する鉛直断面において山形に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記第二板部の山形は、前記乗物用シートの幅方向の中央にある中央部が頂部となり、前記乗物用シートの幅方向において前記中央部の周辺が前記中央部よりも低くなるように、形成されていることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記第一板部の上方に設けられた前記第二板部には、前記乗物用シートの前後方向に延在する凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記第一板部には、前記乗物用シートの前後方向に延在する凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記第二板部は、前記第一板部の平面部分に連結されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  8. 前記第一板部における前記中空空間に面する面が平面であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記第一板部における前記車体側の面には、前記車体と接する複数のマウント部分が前後に設けられており、
    前記車体側の面において、前側に設けられた前記マウント部分よりも後ろ側に補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  10. 前記マウント部分は複数設けられており、
    前記補強リブは、複数の前記マウント部分の間に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の乗物用シート。
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