JP2006115860A - 機能性オカラ乳の製造方法 - Google Patents
機能性オカラ乳の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006115860A JP2006115860A JP2006019674A JP2006019674A JP2006115860A JP 2006115860 A JP2006115860 A JP 2006115860A JP 2006019674 A JP2006019674 A JP 2006019674A JP 2006019674 A JP2006019674 A JP 2006019674A JP 2006115860 A JP2006115860 A JP 2006115860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- milk
- okara
- reaction
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Dairy Products (AREA)
Abstract
【解決手段】 大豆から得られる煮呉に植物組織崩壊酵素を添加し、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施して、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を製造する。
また、前記植物組織崩壊酵素反応を施し、蛋白架橋結合酵素を添加して酵素反応を施すことも好ましい。
【選択図】 図1
Description
(1) 大豆に水浸漬工程、磨砕工程及び加熱工程を順次施して、煮呉を得た後、該煮呉に対して、植物組織崩壊酵素を添加した後、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施し、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を生成することを特徴とする機能性オカラ乳の製造方法。
(2) 大豆に水浸漬工程、磨砕工程及び加熱工程を順次施して、煮呉を得た後、該煮呉に対して、植物組織崩壊酵素を添加した後、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施し、次いで蛋白架橋結合酵素を添加して酵素反応を施して、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を生成することを特徴とする機能性オカラ乳の製造方法。
(4) 酵素反応が、(1)植物組織崩壊酵素の添加量が0.1〜1.0重量%、反応温度が20〜60℃、反応時間は30〜90分であり、(2)蛋白架橋結合酵素の添加量が、0.1〜2.0重量%、酵素反応温度が20℃〜50℃、酵素反応時間は70〜10分間であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
(5) 蛋白架橋結合酵素が、トランスグルタミナーゼであることを特徴とする前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
(6) 植物組織崩壊酵素が、ペクチン、プロトペクチン、ヘミセルロース、セルロースを低分子に分解・溶解する酵素であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
(7) 前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の煮呉と各種酵素の原料混合物を収容する原料液収容タンクとオカラを100μm以下に微粉砕する液中微粉砕処理装置を備えてなり、かつ前記液中微粉砕処理装置はオカラの微粉砕処理と酵素反応が同時に施される構造のものであることを特徴とする機能性オカラ乳製造装置。
さらに、全ての大豆組織を原料とし利用することができるため環境問題を解決でき、また副産物を殆ど排出しないため豆乳製造のコストを飛躍的に低減できる。
また、従来、食物繊維は難消化性のため不必要なカスと考えられており、それ故に豆乳はそれを除いたものが製品とされていたが、今日では食物繊維の重要性が再確認されており、該食物繊維を多く含む本発明に係る豆乳は機能性オカラ乳として大いに貢献するものである。
本発明の実施の形態は、図3に示す煮呉方式である。
以下に、本発明の実施例1〜3に基づいて、本発明を具体的に説明する。
なお、本発明方法で使用される「植物組織崩壊酵素」(植物細胞壁分解酵素と同義)は、植物繊維組織を低分子の繊維に分解する公知の酵素であって、オカラに含まれるセルロース、ヘミセルロース、分岐したペクチン質などの分子構造の長い不溶性植物繊維を低分子のものに分解する酵素であるペクチナーゼ、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ等である。
丸大豆は多くの細胞によって形式されているが、(1).種実の外皮は、ペクチンとヘミセルロースで構成されており、その硬い外皮(ペクチン+ヘミセルロースの複合体)は、ペクチナーゼ、ヘミセルラーゼによって分解され、(2).内皮は、セルロースが多く粗繊維で、子葉は硬い組織で多数の細胞で形式されており、各細胞はプロトペクチンで相互に接着されている。
このペクチン質によって構成されている細胞中層に沿ってペクチナーゼ、ヘミセルラーゼが細胞をバラバラに単細胞化して露出させ、内皮と細胞壁をセルラーゼによって分解し、内容物も分離することができる。
また、植物崩壊酵素は、プロテアーゼ、リパーゼなどを微量に夾雑含有しており、不溶解物中に存在する微塵(みじん)と呼ばれる不溶解性の蛋白を分解して食感を良くし、細胞膜も分解して内部の蛋白質も可溶性の蛋白質となして、機能性煮呉乳や機能性豆腐の成分として有効利用することができる。
なお、分離した蛋白粒は粒径約5μmで、105℃、5分間の加熱によって生の蛋白質のサブユニットがほぐれて蛋白質が絡み合ってSS結合し、それに凝固剤を加えて加熱凝固させると豆腐ができる。
エンドペプチダーゼは蛋白質、ポリペプチドに作用して大まかに分解し、低分子ペプチドを生成する酵素をいう。
エキソペプチダーゼはペプチドに作用して、アミノ酸を生成する。
日本では古くから味噌、醤油、清酒醸造に麹菌の生産するプロテアーゼが利用され、その中のエンドペプチダーゼ、エキソペプチダーゼをその目的に応じて使い分けされている。
プロテアーゼには、パパイン、プロラインなどの植物起源のもの、パンクレアチン、レンニンなどの動物起源のもの、及び微生物(かび、細菌、酵母)起源のものがある。動植物起源の酵素については、酵素生産を目的として動物が飼育栽培されていないため、今後は安定かつ安価な微生物起源のプロテアーゼに期待される。
その結果、蛋白のネットワークが強化されて、良好な食感(コシ=粘り+弾力を付加する)を与えると共に優れた保水性を付与し、大豆臭、オカラ臭もマスキングする効果を発揮する。
この蛋白架橋結合酵素、トランスグルタミナーゼは、蛋白質やペプチド中のアミノ酸である「グルタミン」残基と「リジン」残基を強力に架橋結合“G−L結合”する反応を触媒する酵素であり、製品としては微生物由来のもの、モルモット等哺乳動物由来のもの、魚類由来のもの、ジーンクローニングによって得られるもの等があるが、特に微生物由来のものが経済的に好ましく使用される。なお、アミラーゼは糖質を分解して液化、糖化を進め、食味を向上する。
液中微粉砕処理装置としては、回転円筒式ミル(ポットミル、チューブミル、コニカルミル等の転動タイプのミル)、振動ボールミル(粉砕容器を高速で振動し、容器内のボール同志を衝突させる方式のボールミル)、遠心式ボールミル(粉砕容器に自転と公転を与え、容器内のボールに遠心力を加えて、ボールと容器壁との間に摩擦力を生じさせる方式のボールミル:例えば遊星ボールミル、ハイスウィングミル、プラネタリーミル)、媒体撹拌式ミル(粉砕容器内に挿入したアジテータを高速で回転させることによって、容器内のボールを激しく撹拌し、ボール間に剪断摩擦力を生じさせる方式のミル)、コロイドミル(高速に回転するローターとケーシングの間でスラリーに剪断力を与える方式のミル)等が挙げられるが、本発明で特に好ましく採用されるミルは、分散能力が高く、砕料を均等サイズに微粉砕できるコロイドミルである。
図1において、1はバイオミルリアクター、2は原料液収容タンク、3はタンク2の下底部の出口に連接して設けられたコロイドミル、4はコロイドミル3から導出される処理済液(スラリー)の導出管路、5はスラリー導出管路4の途中に分岐して設けられたスラリー排出管、6は開閉バルブ、7は導出管路4の末端に設けられたタンク2へのスラリー供給口、8は冷却管、9はモーター、10は機枠である。
そして、本バイオミルリアクター装置1の要部(A)のコロイドミル3の詳細構造は、図2にその一部断面拡大正面図を示すもので、円錐台型の内部空間を有するステータ31とその内部に僅かな間隙33(通常100μm以下)を隔てて回転自在に配設された円錐台型のロータ32とを備え、かつロータ32の表面には、傾斜、例えば約60°に配設された、曲率半径の大きな突条刃321が突設されており、またロータ32の上部には複数のスクリュー323と下部にも複数のスクリュー323’が突設されている。
前記ステーター31の内壁面は平滑面でもよいが、小さな多数の凹凸面を設けた粗面であることも好ましい。また、ステータの内壁面には、突条刃321に交叉する方向の突条刃を設けることも好ましく、それにより一層剪断作用が高められる。
なお、ロータ32は下方に配置されたモーター9のシャフト91により一定方向(矢印方向)に回転され、上部のタンク2中の酵素とオカラの混合液を下方に吸引して導入する。
そして、傾斜した多数の突条刃321・・・間に形成される湾曲した長溝322・・により、前記混合液は吸引され、ステータ31とロータ32の突条刃321との間の僅かな間隙部を介してオカラが磨砕され機械的に微粉砕(通常100μm以下に)される。
さらに本発明では、ロータ32の下部に設けた複数のスクリュー323’で微粉砕処理されたスラリーを導出管路4側へ吸引供給している。この場合、ロータ32は円錐台型のため、回転と同時にロータ32の上下で遠心力に差が生じ、突条刃321が一種のプロペラの作用をなし、スラリーを下方へ導出することができる。また、その下部に設けた複数のスクリュー323’によって、そのスラリーの流動を加速することができる。
冷却管8は、導出管路4の周囲に二重管として配設されており、導出管路4中のスラリーの温度コントロールをする。
さらに、81は水又は温水等の熱媒体導入部、82はその導出部であり、スラリーの液温が低い場合は、温水等の熱媒体を流通させて加温することもできる。なお、本発明では、冷却管8を導出管路4上に設けたが、冷却器を前記タンク2の内部に、あるいは外周面に接触させて(ジャケットとして)設けてもよい。
なおその材質、容量は限定されなく、通常、同タンク中部には任意形状の撹拌器が設置される。また、コロイドミル3のステータ31及びロータ32は強度及び硬度の高い材料(金属、セラミックス等)で構成され、さらに導出管路4の導管は、金属又は合成樹脂で構成される。
以上の構成のバイオミルリアクターのタンク2に、例えばまず、13kgのオカラを投入し、また同量の水を加え撹拌器を回転させながら、タンク2中に配設されたヒータ(図示せず)又は冷却エレメント(図示せず)あるいは冷却管により、若しくはタンク内に冷水又は温水を供給してタンク2内の混合液を適温に温度調整し、植物組織崩壊酵素130gを添加する。
その結果、タンク2内でオカラと水と酵素類が混合されて混合液が生成され、下方のコロイドミル3へ送られる。前記磨砕部(ステータ31面とロータ32面の対面部)において、固形物オカラが微粉砕されて、突条刃321(一種のプロペラ)の推力によりコロイドミル3を通り抜ける。
コロイドミル3を通り抜けたスラリー(オカラ混合液)は、導出管路4を経て冷却管8で液温45℃前後に冷却され、さらにスラリー供給口7から再びタンク2に循環供給される。
本装置を約45分間稼働して植物組織崩壊酵素反応(一次酵素反応)を施した後、蛋白架橋結合酵素(トランスグルタミナーゼ:例えば「アクティバTG−M」(商品名:味の素社製のトランスグルタミナーゼ)143gを添加して約45℃の温度で15分間撹拌を繰り返し、蛋白架橋結合酵素反応(二次酵素反応)を施して蛋白を架橋結合した、固形物粒度が約50〜100μmの機能性オカラ乳26,000mlを製造した。
しかしながら、本装置を用いればpH調整剤を用いずとも短時間で反応が行えるため、薬剤及び工程の削減によるコスト低減がはかれるばかりでなく、無添加であるから食味が損なわれず安全性が保たれる利点がある。
実施例1:
本例は、図3に示す煮呉方式による機能性オカラ乳の製造例である。
原料大豆1kgを水2,500mlに13時間浸漬した。次いで、それに、1,500mlの冷水を加えながら機械的に磨砕し、105℃で5分間加熱して煮呉とした後、この煮呉をバイオリアクター(酵素反応装置)に入れて温度を50℃に調整し、その後これに植物繊維崩壊酵素の「マセロチームA」10g、「セルラーゼオノズカ3S」15g、及び糖質を分解するアミラーゼを含有する「ユニアーゼBM−8」4gを加えて混合懸濁液を製造した。
この混合懸濁液を機械的磨砕装置を備えたバイオリアクターに入れ、50℃で前記各酵素による酵素反応力と機械的磨砕力とを作用(一次酵素反応)させ、かつバイオリアクターと機械的磨砕装置の間を撹拌循環させながら40分間作用させて、煮呉ペースト(Brix15,pH6.8)5,000mlを製造した。
続いて、得られた煮呉ペーストに2,500mlの水と蛋白架橋結合酵素の「アクティバTG−M」40gを添加混合し、50℃で10分間にわたって攪拌を繰り返し、蛋白架橋結合酵素反応(二次酵素反応)を行って、大豆の全組織を使用して得られた機能性全オカラ乳7,500ml(Brix11,pH6.8)を製造した。
原料大豆1kgを水2,500mlに13時間浸漬した。次いで、それに、1,500mlの冷水を加えながら機械的に磨砕し、105℃で5分間加熱して煮呉とした後、この煮呉をバイオリアクター(酵素反応装置)に入れて温度を50℃に調整し、その後これに「マセロチームA」10g、「セルラーゼオノズカ3S」15g、及び「ユニアーゼBM−8」4gを加えて混合懸濁液を製造した。
この混合懸濁液を機械的磨砕装置を備えたバイオリアクターに入れ、50℃で前記各酵素による酵素反応力と機械的磨砕力とを作用(一次酵素反応)させ、かつバイオリアクターと機械的磨砕装置の間を撹拌循環させながら40分間作用させて、煮呉ペースト(Brix15,pH6.8)5,000mlを製造した。
続いて、得られた煮呉ペーストに2,500mlの水と「アクティバTG−M」40gと、トレハオース(商品名:林原社製の高純度が含水トレハロース製剤)150gを添加混合し、50℃で10分間にわたって酵素反応(二次酵素反応)を行って、大豆の全組織を使用して得られた機能性全オカラ乳7,500ml(Brix11,pH6.8)を製造した。
原料丸大豆を脱皮・脱胚軸し、圧片とした皮むき大豆10kgを25,000mlの水に20分間浸漬した。次いで35,000mlの冷水を加えながらグラインダで磨砕し105℃で5分間加熱蒸煮して煮呉とした後、この煮呉をバイオミルリアクターに入れ、温度50℃に調整し、その後これに植物繊維崩壊酵素の「マセロチームA」150g、「セルラーゼAアマノ」200g、及びた蛋白分解酵素の「プロテアーゼRアマノ」70gを加えて混合懸濁物を製造した。
これに、50℃で機械的磨砕力と撹拌・循環を繰り返しながら酵素反応(1次酵素反応)を40分間作用させた。得られたオカラ乳中の固形分の平均粒径は100〜50μmであった。その後、得られたオカラ乳に、「アクティバTG−M」350gを添加し、50℃で12分間にわたって酵素反応(2次酵素反応)を行って、機能性全オカラ乳70,000ml(Brix.12.0,pH6.8)を取得した。
また、低分子化した食物繊維と並んで機能性をもっているオリゴ糖(少糖類)も含まれており、腸内有用菌であるビフィズス菌を繁殖させるスタキオース、ラフイノースなど老化防止する効果が期待され、豆乳の健康食品としての価値を高めるためのものであるが、食味の点でもオリゴ糖のまろやかな甘味が加わりまるごと豆乳の食味を高めている。
食物繊維はかつて難消化性のため、不必要なカスと考えられており、それ故に豆乳はそれを除いたものが製品とされていたが、今日では食物繊維の重要性が再確認されていることから、本発明に係る機能性豆乳は、人工食品添加物が無く、自然食品として、かつ大豆組織を全部利用することができ副産物のオカラを殆ど排出しないため廃棄物処理等の環境負荷を皆無とし、併せてオカラが全量豆乳及びその応用製品に利用できることから貴重な有価資源として回収できる。また、本発明の実施によって、廃棄物処理費用をかけていたオカラが全量製品化できることか、実施業者に大きなメリットをもたらすこととなる。
本発明では、機能性全オカラ乳の蛋白安定と蛋白架橋結合により粘弾性と食味・食感を高めるために、トランスグルタミナーゼ添加による酵素反応と非還元糖質であるトレハロースを加えることが好ましいが、トレハロースは1〜5重量%、トランスグルタミナーゼ酵素添加量は0.1〜2.0重量%、反応温度は20℃〜50℃で反応時間は70〜10分間で、バイオリアクターの撹拌循環作用により製品豆乳の食味・食感を高めることができる。
2:原料液収容タンク
3:コロイドミル
4:スラリーの導出管路
5:スラリー排出管
6:開閉バルブ
7:スラリー液供給口
8:冷却管
9:モーター
10:機枠
Claims (7)
- 大豆に水浸漬工程、磨砕工程及び加熱工程を順次施して、煮呉を得た後、該煮呉に対して、植物組織崩壊酵素を添加した後、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施し、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を生成することを特徴とする機能性オカラ乳の製造方法。
- 大豆に水浸漬工程、磨砕工程及び加熱工程を順次施して、煮呉を得た後、該煮呉に対して、植物組織崩壊酵素を添加した後、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施し、次いで蛋白架橋結合酵素を添加して酵素反応を施して、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を生成することを特徴とする機能性オカラ乳の製造方法。
- 大豆に水浸漬工程、磨砕工程及び加熱工程を順次施して、煮呉を得た後、該煮呉に対して、植物組織崩壊酵素と蛋白分解酵素を添加した後、これに液中で機械的微粉砕処理を加えながら酵素反応を施し、次いで蛋白架橋結合酵素を添加して酵素反応を施して、食物繊維を多く含む機能性オカラ乳を生成することを特徴とする機能性オカラ乳の製造方法。
- 酵素反応が、(1)植物組織崩壊酵素の添加量が0.1〜1.0重量%、反応温度が20〜60℃、反応時間は30〜90分であり、(2)蛋白架橋結合酵素の添加量が、0.1〜2.0重量%、酵素反応温度が20℃〜50℃、酵素反応時間は70〜10分間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
- 蛋白架橋結合酵素が、トランスグルタミナーゼであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
- 植物組織崩壊酵素が、ペクチン、プロトペクチン、ヘミセルロース、セルロースを低分子に分解・溶解する酵素であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機能性オカラ乳の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の煮呉と各種酵素の原料混合物を収容する原料液収容タンクとオカラを100μm以下に微粉砕する液中微粉砕処理装置を備えてなり、かつ前記液中微粉砕処理装置はオカラの微粉砕処理と酵素反応が同時に施される構造のものであることを特徴とする機能性オカラ乳製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006019674A JP2006115860A (ja) | 1998-02-20 | 2006-01-27 | 機能性オカラ乳の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3931698 | 1998-02-20 | ||
JP2006019674A JP2006115860A (ja) | 1998-02-20 | 2006-01-27 | 機能性オカラ乳の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11040481A Division JPH11299442A (ja) | 1998-02-20 | 1999-02-18 | 機能性オカラ乳の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006115860A true JP2006115860A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36534314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006019674A Pending JP2006115860A (ja) | 1998-02-20 | 2006-01-27 | 機能性オカラ乳の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006115860A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009514522A (ja) * | 2005-11-07 | 2009-04-09 | ハンミ・エフティ・カンパニー・リミテッド | 高繊維大豆食品およびその製造方法 |
JP2015216846A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 長谷川香料株式会社 | 大豆食品の風味付与剤 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006019674A patent/JP2006115860A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009514522A (ja) * | 2005-11-07 | 2009-04-09 | ハンミ・エフティ・カンパニー・リミテッド | 高繊維大豆食品およびその製造方法 |
JP2015216846A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 長谷川香料株式会社 | 大豆食品の風味付与剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI259760B (en) | Processes and apparatus for producing functional soybean milk | |
CN107529782A (zh) | 基于豆类的乳制品替代品和包含其的消费食品 | |
JP5567595B2 (ja) | 繊維質含有豆乳、豆腐様食品及びこれらの製造方法 | |
CN101406295A (zh) | 一种全营养蚕蛹肽功能食品及其制备方法 | |
JP2009273412A (ja) | 紅色の機能性豆乳ヨーグルト | |
CN111869734A (zh) | 一种整豆灭酶的豆浆加工方法 | |
JP3931247B2 (ja) | 機能性オカラ乳の製造方法 | |
WO2001010242A1 (fr) | Procede de traitement de soja utilisant une enzyme, soja traite ainsi obtenu et aliment contenant le soja ainsi traite | |
JP2001061434A (ja) | 植物性農水産物加工食材の製造方法および植物性農水産物加工食材 | |
WO1996018311A1 (fr) | Procede pour realiser une preparation de proteines de soja | |
JP2006115860A (ja) | 機能性オカラ乳の製造方法 | |
JPH11299443A (ja) | 機能性豆腐の製造方法 | |
JP2001069950A (ja) | 肉類加工食材の製造方法および肉類加工食材 | |
JP4759349B2 (ja) | 液体麹を用いた醤油の製造方法 | |
JPH11299442A (ja) | 機能性オカラ乳の製造方法 | |
TWI306391B (ja) | ||
JP2006042824A (ja) | 機能性豆腐の製造方法 | |
CN109259088A (zh) | 一种轻脂米及其制备方法 | |
JP2011019423A (ja) | 大豆発酵液 | |
CN115349603A (zh) | 一种古法风味豆浆的制作方法 | |
KR20030060122A (ko) | 두유 및 두부의 제조방법 | |
JP2001061430A (ja) | 雑豆粕加工食材の製造方法および雑豆粕加工食材 | |
CN110192576A (zh) | 一种包埋法制备的高钙豆粉 | |
JP2003159020A (ja) | 豆全粒粉発酵製品の製造方法 | |
KR100516736B1 (ko) | 비지유 제조 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060828 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060927 |