JP2006115647A - デットタイム補正装置及びインバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インバータ回路において最適なデットタイム補正を精度よく行うデットタイム補正装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13とコイル素子11とを備えるインバータ部1と、第1のスイッチング素子13を駆動させる第1制御信号と、第2のスイッチング素子13を駆動させる前記第1制御信号を反転した第2制御信号とを、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成手段とを備えるデットタイム補正装置であって、インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知手段3と、検知信号に応じて、デットタイムを補正する補正手段2とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13とコイル素子11とを備えるインバータ部1と、第1のスイッチング素子13を駆動させる第1制御信号と、第2のスイッチング素子13を駆動させる前記第1制御信号を反転した第2制御信号とを、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成手段とを備えるデットタイム補正装置であって、インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知手段3と、検知信号に応じて、デットタイムを補正する補正手段2とを含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、2つのスイッチング素子とコイル素子によるインバータを駆動する2つの制御信号の間のデッドタイムを補正するデットタイム補正装置に関するものである。
図17は誘導加熱装置の構成図である。2つのスイッチング素子12、13を直列に接続した構成からなるインバータ回路1は、IH調理器などの誘導加熱装置を構成する回路として広く利用されている。また、3相構造のモータ駆動用のインバータ回路1も、2つのスイッチング素子12、13を直列に接続し、並列に三相になるように接続する構成であるため基本的には同様の構成となる。
またこのようなスイッチング素子12、13には高耐圧で応答性に優れるIGBTが使用されるのが一般的である。これらのスイッチング素子12、13やコイル11等の周辺回路にはマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)2、駆動制御回路4からの出力がダイレクトに反映されない。そのため実出力タイミングが遅れる遅延時間が存在する。これらのインバータ回路1は、前述の遅延の時間を加味し、一般に2つのスイッチング素子が同時にオンしない時間(デットタイム)を付加したPWM(Pulse Width Modulation)信号を用いて制御される。この信号の例を図18に示す。PWMはスイッチング素子12に入力される信号であり、反転PWMはスイッチング素子13に入力される信号である。このデットタイムTd1、Td2の役割は、図19に示すように、2つのスイッチング素子12、13が同時にオンすることにより、貫通電流が流れ、インバータ回路1を破壊してしまうことを阻止することである。また、一般的には異なる2つのスイッチング素子のオン・オフ特性に合わせた最適なスイッチングタイミングを設定し、図20に示すような、スイッチング素子のオン・オフ切り替え時の電流と電圧の積で求められる損失を最小限にすることを目的として設定される。また最適なデットタイムを設定できていない場合、インバータ駆動時の電源ノイズや、発生する雑音の原因にもなるため、精度の高い制御を行う場合や、回路の耐久性を考慮する場合や、静粛性を保つ意味でも有用である。
しかしながら、最適なデットタイムの長さというものは、温度、付加電流、電圧、時間(経年)の変化、或いは、インバータ回路1を構成する電子部品のばらつきの影響を受けるため一意には定まらない。
従来のデットタイムを付加したインバータ制御手法では、ある設計指針をもとにデットタイムの設定値を決定している(例えば、特許文献1)。
また、電源回路5における消費電流をもとに判断し、設定できる方法を考案しているものもある(例えば、特許文献2)。
特開平10−149876号公報
特開2003−284385号公報
しかしながら、特許文献1において開示されている方法では2個のスイッチング素子12、13のオン・オフ切り替え時に存在する個別のデットタイムは、インバータ回路1個別の最適値とは言えず、かなり安全側に偏った設定値であり、ある程度余裕を持たせた設定値に妥協的に設定されている。また、インバータ回路1個別に最適設定ができるわけではなく、同時に2つのスイッチング素子12、13がオンして貫通電流が流れないように、十分に余裕を持たせた条件のもとで電力損失を最小化する方向でデットタイムが決定されている。
また、特許文献2において開示されている方法では、電源回路5そのものの電力値をもとに最適値を設定しているため、簡単な構成で実現できるメリットがあるものの、正確な設定ができるかどうかは、電源回路5自体の精度に依存するなどの問題がある。
すなわち、上記特許文献1および特許文献2において開示されている方法では、本来のインバータ回路1の最適設計を実現できず、また精度の高いインバータ制御を行うことができず、デットタイムを最適に補正する手法が求められていた。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、インバータ回路において最適なデットタイム補正を精度良く行うデットタイム補正装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のデットタイム補正装置では第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とコイル素子とを備えるインバータ部と、前記第1のスイッチング素子を駆動させる第1制御信号と、前記第2のスイッチング素子を駆動させる前記第1制御信号を反転した第2制御信号とを、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成部とを備えるインバータ装置においてデットタイムを補正するデットタイム補正装置であって、前記インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知手段と、前記検知信号に応じて、前記デットタイムを補正する補正手段とを含むことを特徴としている。
このように、本発明のデットタイム制御装置では、インバータ部の電圧を検知し、検知した信号に応じてデットタイムの補正を行う。したがって、電源回路の動作ではなくインバータ部の動作に応じてデットタイムが補正されるので、精度の高いインバータ制御を実現できる。
ここで、前記検知手段は、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の少なくとも何れか一方と電気的に接続されていることとしてもよい。
ここで、前記検知手段は、デッドタイムにおける残留電圧を検知し、前記補正手段は、前記検知信号に基づいて、デッドタイムに生じるスイッチング損失を最小化するようデッドタイムを補正するとしてもよい。
この構成によれば、デットタイムにおける残留電圧に応じて、デットタイムに生じるスイッチング損失を最小化できるという効果がある。
ここで、前記検知手段は、デッドタイムにおける前記インバータ部の残留電圧が閾値まで小さくなった時点で前記検知信号を出力し、前記補正手段は、前記検知信号が入力されたタイミングに応じてデットタイムを補正するとしてもよい。
この構成によれば、インバータ部の残留電圧が閾値まで小さくなったタイミングに応じてデットタイムを補正することができるという効果がある。
ここで、前記補正手段は、デッドタイムの開始から前検知信号の入力までの時間に応じて前記残留電圧が最小となるタイミングを予測し、予測結果に応じて第1又は第2制御信号の次のパルスの開始時時刻を補正するとしてもよい。
この構成によれば、デットタイムの開始から、検知信号の入力までの時間に応じて残留電圧が最小となるタイミングを予測した結果に応じて次のパルスの開始時時刻を補正できるという効果がある。
ここで、前記検知手段は、前記インバータ部の電圧を電圧レベル変換した信号を前記検知信号として出力し、前記補正手段は、前記電圧レベル変換した信号を基にデットタイムの補正を行うとしてもよい。
この構成によれば、インバータ部の電圧を電圧レベル変換した信号に基づきデットタイムの補正をできるという効果がある。
ここで、前記補正手段は、前記検知信号に基づいてインバータ部のデッドタイムにおける残留電圧が最小になるタイミングを予測し、予測結果に応じて第1又は第2制御信号の次のパルスの開始時時刻の補正を行うとしてもよい。
この構成によれば、インバータ部のデットタイムにおける残留電圧が最小となるタイミングを予測した結果に応じて次のパルスの開始時時刻を補正できるという効果がある。
ここで、前記検知手段は、デッドタイムにおける前記インバータ部の残留電圧および電流を検知し、
前記補正手段は、検知された残留電圧および電流からスイッチング損失を算出し、算出されたスイッチング損失の履歴に基づいて、デッドタイムの補正を行うとしてもよい。
前記補正手段は、検知された残留電圧および電流からスイッチング損失を算出し、算出されたスイッチング損失の履歴に基づいて、デッドタイムの補正を行うとしてもよい。
この構成によれば、検知された残留電圧及び電流から計算したスイッチング損失の履歴に基づいてデットタイムの補正を行うことができるという効果がある。
なお、本デットタイムの補正を行う方法、プログラム、インバータ装置においても同様の手段、効果を有している。
本発明は、インバータ部の電圧を検知し、検知した信号に応じてデットタイムの補正を行うためデットタイム補正の精度を高めることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1のデットタイム補正装置の構成を図1〜図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、本発明の実施の形態1のデットタイム補正装置の構成を図1〜図4を用いて説明する。
図1は実施の形態1のデットタイム補正装置を含む誘導加熱装置の構成図である。誘導加熱装置は、インバータ回路1、マイコン2、検知入力回路3、駆動制御装置4、電源回路5を含む。インバータ回路1はコイル11、IGBT12、13、コンデンサ14からなる。マイコン2および駆動制御回路4はIGBT12を駆動させる制御信号Vge1とIGBT13を駆動させる制御信号Vge2とを両制御信号間にデットタイムを設けて生成する。検知入力回路3は、前記Vce1を検知し、検知信号をマイコン2の外部割込み端子IRQへ出力する。マイコン2は検知信号に応じて、デットタイムを補正する機能も有している。電源回路5は交流電源15、ダイオードブリッジ16、コンデンサ17、コイル18からなる。
図2は、各部の波形を示す概略図である。Vge1は、IGBT12に入力される制御信号、Ic1はIGBT12の出力電流、Vge2は、IGBT13に入力される制御信号、Ic2はIGBT13の出力電流、Vce1は、IGBT12の出力電圧である。損失はIGBT12における損失でIc1とVce1の積により求まる。制御信号であるVge1およびVge2においては、同時にHiレベルの信号とならないようにデットタイムtd1およびtd2が設けられている。
デットタイムtd1は次のように決定される。Vce1波形の拡大図を参照とするとVge2がLoレベルの信号に遷移する時刻t2から、Vce1が検出入力回路3において予め設定されている閾値電圧であるVthになるまでの時間をΔtとする。なお、Δtは温度、付加電流、電圧、時間(経年)の変化、或いは、インバータ回路1を構成する電子部品のばらつきの影響を受けるためばらつきがある。この時点(この時刻をt1とする)で、検出入力回路3はマイコン2の外部割込み端子IRQに信号を出力する。マイコン2では予め記憶しているテーブルを参照しΔtの時間に応じて補正時間αを付加したデットタイムtd1を決定する。
図3はデットタイムの補正方法を示すフロー図である。検出入力回路3はマイコン2の外部割込み端子IRQに信号を出力する時刻t1を測定する(S31)。マイコン2は、Vge2がLoレベルの信号に遷移する時刻t2からt1までの時間Δtを計算する(S32)。マイコン2は、Δtに応じた補正時間αを補正テーブルから読み出す(S33)。マイコン2及び駆動制御装置4は、t1にαを付加した時刻(デットタイムtd1)においてVge1をHiレベルにする(S34)。t1にαを付加した時刻は、デットタイムに生じるスイッチング損失を最小にできる時刻である。
図4は、Δtに対する補正時間αを記録したテーブルの一例である。例えば、ΔtがΔt1であった場合には補正時間はα1となるようにテーブルが記憶されている。補正時間α1は、Vge2がLoレベルの信号に遷移してから、Vce1が閾値Vthになるまでの時間Δtに足し合わされる。Vge2がLoレベルに遷移した時刻から、時間Δt+α1経過後にVce1は最小の値をとる。
実施の形態1によれば、Vge2がLoレベルの信号に遷移する時刻からVce1が閾値電圧であるVthになるまでの時間に応じて、補正時間を付加したデットタイムを決定できる。これにより、スイッチング損失を最小にすることができるため、補正精度を高めることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2のデットタイム補正装置の構成を図5〜図7を用いて説明する。
次に、本発明の実施の形態2のデットタイム補正装置の構成を図5〜図7を用いて説明する。
図5は実施の形態2のデットタイム補正装置を含む誘導加熱装置の構成図である。図1と同様の部分の説明は同一の符号を付けて省略する。検出入力回路3aにはVce1が入力され、電圧レベルを変換しマイコン2のゼロクロス入力端子へ出力する。この際の変換はVce1の電圧レベルを、マイコン2のゼロクロス入力端子において入力可能な電圧レベルに変換することにより行われる。
図6は、各部の波形を示す概略図である。図2と同様の部分の説明は省略する。
デットタイムtd1は次のように決定される。Vce1波形の拡大図を参照とすると検出入力回路3aにより、このVce1が電圧レベル変換されたVin(波形の形はそのままである)が、マイコン2のゼロクロス入力端子に入力される。Vge2がLoレベルの信号に遷移する時刻t2から、Vinがマイコン2内において予め設定されている閾値電圧であるVthになるまでの時間をΔtとする。なお、Δtは温度、付加電流、電圧、時間(経年)の変化、或いは、インバータ回路1を構成する電子部品のばらつきの影響を受けるためばらつきがある。マイコン2では予め記憶しているテーブルを参照しΔtの時間に応じて補正時間αを付加したデットタイムtd1を決定する。td1は、デットタイムに生じるスイッチング損失を最小にできるデットタイムである。
デットタイムtd1は次のように決定される。Vce1波形の拡大図を参照とすると検出入力回路3aにより、このVce1が電圧レベル変換されたVin(波形の形はそのままである)が、マイコン2のゼロクロス入力端子に入力される。Vge2がLoレベルの信号に遷移する時刻t2から、Vinがマイコン2内において予め設定されている閾値電圧であるVthになるまでの時間をΔtとする。なお、Δtは温度、付加電流、電圧、時間(経年)の変化、或いは、インバータ回路1を構成する電子部品のばらつきの影響を受けるためばらつきがある。マイコン2では予め記憶しているテーブルを参照しΔtの時間に応じて補正時間αを付加したデットタイムtd1を決定する。td1は、デットタイムに生じるスイッチング損失を最小にできるデットタイムである。
図7はデットタイムの補正方法を示すフロー図である。マイコン2は、Vge2のLoレベルへの遷移を感知する(この時刻をt2として記憶する)(S71でYES)。マイコン2は、検出入力装置3aからゼロクロス入力端子に入力されたVinが閾値Vth以下になったことを認識すると(S72でYES)この時刻をt1として記憶する(S73)。以下は実施の形態1における場合と同様にマイコン2においては時刻t2からt1までの時刻Δtを計算する(S32)。マイコン2は、Δtに応じた補正時間αを補正テーブルから読み出す(S33)。マイコン2及び駆動制御装置4はt1にαを付加した時刻(デットタイムtd1)においてVge1をHiレベルにする(S34)。t1にαを付加した時刻は、デットタイムに生じるスイッチング損失を最小にできる時刻である。
実施の形態2によれば、Vge2がLoレベルの信号に遷移する時刻からVin(Vce1)が閾値電圧であるVthになるまでの時間に応じて、補正時間を付加したデットタイムを決定できる。これにより、スイッチング損失を最小にすることができるため、補正精度を高めることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3のデットタイム補正装置の構成を図8〜図11を用いて説明する。
次に、本発明の実施の形態3のデットタイム補正装置の構成を図8〜図11を用いて説明する。
図8は実施の形態3のデットタイム補正装置を含む誘導加熱装置の構成図である。図1と同様の部分の説明は同一の符号を付けて省略する。検出入力回路3bにはIc1が入力され検出入力回路3cにはVce1が入力され、各々マイコン2のAD入力端子へ出力する。
図9はデットタイムの補正方法を示すフロー図である。Vge1をHiレベルにする(S91)。その後、Vge1とIc1より損失を計算し、損失値L、補正方向Sign、デットタイムtd1を記録する。(S92)。
図10は、S91の内容を詳しく説明するフロー図である。まず、マイコン2は記録している前々回の損失値L2、前回の損失値L1、前回の補正方向Sign、前回のデットタイムtd1を読み出す(S101)。マイコン2は、前々回の損失L2と前回の損失L1を比較する。L1のほうがL2より小さい場合(S102でYES)、Signは同方向である(S103)。一方L1のほうがL2より大きい場合(S102でNO)、Signは反転方向である(S104)。次にマイコン2は、補正テーブルに予め記憶している前回の損失L1に対する補正ステップ数を読み出す。(S105)。前回のtd1と補正ステップ数とを計算してtd1を求める(S106)。
図11は、L1に対する補正ステップ数を記録したテーブルの一例である。例えば、ΔL1が1であった場合には1ステップ補正を行うようにテーブルが記憶されている。ここでL1、ステップは任意の単位で示しており、例えばL1が1Wであった場合1ステップ(1ステップは5μs)というようになっている。
実施の形態3によれば、検知されたVce1及びIc1から計算したスイッチング損失の履歴に基づいてデットタイムの補正を行うことができるという効果がある
なお、本発明は図1、図5、図8に図示したインバータ回路1にのみならず、図12から図16に示したインバータ回路においても適用することができる。
なお、本発明は図1、図5、図8に図示したインバータ回路1にのみならず、図12から図16に示したインバータ回路においても適用することができる。
本発明にかかるデットタイム補正装置は、IH調理器に代表される誘導加熱装置に有用であり、特にモータなどのインバータ製品にも応用することが可能である。
1 インバータ回路
2 マイコン
3、3a、3b、3c 検知入力回路
4 駆動制御回路
5 電源回路
11、18 コイル
12 IGBT
13 IGBT
14、17 コンデンサ
15 交流電源
16 ダイオードブリッジ
2 マイコン
3、3a、3b、3c 検知入力回路
4 駆動制御回路
5 電源回路
11、18 コイル
12 IGBT
13 IGBT
14、17 コンデンサ
15 交流電源
16 ダイオードブリッジ
Claims (11)
- 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とコイル素子とを備えるインバータ部と、前記第1のスイッチング素子を駆動させる第1制御信号と、前記第2のスイッチング素子を駆動させる、前記第1制御信号を反転した第2制御信号とを、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成部とを備えるインバータ装置においてデットタイムを補正するデットタイム補正装置であって、
前記インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知手段と、
前記検知信号に応じて、前記デットタイムを補正する補正手段と
を含むことを特徴とするデットタイム補正装置。 - 前記検知手段は、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の少なくとも何れか一方と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載のデットタイム補正装置。
- 前記検知手段は、デッドタイムにおける残留電圧を検知し、
前記補正手段は、前記検知信号に基づいて、デッドタイムに生じるスイッチング損失を最小化するようデッドタイムを補正する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のデッドタイム補正装置。 - 前記検知手段は、デッドタイムにおける前記インバータ部の残留電圧が閾値まで小さくなった時点で前記検知信号を出力し、
前記補正手段は、前記検知信号が入力されたタイミングに応じてデットタイムの補正を行う
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のデットタイム補正装置。 - 前記補正手段は、デッドタイムの開始から前検知信号の入力までの時間に応じて前記残留電圧が最小となるタイミングを予測し、予測結果に応じて第1又は第2制御信号の次のパルスの開始時時刻を補正する
ことを特徴とする請求項4記載のデッドタイム補正装置。 - 前記検知手段は、前記インバータ部の電圧を電圧レベル変換した信号を前記検知信号として出力し、
前記補正手段は、前記電圧レベル変換した信号を基にデットタイムの補正を行うことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のデットタイム補正装置。 - 前記補正手段は、前記検知信号に基づいてインバータ部のデッドタイムにおける残留電圧が最小になるタイミングを予測し、予測結果に応じて第1又は第2制御信号の次のパルスの開始時時刻を補正する
ことを特徴とする請求項6記載のデッドタイム補正装置。 - 前記検知手段は、デッドタイムにおける前記インバータ部の残留電圧および電流を検知し、
前記補正手段は、検知された残留電圧および電流からスイッチング損失を算出し、算出されたスイッチング損失の履歴に基づいて、デッドタイムを補正する
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載デッドタイム制御装置。 - 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とコイル素子とを備えるインバータ部と、前記第1のスイッチング素子を駆動させる第1制御信号及び前記第2のスイッチング素子を駆動させる前記第1制御信号を反転した第2制御信号を、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成手段とを備えるインバータ装置においてデットタイムを補正するデットタイム補正方法であって、
前記インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知ステップと、
前記検知信号に応じて、前記デットタイムを補正する補正ステップと
を含むことを特徴とするデットタイム補正方法。 - 請求項9に記載のデットタイム補正方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とコイル素子とを備えるインバータ部と、
前記第1のスイッチング素子を駆動させる第1制御信号と、前記第2のスイッチング素子を駆動させる前記第1制御信号を反転した第2制御信号とを、両信号の間にデッドタイムを設けて生成する生成部と、
前記インバータ部の電圧を検知し、検知した電圧に対応する検知信号を出力する検知手段と、
前記検知信号に応じて、前記デットタイムを補正する補正手段と
を含むことを特徴とするインバータ装置。
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