JP2012016268A - Pwm制御のデッドタイムを補償する制御方法およびシステム - Google Patents

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    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/38Means for preventing simultaneous conduction of switches

Abstract

【課題】PWM型制御のデッドタイムを補償し、信頼性があり、実施するのが容易な制御方法を提案する。
【解決手段】スイッチング・アームは、第1のスイッチT11と、第2のスイッチT21と、電気負荷Mに接続される接続中点とを備え、PWM制御は出力電圧Vphを負荷Mに印加するために、第1のスイッチT11のスイッチングおよび第2のスイッチT21のスイッチングを行うことと、第1のスイッチT11のスイッチングと第2のスイッチT21のスイッチングとの間にデッドタイムを挿入する方法において、単一のデッドタイムTMを含む決定された時間窓Wintの間、出力電圧Vphを積分して補償の期間を決定するステップと、補償の期間を適用して現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するステップとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電圧源をもつインバータで使用されるスイッチング・アームのPWM(パルス幅変調)制御のデッドタイムを補償する方法およびシステムに関する。
既知の仕方では、可変速駆動装置で一般に使用されるインバータは、いくつかのスイッチング・アームを含み、各々は制御されるべき電気負荷に連結される。スイッチング・アームは、電圧源に接続された2つの電源ライン間に並列に接続される。各アームは、例えば、2つの電源ライン間に直列に接続された少なくとも2つのスイッチと、第1のスイッチと第2のスイッチとの間に位置し、電気負荷に接続される接続中点とを備える。各スイッチは、特に、ダイオードに接続された、例えばIGBTタイプのトランジスタを備える。
図1に示されたインバータのスイッチング・アームでは、2つのスイッチは相補PWM信号(図2)によって制御され、すなわち、スイッチの一方が閉状態であるとき、他方のスイッチが開状態であり、その逆も同様である。さらに、2つのスイッチが同時に閉状態にならないようにするために、デッドタイムが、2つのスイッチの閉状態へのスイッチング時間の間に挿入される。したがって、このデッドタイムの間、2つのスイッチは開状態にある。このことにより、2つのスイッチが閉状態にあるときの2つの電源ライン間の短絡と、この短絡によってもたらされる電流スパイクが確実に避けられる。
デッドタイムの間、出力電圧はスイッチング・アームに流れる電流の符号によって決定される。例えば、正の電流(負荷の方へ行く)は負の出力電圧を生成し、負の電流(負荷からスイッチの方に行く)は正の出力電圧を生成する。この状況は、デッドタイム中に実際に印加される出力電圧に重大な不確定性を生じさせる。図2は、電流の符号による出力電圧の発生を概略的に示す。
この状況を制御するために、デッドタイムを考慮して補償を適用することが知られている。
従来技術では、いくつかの手順がこの補償を実行するために使用されている。
例えば米国特許出願第2009/278621号または米国特許第7,286,375号に記載されているこれらの手順のうちの1つは、スイッチング・アームの出力部の電流の符号を調べ、この符号に応じてスイッチング・パルスの期間を適応させることにある。それにもかかわらず、この推定はこの電流がゼロに近づくや否や不正確となるが、それは、この推定が、非常に遅くなることがあるスイッチングの勾配を反映しておらず、まして、デッドタイムの後、例えばスイッチT2がオンにされる瞬間(曲線Vph_is〜0、図2)において電圧発生が依然として終了していないときに生じる非線形のスイッチングを反映していないからである。
別の既知の手順は、予測される変化の半分(すなわち、従来のインバータにおいてバス電圧を2で除算したもの)を電圧が通過する瞬間を検出するために速い比較器を使用することにある。この手順は以前のものよりも効果的であるが最適ではなく、それは、この手順では、例えば低速負荷を制御するために、インバータが小さい周波数および小さい振幅の電圧を伝えるときに非線形スイッチングが頻繁に起こるにもかかわらず、非線形スイッチングを考慮することができないからである。
米国特許第5,450,306号に記載されている別の既知の手順は、スイッチング期間にわたり負荷の電圧を積分することと、後段の補償のためにこの情報をマイクロコントローラに送出することとにある。この解決策では、積分がデジタル方式で実行され、その結果、その積分は著しく費用がかかり、デッドタイムを正確に感知するのに高周波クロックを必要とする。
本発明の目的は、PWM型制御のデッドタイムを補償することを可能にし、信頼性があり、実施するのが容易であり、且つ、上記で示された従来の手順の欠点を緩和するのを可能にする制御方法を提案することである。
この目的は、2つの電源ライン間に接続されたスイッチング・アームに適用されるPWM型制御のデッドタイムを補償する方法で達成され、スイッチング・アームは、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第1のスイッチと第2のスイッチとの間に位置し、電気負荷に接続される接続中点とを含み、前記PWM制御は、パルスに関して、出力電圧を負荷に印加するために、第1のスイッチのスイッチングおよび第2のスイッチのスイッチングを行うことと、第1のスイッチのスイッチングと第2のスイッチのスイッチングとの間にデッドタイムを挿入することとにあり、この方法は、
− デッドタイムを含む決定した時間窓の間、出力電圧を積分して、補償の期間を決定するステップと、
− 補償の期間を適用して現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するステップと、
を備えることを特徴とする。
1つの特徴によれば、時間窓は単一のデッドタイムを含むように規定される。
1つの特徴によれば、積分は、キャパシタを備えるアナログ積分器を用いて実行される。
別の特徴によれば、補償の期間は、キャパシタの充電/放電の間に検出される時点(instant)によって決定される。
別の特徴によれば、時間窓の開始はスイッチのうちの一方を開くための命令に同期される。
本発明は、さらに、2つの電源ライン間に接続されるスイッチング・アームに適用されるPWM型制御のデッドタイムを補償するシステムに関し、スイッチング・アームは、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第1のスイッチと第2のスイッチとの間に位置し、電気負荷に接続される接続中点とを含み、前記PWM制御は、パルスに関して、出力電圧を負荷に印加するために、第1のスイッチのスイッチングおよび第2のスイッチのスイッチングを行うことと、第1のスイッチのスイッチングと第2のスイッチのスイッチングとの間にデッドタイムを挿入することとにあり、このシステムは、
− デッドタイムを含む決定した時間窓の間、出力電圧を積分して、補償の期間を決定するように意図されたアナログ積分器と、
− 決定された補償の期間を適用することによって現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するための制御手段と、
を備えることを特徴とする。
1つの特徴によれば、時間窓の開始は、スイッチのうちの一方を開くための命令に同期される。
別の特徴によれば、アナログ積分器はキャパシタを備える。
別の特徴によれば、補償の期間は、キャパシタの充電/放電の間に検出されるサイクル終了の時点によって決定される。
別の特徴によれば、このシステムは、積分器のキャパシタの充電または放電を有効にするように意図されたアナログ積分器用の制御手段と、キャパシタの端子の両端間の電圧が時間窓の後に静止値(quiescent value)に戻るサイクル終了の時点を検出するための手段とを備える。
他の特性および利点は、例として与えられ、添付図面によって示される実施形態を参照しながら行う以下の詳細な説明で明らかになるであろう。
電気負荷に接続されたインバータを示す図である。 スイッチング・アームにおけるスイッチング中の出力電圧の発生を概略の方法で示す図である。 本発明のシステムの構成を概略的に示す図である。 本発明の動作原理を簡単な方法で示す図である。 本発明のシステムで使用され、図4に示された動作原理により動作する電子デバイスを示す図である。 図5に示されたデバイスによって得られたシミュレーションを示す図である。
本発明は、スイッチング・アームに適用されるPWM制御のデッドタイムを補償するのに適用される。スイッチング・アームは、能動整流器(active rectifier)で、または電圧源を有するインバータで使用され得る。
電圧源を有するインバータという表現は、いわゆるフライング・キャパシタ・インバータおよびマトリクス・コンバータ・タイプのインバータと同様に、DC電源バスを備える2レベル以上の従来のインバータをすべて意味するものと理解される。以降の説明は2レベルの従来のインバータに関するが、本発明は上記で述べたすべてのインバータに適用されることが理解されなければならない。
既知の方法では、図1に示されると共に例えば可変速駆動装置で使用される従来のインバータINVは、2つの電源ライン、すなわち、正の電源ラインおよび負の電源ラインを備え、電源ライン間にバスキャパシタCbus及びいくつかのスイッチング・アーム1、2、3が接続される。一般に、各スイッチング・アーム1、2、3は、2つの電源ライン間に接続された少なくとも2個のスイッチング・スイッチ(T1、T2、T1、T2、T1、T2)を備える。各アームにおいて、2つのスイッチ間に位置する接続中点は電気負荷Mに接続される。
本発明の方法は、インバータの各スイッチング・アームに別々に適用することができる。したがって、以降の説明は、例えばトランジスタT1およびT2を備える単一のスイッチング・アーム1に基づくことになる。
図2を参照して、制御手段によって実行されるPWM制御のパルスは、例えば、時系列順に、
− 一定期間の間スイッチT1を閉状態に維持(曲線Cd T1)、
− スイッチT1を開くための命令(曲線Cd T1)、
− 2つのトランジスタT1、T2が開状態にあるデッドタイムTM、
− スイッチT2を閉じるための命令(曲線Cd T2)、
− 一定期間の間スイッチT2を閉状態に維持(曲線Cd T2)、
− スイッチT2を開くための命令(曲線Cd T2)、
− 新たなデッドタイム、
− スイッチT1を閉じるための命令(曲線Cd T1
を備える。
スイッチのスイッチング期間は、電気負荷Mに印加することが望ましい出力電圧Vphにより決定される。デッドタイムTMの範囲外では、スイッチのうちの一方が常に閉状態であるので出力電圧Vphは制御される。一方、DCバスを短絡させないようにするのに必要とされるデッドタイムTMの間、電圧の発生は電流iの符号および値に依存する。図2はこの態様を示す。この図2において、スイッチング・アームの出力部で実際に得られる出力電圧Vphは、電流が正(Vph_is>0)、負(Vph_is<0)、または0に近い(Vph_is〜0)かどうかに応じて異なるプロファイルを示すことが分かる。この図2は、さらに、得ることが望ましい理想的な電圧Vph_idを示す。
したがって、本発明は、デッドタイムTMの強制的な適用によって生成される誤差の補償を実行できるように、デッドタイムTMの間の電圧の発生を正確に確認することにある。
したがって、本発明の目的は、PWMによって制御された第1のスイッチのスイッチングと第2のスイッチのスイッチングとの間のデッドタイムの強制的な存在によって引き起こされる、電気負荷Mに印加される出力電圧の不確実性を補償することである。
この目的のために、本発明は、デッドタイムTMを含む積分窓Wintにわたって出力電圧(Vph)の積分を実行するのを可能にする方法を提案する。したがって、この方法は、積分窓にわたってスイッチング・アームの出力部で印加される電圧−時間(ボルト−秒:volt-seconds)を決定するのを可能にする。
積分窓Wintは単一のデッドタイムTMを備えるように規定される。したがって、PWM制御に適用される各デッドタイムについて異なる積分が実行される。新しい積分窓Wintは、各々の新しいデッドタイムTMについて開始し、そして、デッドタイム終了の直後に終了する。
積分窓Wintの開始は、スイッチング・アームのスイッチのうちの一方を開くための論理命令に同期される。積分窓はスイッチのうちの一方を開くための命令の前に開始できるが、この場合は、窓の開始と、スイッチを開くための論理命令との間に存在するオフセットを知ることが必要となる。積分窓Wintは、任意の伝搬遅れとスイッチのスイッチング時間とを考慮することができるように、デッドタイム終了の直後に終了する。積分窓Wintの期間は、デッドタイムTMの期間が常に同一である場合、常に固定され且つ制御部に予め記録され得、または、積分窓Wintの期間は、例えば、デッドタイムの終了に続く決められた期間(例えば1μs)の後に系統的に無効にされることによってデッドタイムの期間に適応することができる。
積分窓Wintの期間にわたる出力電圧Vphの積分を測定することによって、このことは、電圧が最も不確実となるまさにその場合の測定値の精度を最大にすることができる。確かに、上記で想起されたように、デッドタイムTMの範囲外では、出力電圧Vphは制御されており、したがって、その測定値は重要ではない。理想的には、積分は各デッドタイムについて実行される。
したがって、本発明によれば、採用される原理は、
− デッドタイムTMを含み、デッドタイムよりもわずかに長い有効期間(例えば、デッドタイム+1μs)を有する積分窓Wintを規定することと、
− この積分窓の間に測定された出力電圧を積分して、それから補償の期間を推定することと、
− 窓の期間が経過した時点で、決定された補償の期間を現在のパルスの幅または後続のパルスの幅にわたって適用することと、
にある。
本発明によれば、積分を実行するために、積分されるべき電圧に比例した電流によるキャパシタの充電に基づくアナログ積分器(INT)が利用される。積分窓が経過した時点で、キャパシタの両端子間に蓄積された電圧は、積分段階の間にもたらされた電圧変化に比例した時間の形態で取り出される。キャパシタの両端子間の電圧が初期値に戻る時点が検出され、そして処理され、補償の期間が決定される。
キャパシタの放電は、例えば、以下の電流源を用いて実行され得る。
− 一定の、即ち使用される部品の特性によって規定される電流源。この場合、キャパシタの放電の間に、電圧−時間は実際に元に戻され、その後、補償を行うためにパルスの幅を修正するようにDCバスの電圧で規格化されなければならないことになる。
− インバータの入力部のDCバスの電圧に依存する、即ち比例する電流源。この場合、測定された積分は、既にDCバスの電圧で規格化されていると共に、補償を実行するために直接利用することができる時間に対応する。
異なる実施形態として、積分はキャパシタの放電の間に実行することができ、電流源はキャパシタの充電を行う。
図4は、本発明の動作原理を示す。本発明は、つまり、その値がシステムの状態に依存する電流源によって充電されるキャパシタに要約されることにある。
ゾーン1(Z1)、すなわち、時点tまで(開命令に対応する)では、スイッチT1は閉状態に維持され、キャパシタの両端子間の電圧は固定され、且つ、指定された静止電圧(quiescent voltage)VC0に等しい。電流はキャパシタに流入しない。
で、開にする命令がT1に送られる。積分窓Wintの開始はこの命令の送信に同期される。
ゾーン2(Z2)は、tとtの間続き、且つ、積分窓Wintに対応し、この窓はデッドタイムTMの終了の後で終了する。積分窓Wintの間、キャパシタの両端子間の電圧V(t)は以下の関係式、すなわち
i(t)=Kph(t)
に従う電流i(t)の関数として生成され、ここで、Vph(t)は出力電圧に対応し、Kは一定の係数である。
したがって、tで、キャパシタの両端子間の電圧Vは以下の関係式によって表される。
ここで、Cはキャパシタのキャパシタンスに対応する。
積分窓Wintが終了したとき、すなわち時点tで、等価な構成の電流源は方向を転じ、積分の間のV(t)の発生の方向と反対方向のV(t)の発生を強制する。したがって、V(t)は徐々に静止電圧VC0に近づき、そして、時点tでその電圧に達する。
電流源が関係式i(t)=−Kに従って一定である場合、電圧V(t)の発生は以下の関係式に従う。
(t)=VC0を用い、上記の関係式(1)に基づくと、次いで、
が得られる。
電流源が関係式i(t)=−Kbusに従ってDCバスの電圧に依存する場合、ゾーン3(Z3)で
すなわち、以下の関係式
が得られ、ここで、電圧Vbusは、tとtの間で一定であり、且つ、tでの値に等しいと仮定される。次に、
が得られる。
の後、システムは安定状態に戻っており、そして、新しいスイッチング(Z4)で動作する準備ができている。
したがって、本発明は、サイクル終了の時点t、または言い換えればキャパシタの初期電圧(VC0)に戻る時点tを検出し、その後、この時点を使用して、現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するように、PWM制御に適用されるべき補償の期間を計算することにある。補償の期間は、例えば関係式t−tまたは関係式t−tによって表すことができ、検出された時点tは、制御部により認識され且つ記憶されている時点、例えば以前のスイッチングのt、t、またはさらにtなどと関連付けられなければならない。
したがって、本発明によれば、図3を参照して、インバータINVの制御のための前記方法を実施するのを可能にするシステムは、特に、上記で規定した原理により積分を実行するのを可能にする電子デバイス100と、補償を決定するのを可能にする計算手段201、および、計算された補償を各アームについて考慮することによってスイッチング・アーム(Cd(1、2、3))のPWM制御を生成する手段202を備える制御手段200と、を備える。図3において、各スイッチング・アーム1、2、3の出力電圧Vphは積分のために電子デバイス100に送られる。積分窓Wintを準備するように手段202によって送られる電圧信号Vinに応じて、計算手段201は、補償の期間を計算するために使用される時点を各アームについて検出するのを可能にする電圧信号Voutを回復する。
図5は、積分窓(Wint)の間に出力電圧Vphの積分を実行すること、及び、上記で規定された時点tを検出することを可能にする電子デバイスの例示的な実施形態を示す。この図5に示されるデバイスは、図4に関連して上記で説明した原理に従って動作する。
この実施形態では、デバイスは、キャパシタ(C3)を備えるアナログ積分器(INT)と、積分器(INT)のキャパシタの充電または放電を有効にするように意図されたアナログ積分器用の制御手段4と、キャパシタの両端子間の電圧が積分窓(Wint)の後に静止値に戻るサイクル終了の時点tを検出するための手段5と、を備える。
より正確には図5において、デバイスは、図4のゾーンZ2およびZ3によって示された動作を再現するために2つの別個の電流源CCS、DCSを備える。
第1の電流源CCSは、簡単な抵抗器R5であり、且つ、キャパシタC3を充電するように意図された電流源として使用される。第2の電流源DCSは、キャパシタC3を放電させるように意図された「能動」電流源であり、且つ、トランジスタQ1、ツェナーダイオードD5、および抵抗器R3の結合から構成される。この実施形態では、2つの電流源は、図4のゾーンZ2またはゾーンZ3によって示された状況となるように、キャパシタC3と、一方と他方との間のスイッチングを確実に行えるようにする制御手段4と、に恒久的に接続される。この命令は、制御信号Vinによって制御されるトランジスタQ2を用いて実行される。積分窓Wintを開始するのを可能にするトランジスタQ2を開くことは、スイッチング・アームの各スイッチを開くための命令に同期され、このスイッチング命令は系統的にデッドタイムの開始を示す。トランジスタQ2を閉じるための命令は積分窓の終了に対応する。検出手段5は、上記で規定した時点tを検出するのを可能にする。
したがって、信号Vinが0Vである場合、トランジスタQ2は開いている。第1の電流源CCSは動作するが、他方の電流源DCSは動作を停止する。したがって、積分器のキャパシタC3は、抵抗器R5およびダイオードD1を介して充電される。
信号Vinが電位Vcc2(=7V)である場合、トランジスタQ2はオンになり、そしてVphから生じる電流はトランジスタQ2を通過し、次にダイオードD1はオフとなる。キャパシタC3を考慮して、第1の電流源CCSは動作を停止される。同時に、ツェナーダイオードD5の両端子間の電圧が第2の電流源DCSのトランジスタQ1のベースに現れる。次に、第2の電流源DCSが動作可能になり、そしてキャパシタC3を放電する。したがって、制御信号Vinは電流源を切り替えるのを可能にし、そして、このセットアップは、ゾーンZ2およびZ3において、図3で示した一般原理の実施形態を構成する。
キャパシタC3の両端子間の電圧が第2の電流源DCSの影響下でVcc2のわずか下に降下するまで減少すると、トランジスタQ5が導通すると共に、電圧Voutは、0Vに等しい電圧から、検出されるべき時点tに対応する電圧Vcc2に切り替わる。
その後、第2の電流源DCSは依然として動作可能であるが、そのすべての電流はVcc2および検出手段5を通過している。したがって、ここではキャパシタC3に電流は流れない。したがって、この状態は、図4のゾーンZ1およびZ4に対応する安定状態であり、その間、キャパシタC3を考慮して、すべての電流源は動作を停止される。
制御信号Vinが再び0Vに戻ると(新しいスイッチング時点で)、第2の電流源DCSは実際には動作を停止され、そして、第1の電流源CCSは電圧Vcc2より高くキャパシタC3を充電し、それによって、ダイオードD2及びさらにトランジスタQ5をオフにする。次に、電圧Voutはこの段階の間0Vに下がる。
要約すると、したがって、このデバイスの動作順序は以下の通りである。
「初期安定状態」(スイッチング・アームのスイッチのうちの一方が閉状態である)。
− Vin=+7V − トランジスタQ2は閉じられ、トランジスタQ1は同様であり、そのとき電圧Voutは+7Vである。
− キャパシタC3は放電される。
「積分窓の開始」(=スイッチT1またはT2のうちの一方を開く命令)。
− Vin=0V − トランジスタQ1およびQ2は開いている。
− キャパシタC3は、出力電圧Vphを積分する目的で、抵抗器R5を介して充電される。
− トランジスタQ5はオフになり、したがって、電圧Voutは0Vまで下降する。
「積分窓の終了」(=デッドタイム終了の直後)。
− Vin=+7V − トランジスタQ2は閉じられ、それによって、ダイオードD3はオンになり、且つ、ダイオードD1はオフになる。
− ツェナーダイオードD5は導通し、それによってトランジスタQ1は閉じられ、このことは電流が抵抗器R3に流れることを可能にする。
− 次に、キャパシタC3は線形に放電する。
− トランジスタQ5は、キャパシタC3の両端子間の電圧が7Vのわずか下になると導通する。次に、電圧Voutは7Vに上昇する。電圧Voutが7Vに達した瞬間が検出され、そして続いて処理され、デッドタイムの補償の期間が決定される。決定された補償の期間は、その後、スイッチング・アームのPWM制御によって使用される。
「次のスイッチング」
− 初期状態に戻る。
図6は、図5のデバイスに対応するシミュレーション曲線を示す。これらの曲線において、特に、検出されるべき時点tは、キャパシタC3の両端子間の電圧が静止値(それは必ずしも0ではない)に戻る時点に対応することが分かる。さらに、このシミュレーションは、積分窓Wintの間に、出力電圧Vphの曲線によって範囲を定められた積分されるべき区域を灰色で示す。
このデバイスの異なる実施形態または改良を、図4で示された動作原理を実施するために想定することができる。ここに、網羅的仕方ではなく、いくつかのあり得る変更の要素を示す。
− 電流源とキャパシタとの間に電子スイッチを直接使用する。
− 様々な値をとることができる単一の電流源を使用する。
− 様々なトポロジーの電流源を使用する。それらの電流源は、単純なRC回路によって、能動回路(図5の第2の電流源DCSのような)によって、カレントミラーによって、または、さもなければ任意の他の手段によって具現することができる。
− 電流源の値は、上記で説明したように、例えばインバータのバスの電圧などの外部信号に依存し得る。
− キャパシタC3は端子のうちの一方を固定電位とすることができるが、必然ではない。
− キャパシタC3の電圧はゾーンZ3の間増加し、ゾーンZ4の間減少することができるが、逆も同様に可能である。

Claims (10)

  1. 2つの電源ライン間に接続されるスイッチング・アーム(1)に適用されるPWM型制御のデッドタイム(TM)を補償する方法であって、前記スイッチング・アームは、第1のスイッチ(T1)と、第2のスイッチ(T2)と、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチ間に位置し且つ電気負荷(M)に接続される接続中点と、を備え、前記PWM制御は、パルスに関して、出力電圧(Vph)を前記負荷(M)に印加するために、前記第1のスイッチ(T1)のスイッチングおよび前記第2のスイッチ(T2)のスイッチングを行うことと、前記第1のスイッチの前記スイッチングと前記第2のスイッチの前記スイッチングとの間にデッドタイムを挿入することと、にある方法において、
    − 単一のデッドタイム(TM)を含む決定された時間窓(Wint)の間、前記出力電圧(Vph)を積分して、補償の期間を決定するステップと、
    − 前記補償の期間を適用して現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するステップと、を備える
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記積分がアナログ積分器(INT)を用いて実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アナログ積分器(INT)がキャパシタ(C3)を有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記補償の期間が、前記キャパシタ(C3)の充電/放電の間に検出される時点(t)によって決定されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記時間窓(Wint)の開始が、前記スイッチのうちの一方を開くための命令に同期されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の方法。
  6. 2つの電源ライン間に接続されるスイッチング・アーム(1)に適用されるPWM型制御のデッドタイム(TM)を補償するシステムであって、前記スイッチング・アームは、第1のスイッチ(T1)と、第2のスイッチ(T2)と、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチ間に位置し且つ電気負荷(M)に接続される接続中点と、を備え、前記PWM制御が、パルスに関して、出力電圧(Vph)を前記負荷に印加するために、前記第1のスイッチのスイッチングおよび前記第2のスイッチのスイッチングを行うことと、前記第1のスイッチの前記スイッチングと前記第2のスイッチの前記スイッチングとの間にデッドタイム(TM)を挿入することと、にあるシステムにおいて、
    − 単一のデッドタイム(TM)を含む決定された時間窓(Wint)の間、前記出力電圧(Vph)を積分して、補償の期間を決定するように意図されたアナログ積分器(INT)と、
    − 前記決定された補償の期間を適用することによって現在のパルスの幅または後続のパルスの幅を修正するための制御手段(200)と、を備える
    ことを特徴とするシステム。
  7. 前記時間窓(Wint)の開始が、前記スイッチのうちの一方を開くための命令に同期されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 前記アナログ積分器(INT)がキャパシタを備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のシステム。
  9. 前記補償の期間が、前記キャパシタ(C3)の充電/放電の間に検出されるサイクル終了の時点(t)によって決定されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記積分器(INT)の前記キャパシタ(C3)の前記充電または前記放電を有効にするように意図された前記アナログ積分器(INT)用の制御手段(4)と、
    前記キャパシタ(C3)の両端子間の電圧が前記時間窓(Wint)の後に静止値に戻る前記サイクル終了の時点(t)を検出する手段(5)と、を備える
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
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