JP2006113802A - メッシュ生成方法および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 三次元形状データに不具合があっても、あるいは形状表面を構成する面の中に微小な面があっても、数値シミュレーションにおける計算精度が低下することを防止できるメッシュ生成法を提供する。
【解決手段】 三次元形状の表面に閉空間を構成する表面メッシュを生成し、生成された表面メッシュで構成される閉空間に、三次元メッシュを生成する際、形状表面を構成する面と面の間に隙間がある場合、面と許容誤差内で離れている面の境界、つまり面を構成する辺上にメッシュが節点を共有するように表面メッシュを生成する。一方、許容誤差内で面が重なっている場合、重なった面上で節点およびメッシュが同一となるように、表面メッシュを生成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、三次元CADプログラムで作成された形状データを用いてメッシュを生成するメッシュ生成方法および情報処理装置に関する。
従来、数値シミュレーションでは、プリ処理プログラムでメッシュ生成を行い、初期条件および境界条件を設定し、その後に計算を行い、その結果をポスト出力プログラムを用いて出力していた。
また、三次元CADプログラムで作成された形状データを用いて三次元メッシュ分割を行う際、IGES形式、Parasolid形式、ACIS形式などの三次元形状データを表現するデータを、プリ処理プログラムによって読み込み、その読み込まれた三次元形状データを用いて、三次元メッシュ生成を行うことが可能である。
プリ処理プログラムの中で使用されるメッシュ生成法として、アドバンシング・フロント法を用いたメッシュ生成方法(特許文献1参照)、バブル充填法を用いたメッシュ生成方法(特許文献2参照)などの多数のメッシュ生成方法が提案されている。
特開平11−96399号公報 特開平7−230487号公報
しかしながら、上記従来のメッシュ生成方法では、以下に掲げる問題があった。すなわち、プリ処理プログラムによって三次元形状データを読み込んだ際、幾何寸法精度の許容誤差が異なる、面データの表記形式が異なる、あるいは三次元CADプログラムによって作成された形状データの品質が悪い等の理由により、読み込まれた三次元形状データの中の形状表面を構成する面と面に隙間が発生したり、面と面が重なり合うなどの三次元形状として不具合な形状データとなる場合があった。そのような形状データの不具合が存在する場合、メッシュを生成することができないといった問題が発生していた。
また、形状データの不具合がなく、三次元メッシュ分割可能な形状の場合でも、CADプログラムで作成された三次元形状データの中に微小な面があると、従来のメッシュ分割法では、微小な面を忠実にメッシュ分割するので、微小な辺の長さを持つメッシュ、微小面積を持つメッシュ、およびアスペクト比の大きなメッシュが生成されることになる。このようなメッシュを用いて数値シミュレーションを行うと、計算精度の低下が発生したり、そのために、計算の収束性が悪くなり、計算時間が増加したり、未収束で計算結果が得られないということが生じた。
そこで、本発明は、三次元形状データに不具合があっても、数値シミュレーションにおける計算精度が低下することを防止できるメッシュ生成方法および情報処理装置を提供することを目的とする。また、本発明は、形状表面を構成する面の中に微小な面があっても、数値シミュレーションにおける計算精度が低下することを防止できるメッシュ生成方法および情報処理装置を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のメッシュ生成方法は、情報処理装置に搭載され、形状データを用いてメッシュを生成するメッシュ生成方法であって、三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成工程と、前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成工程とを備え、前記表面メッシュ生成工程では、表面を構成する面と面との間に隙間がある場合、隣接面の境界辺上で同一の節点を共有するように、表面メッシュを生成することを特徴とする。
本発明のメッシュ生成方法は、情報処理装置に搭載され、形状データを用いてメッシュを生成するメッシュ生成方法であって、三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成工程と、前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成工程とを備え、前記表面メッシュ生成工程では、表面を構成する面と面が重なっている場合、重なった面上で節点および表面メッシュが同一となるように、表面メッシュを生成することを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、形状データを用いてメッシュを生成する情報処理装置であって、三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成手段と、前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように、三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成手段とを備え、前記表面メッシュ生成手段は、表面を構成する面と面との間に隙間がある場合、隣接面の境界辺上で同一の節点を共有するように、表面メッシュを生成することを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、形状データを用いてメッシュを生成する情報処理装置であって、三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成手段と、前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように、三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成手段とを備え、前記表面メッシュ生成手段は、表面を構成する面と面が重なっている場合、重なった面上で節点および表面メッシュが同一となるように、表面メッシュを生成することを特徴とする。
本発明のメッシュ生成方法によれば、三次元形状データに不具合があっても、数値シミュレーションにおける計算精度が低下することを防止できる。したがって、三次元形状データに許容寸法誤差の違いなどに起因する隙間の発生、二重面の発生などの不具合が含まれていても、閉空間を再構築し、メッシュ生成が可能である。
また、三次元形状データに微小な形状が存在する場合、その微小形状を無視することで、微小なメッシュが生成されないので、微小なメッシュによるシミュレーションの精度低下の発生を防止できる。
本発明のメッシュ生成方法および情報処理装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態のメッシュ生成方法は三次元CAD装置で実行される。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における三次元CAD装置のハードウエア資源の構成を示す図である。この三次元CAD装置51は、CPU52、内部記憶部53、外部記憶部54、表示部55、入力部56、外部接続部57および出力部58から構成される。ここで、内部記憶部53としては、半導体メモリが挙げられる。また、外部記憶部54としては、磁気記憶装置が挙げられ、外部記憶部54には、CADデータや三次元CADプログラムが格納されている。入力部56は三次元CADプログラムに対して指示等を与えるマウス、キーボード等からなる。出力部58はCPU52からの指令(命令)にしたがって紙図面等を出力するプリンタ等からなる。表示部55はCPU52からの指令にしたがって形状等を表示する。さらに、この三次元CAD装置は、外部接続部57を介してプリンタやプロッタ等の出力装置、サーバ装置等と接続可能である。外部接続部57は、三次元CAD装置51と外部装置とを接続し、本装置51からのデータを外部装置に供給したり、外部装置から本装置51を制御したりするためのものである。
オペレータが入力部56を介して三次元CADプログラムの起動を指示すると、外部記憶部54に格納された三次元CADプログラムは、CPU52によって内部記憶部53に読み込まれて実行される。この三次元CADプログラムは、入力部56を介して入力されたオペレータの指示に従って、仮想空間内に三次元モデルを形成する。
図2はメッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、外部記憶部54に格納されており、CPU52によって実行される。まず、三次元形状を表す形状データを作成する(ステップS1)。この形状データには、Parasolid形式、ACIS形式、各CADプログラム独自の形式、ラピッドプロトタイピングで良く用いられるSTL形式などが用いられる。
ステップS1で作成された形状データを読み込む(ステップS2)。ステップS2で読み込まれた形状データの表面にメッシュを生成する(ステップS3)。このメッシュ生成(表面メッシュ分割)処理では、形状表面を構成する面に隙間や重なりがある場合でも、メッシュの生成が行われる。図3は隙間がある場合の形状表面を構成する面を有するモデルの一例を示す図である。図3において、同図(b)は同図(a)に示される枠線によって囲まれる部分を拡大したものである。図4は図3のモデルの一部の隙間に生成されるメッシュを示す図である。図4において、同図(b)は同図(a)に示される枠線によって囲まれる部分を拡大したものである。図3に示すように、例えば形状表面の面12と面13の間に隙間14が発生した場合、図4に示すように、境界辺15、16の辺上で節点が共有されるようにメッシュを生成する必要がある。
ここで、節点の共有とは、メッシュの構成節点が同一であることをいう。図4では、境界辺16上に作成された節点17は、面12上のメッシュ18と面13上のメッシュ19の構成節点となっており、面12と面13で節点は共有されている。また、隣接面間の隙間が許容誤差内にある場合、上記節点を共有する処理が行われ、この許容誤差は、オペレータによって任意に設定可能である。
このように離れた面同士でも節点を共有するように、メッシュを生成する方法として、以下の処理を実行する。まず一方の面12に対し、メッシュ分割を行い、境界辺15上に生成された節点17群を面13の境界辺16に投影する。面13に対してメッシュを生成する際、境界辺16に対して投影された節点群のみを用い、新たに境界辺16上に節点を生成せず、面13のメッシュ分割を行う。その後、面13の境界辺16上に投影された節点群を投影元の節点に置き換える。この節点の置き換えによって、面12および面13上に生成された表面メッシュを接続する。
図5は重なりがある場合の形状表面を構成する面を示す図である。重なりが発生した場合、以下の処理を実行する。まず一方の面20に対し、メッシュ分割を行い、もう一方の面21についてメッシュ分割を行う際、面が重なった部分22について、既に面20の面としてメッシュが生成されているので、面20を面21に投影し、面21から重なった面を除いた面23を作成する。図6は重なりがある場合に接続された表面メッシュを示す図である。さらに、面20をメッシュに分割することで、生成されたオーバーラップ面端の辺上の節点群24を面23に投影し、投影された位置に節点を生成し、面23にメッシュを生成する際、オーバーラップ面端の辺上で投影された節点のみを用いてメッシュ生成を行い、その後、投影された節点を投影元の節点に置き換える。この置き換えによって、面20と面23の表面メッシュを接続する。ここで、面と面が許容誤差内で重なっている場合、上記重なった面上で節点およびメッシュが同一となる処理が行われ、この許容誤差はオペレータによって任意に設定可能である。
こうしてステップS3で形状表面にメッシュが生成されたデータを用い、その内部にソリッドメッシュ(三次元メッシュ)を生成する(ステップS4)。このソリッドメッシュの生成では、アドバンシング・フロント法、デニーロ分割法などのメッシュ分割法を適用することが可能である。上記分割法を用いて自動分割する場合、通常、4面体要素として、三次元メッシュデータを生成する(ステップS5)。この後、本処理を終了する。
このように、第1の実施形態のメッシュ生成方法によれば、三次元形状の表面が隙間や重なり等の不具合によって閉空間を形成しなくとも、三次元形状の表面を構成するような閉空間を構成する表面メッシュを生成する。形状表面を構成する面と面の間に隙間がある場合、面と許容誤差内で離れている面の境界、つまり面を構成する辺上にメッシュが節点を共有するように表面メッシュを生成し、許容誤差内で面が重なっている場合、重なった面上で節点およびメッシュを共有するように、表面メッシュを生成する。そして、三次元メッシュを生成することで、三次元形状として不具合があってもメッシュ分割を行うことができる。このように、三次元形状データに不具合があっても、数値シミュレーションによる計算精度が低下することを防止できる。また、三次元形状データに許容寸法誤差の違いなどに起因する隙間の発生、二重面の発生などの不具合が含まれていても、閉空間を再構築し、メッシュ生成が可能である。
[第2の実施形態]
第2の実施形態における三次元CAD装置のハードウエア資源の構成は前記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。図7は第2の実施形態におけるメッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、外部記憶部54に格納されており、CPU52によって実行される。前記第1の実施形態と同一のステップ処理については、同一の符号を付すことによりその説明を簡略化する。
まず、三次元形状を表す形状データを作成する(ステップS1)。ステップS1で作成された形状データを読み込む(ステップS2)。そして、ステップS3で形状データの表面にメッシュを生成する前、つまり表面メッシュ分割を行う前、ステップS2で読み込んだ形状データの中から微小面を消去する(ステップS2A)。図8は微小面の消去を示す図である。図8(b)は図8(a)に示される四角い枠線によって囲まれる部分を拡大したものである。また、図8(c)は図8(b)に示される丸い枠線によって囲まれる部分を拡大したものである。例えば、図8に示す形状25では、微細な段差形状があるために存在する微小面26を消去する。ここで、微小面は、許容微小長以下の辺を有し、かつ許容微小面積以下の面であり、オペレータによって予め任意に設定可能である。
微小面26が消去されると、引き続き、隣接面の情報を修正する処理を行う(ステップS2B)。この隣接面情報修正処理では、微小面26に接する面は面27、28、29の3つであるが、面27と面28は面26を通じて隣り合っているので、面27と面26は隣接しているものとする。
すなわち、ステップS3における表面メッシュ生成処理では、面と面に隙間がある場合と同様、先に一方の面27に対してメッシュを生成し、このメッシュ生成によって境界となる辺31上に生成された節点を、隣接面28の境界となる辺30に投影する。一方、隣接面28に対してメッシュを生成する際、境界となる辺30では、投影された節点のみを用いてメッシュ生成を行う。
ここで、面27と面28を隣接面とすると、微小面26と面29の境界となる辺32の長さはゼロでなくてはならなくなる。しかし、辺32は面29上にあるという矛盾が発生する。そこで、辺32の両端にのみ節点を生成するべく、図9(a)に示すように面29のメッシュ分割を行った後、一方の境界となる辺30上の節点をもう一方の境界となる辺31上の節点に置き換える際、辺32を含むメッシュ33の削除を行い、矛盾を解消する。図9(b)には、上記処理を行った後の表面メッシュ分割が示されている。図9は辺32を含むメッシュ33の削除を示す図である。
この後、前記第1の実施形態と同様、形状の内部にソリッドメッシュ(三次元メッシュ)を生成し(ステップS4)、三次元メッシュデータを生成する(ステップS5)。そして、本処理を終了する。
このように、第2の実施形態におけるメッシュ生成方法によれば、前記第1の実施形態と同様のメッシュ生成方法を適用する前に、以下のような処理を追加することで、微小なメッシュの生成を防止し、計算精度を低下させないようにする。すなわち、許容微小長以下の辺を持ち、許容微小面積以下の面が存在する場合、その面を消去し、同時にその面を挟んで隣接していた辺を共有辺とする。この共有辺は、許容微小長以内の距離で離れているが、形状表面にメッシュを生成する際、共有辺で構成節点を共有する表面メッシュを生成する。この場合、1つの節点が2つの座標を持つことは物理的にありえないので、共有辺上の節点の座標値として、一方の座標値もしくは平均値を使用する。したがって、三次元形状データに微小な形状が存在する場合、その微小な形状を無視することで、微小なメッシュが生成されないので、微小なメッシュによるシミュレーションの精度低下の発生を防止できる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態における三次元CAD装置の構成は前記第1の実施形態と同様である。図10は第3の実施形態におけるメッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、外部記憶部54に格納されており、CPU52によって実行される。前記第1の実施形態と同一のステップ処理については、同一の符号を付すことによりその説明を簡略化する。
まず、三次元形状を表す形状データを作成する(ステップS1)。ステップS1で作成された形状データを読み込む(ステップS2)。ステップS2で読み込まれた形状データの表面にメッシュを生成する(ステップS3)。この表面メッシュの生成処理では、前記第2の実施形態と同様の微小面に対しても、表面メッシュの生成が行われる。そこで、この後、表面メッシュ中の微小なメッシュを削除する微小メッシュ削除処理を行う(ステップS3A)。図11は表面メッシュに含まれる微小なメッシュの削除を示す図である。同図(b)は同図(a)に示される枠線によって囲まれる部分を拡大したものである。
同図(b)では、例えば、図8の形状の微小面を消去することなく、表面にメッシュが生成されている。つまり、微小な段差形状をそのままメッシュ分割するので、微小なメッシュ41が生成されている。そして、この微小なメッシュを消去する。微小なメッシュを消去すると、表面メッシュに穴があき、閉空間を形成することができなくなる。そこで、表面メッシュが閉空間を形成するように形状表面の穴を塞ぐ表面メッシュ縫合処理を行う(ステップS3B)。このメッシュ縫合処理では、形状表面の穴になった部分に含まれる節点同士で、近い節点を同一節点に置き換えることが行われる。同図(c)では、メッシュ縫合処理によって、段差形状がなくなっており(メッシュ44参照)、微小な辺を持つメッシュがなくなっている。これにより、表面メッシュが閉空間を形成するようになる。この後、前記第1の実施形態と同様、形状の内部にソリッドメッシュを生成し(ステップS4)、三次元メッシュデータを生成する(ステップS5)。そして、本処理を終了する。
このように、第3の実施形態のメッシュ生成方法によれば、表面メッシュを生成した後、まず、微小面積を持つ表面メッシュを全て消去する。そして、微小面積を持つ表面メッシュを消去することで、フリーエッジ上の節点となった節点を、他の近いフリーエッジ上の節点に置き換え、フリーエッジを消去する。ここで、フリーエッジとは、表面メッシュの辺のうち、他の表面メッシュと辺を共有することのない辺をいう。全てのフリーエッジがなくなるまで、フリーエッジ上の節点を、他の近いフリーエッジ上の節点に置き換えることを繰り返す。フリーエッジがなくなった時点で、表面メッシュは閉空間を形成するので、三次元メッシュ分割を行う。これにより、微小な三次元メッシュの生成を防止できる。したがって、三次元形状データに微小な形状が存在する場合、その微小な形状を無視することで、微小なメッシュが生成されないので、微小なメッシュによるシミュレーションの精度低下の発生を防止できる。
尚、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されてもよい。また、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
第1の実施形態における三次元CAD装置のハードウエア資源の構成を示す図である。 メッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。 隙間がある場合の形状表面を構成する面を有するモデルの一例を示す図である。 図3のモデルの一部の隙間に生成されるメッシュを示す図である。 重なりがある場合の形状表面を構成する面を示す図である。 重なりがある場合に接続された表面メッシュを示す図である。 第2の実施形態におけるメッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。 微小面の消去を示す図である。 辺32を含むメッシュ33の削除を示す図である。 第3の実施形態におけるメッシュ生成処理手順を示すフローチャートである。 表面メッシュに含まれる微小なメッシュの削除を示す図である。
符号の説明
12、13、20、21、27、28、29 面
15、16 辺
17 節点
18、19 メッシュ
51 三次元CAD装置
52 CPU

Claims (11)

  1. 情報処理装置に搭載され、形状データを用いてメッシュを生成するメッシュ生成方法であって、
    三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成工程と、
    前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成工程とを備え、
    前記表面メッシュ生成工程では、
    表面を構成する面と面との間に隙間がある場合、隣接面の境界辺上で同一の節点を共有するように、表面メッシュを生成することを特徴とするメッシュ生成方法。
  2. 情報処理装置に搭載され、形状データを用いてメッシュを生成するメッシュ生成方法であって、
    三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成工程と、
    前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成工程とを備え、
    前記表面メッシュ生成工程では、
    表面を構成する面と面が重なっている場合、重なった面上で節点および表面メッシュが同一となるように、表面メッシュを生成することを特徴とするメッシュ生成方法。
  3. 前記表面メッシュ生成工程では、前記三次元形状の表面に、微小な面が存在する場合、前記微小な面を消去するとともに、当該面を挟んで隣接していた面を隣接面として形状表面の表面メッシュを生成する際、面と面の境界上の一方に節点を生成し、前記節点を各隣接面に生成された表面メッシュの節点として共有することを特徴とする請求項1または2記載のメッシュ生成方法。
  4. 前記表面メッシュ生成工程は、前記三次元形状の表面に、微小な面が存在する場合、表面メッシュを生成した後、前記微小な面を持つ表面メッシュを消去する消去工程と、
    前記表面メッシュ周辺の節点のうち、近傍の異なる表面メッシュの節点同士を1つの節点に置き換えることで、消去された部分を縫い合わせる縫合工程とを有することを特徴とする請求項1または2記載のメッシュ生成方法。
  5. 前記微小な面は、許容微小長以下の辺を有し、かつ許容微小面積以下の面であることを特徴とする請求項3または4記載のメッシュ生成方法。
  6. 前記表面メッシュ生成工程では、許容誤差内で離れている隣接面の境界辺上で同一の節点を共有するように、表面メッシュを生成することを特徴とする請求項1記載のメッシュ生成方法。
  7. 前記表面メッシュ生成工程では、表面を構成する面と面が許容誤差内で重なっている場合、重なった面上で節点および表面メッシュが同一となるように、表面メッシュを生成することを特徴とする請求項2記載のメッシュ生成方法。
  8. 形状データを用いてメッシュを生成する情報処理装置であって、
    三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成手段と、
    前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように、三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成手段とを備え、
    前記表面メッシュ生成手段は、
    表面を構成する面と面との間に隙間がある場合、隣接面の境界辺上で同一の節点を共有するように、表面メッシュを生成することを特徴とする情報処理装置。
  9. 形状データを用いてメッシュを生成する情報処理装置であって、
    三次元形状の表面に表面メッシュを生成する表面メッシュ生成手段と、
    前記生成された表面メッシュが閉空間を形成するように、三次元メッシュを生成する三次元メッシュ生成手段とを備え、
    前記表面メッシュ生成手段は、
    表面を構成する面と面が重なっている場合、重なった面上で節点および表面メッシュが同一となるように、表面メッシュを生成することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1乃至7のいずれかに記載のメッシュ生成方法を実行するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを保持する記憶媒体。
  11. 請求項1乃至7のいずれかに記載のメッシュ生成方法を実行するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム。
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