JP2008102767A - 有限要素法の3次元要素作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】有限要素法を用いた解析に使用する要素の作成に要する時間を短縮する。
【解決手段】3次元設計装置の中で2次元断面形状を定義する際に、解析モデル作成用の2次元断面を別途定義し、基本形状領域に分割し、その領域内で要素分割する。3次元設計装置で行う押し出し等の3次元化の操作により、基本形状領域も同時に押し出して3次元化することにより6面体および5面体要素に分割される。このように、3次元設計装置の中に、同期して解析モデル作成用ボリューム分割手段を組み込むことにより、、、解析モデル作成に要する時間を短縮する。
【選択図】 図3
【解決手段】3次元設計装置の中で2次元断面形状を定義する際に、解析モデル作成用の2次元断面を別途定義し、基本形状領域に分割し、その領域内で要素分割する。3次元設計装置で行う押し出し等の3次元化の操作により、基本形状領域も同時に押し出して3次元化することにより6面体および5面体要素に分割される。このように、3次元設計装置の中に、同期して解析モデル作成用ボリューム分割手段を組み込むことにより、、、解析モデル作成に要する時間を短縮する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、有限要素法を用いた解析における要素作成技術に関し、特に、3次元設計時に定義される2次元断面形状の幾何情報により、要素作成に必要なボリューム分割を行い、そのボリューム領域内に要素を作成し、、設計と同時平行に要素を作成できる要素作成技術に関する。
設計の不具合に起因する品質問題が、数多く発生しており、設計品質の検証技術の改善による品質向上が求められている。このような状況で、設計品質の検証技術として、有限要素法を用いた解析手法が多くの分野で用いられている。
最近の3次元CADの普及により、設計は3次元化されている。この設計では、設計者は、3次元データを基に有限要素法の要素を作成し、解析計算を実行する。
近年のパーソナルコンピュータ(PC)の処理能力向上により、解析対象物の実形状を3次元空間上に忠実に再現した解析モデルや、複数の部品をアセンブリした構造体モデルの解析が可能となってきている。それに伴って、解析モデルが大規模化し要素数が増大する傾向にある。このために、要素作成に要する時間が膨大となっており、要素作成処理の短縮が強く求められている。
従来この種の要素作成方法では、3次元形状を主に6面体(一部5面体)に要素分割するために、3次元CAD等により作成された3次元形状を、要素分割を行うプリプロセッサに呼び込み、要素作成に必要なボリューム分割を行っていた。例えば、特開平10−31759号公報(特許文献1)、特許第3468464号(特許文献2)は、このような技術を開示している。
特許文献1に記載された要素分割方法では、要素分割対象となる3次元形状を所定の方向から透視的に見て複数の領域に分割し、その領域を、2次元面要素と透視方向と一致した高さのデータとして定義している。
また、特許文献2に記載されたボリュームデータ生成方法では、ボリューム分割の対象となるデータを、外部データ取得手段により境界データからなる外部データとして取得し、八分木分割手段においてボリューム分割している。
いずれの場合も、形状データを取り込み後に、要素分割あるいは、ボリューム分割している。
特許文献1、2に記載の技術における第1の問題は、3次元の形状データを作成した後に、その点、線、および面からなる3次元幾何データから要素分割を実行しているため、要素分割に要する処理時間が長くなることである。
第2の問題は、要素分割の対象となる3次元データに、解析では不要な面取りや微小部分が含まれている場合には、要素数が増大する。この要素数増大は、処理時間の増加を不可避とする。
本発明の目的は、3次元設計時に要素分割に必要なボリューム分割を行うことにより、要素作成の時間を短縮する解析モデル作成方法を提供することにある。
本発明の付加的な目的は、3次元設計時に解析には不要な微小部分を除外したボリューム分割を行うことにより、要素数を削減し、解析時間をさらに短縮させることも可能な要素作成装置を提供することにある。
本発明の付加的な目的は、3次元設計時に解析には不要な微小部分を除外したボリューム分割を行うことにより、要素数を削減し、解析時間をさらに短縮させることも可能な要素作成装置を提供することにある。
本発明の第1の側面では、3次元データ作成時に定義した幾何情報より要素作成を行い、3次元データ作成に同期して要素を作成し、3次元データ作成後から要素作成に要する時間を短縮できる解析モデル作成方法を提供する。
本発明は、3次元設計過程で基本形状領域に分割し、その領域内で要素分割する。3次元設計の過程で行われる押し出し等の3次元化の操作により、基本形状領域も同時に押し出して3次元化してボリュームとする。ボリューム内は6面体および5面体要素に分割される。
このように、3次元設計の過程で同期して、解析モデル作成用ボリューム分割処理を組み込むことにより、解析モデル作成に要する時間を短縮する。即ち、3次元設計と同時並行でボリューム分割を行うことにより、要素作成に要する時間を短縮する。
また、本発明の第2の側面では、第1の側面において、2次元断面形状を定義する際に、解析モデル作成用の2次元断面を別途定義し、解析に不要な形状を抑制する処理が更に行われる。
本発明の第1の側面は、3次元設計と同時並行でボリューム分割を行うことにより、要素作成に要する時間を短縮することが可能となる。
また、本発明の第2の側面は、第1の側面に加えて、更に、ボリューム分割の際に要素サイズに対応したグリッド(Grid)を定義し、そのGrid点上に2次元断面の点を整列させることにより、微小な形状を抑制することができる。したがって、Gridサイズより小さな要素は作成されることがなくなるので、メッシュ数の低減が可能となる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本形態にかかる3次元設計装置10は、キーボード、マウス等の入力装置1と;情報を記憶し、処理を実行するデータ処理装置2と;情報を記憶する外部記憶装置3と;ディスプレイ等の表示装置4と;印刷装置等の出力装置5とを含む。データ処置装置2は、情報処理を実行する中央処置装置21と;中央処置装置での処理途中の情報を一時的に記憶する主記憶装置22と;内蔵ハードディスクドライブ(HDD)等の情報を恒久的に記憶する補助記憶装置23とを備えている。
図2は、一般的な3次元設計装置10の処理手順を示すフローチャートである。
3次元CADプログラムまたはシステムは、実行可能な形式で、補助記憶装置23に記憶されている。入力装置1からの指示でプログラムが起動されると、主記憶装置22に実行プログラムが呼び込まれ、表示装置4にGUI部分が表示され、中央処理装置21は入力待ち状態となる。中央処理装置21は、入力装置1からの入力指示により各コマンドを実行し、3次元モデルを作成する。 次に、3次元モデル作成のフローを説明する。
3次元CADプログラムまたはシステムは、実行可能な形式で、補助記憶装置23に記憶されている。入力装置1からの指示でプログラムが起動されると、主記憶装置22に実行プログラムが呼び込まれ、表示装置4にGUI部分が表示され、中央処理装置21は入力待ち状態となる。中央処理装置21は、入力装置1からの入力指示により各コマンドを実行し、3次元モデルを作成する。 次に、3次元モデル作成のフローを説明する。
図2の示されたとおり、3次元設計装置10の基本的な機能として、3次元空間内に座標を定義する座標定義処理A1と;定義された座標系内に基準面を作成する基準面作成手段A2と;基準面や既に定義された平面を2次元プロファイル形状作成のスケッチ面として定義するスケッチ面定義処理A3と;指定したスケッチ面に2次元プロファイル形状を定義する2次元プロファイル定義庶路A4と;2次元プロファイルを押し出し、回転、スイープ等の操作で3次元化する3次元化処理A5とを備える。
図1の装置は、以上の操作を繰り返して。とつの3次元形状(以下、フィーチャと称する)を作成し、各フィーチャをブーリアン演算することにより目的の形状を作成する。
プログラムの操作は入力装置1より行い、処理は中央処理装置21において処理され、表示装置4に出力される。また、出力結果は、外部記憶装置3、または補助記憶装置23に記憶される。
図4に3次元CADシステムの起動したGUI画面の一例を示す。
次に図2および図3を参照して、本発明を実施するための最良の形態の動作について詳細に説明する。図2は、一般的な3次元設計装置の手順を示し、図3は本発明の最良の形態での要素分割手段20のフローチャートである。
まず、3次元設計装置10は、ステップA1において、座標系を定義し、ステップA2において基準面を定義する。ただし、3次元CADシステムは、内部にグローバルな座標系を有しているので、このグローバル座標系をそのまま用いてもよい。この場合には、ステップA1は、不要である。
ステップA1が実行され、X−Y−Z軸が定義されると、各XY、XZ、YZ面が定義される。
ステップA3では、これら基準面の中でいずれかの面が指定され、第一フィーチャの2次元断面をスケッチする面が定義される。
ステップA4では、3次元設計装置10は、定義されたスケッチ面上に2次元プロファイル形状を作画し、寸法を決定し作画を完了する。
この段階において、当該モデルを次工程において、解析を適用する必要がある場合、本発明の図3に示す要素分割手段20を用いて、2次元プロファイル形状より要素分割に必要なボリュームに分割する。
3次元設計装置10が2次元プロファイル形状を定義した後、この装置の処理は、要素分割手段20に移行する。
図3は、要素分割手段20の処理を説明するためのフローチャートである。ステップB1において、要素分割手段20は、解析モデル用の2次元プロファイル形状を別途定義する。最初の段階では、両者は同一の形状を有している。
ステップB2において、要素分割手段20は、解析モデル作成用2次元プロファイル形状を、線分、円弧に分割し、各線分、円弧の制御点を定義する。ここで、制御点とは、線分の場合は始点と終点、円弧の場合は、中心点と始点、終点とする。
次に、ステップB3において、要素分割手段20は、解析モデル作成用2次元プロファイルを定義した座標平面上に、Gridを定義する。Gridサイズの初期値は、最短の線分をGrid点に整列させることができる大きさとする。
ステップB4において、ステップB2で定義された各制御点を、最も近いGrid点上に整列させる。このときのGridサイズは、基本的なメッシュサイズにほぼ等しくなる。
ステップB5で、解析の目的と要求される解析精度から解析モデル作成用2次元プロファイルの抑制を行う。例えば、解析上不要な段差、および面取り部分等を抑制する。この抑制は形状を簡略化するが、これに伴い、ステップB7によりGridサイズを現在値より大きくなるように変更する。この段階では、3次元設計装置10で作成した2次元プロファイル形状と、要素分割手段20で作成した解析モデル作成用2次元プロファイルとは異なった形状となり、両方ともに3次元モデルの属性情報として保存される。
ステップB6において、解析モデル作成用2次元プロファイル形状が確定すると、ステップB8では、要素分割手段は、2次元プロファイルを、正方形、長方形、三角形、および凹凸円弧の基本図形に分割する。
ステップB9では、要素分割手段20は、基本図形内で2次元の要素に分割する。その際、隣接し共有する辺の分割数を同じになるように分割し、節点を共有するように分割する。Gridサイズを要素のサイズとして採用する。細かい要素分割が必要な場合は、設計者は、ステップB7を実行させ、Gridサイズを変更して細かい要素を作成する。基本図形の凹凸円弧内の要素分割は、各辺の分割数に応じて自動的に分割される。
3次元設計装置10は、作成された2次元プロファイルを、スケッチ面に対し法線方向に押し出すことにより3次元化する。押し出す量は任意に設定できる。この後、処理は、再素、要素分割手段20に移行し、ステップB10により、要素に分割した2次元プロファイルも同様に押し出し3次元化するが、その押し出し量は、3次元設計装置での押し出し量から、Gridサイズの整数倍となる量を計算して押し出す。
以上の操作で、2次元プロファイル形状の基本図形はボリュームとして、基本図形内の要素は、6面体および5面体要素として3次元化され、各ボリュームの頂点は全て3次元空間内の定められたサイズのGrid格子点上に存在することになる。
以上で、第一フィーチャの3次元モデルと、ボリューム分割され、更にボリューム内を要素分割された解析モデルが作成される。
次に、第一フィーチャに対して、第2フィーチャを追加する場合、3次元設計装置10上で定義された座標系のXY、XZ、YX平面に平行な面をスケッチ面として選択する。このスケッチ面上に新たに追加するフィーチャの2次元プロファイルを作成する。
この第2フィーチャについても、第一フィーチャの場合と同様に、要素分割手段20は、解析モデル作成用2次元プロファイル形状を作成する。即ち、2次元プロファイルを構成している線分、円弧の制御点を定義し、最も近いGrid点上に整列させる。Gridサイズは、第一フィーチャ作成時に定義されたものである。解析目的によっては、入力装置からの設計者の指示により、2次元プロファイルを抑制する。次に、確定した2次元プロファイルより、正方形、長方形、三角形、および円弧の基本要素に分割する。第一フィーチャで作成した要素に影響がない場合は、その状態でプロファイルを確定する。
3次元設計装置10では、3次元CADシステムで作成した2次元プロファイルを押し出し、第一フィーチャとブーリアン演算を行いひとつのSolidとして認識できるようにする。要素分割手段20で得られた2次元プロファイルも、3次元CADシステムでの押し出し量から、Gridサイズの整数倍となる量を計算して押し出す。
第一フィーチャで作成した要素に影響が及ぼされる場合は、影響を及ぼすボリュームを選定し、そのボリューム内に作成された要素を破棄する。そのボリュームを第2フィーチャ作成時スケッチした解析モデル作成用2次元プロファイル形状より再分割し、新しくボリューム分割を行う。新しいボリューム内で隣接するボリュームと共有する辺の分割数を等しくして再度要素分割する。以上の操作を繰り返し行い、目的の形状の3次元Solidと要素分割された解析モデルを得る。
次に本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
本実施例は、入力装置1としてキーボード、マウスを、データ処理装置2としてパーソナルコンピュータを、表示装置4としてディスプレイを、外部記憶装置3としてHDDやDVD等を、備えている。パーソナルコンピュータは、補助記憶装置23としてHDDを備えており、図2に示す3次元設計装置10が実行形式のプログラムとして記憶されている。
また、本発明の要素分割手段20は、3次元CADシステムの一つのオプションとして機能する。
入力装置1からの指示により、パーソナルコンピュータは、3次元設計装置10用のプログラムを外部記憶装置3または補助記憶装置23より呼び込み起動させる。
このとき、図4に示すように、表示装置4の表示部33に、3次元CADシステムのGUIが表示される。設計者は、コマンド部31のボタン(「file」、「edit」、「view」、「Format」)を入力装置1で選択することにより、3次元CADシステムは各機能をパーソナルコンピュータに実行させる。
通常、3次元CADシステムはグローバルな座標系32を有しており、その座標系により3つの基準面XY、XZ、YZ平面が定義されている。3次元座標軸は、表示部33に表示されている。
設計者は、まず、第一のフィーチャ作成のためのスケッチ面を指定する。スケッチ面としてXZ平面を指定すると、図5に示すスケッチモードに切り替わりスケッチ面に垂直なViewにGUIの画面が変化する。設計者は、マウス等の入力装置1を用いて、2次元プロファイルをスケッチする。3次元CADシステムの種類によるが、本実施例では、寸法値をパラメータとして定義して形状を決定する方式の例を示す。
ここで、本発明の要素分割手段20を起動する。図6および図7に示すように、定義した2次元プロファイルが別のウィンドウに表示される。ここで、要素分割手段に移行し、Gridのサイズを決定する。本例の場合、最も短い線分、図6中の丸印:寸法D2の大きさを採用する。この段階では、3次元CADシステム上のプロファイルと要素分割手段上のプロファイルは同一である。要素分割手段上のプロファイルを線分および円弧に分割し、図6に示すように、制御点を定義する。制御点とは、線分の場合は始点と終点、円弧の場合は中心と始点、終点である。定義した制御点を最も近いGrid点上に整列させる。更に、図7に示すように、解析に影響がない段差や、面取り部分等を削除して形状を抑制して簡易化する。
要素分割手段20上で2次元プロファイルを確定すると、そのプロファイルを図8に示されたような正方形、長方形、三角形、および凹凸円弧の基本要素に分割し、領域に分割する。図9に示すように、プロファイルを領域に分割し、図10に示すように、分割された各領域内で、Gridサイズに合致した要素に分割する。ただし、円弧の部分はGridには合致しないので、別途、自動要素分割手段等で要素分割する。その際、隣接する領域で共有する辺の分割数は等しくして節点を共有するようにする。
以上の操作で、3次元CADシステム上および要素分割手段上においてプロファイルの定義が完了する。3次元CADシステム上で押し出し量を入力し、プロファイルを押し出し3次元化する。同時に、要素分割手段上においても、プロファイルを分割した領域、およびその領域内の要素を押し出し、領域はボリュームに、要素は6面体および5面体要素になり3次元化される。その際の押し出し量は、3次元CADシステム上での押し出し量より、Gridサイズの整数倍に最も近い値を計算し採用する。
図11に3次元CADシステムで作成された形状を示し、図12に要素分割手段により作成された、6面体および5面体で構成された解析モデルを示す。
次に第2フィーチャを追加する場合について説明する。
第1フィーチャ作成時と同様に、3次元CADシステム上で定義された座標系のXY、XZ、YX平面何れかに平行な面をスケッチ面として選択する。スケッチモードに切り替わりスケッチ面に垂直なViewにGUI画面が切り替わる。マウス等の入力装置を用いて、2次元プロファイルをスケッチする。要素分割手段が自動的に起動し、図別ウィンドウで第1フィーチャ作成時に分割したボリュームとGridが表示される。
第1フィーチャ作成時と同様に、3次元CADシステム上で定義された座標系のXY、XZ、YX平面何れかに平行な面をスケッチ面として選択する。スケッチモードに切り替わりスケッチ面に垂直なViewにGUI画面が切り替わる。マウス等の入力装置を用いて、2次元プロファイルをスケッチする。要素分割手段が自動的に起動し、図別ウィンドウで第1フィーチャ作成時に分割したボリュームとGridが表示される。
また、要素分割手段でのウィンドウにも3次元CADシステムで作画したプロファイルが反映されており、線分および円弧に分割し制御点を定義する。各制御点を最も近いGrid点上に整列させる。必要に応じてプロファイルの抑制を行い、形状を確定する。同様にそのプロファイルを、正方形、長方形、三角形、および凹凸円弧の基本要素に分割し、領域に分割する。第1フィーチャで分割されたボリュームを、第2フィーチャ作成のためのプロファイルより更に分割する。
第1フィーチャで作成された要素に影響を及ぼさない場合は、プロファイルを分割した領域内でGridサイズに合致した要素を作成する。第一フィーチャで作成した要素を変更することなく、節点が共有された要素が作成される。
第1フィーチャで作成された要素に影響を及ぼす場合は、第1フィーチャで分割されたボリュームを、第2フィーチャ作成のためのプロファイルより更に分割する際に、影響がおよぶボリュームの要素を一度破棄する。
第一フィーチャ側は新たに分割されたボリュームで要素を作成し、第2フィーチャ側は、領域分割された領域内で要素分割し、押し出し等の操作で、6面体および5面体の3次元要素を作成する。このようにすることで、各要素の節点は必ず共有される。
第1フィーチャで作成された要素に影響を及ぼす場合は、第1フィーチャで分割されたボリュームを、第2フィーチャ作成のためのプロファイルより更に分割する際に、影響がおよぶボリュームの要素を一度破棄する。
第一フィーチャ側は新たに分割されたボリュームで要素を作成し、第2フィーチャ側は、領域分割された領域内で要素分割し、押し出し等の操作で、6面体および5面体の3次元要素を作成する。このようにすることで、各要素の節点は必ず共有される。
以上の操作を図を用いて説明する。
図11に示す第1フィーチャの面Aに、図15に示す矩形の第2フィーチャを作成する場合、まず、3次元CADシステム上で面Aをスケッチ面として定義し、スケッチモードに切り替える。面A上に矩形のプロファイルを作画する。ここで、要素分割手段に移行すると、図13に示すように、自動的に第1フィーチャ作成時に分割したボリューム、Grid、および第2フィーチャ作成のためのプロファイルが表示される。図3のステップB4により、線分の制御点をGridに整列させる。更に、プロファイルを第1フィーチャで分割したボリュームと整合するように領域V1〜V4に分割する。本例では、第1フィーチャで作成した要素に影響を及ぼさないので、断面を確定すると要素に分割し3次元化することができる。
図15には、3次元CADシステムで作成した形状を示し、図16においては、要素分割手段で作成され、3次元化された解析モデルを示す。また、図17には、矩形形状でカットした場合の3次元形状を示し、図18においては、その解析モデルを示している。
次に、図14に示すようなプロファイルで、節点を共有するためには、第1フィーチャで作成した要素に影響が及ぶ場合は、前例と同様に線分の制御点をGridに整列させる。更に、プロファイルを第1フィーチャで分割したボリュームと整合するように領域V1〜V5に分割する。この場合、第1フィーチャ作成時のボリュームもプロファイルの形状に合わせて再分割する。図14に再分割後の領域分割された状態を示している。
図19に示すように、ボリュームの再分割により、要素も分割し直す部分を選定し、その部分の要素を削除する。
第1フィーチャにおいては、図14に示した新しいボリューム分割に合わせて要素を作成する。
第2フィーチャにおいては、図14に示した分割された領域V1〜V5に要素を作成し、3次元CADシステムで設定した押し出し量より、Gridサイズの整数倍の押し出し量を設定して押し出し3次元化する。
図20に第1フィーチャのみの解析モデルを示し、図21に全体の解析モデルを示す。
以上の操作を繰り返し行うことにより、目的の3次元形状と、それに対応した6面体および5面体の3次元解析モデルを作成することができる。
本発明は、電子機器、自動車および建築物等のあらゆる構造物の設計の検証を有限要素法を用いて行う場合、3次元CADシステムと連動して有限要素法の解析モデルを効率的に作成する際に有効である。
1、2、3、4、5 コンピュータ(入力装置;データ処理装置;外部記憶装置;表示装置;出力装置)
10 3次元CADシステムフロー
20 要素分割手段
30 3次元CADシステムGUI図
31 コマンド部
32 グローバル座標系
33 表示部
10 3次元CADシステムフロー
20 要素分割手段
30 3次元CADシステムGUI図
31 コマンド部
32 グローバル座標系
33 表示部
Claims (2)
- 解析対象である構造体を3次元CADシステムで作成する際に用いられる要素作成装置であり、
、3次元CADシステムで作成された2次元プロファイルを解析モデル作成用に定義するプロファイル定義手段と、
プロファイルを制御点に分割する制御点分割手段と、
プロファイル作成面上にGridを作成し、前期制御点をGridに整列させる整列手段と、
プロファイルを正方形、長方形、三角形、および凹凸円弧の基本形状に分割ずる基本形状分割手段と、
分割された基本形状内に有限要素法の要素に分割する要素分割手段と、
基本形状をボリュームに、基本形状内の要素を6面体および5面体に3次元化する手段
を有する要素作成装置。 - 前記整列手段からのプロファイル形状を抑制し、前記基本形状分割手段に供給する抑制手段をさらに備えた、請求項1に記載の要素作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006285095A JP2008102767A (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 有限要素法の3次元要素作成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006285095A JP2008102767A (ja) | 2006-10-19 | 2006-10-19 | 有限要素法の3次元要素作成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021524566A (ja) * | 2018-05-15 | 2021-09-13 | エドワーズ リミテッド | 除害装置の構成要素を製作するための方法 |
-
2006
- 2006-10-19 JP JP2006285095A patent/JP2008102767A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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