JP2006112815A - 誘導型変位検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分解能向上及び高精度化の可能な誘導型変位検出装置を提供する。
【解決手段】誘導型変位検出装置1は、スケール3と、測定軸Xに沿って移動可能なセンサヘッド5と、を有する。スケール3には磁束結合巻線9が測定軸Xに沿って配列されている。センサヘッド5に配置された受信巻線15は、受信ループ17を測定軸Xに沿って配列された構成を有する。隣り合う受信ループ17で構成されるペアループ19の測定軸Xに沿った長さをλとすると、磁束結合巻線9のピッチPがλ/5である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノギスやリニアエンコーダ等に応用される、電磁結合(磁束結合)を利用して変位検出を行う誘導型変位検出装置に関する。
誘導型変位検出装置は、直線変位や角度変位などの精密な測定に利用される。従来の誘導型変位検出装置は、磁束結合部材となるプレートを所定ピッチで配列したスケールと、このスケールに対して相対移動可能に対向配置されると共にプレートと磁束結合が可能な送信巻線及び受信巻線が配置されたセンサヘッドと、により構成される(例えば特許文献1)。
特開平8-313295号公報(図4)
誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化のためには、磁束結合部材となるプレートのピッチや受信巻線を構成する受信ループの寸法を小さくすればよい。プレートはその形状が単純なので、プレートの狭ピッチ化は容易である。しかし、受信巻線は、センサヘッドの相対移動方向に沿って複数の受信ループを繋げた比較的複雑な形状を有する。そして、分解能向上のために受信巻線からの出力信号を内挿処理する場合、複数の受信巻線が位相をずらして重ねてセンサヘッドに配置される。この場合、受信巻線の形状はさらに複雑になる。
このように受信巻線の形状は比較的複雑なので、デザインルール上の受信ループの限界寸法も比較的大きくなる。受信巻線を形成する基板として、薄膜多層基板や高密度ビルドアップ基板を用いれば、受信ループの限界寸法を小さくできる。しかし、これでは誘導型変位検出装置の製造コストが上昇する。
本発明は、分解能向上及び高精度化の可能な誘導型変位検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置は、スケールと、前記スケールと対向するように配置されると共に前記スケールに対して測定軸の方向に相対移動可能なセンサヘッドと、前記センサヘッドに配置された送信部材と、前記測定軸に沿って前記センサヘッドに配列された複数の受信ループを有する受信巻線と、前記送信部材及び前記受信巻線に対して磁束結合可能であると共に前記測定軸に沿って前記スケールに配列された複数の磁束結合部材と、を備え、隣り合う前記受信ループで構成されるペアループの前記測定軸に沿った長さをλとすると、一個分の前記受信ループの前記測定軸に沿った長さがλ/2であると共に前記磁束結合部材のピッチがλ/N(Nは3以上の奇数)であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置によれば、隣り合う受信ループで構成されるペアループの長さがλに対して、磁束結合部材のピッチをλ/N(Nは3以上の奇数)にしている。このため、デザインルール上の受信ループの限界寸法の影響を受けることなく、磁束結合部材のピッチを小さくすることができる。よって、誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化を図ることが可能となる。なお、Nが偶数の場合、ペアループを構成する一方の受信ループで受信された信号と他方の受信ループで受信された信号とが互いに打ち消しあうので、受信巻線から出力信号を得ることができない。したがって、Nを奇数にしている。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置において、前記受信巻線が三つあり、これらはλ/3又はλ/6ずつ位相をずらして配置されており、前記磁束結合部材のピッチがλ/5であるようにすることができる。
これは、いわゆる三相タイプである。このタイプでは、磁束結合部材のピッチがλ/3だと、三つの受信巻線からの出力信号の位相が同じになる。このため、位相の異なる三つの出力信号を得ることができないので、内挿処理をすることができない。一方、磁束結合部材のピッチが小さくなると各受信巻線からの出力信号の強度も小さくなる。したがって、磁束結合部材のピッチをλ/5にすることが考えられる。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置において、前記受信巻線が二つ又は四つあり、これらはλ/4ずつ位相をずらして配置されているようにすることができる。いわゆる二相タイプや四相タイプにも本発明の一態様を適用することができる。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置において、前記受信ループは、前記測定軸に沿って延びる中央部と、前記測定軸に対して斜めに延びると共に前記中央部の両側に位置する二つの側部と、を含み、前記側部の前記測定軸に沿った長さの二倍は、前記磁束結合部材のピッチより小さいようにすることができる。これによれば、受信巻線からの出力信号の強度を大きくすることができる。
本発明の一態様に係る誘導型変位検出装置において、前記中央部と前記側部との境界は、前記測定軸に対する傾斜が前記側部より小さくされているようにすることができる。
これによれば、受信ループのデザインルールに抵触することなく、受信ループが磁束結合巻線と重なる面積(すなわち、受信巻線からの出力信号の強度)を大きくすることができる。
本発明の他の態様に係る誘導型変位検出装置は、スケールと、前記スケールと対向するように配置されると共に前記スケールに対して測定軸の方向に相対移動可能なセンサヘッドと、前記センサヘッドに配置された送信部材と、隣り合う受信ループ間にスペースが設けられるように前記測定軸に沿って前記センサヘッドに配列された複数の受信ループを有する受信巻線と、前記送信部材及び前記受信巻線に対して磁束結合可能であると共に前記測定軸に沿って前記スケールに配列された複数の磁束結合部材と、を備え、前記受信ループのピッチをQとすると、前記磁束結合部材のピッチがQ/N(Nは2以上の整数)であるようにすることができる。
本発明の他の態様に係る誘導型変位検出装置によれば、受信ループのピッチQに対して、磁束結合部材のピッチをQ/N(Nは2以上の整数)にしている。このため、デザインルール上の受信ループの限界寸法の影響を受けることなく、磁束結合部材のピッチを小さくすることができる。よって、誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化を図ることが可能となる。なお、本発明の他の態様に係る誘導型変位検出装置は、隣り合う受信ループ間に受信ループ一個分のスペースが設けられた構成なので、Nは偶数でもよいし、奇数でもよい。
本発明によれば、誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。各実施形態を説明する図において、すでに説明した符号の示すものと同一のものについては、同一符号を付すことにより説明を省略する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る誘導型変位検出装置の主な特徴は、隣り合う受信ループで構成されるペアループ(ツィストペアとも言われる)の測定軸に沿った長さをλとすると、磁束結合巻線(磁束結合部材の一例)のピッチをλ/5にしたことである。まず、第1実施形態に係る誘導型変位検出装置の構成から説明する。図1は、この装置1の概略構成を示す斜視図である。
誘導型変位検出装置1は、スケール3とこれに対向するように配置されたセンサヘッド5とから構成される。スケール3は、その長手方向の一部が表れている。スケール3の長手方向が測定軸Xとなる。センサヘッド5は、スケール3に対して所定ギャップをもって測定軸Xに沿って移動可能に配置される。なお、センサヘッドが固定でスケールが移動する構成でもよい。すなわち、センサヘッドとスケールとは、測定軸の方向に相対移動可能にされていればよい。
スケール3は、ガラスエポキシ樹脂からなる絶縁基板7を備える。基板7の材料としては、ガラスやシリコン等でもよい。基板7のセンサヘッド5に対向する面側には、測定軸Xに沿って同じ形状をした複数の磁束結合巻線9(磁束結合部材の一例)が並べられている。言い換えれば、複数の磁束結合巻線9が測定軸Xに沿ってスケール3に配列されている。
磁束結合巻線9は、長手方向が測定軸Xと直交する矩形の線状導体であり、この線状導体は、アルミニウム、銅、金などの電気抵抗が低い材料から構成される。磁束結合巻線9を覆うように、絶縁基板7上に図示しないパッシベーション膜が形成されている。また、巻線9に替えて、磁束結合を阻害する金属プレートを測定軸Xに沿って周期的に配置してもよい。この場合でも、巻線9を配置した場合と同様に、センサヘッド5の位置に依存する周期的信号が受信巻線15から得られるので変位検出が可能である。
センサヘッド5はガラスエポキシ樹脂からなる絶縁基板11を有する。ガラスやシリコン等を基板11の材料にすることもできる。絶縁基板11のスケール3と対向する面側には、送信巻線13(送信部材の一例)が形成されている。したがって、送信巻線13はセンサヘッド5に配置されている。送信巻線13の形は、長手方向が測定軸Xに沿った矩形状である。送信巻線13は磁束結合巻線9に対して磁束結合可能である。送信巻線13の替わりに、1本の線状導体を送信部材にしてもよい。
絶縁基板11のスケール3と対向する面側であって、送信巻線13の内側には、一つの受信巻線15が配置されている。巻線15は磁束結合巻線9と磁束結合可能である。測定軸Xに沿って絶縁基板11上に並べられた複数の受信ループ17により受信巻線15が構成される。言い換えれば、受信巻線15は、測定軸Xに沿ってセンサヘッド5に配列された複数の受信ループ17を有する。なお、受信巻線15は一つに限らす、二つ以上でもよい。例えば、λ/4ずつ位相をずらして配置された二つの受信巻線やλ/6ずつ位相をずらして配置された三つの受信巻線についても本発明を適用することができる。
受信ループ17は六角形状の線状導体である。隣り合う受信ループ17は、立体交差によりつながっており、ペアループ19が構成される。ペアループ19の測定軸Xに沿った長さはλであり、一個分の受信ループ17の測定軸Xに沿った長さLはλ/2である。磁束結合巻線9のピッチPはλ/5である。
送信巻線13や受信巻線15を覆うように、図示しないパッシベーション膜が絶縁基板11上に形成されている。送信巻線13や受信巻線15の端子21は、配線を介して、変位を測定するための演算や制御などをするIC回路(図示せず)と接続されている。送信巻線13及び受信巻線15は、磁束結合巻線9と同様の材料から構成される。以上が誘導型変位検出装置1の構成である。
次に、図2を用いて誘導型変位検出装置1の動作について簡単に説明する。図2はこの動作の説明図であり、誘導型変位検出装置1に備えられる送信巻線13、磁束結合巻線9及び受信巻線15の一部のそれぞれの平面図並びにスケールに対するセンサヘッドの相対移動により生じる受信巻線15からの出力信号Sの波形図が示されている。
送信用励振信号(単相交流)が送信巻線13に送られる。これにより、ある時刻に着目すると、送信巻線13には時計回りに励振電流i1が流れる。励振電流i1により送信巻線13から交番磁束が生成され、磁束結合巻線9と磁束結合する。このため、磁束結合巻線9には反時計回りに誘導電流i2が流れ、これにより磁束結合巻線9から発生される交番磁束が受信巻線15の受信ループ17に磁束結合する。この結合により、受信ループ17には、時計回りの誘導電流i3が流れる。この結果、スケールに対するセンサヘッドの相対移動により受信巻線15から正弦波状の出力信号Sが図示しないIC回路に送られる。IC回路は出力信号Sをサンプリングし、ディジタル値に変換して、スケール3に対するセンサヘッド5の位置を演算する。
さて、上述のように、第1実施形態では、ペアループ19の長さをλとすると、磁束結合巻線9のピッチPをλ/5にしている。これに対して、比較形態に係る誘導型変位検出装置では、磁束結合巻線9のピッチPはλである。図3は比較形態の動作の説明図であり、図2と対応する。図3に示す磁束結合巻線9と受信巻線15との位置関係において、受信ループ17(17b)は、磁束結合巻線9と重なっていない。よって、受信ループ17aに誘起電圧が発生し、受信ループ17bに誘起電圧が発生していないので、図示している矢印方向に誘導電流i3が流れる。そして、スケールに対するセンサヘッドの相対移動により受信巻線15から正弦波状の出力信号Sが図示しないIC回路に送られる。
ここで、スケールに対するセンサヘッドの相対移動による誘導電流i3の変化を、図3に示す比較形態を例にして図4を用いて説明する。(1)に示すように、磁束結合巻線9と受信ループ17aとの重なりが最大の場合、図3に示す誘導電流i3が流れる。これは図4に示すように正の最大値となる。(2)に示すように、磁束結合巻線9と受信ループ17aとの重なりが、磁束結合巻線9と受信ループ17bとの重なりと同じになる場合、受信ループ17aと受信ループ17bを流れる誘導電流i3が釣り合うので、誘導電流i3がゼロとなる。(3)に示すように、磁束結合巻線9と受信ループ17bとの重なりが最大になる場合、誘導電流i3が負の最大値となる。
さて、比較形態では磁束結合巻線9のピッチPがλなので、出力信号Sの波長はλである。これに対して、図2の第1実施形態では磁束結合巻線9のピッチPがλ/5なので、出力信号Sの波長はλ/5である。したがって、第1実施形態の出力信号Sの波長は、比較形態のそれの1/5となる。このように、第1実施形態では磁束結合巻線9のピッチPを小さくすることにより、出力信号Sの波長を短くしている。よって、誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化を図ることができる。
第1実施形態の受信ループ17の長さLは、比較形態のそれと同じであり、λ/2である。したがって、第1実施形態によれば、受信ループ17の寸法を小さくすることなく、磁束結合巻線9のピッチPを小さくしていることになる。これは、デザインルール上の受信ループ17の限界寸法の影響を受けることなく、磁束結合巻線9のピッチPを小さくできることを意味する。よって、ガラスエポキシ基板のような比較的安価なものをセンサヘッド5の絶縁基板11に用いることができるので、誘導型変位検出装置の製造コストを下げることができる。
第1実施形態では、磁束結合巻線9のピッチPがλ/5の場合で説明しているが、ピッチPがλ/N(Nは3以上の奇数)であればよい。Nを3以上の奇数とした理由を次に説明する。図5は、Nが2,4の場合における磁束結合巻線9、受信巻線15及びこれらの重なり部23を示す図である。ペアループ19を構成する一方の受信ループ17(17a)を流れる誘導電流i3の符号を「+」とし、他方の受信ループ17(17b)を流れる誘導電流i3の符号を「−」とする。
受信ループ17aと受信ループ17bとでは重なり部23の面積が同じになる。したがって、受信ループ17a,17bを流れる誘導電流i3の大きさが同じとなり、誘導電流i3が打ち消されることになる。
一方、図6は、Nが3,5の場合における磁束結合巻線9、受信巻線15及びこれらの重なり部23を示す図であり、図5と対応する。Nが奇数の場合、受信ループ17aと受信ループ17bとでは重なり部23の面積が異なる。例えば、 N=5において、「+」の重なり部23の面積は約13マスであり、「−」の重なり部23の面積は約14マスである。よって、受信ループ17a,17bを流れる誘導電流i3の大きさを異ならせることができるため、受信巻線15から出力信号を得ることができる。
以上のように、Nが偶数の場合、受信ループ17aで受信された信号と受信ループ17bで受信された信号とが互いに打ち消しあうので、受信巻線15から出力信号を得ることができないのである。したがって、Nを3以上の奇数としたのである。
[第2実施形態]
第2実施形態の主な特徴は、受信ループの側部の長さの二倍を磁束結合巻線のピッチより小さくしたことである。図7は第2実施形態に係る磁束結合巻線9、受信巻線15及びこれらの重なり部23を示す図である。
第2実施形態の受信ループ17は、測定軸Xに沿って延びる中央部25と、測定軸Xに対して斜めに延びると共に中央部25の両側に位置する二つの側部27と、により構成される。側部27において隣り合う受信ループ17a,17bが立体交差によりつながっている。
符号Mは側部27の測定軸Xに沿った長さを示している。長さMはλ/20である。長さMの二倍である2M(=λ/10)は、磁束結合巻線9のピッチP(=λ/5)より小さくされている。第2実施形態の主な効果を説明する。
図8は第2実施形態に対する比較形態に係る磁束結合巻線9、受信巻線15及びこれらの重なり部23を示す図であり、図7と対応する。比較形態の側部27の長さMは、3λ/20である。したがって、比較形態は第2実施形態と異なり、2M(=3λ/10)は磁束結合巻線9のピッチP(=λ/5)より大きい。
図7に示す第2実施形態において、「+」の重なり部23の面積は20マスであり、「−」の重なり部23の面積は16マスである。一方、図8に示す比較形態において、「+」の重なり部23の面積は約13マスであり、「−」の重なり部23の面積は約14マスである。
したがって、第2実施形態は比較形態よりも、「+」の重なり部23の面積と「−」の重なり部23の面積との差が大きくなるので、受信巻線15からの出力信号の強度を大きくすることができる。
このように、側部27の長さMが小さくなるにしたがって(言い換えれば、側部27の測定軸Xに対する傾きが大きくなるにしたがって)、「+」の重なり部23の面積と「−」の重なり部23の面積との差が大きくなり、この結果、出力信号の強度が大きくなる。
なお、磁束結合巻線9のピッチPが2Mと同じ場合、出力信号を得ることができない。なぜなら、図9の他の比較形態に示すように、「+」の重なり部23の面積と「−」の重なり部23の面積との差がなくなるからである。
以上説明したように、側部27の測定軸Xに沿った長さMの二倍を磁束結合巻線9のピッチPより小さくすれば、出力信号の強度を大きくすることができる。第2実施形態によれば、この点からも誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化が可能となる。但し、側部27の長さMが小さくなりすぎると(言い換えれば、側部27の測定軸Xに対する傾きが大きくなりすぎると)、出力信号の波形の歪が大きくなる。このため、出力信号の波形は、理想的な波形であるsin波から遠ざかる。したがって、出力信号の強度と出力信号の波形の歪とはトレードオフの関係にあるので、側部27の長さMは、このトレードオフを考慮して決める必要がある。
[第3実施形態]
第3実施形態の主な特徴は、λ/6ずつ位相をずらして配置された三つの受信巻線を備え、磁束結合巻線のピッチをλ/5にしたことである。第3実施形態は、三つの受信巻線からの出力信号が互いに位相が異なる三相タイプである。第3実施形態の磁束結合巻線はこれまでの実施形態のそれと同様なので説明を省略し、三つの受信巻線について説明する。
図10は第3実施形態に係る三つの受信巻線15a,15b,15cの説明図である。図10の(A)で示すように、受信巻線15a,15b,15cは互いに絶縁された状態で図1のセンサヘッド5に重ねて配置されている。符号29はコンタクト部を示しており、これについては後で説明する。各受信巻線は、図10の(B)に示されている。受信巻線15aの位相を基準(0°)にすると、受信巻線15bは受信巻線15aに対してλ/6位相(60°位相)がずらされている。そして、受信巻線15cは受信巻線15aに対してλ/3位相(120°位相)がずらされている。
ところで、三相タイプでは、空間位相がλ/3ずつずらした信号が必要である。第3実施形態では、受信巻線がλ/6ずつ位相をずらして配置されている。したがって、受信巻線15aで受信された信号の位相を基準(0°)にすると、受信巻線15bはλ/6位相がずれた信号を受信し、受信巻線15cはλ/3位相がずれた信号を受信する。このままでは、2λ/3位相がずれた信号を得ることができない。λ/6位相がずれた信号の極性を反転させると、2λ/3位相がずれた信号になる。そこで、第3実施形態では、受信巻線15bで受信された信号の極性を反転する信号反転回路を備えることにより、2λ/3位相がずれた信号を得ている。
図10に示す受信巻線15a,15b,15cの配置で信号のオフセットが問題になる場合、受信巻線をλ/3ずつ位相をずらして配置すればよい。具体的には、受信巻線15bを受信巻線15aに対して2λ/3位相をずらして配置する。
図11は、図10の(A)に示す受信巻線15a,15b,15cを第1層配線31、第2層配線33、第3層配線35に分解した平面図である。第1層配線31は、パターン37が測定軸X方向に繰り返し配置された構造を有する。パターン37は、測定軸Xに対して平行な平行部39,41及び測定軸Xに対して傾斜している傾斜部43を備える。平行部39,41は対向しておらず、測定軸X方向にずれて配置されており、傾斜部43を介してつながっている。パターン37の両端は、受信巻線の外側に引き出されたコンタクト部29である。
第2層配線33は、測定軸Xに対して平行でかつ互いに対向するパターン45,47を備える。これらのパターンは、両端に受信巻線の外側に引き出されたコンタクト部29を有する。パターン45,47は、それぞれ測定軸X方向に繰り返し配置されている。第3層配線35は、パターン37と対称なパターン49が測定軸X方向に繰り返し配置された構造を有する。
これらの配線を相互に接続すると、図10の(A)に示す受信巻線15a,15b,15cとなる。例えば、受信巻線15aで説明すると、図12に示すようになる。パターン(1)〜(6)を接続し、パターン(7)〜(12)を接続すると、受信巻線15aとなる。
なお、コンタクト部29は受信巻線31,33,35の外側に引き出されているが、これによるクロストークは防止することが可能である。これを、図12のパターン(1)とパターン(2)を用いて説明する。コンタクト部29は、受信巻線の外側に延びる引出部51を介してパターン(1),(2)につながっている。パターン(1),(2)の引出部51は重なり合い、かつ互いに逆方向に信号が流れる。このため、引出部51で生じる磁界を打ち消しあうことになる。よって、引出部51が原因となるクロストークを防止することができる。
次に、第3実施形態において、磁束結合巻線のピッチをλ/5にした理由を説明する。図13は、磁束結合巻線9のピッチPがλ/3の場合の受信巻線15a,15b,15c、磁束結合巻線9のそれぞれの一部を示す平面図である。受信巻線15a,15b,15cから位相の異なる三つの出力信号を取り出すために、これらの受信巻線をλ/6ずつ位相をずらして配置している。しかし、磁束結合巻線9のピッチPをλ/3にすると、これらの受信巻線からの出力信号Sの位相が同じになる。したがって、三つの受信巻線から位相の異なる三つの出力信号を取り出すことができないので、ピッチPがλ/3の場合を除外した。
一方、磁束結合巻線9のピッチPが小さくなると受信巻線15a,15b,15cからの出力信号の強度も小さくなる。したがって、磁束結合巻線9のピッチPをλ/5にした。
第3実施形態は三相タイプで説明したが、二相タイプの場合、第1の受信巻線の位相を基準にすると、第2の受信巻線が第1の受信巻線に対してλ/4位相がずらされている。四相タイプの場合、二相タイプの受信巻線に加えて、第3の受信巻線が第1の受信巻線に対してλ/2位相がずらされ、第4の受信巻線が第1の受信巻線に対して3λ/4位相がずらされている。なお、二相タイプや四相タイプの場合、磁束結合巻線のピッチはλ/5でもよいし、λ/3でもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態の主な特徴は、受信ループの中央部と側部との境界の傾斜を側部の傾斜より小さくしたことである。図14は第4実施形態に係る三つの受信巻線の説明図である。三つの受信巻線を第1層配線31、第2層配線33、第3層配線35に分解した平面図が図14の(A)に示されており、これは図11と対応する。
傾斜部43の両端53は、測定軸Xに対する傾斜が小さくされている。配線31,33,35を重ねると図14の(B)に示すように、三つの受信巻線15a,15b,15cとなる。図14の(B)は、図10の(A)と対応する。
図11、図14及び図15を用いて第4実施形態の効果を説明する。図15は第3,4実施形態のペアループを比較する図であり、(A)は第4実施形態のペアループを示し、(B)は第3実施形態のペアループを示している。第4実施形態のペアループを構成する受信ループ17において、中央部25と側部27との境界55は、測定軸Xに対する傾斜が側部27より小さい。境界55は、傾斜部43の両端53と対応する。
側部27の傾きを大きくすれば、受信ループ17が磁束結合巻線と重なる面積が増え、その分だけ出力信号の強度が大きくなる。しかし、側部27の傾きを大きくすると、図11に示すように第3実施形態では、隣り合うパターン37間の距離Dや隣り合うパターン49間の距離Dが短くなり、デザインルールに抵触してしまう。
そこで、図14の第4実施形態では、傾斜部43の両端53の傾き、つまり境界55の傾きを小さくしている。これにより、隣り合うパターン37間の距離Dや隣り合うパターン49間の距離Dを確保しつつ、第3実施形態に比べて受信ループ17が磁束結合巻線と重なる面積(すなわち、受信巻線からの出力信号の強度)を大きくすることができる。
また、第4実施形態は、境界55の傾きを側部27の傾きより小さくしているので、受信巻線からの出力信号の波形の歪を小さくできる。これにより、出力信号の波形を理想的な波形であるsin波に近づけることができる。
[第5実施形態]
図16は、第5実施形態に係る誘導型変位検出装置の受信巻線57の平面図である。これまでの実施形態に係る誘導型変位検出装置は、受信ループがペアループであったが、第5実施形態では隣り合う受信ループ59間にスペースが設けられている。受信巻線57以外はこれまでの実施形態と同様である。以下、第5実施形態を詳細に説明する。
受信ループ59のピッチをQとすると、受信ループ59の長さLはQ/2である。隣り合う受信ループ59間のスペースRはQ/2である。受信ループ59はひし形の形状を有する。隣り合う受信ループ59は、受信ループ59の下層に位置する配線61により接続されている。隣り合う受信ループ59間のスペースは、一個分の受信ループ59に相当するスペースである。このスペースの大きさは特に制限がない。
第5実施形態において、磁束結合巻線のピッチPはQ/N(Nは2以上の整数)である。これを図17で説明する。図17は、第5実施形態において、Nが2,3,4の場合における磁束結合巻線9及び受信巻線57を示す図である。第5実施形態は、隣り合う受信ループ59間に受信ループ59一個分のスペースが設けられているので、ペアループのように受信ループ59を流れる誘導電流が打ち消し合うことはない。したがって、Nは偶数でもよいし、奇数でもよい。
第5実施形態は、受信ループ59のピッチQに対して、磁束結合巻線9のピッチPをQ/N(Nは2以上の整数)にしている。このため、第1実施形態と同様の理由で、誘導型変位検出装置の分解能向上及び高精度化を図ることが可能となり、さらに誘導型変位検出装置の製造コストを下げることができる。
なお、第5実施形態も、三相タイプを適用できる。三つの受信巻線は、第3実施形態で説明したように、λ/6ずつ位相をずらして配置されていてもよいし、λ/3ずつ位相をずらして配置されていてもよい。信号のオフセットの影響をなくす観点からは、三つの受信巻線をλ/3ずつ位相をずらして配置するのが効果的である。
第1実施形態に係る誘導型変位検出装置の概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る誘導型変位検出装置の動作の説明図である。 第1実施形態に対する比較形態の動作の説明図である。 図3に示す比較形態の誘導電流i3の変化の説明図である。 第1実施形態に対する他の比較形態に係る磁束結合巻線、受信巻線及びこれらの重なり部を示す図である。 第1実施形態に係る磁束結合巻線、受信巻線及びこれらの重なり部を示す図である。 第2実施形態に係る磁束結合巻線、受信巻線及びこれらの重なり部を示す図である。 第2実施形態に対する比較形態に係る磁束結合巻線、受信巻線及びこれらの重なり部を示す図である。 第2実施形態に対する他の比較形態に係る磁束結合巻線、受信巻線及びこれらの重なり部を示す図である。 第3実施形態に係る三つの受信巻線の説明図である。 図10の(A)に示す三つの受信巻線を第1層配線、第2層配線、第3層配線に分解した平面図である。 第3実施形態において、三つの受信巻線の一つを構成するパターンを示す図である。 第3実施形態に対する比較形態となる誘導型変位検出装置の動作の説明図である。 第4実施形態に係る三つの受信巻線の説明図である。 第3,4実施形態のペアループを比較する図である。 第5実施形態に係る受信巻線の平面図である。 第5実施形態に係る磁束結合巻線及び受信巻線を示す図である。
符号の説明
1・・・誘導型変位検出装置、3・・・スケール、5・・・センサヘッド、7・・・絶縁基板、9・・・磁束結合巻線(磁束結合部材の一例)、11・・・絶縁基板、13・・・送信巻線(送信部材の一例)、15,15a,15b,15c・・・受信巻線、17・・・受信ループ、19・・・ペアループ、21・・・端子、23・・・受信巻線と磁束結合巻線との重なり部、25・・・受信ループの中央部、27・・・受信ループの側部、29・・・コンタクト部、31・・・第1層配線、33・・・第2層配線、35・・・第3層配線、37・・・パターン、39,41・・・平行部、43・・・傾斜部、45,47,49・・・パターン、51・・・引出部、53・・・傾斜部の両端、55・・・中央部と側部との境界、57・・・受信巻線、59・・・受信ループ、61・・・配線、X・・・測定軸、λ・・・ペアループの測定軸に沿った長さ、S・・・受信巻線からの出力信号、P・・・磁束結合巻線のピッチ、L・・・受信ループの測定軸に沿った長さ、M・・・側部の測定軸に沿った長さ、D・・・隣り合うパターン間の距離、Q・・・受信ループのピッチ、R・・・スペース

Claims (6)

  1. スケールと、
    前記スケールと対向するように配置されると共に前記スケールに対して測定軸の方向に相対移動可能なセンサヘッドと、
    前記センサヘッドに配置された送信部材と、
    前記測定軸に沿って前記センサヘッドに配列された複数の受信ループを有する受信巻線と、
    前記送信部材及び前記受信巻線に対して磁束結合可能であると共に前記測定軸に沿って前記スケールに配列された複数の磁束結合部材と、を備え、
    隣り合う前記受信ループで構成されるペアループの前記測定軸に沿った長さをλとすると、
    一個分の前記受信ループの前記測定軸に沿った長さがλ/2であると共に前記磁束結合部材のピッチがλ/N(Nは3以上の奇数)である
    ことを特徴とする誘導型変位検出装置。
  2. 前記受信巻線が三つあり、これらはλ/3又はλ/6ずつ位相をずらして配置されており、
    前記磁束結合部材のピッチがλ/5である
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導型変位検出装置。
  3. 前記受信巻線が二つ又は四つあり、これらはλ/4ずつ位相をずらして配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導型変位検出装置。
  4. 前記受信ループは、前記測定軸に沿って延びる中央部と、前記測定軸に対して斜めに延びると共に前記中央部の両側に位置する二つの側部と、を含み、
    前記側部の前記測定軸に沿った長さの二倍は、前記磁束結合部材のピッチより小さい
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導型変位検出装置。
  5. 前記中央部と前記側部との境界は、前記測定軸に対する傾斜が前記側部より小さくされている
    ことを特徴とする請求項4に記載の誘導型変位検出装置。
  6. スケールと、
    前記スケールと対向するように配置されると共に前記スケールに対して測定軸の方向に相対移動可能なセンサヘッドと、
    前記センサヘッドに配置された送信部材と、
    隣り合う受信ループ間にスペースが設けられるように前記測定軸に沿って前記センサヘッドに配列された複数の受信ループを有する受信巻線と、
    前記送信部材及び前記受信巻線に対して磁束結合可能であると共に前記測定軸に沿って前記スケールに配列された複数の磁束結合部材と、を備え、
    前記受信ループのピッチをQとすると、前記磁束結合部材のピッチがQ/N(Nは2以上の整数)である
    ことを特徴とする誘導型変位検出装置。
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