JP2006112291A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水素添加内燃機関の制御装置に関し、水素を有効に利用しながらHCやCOの発生を抑制できるようにする。
【解決手段】 排気通路40に設けられた酸素センサ72の出力がリッチを示すときには筒内空燃比がリーンとなるように各インジェクタ50,60からの燃料の噴射量を補正し、酸素センサ72の出力がリーンを示すときには筒内空燃比がリッチとなるように各インジェクタ50,60からの燃料の噴射量を補正する。その際、酸素センサ72の出力がリッチを示すときには、酸素センサ72の出力がリーンを示すときよりも水素の添加割合を増加させるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置に関し、特に、空燃比フィードバック制御中のHC及びCOの発生を抑制する技術に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されるように、ガソリンとともに水素を燃料として使用可能な内燃機関(水素添加内燃機関)が知られている。水素を添加し、その分、ガソリンの噴射量を減量することによって、HCやCOのような有害物質の発生を低減することができる。また、水素は燃焼性に優れているため、ガソリンに水素を添加することでノッキングを抑制して出力や燃費を向上させることもできる。
特開2004−116398号公報 特開平8−114138号公報
ところで、内燃機関では、排気通路に配置された酸素センサの出力の変化に基づいて燃料噴射量のフィードバック制御(空燃比フィードバック制御)を行っている。このとき、燃焼室から排出される排気ガスの排気空燃比は理論空燃比を中心にして周期的に変化しているが、排気空燃比がリッチになっているときには排気ガス中にHCやCOが含まれている。これらHCやCOは排気通路に配置された三元触媒において酸化されて無害化されるものの、始動時のように触媒が十分に暖機されていない場合や触媒が劣化している場合には大気中に放出されてしまうおそれがある。
前述のように、水素添加内燃機関であれば、ガソリンとともに水素を使用することで、HCやCOの発生を抑制することができる。このため、単純には、ガソリンを減らして水素の添加割合を大きくすればよい。しかし、気体燃料である水素は液体燃料であるガソリンに比較して車両への搭載量が限られる。このため、車両の航続距離を考慮するならば、水素の添加割合をあまりに大きく設定することはできない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、水素を有効に利用しながらHCやCOの発生を抑制できるようにした水素添加内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関において、排気通路に設けられた酸素センサの出力がリッチを示すときには筒内空燃比がリーンとなるように各燃料の噴射量を補正し、前記酸素センサの出力がリーンを示すときには筒内空燃比がリッチとなるように各燃料の噴射量を補正する前記内燃機関の制御装置であって、
前記酸素センサの出力がリッチを示すときには前記酸素センサの出力がリーンを示すときよりも水素の添加割合を増加させる水素添加割合制御手段を備えることを特徴としている。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記内燃機関は吸気通路に排気ガスを導入するEGR手段を有し、
前記水素添加割合制御手段は、前記EGR手段が作動している場合に、前記の水素の添加割合を増加させる制御を実行することを特徴としている。
第1の発明によれば、HCやCOが発生しやすいリッチ時に水素の添加割合が増加されるので、燃焼を促進してHCやCOの発生を抑制することができる。また、空燃比がリーンのときはリッチのときよりも水素の添加割合が抑えられるので、その分、水素の消費を抑えることができるとともに、水素の添加により燃焼速度が増大してNOxの発生量が増大してしまうことを防止することもできる。
また、第2の発明によれば、燃焼が不安定になりやすいEGRの導入時において筒内空燃比がリッチの時の燃焼を安定させることができ、HCやCOの発生を効果的に抑制することができる。
実施の形態1.
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1としての制御装置が適用された内燃機関の概略構成を示す図である。内燃機関2は内部にピストン8が配置されたシリンダブロック6と、シリンダブロック6に組み付けられたシリンダヘッド4を備えている。ピストン8の上面からシリンダヘッド4までの空間は燃焼室10を形成しており、この燃焼室10に連通するように吸気ポート18と排気ポート20がシリンダヘッド4に形成されている。吸気ポート18と燃焼室10との接続部には、吸気ポート18と燃焼室10との連通状態を制御する吸気バルブ12が設けられ、排気ポート20と燃焼室10との接続部には、排気ポート20と燃焼室10との連通状態を制御する排気バルブ14が設けられている。また、シリンダヘッド4には、燃焼室10の頂部から燃焼室10内に突出するように点火プラグ16が取り付けられている。
シリンダヘッド4の吸気ポート18には、新気を燃焼室10内に導入するための吸気通路30が接続されている。吸気通路30の上流端にはエアクリーナ32が設けられ、新気はエアクリーナ32を介して吸気通路30内に取り込まれる。吸気通路30の下流部は気筒毎(吸気ポート18毎)に分岐しており、その分岐部にはサージタンク34が設けられている。吸気通路30のサージタンク34の上流には電子制御式のスロットルバルブ36が配置されている。
一方、シリンダヘッド4の排気ポート20には、燃焼室10内での燃焼により生成された燃焼ガスを排気ガスとして排出するための排気通路40が接続されている。排気通路40には、排気ガスを浄化するための三元触媒42が設けられている。三元触媒42の上流には三元触媒42に流入する排気ガスの空燃比(排気空燃比)を検出するためのO2センサ(酸素センサ)72が配置されている。O2センサ72は、排気空燃比に対し理論空燃比を基準にしてリッチ側とリーン側とで出力が急変するいわゆるZ特性を示すセンサである。また、排気通路40には、排気通路40から排気ガスを分流するためのEGR通路46が接続されている。EGR通路46の他方の端部は吸気通路30のサージタンク34の上流に接続されている。EGR通路46と吸気通路30との接続部には、EGR通路46と吸気通路30との連通状態を制御するEGRバルブ44が設けられている。排気ガスの一部はEGR通路46を通って吸気通路30内に供給され、燃焼室10に再循環される。燃焼室10内へ吸入される総空気量中の排気ガスの再循環量の割合(EGR率)は、EGRバルブ44の開度によって調整される。
吸気通路30の吸気ポート18の近傍には燃料を噴射するための2つのインジェクタ50,60が気筒毎に設けられている。一方のインジェクタ60はガソリンインジェクタであり、通電制御により開閉駆動されてガソリンを噴射する電磁弁である。ガソリンインジェクタ60は、ガソリン通路64を介してガソリンタンク62に接続されている。ガソリン通路64にはガソリンポンプ66が配置され、ガソリンタンク62内のガソリンはガソリンポンプ66によって圧縮されてガソリンインジェクタ60に供給される。もう一方のインジェクタ50は水素インジェクタであり、通電制御により開閉駆動されて水素を噴射する電磁弁である。水素インジェクタ50は、水素通路54を介して水素タンク52に接続されている。水素通路54には水素ポンプ56が配置され、水素タンク52内の水素は水素ポンプ56によって圧縮されて水素インジェクタ50に供給される。
また、内燃機関2には、その制御装置としてECU(Electronic Control Unit)70が備えられている。ECU70の出力側には前述のガソリンインジェクタ60,水素インジェクタ50,スロットルバルブ36,EGRバルブ44,点火プラグ16等の種々の機器が接続されている。ECU70の入力側には前述のO2センサ72や図示しないエアフローメータ,スロットルセンサ,アクセルポジションセンサ,クランク角センサ等の種々のセンサ類が接続されている。ECU70は、各センサの出力に基づき、所定の制御プログラムに従って各機器を駆動するようになっている。
ECU70は、内燃機関2の制御の一つとして、筒内空燃比を理論空燃比にするための空燃比フィードバック制御を実施している。この空燃比フィードバック制御による内燃機関2の運転をストイキ運転という。本実施形態では、空燃比フィードバック制御による「ストイキ運転中、O2センサ72により検出される排気空燃比が目標空燃比になるように各インジェクタ50,60からの燃料噴射量が制御される。
ガソリンインジェクタ60からのガソリン噴射量は、ガソリンインジェクタ60の開弁時間TAU1により決まる。空燃比フィードバック制御において、開弁時間TAU1は、次の(1)式によって算出される。
TAU1 = TP1 × (FW1 + FAF1) ・・・(1)
上記(1)式中、TP1は基本開弁時間、FW1は水温補正係数、FAF1は空燃比補正係数である。水温補正係数FW1は内燃機関2の冷却水温に応じて設定される。空燃比補正係数FAF1はO2センサ72の出力に基づいて設定される。
また、水素インジェクタ50からの水素噴射量は、水素インジェクタ50の開弁時間TAU2により決まる。空燃比フィードバック制御において、開弁時間TAU2は、次の(2)式によって算出される。
TAU2 =TP2 × (FW2 +FAF2) ・・・(2)
上記(2)式中、TP2は基本開弁時間、FW2は水温補正係数、FAF2は空燃比補正係数である。水温補正係数FW2は内燃機関2の冷却水温に応じて設定される。空燃比補正係数FAF2はO2センサ72の出力に基づいて設定される。
ガソリンインジェクタ60の基本開弁時間TP1と、水素インジェクタ50の基本開弁時間TP2は、ガソリンと水素のそれぞれが分担する負荷率(内燃機関2の負荷状態を数値で表したものであり、無負荷のときに0%となり全負荷のときに100%となる)を用い、それぞれ次の(3)式、(4)式によって算出される。
TP1 = ガソリン負荷率 × k1 ・・・(3)
TP2 = 水素負荷率 × k2 ・・・(4)
上記の(3)式、(4)式において、k1、k2は係数であり、それぞれ各インジェクタの単位開弁時間当たりの燃料噴射量や各燃料の単位量当たりの発熱量等から決定されている。これら係数は固定値でもよく変数でもよい。ただし、k2に関しては、温度や圧力による水素の体積変化を考慮して水素通路54を流れる水素の温度や圧力によって決まる変数とするのが好ましい。
水素負荷率及びガソリン負荷率は、それぞれ次の(5)式、(6)式によって算出される。
水素負荷率 = 目標負荷率 × 水素添加割合 ・・・(5)
ガソリン負荷率 = 目標負荷率 − 水素負荷率 ・・・(6)
上記の(5)式、(6)式において、目標負荷率は内燃機関2全体の負荷率の目標値であり、現在のアクセル開度(或いは吸入空気流量)と機関回転数に応じた目標負荷率がマップから読み出される。水素添加割合はガソリンと水素を合わせた燃料全体の総発熱量に対する水素の発熱量の比であり、以下に説明する水素添加割合制御ルーチンによってその値が決定される。
図2は、ECU70により実行される水素添加割合制御ルーチンについて示すフローチャートである。本ルーチンは、一定クランク角毎に周期的に実行される。水素添加割合制御ルーチンの最初のステップ100では、現在、空燃比フィードバック制御中か否か判定される。空燃比フィードバック制御中ではない場合には、ステップ108においてオープンループ時における水素添加割合の設定が行われる。本発明においてはオープンループ時における水素添加割合の設定には限定はない。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
空燃比フィードバック制御中の場合は、ステップ102において、O2センサ72の出力がリッチ側にあるかリーン側にあるか判定される。判定の結果、O2センサ72の出力がリッチ側にあるときには、ステップ104においてリッチ中における水素添加割合の設定が行われる。一方、O2センサ72の出力がリーン側にあるときには、ステップ106においてリーン中における水素添加割合の設定が行われる。つまり、本実施形態では、水素添加割合の設定は、O2センサ72の出力がリッチを示すときとリーンを示すときとで異なる設定が行われる。
図3は、O2センサ72の出力に応じた水素添加割合の設定例を示す図である。図3のチャート(A)は、O2センサ72の出力に応じて立てられるリッチ,リーンの判定フラグを示し、図3のチャート(B)は、判定フラグに応じて設定される水素添加割合の大きさを示している。この図に示すように、水素添加割合は、O2センサ72の出力がリッチを示すときには、リーンを示すときよりも大きな値に設定される。なお、リッチ中の水素添加割合、リーン中の水素添加割合は、アクセル開度(或いは吸入空気流量)と機関回転数から定まる水素添加割合の基本値をリッチ、リーンに応じて補正することにより設定することができる。或いは、アクセル開度と機関回転数をパラメータとするマップをリーン用とリッチ用とで別々に用意し、リッチ、リーンに応じて各マップから水素添加割合を読み出すようにしてもよい。
上記の水素添加割合制御ルーチンによれば、HCやCOが発生しやすいリッチ時にはリーン時よりも水素の噴射量が増加されるので、燃焼を促進してHCやCOの発生を抑制することができる。なお、空燃比がリーンのときには燃焼速度の増大に伴ってNOxが発生しやすくなっている。このため、空燃比フィードバック制御の全域で水素添加割合を増加させると、水素の消費量が増大するだけでなく、リーン時の燃焼速度がより増大してNOxの発生量が増大してしまう可能性がある。この点に関し、上記の水素添加割合制御ルーチンによれば、空燃比がリーンのときはリッチのときよりも水素添加割合が抑えられるので、その分、水素の消費を低減できるだけでなく、リーン時の燃焼速度の増大によってNOx発生量が増大してしまうことを防止することもできる。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本発明の実施の形態2としての制御装置は、実施の形態1において、ECU70に、図2の水素添加割合制御ルーチンに代えて図4の水素添加割合制御ルーチンを実行させることにより実現することができる。本実施形態にかかる水素添加割合制御ルーチンは、EGR率を考慮して水素添加割合を設定することを特徴としている。以下、図4にフローチャートで示す水素添加割合制御ルーチンについて説明する。なお、本ルーチンも一定クランク角毎に周期的に実行される。
図4に示す水素添加割合制御ルーチンの最初のステップ200では、現在、空燃比フィードバック制御中か否か判定される。空燃比フィードバック制御中ではない場合には、ステップ212においてオープンループ時における水素添加割合の設定が行われる。ここでもその詳細な説明は省略する。
空燃比フィードバック制御中の場合は、さらにステップ202において、現在のEGR率が所定の基準値よりも大きいか否か判定される。EGR率が基準値に達していない場合には、ステップ210において、水素を添加してストイキ運転を行う際の通常の方法(本発明によらない方法)で水素添加割合の設定が行われる。つまり、ステップ210では、O2センサ72の出力がリッチ側にあるかリーン側にあるかに関係なく、水素添加割合は現在のアクセル開度と機関回転数に応じた所定の値に設定される。
一方、ステップ202の判定でEGR率が基準値よりも大きい場合には、ステップ204において、O2センサ72の出力がリッチ側にあるかリーン側にあるか判定される。判定の結果、O2センサ72の出力がリッチ側にあるときには、ステップ206においてリッチ中における水素添加割合の設定が行われる。一方、O2センサ72の出力がリーン側にあるときには、ステップ208においてリーン中における水素添加割合の設定が行われる。
ステップ206で設定される水素添加割合は、同条件(アクセル開度、機関回転数)でステップ208で設定される水素添加割合よりも大きな値をとるようになっている。つまり、本実施形態でも、EGR率が基準値よりも大きい場合には、水素添加割合はリーン時よりもリッチ時のほうが大きな値に設定される。なお、ステップ208で設定されるリーン時の水素添加割合は、同条件でステップ210で設定される水素添加割合と同じ値でよい。アクセル開度と機関回転数をパラメータとして水素添加割合を決定するマップは、ステップ206、ステップ208、ステップ210のそれぞれで別々に用意してもよく、共通のマップを用いてステップ206での設定時のみ水素添加割合を増加側に補正するようにしてもよい。
上記の水素添加割合制御ルーチンによれば、燃焼が不安定になりやすいEGRの導入時、EGR率が基準値を超えたときには、HCやCOが発生しやすいリッチ時において水素の噴射量がリーン時よりも増加される。これにより、EGRの導入によって不安定になりがちなリッチ時の燃焼を安定させることができ、HCやCOの発生を効果的に抑制することができる。その結果、EGR率の上限を拡大して内燃機関2のポンピング損失を低減することが可能になる。また、EGR率が基準値を超えるまではリッチ時の水素添加割合の増加は行われず、水素添加割合は通常の値に設定されるので、水素の消費をより低減することもできる。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
上記実施の形態では、EGR率が基準値を超えたらリッチ時における水素添加割合をリーン時よりも増加させるようにしているが、EGR率が大きくなるほどリッチ時における水素添加割合を大きく設定するようにしてもよい。また、同条件におけるリッチ時の水素添加割合を超えない範囲において、EGR率の大きさに応じてリーン時における水素添加割合も変更するようにしてもよい。
本発明においては、O2センサ72の出力がリッチを示すときにはO2センサ72の出力がリーンを示すときよりも水素添加割合が増加していればよい。したがって、O2センサ72の出力にかかわらずガソリン噴射量は一定にして、水素の噴射量のみによって空燃比フィードバック制御を行うようにしてもよい。これによれば、筒内空燃比のリッチ,リーンは水素の噴射量で決まることになり、O2センサ72の出力がリッチを示しているときには、リーンを示しているときよりも水素の噴射量は大きくなる。その結果、ガソリン噴射量は一定であることから、見かけの水素添加割合はリッチ時のほうがリーン時よりも大きくなる。
また、図1の構成では、ガソリンインジェクタ60を吸気ポート18に配置することとしているが、その配置はこれに限定されるものではない。すなわち、ガソリンインジェクタ60は、燃焼室10内に直接、ガソリンを噴射できるようにシリンダヘッド4に組み込んでもよい。水素インジェクタ50に関しても同様であり、燃焼室10内に直接、水素を噴射できるようにシリンダヘッド4にガソリンインジェクタ60を組み込んでもよい。
本発明の実施の形態1としての制御装置が適用された内燃機関の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1において実行される水素添加割合制御ルーチンについて示すフローチャートである。 水素添加割合制御ルーチンにおいて設定される水素添加割合とO2センサの出力との関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において実行される水素添加割合制御ルーチンについて示すフローチャートである。
符号の説明
2 内燃機関
4 シリンダヘッド
10 燃焼室
12 吸気弁
14 排気弁
18 吸気ポート
20 排気ポート
30 吸気通路
40 排気通路
42 三元触媒
44 EGRバルブ
46 EGR通路
50 水素インジェクタ
52 水素タンク
60 ガソリンインジェクタ
62 ガソリンタンク
70 ECU
72 O2センサ

Claims (2)

  1. ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関において、排気通路に設けられた酸素センサの出力がリッチを示すときには筒内空燃比がリーンとなるように各燃料の噴射量を補正し、前記酸素センサの出力がリーンを示すときには筒内空燃比がリッチとなるように各燃料の噴射量を補正する前記内燃機関の制御装置であって、
    前記酸素センサの出力がリッチを示すときには前記酸素センサの出力がリーンを示すときよりも水素の添加割合を増加させる水素添加割合制御手段を備えることを特徴とする水素添加内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関は吸気通路に排気ガスを導入するEGR手段を有し、
    前記水素添加割合制御手段は、前記EGR手段が作動している場合に、前記の水素の添加割合を増加させる制御を実行することを特徴とする請求項1記載の水素添加内燃機関の制御装置。
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