JP2006017003A - 水素添加内燃機関の制御装置 - Google Patents

水素添加内燃機関の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 水素添加内燃機関の制御装置に関し、ガソリンに水素を添加したリーンバーンによる運転方法から、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量によりリーンバーンによる運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う運転方法へ、過大なトルクショックを招くことなく運転方法を切り替えることを可能にする。
【解決手段】 各燃料の供給量を運転方法に応じた供給量に突然変更するのではなく、ガソリンの供給量は徐々に増加させていき水素の供給量を徐々に減少させていくことで、空燃比の急激な変化を抑制する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置に関し、特に、ガソリンに水素を添加したリーンバーンによる運転方法から、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量によりリーンバーンによる運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う運転方法への切り替え時の制御技術に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、ガソリンとともに水素を内燃機関の燃料として使用する技術が知られている。ガソリンに水素を添加することで内燃機関のリーンバーン領域を拡大することができ、燃費の向上やNOx排出量の低減といった顕著な効果を得られるようになる。
特開平3−26835号公報 特開平9−195857号公報
しかしながら、ガソリンと水素を燃料に用いたリーンバーン運転(水素添加リーンバーン運転)は、高負荷域での実現が難しい。吸入空気量には限界があるため、高負荷域では吸入空気量が不足し、負荷に応じた出力を得ることができないからである。また、高負荷域では吸入空気量に応じて水素の供給量を増大させる必要があるため、仮に吸入空気量が足りたとしても、水素の貯蔵量に不足が生じてしまう可能性もある。
このため、高負荷域では、水素添加リーンバーン運転は中止し、水素供給量は減量してガソリン供給量を増量することで空燃比をリッチ化することが望ましい。特に、スロットルが全開となる最大負荷域では、ガソリンのみを用いたストイキ運転(ガソリンストイキ運転)に内燃機関の運転方法を切り替えるのが望ましい。しかし、各燃料を増減するとそれに応じて空燃比が大きく変化するため、運転方法の切り替えに伴いトルクショックが生じるおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ガソリンに水素を添加したリーンバーンによる運転方法から、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量によりリーンバーンによる運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う運転方法へ、過大なトルクショックを招くことなく運転方法を切り替えることを可能にした水素添加内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置において、
前記内燃機関の負荷状況に応じて前記内燃機関の運転方法を選択する運転方法選択手段と、
ガソリンの供給量と水素の供給量を制御することで前記運転方法選択手段により選択された運転方法を実現する燃料供給制御手段とを備え、
前記運転方法選択手段は、比較的低負荷域では、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法を選択し、比較的高負荷域では、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量により前記第1の運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う第2の運転方法を選択し、
前記運転方法選択手段により前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、前記燃料供給制御手段は、ガソリンの供給量を徐々に増加させるとともに水素の供給量を徐々に減少させていくことを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記運転方法選択手段は、スロットルがほぼ全開の状態で前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択を切り替えることを特徴としている。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記運転方法選択手段は、前記内燃機関の負荷状況が現在の機関回転数における最大負荷のときには、前記第2の運転方法としてガソリンのみを燃料とするストイキでの運転を選択することを特徴としている。
第4の発明は、上記の目的を達成するため、ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置において、
前記内燃機関の負荷状況に応じて前記内燃機関の運転方法を選択する運転方法選択手段と、
ガソリンの供給量と水素の供給量を制御することで前記運転方法選択手段により選択された運転方法を実現する燃料供給制御手段と、
要求負荷と前記運転方法選択手段により選択された運転方法に応じてスロットルの開度を制御するスロットル制御手段とを備え、
前記運転方法選択手段は、比較的低負荷域では、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法を選択し、比較的高負荷域では、ガソリンのみを燃料としてストイキで運転を行う第2の運転方法を選択し、
前記運転方法選択手段により前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、前記スロットル制御手段は、前記スロットルの開度を前記第1の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度から前記第2の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度まで徐々に減少させ、前記燃料供給制御手段は、ガソリンの供給量を徐々に増加させるとともに水素の供給量を徐々に減少させていくことを特徴としている。
第5の発明は、第1乃至第4の何れか1つの発明において、前記内燃機関に供給される水素の圧力を検出する圧力センサをさらに備え、
前記燃料供給制御手段は、水素の供給期間と圧力から実際に供給された水素量を算出することを特徴としている。
第6の発明は、第1乃至第5の何れか1つの発明において、前記内燃機関のEGR量を制御するEGR制御手段をさらに備え、
前記EGR制御手段は、前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、少なくとも運転方法の切り替えが完了するまでの間、EGR量を増大させることを特徴としている。
第1の発明によれば、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法から、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量により第1の運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う第2の運転方法への切り替え時には、水素の供給が突然減量されたりガソリンの供給量が突然増量されたりすることはなく、ガソリンの供給量は徐々に増量され水素の供給量は徐々に減量されていく。これにより、空燃比の急激な変化は防止され、切り替えに伴うトルクショックの発生は抑制される。
また、第2の発明によれば、スロットルがほぼ全開となった状態で切り替えが行われるので、切り替えの間、吸入空気量はほぼ一定となる。これにより、吸入空気量は一定のまま空燃比が徐々に減少(リッチ化)していくことになり、切り替えに伴うトルクショックの発生はより確実に抑制される。
また、第3の発明によれば、最大負荷時にはガソリンのみを燃料としたストイキでの運転に切り替えられるので、高出力を得られるとともに水素の消費をなくすことができる。
第4の発明によれば、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法から、ガソリンのみを燃料としてストイキで運転を行う第2の運転方法への切り替え時には、第1の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度から第2の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度までスロットルの開度が徐々に低減されるとともに、ガソリンの供給量は徐々に増量され水素の供給量は徐々に減量される。スロットル開度の減少によって吸入空気量が減量されるので、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量により空燃比が大きく低下したとしても出力の急増は抑制される。これにより、第5の発明によれば、過大なトルクショックを招くことなくリーンバーン運転からストイキ運転へ速やかに運転方法を切り替えることができる。
また、第5の発明によれば、流量計を用いることなく実際に供給された水素の量を求めることができる。水素は圧力によって密度が大きく変化するので、水素圧力の検出値を水素供給量の算出に用いることで、水素供給量の正確な算出が可能になる。
また、ガソリンの増量と水素の減量に伴う空燃比の低下によって内燃機関からのNOxの排出量が増大するが、内燃機関に備えられる三元触媒はストイキ領域外では有効に働かない。第6の発明によれば、少なくとも運転方法の切り替えが完了するまでの間、内燃機関のEGR量が増量されるので、燃焼室内の燃焼温度は低下し、内燃機関からのNOxの排出量は低く抑えられる。
実施の形態1.
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1としての制御装置が適用された内燃機関の概略構成を示す図である。内燃機関2は内部にピストン8が配置されたシリンダブロック6と、シリンダブロック6に組み付けられたシリンダヘッド4を備えている。ピストン8の上面からシリンダヘッド4までの空間は燃焼室10を形成しており、この燃焼室10に連通するように吸気ポート18と排気ポート20がシリンダヘッド4に形成されている。吸気ポート18と燃焼室10との接続部には、吸気ポート18と燃焼室10との連通状態を制御する吸気バルブ12が設けられ、排気ポート20と燃焼室10との接続部には、排気ポート20と燃焼室10との連通状態を制御する排気バルブ14が設けられている。また、シリンダヘッド4には、燃焼室10の頂部から燃焼室10内に突出するように点火プラグ16が取り付けられている。
シリンダヘッド4の吸気ポート18には、新気を燃焼室10内に導入するための吸気通路30が接続されている。吸気通路30の上流端にはエアクリーナ32が設けられ、新気はエアクリーナ32を介して吸気通路30内に取り込まれる。吸気通路30のエアクリーナ32の下流には、吸入空気量を測定するためのエアフローメータ76が取り付けられている。吸気通路30の下流部は気筒毎(吸気ポート18毎)に分岐しており、その分岐部には圧力変動の平滑化等の機能を有するサージタンク34が設けられている。吸気通路30のサージタンク34の上流には電子制御式のスロットルバルブ36が配置されている。スロットルバルブ36は燃焼室10へ吸入される空気量を調整するための装置であり、モータによって開閉駆動される。スロットルバルブ36には、その開度を測定するためのスロットルセンサ88が付設されている。
吸気通路30の各吸気ポート18に対応して分岐した部分(サージタンク34の下流)には、燃料を噴射するための2つのインジェクタ50,60が気筒毎に設けられている。一方のインジェクタ60はガソリンインジェクタであり、通電制御により開閉駆動されてガソリンを噴射する電磁弁である。ガソリンインジェクタ60は、ガソリン通路64を介してガソリンタンク62に接続されている。ガソリン通路64にはガソリンポンプ66が配置され、ガソリンタンク62内のガソリンはガソリンポンプ66によって圧縮されてガソリンインジェクタ60に供給される。ガソリン通路64のガソリンポンプ66の下流には、ガソリンインジェクタ60に供給されるガソリンの流量を測定するガソリン流量計86が取り付けられている。
もう一方のインジェクタ50は水素インジェクタであり、通電制御により開閉駆動されて水素を噴射する電磁弁である。水素インジェクタ50は、水素通路54を介して水素タンク52に接続されている。水素通路54には水素ポンプ56が配置され、水素タンク52内の水素は水素ポンプ56によって圧縮されて水素インジェクタ50に供給される。水素通路54の水素ポンプ56の下流には、水素インジェクタ50に供給される水素の流量を測定する水素流量計82と、水素の圧力を測定する水素圧センサ84が取り付けられている。
シリンダヘッド4の排気ポート20には、燃焼室10内の排気ガスを大気中に排出するための排気通路40が接続されている。排気通路40には三元触媒42が配置され、排気ガスは三元触媒42を通過する際に浄化されてから大気中に排出される。排気通路40の三元触媒42の上流には、排気ガス中のNOx濃度を測定するNOxセンサ72と、排気ガス中の酸素濃度を測定するO2センサ74が取り付けられている。また、排気通路40には、排気通路40から排気ガスを分流するためのEGR流路46が接続されている。EGR流路46の他方の端部は吸気通路30のサージタンク34の上流に接続されている。EGR流路46と吸気通路30との接続部には、EGR流路46と吸気通路30との連通状態を制御するEGRバルブ44が設けられている。排気ガスの一部はEGR流路46を通って吸気通路30内に供給され、燃焼室10に再循環される。排気ガスの再循環量(EGR量)はEGRバルブ44の開度によって調整される。
また、内燃機関2には、その制御装置としてECU(Electronic Control Unit)70が備えられている。ECU70の出力側には前述のガソリンインジェクタ60,水素インジェクタ50,スロットルバルブ36,EGRバルブ44,点火プラグ16等の種々の機器が接続されている。ECU70の入力側には前述のエアフローメータ76,スロットルセンサ88,ガソリン流量計86,水素流量計82,水素圧センサ84,NOxセンサ72,O2センサ74の他、アクセルポジションセンサ78や回転数センサ80等の種々のセンサ類が接続されている。アクセルポジションセンサ78は、アクセルペダルの開度に応じた信号を出力するセンサであり、回転数センサ80はクランク角の回転速度(機関回転数)に応じた信号を出力するセンサである。ECU70は、各センサの出力に基づき、所定の制御プログラムに従って各機器を駆動するようになっている。
ECU70により実施される内燃機関2の制御の一つとして、ガソリンインジェクタ60からのガソリン供給量、及び水素インジェクタ50からの水素供給量を制御する燃料供給制御がある。ECU70による燃料供給制御では、内燃機関2の負荷状況に応じた運転モード(運転方法)が選択され、選択された運転モードに応じてガソリン供給量及び水素供給量が制御される。本実施形態では、内燃機関2の運転モードとして、少なくとも、ガソリンに水素を助燃剤として添加することでストイキよりも大幅にリーンな空燃比での運転(水素添加リーンバーン運転)を実現する第1運転モード(第1の運転方法)と、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量により第1運転モードよりもリッチ化された空燃比での運転を実現する第2運転モード(第2の運転方法)とを選択可能である。
第1運転モードは比較的低負荷域で選択される運転モードであり、第2運転モードは比較的高負荷域で選択される運転モードである。具体的には、図5に示すように負荷(要求負荷)と機関回転数をパラメータとするマップにより、運転モードが選択される。図5中、「水素添加リーンバーン」と表示されている領域が第1運転モードが選択される領域であり、「ガソリン増量+水素減量」と表示されている領域が第2運転モードが選択される領域である。スロットルバルブ36との関係で説明すれば、水素添加リーンバーン領域の高負荷側から、ガソリン増量+水素減量領域の全域においてスロットルバルブ36は全開となっている。なお、第2運転モードにおけるガソリン供給量と水素供給量はそれぞれ負荷に応じて決まり、高負荷ほどガソリン供給量は増量され、逆に水素供給量は減量される。また、各機関回転数における最大負荷時には、水素供給量は完全にカットされ、O2センサ74の出力に基づく空燃比フィードバック制御によってガソリンのみを燃料とするストイキでの運転(ガソリンストイキ運転)が行われる。
上記の第1運転モードから第2運転モードへの運転モードの切り替えは、水素噴射量を減少させ、ガソリン噴射量を増大させることで実現させることができる。しかし、単純に各燃料噴射量を増減しただけでは空燃比の急激な変化によってトルクショックが生じてしまう。このため、ECU70は、空燃比の変化に伴うトルクショックの防止策として、第1運転モードから第2運転モードへの運転モードの切り替え時には、以下に説明するような運転切替制御を実行する。
図2は、第1運転モードでの運転、すなわち、水素添加リーンバーン運転中にECU70により実行される運転切替制御ルーチンについて示すフローチャートである。本ルーチンは、一定のクランク角毎に周期的に実行される。まず、本ルーチンの最初のステップ002では、現時点における機関回転数とスロットル開度が入手される。ECU70は、入手した機関回転数とスロットル開度から内燃機関2の負荷状況について判定し、運転モードを切り替えるか否か判定する。現在の負荷状況が低負荷或いは中負荷と判定される場合には、運転モードの切り替えは行われず、現状の水素添加リーンバーン運転が続行される。一方、スロットルバルブ36が全開の高負荷と判定される場合には、ステップ006に進み、第1運転モードでの運転から第2運転モードでの運転に切り替えるための“運転切替モード”が開始される。
運転切替モードでは、図3及び図4のフローチャートに従って燃料供給制御が行われる。図3は、運転切替モードにおいてECU70により実行されるガソリン噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートであり、図4は、運転切替モードにおいてECU70により実行される水素噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。これら2つのルーチンは、並行して一定のクランク角毎に周期的に実行される。
図3のガソリン噴射量制御ルーチンでは、最初のステップ100で、機関回転数と要求負荷に応じた規定ガソリン噴射量Qgmaがマップ(ガソリン噴射量マップ)から読み込まれる。ECU70は、アクセルポジションセンサ78からの信号を要求負荷として検出する。ガソリン噴射量マップでは、規定ガソリン噴射量Qgmaは要求負荷が大きいほど大きな値に設定されており、要求負荷が最大負荷の時の規定ガソリン噴射量Qgmaは、ガソリンストイキ運転でのガソリン噴射量Qgthに設定されている。
次のステップ102では、目標ガソリン噴射量Qgoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標ガソリン噴射量Qgoに所定の係数Aを乗算した値が今回サイクルにおける目標ガソリン噴射量Qgoとして設定される。係数Aは1より大きい値であり、目標ガソリン噴射量Qgoはサイクル毎に徐々に大きな値に更新されていく。なお、目標ガソリン噴射量Qgoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標ガソリン噴射量である。また、ガソリン噴射量の最大値はガソリンストイキ運転での噴射量Qgthであるので、目標ガソリン噴射量QgoがQgthに達した以降は、係数Aは1に設定される。つまり、目標ガソリン噴射量QgoはQgthに保持される。設定された目標ガソリン噴射量Qgoは、ガソリンインジェクタ60を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ102の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ102で設定された目標ガソリン噴射量Qgoに基づいてガソリンインジェクタ60を駆動する。
次のステップ104の処理はガソリンインジェクタ60の作動中に実行される。ステップ104では、ガソリンインジェクタ60の作動に伴うガソリンの流量がガソリン流量計86によって測定され、その測定値から実際のガソリン噴射量Qgが求められる。次のステップ106では、実ガソリン噴射量Qgと規定ガソリン噴射量Qgmaの比較が行われ、実ガソリン噴射量Qgが規定ガソリン噴射量Qgmaに達するまで、ステップ102乃至106の処理が繰り返し実行される。実ガソリン噴射量Qgが規定ガソリン噴射量Qgmaに達したら、本ルーチンは終了する。
図4の水素噴射量制御ルーチンでは、最初のステップ200で、機関回転数と要求負荷(アクセル開度)に応じた規定水素噴射量QHmaがマップ(水素噴射量マップ)から読み込まれる。水素噴射量マップでは、規定水素噴射量QHmaは要求負荷が大きいほど小さな値に設定されており、要求負荷が最大負荷の時の規定水素噴射量QHmaはゼロに設定されている。
次のステップ202では、目標水素噴射量QHoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標水素噴射量QHoに所定の係数Bを乗算した値が今回サイクルにおける目標水素噴射量QHoとして設定される。係数Bは1より小さい値であり、目標水素噴射量QHoはサイクル毎に徐々に小さな値に更新されていく。なお、目標水素噴射量QHoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標水素噴射量である。また、前回サイクルの目標水素噴射量QHoが所定の微小値Cよりも小さくなったときには、今回サイクルの目標水素噴射量QHoはゼロに設定される。以降、目標水素噴射量QHoはゼロに保持される。設定された目標水素噴射量QHoは、水素インジェクタ50を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ202の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ202で設定された目標水素噴射量QHoに基づいて水素インジェクタ50を駆動する。
次のステップ204の処理は水素インジェクタ50の作動中に実行される。ステップ204では、水素インジェクタ50の作動に伴う水素の流量が水素流量計82によって測定され、その測定値から実際の水素噴射量QHが求められる。次のステップ206では、実水素噴射量QHと規定水素噴射量QHmaの比較が行われ、実水素噴射量QHが規定水素噴射量QHmaになるまで、ステップ202乃至206の処理が繰り返し実行される。実水素噴射量QHが規定水素噴射量QHmaになったら、本ルーチンは終了する。
以上説明した運転切替制御により実現される動作の一例をタイムチャートで表したものが図6である。図6では、上段から順にアクセル開度、スロットル開度、ガソリン噴射量、及び水素噴射量の各時間変化を示している。ここでは、現在(時刻0)の運転状態が図5中の点P0で示す状態にあるときにアクセルペダルが踏み込まれ、要求負荷に基づく目標点が図5中のP1に設定された場合について説明する。
水素添加リーンバーン運転中、アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度が増大すると、それに応じてスロットル開度が増大する。スロットル開度の増大により吸入空気流が増加するので、各燃料(ガソリン,水素)の噴射量もスロットル開度の増大に応じて増加していく(図6の水素添加リーンバーン期間)。やがて、スロットル開度が全開になると、上記の運転切替制御ルーチン(図2)によって、第1運転モードから第2運転モードへの運転モードの切り替えが判定される。
この切り替え判定を受けて上記のガソリン噴射量制御ルーチン(図3)と水素噴射量制御ルーチン(図4)が実行され、ガソリン噴射量は徐々に増量される一方、水素噴射量は徐々に減量されていく(図6のガソリン増量+水素減量期間)。ここでは目標点P1は最大負荷に設定されているため、ガソリン噴射量はガソリンストイキ運転での噴射量まで増量され、水素噴射量は完全にカットされる。ガソリン噴射量の増量と水素噴射量のカットが完了することで、内燃機関2の運転はガソリンストイキ運転に切り替わる(図6のガソリンストイキ期間)。
図6のタイムチャートからも分かるように、上記の運転切替制御によれば、水素添加リーンバーン運転を行う第1運転モードから、よりリッチ化された空燃比で運転を行う第2運転モードへの切り替え時には、水素の供給が突然減量されたりガソリンの供給量が突然増量されたりすることはなく、ガソリンの供給量は徐々に増量され水素の供給量は徐々に減量されていく。また、スロットルバルブ36がほぼ全開となった状態で切り替えが行われるので、切り替えの間、吸入空気量はほぼ一定となる。このように吸入空気量は一定のまま空燃比が徐々にリッチ化されていくことで、トルクの急変は防止され、切り替えに伴うトルクショックの発生は抑制される。
なお、上記実施の形態では、ECU70により運転切替制御ルーチンが実行されることで、第1乃至第3の発明の「運転方法選択手段」が実現されている。また、ECU70によりガソリン噴射量制御ルーチンと水素噴射量制御ルーチンが実行されることで、第1の発明の「燃料供給制御手段」が実現されている。
実施の形態2.
次に、図7及び図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本発明の実施の形態2としての制御装置は、実施の形態1において、ECU70に、図2のルーチンに代えて図7のルーチンを実行させ、図3のルーチンに代えて図8のルーチンを実行させることにより実現することができる。
図7のガソリン噴射量制御ルーチンは、ガソリン流量計86を用いることなくガソリン噴射量を制御できるようにしている。まず、最初のステップ300で、機関回転数と要求負荷に応じた規定ガソリン噴射期間τgmaがマップ(ガソリン噴射期間マップ)から読み込まれる。ガソリン噴射期間はガソリンインジェクタ60の駆動期間である。ガソリン噴射期間マップでは、規定ガソリン噴射期間τgmaは要求負荷が大きいほど大きな値に設定されており、要求負荷が最大負荷の時の規定ガソリン噴射期間τgmaは、ガソリンストイキ運転での噴射期間τgthに設定されている。
次のステップ302では、目標ガソリン噴射期間τgoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標ガソリン噴射期間τgoに所定の係数Aを乗算した値が今回サイクルにおける目標ガソリン噴射期間τgoとして設定される。係数Aは1より大きい値であり、目標ガソリン噴射期間τgoはサイクル毎に徐々に大きな値に更新されていく。なお、目標ガソリン噴射期間τgoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標ガソリン噴射期間である。また、ガソリン噴射期間の最大値はガソリンストイキ運転での噴射期間τgthであるので、目標ガソリン噴射期間τgoがτgthに達した以降は、係数Aは1に設定される。つまり、目標ガソリン噴射期間τgoはτgthに保持される。設定された目標ガソリン噴射期間τgoは、ガソリンインジェクタ60を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ302の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ302で設定された目標ガソリン噴射期間τgoに基づいてガソリンインジェクタ60を駆動する。
次のステップ304の処理はガソリンインジェクタ60の作動中に実行される。ステップ304では、実際のガソリン噴射期間τgがECU70内のタイマによって測定される。次のステップ306では、実ガソリン噴射期間τgと規定ガソリン噴射期間τgmaの比較が行われ、実ガソリン噴射期間τgが規定ガソリン噴射期間τgmaに達するまで、ステップ302乃至306の処理が繰り返し実行される。実ガソリン噴射期間τgが規定ガソリン噴射期間τgmaに達したら、本ルーチンは終了する。
図8の水素噴射量制御ルーチンは、水素流量計82を用いることなく水素噴射量を制御できるようにしている。最初のステップ400で、機関回転数と要求負荷(アクセル開度)に応じた規定水素噴射期間τHmaがマップ(水素噴射期間マップ)から読み込まれる。水素噴射期間マップでは、規定水素噴射期間τHmaは要求負荷が大きいほど小さな値に設定されており、要求負荷が最大負荷の時の規定水素噴射期間τHmaはゼロに設定されている。
次のステップ402では、水素燃圧、つまり、燃料として供給される水素の圧力が水素圧センサ84によって測定される。液体であるガソリンに比較して気体である水素は圧力によって密度が大きく変化するので、水素供給量を水素噴射期間によって制御する場合には水素燃圧の測定が必要となる。
次のステップ404では、目標水素噴射期間τHoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標水素噴射期間τHoに所定の係数Bを乗算した値が今回サイクルにおける目標水素噴射期間τHoとして設定される。係数Bは1より小さい値であり、目標水素噴射期間τHoはサイクル毎に徐々に小さな値に更新されていく。なお、目標水素噴射期間τHoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標水素噴射期間である。また、前回サイクルの目標水素噴射期間τHoが所定の微小値Cよりも小さくなったときには、今回サイクルの目標水素噴射期間τHoはゼロに設定される。以降、目標水素噴射期間τHoはゼロに保持される。
ステップ404で設定された目標水素噴射期間τHoは、ステップ400で読み込まれた規定水素噴射期間τHmaとともにステップ402で測定された水素燃圧によって補正される(ステップ406)。補正された目標水素噴射期間τHoは、水素インジェクタ50を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ402乃至ステップ406の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ406で燃圧補正された目標水素噴射期間τHoに基づいて水素インジェクタ50を駆動する。
次のステップ408の処理は水素インジェクタ50の作動中に実行される。ステップ408では、実際の水素噴射期間τHがECU70内のタイマによって測定される。次のステップ410では、実水素噴射期間τHとステップ406で燃圧補正された規定水素噴射期間τHmaの比較が行われ、実水素噴射期間τHが規定水素噴射期間τHmaになるまで、ステップ402乃至410の処理が繰り返し実行される。実水素噴射期間τHが規定水素噴射期間τHmaになったら、本ルーチンは終了する。
以上のガソリン噴射量制御ルーチン及び水素噴射量制御ルーチンによれば、高コストの流量計86,82を用いることなく、ガソリン噴射量及び水素噴射量を制御することができる。
なお、上記実施の形態では、ECU70により水素噴射量制御ルーチンが実行されることで、第4の発明の「燃料供給制御手段」が実現されている。
実施の形態3.
次に、図9及び図10を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本発明の実施の形態3としての制御装置は、実施の形態1或いは実施の形態2において、ECU70に、さらに図10のルーチンを実行させることにより実現することができる。
図9は内燃機関2の燃焼室10に供給される混合気の空燃比(A/F)と、内燃機関2の排気ポート20から排出されるNOxの濃度との関係を示すグラフである。図9に示すように、NOxの濃度はストイキよりもややリーンな領域で一旦上昇した後、空燃比がリーンになるほど次第に低下していき、水素添加リーンバーン運転が行われる領域では極めて低くなる。排気通路40に配置される三元触媒42は、空燃比がストイキ近傍にない場合にはその浄化能力を発揮することができないが、上記のように水素添加リーンバーン運転が行われる領域ではNOx濃度は極めて低いため、大気へのNOxの排出量は低く抑えられる。また、ガソリンストイキ運転が行われる領域では三元触媒42がその浄化能力を発揮するため、この場合も大気へのNOxの排出量は低く抑えられる。
しかし、水素添加リーンバーン運転からガソリンストイキ運転への切り替え期間は、図9に示すように、三元触媒42が有効でなく、且つ、NOx濃度が高い領域を通過するため、この期間は大気へのNOxの排出量が増大してしまう。実施の形態1で説明したように、切り替え期間は空燃比の急激な変化を抑制するために設けられているので、切り替え期間を短くしてNOx排出量を抑制することはできない。そこで、本実施形態では、図2の運転切替制御ルーチンにおいて運転切替モードが開始されたときには、実施の形態1或いは実施の形態2で説明した各燃料供給制御に加え、以下に説明するEGR制御も実行される。
図10は、運転切替モードにおいてECU70により実行されるEGR制御ルーチンについて示すフローチャートである。本ルーチンは、ガソリン噴射量制御ルーチン及び水素噴射量制御ルーチンと並行して一定のクランク角毎に周期的に実行される。本ルーチンの最初のステップ500では、NOxセンサ72により測定される排気ガスのNOx濃度が規定値以下か否か判定される。判定の結果、排気ガスのNOx濃度が規定値を超える場合には、ステップ502の処理の後にステップ504に進み、排気ガスのNOx濃度が規定値以下の場合には、ステップ502の処理を行うことなくステップ504に進む。ステップ502では、ECU70は、EGRバルブ44の開度を所定量増加させてEGR量を増大させる。EGR量が増大することにより、燃焼室10内の燃焼温度が低下して排気ガスのNOx濃度は減少する。
ステップ504では、O2センサ74から出力される信号に基づき現時点の空燃比が三元触媒42の有効空燃比になっているか否か判定される。三元触媒42が有効に機能するようになるまで、すなわち、内燃機関2の運転が完全にガソリンストイキ運転に切り替えられるまで、ステップ500乃至ステップ504の処理が繰り返される。その間、NOx濃度が規定値以下になるまではステップ502の処理が実行され、その度にEGRバルブ44の開度は大きく開けられていく。NOx濃度が規定値以下になった以降は、EGRバルブ44の開度は一定開度に保持される。やがて、内燃機関2の運転がガソリンストイキ運転に切り替わり空燃比が三元触媒42の有効空燃比になると、EGRバルブ44は全閉され、本ルーチンは終了する。
以上のEGR制御ルーチンによれば、運転モードの切り替えに伴って排気ガスの一部が燃焼室10に再循環されるので、燃焼室10内の燃焼温度は低下し、内燃機関2からのNOxの排出量は低く抑えられる。これにより、トルクショックの抑制とNOx排出量の抑制との両立が可能になる。
なお、上記実施の形態では、ECU70によりEGR制御ルーチンが実行されることで、第6の発明の「EGR制御手段」が実現されている。
実施の形態4.
次に、図11及び図15を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
本発明の実施の形態4としての制御装置は、実施の形態1において、ECU70に、図2のルーチンに代えて図12のルーチンを実行させ、図3のルーチンに代えて図13のルーチンを実行させ、さらに新たに図11のルーチンを実行させることにより実現することができる。
実施の形態1では、内燃機関2の負荷が最大負荷になって初めてガソリンストイキ運転に完全に切り替わる。このため、高負荷域でも最大負荷でない場合には若干ながら水素が供給されているが、高負荷域での水素の消費は可能な限り抑えたい。高負荷域での水素の消費を抑制するためには、図14に示すようにガソリンストイキ領域を拡大すればよい。しかし、実施の形態1においてガソリンストイキ領域を拡大すると、水素添加リーンバーン領域からガソリンストイキ領域までの移行期間が短くなることで各燃料の増減速度が高まり、空燃比の変化が急になってトルクショックを増大させる可能性がある。
本実施形態の運転切替制御では、水素添加リーンバーン運転からガソリンストイキ運転への切り替えの際、以下に説明するように、燃料供給制御とともにスロットル開度制御を実行する。図11は、ECU70により実行されるスロットル開度制御ルーチンについて示すフローチャートである。本ルーチンは、図2の運転切替制御ルーチンにおいて運転切替モード(ステップ006)が開始されたときに実行されるルーチンであり、後述するガソリン噴射量制御ルーチン(図12)及び水素噴射量制御ルーチン(図13)と並行して一定のクランク角毎に周期的に実行される。
本ルーチンの最初のステップ600では、現時点の機関回転数と要求負荷に応じてガソリンストイキ運転を行う場合に要求されるスロットル開度THthがマップ(スロットル開度マップ)から読み込まれる。現在の水素添加リーンバーン運転のもとではスロットルバルブ36は既に全開になっているが、高出力のガソリンストイキ運転であればスロットル開度はより小さい開度でよい。したがって、スロットル開度マップから読み込まれるスロットル開度THthは、全開値よりも小さい開度に設定されている。
次のステップ602では、目標スロットル開度THoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標スロットル開度THoに所定の係数Dを乗算した値が今回サイクルにおける目標スロットル開度THoとして設定される。係数Dは1より小さい値であり、目標スロットル開度THoはサイクル毎に徐々に小さな値に更新されていく。なお、目標スロットル開度THoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標スロットル開度(全開値)である。また、目標スロットル開度THoがガソリンストイキ運転でのスロットル開度THthになった以降は、係数Dは1に設定される。つまり、目標スロットル開度THoはTHthに保持される。設定された目標スロットル開度THoは、スロットルバルブ36を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ドライバはステップ602で設定された目標スロットル開度THoに基づいてスロットルバルブ36を駆動する。
次のステップ604では、実際のスロットル開度THがスロットルセンサ88によって測定される。次のステップ606では、実スロットル開度THとガソリンストイキ運転でのスロットル開度THthの比較が行われ、実スロットル開度THがTHthになるまで、ステップ602乃至606の処理が繰り返し実行される。実スロットル開度THがTHthになったら、ステップ608及び610の判定処理が行われる。
ステップ608では、実ガソリン噴射期間τgがガソリンストイキ運転時のガソリン噴射期間τgthになっていること(条件1)と、実水素噴射期間τHが完全にカットされていること(条件2)の2つの条件が共に成立しているか否か判定される。条件1は、後述するガソリン噴射量制御ルーチン(図12)のステップ706の判定が成立することによって成立する。条件2は、後述する水素噴射量制御ルーチン(図13)のステップ808の判定が成立することによって成立する。ステップ606の判定とステップ608の判定(条件1,2)が共に成立することで、ガソリンストイキ運転への切り替えが完了する。
ステップ610では、O2センサ74から出力される信号に基づき現時点の空燃比A/Fがガソリンのみを燃料とする場合のストイキ空燃比A/Fthになっているか否か判定される。ガソリンストイキ運転への切り替えが完了することで空燃比フィードバック制御が行われ(後述のガソリン噴射量制御ルーチン参照)、空燃比A/Fは次第にストイキ空燃比A/Fthに収束していく。ステップ610の判定は空燃比A/Fがストイキ空燃比A/Fthに一致するまで繰り返され、ストイキ空燃比A/Fthに一致した後は、要求負荷に応じたスロットル開度制御が行われる(ステップ612)。
次に、本実施形態で実行されるガソリン噴射量制御ルーチンについて説明する。図12に示すように、本ルーチンの最初のステップ700で、現時点の機関回転数と要求負荷に応じてガソリンストイキ運転を行う場合に要求されるガソリン噴射期間τgthがマップ(ガソリン噴射期間マップ)から読み込まれる。
次のステップ602では、目標ガソリン噴射期間τgoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標ガソリン噴射期間τgoに所定の係数Eを乗算した値が今回サイクルにおける目標ガソリン噴射期間τgoとして設定される。係数Eは1より大きく、且つ、実施の形態2で目標ガソリン噴射期間τgoの更新に用いられる係数Aよりも大きい値である。このため、目標ガソリン噴射期間τgoは実施の形態2よりも速い速度でサイクル毎に徐々に大きな値に更新されていく。なお、目標ガソリン噴射期間τgoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標ガソリン噴射期間である。また、目標ガソリン噴射期間τgoがガソリンストイキ運転でのガソリン噴射期間τgthに達した以降は、係数Eは1に設定され、目標ガソリン噴射期間τgoはτgthに保持される。設定された目標ガソリン噴射期間τgoは、ガソリンインジェクタ60を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ702の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ702で設定された目標ガソリン噴射期間τgoに基づいてガソリンインジェクタ60を駆動する。
次のステップ704の処理はガソリンインジェクタ60の作動中に実行される。ステップ704では、実際のガソリン噴射期間τgがECU70内のタイマによって測定される。次のステップ706では、実ガソリン噴射期間τgとガソリンストイキ運転でのガソリン噴射期間τgthの比較が行われ、実ガソリン噴射期間τgがτgthに達するまで、ステップ702乃至706の処理が繰り返し実行される。実ガソリン噴射期間τgがτgmaに達したら、ステップ708の判定処理が行われる。
ステップ708では、実水素噴射期間τHが完全にカットされていること(条件2)、実スロットル開度THがガソリンストイキ運転時のスロットル開度THthになっていること(条件3)の2つの条件が共に成立しているか否か判定される。条件2に関しては前述のとおりであり、条件3は、スロットル開度制御ルーチン(図11)のステップ606の判定が成立することによって成立する。ステップ706の判定とステップ708の判定(条件2,3)が共に成立することで、ガソリンストイキ運転への切り替えが完了する。切り替え完了後は、空燃比がガソリンのみを燃料とする場合のストイキ空燃比A/Fthになるように、ガソリン噴射期間の空燃比フィードバック制御が行われる(ステップ710)。
次に、本実施形態で実行される水素噴射量制御ルーチンについて説明する。図13に示すように、本ルーチンの最初のステップ800で、水素圧センサ84によって水素燃が測定される。次のステップ804では、目標水素噴射期間τHoの設定が行われる。前回サイクルで設定された目標水素噴射期間τHoに所定の係数Fを乗算した値が今回サイクルにおける目標水素噴射期間τHoとして設定される。係数Fは1より大きく、且つ、実施の形態2で目標水素噴射期間τHoの更新に用いられる係数Bよりも小さい値である。このため、目標水素噴射期間τHoは実施の形態2よりも速い速度でサイクル毎に徐々に小さな値に更新されていく。なお、目標水素噴射期間τHoの初期値は、水素添加リーンバーン運転時に設定されていた目標水素噴射期間である。また、前回サイクルの目標水素噴射期間τHoが所定の微小値Cよりも小さくなったときには、今回サイクルの目標水素噴射期間τHoはゼロに設定され、以降、目標水素噴射期間τHoはゼロに保持される。
ステップ802で設定された目標水素噴射期間τHoは、ステップ800で測定された水素燃圧によって補正される(ステップ804)。補正された目標水素噴射期間τHoは、水素インジェクタ50を駆動するECU70内のドライバにセットされる。ステップ800乃至ステップ804の処理は燃料噴射タイミングの前に実行されるようになっており、ドライバはステップ804で燃圧補正された目標水素噴射期間τHoに基づいて水素インジェクタ50を駆動する。
次のステップ806の処理は水素インジェクタ50の作動中に実行される。ステップ806では、実際の水素噴射期間τHがECU70内のタイマによって測定される。次のステップ808では、実水素噴射期間τHがゼロになった否か判定され、実水素噴射期間τHが完全にカットされるまで、ステップ800乃至808の処理が繰り返し実行される。実水素噴射期間τHが完全にカットされたら、本ルーチンは終了する。
以上説明した運転切替制御により実現される動作の一例をタイムチャートで表したものが図15である。図15では、上段から順にアクセル開度、スロットル開度、ガソリン噴射量、及び水素噴射量の各時間変化を示している。ここでは、現在(時刻0)の運転状態が図14中の点P0で示す状態にあるときにアクセルペダルが踏み込まれ、要求負荷に基づく目標点が図5中のP2に設定され、さらに目標点がP3まで変更された場合について説明する。
水素添加リーンバーン運転中、アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度が増大すると、それに応じてスロットル開度が増大する。スロットル開度の増大により吸入空気流が増加するので、各燃料(ガソリン,水素)の噴射量もスロットル開度の増大に応じて増加していく(図15の水素添加リーンバーン期間)。やがて、スロットル開度が全開になると、実施形態1で説明した運転切替制御ルーチン(図2)によって、第1運転モードから第2運転モードへの運転モードの切り替えが判定される。
この切り替え判定を受けて上記のスロットル開度制御ルーチン(図11)が実行され、スロットル開度は全開からガソリンストイキ運転時の要求負荷(目標点P2)に応じた開度THthまで徐々に閉じられていく。また、これと同時にガソリン噴射量制御ルーチン(図12)と水素噴射量制御ルーチン(図13)が実行され、ガソリン噴射量はガソリンストイキ運転での噴射量まで徐々に増量される一方、水素噴射量は徐々に減量され最終的にカットされる(図15のガソリン増量+水素減量期間)。ガソリン噴射量の増量と水素噴射量のカットが完了することで、内燃機関2の運転はガソリンストイキ運転に切り替わる。以降は、要求負荷の増大(目標点のP2からP3への変更)に応じてスロットルバルブ36が全開まで開かれ、スロットル開度に応じてガソリン噴射量が増量される(図15のガソリンストイキ期間)。
図15のタイムチャートと図6のタイムチャートの比較からも分かるように、上記の運転切替制御によれば、運転モードの切り替え期間(ガソリン増量+水素減量期間)における各燃料の増減速度を実施の形態1よりも大きく設定することができる。各燃料の増減と並行してスロットルバルブ36も閉じ方向に制御されるので、スロットル開度の減少によって吸入空気量が減量され、空燃比の急なリッチ化に伴う出力の急増が抑制されるからである。このように、上記の運転切替制御によれば、過大なトルクショックを招くことなく水素添加リーンバーン運転からガソリンストイキ運転へ速やかに運転方法を切り替えることができる。その結果、図14に示すようにガソリンストイキ領域を拡大し、高負荷域での水素の消費を抑制することが可能になる。
なお、上記実施の形態では、ECU70により運転切替制御ルーチンが実行されることで、第4の発明の「運転方法選択手段」が実現されている。また、ECU70によりスロットルか開度制御ルーチンが実行されることで、第4の発明の「スロットル制御手段」が実現され、ECU70によりガソリン噴射量制御ルーチンと水素噴射量制御ルーチンが実行されることで、第4の発明の「燃料供給制御手段」が実現されている。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
図1の構成では、水素インジェクタ50を吸気通路30に配置することとしているが、その配置はこれに限定されるものではない。すなわち、水素インジェクタ50は、燃焼室10内に直接、水素を噴射できるようにシリンダヘッド4に組み込んでもよい。ガソリンインジェクタ60に関しても同様であり、燃焼室10内に直接、ガソリンを噴射できるようにシリンダヘッド4にガソリンインジェクタ60を組み込んでもよい。
また、図1の構成では、スロットルバルブ36を吸気通路30のサージタンク34の上流に配置しているが、気筒毎に配置してもよい。さらに、スロットルバルブ36を廃止し、吸気バルブ12に可変動弁機構を組み込み吸気バルブ12のリフト量によって吸入空気量を制御するようにしてもよい。その場合、可変動弁機構付きの吸気バルブがスロットルに相当し、そのリフト量がスロットル開度に相当する。
また、各実施の形態では、最大負荷時にはガソリンストイキ運転が選択されるようになっているが、ストイキよりもリッチな空燃比での運転(出力空燃比運転)が選択されるようにしてもよい。
また、実施の形態2及び実施の形態4では、目標水素噴射期間τHo等を水素燃圧で補正しているが、気体である水素の密度は温度によっても大きく変化するので、好ましくは、温度計によって水素通路54内の水素の温度を測定し、温度によって目標水素噴射期間τHoや規定水素噴射期間τHmaを補正する。また、ガソリン通路64内のガソリンの圧力や温度を測定し、その測定値によって目標ガソリン噴射期間τgoや規定ガソリン噴射期間τgmaを補正するようにしてもよい。
また、実施の形態3では、EGRバルブ44の開度によってEGR量(いわゆる外部EGR量)を制御しているが、いわゆる内部EGR量を制御可能な内燃機関であれば、運転モードの切り替え時に内部EGR量を増大させることによって、内燃機関2からのNOxの排出量の低減を図ってもよい。
実施の形態3にかかるEGR制御ルーチンは、実施の形態4にかかる運転切替制御においても実行可能である。その場合、スロットル開度制御ルーチン、ガソリン噴射量制御ルーチン、及び水素噴射量制御ルーチンと並行してEGR制御ルーチンが実行されることになる。
本発明の実施の形態1としての制御装置が適用された内燃機関の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1において実行される運転切替制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において実行されるガソリン噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において実行される水素噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において運転モードの選択に用いられるマップである。 図2,図3,図4の各ルーチンにより実現される動作の一例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2において実行されるガソリン噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2において実行される水素噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 内燃機関の燃焼室に供給される混合気の空燃比と、内燃機関の排気ポートから排出されるNOxの濃度との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態3において実行されるEGR制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4において実行されるスロットル開度制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4において実行されるガソリン噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4において実行される水素噴射量制御ルーチンについて示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4において運転モードの選択に用いられるマップである。 図2,図13,図14の各ルーチンにより実現される動作の一例を示すタイムチャートである。
符号の説明
2 内燃機関
10 燃焼室
30 吸気通路
36 スロットルバルブ
40 排気通路
42 三元触媒
44 EGRバルブ
46 EGR流路
50 水素インジェクタ
60 ガソリンインジェクタ
70 ECU(Electronic Control Unit)
72 NOxセンサ
74 O2センサ
78 アクセルポジションセンサ
80 回転数センサ
82 水素流量計
84 水素圧センサ
86 ガソリン流量計
88 スロットルセンサ

Claims (6)

  1. ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の負荷状況に応じて前記内燃機関の運転方法を選択する運転方法選択手段と、
    ガソリンの供給量と水素の供給量を制御することで前記運転方法選択手段により選択された運転方法を実現する燃料供給制御手段とを備え、
    前記運転方法選択手段は、比較的低負荷域では、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法を選択し、比較的高負荷域では、ガソリン供給量の増量と水素供給量の減量により前記第1の運転方法よりもリッチ化された空燃比で運転を行う第2の運転方法を選択し、
    前記運転方法選択手段により前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、前記燃料供給制御手段は、ガソリンの供給量を徐々に増加させるとともに水素の供給量を徐々に減少させていくことを特徴とする水素添加内燃機関の制御装置。
  2. 前記運転方法選択手段は、スロットルがほぼ全開の状態で前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択を切り替えることを特徴とする請求項1記載の水素添加内燃機関の制御装置。
  3. 前記運転方法選択手段は、前記内燃機関の負荷状況が現在の機関回転数における最大負荷のときには、前記第2の運転方法としてガソリンのみを燃料とするストイキでの運転を選択することを特徴とする請求項1又は2記載の水素添加内燃機関の制御装置。
  4. ガソリンと水素を燃料として運転可能な水素添加内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の負荷状況に応じて前記内燃機関の運転方法を選択する運転方法選択手段と、
    ガソリンの供給量と水素の供給量を制御することで前記運転方法選択手段により選択された運転方法を実現する燃料供給制御手段と、
    要求負荷と前記運転方法選択手段により選択された運転方法に応じてスロットルの開度を制御するスロットル制御手段とを備え、
    前記運転方法選択手段は、比較的低負荷域では、ガソリンに水素を添加することによってリーンバーン運転を行う第1の運転方法を選択し、比較的高負荷域では、ガソリンのみを燃料としてストイキで運転を行う第2の運転方法を選択し、
    前記運転方法選択手段により前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、前記スロットル制御手段は、前記スロットルの開度を前記第1の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度から前記第2の運転方法のもとでの要求負荷に応じた開度まで徐々に減少させ、前記燃料供給制御手段は、ガソリンの供給量を徐々に増加させるとともに水素の供給量を徐々に減少させていくことを特徴とする水素添加内燃機関の制御装置。
  5. 前記内燃機関に供給される水素の圧力を検出する圧力センサをさらに備え、
    前記燃料供給制御手段は、水素の供給期間と圧力から実際に供給された水素量を算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の水素添加内燃機関の制御装置。
  6. 前記内燃機関のEGR量を制御するEGR制御手段をさらに備え、
    前記EGR制御手段は、前記第1の運転方法から前記第2の運転方法に運転方法の選択が切り替えられたときには、少なくとも運転方法の切り替えが完了するまでの間、EGR量を増大させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の水素添加内燃機関の制御装置。
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