JP2006112168A - 開き窓の開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サムターン部材の切り換え操作により、駆動アーム(障子)を半開状態又は全開状態まで開くことができること。
【解決手段】 ハンドル15によって駆動される動力伝達手段17を有すると共に、固定軸24を介して駆動アーム21の板状基部22を軸支する取付け箱11と、この取付け箱に前記駆動アームの回転範囲を半開位置又は全開位置に切換えできるように設けられたサムターン部材31とを備え、動力伝達手段に噛合するギヤー部26を有する板状基部に被係合部29を形成し、この被係合部と常に係合する第1係合部42及び前記サムターン部材を全開位置に切換えると該サムターン部材の弧状案内部35aに案内され得る第2係合部43を有すると共に、固定軸に係合する非円真の軸孔44を介して駆動アームと共に回転する可動係合板41を、前記基部の一側面に添設状態に設けたこと。
【選択図】 図13
Description
本発明は、建具の一例である開き窓の開閉装置に関する。
特許文献1には開き窓の開閉装置の一例が開示されている。この開き窓の開閉装置は、基本的には、固定部材(窓枠)の内側に固定的に設けられかつ動力伝達部材を備えた取付け箱(ブラケット)と、該取付け箱内に設けられかつ板状基部に前記動力伝達部材に噛合するギヤー部を有する駆動アームと、この駆動アームを回転させるために前記取付け箱に装着されたハンドルとから成り、前記板状基部の上面には複数個のロック用ピンを設け、一方、取付け箱には、前記ロック用ピンと係合可能なストッパーが設けられている。
この開き窓の開閉装置は、複数個のロック用ピンとストッパーとの係合位置を変えると、ロックされる障子の開放状態を調節することができる旨が記載されている点で優れている。
しかしながら、例えば第2図のストッパーを良く見ると、取付け箱(ブラケット)の外壁面に当接するフランジ部分が一つなので、障子をどのようにして全開位置又は半開位置に切換えるのか全く不明瞭である。
実用新案登録公報第2535044号
本発明の第1の目的は、サムターン部材の切り換え操作により、駆動アーム(障子)を半開状態又は全開状態まで開くことができること。第2の目的は切り換え操作が簡単であること。第3の目的は、各部材を合理的に組み合わせて部品点数を少なくすること。
本発明の開き窓の開閉装置は、ハンドル15によって駆動される動力伝達手段17を有すると共に、固定軸24を介して駆動アーム21の板状基部22を軸支する取付け箱11と、この取付け箱に前記駆動アームの回転範囲を半開位置又は全開位置に切換えできるように設けられたサムターン部材31とを備え、前記動力伝達手段に噛合するギヤー部26を有する板状基部に被係合部29を形成し、この被係合部と常に係合する第1係合部42及び前記サムターン部材を全開位置に切換えると該サムターン部材の弧状案内部35aに案内され得る第2係合部43を有すると共に、前記固定軸に係合する非円真の軸孔44を介して駆動アームと共に回転する可動係合板41を、前記基部の一側面に添設状態に設けたことを特徴とする。
上記構成に於いて、サムターン部材31のサムターン摘み33を半開位置に切り換えた場合に、可動係合板41の第2係合部43と取付け箱11側のストッパー45の係止面45aとの間には、駆動アーム21を半開位置まで回転するのを許容する若干の間隙46が設定されていることを特徴とする。また、サムターン部材31のサムターン摘み33を全開の方に切り換えると、サムターン部材31の指先状誘導部36が可動係合板41の第2係合部43を押し付け、第2係合部43が案内板32の弧状案内部35aに入り込むことが可能な状態になることを特徴とする。
ここで、「半開位置」の用語は、障子の全開位置を基準にした場合に於いて、障子が中途の状態で停止することを意味する。
(1)サムターン部材を半開位置か又は全開位置かのいずれかに切換えた上で取付け箱に設けたハンドルを操作すると、動力伝達手段を介して駆動アームを半開状態又は全開状態まで回転する。
(2)取付け箱にサムターン部材を設けたから、半開状態にするか、それとも全開状態にするかの選択行為が極めて簡単である。
(3)取付け箱の固定軸に軸支された駆動アームと共に回転することができるように可動係合板をその非円真の軸孔を介して固定軸に設け、また、可動係合板に駆動アームの基部に係合する第1係合部と共に、サムターン部材の弧状案内部に案内される第2係合部を設けたので、部材の組み合わせが合理的であり、その結果、部品点数を少なくすることができる。
(2)取付け箱にサムターン部材を設けたから、半開状態にするか、それとも全開状態にするかの選択行為が極めて簡単である。
(3)取付け箱の固定軸に軸支された駆動アームと共に回転することができるように可動係合板をその非円真の軸孔を介して固定軸に設け、また、可動係合板に駆動アームの基部に係合する第1係合部と共に、サムターン部材の弧状案内部に案内される第2係合部を設けたので、部材の組み合わせが合理的であり、その結果、部品点数を少なくすることができる。
以下、図1乃至図14に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1に於いて、1は窓開口部に嵌装固定されたサッシ型窓枠で、窓枠1は上下の横枠1Aと左右の竪枠1Bが枠組となっている。3は窓枠1の室外側に開閉可能に配設された障子で、障子3は上下の横框3Aと左右の竪框3Bとが枠組されると共に、これらの間に硝子板が嵌装されている(なお、障子3の他端部,他方の竪框3B等は省略)。
図1に於いて、1は窓開口部に嵌装固定されたサッシ型窓枠で、窓枠1は上下の横枠1Aと左右の竪枠1Bが枠組となっている。3は窓枠1の室外側に開閉可能に配設された障子で、障子3は上下の横框3Aと左右の竪框3Bとが枠組されると共に、これらの間に硝子板が嵌装されている(なお、障子3の他端部,他方の竪框3B等は省略)。
開き窓の室内側、例えば前記横枠1Aの内側には、取付け箱11を主とするハンドル操作型の開閉装置Xが取り付けられている。この開閉装置Xには、後述する駆動アーム21の外端部に枢着される連結リンク5,該連結リンク5と連動するように一端部が前記横枠1A側に固定的に設けられた取り付けベース板6に軸支された揺動リンク7,その他の障子開閉用の連結リンク等が適宜に設けられているが、開閉装置X以外の建具や該建具に関する窓開閉用のリンク部材は、本発明を実施(製造・販売等)するための構成要件ではないので、その他の障子3の開閉に必要な部材については、図示及びその説明を割愛する。
(2)取付け箱11の取り付け箇所
さて、本発明の開き窓の開閉装置Xの取付け箱11の取り付け箇所について説明する。11は支持部材の機能を有する横型設置の取付け箱で、該取付け箱11は複数本の固着手段12を介して固定部材(例えば窓枠1)に室内側に突出するように固定される。したがって、符号13は室内側、一方、符号14は室外側であり、障子3は縦軸8を支点にして室外側14に開閉可能である。
さて、本発明の開き窓の開閉装置Xの取付け箱11の取り付け箇所について説明する。11は支持部材の機能を有する横型設置の取付け箱で、該取付け箱11は複数本の固着手段12を介して固定部材(例えば窓枠1)に室内側に突出するように固定される。したがって、符号13は室内側、一方、符号14は室外側であり、障子3は縦軸8を支点にして室外側14に開閉可能である。
(3)ハンドル15と動力伝達手段17
図1と図2を参照にして開閉装置Xのハンドル15と動力伝達手段17を説明する。ハンドル15は取付け箱11の上壁11aから室内側へと延びている。ここで、図2を基準にしてハンドル15の構成を説明すると、ハンドル15は、取付け箱11の上壁11aに形成された取り付け部16に回転自在に設けられた「へ」の字型のハンドル本体15aと、このハンドル本体15aの端部に回転自在に設けられた摘み15bとから成り、前記摘み15bを手に持って回転すると、該回転力は、図3の仮想線で示す動力伝達手段17に伝わる。動力伝達手段17は、例えば取付け箱11内に設けられた軸受け板18に回転自在に支承され伝動歯車である。
図1と図2を参照にして開閉装置Xのハンドル15と動力伝達手段17を説明する。ハンドル15は取付け箱11の上壁11aから室内側へと延びている。ここで、図2を基準にしてハンドル15の構成を説明すると、ハンドル15は、取付け箱11の上壁11aに形成された取り付け部16に回転自在に設けられた「へ」の字型のハンドル本体15aと、このハンドル本体15aの端部に回転自在に設けられた摘み15bとから成り、前記摘み15bを手に持って回転すると、該回転力は、図3の仮想線で示す動力伝達手段17に伝わる。動力伝達手段17は、例えば取付け箱11内に設けられた軸受け板18に回転自在に支承され伝動歯車である。
(4)駆動アーム21
駆動アーム21は、板状の基部22と、該基部22から半径外方向に曲線を描いた状態で延びたアーム部23とから構成され、前記基部22に固定軸24用の軸孔25が形成されている。駆動アーム21は取付け箱11の略中央部に垂設された前記固定軸24にその基部22が軸孔25を介して所定量回転(揺動)可能に軸支されている。
駆動アーム21は、板状の基部22と、該基部22から半径外方向に曲線を描いた状態で延びたアーム部23とから構成され、前記基部22に固定軸24用の軸孔25が形成されている。駆動アーム21は取付け箱11の略中央部に垂設された前記固定軸24にその基部22が軸孔25を介して所定量回転(揺動)可能に軸支されている。
ここで、図4を参照にして駆動アーム21の構成を説明する。26は基部22に形成されたギヤー部で、このギヤー部26は軸孔25を同心円として半円弧状に外周部分に形成されている。このギヤー部26は、図3で示すように動力伝達手段17に噛合している。
したがって、駆動アーム21は、ハンドル15を回転操作すると、伝動歯車17に噛合するギヤー部26及び取付け箱11に支持された垂直固定軸24を介して所定角度の範囲内で水平方向に開閉可能である(本実施例では、サムターン部材31の切り換え操作により、半開位置、閉鎖位置)。それ故に、障子3は、駆動アーム21の回転(揺動)により、開閉リンク機構を介して全開位置又は半開位置に開くことができる。
ところで、本実施例の基部22は非円盤状に形成され、その形態は、弧状のギヤー部26と、該ギヤー部26の一端部から角度方向に連設する山形状(一つの稜線状)部分27と、該山形状部分27とギヤー部26の他端部との間に存在するアーム部23の根元部分(連設部分)23aとから成る。また、アーム部23の外端部23bには、連結リンク5用の枢支孔28が形成されている。
しかして、基部22の軸孔25と根元部分(連設部分)23aの間の適宜部位には、小孔,小溝等の被係合部29が形成されている。本実施例では、被係合部29は軸孔25付近に形成された小孔であり、該小孔29には、後述の可動係合板の第1係合部(小突起)が摺接可能に係合する。
(5)サムターン部材31
図5乃至図8を参照にしてサムターン部材31の構成を説明する。サムターン部材31は、図5で示すように取付け箱11の上壁11aの一端部寄りの部位に、駆動アーム21を全開位置又は半開位置に切換えできるように設けられている。ここで、「半開位置」とは、障子の全開位置を基準にした場合に於いて、障子が中途の状態で停止することを意味する。したがって、障子3が駆動アーム21を介して全開角度の半分の位置まで開いた場合のみならず、全開角度の半分以下、又は全開角度の半分以上も含まれる。要は、当業者や一般の需要者の経験則内で判断される半開位置である(半開位置は幅がある)。
図5乃至図8を参照にしてサムターン部材31の構成を説明する。サムターン部材31は、図5で示すように取付け箱11の上壁11aの一端部寄りの部位に、駆動アーム21を全開位置又は半開位置に切換えできるように設けられている。ここで、「半開位置」とは、障子の全開位置を基準にした場合に於いて、障子が中途の状態で停止することを意味する。したがって、障子3が駆動アーム21を介して全開角度の半分の位置まで開いた場合のみならず、全開角度の半分以下、又は全開角度の半分以上も含まれる。要は、当業者や一般の需要者の経験則内で判断される半開位置である(半開位置は幅がある)。
さて、図5は取付け箱11の上壁11aの一部分を示したものであるが、該上壁11aには、少なくとも全開を示す識別標識(文字、記号、色彩など)aと半開を示す識別標識(文字、記号、色彩など)bがそれぞれ併設状態に付されている。
本実施例のサムターン部材31は、取付け箱11内の可動係合板の第2係合部の受け入れを許容する、又は許容しないように取付け箱11内に切り換え可能に設けられた案内板32(図6)と、この案内板32と結合し、かつ、取付け箱11の外壁面11aから突出するサムターン摘み33(図8)とから構成されている。サムターン摘み33は、例えば取付け箱11の一壁面としての上壁11aから突出する。そして、サムターン摘み33は、望ましくは取付け箱11の外側から該案内板32に差込み自在に結合する。
図6は扇型の案内板32の平面図である。この図6を基準にすると、34は要の部分に位置する筒状の嵌合部分である。この嵌合部分34の構成は任意に設計変更することが可能であるが、例えば図7で示すようにその嵌合孔の内壁面に係合溝34aを有している。また35は嵌合部分34を基準にして扇型に広がる案内部分で、この案内部分35には、外方向の弧状案内部(弧状の溝、弧状の切欠など)35aが形成されている。本実施例の弧状案内部35aは、断面凹所状の溝が採用されている(図7参照)。サムターン部材31のサムターン摘み33を識別標識aの方に切り換えると、サムターン部材の弧状案内部35aに可動係合板41の第2係合部43が入り込むことが可能となる。
さらに、36は案内部分35の一側から外方向に連設して突出するフック状の誘導部で、該誘導部36が第2係合部43に対面すると、可動係合板41は第2係合部43を介して誘導部36に案内される。
一方、図8は差込み型のサムターン摘み33である。本実施例では、摘み部分33aと、この摘み部分33aの下端から突出する軸部分33bとから成り、前記軸部分33bの外周壁には、前述した案内板32の嵌合部分34の係合溝34aに係合する突起部33cが形成されている。したがって、本実施例のサムターン摘み33は取付け箱11の外側から該案内板31の嵌合部分34に差込み自在に結合する。
(6)可動係合板41
可動係合板41は、駆動アーム21の被係合部29と常に係合する第1係合部42及びサムターン部材31を全開位置aに切換えると該サムターン部材31の弧状案内部35aに案内される第2係合部43を有する。そして、本実施例の可動係合板41は、取付け箱11の固定軸24に係合する非円真の軸孔44を介して駆動アーム21と共に回転するように駆動アーム21の基部22の一側面に添設状態に設けられている。
可動係合板41は、駆動アーム21の被係合部29と常に係合する第1係合部42及びサムターン部材31を全開位置aに切換えると該サムターン部材31の弧状案内部35aに案内される第2係合部43を有する。そして、本実施例の可動係合板41は、取付け箱11の固定軸24に係合する非円真の軸孔44を介して駆動アーム21と共に回転するように駆動アーム21の基部22の一側面に添設状態に設けられている。
図9及び図10を参照にして環状の可動係合板41を説明する。可動係合板41の環状部分41aの一部は、例えば非円真の軸孔44を介して上位の基部22と下位の案内部分35にサンドイッチ状に介在している。
したがって、環状部分41aの一側上面に形成された小突起状の第1係合部42は、駆動アーム21の小孔状の被係合部29に摺接自在に常に係合している。
一方、環状部分41aの適宜部位から外方向に小突起状に突出する部分の一側下面には、サムターン摘み32を「識別標識b」に切り換えた場合に取付け箱11の内部に設けた平面鉤状のストッパー46に係止され(受け止められ)、一方、前記サムターン摘み32を「識別標識a」に切り換えた場合に前述した案内板31の誘導部36乃至弧状案内部35aに案内され得る小突起状の第2係合部43が形成されている。
(7)閉鎖位置から半開位置へ
図3は駆動アーム21が閉鎖位置(障子3が閉じている位置)に於いて、図5で示すようにサムターン部材31のサムターン摘み33を半開の識別標識bの方向(矢印A)へ切り換えた場合の状態を示す。この場合サムターン部材31の案内板32の指先状誘導部36は、係合板41の第2係合部43から離れる。このために案内板32の弧状案内部35aの入り口には、障害物になるように取付け箱11側のストッパー45が位置する。
図3は駆動アーム21が閉鎖位置(障子3が閉じている位置)に於いて、図5で示すようにサムターン部材31のサムターン摘み33を半開の識別標識bの方向(矢印A)へ切り換えた場合の状態を示す。この場合サムターン部材31の案内板32の指先状誘導部36は、係合板41の第2係合部43から離れる。このために案内板32の弧状案内部35aの入り口には、障害物になるように取付け箱11側のストッパー45が位置する。
本実施例では、サムターン摘み33を半開の識別標識bに切り換えた場合に於いて、駆動アーム21がサムターン摘み33によって完全にロックされる訳ではなく(ロックは取付け箱内の動力伝達機構がその役割を果たす)、可動係合板41の第2係合部43とフック状ストッパー45の係止面(受け止め面)45aとの間には、若干の間隙46が設定されている。この若干の間隙46が存在するために、ハンドル15を操作すると、駆動アーム21は半開位置まで回転可能である。
すなわち、ハンドル15を操作すると、駆動アーム21は動力伝達手段17を介して可動係合板41の第2係合部43が取付け箱11のストッパー45の係止面45aに当接する所まで回転可能である(図11参照)。
(8)閉鎖位置から全開位置へ
図13は駆動アーム21が閉鎖位置(障子3が閉じている位置)に於いて、図12で示すようにサムターン部材31のサムターン摘み33を全開の識別標識aの方向(矢印B)へ切り換えた場合の状態を示す。
図13は駆動アーム21が閉鎖位置(障子3が閉じている位置)に於いて、図12で示すようにサムターン部材31のサムターン摘み33を全開の識別標識aの方向(矢印B)へ切り換えた場合の状態を示す。
ところで、可動係合板41の軸孔44は、例えば楕円形状の長孔であること並びにサムターン部材31の案内板32が指先状誘導部36を有することから、図12で示すようにサムターン摘み33を全開の識別標識bの方に切り換えることも可能である。
すなわち、「駆動アーム21(障子3)を全開状態に変換したい場合」には、サムターン摘み33を全開の識別標識bの方に切り換えると、指先状誘導部36が可動係合板41の第2係合部43を押し付け、第2係合部43が案内板32の弧状案内部35aに入り込むことが可能な状態になる。この場合取付け箱11の外壁面から突出するサムターン摘み32を切り換え操作するだけで、障子3を全開へと開くことが可能となる。
そこで、ハンドル15を操作すると、駆動アーム21の被係合部29と第1係合部42を介して係合関係にある可動係合板41は、サムターン部材31の弧状案内部35aに案内されながらハンドル15と共に回転し、可動係合板41の第2係合部43が弧状案内部35aの所定の奥まで入り込んだ所で停止する。この時、サムターン部材31の案内板32は取付け箱11の内壁面に当接する(図14,全開状態)。この時、サムターン摘み33の操作は不可である。なお、障子3を閉める場合には、ハンドル15を操作する必要がある。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、可動係合板41の環状部分41aの一部は、非円真の軸孔44を介して上位の駆動アーム21の基部22と下位のサムターン部材31の案内部分35にサンドイッチ状に介在しているが、サムターン部材31の案内部分35の弧状案内部が下向きの場合には、サムターン部材31の案内部分35の下面側にその第2係合部43が係脱可能になるように可動係合板41を配設しても良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図14は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
実施の環境を示す平面側から見た概略説明図。
ハンドルの説明図。
取付け箱に設けられた主要な部材を示す平面側から見た概略説明図(駆動アームは閉鎖状態の位置、サムターン部材は半開位置)。
駆動アームの平面側から見た説明図。
サムターン部材のサムターン摘みが半開位置の場合の説明図。
サムターン部材を構成する案内板の平面側から見た説明図。
案内板の概略断面説明図。
サムターン部材を構成するサムターン摘みの説明図。
可動係合板の平面側から見た説明図。
可動係合板の側面側から見た説明図。
図3の状態に於いて、ハンドルを操作し、駆動アームが半開状態になった場合における平面側から見た説明図。
サムターン部材のサムターン摘みが全開位置の場合の説明図。
取付け箱に設けられた主要な部材を示す平面側から見た概略説明図(駆動アームは閉鎖状態の位置、サムターン部材は全開位置)。
図13の状態に於いて、ハンドルを操作し、駆動アームが全開状態になった場合における平面側から見た説明図。
X…開き窓の開閉装置、1…窓枠、3…障子、5…連結リンク、11…取付け箱、15…ハンドル、17…動力伝達手段、21…駆動アーム、22…基部、23…アーム部、24…固定軸、25…基部の軸孔、26…ギヤー部、29…被係合部、31…サムターン部材、32…案内板、33…サムターン摘み、35…案内部分、35a…弧状案内部、36…指先状誘導部、41…可動係合板、42…第1係合部、43…第2係合部、44…非真円の軸孔、45…ストッパー、45a…係止面、46…若干の間隙。
Claims (4)
- ハンドル15によって駆動される動力伝達手段17を有すると共に、固定軸24を介して駆動アーム21の板状基部22を軸支する取付け箱11と、この取付け箱に前記駆動アームの回転範囲を半開位置又は全開位置に切換えできるように設けられたサムターン部材31とを備え、前記動力伝達手段に噛合するギヤー部26を有する板状基部に被係合部29を形成し、この被係合部と常に係合する第1係合部42及び前記サムターン部材を全開位置に切換えると該サムターン部材の弧状案内部35aに案内され得る第2係合部43を有すると共に、前記固定軸に係合する非円真の軸孔44を介して駆動アームと共に回転する可動係合板41を、前記基部の一側面に添設状態に設けた開き窓の開閉装置。
- 請求項1に於いて、サムターン部材31のサムターン摘み33を半開位置に切り換えた場合に、可動係合板41の第2係合部43と取付け箱11側のストッパー45の係止面45aとの間には、駆動アーム21を半開位置まで回転するのを許容する若干の間隙46が設定されていることを特徴とする開き窓の開閉装置。
- 請求項1に於いて、サムターン部材31のサムターン摘み33を全開の方に切り換えると、サムターン部材31の指先状誘導部36が可動係合板41の第2係合部43を押し付け、第2係合部43が案内板32の弧状案内部35aに入り込むことが可能な状態になることを特徴とする開き窓の開閉装置。
- 請求項1に於いて、サムターン部材31のサムターン摘み33は、取付け箱11の上壁から突出していることを特徴とする開き窓の開閉装置。
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2004
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