JP2011149161A - 駆動装置、開閉装置、及び該開閉装置を備える開口部装置 - Google Patents

駆動装置、開閉装置、及び該開閉装置を備える開口部装置 Download PDF

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Abstract

【課題】防犯性を向上可能としつつ、外観をよりシンプルとすることができる開閉装置、及び該開閉装置を具備することにより防犯性が向上され、またシンプルな外観を有する開口部装置を提供する。
【解決手段】枠体11を構成する枠材のいずれかの該枠材に配置され、枠体により区画される枠内に具備される障子20の一端を押し出し、及び引き寄せる開閉装置30であって、操作者の操作の用に供される操作部材70と、操作部材の操作により作動する駆動装置31と、駆動装置と障子とを連結する少なくとも1つのアーム75と、を有し、駆動装置には、駆動装置の動作を制限する手段である開閉制限手段60が具備されており、開閉制限手段は、操作者の選択により、少なくとも3つの姿勢に動作範囲が制限されることが可能であるものとする。
【選択図】図15

Description

本発明は、障子を開閉させるための開閉装置、該開閉装置を備える開口部装置、及び開閉装置に備えられる駆動装置に関する。
建物開口部に備えられるサッシ窓のような開口部装置には、多種多様なものがあるが、その中に、障子が滑り出し式に開閉する開口部装置がある(以下、単に「開口部装置」と記載することがある。)。このような開口部装置には、障子を滑り出し式に開閉するための機構が備えられており、その機構は、組み合わされるアームの態様によりいくつかの種類があるが、概ね次のように構成されている。すなわち、障子の一端側が室外側に突き出されて開放されるとともに、これと反対側の他端側は回動しつつ、さらに該回動の軸が枠に沿って移動する。従って、障子を突き出した一端側が開放されるだけでなく、回動した他端側も開放させることができる。これにより、換気の効率が向上したり、障子の室外側面の清掃を容易にしたりすることが可能となる。
通常、このような開口部装置には、上記したような障子を滑り出し式に開閉させる機構の他、障子の一端側を押し出し、及び引き寄せるために操作者が操作するための開閉装置が備えられている。特許文献1には、従来の開閉装置(窓開閉装置)が開示されている。特許文献1に記載の開閉装置では、操作ハンドル(把持部)を回転させることによりウォームホイールが回転し、これに備えられる回転アームが回転することにより最終的に障子を開閉することができる。
また、特許文献1には係止部材(20)が設けられ、これにより障子を半開(全開と全閉との間の所定位置で開放させること。以下同様。)の姿勢、又は全開の姿勢で保持することが可能とされている。
特開平11−223067号公報
近年では建物における防犯の必要性がこれまで以上に増し、開口部装置にも高い防犯性を具備することが求められている。特許文献1等のような、揺動して開閉する障子を有する開口部装置についても同様、さらなる防犯手段を具備することが好ましい状況にあった。
一方、防犯性と並行して、建物のデザインに対する嗜好の多様化にともない、よりシンプルな外観である開口部装置の需要が高まっていた。従って、上記の防犯手段を設けるに際しても、可能な限り外観に影響を与えないことが好ましい。
かかる観点から、特許文献1に表れているような従来の開閉装置では、これを開口部装置に設置した際に、窓枠の室内側見付面、又は窓枠の見込み面から大きく突出して配置され、該開閉装置自体についても外観に大きな影響を与えていた。
そこで本発明は、防犯性を向上可能としつつ、外観をよりシンプルとすることができる開閉装置、該開閉装置に備えられる駆動装置、及び開閉装置を具備することにより防犯性が向上され、またシンプルな外観を有する開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、建物開口部に沿って配置された枠体(11)を構成する枠材のいずれかの該枠材に配置されるとともに、枠体により区画される枠内に具備される障子(20)の一端を押し出し、及び引き寄せる開閉装置(30)であって、操作者の操作の用に供される操作部材(70)と、操作部材の操作により作動する駆動装置(31)と、駆動装置と障子とを連結する少なくとも1つのアーム(75)と、を有し、駆動装置には、駆動装置の動作を制限する手段である開閉制限手段(60)が具備されており、開閉制限手段は、操作者の選択により、少なくとも3つの姿勢に動作範囲が制限されることが可能である開閉装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉装置(30)において、駆動装置(31)は、操作部材(70)により回動させられるとともに、その外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車(36)と、第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に第一の歯車と噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車(43)と、枠材に配置された姿勢で見付方向を長手方向として配置され、該見付方向に直線的に移動可能に第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじ(50)と、棒状ねじに追随して移動し、アーム(75)の一端と連結される連結手段(55)と、を備え、開閉制限手段(60)は、棒状ねじの直線移動を禁止・許容することにより駆動装置(31)の動作を制限すること特徴とする。
請求項3に記載の発明は、建物開口部に沿って配置される枠体(11)と、枠体により区画された枠内に配置される障子(20)と、枠体を構成する枠材のいずれかに備えられる請求項1又は2に記載の開閉装置(30)と、を有し、開閉装置の駆動装置の動作が制限されることにより、障子の全閉の姿勢、全開の姿勢、及び全閉の姿勢と全開の姿勢との間である半開の姿勢に障子の開度を選択して制限可能とされる開口部装置である。
請求項4に記載の発明は、開口部装置(10)に備えられる開閉装置(30)に具備されるとともに、開口部装置の障子(20)を開閉させるアーム(75)を移動及び/又は回動させる駆動装置(31)であって、回動可能に設けられ、外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車(36)と、第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に第一の歯車に噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車(43)と、第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじ(50)と、棒状ねじの移動の軌道に侵入離脱することにより棒状ねじの直線移動を禁止・許容する開閉制限手段(60)と、を備える駆動装置である。
本発明によれば、障子の開度を選択する開閉制限手段に、障子が全閉の姿勢で保持され、開放が禁止されるものを含ませることが可能となる。従って、かかる姿勢では施錠がされているときと同様であり、防犯性を向上させることが可能となる。また、これは施錠のための新たな部材を追加することなく行われているので、簡易な構造であるとともに、外観に影響を与えることなく防犯性を向上させることができる。
第一実施形態にかかる開閉装置を備える開口部装置のうち、該開閉装置が備えられた下半分に注目した室内視斜視図である。 図1の開口部装置の垂直方向断面図である。 図1の開口部装置の水平方向断面図である。 下横枠の断面図である。 開閉装置の開放の姿勢を説明する図である。 開閉装置の閉鎖の姿勢を説明する図である。 開閉装置のうちの駆動装置の分解斜視図である。 駆動装置のうちの移動部の一部を拡大して示した図である。 連結ピンを拡大して示した斜視図である。 開閉制限手段のうちの被係止部材を示した図である。 駆動装置の伝達部の部材の組み合わせを説明する斜視図である。 ねじ歯車を説明する図である。 駆動装置の移動部の部材の組み合わせを説明する斜視図である。 駆動装置の移動部の部材の組み合わせを説明する他の斜視図である。 開閉制限手段について説明する図である。 駆動装置の動作を説明する図である。 障子の全開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。 障子の半開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。 第一アームの端部を拡大した図である。 第一アームの取り付けを説明した図である。 第二実施形態にかかる開閉装置のうち、開閉制限手段を説明する図である。 第二実施形態にかかる開閉装置において、障子の全開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。 第二実施形態にかかる開閉装置において、障子の半開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。 第三実施形態にかかる開閉装置のうち、開閉制限手段を説明する図である。 第三実施形態にかかる開閉装置において、障子の全開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。 第三実施形態にかかる開閉装置において、障子の半開が可能となる開閉制限手段の姿勢を説明する図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、第一実施形態にかかる開閉装置30を具備する滑り出し式開口部装置10(以下、「開口部装置10」と記載することがある。)の室内視斜視図であり、その下半分に注目して示した図である。図2は、開口部装置10の垂直方向断面図、図3は水平方向の断面図である。図2では、紙面左が室外側、紙面右が室内側である。一方、図3では、紙面上が室外側、紙面下が室内側である。以下図1〜図3、及び適宜示す図を参照しつつ、開閉装置30を含め、開口部装置10について説明する。
開口部装置10は、枠体11、該枠体11の枠内に設けられる障子20、枠体11と障子20とを連結するとともに、該障子20を滑り出し式に開閉可能とする滑り出し機構、及び障子20の一端側を押し引きして障子20を開閉する開閉装置30を備えている。
枠体11は、所定の断面を有した長尺部材である、上横枠12、下横枠13、及び一対の縦枠14、15を枠組みして形成されている枠状の部材である。当該枠体11が建物開口部の縁に沿って建物に取り付けられることにより開口部装置10が建物に固定される。図2では、わかり易さのため、下横枠13の部分をハッチングして表している。また、図4には、下横枠13の断面図を抜き出して示した。図4(a)は、図3に表わされた断面と同じものを抜き出したもので、後述する開閉装置30の駆動装置31が取り付けられる部位である。一方、図4(b)は、当該駆動装置31が取り付けられていない部位である。
図4(a)からわかるように、下横枠13は、駆動装置31が配置される部位において、上方に開口部を有するコ字状の駆動装置挿入部13aを備えている。さらに、該駆動装置挿入部13aの下には片により囲まれて略中空矩形に形成された矩形部13bを具備している。ここで駆動装置挿入部13aの底部を形成する片と矩形部13bの天井部を形成する片は共通である。ただし、図4(a)からわかるように、駆動装置31が備えられる部位では該駆動装置31の一部、及び連結アーム群75の一部が貫通できるように開口部13e、13fが設けられている。
さらに、矩形部13bの室外側下隅からは室外側に延在する片13cが設けられ、その室外側先端には矩形部13dが形成されている。
一方、図4(b)で示した断面部分、すなわち駆動装置31が配置されない部位では、上記した駆動装置挿入部13aのコ字状の開口が片により閉鎖され、矩形部13gとされている。
図1〜図3に戻り、開口部装置10について説明を続ける。障子20は、上框21、下框22、縦框23、24を方形に枠組みし、その区画内に複層ガラスパネル25を装着して構成されている。本実施形態ではガラスパネル25は複層ガラスパネルである。ただし、これに限定されるものではなく、単層のガラスパネルであってもよい。本実施形態では、断熱性を向上させるという観点から好ましい例として複層ガラスパネルとした。
また、障子20では、ガラスパネル25の端部が上框21、下框22、縦框23、及び縦框24に差し込まれるとともに、接着剤により直接接着されている。すなわち、従来のようなグレージングチャンネルを介してガラスパネルが框に取り付けられる構成ではない。障子20のこのような構成により、框の見付方向、及び見込み方向の大きさを小さくすることが可能となる。すなわち、ガラスパネル面を大きくとれるので、採光面積を増やすことができる。さらに、障子20を閉鎖した姿勢で、框の全部を室内視で枠体に隠蔽することができ、シンプルな外観の開口部装置とすることが可能である。
ただし、これはグレージングチャンネルを用いるガラスパネルと框との取り付け構造を用いることを妨げるものではなく、このような従来の構造であってもよい。本実施形態では、上記したように、框の見付方向、及び見込み方向の大きさを小さくすることができ、後述する開閉装置30と相まってさらにシンプルな外観の開口部装置を提供することができるとの観点から、障子20を好ましい例として説明した。
上記した枠体11と障子20とは、不図示の滑り出し機構により連結されている。当該滑り出し機構は、通常の滑り出し窓に用いられる機構を適用することができる。例えば、横滑り出し開口部装置では、縦枠の内面側に該縦枠の長手方向に沿って配置され、上下方向にスライド可能に設けられたスライドバーと、2本の棒材である第一ステー、第二ステーと、を備える機構を挙げることができる。ここで、第一ステーはその一端がスライドバーの上端に回動可能に取り付けられ、他端は障子の端面に回動可能に取り付けられる。一方、第二ステーは第一ステーよりも長い棒材で、第一ステーよりも下方に配置されるとともに、その一端が縦枠に回動可能に取り付けられ、他端は障子の端面に回動可能に取り付けられる。
次に開閉装置30について説明する。図5には障子20の開放の姿勢において開閉装置30を上方から見た図を示した。図6には、障子20の閉鎖の姿勢において開閉装置30を上方から見た図を示した。図5、図6のいずれも、紙面上が室外側、紙面下が室内側である。また、見やすさのため、図5では障子20(ガラスパネル25)を破線で示し、図6ではこれらを省略している。
開閉装置30は、駆動装置31、操作部材70、及び連結アーム群75を備えている。
駆動装置31は、操作者による操作部材70の操作を連結アーム群75に伝達する装置で、当該伝達をする際に連結アーム群75が適切に作動するように力の方向の変換を行う装置である。図7には駆動装置31の分解斜視図を示した。駆動装置31は、伝達部32、移動部45、連結ピン55、及び開閉制限手段60を備えている。以下、各部について説明する。
伝達部32は、ケース33、第一はすば歯車36、フタ37、伝達軸38、保持部材41、及び第二はすば歯車43を備えている。
ケース33は、駆動装置31の構成部材の大部分を覆い、外郭を形成する箱状の部材である。そしてケース33の上面が開口部装置10の外観視で露出する。ケース33は、下方に開口した略箱状である箱体34と、該箱体34の上面から突出した中空の部位である操作部材連結部35とを備えている。操作部材連結部35は、その内側が中空とされ、一方側が開口されているとともに、箱体34の内側中空部に連通している。また、箱体34の上面で一方側の端部には、上面と箱体34内側中空部を通じる孔34aが設けられている。後述するように、当該孔34aに開閉制限手段60が取り付けられる。
第一はすば歯車36は、後述する第二はすば歯車43との関係でいわゆるねじ歯車を形成する第一の歯車である。第一はすば歯車36は、歯車の回転軸に沿って孔36aが設けられている。
フタ37は上記した操作部材連結部35の開口した部位を閉鎖する略円板状の部材で、その中央に貫通孔37aが設けられている。
伝達軸38は、操作部材70からの駆動力を第一はすば歯車36に伝達する軸状部材であり、軸方向に連続して形成された同軸である軸部39と係合部40とを備えている。係合部40は、操作部材70に係合することができる形状に形成されている。
保持部材41は、所定の間隔を有して、その面が対向するように並列された一対の平板状部材である保持板42、42を具備している。後述するように該保持板42、42間に第二はすば歯車43が回動可能に固定される。従って、保持板42、42には、第二はすば歯車43の回動軸43aが挿入される孔42a、42aが設けられている。
第二はすば歯車43は、上記した第一はすば歯車36との関係でいわゆるねじ歯車を形成する第二の歯車である。第二はすば歯車43には、その回動の軸に沿って回動軸43aが備えられている。さらに該回動軸43aには軸心に沿って雌ねじ孔43bが設けられ、該雌ねじ孔43bの内周面には雌ねじ溝が形成されている。
ここで、第一はすば歯車36と第二はすば歯車43とは、いわゆる「ねじ歯車」を形成していればよい。ねじ歯車とは、対となる複数の円筒、又は円柱歯車において、その軸線方向が平行でないように組み合わされた歯車である。これには、例えば2つのはすば歯車の組み合わせ、又は1つのはすば歯車と1つの平歯車との組み合わせを挙げることができる。従って、本実施形態では、いずれもはすば歯車である例を説明したが、いずれか一方が平歯車であってもよい。
次に、駆動装置31のうちの移動部45について説明する。移動部45は、レール部材46、46、棒状ねじ50、移動プレート51、及び摺動部材53、53、…を備えている。
レール部材46は、長尺の板状部材で、その長手方向両端部が、板面に対して略直交するように折り曲げられて形成された部材である。両端の折り曲げられた形状は一方と他方で異なっているものの、2つのレール部材46、46の両端部をそれぞれ異なる形状側と組み合わせて、互い違いに固定することにより、全体として矩形枠状が形成される。
また、レール部材46には、その長手方向に沿って、矩形枠状の内側に向けて凸となるように突出させた案内手段としてのレール47、47が設けられている。
本実施形態のレール47、47は、レール部材46をプレス加工することによりレール部材46の一部を突出させて形成している。このようにレール47、47を形成することにより、新たな部品、及びこれを取り付けるための部材を必要としない利点がある。また、レールがリブとして作用し、レール部材46、46自体の強度を上げることもできる。さらには、このようなプレス加工によって得られたレール面は滑らかであり、摺動性に優れるので、レールとして適切な摺動面を備えている。
ただし、レールを形成するに際しては、他の部材を用いることを妨げるものではなく、他の部材をここに取り付けることによってレールを形成してもよい。
棒状ねじ50は、直径が一定の丸棒の外周面に雄ねじが形成された棒状の部材である。その直径、及び雄ねじは上記した第二はすば歯車43の雌ねじ孔43bに螺合することができるものである。
雄ねじの形状は、特に限定されるものではないが、物体を直線的に移動させるためのねじ形状として適切な台形ねじや角ねじが好ましい。また、いわゆる条数も限定されるものではなく、操作部材の回転に対する移動の程度によって適宜設定することが可能である。
移動プレート51は、長尺の板状部材で、その長手方向両端部が、板面に対して略直交するように折り曲げられて形成された部材である。移動プレート51には、その厚さ方向に貫通する孔51aが設けられている。また、両端の折り曲げられた部分はその面が対向するように配置されており、上記棒状ねじ50の両端を保持する保持部52、52として機能する。図8に、図7のうち、一方の保持部52と、後述する摺動部材53の部分を拡大して示した。図8からわかるように、保持部52には、移動プレート51の幅方向の両側に被案内手段としての凹部52a、52aが形成されている。また、保持部52の上端には係止突起52bが設けられている。当該係止突起52bが開閉制限手段60に係止されることにより障子20の開閉が制限される。具体的には後で詳しく説明する。
摺動部材53は、被案内手段として機能し、図8からわかるように、略コ字状の板である2枚の摺動板53a、53aが所定の間隔で並列され、コ字状である内側を渡すように連結板53bが配置されて一体化されている。これにより連結板53bの一方側には、摺動板53a、53a、及び連結板53bに囲まれた凹部53cが形成されている。本実施形態ではこのような摺動部材が53が4つ備えられている。
摺動部材53の材質は特に限定されるものではないが、後述するように被案内手段としての摺動部材53がレール部材46の案内手段としてのレール47に沿って摺動する観点から、摺動性の高い樹脂等により形成されることが好ましい。
次に駆動装置31の連結ピン55について説明する。図9に連結ピン55の斜視図を示した。連結ピン55は、後述する連結アーム群75との連結手段として機能する部材で、全体として円柱状とされている。より詳しくは、円柱である連結部56、及び該連結部56から連続して配置される同軸で径が小さい円柱である嵌入部57を備えている。また、連結部56には、該連結部56の外周面の一部からその直径方向に2つの突起58、58が設けられている(図9には、一方の突起58のみが表れている。図20参照)。
次に開閉制限手段60について説明する。図7からわかるように、開閉制限手段60は、つまみ61、被係止部材62、及び軸68を備えている。図10には開閉制限手段60のうち、被係止部材62の斜視図(図10(a))を示した。また、図10(b)は、図10(a)に矢印Xbで示した方向(下方)から見た図(底面図に相当)、図10(c)は図10(a)に矢印Xcで示した方向(側面)から見た図である(側面図に相当)。図7及び図10を参照しつつ開閉制限手段60について説明する。
つまみ61は、円柱状の部材であり、操作者がこれをつまんで操作(回動)させる部材である。
被係止部材62は、軸方向に連続して形成された同軸である円柱部63と被係止部64とを備えている。
円柱部63は、円柱状の部材であり、その軸線に沿って孔63aが設けられている。当該孔63aに軸68が通される。
被係止部64は、円柱部63と同軸で、該円柱部63の下端に設けられた直径Dの円柱状の部材であるが、さらに次のような特徴を備えている。すなわち、図10からわかるように、被係止部64には、その下面側に、外周面から直径方向に沿って、幅W、深さD、長さLの溝64aが設けられている。さらに、溝64aが設けられる外周部に対して円柱状の軸を挟んで反対側の外周部は、直径Dに対してLの大きさが切り欠かれた切り欠き部64bを具備している。被係止部64の上記各部位の幅や深さ等の大きさは、後述する障子20の移動、回動を制限するための他の部位との関係が成立するものであればよい。
軸68は、つまみ61と被係止部材62とを同軸に連結する軸部材である。
以上のような駆動装置31の各構成部材は、次のように組み合わせられて駆動装置31とされている。図11〜図15に説明図を示した。
図7及び図11からわかるように、伝達部32のケース33の操作部材連結部35の筒状である内側に第一はすば歯車36が配置され、操作部材連結部35の開口部はフタ37により閉鎖されている。ここで、伝達軸38の軸部39は、フタ37の孔37aを貫通し、第一はすば歯車36の孔36aに固定される。これにより、伝達軸38の回動により第一はすば歯車36が回動することができる。一方、伝達軸の係合部40は、フタ37の外に突出して配置される。
図7及び図12からわかるように、伝達部32のうち、第二はすば歯車43は、保持部材41の保持板42、42間に挟まれるように回転可能に取り付けられる。そして、このようにして組み合わされた第二はすば歯車43及び保持部材41はケース33の箱体34の内側に配置される。このとき、図12のように、第一はすば歯車36と第二はすば歯車43とがねじ歯車を形成するように組み合わせられる。これにより、第一はすば歯車36の回動により第二はすば歯車43が回動する。
このようにねじ歯車を組み合わせることにより、第一はすば歯車36の回動軸の水平方向に対する角度を所定の範囲内で自由に変更することが可能となる。詳しくは次の通りである。第一はすば歯車36と第二はすば歯車43とはその外周面同士が接していれば適切に力を伝達できるので、第一はすば歯車36の回転軸の角度、すなわち、最終的には操作部材60の取り付け角度の設計自由度を高めることができる。その際には他の部材を必要とすることはなく、単に第一はすば歯車と第二はすば歯車とのかみ合わせ位置を変更するだけでよい。
移動部45については、図7及び図13からわかるように、移動プレート51の保持部52、52間を渡すように棒状ねじ50が取り付けられている。このとき図13からわかるように、棒状ねじ50は、上記した第二はすば歯車43の雌ねじ孔43bに通され、棒状ねじ50と第二はすば歯車43とは螺合されている。従って、第二はすば歯車43の回動により、棒状ねじ50がその軸方向に直線的に移動することが可能となる。そして当該棒状ねじ50を保持している移動プレート51もこれに追随して移動することが可能である。
また図8及び図13からわかるように、4つの摺動部材53、53、…は、移動プレート51の保持部52に具備された凹部52aに固定されている。摺動部材53の保持部52への取り付けは、該摺動部材53の凹部53c(図8参照)を保持部52に差し込むようにしておこなう。従って、摺動部材53の摺動板53a、53aのコ字状の開口が保持部52とは反対側に向くように固定される。これにより後述するように、当該コ字状の内側にレール部材46のレール47を配置することができる。
また、図13からわかるように、移動プレート51は、棒状ねじ50、第一はすば歯車36、及び第二はすば歯車43の下面側を覆うように配置される。これにより、駆動装置31の主要な機構を塵埃等から保護することができる。
移動部45のレール部材46、46は、図7及び図14からわかるように、折り曲げられた長手方向両端部を互い違いに固定することにより、全体として矩形枠状が形成される。このとき、レール47、47、…の突出面が、当該枠の内側に突出して対向するように配置される。そして、矩形枠状の内側には、保持部材41、第二はすば歯車43、移動プレート51、及び摺動部材53が含まれる。その際には保持部材41がレール部材46、46の内面に固定され、これにより保持部材41及び第二はすば歯車43の位置が固定される。また、摺動部材53、53、…は、レール部材46のレール47、47、…のそれぞれに嵌め込まれ、移動プレート51及び棒状ねじ50の移動を案内する。
ここで、レール47、47、…が嵌め込まれるのは、上記したように摺動部材53、53、…であるが、図8によく表れているように、移動プレート51の保持部52に設けられた凹部52a、52a、…内にもレール47、47、…の凸である頂部が含まれる態様が好ましい。これにより例えば火災等により摺動部材53、53、…が消失しても、レール47、47、…が当該凹部52a、52a、…内に含まれ、移動プレート51を適切に案内することができる。
そして、図13からわかるように、連結ピン55は、その嵌入部57(図9参照)が移動プレート51の孔51a(図7参照)に嵌入される。その際、連結ピン55の連結部56は、棒状ねじ50が配置される側とは反対側に突出するように配置される。
開閉制限手段60は、次のように配置される。図15に説明する図を示した。図15は、組み立てられた駆動装置31を正面(開口部装置に取り付けられる姿勢で室内側正面)から見た図で、見やすさのため一部の部材を透視し、また、一部の部材を省略している。図15(a)は駆動装置31の全体図である。図15(b)は、図15(a)にXVcで示した部分をXVbで示した方向(上面)から見た図、図15(c)はXVcの部分を拡大した図である。
図7、図15からわかるように、開閉制限手段60は、箱体34の孔34aを挟んで、該箱体34の上面の上方につまみ61、箱体34の内側に被係止部材62が配置され、これが軸68により連結されている。従って、開閉制限手段60は、図15(b)にAで示したように、つまみ61を回動させることにより、これに追随させて被係止部材62を回動させることができる。
また、このとき、図15(a)、図15(c)に表れているように、移動プレート51は、該移動プレート51に備えられる一対の保持部52、52の間に被係止部材62が配置されるように位置づけられる。
以上のように組み合わされた駆動装置31によれば、連結ピン55を次のように直線的に移動させることができる。図16に説明のための図を示した。図16(a)に示した姿勢から、伝達軸38の係合部40を回転させると、第一はすば歯車36が回転し、第二はすば歯車43が回転する。これにより第二はすば歯車43に螺合した棒状ねじ50が移動する。第二はすば歯車43は、レール部材46、46に固定されており、移動することができないので、棒状ねじ50が直線的に移動することになる。従って、移動プレート51を介して棒状ねじ50に取り付けられた連結ピン55が図16(b)に示したように直線的に移動する。
開閉制限手段60により、上記連結ピン55の移動が次のように制限される。先に示した図15、及び新たに示す図17、図18を参照しつつ説明する。図17、図18の各(a)、(b)は、それぞれ移動制限手段60を回動させた姿勢における図15(b)、図15(c)に相当する図である。
第一に、図15に示したように、開閉制限手段60の被係止部材62に具備される被係止部64の直径D(図10参照)となる部位を移動プレート51が移動する方向に一致するように配置する。このときには、図15(c)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、開閉制限手段60の被係止部64の外周面に引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図15の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。
第二に、図17に示したように、開閉制限手段60のつまみ61を回転させ、開閉制限手段60の被係止部材62に具備される被係止部64の溝64aを、移動プレート51の保持部52側(2つの保持部52、52のうち、間に第二はすば歯車43を含まない方の保持部52)に向けるように配置する。このときには、図17(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、溝64a内を移動し、その端部まで移動可能とされるとともに、該端部で開閉制限手段60に引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図17(b)の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。ただし、この場合には、図15で示したときよりも溝64aの長さL(図10参照)の分、多く移動が許容される。
第三に、図18に示したように、開閉制限手段60のつまみ61を回転させ、開閉制限手段60の被係止部材62に備えられる被係止部64の切り欠き部64bを移動プレート51の保持部52側(2つの保持部52、52のうち、間に第二はすば歯車43を含まない方の保持部52)に向けるように配置する。このときには、図18(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)は、切り欠き部64bの側面まで移動可能とされるとともに、該側面で開閉制限手段60に引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図18(b)の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。この場合には図15で示したときよりも切り欠きの深さL(図10参照)の分、多く移動が許容される。
ここで、上記溝64aの長さLと切り欠きの長さLとを異なるものとすれば、移動プレート51の移動を異なる2つの大きさに制限することが可能である。本実施形態では、L>Lとした。
以上のように、開閉制限手段60により1つのつまみ61で移動プレート51、すなわち連結ピン55の移動可能範囲を3つ(全閉、全開、半開)設定することができる。
図1〜6に戻って開閉装置30について説明を続ける。操作部材70は、駆動装置31に備えられる伝達軸38の係合部40(図7参照)に係合され、該係合部40を回動させるためのハンドル状の部材である。従って、操作者は操作部材70を回転させて伝達軸38を回転させ、駆動装置31を作動させ、障子20の開閉をおこなうことができる。障子20の開閉については後で説明する。
連結アーム群75は、図5、図6からわかるように、第一アーム76、第二アーム77、第三アーム78、及び第四アーム79を備えている。いずれも長尺の棒状の部材である。
第一アーム76は、その一端を駆動装置31の連結ピン55に回動可能に取り付けられる。ここで、連結ピン55に取り付けられる第一アーム76の端部は、図19に示したように、連結ピン55の形状に対応した孔76aを備えている。すなわち、孔76aは、連結ピン55の連結部56に対応する孔76bを有するとともに、該孔76bの側面からは連結ピン55の突起58、58に対応する溝76c、76cを具備している。これにより、ねじ等の固定部材を用いることなく、第一アーム76を容易に連結ピン55に取り付けることができる。具体的には後で説明する。
第二アーム77は、その一端が第一アーム76に回動可能に取り付けられるとともに、他端が障子20の下端部に回動可能に取り付けられる。
第三アーム78は、その一端が下横枠13に回動可能に取り付けられる。
第四アーム79は、その一端が第三アーム78に回動可能に取り付けられるとともに、他端が障子20の下端部に回動可能に取り付けられる。
以上のような各アームは、次のように組み合わされて連結アーム群75を形成するとともに、開口部装置の他の部材に取り付けられる。
第一アーム76は、上記した孔76aに連結ピン55を挿入することにより連結される。ただし、開口部装置として使用される際に、第一アーム76が連結ピン55から抜けることは回避しなければならないので、以下に説明するように連結される。図20に説明図を示した。図20(a)にXXaで示した範囲は、障子20が開閉する際に第一アーム76が揺動する範囲である。従って、開口部装置10として組み合わされた後は、当該XXaの範囲内で第一アーム76が連結ピン55から抜けなければよい。
そこで、図20(a)にXXbで示したように、XXaから離隔した位置で、連結ピン55の突起58、58(図20(b)参照)と、連結アーム76の溝76c、76c(図19、図20(b)参照)とが一致するようにしておき、当該XXbの位置で、図20(b)に示したように第一アーム76と、連結ピン55との連結をおこなう。その後、第一アーム76をXXaの位置にまで回動させる。これによれば、XXaの位置では、連結ピン55の突起58、58と、第一アーム76の溝76c、76cとの位置が一致しないので、上記したような抜けは生じない。
このような連結によれば、ねじ等の固定部材を必要とせず、また、連結のための作業スペースを必要としない。
第二アーム77は、図5からわかるように、その一端が第一アーム76の端部に回動可能に連結され、他端は障子20の下端と回動可能に連結される。
第三アーム78は、図5からわかるように、その一端が下横枠13(図1、図2参照)に回動可能に連結される。このとき、第一アーム76と第三アーム78とは互いに途中で交差するように配置され、当該交差した部位において回動自在に連結される。
第四アーム79は、図5からわかるように、その一端が第三アーム78の端部に回動可能に連結され、他端は障子20の下端と回動可能に連結される。
以上説明した開閉装置30は、次のように開口部装置10に配置される。すなわち、図1、図2からわかるように、開閉装置30の駆動装置31が、下横枠13の駆動装置挿入部13aの内側に配置される。このとき、駆動装置31の箱体34の上面は、下横枠13の上面と概ね面一とされる。従って、当該駆動装置31が枠の上に大きく突き出して配置されることがなく、外観上シンプルな開口部装置を提供することができる。また、採光部に駆動装置が重なることもないので、採光性に優れたものとすることも可能である。このように狭い下横枠13の内側に駆動装置を配置することは、従来の開閉装置では困難であったが、開閉装置30ではこれが可能となる。
また、駆動装置31を下横枠13の駆動装置挿入部13aに挿入するに際しては、該駆動装置31を駆動装置挿入部13aの真上から下ろすようにすればよく、その設置も容易である。
開閉装置30の連結アーム群75は、上記したように、駆動装置31の下面、下横枠13と障子20の下端とを渡すように配置される。このとき、図2からわかるように、第一アーム76を連結ピン55に取り付けるためのスペースが狭いので、上記したような取り付け構造により、駆動装置31を下横枠13に設置した後に、容易に第一アーム76を連結ピン55に連結することができる。
以上のように構成される開口部装置10の障子20の開閉、及びその制限は次のようにおこなわれる。前提として、移動プレート51が、図15に示した位置であるときに、図6に示したような障子20の閉鎖の姿勢となり、また、移動プレート51が、図17に示した位置にあるときに図5に示したような障子20の開放の姿勢となるように設定しておく。
図6に示したように、障子20が閉鎖の姿勢であるとともに、開閉制限手段60が図15に示した姿勢とされているときを考える。このときには、操作者が操作部材70を回転させようとしても、移動プレート51は、開閉制限手段60に係止しており、該移動プレート51は移動することができず、連結ピン55も移動することができないので、障子20の開放が禁止されている状態となる。従って、かかる状態は施錠がされているときと同様の状態であり、防犯性を向上させることが可能となる。また、これは施錠のための新たな部材を追加することなく行われているので、簡易であるとともに、外観に影響を与えることなく防犯性を向上させることができる。
もちろん、防犯性の向上をはかるために他の第二、第三の施錠手段を設けることを妨げるものではない。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段60を図17に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢となる。このとき、開閉制限手段60は、上記したように移動プレート51の移動を禁止していないので、障子20の開放は円滑に行われる。逆に図5に示した障子20の開放の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢より小さい開放の程度であるいわゆる半開の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段60を図18に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢より開放の程度が小さい半開の姿勢となる。このとき、開閉制限手段60は、移動プレート51の移動を切り欠き部64bのLの分(図10参照)許容しており、本実施形態では当該Lは上記溝の長さLより短いので障子20を半開の姿勢までの開放に制限することができる。逆に半開の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
このように、開口部装置10では、第一アーム76〜第四アーム79によって形成される連結アーム群75を備えているので、障子20を大きく開放することができる。また、障子20の開閉に際しては、連結アーム群75は障子20の中央を室内外方向に押し出し、及び引き寄せるので、障子20に偏った負荷を与えることがなく、障子20を円滑に開閉させることができる。
また、連結アーム群75により障子を開閉する機構では、当該連結アーム群75を構成するアームの少なくとも1つの一端を左右方向(平面視で室内外方向と直交する方向)にスライドさせることが必要である。従来においては、上記した特許文献1に記載したような回動するアームをスライドさせる力に変換する他の機構が必要であった。しかしながら、開閉装置30の駆動装置31によれば、直接第一アーム76の端部を左右方向に移動させることができる。従って、部品点数を減少させ、さらに円滑な障子の開閉が可能となる。
本実施形態では、開閉装置30の駆動装置31に具備される連結ピン55が室内側から見て該駆動装置31の左側に配置される例を説明した。これに対して、棒状ねじ50を第二はすば歯車43の左右いずれ側にも移動可能としておけば、連結ピン55の位置を変更するのみで、右側を移動させる機構とすることができる。その他の部分は共通であり、汎用性の高い開閉装置を提供することができる。
また、本実施形態では第二はすば歯車43を駆動装置31の長手方向略中央に配置した例を示したが、第二はすば歯車の駆動装置の長手方向に対する位置はこれに限定されるものではない。例えば第二はすば歯車の位置を駆動装置の一方側端部に寄せてもよい。これに合わせて第一はすば歯車及び操作部材の位置も変更される。
すなわち、本発明によれば、開口部装置の種類や大きさに応じて操作部材の位置を変更するに際し、駆動装置の構造自体を大きく変更することなく多様な開口部装置に対応することができ、汎用性の高いものとすることが可能である。
以上説明した開口部装置10は、いわゆる横滑り開口部装置であるが、縦滑り開口部装置にも上記開閉装置を適用することも可能である。また、開閉装置を縦枠に配置し、ダブルガラスルーバー等のルーバータイプの開口部装置や高所に設置される横滑り出し開口部装置に適用することもできる。
図21は、第二実施形態にかかる開閉装置を説明するための図で、図15に相当する図である。第二実施形態の開閉装置では、開閉制限手段160が開閉装置30の開閉制限手段60と異なるのみであり、他の部位は開閉装置30と共通するので、同じ符号を付すとともに説明を省略する。図21(b)は、図21(a)にXXIcで示した部位を矢印XXIbの方から見た図、図21(c)は、図21(a)にXXIcで示した部位を拡大した図である。
開閉制限手段160は、被係止部材161及び軸162を備えている。
被係止部材161は、板状である被係止板161aと、該被係止板161aの上面のうち一端側から突設される被係止突起161bと、を有している。
軸162は、駆動装置の長手方向に直交する軸状部材であり、被係止部材161は、軸162を軸として回動可能とされている。
被係止部材161の被係止突起161bの大きさは、後述する障子20の移動、回動を制限するための他の部位との関係が成立するものであればよい。
開閉制限手段160により、連結ピン55の移動が次のように制限される。先に示した図21、及び新たに示す図22、図23を参照しつつ説明する。図22、図23の各(a)、(b)は、それぞれ被係止部材161を回動させた姿勢における図21(b)、図21(c)に相当する図である。
第一に、図21に示したように、開閉制限手段160の被係止部材161の被係止突起161bが、箱体34の内側に突出するように被係止部材161を傾ける。このときには、図21(c)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、開閉制限手段160の被係止突起161bに引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図21の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。
第二に、図22に示したように、開閉制限手段160の被係止板161aを回動させ、被係止板161aを水平にし、箱体34の内側に突出しない姿勢とする。このときには、図22(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、被係止板161aのいずれにも引っ掛からずに移動することができる。
第三に、図23に示したように、開閉制限手段160の被係止板161aを回動させ、被係止板161aの端部のみが箱体34の内側に突出するような姿勢とする。このときには、図23(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)は、被係止板161aの端部に引っ掛かるまで移動可能とされるとともに、該端部で開閉制限手段160に引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図22(b)の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。
以上のように、開閉制限手段160により1つのつまみで移動プレート51、すなわち連結ピン55の移動可能範囲を3つ設定することができる。
以上のように構成される開閉制限手段160により、障子20の開閉、及びその制限は次のようにおこなわれる。前提として、移動プレート51が、図21に示した位置であるときに、図6に示したような障子20の閉鎖の姿勢となり、また、移動プレート51が、図22に示した位置にあるときに図5に表したような障子20の開放の姿勢となるように設定しておく。
図6に示したように、障子20が閉鎖の姿勢であるとともに、開閉制限手段160が図21に示した姿勢とされているときを考える。このときには、操作者が操作部材70を回転させようとしても、移動プレート51は、開閉制限手段160に係止しており、該移動プレート51は移動することができず、連結ピン55も移動することができないので、障子20の開放が禁止されている状態となる。従って、かかる状態は施錠がされているときと同様の状態であり、防犯性を向上させることが可能となる。また、これは施錠のための新たな部材を追加することなく行われているので、簡易であるとともに、外観に影響を与えることなく防犯性を向上させることができる。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段160を図22に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢となる。このとき、開閉制限手段160は、上記したように移動プレート51の移動を禁止していないので、障子20の開放は円滑に行われる。逆に図5に示した障子20の開放の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢より小さい開放の程度であるいわゆる半開の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段160を図23に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢より開放の程度が小さい半開の姿勢となる。このとき、開閉制限手段160は、移動プレート51の移動を被係止板161aの端部に係止するまで許容しており、障子20を半開の姿勢までの開放に制限することができる。逆に半開の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
図24は、第三実施形態にかかる開閉装置を説明するための図で、図15に相当する図である。第三実施形態にかかる開閉装置では、開閉制限手段260が開閉装置30の開閉制限手段60と異なるのみであり、他の部位は開閉装置30と共通するので、同じ符号を付すとともに説明を省略する。図24(b)は、図24(a)にXXIVcで示した部位を矢印XXIVbの方から見た図、図24(c)は、図24(a)にXXIVcで示した部位を拡大した図である。
開閉制限手段260は、第一被係止部材261、及び第二被係止部材262を有している。
第一被係止部材261は、押圧部261a、及び該押圧部261aから下方に延在する被係止片261bを備えている。第一被係止部材261は、箱体34の上下方向に移動可能とされている。
第二被係止部材262は、押圧部262a、及び該押圧部262aから下方に延在する被係止片262bを備えている。第二被係止部材262は、第一被係止部材261より操作部材連結部35側に具備され、箱体34の上下方向に移動可能とされている。
開閉制限手段260により、連結ピン55の移動が次のように制限される。先に示した図24、及び新たに示す図25、図26を参照しつつ説明する。図25、図26の各(a)、(b)は、それぞれ開閉制限手段260を移動させた姿勢における図24(b)、図24(c)に相当する図である。
第一に、図24に示したように、開閉制限手段260のうち少なくとも第一被係止部材261の被係合片261bが、箱体34の内側に突出するように第一被係合部材261を押し下げておく。このときには、図24(c)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、開閉制限手段260の被係止片261bに引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図24の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。
第二に、図25に示したように、開閉制限手段260の第一被係止部材261、及び第二被係止部材262のいずれも、箱体34の内側に突出しない姿勢とする。このときには、図25(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)が、被係止片261b、262bのいずれにも引っ掛からずに移動することができる。
第三に、図26に示したように、開閉制限手段260の第一被係止部材261は箱体34の内側に突出しない姿勢とし、第二被係止部材262のみを箱体34の内側に突出させる姿勢とする。このときには、図26(b)からわかるように、移動プレート51の係止突起52b(図8も参照)は、第二被係止部材262の被係止片262bに引っ掛かるまで移動可能とされるとともに、該被係止片262bで開閉制限手段260に引っ掛かる。これにより移動プレート51は、これ以上図26(b)の紙面右方向に移動することができず、その移動が禁止される。
以上のように、1つの開閉制限手段260により移動プレート51、すなわち連結ピン55の移動可能範囲を3つ設定することができる。
以上のように構成される開閉制限手段260により、障子20の開閉、及びその制限は次のようにおこなわれる。前提として、移動プレート51が、図24に示した位置であるときに、図6に示したような障子20の閉鎖の姿勢となり、また、移動プレート51が、図25に示した位置にあるときに図5に表したような障子20の開放の姿勢となるように設定しておく。
図6に示したように、障子20が閉鎖の姿勢であるとともに、開閉制限手段260が図24に示した姿勢とされているときを考える。このときには、操作者が操作部材70を回転させようとしても、移動プレート51は、開閉制限手段260に係止しており、該移動プレート51は移動することができず、連結ピン55も移動することができないので、障子20の開放が禁止されている状態となる。従って、かかる状態は施錠がされているときと同様の状態であり、防犯性を向上させることが可能となる。また、これは施錠のための新たな部材を追加することなく行われているので、簡易であるとともに、外観に影響を与えることなく防犯性を向上させることができる。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段260を図25に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢となる。このとき、開閉制限手段260は、上記したように移動プレート51の移動を禁止していないので、障子20の開放は円滑に行われる。逆に図5に示した障子20の開放の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
図6に示した障子20の閉鎖の姿勢から、図5に示した障子の開放の姿勢より小さい開放の程度であるいわゆる半開の姿勢にすることを考える。このときには予め開閉制限手段260を図26に示した姿勢としておく。これによれば、図6に示した姿勢から操作者が操作部材70を回転させると、連結ピン55は図6の紙面右に移動する。するとこれに係合している第一アーム76の端部も紙面右に移動する。これにより第一アーム76は押圧され、連結アーム群75の作用により障子20の端部が室外側に押し出され、図5のような開放の姿勢より開放の程度が小さい半開の姿勢となる。このとき、開閉制限手段260は、移動プレート51の移動を被係止片262bに係止するまで許容しており、障子20を半開の姿勢までの開放に制限することができる。逆に半開の姿勢から障子20を閉鎖させるのは上記を遡るようにおこなわれる。
以上、現時点において最も実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開閉装置、該開閉装置を用いた開口部装置、及び開閉装置に備えられる駆動装置も本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
10 開口部装置
11 枠体
12 上横枠
13 下横枠
14 縦枠
15 縦枠
20 障子
30 開閉装置
31 駆動装置
32 伝達部
33 ケース
36 第一はすば歯車(第一の歯車)
38 伝達軸
41 保持部材
43 第二はすば歯車(第二の歯車)
46 レール部材
47 レール(案内手段)
50 棒状ねじ
51 移動プレート
52 保持部
52a 凹部(被案内手段)
53 摺動部材
55 連結ピン(連結手段)
60 開閉制限手段
70 操作部材
75 連結アーム群
76 第一アーム
77 第二アーム
78 第三アーム
79 第四アーム
160、260 開閉制限手段

Claims (4)

  1. 建物開口部に沿って配置された枠体を構成する枠材のいずれかの該枠材に配置されるとともに、前記枠体により区画される枠内に具備される障子の一端を押し出し、及び引き寄せる開閉装置であって、
    操作者の操作の用に供される操作部材と、
    前記操作部材の操作により作動する駆動装置と、
    前記駆動装置と前記障子とを連結する少なくとも1つのアームと、を有し、
    前記駆動装置には、前記駆動装置の動作を制限する手段である開閉制限手段が具備されており、
    前記開閉制限手段は、操作者の選択により、少なくとも3つの姿勢に動作範囲が制限されることが可能である開閉装置。
  2. 前記駆動装置は、
    前記操作部材により回動させられるとともに、その外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車と、
    前記第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に前記第一の歯車と噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車と、
    前記枠材に配置された姿勢で見付方向を長手方向として配置され、該見付方向に直線的に移動可能に前記第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじと、
    前記棒状ねじに追随して移動し、前記アームの一端と連結される連結手段と、を備え、
    前記開閉制限手段は、前記棒状ねじの直線移動を禁止・許容することにより前記駆動装置の動作を制限すること特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 建物開口部に沿って配置される枠体と、
    前記枠体により区画された枠内に配置される障子と、
    前記枠体を構成する枠材のいずれかに備えられる請求項1又は2に記載の開閉装置と、を有し、
    前記開閉装置の前記駆動装置の動作が制限されることにより、前記障子の全閉の姿勢、全開の姿勢、及び前記全閉の姿勢と前記全開の姿勢との間である半開の姿勢に障子の開度を選択して制限可能とされる開口部装置。
  4. 開口部装置に備えられる開閉装置に具備されるとともに、前記開口部装置の障子を開閉させるアームを移動及び/又は回動させる駆動装置であって、
    回動可能に設けられ、外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車と、
    前記第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に前記第一の歯車に噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車と、
    前記第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじと、
    前記棒状ねじの移動の軌道に侵入離脱することにより前記棒状ねじの直線移動を禁止・許容する開閉制限手段と、を備える駆動装置。
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JPH094320A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Chuo Spring Co Ltd ウイング用手動揺動装置
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JP2006112168A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Miwa Lock Co Ltd 開き窓の開閉装置

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