JP2006111786A - ガスハイドレート製造方法及びガスハイドレート製造装置 - Google Patents

ガスハイドレート製造方法及びガスハイドレート製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の圧力条件及び温度条件の下に、原料水と原料ガスとを反応させて生成槽にてガスハイドレートを製造する際、撹拌機を用いることなく、原料水と原料ガスを効率よく撹拌して反応を促進させるとともに、設備上の製造コスト及び設備の維持費を抑制する。
【解決手段】生成槽12内の原料水を生成槽の下部から引き出して流速を与えるとともに、流速の与えられた原料水を、液路中の液路断面積が絞られたスロート部27bを用いて生成槽12内に噴出させる。原料水を生成槽12に噴出させる直前に、流速の与えられた原料水に、生成槽から引き出された原料ガスをスロート部27bで気泡にして混合させる。スロート部27bには誘導壁32を設け、原料水に、スロート部27bの周に沿った回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、天然ガスやメタンガス等の原料ガスと原料水とを反応させてガスハイドレートを製造するガスハイドレート製造方法及びガスハイドレート製造装置に関する。
ガスハイドレートは、包接化合物の一種であり、水分子が形成される立体ケージ(籠)のキャビティにガス分子や液分子が包接されて安定な状態となった化合物ある。ガス分子としては、例えばメタンガスを主成分とする天然ガスのガス分子が挙げられる。この天然ガスのガス分子を包接したものは、天然ガスハイドレート(NGH)と呼ばれる。特にNGHは、陸上のみならず海底において高圧力の条件で埋蔵されており、燃料資源として有望視されている。
一方、NGHは、天然ガスを大量に貯蔵できる固形物であるため、従来の液化天然ガスに比べて、輸送及び貯蔵に適しているといった特徴を有している。このため、NGHの製造及び輸送方法について各種研究が進められている。
例えば、所定の条件下で、天然ガスを原料水に反応させてNGHを生成し、このNGHをペレット状にして、大気圧下、−10数℃の温度雰囲気で輸送及び貯蔵する。
下記特許文献1では、このようなNGHの製造を行う製造装置を開示している。具体的には、高圧低温の所定の条件下の生成槽内で、原料水と天然ガスとを撹拌機を用いて混ぜながら、NGHを生成する。この場合、生成槽内の圧力は例えば約5(MPa)、雰囲気温度は3〜5℃に設定される。
しかし、原料水と原料ガスとの混合に用いる撹拌機の駆動源は、生成槽外に設けられて制御されるため、生成槽が約5(MPa)の圧力雰囲気を保持するためには、高圧用のメカニカルシールが施される必要がある。このため、特に装置が大型化した場合には、生成槽を含む装置本体は一層複雑になり、設備上の製造コストのみならず、維持費も膨らんだものとなってしまう。
特開2003−55677号公報
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、上記撹拌機を用いることなく、原料水と原料ガスを効率よく撹拌して反応を促進させるとともに、設備上の製造コスト及び設備の維持費の抑制されるガスハイドレートの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、原料水と原料ガスとから生成槽にてガスハイドレートを製造するガスハイドレート製造方法であって、生成槽内の原料水を生成槽から引き出して流速を与えるとともに、流速の与えられた原料水を、液路中の液路断面積が絞られたスロート部を用いて生成槽内に噴出させるステップと、原料水を前記生成槽に噴出させる直前に、流速の与えられた原料水に、生成槽から引き出された原料ガスを前記スロート部で気泡にして混合させるステップと、を有し、原料ガスを原料水に混合させることによりガスハイドレートを製造することを特徴とするガスハイドレート製造方法を提供する。
その際、前記スロート部において、前記流速の与えられた原料水にスロート部の周に沿った回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせることにより原料ガスを混合させることが好ましい。また、前記生成槽は円筒形状を成し、原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽に噴出させる際、前記円筒形状の断面円周方向に向けて噴出させることが好ましい。
また、原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽内の液相へ噴出させることが好ましい。
また、本発明は、原料水と原料ガスとからガスハイドレートを製造するガスハイドレート製造装置であって、原料水と原料ガスとを収納してガスハイドレートを生成する生成槽と、前記生成槽から原料水を引き出して前記生成槽に噴出させる循環流路と、前記循環流路の流路上に設けられ、引き出された原料水に流速を与える駆動ポンプと、前記循環流路の流路上に設けられ、原料水の流速を増大させるために流路断面積が絞られたスロート部を有するエゼクタと、前記生成槽から引き出された原料ガスを前記スロート部に導くガス流路と、を有し、前記スロート部において流速の増大した原料水に、前記スロート部において、前記ガス流路からの原料ガスを気泡として混合させることによりガスハイドレートを反応させることを特徴とするガスハイドレート製造装置を提供する。
その際、前記スロート部の流路内表面には、原料水を誘導する誘導壁が、流路内表面において流路方向に対して傾斜した方向に沿って立設し、前記誘導壁により原料水に回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせることが好ましい。その際、前記誘導壁は、前記流路方向に対して2〜30度傾斜していることが好ましい。この傾斜角度は、より好ましくは、5〜10度である。
また、前記生成槽は円筒形状を成し、原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽に噴出させる際、前記円筒形状の断面円周方向に向けて噴出させることが好ましい。また、前記循環流路の流路上には、原料水を冷却する冷却手段が設けられていることが好ましい。
なお、本発明における原料水には、原料水と原料ガスとの反応によりすでに生成されたガスハイドレードが原料水に分散した状態のスラリーも含まれる。
本発明は、ガスハイドレートを生成する際に、生成槽内の原料水を生成槽から引き出して流速を与えるとともに、流速の与えられた原料水を、液路中の液路断面積が絞られたスロート部を用いて生成槽内に噴出させ、しかもその際、原料水を噴出させる直前に、流速の与えられた原料水に、生成槽から引き出された原料ガスを気泡にして混合させる。このため、撹拌機を用いることなく、原料水と原料ガスを効率よく撹拌して効率の良い反応を促進させることができる。
特に、スロート部において、原料水に回転成分を与えてらせん状の動きを与えることにより、原料水と原料ガスを効率よく混合させて、反応を効率よく促進させることができる。
さらに、原料ガスの気泡と原料水との混合物を生成槽に噴出させる際、円筒形状の生成槽の円周方向に向けて噴出させることにより、撹拌機と同様の回転成分を生成槽内の液相に生じさせることができ、反応を効率よく行わせることができる。
また、原料ガスの気泡と原料水との混合物を生成槽の気相中に噴出させる際にも円筒形状の生成槽の円周方向に噴出させることにより、円筒形状の中心方向に向けて噴出させる場合に比べて原料ガスを原料水に長い時間接触させることができる。この結果、生成反応を促進させることができる。
以下、本発明のガスハイドレート製造方法及びガスハイドレート製造装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1(a)は、本発明のガスハイドレートの一実施形態であるNGH製造装置10の概略構成図であり、図1(b)は、ガスハイドレート製造装置10のエゼクタ26を説明する図である。図2は、図1(b)のエゼクタを拡大して説明する図である。図2は、エゼクタの一部を切り欠いて内壁面を示している。
ガスハイドレート製造装置10は、生成槽12、水供給管14、ガス供給管16、NGH排出管18、水引出管20、駆動ポンプ22、冷却機24、エゼクタ26及びガス引出管28を有して構成される。
生成槽12は、円筒形状を成した耐高圧圧力容器であり、内部の温度及び圧力は、生成されたNGHが保持されるように保たれる。例えば、温度は1〜5℃に保持され、圧力は3〜10(MPa)に保持されている。生成槽12には、図示されない水位センサ及び温度センサが設けられ、生成槽12内の原料水Wの設定量及び設定温度が維持されるように制御されている。
水供給管14は、予め3〜5℃に温度が調整された原料水Wを供給する管であり、生成槽10の上部から下向きに設けられた供給管15の上端部と接続される。
ガス供給管16は、予め3〜5℃に温度が調整された原料水Wと反応しない程度に温度制御された天然ガスを供給する管であり、生成槽12の上部から下向きに設けられた供給管17の上端部と接続され、この供給管17は、生成槽12の上部において天然ガスGを生成槽12内に供給する。
排出管18は、生成されたNGHを図示されない後工程の処理のために排出する管である。生成されたNGHの比重は約0.9と、原料水Wに比べて小さいため、原料水Wの上部に浮遊した状態となっている。このNGHを排出管18から図示されないかき寄せ機等を用いてかき寄せて排出する。
水引出管20は、生成槽12の下部から原料水Wを引き出す管であり、ポンプ22及び冷却機24及びエゼクタ26を介して、生成槽12の中間部に接続されており、原料水Wの循環流路を形成する。
駆動ポンプ22は、水引出管20から引き出された原料水Wに流速を与えて、冷却機24及びエゼクタ26に送る。
冷却機24は、原料水Wに天然ガスGが混ざると反応を開始する程度に冷媒等を用いて原料水Wを冷却するように制御する。なお、後述するようにエゼクタ26からの原料ガスGの噴出によって原料水Wに気泡が混ざると反応を開始してNGHの生成を開始するが、生成槽12ではNGHの生成の際に生じる反応熱により雰囲気温度が約反応平衡温度の状態となっている。このため、エゼクタ26にて原料ガスGが混合された時点からNGHの生成が開始されるように、生成槽12から引き出された原料水Wを予め冷却機24にて冷却しておく。
エゼクタ26は、図1(b)及び図2に示すように、液入口から流路方向に向かうにつれて液路断面積がテーパー状に狭まる絞り部27a、最も流路断面積の狭まった、断面が円形状を成したスロート部27b、及びこのスロート部27bから液出口に向かって液路断面積がテーパー状に拡がる拡大部(ディフューザ)27cとを有する。
スロート部27bには、生成槽12の上部の原料ガスGの気相からガス引出管28を介して引き出された原料ガスの噴射口30が、スロート部27bの周上に複数個設けられている。また、スロート部27bの内表面には、原料水Wを所定の方向に誘導する誘導壁32が、内表面に等間隔で複数個設置されている。それぞれの誘導壁32は、流路内表面において流路方向Xに対して2〜30度、好ましくは5〜10度傾斜した方向に沿って設けられている。このように、スロート部27bに誘導壁32を設けるのは、スロート部27bの流路断面積の低下により流速の増大した原料水Wに誘導壁32により、スロート部27bの内表面に沿って回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせるためである。
なお、誘導壁32は、スロート部27bから拡大部27cまで延長されて設置されてもよいし、絞り部27aからスロート部27bまで設置されてもよいし、絞り部27aから拡大部27cまで延長されて設置されてもよい。
一方、スロート部27bでは、原料水Wの流速が増大するので原料水Wの静圧は低下する。この静圧の低下により、ガス引出管28を介して原料ガスGを噴射口30から気泡として噴出させる構成となっている。
誘導壁32の断面は左右軸対称の流線形状を成す。断面を流線形状とするのは、誘導壁32の壁面表面で表面剥離等による圧力損失を抑制するためである。誘導壁32の断面は左右非対称の翼形状であってもよい。
なお、誘導壁32の壁面の高さは、スロート部27bの内径の0.1倍以上0.5倍以下であるのが、原料水Wに効果的ならせん状の動きを生じさせる点で好ましい。壁面の高さがスロート部27bの内径の0.5倍である場合、隣接する誘導壁32との間で仕切られたトンネル状の空間を形成する。
エゼクタ26の液出口、すなわち拡大部27cの端は、生成槽12の内壁面に繋がっており、噴射口30から噴射した原料ガスGの気泡を含んだ原料水W(原料ガスGと原料水Wの混合物)を循環流路から生成槽12内に噴出する噴出口を形成する。その際、この噴出口から噴出される原料ガスGの気泡を含んだ原料水Wは、生成槽12内に円周に沿って噴射されるようにエゼクタ26が、生成槽12の断面円周方向に向かって配置されている。
なお、エゼクタ26のスロート部27bの内表面には、噴射口30が周上に設けられているが、本発明ではスリット状の噴射口が内表面に開口したものでっあてもよい。
このようなNGH製造装置10では、まず、生成槽12内に水供給管14から原料水Wが所定量供給され、次に、ガス供給管16から原料ガスGが所定量供給される。これにより、生成槽12内に液相が下部に気相が上部に形成される。
この状態では温度及び圧力が反応開始の条件をわずかに満たしているが、原料水Wに原料ガスGが混合されていないため、NGHの生成反応は生じない。
次に、駆動ポンプ22を駆動することで、水引出管20から生成槽12の下部の原料水Wが引き出され、冷却機24にて原料水Wが冷却される。原料水Wは、原料ガスGが混合されることでNGHの生成反応を開始する程度に冷却される。
冷却された原料水Wは、エゼクタ26に送られ、スロート27bを通過する。スロート27bでは、液路断面積が低下しているので、原料水Wの流速は増大し、その結果スロート27bの静圧は低下する。これにより、生成槽12の上部に溜まる原料ガスGはガス引出管28を介して引き出され、噴射口30から気泡として噴射される。
このとき、原料水Wは冷却されているので、噴射口30から噴射されて気泡となった原料ガスGと生成反応を開始して、NGHの生成反応が開始する。一方、原料ガスGの気泡を含んだ原料水Wは、誘導壁32に沿って回転成分を受けてらせん状の動きが付与される。
このため、気泡となった原料ガスGは原料水W内を効率よく動いて接触し、生成反応を効率よく行わせることができる。
さらに、らせん状の動きを与えられた原料水W、気泡状の原料ガスG、及び生成を開始したNGHの混合物は、生成槽12の断面円周方向に沿って噴射される。このため、生成槽12に溜められている原料水W及び原料水Wの上部に浮遊するNGHは、撹拌機なしに、撹拌され、未反応の原料水Wと気泡状の原料ガスGとがさらに効率よく混合し、生成反応を行う。
このように、生成槽12内に噴射される原料水W及び気泡状の原料ガスGは、らせん状の動きをしつつ、生成槽12内を円周方向に沿って回転する。
生成されたNGHは、排出口18から図示されないかき寄せ機等を用いて回収されて、排出管18から後工程に供給される。
なお、NGHの生成量は、駆動ポンプ22により循環する水量を調整することにより、又は冷却機24の冷却温度を調整することにより、制御される。また、駆動ポンプ22による水量の増減及び冷却機24の冷却温度の上下を同時に調整して制御してもよい。
なお、本実施形態では、生成槽12の液相に気泡状の原料ガスGを含む原料水Wを噴射する噴射口を1つ設けたものであるが、図3に示すように噴射口を2つ設けてもよく、さらには3つ以上設けてもよい。この場合、ポンプ、冷却機、及びエゼクタが設けられた循環経路を複数設け、循環経路毎に生成槽に噴射させてもよい。
また、複数の噴射口を、生成槽12の内壁面の対向する位置に設け、異なる噴射口から噴射される気泡状の原料ガスGを含む原料水Wを互いに衝突させるようにしてもよい。これにより、気泡状の原料ガスGを原料水W中で効率よく撹拌させることができる。
また、本実施形態では、生成槽12の液相に気泡状の原料ガスGを含む原料水Wを噴射するものであるが、生成槽12の気相、すなわち未反応の原料ガスGの気相中に気泡状の原料ガスGを含む原料水Wを噴射してもよい。
以上、本発明のガスハイドレート製造方法及びガスハイドレート製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
(a)は、本発明のガスハイドレート製造装置の一実施形態であるNGH製造装置の概略構成図であり、(b)は、ガスハイドレート製造装置におけるエゼクタを説明する図である。 図2は、図1(b)に示すエゼクタを拡大して説明する図である。 本発明のガスハイドレート製造装置の他の実施形態を説明する図である。
符号の説明
10 NGH製造装置
12 生成槽
14 水供給管
15,17 供給管
16 ガス供給管
18 NGH排出管
20 水引出管
22 駆動ポンプ
24 冷却機
26 エゼクタ
27a 絞り部
27b スロート部
27c 拡大部
28 ガス引出管
30 噴射口
32 誘導壁

Claims (9)

  1. 原料水と原料ガスとから生成槽にてガスハイドレートを製造するガスハイドレート製造方法であって、
    生成槽内の原料水を生成槽から引き出して流速を与えるとともに、流速の与えられた原料水を、液路中の液路断面積が絞られたスロート部を用いて生成槽内に噴出させるステップと、
    原料水を前記生成槽に噴出させる直前に、流速の与えられた原料水に、生成槽から引き出された原料ガスを前記スロート部で気泡にして混合させるステップと、を有し、
    原料ガスを原料水に混合させることによりガスハイドレートを製造することを特徴とするガスハイドレート製造方法。
  2. 前記スロート部において、前記流速の与えられた原料水にスロート部の周に沿った回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせることにより原料ガスを混合させる請求項1に記載のガスハイドレート製造方法。
  3. 前記生成槽は円筒形状を成し、
    原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽に噴出させる際、前記生成槽の円筒形状の断面円周方向に向けて噴出させる請求項1又は2に記載のガスハイドレート製造方法。
  4. 原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽内の液相へ噴出させる請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造方法。
  5. 原料水と原料ガスとからガスハイドレートを製造するガスハイドレート製造装置であって、
    原料水と原料ガスとを収納してガスハイドレートを生成する生成槽と、
    前記生成槽から原料水を引き出して前記生成槽に噴出させる循環流路と、
    前記循環流路の流路上に設けられ、引き出された原料水に流速を与える駆動ポンプと、
    前記循環流路の流路上に設けられ、原料水の流速を増大させるために流路断面積が絞られたスロート部を有するエゼクタと、
    前記生成槽から引き出された原料ガスを前記スロート部に導くガス流路と、を有し、
    前記スロート部において流速の増大した原料水に、前記スロート部において、前記ガス流路からの原料ガスを気泡として混合させることによりガスハイドレートを反応させることを特徴とするガスハイドレート製造装置。
  6. 前記スロート部の流路内表面には、原料水を誘導する誘導壁が、流路内表面において流路方向に対して傾斜した方向に沿って立設し、前記誘導壁により原料水に回転成分を与えてらせん状の動きを生じさせる請求項5に記載のガスハイドレート製造装置。
  7. 前記誘導壁は、前記流路方向に対して2〜30度傾斜している請求項6に記載のガスハイドレート製造装置。
  8. 前記生成槽は円筒形状を成し、
    原料ガスの気泡と原料水との混合物を前記生成槽に噴出させる際、前記円筒形状の断面円周方向に向けて噴出させる請求項5〜7のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造装置。
  9. 前記循環流路の流路上には、原料水を冷却する冷却手段が設けられている請求項6〜8のいずれか1項に記載のガスハイドレート製造装置。
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