JP2006109637A - ワニス含浸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワニス含浸装置のチャッキング機構などに付着し得るワニスの剥離作業を容易に行えるようにすることで、モータの構成部品として用いるステータコイルなどのワニス処理の効率を高める。
【解決手段】ステータコイル23がチャッキングされるワニス含浸装置1のチャッキング機構21の表面には、フッ素樹脂であるPTFEと無電解ニッケルとの共折皮膜25が被覆されている。これにより、ワニス9がチャッキング機構21の表面に付着してしまった場合でも、共折皮膜25が有する滑り性、非粘着性などの性質により、付着したワニス9を剥離させるメンテンス作業を容易に行うことができ、実質的に、ステータコイル23の生産性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばモータや発電機などのコイル部に絶縁ワニスを含浸させるためのワニス含浸装置に関する。
例えばモータのステータとして用いられる円管状のコイルを、その内径部分を通じてチャッキング機構により保持しつつ、このチャッキング機構と一体的にコイルをその軸心を中心に回転させ、この回転中のコイルに絶縁ワニスを滴下して含浸させるワニス含浸装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記したワニス含浸装置により、予熱されたコイルの巻線部にワニスが滴下されると、巻線どうしの間、巻線と鉄心との間、巻線部の表面に、ワニスによる絶縁層が形成され、以って巻線の放熱効果、耐熱強度、及び耐振強度の向上、並びに巻線の鉄心への固着力強化などが図られる。
特開平6−327201号公報
ところで、上記した従来のワニス含浸装置は、次のような課題を抱えている。
すなわち、コイルの巻線部に滴下されるべきワニスが巻線部以外に付着することがある。例えば、コイルを保持するチャッキング機構に、ワニスが付着してしまった場合、これを剥離する作業は、通常、鋭利な刃物で削り取る、所定の溶解液で溶解させる、若しくは、溶液での溶解が難しい場合、酸性の液槽に浸漬させて軟らかくしてから削り取る、といったように多大な労力が必要となる。さらに、ワニスの付着が強固である場合には、チャッキング機構を分解した後、別途、ワニスの剥離作業を行う必要などが生じる。この場合、メンテナンスに多くの時間を要することになり、生産効率の低下を招くことになる。
また、仮に、コイルの内径部分を保持するチャッキング機構の表面に多くのワニスが付着したままコイルがチャッキングされ、さらに含浸装置本体が駆動された場合には、次のような不具合を生じる。つまり、コイルの内径穴の内周面全体を均一な保持力で保持することが困難になるため、コイルが偏芯した状態で回転してしまうといった現象が発生する。この場合、偏芯状態で回転するコイルの巻線部とワニスの滴下位置とに相対的な位置ズレが生じるため、チャッキング機構に対しワニスを余計に付着させてしまう不具合や、コイル上の意図しない部位にワニスが付着することによるコイル自体の製品不良の発生などを招くことになる。また、チャッキング機構によるコイルの保持力の低下が原因で、チャッキング機構からコイルを落下させてしまうといった事態なども発生する。
そこで本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、チャッキング機構などに付着し得るワニスの剥離作業を容易に行えるようにすることで、製品の生産性を高めることができるワニス含浸装置を提供することにある。
本発明者らは、上記の目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、コイル部を備えた電子部品を回転可能に保持するチャッキング機構と、前記チャッキング機構に保持された前記電子部品のコイル部にワニスを滴下するワニス供給機構と、前記チャッキング機構の表面に被覆されたフッ素樹脂とニッケルとの共折皮膜と、を具備することを特徴とするワニス含浸装置を発明するに至った。
すなわち、本発明のワニス含浸装置では、チャッキング機構の表面にフッ素樹脂とニッケルとの共折皮膜が被覆されているので、ワニスがチャッキング機構の表面に付着してしまった場合でも、当該共折皮膜が発揮する滑り性、非粘着性(他の物質を付着させ難い性質)などによって、この付着したワニスを容易に剥離することができる。したがって、本発明によれば、例えばワニスを刃物で削り取る作業や、ワニスの付着部分を酸性の液槽などに浸漬させワニスを軟らかくした後、削り取る作業など、手間のかかる作業が不要となり、これにより、コイル部にワニスを含浸させて作製される電子部品の生産性を高めることができる。
ここで、本発明のワニス含浸装置においては、前記チャッキング機構の表面に被覆された前記共折皮膜に含有される前記フッ素樹脂の配合比は、5〜30体積%であることが好ましい。また、上記共折皮膜中のフッ素樹脂の配合比は、10〜30体積%であることが、より望ましい。
また、本発明のワニス含浸装置では、前記電子部品は、鉄心とこの鉄心に巻装される前記コイル部とを円管状に形成したモータのステータコイルであって、前記チャッキング機構は、前記ステータコイルの内径穴に挿入可能に設けられた挿入部材と、前記挿入部材の外形部分を、前記ステータコイルの内壁部分に圧接させる圧接位置と、該内壁部分から離間させる圧接解除位置との間で移動させる圧接状態切替機構と、前記圧接状態切替機構及び前記挿入部材を通じて保持された前記ステータコイルを、その軸心を中心として、該圧接状態切替機構と該挿入部材とともに一体で回転させる回転シャフトと、を備えることを特徴とする。
上記発明においては、チャッキング機構を構成する挿入部材、圧接状態切替機構、回転シャフトの各表面に上記した共折皮膜が被覆されるので、この共折皮膜上に付着したワニスを容易に剥離することができる。したがって、この発明によれば、多くのワニスが例えば挿入部材に付着したことなどに起因して、例えばステータコイルが不完全な状態でチャッキングされてしまうことなどを極力回避することができる。これにより、上記した不完全なチャッキングが原因で、偏芯状態で回転するコイル上の意図しない部位に誤ってワニスを付着させ製品不良の発生を招くことや、また、チャッキング機構からステータコイルを落下させてしまうことなどを抑制することができる。
このように本発明によれば、チャッキング機構などに付着し得るワニスの剥離作業を容易に行えるようにすることで、製品の生産性を高めることが可能なワニス含浸装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るワニス含浸装置の構成を概略的に示す図、図2は、図1のワニス含浸装置が複数備えるコイル保持・回転ユニットを示す断面図、図3は、図2のコイル保持・回転ユニットに設けられたチャッキング機構を詳細に示す断面図である。
図1及び図2に示すように、このワニス含浸装置1は、モータの固定子に用いられるリング(円管)状に形成された複数のステータコイル23を回転させつつ連続的に搬送し(自転させつつ公転させ)、このステータコイル23の巻線部分(コイル部)23aに絶縁材料であるワニス9を滴下して含浸させるためのものである。
すなわち、ワニス含浸装置1は、コイル着脱部3と、コイル予熱部4と、ワニス滴下部7と、ワニス硬化部8と、コイル冷却部5とから主に構成されている。コイル着脱部3は、装置の本体部分に複数取り付けられたコイル保持・回転ユニット2に対しステータコイル23の着脱を行う箇所として設けられている。コイル予熱部4は、コイル保持・回転ユニット2に装着されたステータコイル23に予熱処理を施す。ワニス滴下部7は、予熱を与えられたステータコイル23の巻線部分23a(図3参照)にノズル6を通じてワニス9を滴下する。ワニス硬化部8は、ステータコイル23の巻線部分23aに含浸されたワニス9を加熱して硬化させる。コイル冷却部5は、巻線部分23aにてワニス9が加熱硬化されたステータコイル23を冷却する。また、コイル予熱部4、ワニス硬化部8、コイル冷却部5には、空調設備として複数のファン10、11が設けられている。
上記したコイル保持・回転ユニット2は、図2に示すように、ステータコイル23を回転可能に保持するチャッキング機構21と、チャッキング機構21を駆動させる動力を伝達する駆動力伝達機構20とが搭載されている。駆動力伝達機構20には、後述する回転シャフト16、16aを回転自在に支持する一対の主軸受15及び補助軸受19と、回転シャフト16、16aに回転力を付与するスプロケット18と、搬送用チェーン12とが主に設けられている。
搬送用チェーン12並びに一対の主軸受15及び補助軸受19は、取付台14に取り付けられている。取付台14上の一対の主軸受15どうしの間には、スプロケット18を位置決めするカラー17が介挿されている。スプロケット18は、回転シャフト16、16aを矢印S1方向に回転させる回転力を該シャフトに付与する。搬送用チェーン12は、図示しないレールに係合され、回転シャフト16、16aを通じてチャッキング機構21が回転駆動された状態で、コイル保持・回転ユニット2全体を搬送する(公転させる)ための搬送力を付与する。
一方、チャッキング機構21は、図2及び図3に示すように、鉄鋼やステンレス鋼などで各々形成された、コイル挿入部材22と、圧接状態切替機構24と、上記した回転シャフト16、16aとを備える。ここで、チャッキング機構21によってチャッキングされるステータコイル23は、例えば自動車などに搭載されるモータ用のコイルなどであって、円管状の外郭を形成する鉄心23b、及びこの鉄心23bに巻装される巻線部分23aにて構成される。コイル挿入部材22は、ステータコイル23(鉄心23b)の内径穴に挿入可能に設けられている。
コイル挿入部材22は、上記内径穴に内接可能な複数のシャフトで構成されていてもよいし、また、上記内径穴にそれぞれ内接可能で且つ単一の円筒を縦割したかたちの断面が円弧形状となる複数の円筒片などで構成されていてもよい。圧接状態切替機構24は、コイル挿入部材22の外形部分を、ステータコイル23の内壁部分に圧接させる圧接位置と、内壁部分から離間させる圧接解除位置との間で移動させる。すなわち、圧接状態切替機構24は、おおむね円筒状に形成されており、その内径部分が回転シャフト16、16aに固定されているとともに、その外径部分がコイル挿入部材22の内側部分(コイル挿入部材22における回転シャフト16、16a側の部位)に固定されている。つまり、圧接状態切替機構24は、自身のその外径部分の位置を径方向に拡縮(拡大及び縮小)可能に構成されている。
回転シャフト16及び回転シャフト16aは、互いの軸方向に直列的に連結されている。これら回転シャフト16、16aは、スプロケット18からの駆動力を受けて、前記圧接状態切替機構24及びコイル挿入部材22を通じて保持されたステータコイル23を、その軸心を中心として圧接状態切替機構24とコイル挿入部材22とともに一体で矢印S1方向に回転させる。
次に、本実施形態のワニス含浸装置1の上記したチャッキング機構21の表面に施された表面処理について詳述する。
すなわち、チャッキング機構21を構成するコイル挿入部材22、圧接状態切替機構24、及び回転シャフト16、16aの各表面には、フッ素樹脂であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン:テフロン(登録商標))とニッケル(無電解ニッケル)との共折皮膜25が被覆されている。つまり、この共析皮膜25は、PTFEと無電解ニッケルとを処理液中で共析させ、成膜後に熱処理を行って、PTFEと無電解ニッケルとを強固に密着させた複合皮膜である。
共折皮膜25の性質としては、非粘着性、滑り性(潤滑性)、高温環境における耐熱性、及び(PTFE粒子が積層された構造となるため)耐食性に優れ、しかも、コイル挿入部材22や回転シャフト16、16aの母材との密着力にも優れている。ここで、皮膜中に含有させるPTFEの配合比は、5〜30体積%であることが好ましく、10〜30体積%であれば最適である。なお、非粘着性、滑り性の向上を図る場合、30体積%により近づけた値で、PTFEを含有させることが望ましく、一定以上の非粘着性、滑り性を確保しつつ、皮膜の表面硬度の向上を図る場合、10体積%により近づけた値で、PTFEを含有させることが好ましい。皮膜の表面硬度の向上を図った場合、ステータコイル23の着脱に対するチャッキング機構21の耐久性を向上させることができる。
ここで、皮膜の表面硬度としては、皮膜の焼成処理後、マイクロビッカース硬度計による測定値にて、30体積%のPTFEの配合比で、Hv300程度、10体積%のPTFEの配合比でHv600程度の値を得ることができる。また、共折皮膜25は、例えば5〜20μm程度の膜厚で形成され、また、いわゆる無電解メッキであるため、皮膜はエッジ部などに厚く成膜されることがなく、複雑な形状でもつきまわり性が良好となる。さらに、皮膜形成処理前に母材表面に梨地加工(例えばガラスビーズブラスト[GBB]処理など)を施すことで、滑り性(潤滑性)の向上を図ることができる。また、このような共折皮膜25としては、例えばアルバックテクノ社製のニフグリップ(NIFGRIP)や、コダマ社製のコダスケートなどが例示される。
したがって、このように構成された本実施形態のワニス含浸装置1では、チャッキング機構21の表面にPTFEとニッケルとの共折皮膜25が被覆されているので、ワニス9がチャッキング機構21の表面に付着してしまった場合でも、当該共折皮膜25が有する滑り性、非粘着性などの性質によって、付着したワニス9を剥離させるメンテンス作業を容易に行うことができる。これにより、ワニス含浸装置1によれば、例えばワニス9を刃物で削り取る作業や、ワニスの付着部分を酸性の液槽などに浸漬させワニス9を軟らかくした後、削り取る作業など、手間のかかる作業が不要となり、ステータコイル23の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るワニス含浸装置1では、上述したように、チャッキング機構21の表面に付着したワニス9を容易に剥離できるので、例えばコイル挿入部材22に多量のワニス9が付着しステータコイル23が不完全な状態でチャッキングされることなどを抑制できる。これにより、上記した不完全なチャッキングが原因となってステータコイル23が偏芯状態で回転し、これに起因してステータコイル23上の意図しない部位に誤ってワニス9を付着させ製品不良の発生を招くことや、また、チャッキング機構21からステータコイル23を落下させてしまう事態などを極力回避することができる。さらに、ワニス含浸装置1によれば、ワニス9がチャッキング機構に付着しても簡単に剥離できるので、チャッキング機構を構成する上での構造的な制約が少なくなり、チャッキング機構を設計する際の自由度を広げることができる。
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、ワニスを含浸させる対象のコイルが、モータのステータコイルであったが、ロータ側のコイルにワニスを含浸させる場合や、さらには、発電機やソレノイドなどの磁気回路を構成するコイルなどにワニスを含浸させる場合などにも、勿論、本発明を適用することができる。また、上記したワニス含浸装置1では、環境内のワニス雰囲気によって、経時的にはワニスが徐々に付着して行くことが予想されるため、コイル保持・回転ユニット2の駆動力伝達機構20の表面や、また、ワニス含浸装置1の本体内の所定箇所にも上記した共析皮膜25を被覆するようにしてもよい。
次に、本発明を実施例により説明する。
この実施例では、上記発明の実施の形態で説明を行った図1ないし図3に示すワニス含浸装置1を適用し、そのチャッキング機構21の表面に被覆したフッ素樹脂(PTFE)とニッケル(無電解ニッケル)との共折皮膜の評価を行った。
まず、各々異なる表面処理を施した5台分のチャッキング機構の各表面にワニス9をそれぞれ滴下しこれを硬化させるために各チャッキング機構を乾燥炉に入れ、60分経過後に、これを取り出しさらにワニス9を完全に硬化させるために一晩放置した。
各皮膜の評価方法としては、チャッキング機構21の例えばコイル挿入部材22の表面に付着したワニス9の剥離強度を測定した。詳細には、コイル挿入部材22のエッジ部分にメカニカルフォースゲージを係止させ、このコイル挿入部材22の表面に沿った方向に対し15°傾けた方向への引き剥がし力(剥離せん断力)を測定した。
ここで、チャッキング機構に施した5種類の表面処理の条件を表1に示すとともに、ワニスの剥離試験の結果を表2に示す。
Figure 2006109637
Figure 2006109637
表1、表2に示した結果から明らかなように、実施例1、2のPTFEと無電解ニッケルとの共折皮膜(ニフグリップ)25は、容易にワニス9を剥離できることが検証された。
本発明の実施形態に係るワニス含浸装置の構成を概略的に示す図。 図1のワニス含浸装置が複数備えるコイル保持・回転ユニットを示す断面図。 図2のコイル保持・回転ユニットに設けられたチャッキング機構を詳細に示す断面図。
符号の説明
1…ワニス含浸装置、2…コイル保持・回転ユニット、6…ノズル、9…ワニス、16,16a…回転シャフト、20…駆動力伝達機構、21…チャッキング機構、22…コイル挿入部材、23…ステータコイル、23a…巻線部分(コイル部)、23b…鉄心、24…圧接状態切替機構、25…共析皮膜。

Claims (3)

  1. コイル部を備えた電子部品を回転可能に保持するチャッキング機構と、
    前記チャッキング機構に保持された前記電子部品のコイル部にワニスを滴下するワニス供給機構と、
    前記チャッキング機構の表面に被覆されたフッ素樹脂とニッケルとの共折皮膜と、
    を具備することを特徴とするワニス含浸装置。
  2. 前記共折皮膜に含有される前記フッ素樹脂の配合比は、5〜30体積%であることを特徴とする請求項1記載のワニス含浸装置。
  3. 前記電子部品は、鉄心とこの鉄心に巻装される前記コイル部とを円管状に形成したモータのステータコイルであって、
    前記チャッキング機構は、
    前記ステータコイルの内径穴に挿入可能に設けられた挿入部材と、
    前記挿入部材の外形部分を、前記ステータコイルの内壁部分に圧接させる圧接位置と、該内壁部分から離間させる圧接解除位置との間で移動させる圧接状態切替機構と、
    前記圧接状態切替機構及び前記挿入部材を通じて保持された前記ステータコイルを、その軸心を中心として、該圧接状態切替機構と該挿入部材とともに一体で回転させる回転シャフトと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のワニス含浸装置。
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