JP2006108892A - 利得制御機能付きデルタシグマ変調回路 - Google Patents

利得制御機能付きデルタシグマ変調回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 可変利得増幅器の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得る。
【解決手段】 可変利得増幅器1と、可変利得増幅器1の利得を制御する制御手段と、可変利得増幅器1の出力を入力とするデルタシグマ変調器3と、デルタシグマ変調器3の出力を入力とするフィルタ回路4とを設け、可変利得増幅器1の制御手段により、デルタシグマ変調器3の利得制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デルタシグマ変調回路に関し、特に可変利得増幅器の設定レベルに応じて最適なS/Nを得るようにした利得制御機能付きデルタシグマ変調回路に関するものである。
従来より、デルタシグマ変調器を用いたシステムが知られており、デジタル・オーディオ機器向けのA/D変換回路およびD/A変換回路などに使用されている。また、可変利得増幅器で信号レベルを調節した後、デルタシグマ変調器に入力するシステムや、さらにはAGC(自動利得制御)回路を構成することにより、信号レベルを適切なレベルに調整した後、デルタシグマ変調するシステムが用いられている。
図12に、第1の従来例として、可変利得増幅器付きの単一段の1次デルタシグマ変調器を用いたデルタシグマ変調回路の構成を示す。
外部信号は、まず可変利得増幅器1に入力される。可変利得増幅器1は、DSP(デジタル信号処理回路)2から出力される制御信号CS1によって利得が制御される。
1次デルタシグマ変調器3は、可変利得増幅器1の出力信号Xから、帰還参照レベル(+VREFまたは−VREF)を加減算器8で減じた信号を入力とする積分器9と、この積分器9の出力を所定ビットに量子化する量子化器6と、この量子化器6のデジタル出力Yから上記帰還参照レベルを生成するレベル固定帰還回路31とから構成される。また、積分回路5は、積分器9と加減算器8とで構成されている。
デルタシグマ変調器3の出力信号Yは、フィルタ回路4に入力されて、必要な信号帯域が取り出される。なお、図12において、符号Qは局部量子化器6の前後で発生した量子化誤差を表している。
このようなデルタシグマ変調回路において、デルタシグマ変調器3の出力信号Yに含まれるノイズ成分を低減するために、デルタシグマ変調器3での利得を1/A(Aは1より大きい任意の数値)に絞る方法が用いられる。これは、図12のデルタシグマ変調器3が、入力信号振幅レベルXに対して図13のようなノイズ特性を有することを考慮した結果である。図13の曲線は、デルタシグマ変調器3における入力信号振幅レベルXに対する出力信号振幅レベルYが含む量子化ノイズレベルの特性を示している。デルタシグマ変調器3では、図13に示すように、デルタシグマ変調器3への入力信号振幅レベルXが帰還参照レベルVREFに近くなると、出力信号振幅レベルYが含む量子化ノイズレベルが大きくなる「過負荷」と呼ばれる状態になる。そこで、入力信号Xの正負の最大振幅レベルが正負の帰還参照レベル(±VREF)に対して1/Aになるように、帰還参照レベルの値を設定する。例えば、過負荷レベルが0.8VREFで入力信号振幅レベルXの最大値がXMAXである場合、以下のように設定する。
REF=XMAX÷0.8=1.25・XMAX (1)
この場合、デルタシグマ変調器3の利得(1/A)は、以下の値となる。
MAX÷(1.25・Va)=0.8 (2)
このように、デルタシグマ変調器3の利得を1/Aに絞り、過負荷状態になることを防ぐ。そのかわり、後段のフィルタ回路4に利得A(スケーリング係数とよぶ)を与えることにより、デルタシグマ変調器3において制限された利得を補償することが可能である。このようなスケーリングを行うことにより、効果的にノイズを低減することができる。式(1)、(2)の例では、スケーリング係数A=1.25となる。
可変利得増幅器1は、DSP2からの制御信号CS1により任意の利得を設定できる。ここでは例として、可変利得増幅器1の入力信号振幅レベルの最大値がVMAX、可変利得増幅器1の利得をGa、スケーリング係数をAaとした場合を考える。
このとき、デルタシグマ変調器3に入力信号振幅レベルXの最大値をXMAXとおくと、
MAX=VMAX・Ga
となり、図12に示したデルタシグマ変調器3の出力信号振幅レベルYは、スケーリング係数をAとおくと、以下の伝達関数で表すことができる。
Y=XMAX/Aa+(1−Z-1)Q
=VMAX・Ga/Aa+(1−Z-1)Q (3)
フィルタ回路4の出力Doutは、次の関数として表される。
Dout=Y・Aa
=VMAX・Ga+(1−Z-1)Q・Aa (4)
式(4)の結果から、デルタシグマ変調器3の出力信号中に含まれる量子化ノイズはスケーリング係数Aaに比例しており、量子化ノイズを低減するには、スケーリング係数Aaをできるだけ小さく設定する必要があることがわかる。図12においては、デルタシグマ変調器3のスケーリング係数は、デルタシグマ変調器3に入力される最大信号振幅レベルすなわちVMAX・Gaの信号が入力されても過負荷状態にならないように設定される。
図14に第2の従来例として、AGC回路付き単一段の1次デルタシグマ変調器3を用いたA/D変換回路のブロック図を示す。このA/D変換回路は、AGC回路12、デルタシグマ変調器3およびデジタルフィルタ回路13から構成される。
外部アナログ入力信号は、まずAGC回路12に入力される。AGC回路12は、アナログ信号を入力とし、制御信号CS5により増幅率が変化する可変利得増幅器1と、可変利得増幅器1の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路15と、基準レベルを出力する基準レベル発生器16と、レベル検出回路15の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器1への制御信号CS5を出力する比較器14とから構成され、アナログ入力信号のレベルが変化した際にも、信号レベルのピーク値を±V1に保持して可変利得増幅器1から出力するように機能する。
1次デルタシグマ変調器3は、AGC回路12の出力信号から、帰還参照レベル(+VREFまたは−VREF)を加減算器8で減じた信号を入力とする積分器9と、この積分器9の出力を1ビットデジタル信号に量子化する量子化器6と、この量子化器6のデジタル出力Yから上記帰還参照レベルを生成するレベル固定帰還回路31から構成される。また、積分回路5は、積分器9と加減算器8とで構成され、レベル固定帰還回路31は、1ビットDA変換器で構成されている。デルタシグマ変調器3の1ビット出力信号Yは、デジタル符号としてデジタルフィルタ回路13に入力され、アナログ入力信号成分に相当する低周波成分が取り出され、かつ所定のビット数のデジタルデータに変換される。
上記デルタシグマ変調型A/D変換回路のスケーリング係数はA(Aは1より大きい任意の数値)に設定されている。ここで、スケーリング係数Aは、上述したように、AGC回路12の出力保持レベルが帰還参照レベルに対して1/Aになるように、帰還参照レベルの大きさを設定することによって実現する。また、デジタルフィルタ回路13の利得Aは、そのインパルス応答係数に利得を持たせることによって実現する。
なお、図14において、符号Qは局部量子化器6の前後で発生した量子化誤差を表している。
図14において、AGC回路12の出力保持レベルは、AGC回路12の出力に必要とされるダイナミックレンジに応じて決定される。このため、複数の保持振幅レベルを切り替えて使用されることが多い。上記のようなAGC回路12の出力保持振幅レベル切替機能を備えたデルタシグマ変調型量子化器の場合、デルタシグマ変調器3の帰還参照レベル、すなわちスケーリング係数Aは、過負荷状態にならないように、AGC回路12の出力保持レベルの最大値に合わせて設定される。
特開平08−018457号公報
第1の従来例である図12に示した可変利得増幅器付き単一段の1次デルタシグマ変調器3を用いたデルタシグマ変調回路において、可変利得増幅器1の利得をGa,Gb,Gcと切り替えた場合を考える。デルタシグマ変調器3のスケーリング係数Aは、入力信号振幅レベルXの最大値であるVMAX・Gaに合わせて設定され、その値をAa固定とすると、3つの利得設定Ga,Gb,Gcに対するフィルタ回路4の出力Doutは、次の関数で表される。
まず、1次デルタシグマ変調器3の出力をそれぞれYa、Yb、Ycとすると、
Ya=VMAX・Ga/Aa+(1−Z-1)Q (5)
Yb=VMAX・Gb/Aa+(1−Z-1)Q (6)
Yc=VMAX・Gc/Aa+(1−Z-1)Q (7)
となる。
デジタルフィルタ回路13の出力をそれぞれDouta、Doutb、Doutcとすると、
Douta=VMAX・Ga+(1−Z-1)Q・Aa (8)
Doutb=VMAX・Gb+(1−Z-1)Q・Aa (9)
Doutc=VMAX・Gc+(1−Z-1)Q・Aa (10)
となる。
式(8)〜(10)を比較すると、信号成分である利得設定Ga〜Gcが異なるにも関わらず量子化ノイズ成分である(1−Z-1)Q・Aaは一定である。この様子を図15に示す。図15は、デルタシグマ変調器3の入力信号振幅レベルXに対する出力信号振幅レベルYおよび出力信号振幅レベルYに含まれるノイズレベルを示している。可変利得増幅器1の利得をGaに対してGb,Gcと下げることにより、信号レベルと量子化ノイズレベルとの差が小さくなるため、ダイナミックレンジが減少することがわかる。
つぎに、第2の従来例である図14に示したAGC回路付き単一段の1次デルタシグマ変調器を用いたA/D変換回路において、AGC回路12がDSP2からの制御信号CS1によって3つの出力保持振幅レベルを切り替える機能を備えている場合を考える。
図16に3つの出力保持振幅レベル切替機能を備えたAGC回路12の入力信号振幅レベルに対する出力振幅レベル依存性を示す。この場合、図14のAGC機能付A/D変換回路において、デルタシグマ変調器3のスケーリング係数Aは、出力保持振幅レベルの最大値であるV1に合わせて設定され、その値をA1固定とすると、3つの出力保持振幅レベルV1,V2,V3に対するデジタルフィルタ回路13の出力Doutは、次の関数で表される。
まず、1次デルタシグマ変調器3の出力をそれぞれY1、Y2、Y3とすると、
Y1=V1/A1+(1−Z-1)Q (11)
Y2=V2/A1+(1−Z-1)Q (12)
Y3=V3/A1+(1−Z-1)Q (13)
となる。
デジタルフィルタ回路13の出力をそれぞれDout1、Dout2、Dout3とすると、
Dout1=V1+(1−Z-1)Q・A1 (14)
Dout2=V2+(1−Z-1)Q・A1 (15)
Dout3=V3+(1−Z-1)Q・A1 (16)
となる。
式(14)〜(16)を比較すると、信号成分であるV1〜V3が異なるにも関わらず量子化ノイズ成分である(1−Z-1)Q・A1は一定である。この様子を図17に示す。図17は、デルタシグマ変調器3の入力信号振幅レベルXに対する出力信号振幅レベルYおよび出力信号振幅レベルYに含まれるノイズレベルを示している。出力保持振幅レベルをV1に対してV2,V3と下げることにより、信号レベルと量子化ノイズレベルとの差が小さくなるため、ダイナミックレンジが減少することがわかる。
本発明は、上記した問題点を解決するもので、可変利得増幅器の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができる利得制御機能付きデルタシグマ変調回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路は、可変利得増幅器と、可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器とを備え、制御手段によりデルタシグマ変調器の利得制御を行うことを特徴とする。
第2の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路は、可変利得増幅器と、可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器と、フィルタ回路とを備え、制御手段によりデルタシグマ変調器の利得制御およびフィルタ回路の利得制御を行うことを特徴とする。
第3の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路は、可変利得増幅器と、可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、可変利得増幅器の出力を入力とするデルタシグマ変調器と、フィルタ回路を備え、
デルタシグマ変調器は、入力信号と第1の帰還参照レベルとを入力とする第1の積分回路と、第1の積分回路の出力を量子化する第1の局部量子化器と、第1の局部量子化器の出力から第1の帰還参照レベルを生成する第1の変換器とからなる初段のデルタシグマ変調型量子化ループと、前段のデルタシグマ変調型量子化ループ内の任意の位置から出力される信号からなる量子化ループ間信号と第2の帰還参照レベルとを入力とする第2の積分回路と、第2の積分回路の出力をデジタル信号に量子化する第2の局部量子化器と、第2の局部量子化器のデジタル出力から第2の帰還参照レベルを生成する第2の変換器とからなり、初段のデルタシグマ変調型量子化ループに対して縦続接続される一つもしくは複数の2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループと、初段および2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループについて、各段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器の出力を遅延器で遅延させた出力と次段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器の出力を微分器で微分した出力とを加算した値を出力信号とするノイズ除去回路とからなる縦続型デルタシグマ変調器から構成され、制御手段により、デルタシグマ変調器の利得制御およびノイズ除去回路の利得制御を行うことを特徴とする。
上記第1の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、制御手段は、可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器およびデルタシグマ変調器の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器およびデルタシグマ変調器の利得制御を実現することが好ましい。
上記第2の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、制御手段は、可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびフィルタ回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびフィルタ回路の利得制御を実現することが好ましい。
上記第3の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、制御手段は、可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびノイズ除去回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびノイズ除去回路の利得制御を実現することが好ましい。
上記第1の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、フィルタ回路を備え、制御手段は、フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器およびデルタシグマ変調器の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器およびデルタシグマ変調器の利得制御を実現することが好ましい。
上記第2の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、 制御手段は、フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびフィルタ回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびフィルタ回路の利得制御を実現することが好ましい。
上記第3の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、制御手段は、フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびノイズ除去回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して可変利得増幅器、デルタシグマ変調器およびノイズ除去回路の利得制御を実現することが好ましい。
上記第1の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、 デルタシグマ変調器が帰還参照レベルを生成する回路を備え、帰還参照レベルを切り替えることによりデルタシグマ変調器の利得制御を実現することが好ましい。
上記第2の発明の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路においては、フィルタ回路が増幅器とフィルタ器とを備え、増幅器の利得を切り替えることによりフィルタ回路の利得制御を実現することが好ましい。
以上に述べたように、デルタシグマ変調回路において、可変利得増幅器と、可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器とを備え、制御手段によりデルタシグマ変調器の利得制御を行うことにより、可変利得増幅器の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができる利得制御機能付きデルタシグマ変調回路が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に、実施の形態1として、可変利得増幅器付きの単一段の1次デルタシグマ変調器を用いたデルタシグマ変調回路の構成を示す。
外部信号は、まず可変利得増幅器1に入力される。可変利得増幅器1は、DSP(デジタル信号処理回路)2から出力される制御信号CS1によって利得が制御される。
1次デルタシグマ変調器3は、可変利得増幅器1の出力信号から、帰還参照レベル(+VREFまたは−VREF)を加減算器8で減じた信号を入力とする積分器9と、この積分器9の出力を所定ビットに量子化する量子化器6と、この量子化器6のデジタル出力Yから上記帰還参照レベルを生成するレベル可変帰還回路7とから構成される。また、積分回路5は、積分器9と加減算器8とで構成されている。
デルタシグマ変調器3の出力信号は、フィルタ回路4に入力されて、必要な信号帯域が取り出される。フィルタ回路4は、増幅器11とフィルタ器10とから構成される。なお、図1において、符号Qは局部量子化器6の前後で発生した量子化誤差を表している。
上記デルタシグマ変調器3のスケーリング係数はA(Aは1より大きい任意の数値)に設定されている。ここで、スケーリング係数Aは、上述したように、デルタシグマ変調器3の信号振幅レベルXの最大値が、帰還参照レベルに対して1/Aになるように、帰還参照レベルの大きさを設定することによって実現する。
また、増幅器11によりフィルタ回路4に利得を与えることにより、デルタシグマ変調器3において制限された利得を補償することが可能である。
図2に、レベル可変帰還回路7のブロック図を示す。帰還参照レベルの切り替えは、DSP2からの制御信号CS2に応じて、帰還参照レベルを生成する±VREF1〜±VREF3を切り替えることにより実現する。
さらに、フィルタ回路4の利得は、制御信号CS3によって増幅器11の利得を制御することにより実現する。
この結果、可変利得増幅器1にて設定した利得に応じて、デルタシグマ変調回路のスケーリング係数を選択することが可能となる。
ここでは、制御信号CS1〜CS3は、2ビットのデジタル信号としてDSP2から出力される。図3に、各制御信号CS1〜CS3に対する可変利得増幅器1、デルタシグマ変調器3およびフィルタ回路4の利得の設定値を示す。
図1に示したデルタシグマ変調回路において、制御信号CS1により可変利得増幅器1の利得をGa,Gb,Gcと切り替えた場合を考える。ただし、Ga>Gb>Gcとする。
可変利得増幅器1の入力信号振幅レベルの最大値をVMAXとし、2ビットのデジタル信号を制御信号CS1=制御信号CS2=制御信号CS3に設定する。
まず、1次デルタシグマ変調器3の出力をそれぞれYa、Yb、Ycとすると、
Ya=VMAX・Ga・1/Aa+(1−Z-1)Q (17)
Yb=VMAX・Gb・Ga/(Aa・Gb)+(1−Z-1)Q (18)
Yc=VMAX・Gc・Ga/(Aa・Gc)+(1−Z-1)Q (19)
となる。
デジタルフィルタ回路13の出力をそれぞれDouta、Doutb、Doutcとすると、
Douta=Ya・Aa=VMAX・Ga+(1−Z-1)Q・Aa (20)
Doutb=Yb・Aa・Gb/Ga
=VMAX・Gb+(1−Z-1)Q・Aa・Gb/Ga (21)
Doutc=Yc・Aa・Gc/Ga
=VMAX・Gc+(1−Z-1)Q・Aa・Gc/Ga (22)
となる。
式(20)〜(22)の結果から、可変利得増幅器1の利得に比例して量子化ノイズQに係る係数も変化するため、利得Ga〜Gcによらずダイナミックレンジは一定になる。
このときのデルタシグマ変調器3の入力信号振幅レベルXに対する出力信号振幅レベルYおよび出力信号振幅レベルYに含まれるノイズレベルの関係を図4に示す。制御信号CS1=制御信号CS2と設定したため、可変利得増幅器1の利得Ga〜Gcの時の出力信号振幅レベルYに含まれるノイズレベルが、それぞれノイズレベル1〜3に対応している。可変利得増幅器1の利得を下げたときにノイズレベルも下がるため、ダイナミックレンジを一定にすることができるのである。
以上の結果から、図12で示した従来例のデルタシグマ変調回路のように、可変利得増幅器1の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器1の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができる。
本発明に用いるデルタシグマ変調器3は、単一段、1次構成に限らず、縦続型、多次構成のデルタシグマ変調器にも用いることができる。また、制御信号CS1〜CS3は、独立していなく、同じ信号を出力させて使用することも可能である。
本発明をA/D変換器に適用した場合、可変利得増幅器1およびデルタシグマ変調器3はアナログ回路、フィルタ回路はデジタルフィルタ回路13によって構成される。D/A変換器に適用した場合は、可変利得増幅器1およびデルタシグマ変調器3はデジタル回路、フィルタ回路はアナログフィルタ回路によって構成される。また、帰還回路の基準レベルもデジタル値で生成される。
図5に、本発明の実施の形態2として、AGC回路を備えた単一段の1次デルタシグマ変調器を用いたA/D変換回路のブロック図を示す。
A/D変換回路は、AGC回路12、デルタシグマ変調器3およびデジタルフィルタ回路13から構成される。
外部アナログ入力信号は、まずAGC回路12に入力される。AGC回路12は、アナログ信号を入力とし、制御信号CS5により増幅率が変化する可変利得増幅器1と、可変利得増幅器1の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路15と、基準レベルを出力する基準レベル発生器16とレベル検出回路15の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器1への制御信号CS5を出力する比較器14とから構成され、アナログ入力信号の振幅が変化した際にも、信号振幅のピーク振幅を所定のレベルに保持して可変利得増幅器1から出力するように機能する。さらに、比較器14は、レベル検出回路15の出力が基準レベルを超えた場合に、制御信号CS2および制御信号CS3を同時に生成する。また、出力保持レベルの切り替えは、制御信号CS1に応じて基準レベル1〜3を切り替えることにより実現している。
1次デルタシグマ変調器3は、AGC回路12の出力信号から、帰還参照レベル(+VREFまたは−VREF)を加減算器8で減じた信号を入力とする積分器9と、この積分器9の出力を1ビットデジタル信号に量子化する量子化器6と、この量子化器6のデジタル出力Yから上記帰還参照レベルを生成するレベル可変帰還回路7とから構成される。また、積分回路5は、積分器9と加減算器8とで構成され、レベル可変帰還回路7は、1ビットDA変換器で構成されている。デルタシグマ変調器3の1ビット出力信号Yは、デジタル符号としてデジタルフィルタ回路13に入力され、アナログ入力信号成分に相当する低周波成分が取り出され、かつ所定のビット数のデジタルデータに変換される。
上記デルタシグマ変調型A/D変換回路のスケーリング係数はA(Aは1より大きい任意の数値)に設定されている。ここで、スケーリング係数Aは、上述したように、AGC回路12の出力保持レベルが帰還参照レベルに対して1/Aになるように、帰還参照レベルの大きさを設定することによって実現する。また、デジタルフィルタ回路13の利得Aは、そのインパルス応答係数に利得を持たせることによって実現する。また、図2に示したように、帰還参照レベルの切り替えは、DSP2からの制御信号CS2に応じて、レベル可変帰還回路7の帰還参照レベルを生成する±VREF1〜±VREF3を切り替えることにより実現する。
また、デジタルフィルタ回路13の利得は、制御信号CS3に応じて、インパルス応答係数を切り替えることにより実現する。
この結果、AGC回路12にて切り替えた出力保持レベルに応じて、デルタシグマ変調回路のスケーリング係数を選択することが可能となる。
ここでは、制御信号CS1〜CS3は、2ビットのデジタル信号としてDSP2から出力される。図6に、各制御信号に対するAGC回路12の出力保持レベル、デルタシグマ変調器3およびデジタルフィルタ回路13の利得の設定値を示す。
図5に示したデルタシグマ変調回路において、制御信号CS1によりAGC回路12の出力保持レベルをV1,V2,V3と切り替えた場合を考える。ただし、V1>V2>V3とする。また、2ビットのデジタル信号を制御信号CS1=制御信号CS2=制御信号CS3に設定する。
まず、1次デルタシグマ変調器3の出力をそれぞれY1、Y2、Y3とすると、
Y1=V1・1/A1+(1−Z-1)Q (23)
Y2=V2・V1/(A1・V2)+(1−Z-1)Q (24)
Y3=V3・V1/(A1・V3)+(1−Z-1)Q (25)
となる。
デジタルフィルタ回路13の出力をそれぞれDout1、Dout2、Dout3とすると、
Dout1=Y1・A1=V1+(1−Z-1)Q・A1 (26)
Dout2=Y2・A1・V2/V1
=V2+(1−Z-1)Q・A1・V2/V1 (27)
Dout3=Y3・A1・V3/V1
=V3+(1−Z-1)Q・A1・V3/V1 (28)
となる。
式(26)〜(28)の結果から、AGC回路12の出力保持レベルに比例して量子化ノイズQに係る係数も変化するため、出力保持レベルV1〜V3によらずダイナミックレンジは一定になる。
このときのデルタシグマ変調器3の入力信号振幅レベルXに対する出力信号振幅レベルYおよびYに含まれるノイズレベルの関係を図7に示す。制御信号CS1=制御信号CS2と設定したため、AGC回路12の出力保持レベルV1〜V3の時のYに含まれるノイズレベルが、それぞれノイズレベル1〜3に対応している。可変利得増幅器1の利得を下げたときにノイズレベルも下がるため、ダイナミックレンジを一定にすることができるのである。
以上の結果から、図12で示した従来例2のデルタシグマ変調回路のように、可変利得増幅器1の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器1の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができる。
本発明に用いるデルタシグマ変調器3は、単一段、1次構成に限らず、縦続型、多次構成のデルタシグマ変調器にも用いることができる。また、制御信号CS1〜CS3は、独立していなく、同じ信号を出力させて使用することも可能である。
本発明のデルタシグマ変調回路に用いるAGC回路12は、図8に示したように、アナログ信号を入力とし、制御信号CS5により増幅率が変化する可変利得増幅器1と、デジタルフィルタ回路13の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路15と、レベル検出回路15の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器1への制御信号CS5を出力する比較器14とから構成することも可能である。
図9は、本発明の実施の形態3として、AGC回路を備えた縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/D変換器のブロック図を示す。
外部アナログ入力信号は、まずAGC回路12に入力される。AGC回路12は、アナログ信号を入力とし、制御信号CS5により増幅率が変化する可変利得増幅器1と、可変利得増幅器1の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路15と、基準レベルを出力する基準レベル発生器16とレベル検出回路15の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器1への制御信号CS5を出力する比較器14とから構成され、アナログ入力信号の振幅が変化した際にも、信号振幅のピーク振幅を所定のレベルに保持して可変利得増幅器1から出力するように機能する。さらに、比較器14は、レベル検出回路15の出力が基準レベルを超えた場合に、制御信号CS2および制御信号CS4を同時に生成する。また、出力保持レベルの切り替えは、制御信号CS1に応じて基準レベル1〜3を切り替えることにより実現している。
1:1縦続型デルタシグマ変調器17は、1次の積分回路5を備えた初段のデルタシグマ変調型量子化ループ18、1次の積分回路21を備えた2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ19およびノイズ除去回路20を含む。
初段の1次デルタシグマ変調型量子化ループ18は、AGC回路12の出力信号から、DA変換器5から生成された帰還参照レベルを加減算器8で減じた信号を入力とする積分器9と、この積分器9の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器6と、この局部量子化器6のデジタル出力Y1から上記帰還参照レベルを生成するレベル可変帰還回路7とから構成される。また、積分回路5は、積分器9と加減算器8とで構成され、レベル可変帰還回路7は、1ビットDA変換器で構成されている。
2段目の1次デルタシグマ変調型量子化ループ19は、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ18の量子化器6の入力とレベル可変帰還回路7の出力の差信号(すなわち初段のデルタシグマ変調型量子化ループ18の局部量子化器6によって発生する量子化誤差Q1)を加減算器26により求め、この差信号から、レベル可変帰還回路23から生成された帰還参照レベルを加減算器24で減じた信号を入力とする積分器25と、この積分器25の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器22と、この局部量子化器22のデジタル出力Y2から上記帰還参照レベルを生成するレベル可変帰還回路23とから構成される。また、積分回路21は、積分器25と加減算器24とで構成され、レベル可変帰還回路23は、1ビットDA変換器で構成されている。
上記の初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ18,19のスケーリング係数はともにA(Aは1より大きい任意の数値)に設定されている。その結果、初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ18,19において、利得が1/Aにそれぞれ制限される。
なお、図9において、符号Q1は局部量子化器6の前後で発生した量子化誤差を表し、Q2は局部量子化器22の前後で発生した量子化誤差を表している。
ノイズ除去回路20は、各デルタシグマ変調型量子化ループ18,19の出力信号Y1およびY2をそれぞれ受けるように接続される。遅延器29は、増幅器27を介して出力Y1を受けるように接続され、出力Y1のデータが加算器31に送られる際に出力Y2のデータに対して時間的に送らせる働きをする。微分器30は、増幅器28を介して出力Y2を受けるように構成され、従来技術で周知の方法により微分するデジタル微分器からなる。デジタル微分器からの出力は、加算器31により遅延器29の出力と加算されて、1:1縦続型デルタシグマ変調器17の出力信号Yとなる。この出力信号Yは、デジタル符号としてデジタル(デシメーション)フィルタ回路13に付与される。ノイズ除去回路20の増幅器27,28の利得はともにAになるように設定してある。
上記の増幅器がノイズ除去回路20に利得を設定することにより各段のデルタシグマ変調型量子化ループ18,19において制限された利得を補償するスケール補償手段に相当する。上記デルタシグマ変調型量子化器17のスケーリング係数はA(Aは1より大きい任意の数値)に設定されている。ここで、スケーリング係数Aは、上述したように、AGC回路12の出力保持レベルが帰還参照レベルに対して1/Aになるように、帰還参照レベルの大きさを設定することによって実現する。
また、図2に示したように、帰還参照レベルの切り替えは、DSP2からの制御信号CS2に応じて、レベル可変帰還回路7の帰還参照レベルを生成する±VREF1〜±VREF3を切り替えることにより実現する。ノイズ除去回路20の利得は、制御信号CS4で増幅器27,28の利得を切り替えることにより実現する。
この結果、AGC回路12にて切り替えた保持レベルに応じて、デルタシグマ変調器17のスケーリング係数を選択することが可能となる。
ここでは、制御信号CS1、CS2、CS4は、2ビットのデジタル信号としてDSP2から出力される。図10に、各制御信号に対するAGC回路12の出力保持レベル、デルタシグマ変調器17およびノイズ除去回路20の利得の設定値を示す。
図9に示したデルタシグマ変調回路において、制御信号CS1によりAGC回路12の出力保持レベルをV1,V2,V3と切り替えた場合を考える。ただし、V1>V2>V3とする。また、2ビットのデジタル信号を制御信号CS1=制御信号CS2=制御信号CS3に設定する。
まず、1次デルタシグマ変調器17の出力をそれぞれY1、Y2、Y3とすると、
Y1=V1+(1−Z-1)Q2・A1 (29)
Y2=V2+(1−Z-1)Q2・A1・V2/V1 (30)
Y3=V3+(1−Z-1)Q2・A1・V3/V1 (31)
となる。
デジタルフィルタ回路13の出力をそれぞれDout1、Dout2、Dout3とすると、
Dout1=Y1=V1+(1−Z-1)Q2・A1 (32)
Dout2=Y2=V2+(1−Z-1)Q2・A1・V2/V1 (33)
Dout3=Y3=V3+(1−Z-1)Q2・A1・V3/V1 (34)
となる。
式(32)〜(34)の結果から、AGC回路12の出力保持レベルに比例して量子化ノイズQ2に係る係数も変化するため、出力保持レベルV1〜V3によらずダイナミックレンジは一定になる。
以上の結果から実施の形態1,2のデルタシグマ変調回路と同様に、可変利得増幅器1の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器1の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができる。
本発明に用いるデルタシグマ変調器17は、単一段、1次構成に限らず、縦続型、多次構成のデルタシグマ変調器にも用いることができる。また、制御信号CS1、CS2、CS4は、独立していなく、同じ信号を出力させて使用することも可能である。
本発明は、各段のデルタシグマ変調型量子化ループの積分回路がX1次、X2次、…Xn次であるようなn段のX1:X2:…:Xn縦続型デルタシグマ変調器にも用いることができる。また、量子化器およびDA変換のビット数が多ビットでもよい。
本発明のデルタシグマ変調回路に用いるAGC回路12は、図11に示したように、アナログ信号を入力とし、制御信号CS5により増幅率が変化する可変利得増幅器1と、デジタル(デシメーション)フィルタ回路13の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路15と、レベル検出回路15の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて可変利得増幅器1への制御信号CS5を出力する比較器14とから構成することも可能である。
本発明にかかる利得制御機能付きデルタシグマ変調回路は、可変利得増幅器の設定レベルに依存してダイナミックレンジが変動することなく、可変利得増幅器の設定レベルに最適なダイナミックレンジを得ることができるという効果を有し、デジタル・オーディオ機器向けのA/D変換回路およびD/A変換回路などの信号処理手段等として有用である。
本発明の実施の形態1における利得制御機能付きデルタシグマ変調回路のブロック図である。 レベル可変帰還回路のブロック図である。 図1における制御信号CS1〜CS3と各利得設定の例を示した表である。 図1におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。 本発明の実施の形態2における利得制御機能付きデルタシグマ変調回路のブロック図である。 図5における制御信号CS1〜CS3と各利得設定の例を示した表である。 図5におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。 本発明の実施の形態2におけるAGC回路の図1とは異なる構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態3における利得制御機能付きデルタシグマ変調回路のブロック図である。 図9におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。 本発明の実施の形態3におけるAGC回路の図1とは異なる構成例を示したブロック図である。 従来例1のデルタシグマ変調回路のブロック図である。 図12におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。 従来例2のデルタシグマ変調回路のブロック図である。 図12におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。 図14に示すAGC回路の出力保持レベルのアナログ入力レベル依存性を示す特性図である。 図14におけるデルタシグマ変調器の入力信号、出力信号および量子化ノイズの関係を示した図である。
符号の説明
1 可変利得増幅器
2 DSP
3 デルタシグマ変調器
4 フィルタ回路
5,21 積分回路
6,22 量子化器
7,23 レベル可変帰還回路
8,24,26 加減算器
9,25 積分器
10 フィルタ器
11 増幅器
12 AGC回路
13 デジタルフィルタ回路
14 比較器
15 レベル検出器
16 基準レベル発生器
17 縦続型デルタシグマ変調器
18,19 量子化ループ
20 ノイズ除去回路
31 加算器

Claims (11)

  1. 可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器とを備え、前記制御手段により前記デルタシグマ変調器の利得制御を行うことを特徴とする利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  2. 可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器と、フィルタ回路とを備え、前記制御手段により前記デルタシグマ変調器の利得制御および前記フィルタ回路の利得制御を行うことを特徴とする利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  3. 可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器の利得を制御する制御手段と、デルタシグマ変調器と、前記フィルタ回路を備え、
    前記デルタシグマ変調器は、入力信号と第1の帰還参照レベルとを入力とする第1の積分回路と、前記第1の積分回路の出力を量子化する第1の局部量子化器と、前記第1の局部量子化器の出力から前記第1の帰還参照レベルを生成する第1の変換器とからなる初段のデルタシグマ変調型量子化ループと、前段のデルタシグマ変調型量子化ループ内の任意の位置から出力される信号からなる量子化ループ間信号と第2の帰還参照レベルとを入力とする第2の積分回路と、前記第2の積分回路の出力をデジタル信号に量子化する第2の局部量子化器と、前記第2の局部量子化器のデジタル出力から前記第2の帰還参照レベルを生成する第2の変換器とからなり、前記初段のデルタシグマ変調型量子化ループに対して縦続接続される一つもしくは複数の2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループと、前記初段および2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループについて、各段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器の出力を遅延器で遅延させた出力と次段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器の出力を微分器で微分した出力とを加算した値を出力信号とするノイズ除去回路とからなる縦続型デルタシグマ変調器から構成され、
    前記制御手段により、前記デルタシグマ変調器の利得制御および前記ノイズ除去回路の利得制御を行うことを特徴とする利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  4. 前記制御手段は、前記可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器および前記デルタシグマ変調器の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器および前記デルタシグマ変調器の利得制御を実現することを特徴する請求項1記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  5. 前記制御手段は、前記可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記フィルタ回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記フィルタ回路の利得制御を実現することを特徴する請求項2記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  6. 前記制御手段は、前記可変利得増幅器の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記ノイズ除去回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記ノイズ除去回路の利得制御を実現することを特徴する請求項3記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  7. フィルタ回路を備え、前記制御手段は、前記フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器および前記デルタシグマ変調器の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器および前記デルタシグマ変調器の利得制御を実現することを特徴する請求項1記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  8. 前記制御手段は、前記フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記フィルタ回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記フィルタ回路の利得制御を実現することを特徴する請求項2記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  9. 前記制御手段は、前記フィルタ回路の出力信号の振幅を検出して出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力と基準レベルとを比較し、その比較結果に応じて前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記ノイズ除去回路の利得を制御する制御信号をそれぞれ出力して前記可変利得増幅器、前記デルタシグマ変調器および前記ノイズ除去回路の利得制御を実現することを特徴する請求項3記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  10. 前記デルタシグマ変調器が帰還参照レベルを生成する回路を備え、前記帰還参照レベルを切り替えることによりデルタシグマ変調器の利得制御を実現することを特徴とする請求項1記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。
  11. フィルタ回路が増幅器とフィルタ器とを備え、前記増幅器の利得を切り替えることにより前記フィルタ回路の利得制御を実現することを特徴とする請求項2記載の利得制御機能付きデルタシグマ変調回路。

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