JP2014504075A - 拡張シグマデルタ変調の実施 - Google Patents

拡張シグマデルタ変調の実施 Download PDF

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Abstract

概して、拡張シグマデルタ変調を実施するための技法について記載する。たとえば、予測フィルタユニットと、増幅器と、オーバーサンプリングユニットと、シグマデルタ変調ユニットとを備える装置が、本技法を実装することができる。予測フィルタユニットは、入力信号に対して予測フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号を生成し、入力信号のエネルギーおよびフィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算する。増幅器は、フィルタ処理済み信号を受信し、予測利得に基づいて、フィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成する。オーバーサンプリングユニットは、増幅信号を受信し、オーバーサンプリングレートに従ってオーバーサンプリングを実施して、オーバーサンプリング信号を生成する。シグマデルタ変調ユニットは、オーバーサンプリング信号を受信し、シグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成する。

Description

本開示は、信号のエンコードに関し、より詳細には、シグマデルタ変調を使う信号のエンコードに関する。
概して、シグマデルタ変調(SDM)は、パルス密度変調(PDM)を使って、アナログ信号などの高分解能信号を、デジタル信号など、より低分解能の信号にエンコードするプロセスを指す。PDMは、パルス密度変調の結果として生じた信号が、その相対ビット密度によりアナログ信号の振幅を表すように、デジタルデータでアナログ信号が表される形の変調を指す。シグマデルタ復調は、より低分解能のデジタル信号からアナログ信号を再構築する逆プロセスを指す。一般に、シグマデルタ変調および復調は、いくつか例を挙げると、アナログデジタル変換器(ADC)、デジタルアナログ変換器(DAC)、周波数シンセサイザ、スイッチモード電源、クラスD増幅器用の制御回路、およびモータ制御によって利用される。
シグマデルタ変調器は、積分器ユニットの出力が量子化器ユニットの入力に流れる、積分器ユニットと量子化器ユニットの線形結合として構築される。量子化器ユニットの出力は、シグマデルタ変調器の出力信号である。この出力は、積分器ユニットの入力にその出力が流される加算ユニットに出力信号をフィードバックするフィードバックループの一部でもある。この加算ユニット、積分器ユニットおよび量子化器ユニットは、一般に一次シグマデルタ変調器と呼ばれるものを形成する。加算ユニットの前に追加積分器ユニットをインラインに追加すると、加算ユニットの前にインラインに追加された各追加積分器に対する次数が1だけ増大する。
シグマデルタ変調器の出力信号に対する、90〜100dBのSNRなど、所望の信号対ノイズ比(SNR)を達成するために、シグマデルタ変調器は、2つのやり方で修正することができる。第1のやり方では、シグマデルタ変調器の次数が増大され得るが、4または5次を上回って次数を増大させた結果として、概して、不安定なシグマデルタ変調器となる。第2のやり方では、シグマデルタ変調器のオーバーサンプリングレート(OSR)が増大され得る。ただし、シグマデルタ変調器のOSRを増大させると、入力信号を正確に表すのに必要とされるビットの数が増大する。ビットの数の増大は、モバイル電話におけるアナログデジタル(A/D)変換器またはデジタルアナログ(D/A)変換器内でシグマデルタ変調器が利用され得る、ワイヤレスチャネルなど、限られた帯域幅チャネルを介して出力信号を伝達するシグマデルタ変調器アプリケーションにおける重大な検討事項であり得る。ビットが増加すると、より多くのワイヤレスチャネル帯域幅が消費され得る。
概して、本開示では、拡張シグマデルタ変調を実施するための技法について説明する。本開示に記載するシグマデルタ変調は、いくつかの例では、従来のシグマデルタ変調によって生じるものよりも良好な信号対ノイズ比(SNR)をもつ信号を与えることができるという点で、拡張型と見なされ得る。いくつかの例では、本開示に記載するシグマデルタ変調は、一部の従来のシグマデルタ変調器と比較して、拡張シグマデルタ変調器の複雑さを大幅に増すことなく、SNRを増大させることができる。本開示に記載するシグマデルタ変調器は、所与の次数で構成されると、拡張型と従来のシグマデルタ変調器の両方が同じOSRを利用するとき、同じ次数の従来のシグマデルタ変調器と比較して、結果として得られる信号のSNRを改善することができる。この点において、本開示に記載するように構成されたシグマデルタ変調器は、同様の従来のシグマデルタ変調器と比較して、拡張型と見なすことができる。
一例では、拡張シグマデルタ変調実施する方法であって、この方法は、装置を使って、入力信号からフィルタ処理済み信号を生成するように、入力信号に予測フィルタを適用することと、入力信号のエネルギーおよびフィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算することとを備える。この方法はまた、装置を使って、予測利得の推定値に基づいてフィルタ処理済み信号を増幅して増幅信号を生成することと、装置を使って、オーバーサンプリングレートに従って増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号を生成することと、オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成することとを備える。
別の例では、装置が、入力信号に対して予測フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号を生成し、入力信号のエネルギーおよびフィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算する予測フィルタユニットと、フィルタ処理済み信号を受信し、予測利得に基づいてフィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成する増幅器とを備える。この装置はまた、増幅信号を受信し、オーバーサンプリングレートに従ってオーバーサンプリングを実施して、オーバーサンプリング信号を生成するオーバーサンプリングユニットと、オーバーサンプリング信号を受信し、シグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成するシグマデルタ変調ユニットとを含む。
別の例では、装置が、入力信号に対して予測フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号を生成し、入力信号のエネルギーおよびフィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算するための手段と、予測利得に基づいてフィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成するための手段とを備える。この装置はまた、オーバーサンプリングレートに従って増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号の生成を実施するための手段と、オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成するための手段とを備える。
別の例では、コンピュータ可読記憶媒体が、プログラム可能プロセッサに、入力信号からフィルタ処理済み信号を生成するように入力信号に予測フィルタを適用させ、入力信号のエネルギーおよびフィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として予測利得の推定値を計算させ、予測利得の推定値に基づいてフィルタ処理済み信号を増幅させて増幅信号を生成させ、オーバーサンプリングレートに従って増幅信号をオーバーサンプリングさせて、オーバーサンプリング信号を生成させ、オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施させて、変調信号を生成させる命令でエンコードされる。
別の例では、方法が、装置を使って、拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信することと、装置を使って、変調信号に対してシグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成することとを備える。この方法はまた、装置を使って、ダウンサンプリングレートに従って復調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を生成することと、装置を使って、判定された予測利得に基づいて、ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成することと、装置を使って、非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成することとを備える。
別の例では、装置が、変調信号を受信し、シグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成するシグマデルタ復調ユニットと、復調信号を受信し、ダウンサンプリングレートに従ってダウンサンプリングを実施して、ダウンサンプリング信号を生成するダウンサンプリングユニットとを備える。この装置はまた、ダウンサンプリング信号を受信し、判定された予測利得に基づいて、ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成する逆増幅ユニットと、非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成する逆予測フィルタユニットとを備える。
別の例では、装置が、拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信するための手段と、変調信号に対してシグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成するための手段とを備える。この装置はまた、ダウンサンプリングレートに従って復調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を生成するための手段と、判定された予測利得に基づいて、ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成するための手段と、非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成するための手段とを備える。
別の例では、コンピュータ可読記憶媒体が、プログラム可能プロセッサに、拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信させ、変調信号に対してシグマデルタ復調を実施させて復調信号を生成させ、ダウンサンプリングレートに従って復調信号をダウンサンプリングさせて、ダウンサンプリング信号を生成させ、判定された予測利得に基づいて、ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施させて、非増幅信号を生成させ、非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施させて、再構築信号を生成させる命令でエンコードされる。
1つまたは複数の例の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。他の特徴、目的、および利点は、その説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。
本開示に記載する拡張シグマデルタ変調および復調技法を実装する例示的システムを示すブロック図。 図1の拡張シグマデルタ変調ユニットをより詳しく示すブロック図。 図1の拡張シグマデルタ復調ユニットをより詳しく示すブロック図。 本開示の技法と一致する例示的システムの例示的動作を示すフローチャート。 図1の例に示す拡張シグマデルタ変調ユニットの別の例示的実施態様を示すブロック図。 図1の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニットの別の例示的実施態様を示すブロック図。 本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフを示す図。 本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフを示す図。 本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフを示す図。 本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフを示す図。 本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフを示す図。
詳細な説明
図1は、本開示に記載する拡張シグマデルタ変調および復調技法を実装する例示的システム10を示すブロック図である。図1の例において、システム10は、ソースデバイス12と受信デバイス14とを含む。ソースデバイス12および受信デバイス14に関して記載するが、本技法は、シグマデルタ変調および/またはシグマデルタ復調を実施することが可能などのデバイスによっても実装され得る。この理由で、本技法は、本開示で説明する例に限定されるべきではない。
上述したように、ソースデバイス12は、シグマデルタ変調、またはシグマデルタ変調とシグマデルタ復調の両方を実施することが可能などのデバイスも表し得るが、説明のために、ソースデバイス12は、いわゆる「スマートフォン」として構成され得る、モバイル電話などの携帯型ハンドセットデバイスを表す。ソースデバイス12は、受信デバイス14に送られるコンテンツまたは信号を発信し、または場合によっては生成もしくは提供するので、ソースデバイスと呼ばれる。
受信デバイス14は同様に、シグマデルタ復調、またはシグマデルタ復調とシグマデルタ変調の両方を実施することが可能などのデバイスも表し得るが、やはり説明のために、図1の受信デバイス14は、いわゆる「スマートフォン」として構成される、モバイル電話などの携帯型ハンドセットデバイスを表す。受信デバイス14は代替的には、携帯型メディアプレーヤ、パーソナルビデオレコーダデバイス、オーディオ再生デバイス、または信号25を受信し、本開示において説明する技法と一致するように信号25を再構築することが可能な他のどのデバイスも表し得る。受信デバイス14は、ソースデバイス12および/または他のソースデバイスによって発信された信号を受信するので、受信デバイスと呼ばれる。ソースデバイス12および受信デバイス14と呼ばれているが、これらのデバイスは概して、同じ機能を実施することができ、このことは、受信デバイス14が、異なる情況では、ソースデバイス12が図1の例において信号を発信するのと同じように信号を発信し得ることを意味する。同様に、ソースデバイス12は、この異なる情況では、受信デバイス14が図1の例において信号を受信するのと同じように信号を受信し得る。
図1の例において、ソースデバイス12は、オーディオ入力ユニット16と、アナログデジタル変換器ユニット18(「A−D変換器ユニット18」)とを含む。オーディオ入力ユニット16は、マイクロホンまたは他のオーディオ検知ハードウェアユニットなど、アナログ音声信号を受信するためのどのタイプのユニットまたはデバイスも表し得る。アナログデジタル変換器ユニット18は、オーディオ入力ユニット16を介して受信された信号などのアナログ信号を、対応するデジタル信号に変換するように構成された、電子ハードウェアユニットなどのユニットを表す。ソースデバイス12は、図1の例に明示的に示すものに加え、いくつかの他のユニット、モジュールまたは構成要素を含み得る。たとえば、説明を簡単にするために図1の例には図示しないが、ソースデバイス12は、1つまたは複数の無線周波(RF)アンテナと、1つまたは複数の送信機ユニットと、1つまたは複数の受信ユニットと、1つまたは複数のデジタル信号処理(DSP)ユニットと、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のグラフィックプロセッサユニットと、1つまたは複数のカメラまたは他の画像もしくはビデオキャプチャデバイスと、ヘッドセット、ヘッドホンまたはオーディオおよび/もしくは視覚機器をソースデバイス12に結合するための他のどの形の接続も受信するための1つまたは複数の入力と、1つまたは複数のメモリと、1つまたは複数の記憶デバイスとを含み得る。
図1の例ではオーディオに関して記載するが、拡張シグマデルタ変調および復調技法は、映像、画像および発話媒体を含む、他のタイプの媒体に関しても実装され得る。概して、本開示のシグマデルタ変調および復調技法は、シグマデルタ変調または復調のどの従来の使用にも適合および適用され得る。
受信デバイス14は、オーディオ出力ユニット20と、デジタルアナログ変換器ユニット22(「D−A変換器ユニット22」)とを含み、これらは、電子ハードウェアユニットによって形成され得る。オーディオ出力ユニット20は、スピーカ、ヘッドセット、ヘッドホンまたは他のどのタイプのオーディオ出力デバイスもしくはユニットなど、アナログ音声信号を出力するためのどのタイプのユニットまたはデバイスも表し得る。デジタルアナログ変換器ユニット22は、ソースデバイス12から受信された信号などのデジタル信号を、対応するアナログ信号に変換するためのユニットを表し、これらのアナログ信号を、オーディオ出力ユニット20は、受信デバイス14のユーザによる消費のために出力し得る。受信デバイス14は、図1の例に明示的に示すものに加え、いくつかの他のユニット、モジュールまたは構成要素を含み得る。たとえば、説明を簡単にするために図1の例には図示しないが、受信デバイス14は、1つまたは複数のRFアンテナと、1つまたは複数の送信機ユニットと、1つまたは複数の受信ユニットと、1つまたは複数のデジタル信号処理(DSP)ユニットと、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のグラフィックプロセッサユニットと、1つまたは複数のカメラまたは他の画像もしくはビデオキャプチャデバイスと、ヘッドセット、ヘッドホンまたはオーディオおよび/もしくは視覚機器を受信デバイス14に結合するための他のどの形の接続も受信するための1つまたは複数の入力と、1つまたは複数のメモリと、1つまたは複数の記憶デバイスとを含み得る。
概して、アナログデジタル変換器18は、シグマデルタ変調(SDM)と呼ばれるプロセスを用いて、アナログ信号をデジタル信号に変換する。シグマデルタ変調は、パルス密度変調(PDM)を使って、アナログ信号などの高分解能信号を、デジタル信号など、より低分解能の信号にエンコードすることを伴う。PDMは、パルス密度変調の結果として生じた信号が、その相対ビット密度によりアナログ信号の振幅を表すように、デジタルデータでアナログ信号が表される形の変調を指す。本開示を通して、A−D変換器に関して記載するが、シグマデルタ変調は、いくつか例を挙げると、周波数合成、スイッチモード電源、クラスD増幅器用の制御回路およびモータ制御の事例を含む、いくつかの他の事例でも利用され得る。
シグマデルタ変調を実装するシグマデルタ変調器は通常、積分器ユニットの出力が量子化器ユニットの入力に流れる、積分器ユニットと量子化器ユニットの線形結合として構築される。量子化器ユニットの出力は、シグマデルタ変調器の出力信号である。この出力は、積分器ユニットの入力にその出力が流される加算ユニットに出力信号をフィードバックするフィードバックループの一部でもある。この加算ユニット、積分器ユニットおよび量子化器ユニットは、一般に一次シグマデルタ変調器と呼ばれるものを形成する。加算ユニットの前に追加積分器ユニットをインラインに追加すると、加算ユニットの前にインラインに追加された各追加積分器に対する次数が1だけ増大する。
シグマデルタ変調によって出力された所与のデジタル信号の品質または正確さを測定する1つのやり方は、この出力信号の信号対ノイズ比(SNR)を監視することである。通常、シグマデルタ変調ユニットによって出力された信号についての90〜100デシベル(dB)のSNRは、ほとんどのアプリケーション、すなわち、この例ではアナログデジタル変換にとって受容可能と見なされる。シグマデルタ変調器の出力信号についてのこのSNRを達成するために、シグマデルタ変調器は2つのやり方で修正され得る。第1のやり方では、シグマデルタ変調器の次数は増大し得るが、4または5次を上回って次数を増大させると、概して、アナログまたは他の高分解能信号をより低分解能なデジタル信号まで正確に低減させることが不可能な、不安定なシグマデルタ変調器になる。このコンテキストにおける次数は、先行する積分ユニットの数、ならびに積分ユニットと量子化ユニットとを含むフィードバックループを指し、単一の積分ユニットをもつフィードバックループは、1の次数と呼ばれ、フィードバックループの前に置かれた各追加積分ユニットが、次数を1だけ増大させる。
第2のやり方では、シグマデルタ変調器のオーバーサンプリングレート(OSR)が増大され得る。ただし、シグマデルタ変調器のOSRを増大させると、入力信号を正確に表すのに必要とされるビットの数が増大する。ビットの数の増大は、図1の本例におけるケースでのように、シグマデルタ変調器がモバイル電話または他のモバイル計算デバイスにおけるアナログデジタル(A/D)変換器またはデジタルアナログ(D/A)変換器内で利用されるときなど、ワイヤレスチャネルを介して出力信号を伝達するシグマデルタ変調器アプリケーションにおける重大な検討事項であり得る。ビットの増大により、より多くのチャネル帯域幅、たとえば、モバイルデバイスのケースではワイヤレスチャネル帯域幅が消費され得る。通常、この第2のやり方は、シグマデルタ変調器に対する4または5次の設計制限により、システムエンジニアまたは他のシステム設計者によって選ばれる。
本開示に記載する技法によると、アナログデジタル変換器18は、ある形の拡張シグマデルタ変調を実施する。アナログデジタル変換器18は、この拡張SDM技法の様々な態様を実装する拡張シグマデルタ変調ユニット24(「拡張SDMユニット24」)を含む。シグマデルタ変調は、従来のシグマデルタ変調器と比較して、拡張シグマデルタ変調器の複雑さを過度に増大させることなく、従来のシグマデルタ変調により生じたものよりも良好な信号対ノイズ比(SNR)を通常はもつ信号を与えるという点で、拡張型と見なすことができる。所与の次数の拡張シグマデルタ変調は、拡張シグマデルタ変調と従来のシグマデルタ変調の両方が同じOSRであるとき、同じ次数の従来のシグマデルタ変調と比較して、得られる信号のSNRを改善し得る。この点において、いくつかの例では、本開示に記載するシグマデルタ変調技法は、同様の従来のシグマデルタ変調と比較して、拡張型と見なすことができる。
これらの拡張シグマデルタ変調技法を実施するために、拡張SDMユニット24は最初に、入力信号からフィルタ処理済みまたは残差信号を生成するように、入力信号に予測フィルタを適用する。予測フィルタ処理は、一例として、最小2乗平均(LMS)アルゴリズムによるフィルタ処理を伴い得る。LMSアルゴリズムを使うフィルタ処理は、所望の信号と実際の信号との間の差分である誤差信号の最小2乗平均の算出に関係するフィルタ係数を見つけることによって、所望のフィルタを模倣するのに使われる形の適合型フィルタ処理として特徴付けられ得る。概して、このLMS予測フィルタは、入力信号のエネルギーと比較して、予測フィルタから出力される残差信号のエネルギーを低下させる。
残差信号を生成した後、拡張SDMユニット24は、予測利得と呼ばれる係数を適用して、残差信号をアップスケールし、増幅信号を生成する。言い換えると、拡張SDMユニット24は、予測利得に基づいて、フィルタ処理済みまたは残差信号を増幅して、増幅信号を生成する。拡張SDMユニット24は、この予測利得係数を、入力信号のエネルギーを残差信号のエネルギーで除算したものの関数として計算することができる。この増幅信号は次いで、拡張シグマデルタ変調器24内にある、従来のシグマデルタ変調器と見なすことができるものに渡される。拡張シグマデルタ変調器24は次いで、オーバーサンプリングレートに従って増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号を生成し、オーバーサンプリング信号に対して従来のシグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成する。図1の例において、拡張シグマデルタ変調器24は、この変調信号を、チャネル26を介して受信デバイス14に送信するための変調信号25として出力する。
受信デバイス14、およびより具体的には、デジタルアナログ変換器22も、本開示に記載する技法の様々な態様を実装することができる。つまり、デジタルアナログ変換器22は、本開示に記載する技法と一致する形の拡張シグマデルタ復調を実装する拡張シグマデルタ復調(SDD)ユニット28を含み得る。概して、本開示の拡張シグマデルタ復調技法は、本開示において説明する拡張シグマデルタ変調技法の逆である。
説明のために、拡張シグマデルタ復調ユニット28は、変調信号25を受信し、シグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成する。拡張シグマデルタ復調ユニット28は次いで、ダウンサンプリングレートに従って復調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を生成する。このダウンサンプリングレートは、変調信号25を送るのに先立って、ビットストリームに入れてシグナリングされ、事前定義された値に静的に設定され、または変調信号25の様々な態様から動的に決定され得る。
拡張シグマデルタ復調ユニット28は次いで、判定された予測利得に基づいて、ダウンサンプリング信号に対して、ある形の逆増幅を実施して、非増幅信号を生成することができる。やはり、この予測利得は、変調信号25を送るのに先立って、ビットストリームに入れてシグナリングされ、事前定義された値に静的に設定され、または変調信号25の様々な態様から動的に決定され得る。拡張シグマデルタ復調ユニット28は次いで、非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成することができ、この再構築信号を、デジタルアナログ変換器ユニット22は、オーディオ出力ユニット20に出力し得る。オーディオ出力ユニット20は次いで、この信号を、受信デバイス14のユーザによる消費のために出力することができる。
匹敵する従来のシグマデルタ変調器を上回る信号SNRの増加をもたらす拡張シグマデルタ変調ユニット24の能力は、大きくは、線形予測フィルタによって達成される符号化利得と増幅の関数であり得る。さらに、システム10など、これらの技法を利用するシステムは、量子化ノイズとチャネルノイズの両方を、1を予測利得で除算した係数だけ低下させ、入力信号のスペクトル形状に従ってさらに成形させ得る。したがって、従来のシグマデルタ変調/復調システムが受けるノイズと比較して、SNR算出の分母が小さくされることを考慮すると、拡張シグマデルタ変調ユニット24によって出力されるどの所与の信号のSNRも、従来のシグマデルタ復調器と比較して増大され得る。
図2は、図1の拡張シグマデルタ変調ユニット24をより詳しく示すブロック図である。図2の例に示すように、拡張シグマデルタ変調ユニット24は、予測フィルタユニット30(「predフィルタユニット30」)と、増幅器ユニット32(「amp32」)と、シグマデルタ変調ユニット34(「SDMユニット34」)とを含む。
予測フィルタユニット30は、ある形の予測フィルタ処理を実施することが可能などのユニットも表す。上述したように、予測フィルタユニット30は、入力信号36に対して予測フィルタ処理を実施するために、LMSアルゴリズムを実装することができる。一般に、LMSアルゴリズムは、信号の現在および/または過去の条件に基づいて、フィルタ用の係数を選択するのに利用される。フィルタ係数を設定した後、予測フィルタユニット30は、入力信号36の次または今度の部分を予測し、この予測をフィルタ処理済み信号として出力する。予測フィルタ30は、誤差を、フィルタ処理済み信号と入力信号36との間の差分と判断する。この誤差に基づいて、予測フィルタユニット30は、そのフィルタ係数を、監視される誤差を削減する意図で、現在のフィルタ係数に対する差し替えとして新たなフィルタ係数を選択するためのLMSアルゴリズムを利用して更新する。この点において、予測フィルタユニット30は、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで、そのフィルタ係数を、入力信号36を効率的にフィルタ処理するように計算する。拡張シグマデルタ変調(SDM)ユニット24は、これらのフィルタ係数を、出力信号25を介して拡張シグマデルタ復調(SDD)ユニット28にシグナリングしてもよく、符号を分離し、これらの係数を異なるビットストリームを介してシグナリングしてもよい。
予測フィルタユニット30はまた、図2の例に予測利得38として示す予測利得係数を計算する。上述したように、予測利得は、入力信号36のエネルギーを、予測フィルタユニット30から出力された残差またはフィルタ処理済み信号のエネルギーで除算したものの関数として計算することができる。いずれにしても、増幅器ユニット32は、残差またはフィルタ処理済み信号を予測利得38だけ増幅し、増幅信号をシグマデルタ変調ユニット34に出力する。
図2の例にさらに示すように、シグマデルタ変調ユニット34は、オーバーサンプリングユニット40(「OSU40」)と、加算ユニット42と、積分器ユニット44(図2の例に示すように、「積分器44」と呼ぶこともできる)と、量子化ユニット46(図2の例に示すように、「量子化器46」と呼ぶこともできる)とを含む。オーバーサンプリングユニット40は概して、サンプリングされる信号の帯域幅または最も高い周波数の、通常2倍以上の周波数である、どの所与の信号もサンプリングするユニットを表す。オーバーサンプリングユニット40は、増幅信号をオーバーサンプリングし、このオーバーサンプリング信号を加算ユニット42に出力する。加算ユニット42は、オーバーサンプリング信号を出力信号25と加算するユニットを表す。加算ユニット42は、加算の結果を、加算信号として積分器ユニット44に出力し、ユニット44は概して、積分と呼ばれる数学演算を加算信号に対して実施して、積分信号を出力する。次に、量子化ユニット46は、非公式には「丸め」と呼ばれることもある量子化を積分信号に対して実施して、変調信号25を出力する。
図3は、図1の拡張シグマデルタ復調ユニット28をより詳しく示すブロック図である。図3の例に示すように、拡張シグマデルタ復調ユニット24は、シグマデルタ復調ユニット48(「SDDユニット48」)と、逆増幅ユニット50(「i−amp50」)と、逆予測フィルタユニット52(「逆predフィルタユニット52」)とを含む。概して、これらのユニットは、拡張シグマデルタ変調ユニット24に関して上述したものとは逆に機能して、再構築信号53を生成する。
シグマデルタ復調ユニット48は、低域フィルタユニット54(「LPFユニット54」)と、ダウンサンプリングユニット56(「DSU56」)とを含み得る。低域フィルタユニット54は、変調信号25を受信し、変調信号25に対して標準低域フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号をダウンサンプリングユニット56に出力する。ダウンサンプリングユニット(DSU)56は、フィルタ処理済み信号を、シグナリングされたサンプリングレートでダウンサンプリングする。つまり、オーバーサンプリングユニット40は、ダウンサンプリングユニット56がそのダウンサンプリングレートを基づかせる、オーバーサンプリングユニット40のオーバーサンプリングレートをシグナリングすることができる。ダウンサンプリングユニット56は、結果として生じたダウンサンプリング信号を逆増幅ユニット50に出力する。逆増幅ユニット50は、予測利得38に基づいて、逆増幅を実施し、または信号を減衰する。上述したように、拡張シグマデルタ変調ユニット24が、予測利得38をシグナリングしてもよく、拡張シグマデルタ復調(SDD)ユニット28が予測利得38を導出してもよい。いずれの場合も、逆増幅ユニット50は、ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、逆増幅信号を逆予測フィルタユニット52に出力する。逆予測フィルタユニット52は、予測フィルタユニット30のものとは逆の演算を実施して、再構築信号53を出力する。
図4は、本開示の技法と一致する、例示的な図1のシステム10などのシステムの例示的動作を示すフローチャートである。さらに、図4の例に示すフローチャートは、図2の例に示す拡張シグマデルタ変調ユニット24などの拡張シグマデルタ変調ユニット、および図3の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニット28などの拡張シグマデルタ復調ユニットの例示的動作を示す。システムというコンテキストで記載するが、本技法の変調および復調態様の各々は、システムというコンテキスト外でも実施し、上述した他の様々なコンテキストまたは他のコンテキストでも利用することができる。したがって、本開示の技法はこの点において限定されるべきではない。
概して、シグマデルタ変調のSNR性能は、量子化ユニットのオーバーサンプリングレートまたは係数および分解能によって画定され得る。SNR性能の向上法は、シグマデルタ変調ユニットの次数を増大させ、多段階シグマデルタ変調構造を構築することを含む。しかし、これらのSNR性能向上法の両方の結果、複雑さおよび/または安定性の問題が生じ得る。
本開示に記載する技法によると、シグマデルタ変調は、線形予測フィルタ処理および増幅を使って拡張され得る。最初に、拡張シグマデルタ変調ユニット24の予測フィルタユニット30が、入力信号36を受信する(60)。予測フィルタユニット30は、入力信号36に予測フィルタを適用する(62)。予測フィルタユニット30は、フィルタ処理済み信号を増幅ユニット32に出力する。予測フィルタユニット30はまた、予測利得38を計算する(63)。予測フィルタユニット30は、以下の式(1)に従って予測利得38を計算することができる。
Figure 2014504075
式(1)で、αは予測利得38を表し、変数fは、概して平滑であり、可逆であり、予測利得38の範囲を最小にするためのコンパンダとして作用する関数を指し、X(z)は入力信号36を示し、R(z)はフィルタ処理済み信号を示す。||.||は、||.||の間に埋め込まれた信号の推定エネルギーを示す。
予測フィルタユニット30は、この予測利得を増幅ユニット32に出力する。
増幅ユニット32は次いで、(関数R(z)で表される)フィルタ処理済み信号を、予測利得38に基づいて増幅する(64)。増幅ユニット32は、増幅信号をシグマデルタ変調ユニット34に出力する。シグマデルタ変調ユニット34のオーバーサンプリングユニット40は、増幅信号をオーバーサンプリングし、オーバーサンプリング信号を出力する(66)。加算ユニット42、積分ユニット44および量子化ユニット46は、オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施し、変調信号25を出力する(68、70)。
拡張シグマデルタ復調ユニット28のシグマデルタ復調ユニット48が、変調信号25を受信する(72)。チャネル誤差、すなわちチャネル26によってもたらされる誤差がない場合、シグマデルタ復調ユニット48は、以下の式(2)で記述され得る変調信号25を受信する。
Figure 2014504075
式(2)で、NTF(z)Q(z)は、拡張シグマデルタ変調ユニット24の量子化ユニット46の追加成形ノイズを表す。シグマデルタ復調ユニット48は、シグマデルタ復調を実施して、復調信号を出力する(74)。ダウンサンプリングユニット56は、変調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を逆増幅ユニット50に出力する(76)。
逆増幅ユニット56は次いで、ダウンサンプリング変調信号に対して、予測利得38に従って逆増幅を実施する(78)。上述したように、予測利得38は、拡張シグマデルタ変調ユニット24によってシグナリングされてもよく、拡張シグマデルタ復調器ユニット28が変調信号25または別の信号から予測利得38を導出してもよい。この逆増幅信号は、逆予測フィルタユニット52(合成フィルタユニット52と呼ぶこともできる)によって受信され、逆予測フィルタユニット52は、逆増幅信号に対して逆予測フィルタ処理または合成フィルタ処理を実施して、再構築信号53を生成する(80)。拡張SDDユニット28は次いで、たとえば、オーディオ入力ユニット16によって検知された元の検知入力信号を複写する際のオーディオ入力ユニット20による使用のために、再構築信号53を出力することができる。再構築信号53は、以下の式(3)で数学的に記述され得る。
Figure 2014504075
上の式(3)を参照すると、Y(z)は再構築信号53を表し、X(z)はやはり入力信号36を表し、αは予測利得38を表し、A(z)は予測フィルタ関数を表し、NTF(z)Q(z)は、拡張シグマデルタ変調ユニット24の量子化ユニット46の追加成形ノイズを表す。システム10のコンテキストで式(3)を検討すると、システム10などのシステムは、式(3)により、量子化ノイズを、1/αの係数だけ低下させ、さらに、入力信号のスペクトル形状に従って成形させる。
N(z)で表される、一定量のチャネルノイズがシステム10にもたらされると仮定すると、拡張シグマデルタ復調ユニット28は、以下の式(4)で数学的に記述され得るような変調信号25を受信する。
Figure 2014504075
これを、式(3)に関して上述したように繰り返し、チャネルノイズN(z)を含むシステム10のコンテキストで式(4)を適用すると、再構築信号25は、以下の式(5)で数学的に記述され得る。
Figure 2014504075
式(5)は、システム10が、量子化ノイズとチャネルノイズの両方を、1/αの係数だけ低下させ、さらに、入力信号のスペクトル形状に従って成形させることを実証する。
システム10を実装する上で、いくつかの考慮事項がある。最初に、上で概説したように、SNR利得(およびチャネルノイズ抑制)は、予測フィルタユニット30によって達成される符号化利得に主に依存する。予測フィルタ処理は概して、大きい音の音楽コンテンツで満たされた間隔中、無音(またはほぼ無音もしくは信号の大部分がノイズで満たされた部分)中は功を奏するが、予測フィルタユニット30は、いくつかの例では、何らかの利得を示すことはほとんどない。したがって、システム10を実装するとき、システム10は、入力信号36を、
Figure 2014504075
で以下の式(6)において表される低規模、高周波数トーンと混合することによって入力信号36を修正するユニットを含むように修正すればよい。
Figure 2014504075
修正信号は、式(6)においてX’(z)として表される。このトーンの規模は通常、ほぼ−40dBになるようにセットされる。この規模を使うと、無音領域内のこのトーンの予測から生じることになる利得は、最大で約30〜40dBになる。このトーンの周波数は通常、信号からのこのトーンの生成と除去とを円滑にするように、ナイキスト周波数にセットすればよい。
第2に、予測フィルタの良好な性能は、原則として、このフィルタが、入力信号25中の各有意高調波に対して1つの極をもつときに達成される。それゆえ、単純なオーディオ信号および発話を扱う際に、約5つの高調波だけが必須であるとき、短い(たとえば、10タップ)予測フィルタを使えばよい。ただし、オーケストラまたは一部の特殊な楽器(ピッチパイプなど)によって生じるものなどの複合信号を扱うときは、非常に大きい予測フィルタにつながる数十の高調波があり得る。さらに、複合信号中のこれらの高調波の一部は、非常に低い周波数に存在してよく、フィルタ処理が数百タップ長でなければならないことを含意する。百タップ長以上の予測フィルタの実装は、かなり複雑であり、多大な電力量を消費する、非常に複雑な実施態様につながり得る。このことは、これらの予測フィルタが、いわゆるスマートフォンを含むモバイル電話ハンドセット内で使用するためなど、低電力アプリケーションにおいて利用されるとき、特に問題になり得る。
単純な線形予測フィルタ処理に依拠するのではなく、上記技法は、「ピッチフィルタ」と呼ばれることもある、いわゆる「長期予測(LTP)フィルタ」を追加するように適合され得る。LTPフィルタとは、入力信号の低周波数部分などの長時間遅延現象を追跡しようと試みるフィルタである。予測フィルタユニット30が概して、10タップの線形予測符号化(LPC)フィルタを含むと仮定すると、適合型技法は、予測フィルタユニット30を、LTPフィルタを追加するように修正すればよい。LPCフィルタは概して、線形予測モデルの情報を使って、デジタル信号のスペクトル包絡線を圧縮形で表すためのフィルタを表す。この事例において、線形予測モデルは、入力信号の次の部分を予測しようと試みる際に信号を生じる、基底の源またはエージェントをモデル化することができる。概して、LPCフィルタは、人間発話システムが概して、チューブの端にあるブザーとしてモデル化されるとき、発話を圧縮するのに利用されるが、これらのフィルタは、いくつかの他のコンテキストでも利用することができる。予測フィルタ処理ユニット30’と呼ばれ得る適合型予測フィルタ処理ユニット30の出力は、以下の式(7)で数学的に記述され得る。
Figure 2014504075
上式で、τは遅れを示し、ρは利得値であり、ωは2L+1タップの低域フィルタの係数であり、r(i)は入力残差シーケンスであり、y(i)は修正残差シーケンス[Yuriyである。
予測利得38は、上述したように、予測フィルタユニット30がLPCフィルタのみを含むとき、上記式(1)に従って推定することができる。予測フィルタユニット30’がLPCフィルタとLTPフィルタとを含むとき、予測利得38は、以下で説明する以下の式(8)を使って推定することができる。
Figure 2014504075
式(8)で、αは予測利得38を表し、変数fは、概して平滑であり、可逆であり、予測利得38の範囲を最小にするためのコンパンダとして作用する関数を指し、X(z)は入力信号36を示し、R’(z)はこの予測フィルタユニット30’の出力を示す。単一のLTPフィルタは、予測フィルタ処理の性能を向上させるが、いくつかの事例では、この単一のLTPフィルタは、スペクトルの下位部分と十分に一致することも、その下位部分を予測することもできない。これらの事例では、予測フィルタ処理ユニット30’に1つまたは複数の追加LTPフィルタを追加することが有益であり得る。LTPフィルタが2つの構成において、これらのLTPフィルタは、P+1〜200および200〜400の重ならない範囲でのずれをもつように設計すればよく、ここでPは、予測子の次数を示す。これらのフィルタの追加によっても、チャネルノイズに対するシステムの敏感性が最小になり得る。
第3に、いくつかの事例では、たとえば、予測利得、フィルタ係数などを伝達するためのシグナリングに依拠しない後方適合型システムが所望され得る。多くの実用的設計において、このデータまたはパラメータのシグナリングは、(このパラメータ送信のために必要とされるレートが、残差データのレートと比較して、無視できると見なすと)別々にエンコードおよび送信され得るが、シグマデルタ変調が、その従来または非拡張形において提供するものと同様の同種ビットストリームを保つ必要がある場合は、別の手法が利用され得る。この代替手法は、エンコーダとデコーダの両方において、後方適合LPCフィルタおよび/またはLTPフィルタに依拠し得る。これらの後方適合システムのためのフィルタ係数の計算を含む後方適合LPCフィルタおよび/またはLTPフィルタに関するより多くの情報については、本明細書において十分に説明したものとして、参照により本明細書に組み込まれている、Proc. ICASSP−91、453〜456頁(1990年4月)の、J.−H. Chenによる、「High−Quality 16 kb/s Speech Coding with a One Way Delay Less than 2 ms」と題する文献に見ることができる。
図5は、図1の例に示す拡張シグマデルタ変調ユニット24の別の例示的実施態様を示すブロック図である。この実施態様は、拡張シグマデルタ変調ユニット24’として示され得る。この例では、図2の例に示す予測フィルタユニット30が、LPCフィルタ90とLTPフィルタ92とを含み得る適合型予測フィルタユニット30’で置き換えられている。LPCフィルタ90は概して、線形予測モデルの情報を使って、デジタル信号のスペクトル包絡線を圧縮形で表すためのフィルタを表す。この事例において、線形予測モデルは、入力信号の次の部分を予測しようと試みる際に信号を生じる、基底の源またはエージェントをモデル化することができる。概して、LPCフィルタは、人間発話システムが概して、チューブの端にあるブザーとしてモデル化されるとき、発話を圧縮するのに利用されるが、これらのフィルタは、いくつかの他のコンテキストでも利用することができる。LTPフィルタ92は、上述したように、より低い周波数での一致または予測を改善し得る。
図6は、図1の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニット28の別の例示的実施態様を示すブロック図である。この実施態様は、拡張シグマデルタ復調ユニット28’として示され得る。この例では、逆予測フィルタ処理ユニット52が、適合型逆予測フィルタ処理ユニット52’で置き換えられている。適合型逆予測フィルタ処理ユニット52’は、逆LTPフィルタ92と逆LPCフィルタ94とを含む。やはり、逆LTPフィルタ92の追加により、より低い周波数での予測が向上し得る。
図7は、入力信号周波数の関数として、図3の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニット28など、本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフ100を示す図である。図7の例において、グラフ100は、3つの線102、104、および106を含む。線102は、入力信号36などの入力信号を表す。この例における線102で表される入力信号は、1キロヘルツ(1kHz)サイン信号のSNRを表す。線104は、再構築された2次の、16ビットのオーバーサンプリングされた従来のSDMエンコードサンプルのSNRを表す。線106は、ほぼ16.6の予測利得係数をもつ、2次の拡張SMDエンコード信号を加えた、再構築された2次LPCのSNRを表す。線106は明らかに、線104と比較して、良好なSNRを与えており、本開示に記載する技法を使って伝達される信号の改善SNRを反映している。
図8は、入力信号周波数の関数として、図3の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニット28など、本開示に記載する技法を実装する拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力される再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフ110を示す図である。図8の例において、グラフ110は、3つの線112、114、および116を含む。線112は、入力信号36などの入力信号のSNRを表す。この例における線112で表される入力信号は、いわゆる重畳直交振幅変調(SQAM)「三角」信号のスペクトルを表す。線104は、再構築された従来のSDMエンコードサンプルのSNRを表すが、SDMは、本開示の技法による拡張を伴わない。線106は、拡張SMD再構築信号のSNRを表す。やはり、線116は明らかに、線114と比較して、良好なSNRを与えており、本開示に記載する技法を使って伝達される信号の改善SNRを反映している。
図9Aおよび図9Bは、入力信号周波数の関数として、図3の拡張シグマデルタ復調ユニット28などの拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力された再構築信号、および図6の拡張シグマデルタ復調ユニット28’などの適合型拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力された再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)をそれぞれ提示するグラフ120A、120Bを示す図である。図9Aのグラフ120Aには、3つの線122A、124Aおよび126Aが示されている。線122Aは、いわゆるMoving Pictures Expert Group(MPEG)「ピッチパイプ」信号のスペクトルのSNRを表す。線124Aは、たとえば、10次LPCフィルタを使って拡張シグマデルタ復調ユニット28によって再構築された再構築信号のSNRを表す。線126Aは、たとえば、LTPフィルタ処理のみを使って拡張シグマデルタ復調ユニット28’によって再構築された再構築信号についてのSRNを表す。線126Aは明らかに、SNRに関して線124Aを上回る改善を表しており、LTPフィルタの追加により、ある特定のタイプの信号についてのSNRが改善し得ることを反映している。
図9Bのグラフ120Bには、3つの線122B、124Bおよび126Bが示されている。このグラフにおいて、線122Bは元の入力信号を表し、線124Bは、拡張シグマデルタ復調ユニット28によって出力された再構築信号についてのSNRを表し、線126Bは、拡張シグマデルタ復調ユニット28’によって出力された再構築信号についてのSNRを表す。これらの線122B、124Bおよび126Bを検討すると、LTPは、スペクトルの下側部分でのスペクトル形状の全体的一致に役立つが、元の信号と再構築信号との間には依然として多大な不一致があると思われる。
図10は、入力信号周波数の関数として、様々な従来および拡張シグマデルタ復調ユニットによって出力された再構築信号の信号対ノイズ比(SNR)を提示するグラフ130を示す図である。図10の例において、グラフ130は、5つの線132、134、136、138および140を含む。線132は、元の入力信号のSNRを表す。線134は、再構築された従来のSDMエンコードサンプルのSNRを表すが、SDMは、本開示の技法による拡張を伴わない。線136は、拡張SMD再構築信号のSNRを表し、この再構築信号は、10次LPCフィルタで再構築されている。線138は、拡張SMD再構築信号のSNRを表し、この再構築信号は、図6の例に示す拡張シグマデルタ復調ユニット28’によって利用されるものなど、LPCとLTPフィルタの両方を使って再構築されている。線138は、拡張SMD再構築信号のSNRを表し、この再構築信号は、LPCと、2段階のLTPフィルタの両方を使って再構築されている。やはり、線140は明らかに、線134、136、および138と比較して良好なSNRを与えており、複数の状態LTPフィルタを可能にする、本開示に記載する適合型技法を使って伝達される信号の改善SNRを反映している。
1つまたは複数の例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶するか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信することができ得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体または通信媒体を含み得る。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなデータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
符号は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)など1つまたは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、または他の等価な集積または個別論理回路によって実行できる。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明する技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指す。さらに、いくつかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に提供され得、あるいは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素中に十分に実装され得る。
本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置において実施され得る。本開示では、開示する技法を実行するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要はない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットは、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明したように1つまたは複数のプロセッサを含む、コーデックハードウェアユニットとして組み合わせられるか、または相互動作ハードウェアユニットの集合によって実現され得る。
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。

Claims (67)

  1. 拡張シグマデルタ変調を実施する方法であって、
    装置を使って、入力信号からフィルタ処理済み信号を生成するように前記入力信号に予測フィルタを適用することと、
    前記入力信号のエネルギーおよび前記フィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算することと、
    前記装置を使って、前記予測利得の前記推定値に基づいて、前記フィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成することと、
    前記装置を使って、オーバーサンプリングレートに従って前記増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号を生成することと、
    前記オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成することとを備える方法。
  2. 前記予測フィルタを適用することが、前記入力信号に対して線形予測符号化(LPC)を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記予測フィルタを適用することが、前記入力信号に対して長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記予測フィルタを適用することが、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記予測フィルタを適用することが、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施することが、前記オーバーサンプリング信号に対して2次以上のシグマデルタ変調を実施することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記予測利得の前記推定値を計算するのに使われる前記関数を、平滑および可逆になるように構成することをさらに備え、前記構成された関数が、前記予測利得の前記推定値についての可能値の範囲を最小にするコンパンダとして作用する、請求項1に記載の方法。
  8. シグマデルタ変調を実施することが、
    前記オーバーサンプリング信号を前記変調信号と加算して、加算信号を出力することと、
    前記加算信号に対して積分を実施して、積分信号を出力することと、
    前記積分信号に対して量子化を実施して、前記変調信号を出力することとを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記入力信号がアナログ信号を備え、
    前記変調信号がデジタル信号を備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記オーバーサンプリングレートおよび前記予測利得の前記推定値のうち1つまたは複数が、前記変調信号を受信する受信デバイスにシグナリングされる、請求項1に記載の方法。
  11. 拡張シグマデルタ変調を実施する装置であって、
    入力信号に対して予測フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号を生成し、前記入力信号のエネルギーおよび前記フィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算する予測フィルタユニットと、
    前記フィルタ処理済み信号を受信し、前記予測利得に基づいて、前記フィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成する増幅器と、
    前記増幅信号を受信し、オーバーサンプリングレートに従って前記増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号を生成するオーバーサンプリングユニットと、
    前記オーバーサンプリング信号を受信し、シグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成するシグマデルタ変調ユニットとを備える装置。
  12. 前記予測フィルタユニットが、前記入力信号に対して線形予測符号化(LPC)を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記予測フィルタユニットが、前記入力信号に対して長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成する、請求項11に記載の装置。
  14. 前記予測フィルタユニットが、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成する、請求項11に記載の装置。
  15. 前記予測フィルタが、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成する、請求項11に記載の装置。
  16. 前記シグマデルタ変調ユニットが、前記オーバーサンプリング信号に対して2次以上のシグマデルタ変調を実施する、請求項11に記載の装置。
  17. 前記予測利得の前記推定値を計算するのに使われる前記関数が、平滑および可逆になるように構成され、前記構成された関数が、前記予測利得の前記推定値についての可能値の範囲を最小にするコンパンダとして作用する、請求項11に記載の装置。
  18. 前記シグマデルタ変調ユニットが、前記オーバーサンプリング信号を前記変調信号と加算して加算信号を出力し、前記加算信号に対して積分を実施して積分信号を出力し、前記積分信号に対して量子化を実施して、前記変調信号を出力する、請求項11に記載の装置。
  19. 前記装置がアナログデジタル(A−D)変換器を含み、
    前記A−D変換器が、前記予測フィルタと、前記増幅器と、前記オーバーサンプリングユニットと、シグマデルタ変調とを備える、請求項11に記載の装置。
  20. 前記オーバーサンプリングレートおよび前記予測利得の前記推定値のうち1つまたは複数が、前記変調信号を受信する受信デバイスにシグナリングされる、請求項11に記載の装置。
  21. 拡張シグマデルタ変調を実施する装置であって、
    入力信号に対して予測フィルタ処理を実施して、フィルタ処理済み信号を生成し、前記入力信号のエネルギーおよび前記フィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算するための手段と、
    前記予測利得に基づいて、前記フィルタ処理済み信号を増幅して、増幅信号を生成するための手段と、
    オーバーサンプリングレートに従って前記増幅信号をオーバーサンプリングして、オーバーサンプリング信号を生成するための手段と、
    前記オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施して、変調信号を生成するための手段とを備える装置。
  22. 予測フィルタ処理を実施するための前記手段が、前記入力信号に対して線形予測符号化(LPC)を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成するための手段を含む、請求項22に記載の装置。
  23. 予測フィルタ処理を実施するための前記手段が、前記入力信号に対して長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成するための手段を含む、請求項22に記載の装置。
  24. 予測フィルタ処理を実施するための前記手段が、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)実施するための手段、続いて長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成するための手段を含む、請求項22に記載の装置。
  25. 前記予測フィルタが、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記フィルタ処理済み信号を生成する、請求項22に記載の装置。
  26. シグマデルタ変調を実施するための前記手段が、前記オーバーサンプリング信号に対して2次以上のシグマデルタ変調を実施するための手段を含む、請求項22に記載の装置。
  27. 前記予測利得の前記推定値を計算するのに使われる前記関数が、平滑および可逆になるように構成され、前記構成された関数が、前記予測利得の前記推定値についての可能値の範囲を最小にするコンパンダとして作用する、請求項22に記載の装置。
  28. シグマデルタ変調を実施するための前記手段が、
    前記オーバーサンプリング信号を前記変調信号と加算して、加算信号を出力するための手段と、
    前記加算信号に対して積分を実施して、積分信号を出力するための手段と、
    前記積分信号に対して量子化を実施して、前記変調信号を出力するための手段とを含む、請求22に記載の装置。
  29. 前記装置がアナログデジタル(A−D)変換器を含み、
    前記A−D変換器が、予測フィルタ処理を実施するための前記手段と、増幅するための前記手段と、オーバーサンプリングを実施するための前記手段と、シグマデルタ変調を実施するための前記手段とを含む、請求項22に記載の装置。
  30. 前記オーバーサンプリングレートおよび前記予測利得の前記推定値のうち1つまたは複数が、前記変調信号を受信する受信デバイスにシグナリングされる、請求項22に記載の装置。
  31. プロセッサに拡張シグマデルタ変調を実施させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    入力信号からフィルタ処理済み信号を生成するように、前記入力信号に予測フィルタを適用させ、
    前記入力信号のエネルギーおよび前記フィルタ処理済み信号のエネルギーの関数として、予測利得の推定値を計算させ、
    前記予測利得の前記推定値に基づいて、前記フィルタ処理済み信号を増幅させて、増幅信号を生成させ、
    オーバーサンプリングレートに従って前記増幅信号をオーバーサンプリングさせて、オーバーサンプリング信号を生成させ、
    前記オーバーサンプリング信号に対してシグマデルタ変調を実施させて、変調信号を生成させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  32. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記入力信号に対して線形予測符号化(LPC)を実施させて、前記フィルタ処理済み信号を生成させる、請求項31に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  33. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記入力信号に対して長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記フィルタ処理済み信号を生成させる、請求項31に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  34. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記フィルタ処理済み信号を生成させる、請求項31に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  35. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記入力信号に対して、線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記フィルタ処理済み信号を生成させる、請求項31に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  36. 拡張シグマデルタ復調を実施する方法であって、
    装置を使って、拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信することと、
    前記装置を使って、前記変調信号に対してシグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成することと、
    前記装置を使って、ダウンサンプリングレートに従って前記復調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を生成することと、
    前記装置を使って、判定された予測利得に基づいて、前記ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成することと、
    前記装置を使って、前記非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成することとを備える方法。
  37. 前記逆予測フィルタ処理を実施することが、前記非増幅信号に対して逆線形予測符号化(LPC)を実施して、前記再構築信号を生成することを含む、請求項36に記載の方法。
  38. 逆予測フィルタ処理を実施することが、前記非増幅信号に対して逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成することを含む、請求項36に記載の方法。
  39. 逆予測フィルタ処理を実施することが、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成することを含む、請求項36に記載の方法。
  40. 逆予測フィルタ処理を実施することが、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成することを含む、請求項36に記載の方法。
  41. 前記変調信号に対してシグマデルタ復調を実施することが、前記変調信号に対して2次以上のシグマデルタ復調を実施することを備える、請求項36に記載の方法。
  42. シグマデルタ復調を実施することが、
    前記オーバーサンプリング信号に対して低域フィルタ処理を実施して、低域フィルタ処理済み信号を生成することと、
    前記低域フィルタ処理済み信号をダウンサンプリングして、前記復調信号を生成することとを含む、請求項36に記載の方法。
  43. 前記入力信号がアナログ信号を含み、
    前記変調信号がデジタル信号を含む、請求項36に記載の方法。
  44. 前記予測利得をシグナリングする前記変調信号を送ったデバイスから信号を受信することと、
    前記シグナリングされた予測利得に基づいて、前記予測利得を判定することとをさらに備える、請求項36に記載の方法。
  45. 拡張シグマデルタ変調を実施する装置であって、
    変調信号を受信し、シグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成するシグマデルタ復調ユニットと、
    前記復調信号を受信し、ダウンサンプリングレートに従ってダウンサンプリングを実施して、ダウンサンプリング信号を生成するダウンサンプリングユニットと、
    前記ダウンサンプリング信号を受信し、判定された予測利得に基づいて、前記ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成する逆増幅ユニットと、
    前記非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成する逆予測フィルタユニットとを備える装置。
  46. 前記逆予測フィルタユニットが、前記非増幅信号に対して逆線形予測符号化(LPC)を実施して、前記再構築信号を生成する、請求項45に記載の装置。
  47. 前記逆予測フィルタユニットが、前記非増幅信号に対して逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成する、請求項45に記載の装置。
  48. 前記逆予測フィルタユニットが、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成する、請求項45に記載の装置。
  49. 前記逆予測フィルタユニットが、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成する、請求項45に記載の装置。
  50. 前記シグマデルタ復調ユニットが、前記変調信号に対して2次以上のシグマデルタ復調を実施する、請求項45に記載の装置。
  51. 前記シグマデルタ復調ユニットが、前記オーバーサンプリング信号に対して低域フィルタ処理を実施して、低域フィルタ処理済み信号を生成し、前記低域フィルタ処理済み信号をダウンサンプリングして、前記復調信号を生成する、請求項45に記載の装置。
  52. 前記装置がデジタルアナログ(D−A)変換器を含み、
    前記D−A変換器が、前記シグマデルタ復調ユニットと、前記ダウンサンプリングユニットと、前記逆増幅ユニットと、前記逆予測フィルタユニットとを含む、請求項45に記載の装置。
  53. 前記装置が、前記予測利得をシグナリングする前記変調信号を送ったデバイスから信号を受信し、前記シグナリングされた予測利得に基づいて前記予測利得を判定する、請求項45に記載の装置。
  54. 拡張シグマデルタ復調を実施するための装置であって、
    拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信するための手段と、
    前記変調信号に対してシグマデルタ復調を実施して、復調信号を生成するための手段と、
    ダウンサンプリングレートに従って前記復調信号をダウンサンプリングして、ダウンサンプリング信号を生成するための手段と、
    判定された予測利得に基づいて、前記ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施して、非増幅信号を生成するための手段と、
    前記非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施して、再構築信号を生成するための手段とを備える装置。
  55. 前記非増幅信号に対して逆線形予測符号化(LPC)を実施して、前記再構築信号を生成するための手段をさらに備える、請求項54に記載の装置。
  56. 前記非増幅信号に対して逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成するための手段をさらに備える、請求項54に記載の装置。
  57. 前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成するための手段をさらに備える、請求項54に記載の装置。
  58. 前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施して、前記再構築信号を生成するための手段をさらに備える、請求項54に記載の装置。
  59. 前記変調信号に対して2次以上のシグマデルタ復調を実施するための手段をさらに備える、請求項54に記載の装置。
  60. 前記オーバーサンプリング信号に対して低域フィルタ処理を実施して、低域フィルタ処理済み信号を生成するための手段と、
    前記低域フィルタ処理済み信号をダウンサンプリングして、前記復調信号を生成するための手段とをさらに備える、請求項54に記載の装置。
  61. 前記装置がデジタルアナログ(D−A)変換器を含み、
    前記D−A変換器が、前記変調信号を受信するための前記手段と、シグマデルタ復調を実施するための前記手段と、ダウンサンプリングするための前記手段と、逆増幅を実施するための前記手段と、逆予測フィルタ処理を実施するための前記手段とを含む、請求項54に記載の装置。
  62. 前記予測利得をシグナリングする前記変調信号を送ったデバイスから信号を受信するための手段と、
    前記シグナリングされた予測利得に基づいて、前記予測利得を判定するための手段とをさらに備える、請求項54に記載の装置。
  63. プロセッサに拡張シグマデルタ変調を実施させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    拡張シグマデルタ変調を使って変調された変調信号を受信させ、
    前記変調信号に対してシグマデルタ復調を実施させて、復調信号を生成させ、
    ダウンサンプリングレートに従って前記復調信号をダウンサンプリングさせて、ダウンサンプリング信号を生成させ、
    判定された予測利得に基づいて、前記ダウンサンプリング信号に対して逆増幅を実施させて、非増幅信号を生成させ、
    前記非増幅信号に対して逆予測フィルタ処理を実施させて、再構築信号を生成させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  64. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記非増幅信号に対して逆線形予測符号化(LPC)を実施させて、前記再構築信号を生成させる、請求項63に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  65. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記非増幅信号に対して逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記再構築信号を生成させる、請求項63に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  66. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記再構築信号を生成させる、請求項63に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  67. 前記命令がさらに、前記プロセッサに、前記非増幅信号に対して、逆線形予測符号化(LPC)、続いて2次以上の逆長期予測(LTP)フィルタ処理を実施させて、前記再構築信号を生成させる、請求項63に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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