JP4555776B2 - 適応型シグマ‐デルタ変換用積算器 - Google Patents

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Description

本発明は一般に信号処理に関し、具体的にはシグマ‐デルタ変換を用いたアナログ‐デジタル変換に関する。
シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換は、アナログ信号を高周波デジタルシーケンスに変換するために広く用いられ、十分研究され尽くした技術である。例えば、J. C. Candy及びG. C.Temesの『オーバサンプリングデルタ‐シグマデータ変換器』(IEEE Press, 1992)(以降Candyと称す)及び、S. R. Northworthy、R. Schreier、及びG. C. Temesの「デルタ‐シグマデータ変換器』(IEEE Press, 1997)参照のこと。両文献とも参照として本明細書に組み込まれる。
Σ‐Δ変換において、サンプリング周波数が入力信号のナイキスト周波数より十分大きい(すなわち最大入力周波数の2倍より十分大きい)フィードバックループ構成内に、低解像度量子化器が組み込まれる。加えて、量子化器 に持ち込まれたノイズエネルギーは、いわゆる「ノイズ伝達関数」NTF(z)に従い高い周波数で形成され、この信号は、いわゆる「信号伝達関数」STP(z)に従いほとんど変化しないで変換器内を通過する。
図1(a)は、減算器101、積算器102(積分加算器103と時間遅れ要素104を含む)、1ビット量子化器105、及び1ビットデジタル・アナログ変換器(DAC)106を有する離散時間システムの簡単な1次Σ‐Δ変換器を示している。通常の操作において、レンジ[−a,+a]の範囲内にある入力信号x(n)はy(n)∈±1のバイナリ出力シーケンスに変換される。量子化器105は、正入力に対して+1、負入力に対して−1を出力する。量子化器105からの出力は、DAC106を経由してフィードバックされ減算器101にて入力信号x(n)から減算される。したがって減算器101の出力は、入力信号x(n)と量子化された出力信号y(n)との差を表す。図1(a)からわかるように、積算器102の出力は、その前の入力とその前の出力の和を表わす。したがって、積算器102の出力が正なのか負なのかにより、1ビット量子化器105はそれに応じて+1又は−1を出力する。ここで、及び添付特許請求の範囲において、信号のアナログ(物理)表示とデジタル表示とは、デジタル標識又は「0」の添え字を付けた多数ビットの信号により識別する。
図1(a)の線形モデルを示した図1(b)において、同様に、減算器107と積算器111((積分加算器112と時間遅れ要素113を含む)が含まれる。量子化器 105は加算器108とノイズ源109に置き換えられている。信号y(n)をy(n)に変換するために、y(n)の符号を検出する比較器110が含まれる。システム入力x(n)と量子化器ノイズγ(n)と2段階出力シーケンスy(n)との基本的な関係は、

Y(z)=z−1X(z)+(1‐Z−1)Γ(z) (1)

となる。信号伝達関数とノイズ伝達関数とは、それぞれSTP(z)=z−1、及びNTF(z)=(1−z−1)で表される。
デジタル表現における特性は信号/ノイズ比、SNR=10log 10(S/N)で示され、ここでSは信号出力でありNは与えられた帯域Bにおけるノイズ出力である。式(1)に関し、ノイズ出力は、ノイズ伝達関数NTF(z)と量子化手段におけるノイズΓa(z)の総量の両方に左右される。SNRを改善するためには、次の2つのアプローチがある。
(a)所定のノイズΓ(z)の総量、すなわち所定の量子化器の程度±aに対して、ノイズシェイピングを改善することによりベースバンドからのノイズ出力を削減することと、
(b)所定のNTF(z)に対して、システムに持ち込まれるノイズ出力の総量を削減するようにすることである。
(a)のアプローチは、例えば、Candyに記載されているように、シグマ‐デルタ変換器の次数を増やすことにより達成できる。高次数の変換器では、ノイズ伝達関数はNTF(z)=(1−z−1となり、これは、ノイズシェイピング効果が改善されることを意味する。(b)のアプローチの例としてZierhofer C. M.の「1ビット量子化を伴う適応型シグマ‐デルタ変換」(IEEE trans. CAS II, vol. 47, No. 5, May 2000)(以降Zierhoferと称す)と米国特許出願「1ビット量子化を伴う適応型シグマ‐デルタ変換」番号09/496,756、2000年2月3日出願、これは米国特許6,535,153として発行された、を参照のこと。ここで、シグマ‐デルタ変換器はフィードバックループ構成内に組み込まれているが、両方とも参照として本出願に組み込む。この変換器の入力信号は低減されたレンジ内で用いられ、したがって量子化器の2つのレベルは低減される。その結果、システムに持ち込まれるノイズ出力が減少し、SNRが改善される。
適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器の開発との関連において、非適応型又は適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器に使用するための新しい積算手段を発明した。本発明の1実施の形態によれば、適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換のシステム及び方法は、アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力する入力手段を具備する。アナログ入力信号x(n)の大きさは第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である。積算手段では、前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力し、積算手段では、瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、平均強度が増大するように前記偏差信号の積算値を変換する。量子化手段では、この積算された信号を表すデジタル信号y(n)を出力する。量子化されたデジタル信号y(n)に基づき、適応手段でデジタル出力信号z(n)を出力し、この出力はデジタル・アナログ変換器によりアナログフィードバック信号z(n)に変換される。
本発明に関する実施の形態において、適応手段では、アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を第1のレンジ[−a,+a]の範囲内でアナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持しようとする。積算手段では、積算用キャパシタを具備し、キャパシタの電荷は偏差信号の積算値を表す。積算された信号は、少なくともその一部は、積算用キャパシタの電圧に基づく。積算用キャパシタの電圧の瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するように、この積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御してもよい。この積算用キャパシタは演算増幅器の出力と入力との間に接続されてもよい。
本発明に関する更なる実施の形態において、適応手段には、量子化されたデジタル信号y(n)にステップサイズc(n)を乗じる乗算手段を含んでもよく、積算用キャパシタのキャパシタンスは、少なくとも部分的にステップサイズc(n)に基づき可変制御される。この積算用キャパシタは一群のキャパシタの配列で構成することができ、配列中の各キャパシタは、積算用キャパシタのキャパシタンスを変化させるために入り切りすることが可能である。
本発明に関するまた更なる実施の形態において、デジタル・アナログ変換器は重み付けがなされた一群のキャパシタの配列で構成することができ、この一群のキャパシタの配列は、符号を反転させたデジタル出力信号z(n)に比例する電荷QDAC(n)を得ることができる。入力サンプリング手段には、入力サンプリングキャパシタが含まれ、この入力サンプリングキャパシタは、アナログ入力信号x(n)に比例する電荷Qin(n)を得ることができる。
本発明に関するなお更なる実施の形態において、出力された量子化されたデジタル信号y(n)は、2つのレベルのデジタル出力シーケンスを含んでいてもよい。2つのレベルのデジタル出力は、+1と−1の値を含んでいてもよい。デジタル出力信号z(n)の出力には、量子化されたデジタル信号y(n)をステップサイズc(n)で乗算する手段が含まれていてもよい。ステップサイズc(n)は、コードワードのセットYに基づいても良く、ここで、Y={p(n),y(n‐1),y(n‐2)...y(n‐ n)}であり、nは所定の整数である。ステップサイズc(n)の決定において、コードワードの大部分が等しければステップサイズc(n)を増やし、コードワードが変化するならば、ステップサイズc(n)を減少させることとしてもよい。ステップサイズc(n)は非線形であってもよい。量子化されたデジタル信号y(n)をステップサイズc(n)で乗算するの場合は参照テーブルを用いてもよい。
本発明の他の実施の形態において、適応型シグマ‐デルタ変換器のシステム及び方法には、アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力する入力手段が含まれる。アナログ入力信号x(n)の強さは第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である。積算手段はこの偏差信号の積算値の関数である積算信号を出力する。この積算手段には、可変制御することのできるキャパシタンスを持つ積算用キャパシタが含まれる。この積算用キャパシタの電荷が偏差信号の積算値を表す。量子化手段は、積算された信号を表す量子化されたデジタル信号y(n)を出力する。量子化されたデジタル信号y(n)に基づき、適応手段はデジタル出力信号z(n)を出力する。デジタル・アナログ変換手段は、デジタル出力信号z(n)をアナログフィードバック信号z(n)に変換する。
本発明に関する実施の形態において、この積算用キャパシタは、この積算用キャパシタの電圧の瞬間値が所定の値を超えないようにする一方、この積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するよう可変制御される。この積算用キャパシタには、一群のキャパシタの配列が含まれていても良く、この配列中の各キャパシタは、この積算用キャパシタのキャパシタンスを変化させるために入り切りすることが可能である。適応手段には、量子化されたデジタル信号y(n)をステップサイズc(n)で乗算する乗算手段が含まれ、この積算用キャパシタのキャパシタンスは、少なくとも1部はステップサイズc(n)に基づき可変制御される。適応手段は、アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を第1のレンジ[−a,+a]の範囲内でかつアナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持させるようにしてもよい。
本発明の他の実施の形態によれば、シグマ‐デルタ変換器には、アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との偏差を表す偏差信号を出力する入力手段が含まれていてもよい。積算手段は、この偏差信号の積算値の関数である積算信号を出力する。特に、この積算手段は、瞬時値が所定の値を超えないようにしながら平均強度を増大させるために、この偏差信号の積算値を変換する。量子化手段は、この積算された信号を表す量子化されたデジタル信号y(n)を出力する。デジタル・アナログ変換手段はデジタル信号y(n)をアナログフィードバック信号z(n)に変換する。
本発明は、添付図とともに以下の詳細な説明を参照することにより容易に理解できるであろう。
Σ‐Δ変換器の信号対ノイズ(SNR)を改善した1ビット量子化を有する適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換の方法及びシステムが提供される。本発明の1実施の形態によるシステムのブロック図が図2に示されている。出力y(n)と標準的な1次シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器の2値フィードバック信号y(n)∈±1とが、それぞれ、多値出力信号z(n)と多値のフィードバック信号z(n)に置き換えられる。多値のフィードバック信号z(n)大きさ、適応手段205により、レンジ[−a<z(n)<a]の範囲内で入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保たれる。非適応変換器と比較して、図1(b)におけるノイズ源107はこのように減少し、SNRはかなり強化された。入力x(n)がゼロ平均信号であるか、又はx(n)のDC成分が少なくともゼロに近い場合は、示された適応Σ‐Δの適応アルゴリズムは十分使える。x(n)にかなりのDC成分が含まれる場合は、入力ダイナミックレンジは減少する。したがって、ハイパスフィルタ手段の実施も考慮される。
図2は、アナログ部分とデジタル部分に分けることができる。レンジ[−a,+a]の範囲を持つアナログ入力x(n)が減算手段208に入力されている。次いで、減算手段のアナログ出力が積算器209(積分加算器210及び時間遅れ要素211を含む)に入り、そして、量子化される202。量子化器202のデジタル出力に、これはy(n)∈±1に限定されないが、ステップサイズシーケンスc(n)が乗算され207、出力信号z(n)が作られる。出力信号z(n)は、デジタル・アナログ変換器(DAC)204を経由して、アナログフィードバック信号z(n)となる。
ステップサイズシーケンスc(n)は、適応手段205により生成される。ある瞬間におけるステップサイズc(n)は、コードワードのセット[y(n),y(n−1),y(n−2)...]により制御され、これらはy(n)の瞬時強度と特定の個数の(有限個数の)それまでのコードワードy(n−1),y(n−2)...を表す。適応手段205の主要な狙いは、z(n)の瞬時強度を入力信号x(n)の瞬時強度より大きくなるように保つことである。

|z(n)|>|x(n)| (2)

適応手段の動作方法は直感的に明らかである。コードワードのセット[y(n),y(n−1),y(n−2)...]が多くの等しいコードワードを含有する場合は、ステップサイズc(n)を増大させる必要がある。この場合、|x(n)|が|z(n)|より大きくなる傾向があり、これは式(2)の条件に反する。一方、コードワードのセット[y(n),y(n−1),y(n−2)...]が交互に変わるパターンを示す場合、c(n)を減少させる必要がある。例えば図2に示したシステムの9ビッドDAC204を用いることで、入力[−a,+a]が、同じ間隔を持つ、511の離散信号レベルに再分割される。このようにして、デジタル信号z(n)とc(n)とは、それぞれ9ビットと8ビットから構成される。本発明の1実施の形態によれば、1次のシステムに対する適応アルゴリズムは、α=16/15に設定された定数αを有し、表1に示される。
Figure 0004555776
表1に示した通り、ステップサイズは、連続するコードワードが等しい場合は、約αの係数で増大し、連続するコードワードの符号が交互に変化する場合は、約α−1の係数で減少する。ステップサイズc(n)は8ビットの限定された分解能しか持たないので、α(n)とα−1(n)との積を正確に実行することができず、隣接する整数値に丸めなければならない。ステップサイズが小さい場合、丸めることにより生じる差異はかなり大きいが、この種の不完全性はシステムの性能に対して本質的な問題とはならない。c(n)の計算に積算器を使う一方、本発明の様々な実施の形態において、代わりに参照テーブルRAM206が用いられ、このとき全てのステップサイズc(n)が、例えば8ビットの整数として記憶される。そして、最小ステップサイズと最大ステップサイズとはそれぞれc0,min=1とc0,max=255となる。α(n)の積の計算は、瞬時RAMアドレス指標を単純に3だけ増やすことにより達成できる。同様にα−1(n)は、瞬時アドレス指標を1だけ減少させればよい。
表1に記載の適応アルゴリズムを適用した適応型Σ‐Δ変換器の波形が図3(a)と3(b)に示されている。図3(a)の1番目の図301は入力信号x(n)の例が描かれている。図3(a)の2番目の図302は、DAC出力信号の強度|z(n)|と共に、修正された波形|x(n)|を示す。条件(2)は、ほぼ全てのサンプルで満足するが、よくみるとn=1643の時にこの条件に反していることが分かる。これは1つだけに止まっているが、システムの全体的な性能に無視できない影響を与える。図3(a)の3番目の図はDAC出力信号z(n)の全体波形を示す。図3(b)では、信号x(n)が40dB、つまりx(n)/100に減衰した場合のシステムの振舞が示されている。図304,305,及び306は、それぞれ、入力信号x(n)、その全波整流されたもの|x(n)|とDAC出力信号の強度|z(n)|、及び、DAC出力信号z(n)の全体波形を表す。予想されたように、信号|z(n)|とz(n)の量子化は、もっと目立ち、デジタルシーケンスc0(n)は1と3の間で変化する。
図3(a)と3(b)の例ではまた、ステップサイズ適応アルゴリズムが瞬時に働くことを示していて、ステップサイズ乗算器c(n)が個々の入力x(n)の最大と最小とを追跡している。信号c(n)を、入力信号の瞬時出力を推定するために直接用いることができ、このことは、例えばスピーチ信号の自動ゲイン制御(AGC)における信号処理に有効である。適応型Σ‐Δ制御の仕組みでは一般に比較的遅いアルゴリズムを用い、数10ミリ秒のレンジの時定数が使われる(一般に「音節圧縮」と称される)。1例としてChakravarthy, C. V.の「振幅制御された適応型デルタ‐シグマ変換器」(adio & Electronic Engineer (London), vol. 49, pp. 49- 54, January 1979)があげられ、これは参照として本出願に組み込まれる。このようなシステムは、入力信号の強さが急増した場合にひどい誤差を生じさせ、入力信号の永続的な精度が重要となる信号処理の用途では実用的でない。加えて、非線形ステップサイズを用いることで、参照として本出願に組み込まれるJagg, M. P.の「瞬時的な適応型シグマ‐デルタ変換器」(Can. Elect. Eng. 1, Vol. 11 No. 1, 1986)のような一定のステップサイズを有する従来技術の適応型アルゴリズムと比較して、入力強度の変化に対してより適応型アルゴリズムの応答性がよくなる。このことは、例えば、第1のアナログフィードバック信号の瞬時値を入力信号の瞬時値より大きく保つ上で重要である。
図4に、種々のアナログ・デジタル変換器のSNRが、入力信号の強さの関数として示す。入力x(n)は、レンジ [−1<x(n)<1] (すなわち、a=1)であり、10000サンプルからなる周期的なゼロ平均ノイズのシーケンスであり、帯域幅がB=10kHzである。この帯域幅内で、スペクトル線の強度と位相はランダムとなる。この信号を比例増幅することにより異なった信号強度の値が得られる。この入力強度は、振幅a=1の直流信号の強度として参照される。図4に示された最大入力強度(すなわち、−9.45dB)において、最大信号の振幅は0.99に達し、これは参照レベルa=1を少し下回る。全てのシステムのサンプリングレートは、1/T=1MHzであり、SNRはB=10kHzと計算される。
曲線401は、本発明の1実施の形態による理想的な適応型シグマ‐デルタ変換器のSNRを描いたものであり、表1の適応アルゴリズムと9ビットのDAC(a=1)が用いられている。入力強度を最大レベルからより低いレベルに落とすことにより、SNRが一定になる。約−50dBより小さい入力レベルに対して、SNRは減少してゆく。曲線402は、y(n)∈±1の1次の理想的な標準型シグマ‐デルタ変換器のSNRである。最大SNRは、最大入力強度レベルで得られ、入力強度の減少と共にこのSNRが減少する。曲線401と402とを比較により、適応型シグマ‐デルタ変換器の利点が明確に示される。曲線402は、入力レベルが約−50dBより小さい部分を約48dB右に移動させた曲線401に非常に似ている。この移動は、y(n)と比較して信号z(n)の付加的な8ビットに反映される。フィードバック信号z(n)は2値信号、z(n)∈±1/256なので、約−50dBより小さい入力レベルに対して、適応型シグマ‐デルタ変換器は、標準型シグマ‐デルタ変換器と同様な動作を行う。大きな入力レベルに対しては、適応型変換器のSNRは、実質的に標準型変換器より大きくはない。しかしながら入力ダイナミックレンジは、約48dB拡大している。曲線403は、2次のシグマ‐デルタ変換器のSNRを示している。明らかに、低入力レベルで2次のシステムは、適応型変換器が優れている。曲線404と405は、それぞれ13ビットと14ビットの解像度を持つパルス符号変調(PCM)システムのSNRを示している。14ビットのPCMシステムは、全ての入力で適応型シグマ‐デルタ変換器より優れている一方、13ビットのPCMシステムは、少なくとも低レベル入力信号において劣っている。
本発明の1実施の形態によれば、フィードバック信号z(n)は多レベル信号であるため、適応型シグマ‐デルタ変換器には、図2に示すようにフィードバックループ中に多ビットDAC204が含まれる。本発明の好ましい実施の形態では、このDAC204の仕様は、この適応型シグマ‐デルタ変換器のSNRに最小限の影響を与えるように選定される。理想的でないDACは、理想的な変換器にノイズ源を加えたものと考えることができ、この付加的なノイズ源の伝達関数は−NFT=−z−1である。したがって、このノイズ(−1を乗算したもの)は入力信号に直接加えられ、ベース帯域のノイズエネルギーを強める。DAC204に対して、以下の仮定を置くことができる。
(1)DACの誤差の分布はゼロ付近で対称的である。
(2)離散DACレベルがバイナリ加重を重ね合わせることにより導入される。
(3)各バイナリ加重そのものは、基本的な単位成分からなる。これは、例えば、K単位成分からなるバイナリ加重に対して、公称値はKに比例して増加し、誤差は√Kに比例して増加するだけであることを意味する。
例えば、9ビットのDACで、パターンc(n)=[1 0 0 1 0 1 0 1]がバイナリ加重128,16,4,及び1を含有し、したがって、DACレベルの結果、公称強度が(149/255)aとなる。しかし、共通の加重は、128(1±(Δ/√128))、16(1±(Δ/√16))、4(1±(Δ/√4))、及び(1±Δ)で表されるだけであり、これにより公称値とのずれがでてくる。
図5は、理想的な9ビットのDAC(Δ=0)501と、Δ=1%502、Δ=3%503、及びΔ=5%504の理想的でないDACを有する適応型シグマ‐デルタ変換器のSNRを示し、ここで、Δは、導入されたレベル数K=1の公称値からの最大偏差を意味する。全ての場合において、DCオフセット誤差は省略し、入力信号は、図4(N=10000)と同じである。図5から、SNRの減少は、Δが約Δ≒1%より良いパラメータを持つ、許容範囲内であることが示されている。
図2に示された適応型シグマ‐デルタ変換器は、入力x(n)がゼロ平均信号であるか又は、x(n)のDC成分が少なくともゼロに近い場合に、最適な性能を発揮する。しかし、x(n)にかなりのDC成分が含まれている場合は、入力ダイナミックレンジは減少する。例えば、DC成分を有する入力信号であって比較的AC成分の少ない入力信号に注意しなければならない。ステップサイズの減少は、AC成分ではなくDC成分により制御され、したがって、大きな値を維持したままとなる。入力信号から直接的に、あるいは、変換器自身の理想的でない成分によるオフセット誤差により、DC成分が入り込む。現実的な実施の形態において、DC成分内にオフセット誤差が発生することがある。いずれの場合も、DC成分又は低周波成分に伴うほとんどの問題はハイパスフィルタにより解消される。
本発明の1実施の形態によれば、図6に示すように、ハイパスフィルタの導入が実施されている。ここで、図2の適応型シグマ‐デルタ変換器203がフィードバックループシステムに組み込まれ、これが典型的なデジタルハイパスフィルタの役割を果たす。変換器のデジタル出力z0(n)はまず積算され601、信号az(n)となり、次いで係数θが乗算され602、信号w(n)となる。w(n)は、第2のDAC603によるデジタルからアナログへの変換の結果、信号w(n)となる。このようなシステムの信号伝達関数STFHP(z)は以下に示され、

STFHP(z)=STF(z)HP(z) (3)

これは、標準Σ‐Δ信号伝達関数、すなわちSTF(z)=z−1と、ハイパス伝達関数HP(z)=(1−z−1)/{1−(1−θ)z−1}、を有する。周波数f=0に対応してz=1でゼロとなり、z=1−θで極値を取る。例えば1MHzのシグマ‐デルタ比率とθ=1/1024を用いれば、約150Hzの3dBカットオフ周波数となる。
19ビットのDACが用いられているので、図6に示したシステムは十分現実的な実施形態ではない。したがって、本発明の様々な実施の形態において、このような精密なDACを回避するための方法が用いられている。本発明の実施の形態によれば、例えば多数ビットのシグマ‐デルタ変換器701の数値バージョンをシステムに挿入すると、図7に示したシステムのようになる。ここで、θ=1/1024、信号az(n)は19ビットとしている。シグマ‐デルタ変換の一般的な原則に従い、この信号は出力信号1024wd0(n)に変換され、これは1クロック周期遅れた入力信号az(n)を表す。本出願において、信号w(n)=wd0(n+1)は、ハイパスフィルタフィードバック信号として用いられ、1/1024を乗算した時間遅れのない入力az(n)を表す。本実施の形態において、ミッドトレッドタイプ(mid-tread-type)の伝達特性を持つ2つの同じ9ビット数値量子化器を用いた。可能な出力値は、−255,−254,..,−2,−1,0,1,2,...254,255である。多数ビット数値シグマ‐デルタ変換器は定係数1/1024を乗算するのに非常に効率的な方法を提供することに留意すべきである。
信号w(n)は信号az(n)/1024をシグマ‐デルタ変換したものである。かくして、ビット数は信号az(n)の19から信号w(n)の9に減少する。しかし、多数ビットシグマ‐デルタ変換の原理によれば、両方の信号に10ビットの差があってもほぼ同じ情報が保持される。10ビットの差に含まれた情報は、w(n)の時間的な精密構成の中に保存される。さらに、この例において、両方の信号z(n)とw(n)とは9ビットで構成されているので、図6の2つのDACを信号z(n)と信号w(n)との和705により制御されるDAC704で置き換えることができる。最初の図801は2ms後の階段状変化を有する入力信号x(n)を示す。2番目の図802は、処理後の9ビット信号w(n)が描かれ、典型的なローパス特性を示す。カットオフ周波数は150Hzであり、時定数は約τ=(1/2π150)s≒1msである。上述の通り、情報は信号の時間的に精密な構成の中に含まれる。3番目の図803は、信号の偏差x(n)−w(n)を示し、x(n)のハイパスフィルタ形態を示している。
図9において、図7に描かれたシステムにより理想的なハイパスフィルタを用いて得られたSNRと、多数ビットの数値シグマ‐デルタ変換器(ミッドトレッドタイプの9ビット量子化器を採用する)によるハイパスフィルタを用いる数値図8に描かれたシステムにより得られたSNRとが、それぞれ波形901及び902として比較している。図4と図5に明記したN=20000の同じ入力信号を用いた。両方のシステムにおいて、システム出力と参照信号との偏差から、同じ信号帯域でノイズ強度が導き出される。参照信号は、理想的な伝達関数を仮定した、x(n)にハイパスフィルタをかけたものである。多数ビットの数値シグマ‐デルタ変換器により持ち込まれた付加的なノイズにより低入力強度レベルにおいてSNRの損失がおこる。入力のダイナミックレンジは約6dB減少する。加算値w(n)+z(n)が範囲[−255,255]を超えた場合、クリッピング現象により高入力レベルにおいてSNRの減少が生じる。2つのSNRの曲線は、Δ=1%のDACを想定して得たものである。
システムの1実施の形態により、図7におけるΣ‐Δ変換器のアナログステージについては、図10に示したように標準的なスイッチト・キャパシタ(SC)技術を用いても良い。9ビットDAC1001は、8個の2進重み付けされた一群のキャパシタCDAC,2CDAC,4CDAC,8CDAC,16CDAC,32CDAC,64CDAC,及び128CDACの配列により構成される。アナログ入力信号は入力サンプリング手段1003により処理される。配列1001と1003の充放電操作は、変換器のデジタル部分で生じるDACスイッチング制御信号1002と入力スイッチング制御信号1004により制御される。演算増幅器1006と積算キャパシタ1005とによる標準的な減算・積算動作は以下の通りである。各Σ‐Δクロック周期は、ほぼ同じ長さの「サンプリングセクション」と「積算セクション」とに再分割される。「サンプリングセクション」の期間では、1001と1003の全てのキャパシタが演算増幅器から切り離される。キャパシタのスイッチは、入力信号x(n)に比例する電荷Qin(n)が1003に蓄えられ、(負の)全フィードバック信号−[z(n)+w(n)] に比例する電荷QDAC(n)が1001に蓄えられるように設定される(図7参照)。現実の実施の形態において、入力信号x(n)と全フィードバック信号z(n)+w(n)は、Vref/2のような一定電圧と称してもよいことに留意すべきである。「積算セクション」の期間では、
1001と1003のキャパシタのポートが、キャパシタが放電され電荷の合計Qin(n)+QDAC(n)が積算キャパシタ1005に流されるように入り切りされる。このようにして、キャパシタ1005の電荷がQin(n)+QDAC(n)になるよう充電される。Vref/2で表される演算増幅器の出力における、新たな符号は比較器107により検出されて、「積算セクション」の終端にあるフリップフロップ1008に送られる。適切に動作するためには、充放電と符号検出の両方が「積算セクション」内で終わらなければならず、したがって、比較器の応答時間はΣ‐Δクロック周期の50%より短くなければならないことに留意しなければならない。
適応型Σ‐Δ変換器は、比較器に厳しい要求を課している。入力のダイナミックレンジを増強させることにより、比較器への入力となる増幅器1006の出力における信号のダイナミックレンジも同様に強化しなければならない。例えば、±1Vの、非適応変換器の入力信号レンジの比較器を検討しなければならない。9ビットDACの適応変換器の対応するレンジは、c(n)の最大値に対して±1Vであり、c(n)の最小値に対して±3.9mVである。しかし、±1Vレンジ及び±3.9mVレンジに対する好ましくまた、論理的に予測されるSNRを達成するためには、比較器のスイッチング挙動は両方の場合で同じでなければならない。残念ながら、入力信号の偏差が小さくなるにつれて比較器は動作速度が遅くなる傾向があり、±3.9mVレンジの信号では悪い影響を与える。したがって、非常に小さな入力信号に対しても比較器が十分速く追従するようにしなければならない。
本発明の1実施の形態によれば、比較器入力信号のダイナミックレンジを減少させるひとつの方法が図11と共に説明されている。ここでは、図10の積算用キャパシタ1005が、CACC,CACC,2CACC,4CACC,8CACC,16CACC,32CACC,64CACC,及び128CACCのキャパシタのSC配列1101に置き換えられる。フィードバックキャパシタのサイズは瞬時入力信号強度に適応する。全体フィードバックキャパシタンスCACC,TOT(n)は、並列につないだキャパシタのいくつかを入り切りすることにより得られる。したがって、全体フィードバックキャパシタンスCACC,TOT(n)が小さく選定されればされるほど、キャパシタの電圧が大きくなる。一方、高い強度の入力信号では、積算信号を所定のレンジに保持するためには大きな全体フィードバックキャパシタンスCACC,TOT(n)が必要となる。Σ‐Δクロック周期の「サンプリングセクション」において適応操作を行なう。すなわち、1003と1001とはこの演算増幅器に接続されていないので1003における電荷Qin(n)と1001における電荷QDAC(n)の処理には影響を与えない。(1)前のクロック周期のCACC,TOT(n)の構成に充電されていないキャパシタが付加されることと、(2)瞬時的な構成CACC,TOT(n)からキャパシタが切り離されることの2つの場合は区別されなければならない。この2つの場合については、キャパシタ1105とクロック周期番号(n+1)におけるそれに付随するスイッチ配列1106とを参照しながら説明する。配列1101の各キャパシタの1つのポートは増幅器1103の反転入力に永久的に接続されている。
ケース(1):2番目のポートが周期番号(n+1)の全周期において増幅器の出力に接続されるように能動的な配列CACC,TOT(n)1106を構成させることで、電荷のないキャパシタ1105を接続する。これにより電荷の分配が起こり、UACCにおける電圧を変化させる。すなわちQACC(n)/CACC,TOT(n)からQACC(n)/(CACC,TOT(n)+2CACC)に変化する。ここで、QACC(n)は、クロック周期番号nの終期で「サンプリングセクション」での周期番号(n+1)における配列1105の電荷である。全体のキャパシタンスCACC,TOT(n+1)=CACC,TOT(n)+2CACCは一定電荷の下で増大しているので、UACCの大きさはこのケースでは減少する。
ケース(2):能動的な配列CACC,TOT(n)からのキャパシタ1105の切り離しは、2番目のポートが周期番号(n+1)の全周期において参照電圧Vref/2に接続されるように、スイッチ1106により実行される。この電圧は増幅器1103の反転入力の実際の電圧等しいので、増幅器は出力電圧をQACC(n)/CACC,TOT(n)からQACC(n)/(CACC,TOT(n)−2CACC)に変化させる。上述の通り、QACC(n)は、クロック周期番号nの終期で「サンプリングセクション」での周期番号(n+1)における配列1105の電荷である。全体のキャパシタンスCACC,TOT(n+1)=CACC,TOT(n)−2CACCは、一定電荷の下で減少しているので、UACCの大きさはこのケースでは増大する。
本発明の様々な実施の形態において、CACC,TOT(n)の適応処理は、少なくとも1部は、デジタル信号c(n)に基づき行なわれる。8ビット信号c(n)に対する適応処理の概要の1例を表2にまとめた。ここでは、c(n)内における第1の非ゼロビットをCACC,TOT(n)を定義するために直接用いる。CACC,TOT(n)の正確な値はそれほど重要でないことに留意しなければならない。本発明の様々な実施の形態において、適応化アルゴリズムは、(1)概して、電圧UACCの大きさは最大化されるが、UACCの瞬時値はどの時刻でも所定の制限を越えないで、(2)1101の異なった構成間の切り換えは、大きな電荷の損失がないように、好ましくは全く電荷の損失がないように行なわれる。1101における電荷の損失は積算誤差につながり、したがって、システムの性能を悪化させる。
Figure 0004555776
比較器入力信号のダイナミックレンジを下げるための上述の方法は、広い範囲の適応型Σ‐Δ変換器及び非適応型Σ‐Δ変換器に適用することができ、適応処理手段がアナログフィードバンク信号z(n)の瞬時値を、第1のレンジ[−a,+a]の範囲内でかつアナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きく保つような適応型Σ‐Δ変換器に限定されるものではない。
本発明の他の実施の形態では、コンピュータシステムと共に用いるコンピュータプログラム製品として実施される。このような実施の形態には、コンピュータ読み込み可能な媒体(例えば、ディスケット、CD−ROM、ROM、又は固定ディスク)に固定された、又は、媒体を介してネットワークに接続された通信アダプタのような、モデムや他のインターフェース装置を経由してコンピュータシステムに送信される搬送波に組み込まれたコンピュータデータ信号に固定された一連のコンピュータへの指令が含まれる。媒体は、実体のある媒体(例えば、光学的又はアナログ通信ライン)であってもよく、あるいは、無線技術に組み込まれた媒体(例えばマイクロ波、赤外線又は他の通信技術)であってもよい。一連のコンピュータへの指令は、本システムに関して先に記載した機能の全て又は1部に組み込まれる。本技術分野における通常の知識を有する者はこのようなコンピュータへの指令は、多くのコンピュータアーキテクチャ又はオペレーティングシステムに用いる種々のプログラミング言語で記述することができることを認識している。さらにこのような指令は、半導体、磁気記憶装置、光学的記憶装置、又は他の記憶装置に記憶させることができ、光学的伝送技術、赤外線伝送技術、マイクロ波伝送技術、又は他の伝送技術のようなあらゆる通信技術を用いて伝送することができる。このようなコンピュータプログラム製品は、印刷された書類又は電子化された書類と共に可搬媒体(例えばシュリンクラップソフトウエア)、コンピュータシステムにあらかじめ組み込まれたもの(例えばシステムROM又は固定ディスク)、又はネットワーク(例えばインターネット又はワールドワイドウェブ)を介してサーバ又は電子公報から分配されるものとして配布される。
本発明の典型的な種々の実施の形態を開示したが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく本発明の利点を実施するような様々な改善や修正を行うことができることは、本技術分野における通常の知識を有する者には明らかであろう。これらの又は他の自明な改善は特許請求の範囲に含まれる。
離散時間システムに対する従来技術の1次Σ‐Δ変換器のブロック図である。 線形モデルに対する従来技術の1次Σ‐Δ変換器のブロック図であり、量子化器が加算器とノイズ現に置き換えられている。 本発明の実施の形態による、Σ‐Δ変換器の信号対ノイズ(SNR)を改善した1ビット量子化を有する適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器のブロック図である。 本発明の1実施の形態による、適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器の典型的な波形を示す。 本発明の1実施の形態による、適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器の典型的な波形を示す。 種々の形式のアナログ・デジタル変換器の典型的なSNRシミュレーション結果を示す。 本発明の1実施の形態による、理想的なデジタル・アナログ変換器と理想的でないデジタル・アナログ変換器を有する適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器の典型的なSNRシミュレーション結果を示す。 本発明の1実施の形態による、ハイパスフィルタ手段を有する、1ビット量子化を具備する適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器のブロック図である。 本発明の1実施の形態による、多ビット数値シグマ‐デルタ変換器を具備し、ハイパスフィルタ手段を有する、1ビット量子化を具備する適応型シグマ‐デルタ(Σ‐Δ)変換器のブロック図である。 図7に示されたシステムの典型的な波形を示す。 図7に示されたシステムの信号対ノイズ比に関連するSNRシミュレーション結果を示す。 本発明の1実施の形態による、適応型シグマ‐デルタ変換器のアナログ手段のブロック図を示す。 本発明の1実施の形態による、可変積算用キャパシタを示す。

Claims (33)

  1. 適応型シグマ‐デルタ変換器であって、
    a)アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力する入力手段であって、アナログ入力信号x(n)の大きさが第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である、入力手段と、
    b)前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力する積算手段であって、前記積算手段は、瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、平均強度が増大するように前記偏差信号の積算値を変換する、積算手段と、
    c)前記積算された信号を表すデジタル信号y(n)を出力する量子化手段と、
    d)量子化された前記デジタル信号y(n)に基づき、デジタル出力信号z(n)を出力する適応手段と、
    e)前記デジタル出力信号z(n)をアナログフィードバック信号z(n)に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
    を具備することを特徴とする適応型シグマ‐デルタ変換器。
  2. 前記適応手段は、前記アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を前記第1のレンジ[−a,+a]の範囲内で前記アナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持しようとすることを特徴とする請求項1に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  3. 前記積算手段は、積算用キャパシタを具備し、キャパシタの電荷は偏差信号の積算値を表すことを特徴とする請求項1に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  4. 前記積算された信号は、少なくともその一部は、積算用キャパシタの電圧に基づくことことを特徴とする請求項3に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  5. 前記積算用キャパシタのキャパシタンスは、該積算用キャパシタの電圧の瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、該積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するように可変制御されることを特徴とする請求項3に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  6. 前記積算用キャパシタは、演算増幅器の出力と入力との間に接続されることを特徴とする請求項3に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  7. 前記適応手段は、前記量子化されたデジタル信号y(n)にステップサイズc(n)を乗じる乗算手段を有し、前記積算用キャパシタのキャパシタンスは、少なくとも部分的にステップサイズc(n)に基づき可変制御されることを特徴とする請求項3に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  8. 前記積算用キャパシタは、一群のキャパシタの配列を有し、該配列中の各キャパシタは、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを変化させるために入り切りすることが可能であることを特徴とする請求項3に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  9. 前記デジタル・アナログ変換器は、重み付けがなされた一群のキャパシタの配列を有し、該一群のキャパシタの配列におけるキャパシタは、符号を反転させたデジタル出力信号z(n)に比例する電荷QDAC(n)を得ることができることを特徴とする請求項1に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  10. 前記入力手段は、入力サンプリングキャパシタを有し、該入力サンプリングキャパシタは、前記アナログ入力信号x(n)に比例する電荷Qin(n)を得ることができることを特徴とする請求項1に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  11. 適応型シグマ‐デルタ変換方法であって、
    a)アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力するステップであって、アナログ入力信号x(n)の大きさが第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である、偏差信号を出力するステップと、
    b)前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力するステップであって、前記積算された信号を出力するステップは、瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、平均値が増大するように前記偏差信号の積算値の変換をおこなうステップを有する、積算された信号を出力するステップと、
    c)前記積算された信号の量子化を意味する、量子化されたデジタル信号y(n)を出力するステップと、
    d)量子化された前記デジタル信号y(n)に基づき、デジタル出力信号z(n)を出力するステップと、
    e)前記デジタル出力信号z(n)から適応フィードバック信号z(n)を出力するデジタル・アナログ変換ステップと、
    を具備することを特徴とする適応型シグマ‐デルタ変換方法。
  12. デジタル出力信号z(n)を出力するステップには、前記アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を第1のレンジ[−a,+a]の範囲内でありかつアナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持するステップが含まれることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記積算された信号を出力するステップには、積算用キャパシタに電荷を蓄えるステップが含まれ、該電荷は前記偏差信号の積算値であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記積算された信号を出力するステップには、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップが含まれることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップには、前記積算用キャパシタの電圧の瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、該積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するように該積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップが含まれることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. デジタル出力信号z(n)を出力するステップには、前記量子化されたデジタル信号y(n)にステップサイズc(n)を乗じるステップが含まれ、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップには、少なくとも部分的にステップサイズc(n)に基づき前記キャパシタンスを変化させるステップが含まれることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記積算用キャパシタは、演算増幅器の出力と入力との間に接続されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 前記積算用キャパシタは、一群のキャパシタの配列を有し、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップには、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを変化させるために前記配列中の少なくとも一つのキャパシタを入り切りするステップが含まれることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記配列中の少なくとも一つのキャパシタを入り切りするステップには、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを減少させるために前記配列中の少なくとも1つのキャパシタを切断するステップが含まれることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記配列中の少なくとも一つのキャパシタを入り切りするステップには、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを増大させるために前記配列中の少なくとも1つのキャパシタを作動させるステップが含まれることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップには、前記積算用キャパシタの電荷を実質的になくしてしまうステップが含まれることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  22. 前記デジタル出力信号z(n)から適応フィードバック信号z(n)を出力するデジタル・アナログ変換ステップには、重み付けがなされた一群のキャパシタの電荷QDAC(n)を取得するステップが含まれ、該電荷QDAC(n)は、符号を反転させたデジタル出力信号z(n)に比例することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  23. 偏差信号を出力するステップには、入力サンプリングキャパシタの電荷Qin(n)を取得するステップが含まれ、該電荷Qin(n)は、前記アナログ入力信号x(n)に比例することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  24. 適応型シグマ‐デルタ変換器であって、
    a)アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力する入力手段であって、アナログ入力信号x(n)の大きさが第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である、入力手段と、
    b)前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力する積算手段であって、前記積算手段は積算用キャパシタを有し、該積算用キャパシタの電荷は偏差信号の積算値を表し、該積算用キャパシタのキャパシタンスは可変制御が可能である、積算手段と、
    c)前記積算された信号を表すデジタル信号y(n)を出力する量子化手段と、
    d)量子化された前記デジタル信号y(n)に基づき、デジタル出力信号z(n)を出力する適応手段と、
    e)前記デジタル出力信号z(n)をアナログフィードバック信号z(n)に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
    を具備することを特徴とする適応型シグマ‐デルタ変換器。
  25. 前記積算用キャパシタは、該積算用キャパシタの電圧の瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、該積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するように可変制御されることを特徴とする請求項24に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  26. 前記積算用キャパシタは、一群のキャパシタの配列を有し、該配列中の各キャパシタは、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを変化させるために入り切りすることが可能であることを特徴とする請求項24に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  27. 前記適応手段は、前記量子化されたデジタル信号y(n)にステップサイズc(n)を乗じる乗算手段を有し、前記積算用キャパシタのキャパシタンスは、少なくとも部分的にステップサイズc(n)に基づき可変制御されることを特徴とする請求項24に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  28. 前記適応手段は、前記アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を前記第1のレンジ[−a,+a]の範囲内で前記アナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持しようとすることを特徴とする請求項24に記載の適応型シグマ‐デルタ変換器。
  29. 適応型シグマ‐デルタ変換方法であって、
    a)アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力するステップであって、アナログ入力信号x(n)の大きさが第1のレンジ[−a,+a]の範囲内である、偏差信号を出力するステップと、
    b)前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力するステップであって、前記積算された信号を出力するステップには、積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップが含まれ、該積算用キャパシタの電荷は、前記偏差信号の積算値を表す、積算された信号を出力するステップと、
    c)前記積算された信号の量子化を意味する、量子化されたデジタル信号y(n)を出力するステップと、
    d)量子化された前記デジタル信号y(n)に基づき、デジタル出力信号z(n)を出力するステップと、
    e)前記デジタル出力信号z(n)から適応フィードバック信号z(n)を出力するデジタル・アナログ変換ステップと、
    を具備することを特徴とする適応型シグマ‐デルタ変換方法。
  30. 前記積算用キャパシタのキャパシタンスは、前記積算用キャパシタの電圧の瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、該積算用キャパシタの電圧の平均値が増大するように可変制御されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. デジタル出力信号z(n)を出力するステップには、前記量子化されたデジタル信号y(n)にステップサイズc(n)を乗じるステップが含まれ、前記積算用キャパシタのキャパシタンスを可変制御するステップには、少なくとも部分的にステップサイズc(n)に基づき前記キャパシタンスを変化させるステップが含まれることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  32. デジタル出力信号z(n)を出力するステップには、前記アナログフィードバック信号z(n)の瞬時値を第1のレンジ[−a,+a]の範囲内でありかつアナログ入力信号x(n)の瞬時値より大きな値に保持するステップが含まれることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  33. 適応型シグマ‐デルタ変換器であって、
    a)アナログ入力信号x(n)とアナログフィードバック信号z(n)との差を表す偏差信号を出力する入力手段と、
    b)前記偏差信号の積算値の関数である積算された信号を出力する積算手段であって、該積算手段は、瞬時値が所定の値を超えないようにする一方、平均値が増大するように前記偏差信号の積算値を変換する、積算手段と、
    c)前記積算された信号を表すデジタル信号y(n)を出力する量子化手段と、
    d)前記デジタル出力信号z(n)をアナログフィードバック信号z(n)に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
    を具備することを特徴とする適応型シグマ‐デルタ変換器。
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