JP2006108011A - ヒータプレート及びヒータプレートの製造方法 - Google Patents

ヒータプレート及びヒータプレートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒータプレートの熱応力による変形を防止するとともに、熱伝導性が良く、耐久性の高いヒータプレート及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のヒータプレート1は、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に内部部品としてシースヒータ3が収納され、その上から接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を鍛圧圧接して密封した構造を持ち、2枚のプレートを接合する従来の方法に比べて、コストや生産性等の点で優れ、半導体製造装置や液晶製造装置等の各種薄型ディスプレー(FPD)製造装置のヒータプレートとして使用可能である。また、PTPシートの製造装置等のヒータプレート一般に用いることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に真空容器(真空チャンバ)内で加熱して使用されるシースヒータを内蔵した半導体もしくは液晶ディスプレイ製造用ヒータプレート及びその製造工程で乾燥・予熱などに使用されるヒータプレートとその製造方法に関するものである。上記のほか、例えばPDP,FED,ELDの薄型ディスプレー(FPD)製造装置のヒータプレートとして使用可能である。また、本発明はPTPシート製造用のヒータプレート等のヒータプレート一般にも適用が可能である。
従来から、例えば半導体製造装置や液晶ディスプレイ製造装置等様々な分野において、金属ベースにヒータを内蔵したヒータプレートが使用されている。このようなヒータプレートのヒータとしては、一般にステンレス鋼製のシースヒータが用いられている。また、ヒータプレートの構造には、シースヒータをアルミニウムに鋳込んだもの(鋳込み型)、シースヒータをアルミニウム又はステンレス鋼板で挟み込んでボルトにて締結したもの(ボルト締結型)、シースヒータを挟み込んだ板の外周部を溶接(溶接型)したもの、さらには、真空中又は所定のガス雰囲気下で加圧することにより、シースヒータを挟んだ2部材をろう付け、はんだ付け及び拡散接合(ろう付け、拡散接合型)あるいはシースヒータを挟み込んだ板の接合面の全周に環状溝と環状突出部を形成して鍛圧圧縮により接合したもの(鍛圧圧接型)などがある。
図10にシースヒータ102を内蔵する従来の鋳込み型のヒータプレート101の概略構造を示す。シースヒータ102は発熱体をステンレス鋼製保護パイプ内に通し、絶縁材にて両者間を電気的に絶縁したものである。このパイプ状のシースヒータ102を所定のパターンに曲げ加工し、アルミニウムベースに鋳込み、切削、表面研磨等の加工を施すことによりヒータプレート101が製作される。
また、図11に従来のボルト締結型ヒータプレート103の概略構造を示す。この構造では金属ベースが上下2分割されており、アルミニウム、ステンレス鋼等からなる下側ベース104に形成された溝104aに上記同様なシースヒータ102を設置し、上側ベース105を密着させ、両者を適所でボルト締結することにより一体化している。
また、図12に従来の溶接型ヒータプレート106の概略構造を示す。この構造でも金属ベースが上下2分割されており、アルミニウム、ステンレス鋼等からなる下側ベース107に形成された溝107aに上記同様なシースヒータ102を設置し、上側ベース108を密着させ、両者をその縁部109のみで溶接することにより一体化している。
また、図13に従来のろう付け、拡散接合型ヒータプレート110の概略構造を示す。この構造でも金属ベースが上下2分割されており、金属からなる下側ベース107と上側ベース108との間に画定した溝107aに上記同様なシースヒータ102を設置し、上側ベース108と下側ベース107の一方又は両方を塑性変形させた状態でその全面に亘りろう付け、はんだ付け及び拡散接合のいずれかにより接合して一体化している。
さらに、図14に従来の鍛圧圧接型ヒータプレート111の概略構造を示す。この構造でも金属ベースが上下2分割されており、アルミニウム部材112、113の接合面の全周に四角形又は多角形あるいは円形の環状溝と環状突出部を形成し、鍛圧圧縮により締結部114で密閉、金属接合している。
特開平11−285775 特開2000−311932 特開2000−243542
ヒータプレートは、液晶テレビなどの大型化に伴なって、近年は急速な大型化が進展しており、ここ数年で第4世代の730mm×920mm,第5世代の1100mm×1300mmから第6世代の1500×1800mm、第7世代の2100mm×2400mmへと変化しつつある。このようなヒータプレートの大型化に伴ない、特にヒータプレートの長寿命化や製造方法の簡素化によるコストダウンが問題となっている。
上記従来技術で説明したヒータプレートの構造のうち、鋳込み型のヒータプレートは、シースヒータがアルミニウム鋳物と密着しているので、ヒータの熱伝導性は良好であるものの、シースヒータの保護パイプに用いられるステンレス鋼、インコネル材などの金属と、金属ベースとしてのアルミニウムとの熱膨張係数が異なることから、高温時にその熱応力によりヒータが変形して、繰り返しの使用により断線したり、場合によってはヒータプレート全体が変形するという問題がある。
一方、アルミニウムベースのボルト締結型ヒータプレートは、溝に隙間があり、この隙間が断熱層となってしまうとともに各部が物理的に接しているのみであることから、上下ベースとシースヒータ又はベース同士の密着性が低く、熱伝導性が悪く、場合によっては局部的に昇温してヒータを損傷するという不具合がある。これは、溶接型のヒータプレートにあっても同様である。さらに、溶接型のヒータプレートは溶接による歪みも大きく、形状維持の点でも問題がある。
ろう付け、拡散接合タイプは、真空中又は窒素ガス等の雰囲気中で対向する部材の全面の加圧接合を行なうため、大型の部材を接合することができないとともに、ろう材、はんだ等の接合するための第3の接合用部材を必要とする等の問題がある。
さらに、鍛圧型のヒータプレートでは、ヒータプレートの大型化に伴ない、2枚の板材の外周部とヒータ部近傍に嵌合用の凹部又は凸部を加工してこれを嵌合させ、鍛圧圧接により接合する特開2000−311932に開示した方法では、300〜500℃間の高温で長時間使用することによりクリープ変形が生じ、外周部とヒータ近傍部やヒータ内側の板中心近傍などに熱応力による変形が生じ、ヒータプレートが使用できなくなる不具合が生じた。
ヒータプレートの大型化に伴なって生じる、上記のヒータプレートの変形の問題と製造コストの増大の問題から、これまでの鍛圧圧接方法を改善する必要が生じた。
本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ヒータプレートの熱応力による変形を防止するとともに、熱伝導性が良く、耐久性の高いヒータプレート及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様は、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝部にシースヒータを収納し、さらに、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材を前記溝部に嵌合し、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属接合したヒータプレートである。
本発明の第2の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、一体の部材からなることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第3の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、
前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の平面方向において複数部材からなることを特徴とする請求項1に記載のヒータプレートである。
本発明の第4の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、
前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の垂直方向において複数部材からなることを特徴とする請求項1に記載のヒータプレートである。
本発明の第5の態様は、前記シースヒータの配設のレイアウトが、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の互いに直交する2つの中心軸の少なくとも1つに対称であるか、又は中心に対して点対称であることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第6の態様は、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材が、板材であることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第7の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の少なくとも一部に、埋め込み方向に対向する二辺が下方に向けてその間隔が狭くなるような所定のテーパを有することを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第8の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金接合部材の断面積が、前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きいことを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第9の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記断面のテーパ下部幅又は部材最下部幅に対する高さの比が、1以上5以下であることを特徴するヒータプレートである。
本発明の第10の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記テーパ部のテーパ角が0°を超え30°以下であることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第11の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の縦棒部分と横棒部分をともに前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材と接合させることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第12の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、ヒータを押圧する前記縦棒部分の一部又は全部と前記横棒部分を含む残りの部分とを別体として分割したことを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第13の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記縦棒部分がある位置とは別の位置であってその直下にシースヒータが存在しない位置に嵌合用凸部又は凹部を前記横棒部分に設けるとともに、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記嵌合用凸部又は凹部と対向する位置に、前記嵌合用凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設けたことを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第14の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記横棒部分の底面が中心向かって緩やかな勾配を有するY字型であることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第15の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きいことを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第16の態様は、前記略T字型又は前記Y字型の前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材において、前記縦棒部分及び嵌合用凸部又は凹部の各断面の幅に対する高さの比が1以上4以下であることを特徴するヒータプレートである。
本発明の第17の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材のシースヒータと接する面の形状が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の板面に平行な平面か又は前記シースヒータの外周と同方向の曲率を有する曲面を有することを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第18の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材のシースヒータと接する面の部材幅がシースヒータの幅より大きいこと特徴とするヒータプレートである。
本発明の第19の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きく、かつ前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材を前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記溝部に嵌合させたときに側面の少なくとも一部に隙間を有することを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第20の態様は、前記シースヒータが、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝に複数本配設されているか、又は複数の溝に各1本ずつ配設されていることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第21の態様は、前記複数本のシースヒータが、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝中に,並列に複数本配設されているかもしくは、溝中に高さ方向に重ねて配設されていることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第22の態様は、前記シースヒータは、断面が円形又はコーナ部が所定の曲率の曲線からなる略長方形(略正方形も含む)の形状を有するパイプ状のもの、あるいは細幅条をパイプ形状に編んだものであることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第23の態様は、前記シースヒータを収納するヒータプレートがヒータシースのシース部との熱伝導性に優れることを特徴とするヒータプレート。
本発明の第24の態様は、前記シースヒータを収納するヒータプレートが気密性を有することを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第25の態様は、前記シースヒータを収納するヒータプレートのシースヒータがさらに高い電気絶縁性を有することを特徴とするヒータプレート。
本発明の第26の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材及び前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材は、JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかの合金からなることを特徴とするヒータプレートである。
本発明の第27の態様は、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に前記溝部を加工し、前記溝部に前記シースヒータを収納し、さらに前記シースヒータの上に前記接合用アルミニウム又はアルミニウム部材を収納し、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属固相接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第28の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、一体又は複数に分割された部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第29の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の平面方向に複数に分割されているか、あるいは前記断面方向に複数に分割されている部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第30の態様は、前記複数の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材が平面方向に複数に分割されている場合において、順次鍛圧圧接することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第31の態様は、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に板材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第32の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、テーパ角が0°を超えて30°のテーパ部を有する部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第33の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、断面形状が略T字型又はY字型の部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第34の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記縦棒部分がある位置とは別の位置であってその直下にシースヒータが存在しない位置に嵌合用凸部又は凹部を前記横棒部分に設けるとともに、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記嵌合用凸部又は凹部と対向する位置に前記嵌合用凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設け、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記縦棒部分及び前記嵌合用凸部又は凹部と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記凹部又は凸部とを嵌合させて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第35の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材には、前記シースヒータと接する面の形状が前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の板面に平行な平面か又はシースヒータの外周と同方向の曲率を有する曲面を有する部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第36の態様は、前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きく、かつ前記溝部に嵌合させたときに側面の少なくとも一部に隙間を有する前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第37の態様は、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材及び前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかの合金からなる部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第38の態様は、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材と前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接を、250℃から500℃の範囲で行うことを特徴とするヒータプレートの製造方法である。
本発明の第39の態様は、請求項27から請求項38に記載のヒータプレートの製造方法を用いたヒータプレートの変形防止方法である。
本発明の第40の態様は、請求項38に記載のヒータプレートの製造方法を用いて鍛圧圧接することによるヒータプレートに対する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の密着性向上方法である。
本発明の第41の態様は、請求項40に記載のヒータプレートに対する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の密着性向上方法を用いたヒータ寿命の向上方法である。
本発明によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けられた溝部にシースヒータと接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材を収納し、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属接合させることにより、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とシースヒータとの間で高度な機密性を維持することができ、さらに高い熱伝導性を確保できるという効果がある。
また本発明によれば、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により行う金属接合を、ヒータプレートが使用される加熱領域の温度近傍で行うことにより、ヒータプレートの使用温度域におけるアルミニウム又はアルミニウム合金基部材と内部ヒータのシース材との線膨張差による応力を軽減することができ、シースヒータの変形や破損、ヒータプレートの変形等が回避できる。同時に、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の密着性や熱伝導性も改善できる。
本発明の内部にシースヒータを配設したヒータプレートは、金属部材にシースヒータを密着させたもので、シースヒータの発熱がヒータプレートの金属部材に伝えられる。また、シースヒータはヒータプレートを均一な温度に加熱するようにヒータプレートの内部に配設されているものである。例えば、シースヒータを蛇行、渦巻状等に配設してヒータプレートが均一な温度に加熱されるようにしている。またシースヒータは、ステンレス鋼例えばSUS304、ニッケル合金例えばインコロイ、チタンのシース材(パイプ)の中に電熱線と絶縁材が封入されているものである。
本発明により製造される内部にシースヒータを配設したヒータプレートは、半導体や液晶の製造装置の真空容器(真空チャンバー)内でヒータプレートとして用いられるものである。図15に、内部にシースヒータを配設したヒータプレートの使用例を示す。図15は化学的気相成長(CVD)処理装置であり、真空チャンバー122内にシースヒータ123を配設したヒータプレート121が支持部材124により設けられている。ヒータプレート121には基板125が載置される。また真空チャンバー122内には、CVD処理のためのガス供給部126が設けられており、供給口127よりガスを供給して化学的気相成長により基板125に成膜するものである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るヒータプレートの断面図である。図1において、ヒータプレート1は、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に内部部品としてシースヒータ3が収納され、その上を接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4で密封された構造を持つ。ヒータプレート1の平面図を図2に、また図2のA-A’における断面図を図3に示す。アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2には、シースヒータ3と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を収納する溝部5が設けられている。アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2は、肉厚の部材であっても良いが、実用的には板材の方が好ましい。
溝部5にシースヒータ3を収納した後に、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を収納し、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とを鍛圧圧接している。図3では説明のために、シースヒータ3および接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4と溝部5との間に隙間を設けた図となっているが、本来は鍛圧圧接されているため隙間はなく密着している。
図2は、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4が一体の部材からなる実施例を示している。これに対し、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材が、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の平面方向に見て複数部材から構成されている一実施例を図4に示す。同様に、後述の図7(b)、(d)に示すように、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4が、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の断面方向に見て複数部材から構成されていてもよい。従って、必要な場合には接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を一体でなく、図4あるいは図7(b)、(d)に示すように複数に分割して鍛圧圧接することも可能である。
本発明のヒータプレートは、ヒータプレートの形状が図2に示すような矩形状であってもよいし、また図5に示すような円形状であってもよいが、ヒータプレートのレイアウト形状は、互いに直行する2つの中心軸の少なくとも1つに対して対称であるか、又は中心に対して点対称であるのが好ましい。すなわち、図2では中心軸6に対して対称となっており、図5(a)では中心軸51に対して対称となっているのがよい。また、図5(b)では中心53に対して点対称になっているのが好ましい。本発明の接合用部材は、T字、Y字、テーパ等からなり、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に、接合用部材を位置合わせするときに、位置合わせをしやすい特徴がある。
特に図示しないが、図2、図5(a)、図5(b)のレイアウトと同様のレイアウトで、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の溝中に、2本ヒータを並列に並べることも可能であるし、あるいは溝の深さ方向に2本以上重ねて並べることも可能である。このように、複数本のヒータを前記基部材の溝中に収納してヒータプレートを構成することができる。あるいは複数本のヒータを複数の溝に各1本ずつ配設してヒータプレートを構成することもできる。
つぎに、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の形状について、詳細に説明する。
図6は、本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状の一実施例を示す。図6では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の対向する二辺の少なくとも一部が埋め込み方向に向けて間隔が狭くなるようなテーパを有する形状となっている。図6(a)では、対向する二辺11,12がともに垂線に対し角度αの傾きをもつテーパを形成している。また図6(b)および(c)では、断面形状の傾きが2段のテーパの例を示す。図6(b)では、辺13,15は垂直の平行な形状となっており、辺14,16はともに垂線に対し角度αの傾きを持つテーパを形成している。さらに、図6(c)では、辺17,19はともに垂線に対し角度αの傾きをもっており、辺18,20はともに垂線に対し別の角度βの傾きを持つテーパを形成している。図示しないが、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4のシースヒータと接する面の部材幅をシースヒータ幅より大きくすることができる。このように、接合用部材幅を大きくすることで、ヒータ断面の外周側部への材料流入が確保され、シースヒータと接合用部材との密着性が改善される。ここで、接合用部材幅を大きくした場合は、基部材幅も接合用部材幅の拡大量に応じて、大きくすることは言うまでもない。図6(b)、図6(c)の場合においても、シースヒータと接する面の部材幅がシースヒータ幅を大きくすることは、ヒータ断面の外周側部への材料流入が確保され、シースヒータと接合用部材との密着性が改善され有効である。本発明の上記以外の場合においても、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4のシースヒータと接する面の部材幅をシースヒータ幅より大きくすることは、ヒータ断面の外周側部への材料流入性において効果がある。
図6に示す接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材のテーパ部のテーパ角αおよびβは、0°を超え30°以下であれば良いが、テーパ角は1°以上30°以下であれば、さらに好ましい。ここで、一部にテーパ形状を有する接合用部材は、テーパ上部の寸法W1とテーパ下部の寸法W2とテーパ角度で定義する。部材の全体高さはh1として表示するものとする。また、このテーパ部を直線とするのではなく、緩やかな曲線とすることもできる。この場合は、テーパの角度は決定できないが、テーパ開始点と終了点を直線で結び便宜的な角度を適用できるものとする。接合用部材がテーパ部を曲線で結んだ場合も,本発明の範囲に含まれるものとする。
本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状を図6に示した実施例のようなテーパ形状とすることにより、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4をシースヒータ3まで確実に挿入して鍛圧圧接することができる。
本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状が図6に示したようなテーパ形状の場合、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に確実に鍛圧圧接されるためには、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面積が、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に形成された溝部5の断面積からシースヒータ3の断面積を除いた有効断面積より大きいのが好ましい。この理由は、そのようにしないと、前記接合用部材を溝に十分充満させて、十分金属接合することができないからである。シースヒータと接合用部材の間に隙間ができ、ヒータの熱伝導性が低下するからである。
また図6において、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の高さh1とテーパ下部幅W3又は部材最下部幅W2の関係は、テーパ角度を調整することにより、座屈抵抗を向上できることから特に制約を設けないでも良いが、ヒータプレートの全体厚さとヒータ径との関係やテーパ角度が0°に近い場合などの座屈抵抗を考慮すると1以上5以下が好ましく、さらに、鍛圧圧接時にテーパ側部から受ける抵抗を考慮すると、1以上3以下とするのが好ましい。尚、1以下でも接合は可能であるが、鍛圧圧接部のヒータプレート使用中の熱変形や接合部強度などを考慮すると1以上が好ましいため、ここでは下限値は1以上とした。例えば、シースヒータの直径を10φとした場合に、図6(a)の上部幅W1、下部幅W2と高さhは、15mm、10mm、30mmとすれば良い。また、このように、テーパ形状の接合用部材を用いることにより、テーパに案内されながら嵌合するので、シースヒータと接合用部材4の密着性が向上し、基部材2に設けられた溝に材料が十分充満し、強固な金属接合が得られる。
次に、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状が略T字型又はY字型の場合について説明する。
図7に断面形状が略T字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の一実施例を示す。図7(a)では、T字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の縦棒部分31と横棒部分32を用いて、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2と接合する。すなわち、シースヒータ3を押圧するT字型の縦棒部分31に加えて、T字横棒部分32もアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2と接合させるものである。この場合、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2には、T字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4と対向する位置に嵌合用凹部を設けるものとする。シースヒータの直径を10φとした場合に、図7(a)の幅wと高さhは、10mm、30mmとすれば良い。
また図7(b)では、ヒータを押圧するT字型の縦棒部分31と横棒部分32とが位置33で分割されて別体となっており、分割して接合させる構造のものである。図7(b)では縦棒部分31の全体が別体として分割されているが、縦棒部分31の一部のみが別体であってもよい。縦棒部分31の幅と長さの比率は、
縦棒部分が一体であるか、別体であるかを問わず、1以下でも接合は可能であるが、鍛圧圧接部のヒータプレート使用中の熱変形や接合部強度を考慮すると、1以上が好ましく、凸部の座屈強度を考慮すると4以下が好ましい。鍛接時の接合用部材が基部材側面から受ける抵抗を考慮すると、1以上3以下が特に好ましい。
図7(c)では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4は、図7(a)のT字型の縦棒部分31と横棒部分32に加えて、その直下にシースヒータが存在しない位置にも縦棒部分34が設けられている。この場合、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2には、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4と嵌合するよう対向する位置に凹部又は凸部を設けている。なお、図7(c)の34は下方に伸びた凸部となっているが、34を凹部とする一方アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の対向する位置に凸部を設けてもよい。凸部として設けた縦棒部分34の体積は、これと嵌合するアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に設けた凹部より大きいことが望ましい。また、嵌合用凹部の幅と接合用部材凸部の幅は、凹部幅が凸部幅より大きく、凸部の幅と凸部長さの比率は、図7(b)の場合と同様に、1以上4以下が好ましく、特に好ましくは1以上3以下である。このような突起を作ることにより、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の接合をより強固なものとすることができる。
さらに図7(d)は、図7(c)と同様の断面形状であるが、図7(b)の場合と同様に、シースヒータ3を押圧するT字型の縦棒部分31とその他の部分が位置35で分割されて別体となっており、分割して接合させる構造のものである。この場合にも、縦棒部分31の一部のみが別体であってもよい。なお、図7(d)では縦棒部分34の位置が図7(c)とは異なっているが、必要に応じて縦棒部分34の位置を調整してもよい。ここで、図7(e)のように、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の横棒部分の長さとアルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した溝の横棒部分が嵌合する溝部の寸法は、前記接合用部材の横棒部分の幅A1が、溝部の幅A2より大きいか、あるいは横棒部分端部上面幅A1aが横棒部分端部下面幅A1bより大きくなる厚さ方向にテーパを有する形状を有し、これと嵌合する基部材の溝幅より大きいのが望ましい。また、T字横棒部の幅Aと高さBの比率は特に制限は設けないが、幅が不必要に長いと材料が無駄になるので、最大でもヒータの収納部幅の5〜6倍程度で十分である。厚さは、接合用部材を固定するのに、十分な強度が得られれば良く、そのためには、5mmから20mm程度は必要である。
つぎに、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状がY字型の一実施例を図8に示す。図7に示したT字型では横棒部分32の形状が長方形であったのに対し、図8に示すY字型では横棒の下辺36,37が中心向かって緩やかな下り勾配になっているものである。T字又はY字の横棒部分の断面積と縦棒部の断面積は、基部材に形成された溝のこれと勘合する部分を独立と見なした場合に、溝横棒部分の断面積と縦棒が挿入され部分のヒータ部を除いた溝断面積より、ともに大きい必要がある。この理由は、T字又はY字形状の接合用部材の基部材との接合を十分なものとするには、横棒部、縦棒部ともに十分に基部材と金属接合させる必要があるからである。
本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状が略T字型又はY字型の場合、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面積がアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に形成された溝部5の断面積からシースヒータ3の断面積を除いた有効断面積より大きいのが好ましい。
また、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の幅がアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の溝部5の幅よりも少なくとも一部で狭くすることにより、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の溝部5に接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を嵌合させたときに溝部5の側面の少なくとも一部に隙間を有するのが好ましい。このようにすることにより接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を溝深くまで挿入することができるために、
シースヒータと接合用部材を密着させることができる。
さらに、本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面形状が略T字型又はY字型の場合においても、縦棒部分31、34の高さと幅の比率がともに1以上4以下であるのが好ましい。また、縦部部分の幅とこれが勘合する基部材の溝幅を比較すると基部材の溝幅が大きく、さらに縦棒の断面積は、縦棒部分が収容される基部材の溝部断面積からヒータの断面積を除いた部分の断面積より、大きい必要がある。このようにすることにより、基部材の溝が作る空間内で、接合用部材を鍛圧圧縮することにより、基部材の縦棒部分と接する溝部と接合用部材の縦棒部の金属接合が実現する。
上記で説明した各種形状を有する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4のシースヒータ3と直接接する面の形状は、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の板面に平行な平面を有するか、又はシースヒータ3の外周と同方向の曲率を有する曲面であるのが好ましい。シースヒータ3と直接接する面がシースヒータ3の外周と同方向の曲率を有する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の例を図9に示す。シースヒータ3と直接接する面38をこのような形状とすることにより、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2および接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とシースヒータ3のシース部との接合が隙間なく行え、高い気密性と優れた熱伝導性が得られる。さらに、シース部の健全性を高めることで内部の絶縁材が保護され、高い電気絶縁性が維持される。
本発明のヒータプレートのアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2および接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4には、JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかの合金を用いることができる。
本発明のヒータプレートの別の実施例として、シースヒータ3の断面形状が円形又はコーナ部が所定の曲率の曲線からなる略長方形(略正方形も含む)からなるパイプ状又は、細幅条をパイプ形状に編んだものとすることができる。
つぎに、ヒータプレートの製造方法について説明する。
本発明のヒータプレート1は、内部部品であるシースヒータ3と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とを挿入するための溝部5をアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2にあらかじめ配設し、溝部5にシースヒータ3を収納した後に、その上から溝部5の空間を埋める接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を挿入する。さらに鍛圧圧接により、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2とを金属固相接合させることによりヒータプレートを製造する。ここで、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材は、アルミニウム合金板材であってよい。
本発明のヒータプレートの製造方法においては、前処理として表面を洗浄することが望ましい。例えばアルミニウム又はアルミニウム合金部材の場合は、(1)硝酸で表面の油取り、(2)水洗、(3)苛性処理(アルカリ溶液によるエッチング)、(4)水洗、(5)硝酸での洗浄、(6)水洗、(7)湯洗等の工程を適宜組み合わせて表面を洗浄するのが好ましい。この理由は、鍛圧圧接前の表面を清浄にすることにより、接合性が向上するためである。
また、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とを鍛圧圧接した後の仕上げとして、切削、研磨、アルマイトおよびショットブラストを行うのが望ましい。ここで、鍛接後、切削を行なうことから、接合用部材を基部材溝部の有効体積より過剰に鍛圧圧接時に押し込むことにより生じる鍛圧圧接後のヒータプレート押圧面の圧接部近傍の変形は、切削、研磨加工等により除去可能である。
アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とを圧接する際の鍛圧温度は、250〜500℃の温度範囲で金属接合されるが、好ましくは300〜450℃の範囲が適切であり、さらには350〜420℃が好適である。鍛圧圧接によるメリットは、溶接法と比べると接合用部材が一体の場合には、非常に短時間で接合できる。
鍛圧後自然冷却されて常温になると、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とステンレス鋼のシースヒータとの収縮差により応力が生じるが、常温ではアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の耐力は大きいのでヒータプレートが変形することはない。またシースヒータのステンレス鋼の強度も高いので、シースヒータの変形や破損も起こることはない。400℃近辺で鍛圧されたヒータプレートが使用温度領域である400℃近辺に加熱されるということは、鍛圧されたときの状態の戻ることになり、アルミニウム部材とステンレス鋼のシース材との間の応力は極めて小さくなり、ヒータプレートの変形、シース材の変形や破損が生じる恐れが無くなる。
本発明のヒータプレート1の製造方法では、基部材2および接合用部材4に用いるアルミニウム又はアルミニウム合金は、JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかを選択することができる。アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2は、材質、製法については特定しないが、耐リーク性を考慮すると内部欠陥の少ない圧延板、鍛造品を素材とするのが望ましい。また、洗浄ガスに対する耐食性の観点からは、アルミ材質は純度99.5%以上のJIS1050が最も望ましい。ヒータプレートの大型化に伴ないクリープ変形防止の点では、1100、6061等より高強度の合金が使用されるようになりつつあるが、上記のいずれのアルミニウム又はアルミニウム合金も用いることができる。その他、マグネシウム含有量が少ない5005、5052等のAl−Mg合金も圧接性を満足し、金属接合が確保できる組成範囲においては用いることができる。
アルミニウム又はアルミニウム合金の基部材2および接合用部材4が同一材料の場合には、鍛圧圧接時の変形により部材同士が圧接し物理的に金属接合し易い。またアルミニウム又はアルミニウム合金の基部材2および接合用部材4が異種の材料であっても、鍛圧圧縮時の変形により部材同士が圧接し物理的に金属接合するものであり、例えば、JIS1000系のアルミニウム材とJIS3000系のアルミニウム材の異なる材料同士であっても鍛圧圧接により物理的に金属接合する。
溝部5を埋める接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4が、図3に示すようにアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の平面方向に複数の部材に分割されている場合には、分割された前記部材を同時に鍛圧することも、あるいは順次鍛圧していくことも可能である。分割された前記部材を順次鍛圧する場合には、1度に鍛圧する部位の範囲が減少することから、より小さなプレス機を用いても鍛圧が可能である。また、図7(b)、(d)に示すように断面方向に複数の部材に分割されている場合には、前記複数部材を組合せて鍛圧圧接させることができる。
この場合複数の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、ヒータ配設方向の長さとして部材上面が部材下面より長く、接合用部材の端面がテーパ形状をなすものとし、且つ接合用部材上面の長さを基部材のヒータ埋設用溝長さより長くすることにより、複数部材が相互に圧力を及ぼしつつ塑性変形しながら鍛圧圧接されるため、複数部材の境界の鍛圧圧接時の接合性が十分確保できる。接合用部材と基部材の接合は、鍛圧圧接のみより行なうことが製造工程の簡素化のためには、望ましいが、複数の接合用部材の境界を電子ビーム溶接やロウ付けなどに接合することにより、複数の接合用部材の長さが基部材の溝長さより短いものを用いることもできる。
本発明のヒータプレートの製造方法では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4が角度0°を超え30°以下のテーパ部を有しており、前記テーパ部をアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2に設けられた溝部5に挿入して鍛圧圧接により金属接合させる。
本発明のヒータプレート1の別の製造方法では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の断面が略T字型又は略Y字型の形状を有しており、一方のアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の対向する位置には略T字型又は略Y字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4と嵌合するよう凹部又は凸部が設けられている。アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の前記凹部又は凸部に略T字型又は略Y字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を嵌合して鍛圧圧接することにより金属接合させる。ここで、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4は、シースヒータ3を押圧する縦棒部分31以外の位置に凸部又は凹部を設けてもよい。
本発明のヒータプレート1の製造方法において、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4のシースヒータ3と接触する面が、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の板面に平行な平面を有するか又はシースヒータ3の外周と同方向の曲率を有する局面であることが望ましい。
本発明のヒータプレート1の製造方法では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の実断面積が、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の溝部5の断面積からシースヒータ3の断面積を除いた有効断面積より大きいのが好ましく、鍛圧圧接によりアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2とシースヒータ3との密着性を一層高めることができる。また、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2を嵌合させたときに、溝部5の側面と接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4の側面との接触面の少なくとも一部に隙間を有するのが好ましい。これにより、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4は鍛圧圧接によってシースヒータ3に接するまで確実に挿入されることになり、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2とシースヒータ3との密着性をさらに高めることができる。
上述した本発明のヒータプレートの製造方法により、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材2とシースヒータ3との密着性が高められることから、シースヒータ3からアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2への熱伝導性が大幅に高められることから、シースヒータ3の寿命を向上させることができる。また、本発明のヒータプレート1の製造方法では、使用温度領域である400℃近辺で鍛圧が行われることから、使用時のアルミニウム部材とステンレス鋼のシース材との間の応力は極めて小さくなり、ヒータプレートに歪み等が生じることもなく長期間に亘って使用することができる。
本発明では、2枚のアルミニウム又はアルミニウム合金を鍛圧により金属接合させるのではなく、シースヒータを埋め込んだ部分のみを鍛圧圧接することから、ヒータプレートの熱応力による変形を防止することができる。従って、ヒータプレートが大型化しても、本発明によればシースヒータの近傍のみを押圧して鍛圧圧接することから、従来の板全体を押圧して接合する場合に比べて鍛造プレスのパワーを小さくでき、またプレス機の材料押圧部の面積も小さくできることから、プレス機の大型化を回避でき、さらには2枚の板材を鍛圧圧接する場合よりも加工の手間を減らすことができる。
本発明では、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4がテーパ部を有している、あるいはアルミニウム又はアルミニウム合金基部材2の溝部5に接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4を嵌合させたときに溝部5の側面の少なくとも一部に隙間を設けたことにより、鍛圧によって接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材4がシースヒータ3に接触する位置まで確実に挿入されるようにすることが可能となった。
本鍛接技術は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成したが、本発明のように、接合用部材とシースヒータを収納した金属基部材を鍛圧圧接により接合でき熱伝導性が高い材料であればアルミニウム又はアルミニウム合金に限らず、いかなる金属材料でも良く、ヒータ寿命を考えると熱膨張係数が大きい材料であればさらに望ましい。そのような材料としては、銅又は銅合金がある。銅又は銅合金を用いても同様のヒータプレートが得られる。
図1は、本発明の実施形態に係るヒータプレートの断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るヒータプレートの平面図である。 図3は、図2のA-A’における断面図である。 図4は、本発明の別の実施形態に係るヒータプレートの平面図である。 図5は、円形状のヒータプレートの平面図である。図5(a)は中心軸に対して対称となっている例であり、図5(b)は中心に対して点対称になっている例である。 図6は、本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面図である。図6(a)は、全体がテーパを形成した断面形状を示す。図6(b)は、一部がテーパを形成した断面形状を示す。図6(c)は、2種類の角度の傾きを持つテーパを形成した断面形状を示す。 図7は、本発明の断面形状が略T字型の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の一実施例を示す。図7(a)は、一体型のT字型の断面形状を示す。図7(b)は、複数に分割されたT字型の断面形状を示す。図7(c)は、一体型の別のT字型の断面形状を示す。図7(d)は、複数に分割された別のT字型の断面形状を示す。図7(e)は、横棒部分にテーパを施したT字型の断面形状を示す。 図8は、本発明の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状がY字型の一実施例を示す。 図9は、本発明のシースヒータと直接接する面の形状がヒータと同方向の曲率を有する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状を示す図である。 図10は、シースヒータを内蔵する従来の鋳込み型のヒータプレートの概略構造を示す図である。 図11は、ボルト締結型ヒータプレートの概略構造を示す図である。 図12は、従来の溶接型ヒータプレートの概略構造を示す図である。 図13は、ろう付け、拡散接合型ヒータプレートの概略構造を示す図である。 図14は、鍛圧圧接型ヒータプレートの概略構造を示す図である。 図15は、内部にシースヒータを配設した化学的気相成長(CVD)処理装置の概略構造を示す図である。
符号の説明
1、101、103、106,110、111、121…ヒータプレート
2…アルミニウム又はアルミニウム合金基部材
3、102、123…シースヒータ
4…接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材
5…溝部
6,7、51,52・・・中心軸
11,12,13,14,15,16,17,18,19,20・・・接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の辺
31・・・T字型の縦棒部分
32・・・T字型の横棒部分
34・・・横棒の直下にヒータが存在しない位置の縦棒部
33、35・・・分割位置
36,37・・・Y字型の横棒部分の下辺
38・・・シースヒータとの接触面
53・・・中心
104、107・・・下側ベース
104a、107a・・・溝
105、108・・・上側ベース
109・・・縁部
112,113・・・アルミニウム部材
114・・・締結部
122・・・真空チャンバー
124・・・支持部材
125・・・基板
126・・・ガス供給部
127・・・供給口

Claims (41)

  1. アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝部にシースヒータを収納し、
    さらに、接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材を前記溝部に嵌合し、
    前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属接合したヒータプレート。
  2. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、
    一体の部材からなることを特徴とする請求項1に記載のヒータプレート。
  3. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の平面方向において複数部材からなることを特徴とする請求項1に記載のヒータプレート。
  4. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材は、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の垂直方向において複数部材からなることを特徴とする請求項1に記載のヒータプレート。
  5. 前記シースヒータの配設のレイアウトが、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の互いに直交する2つの中心軸の少なくとも1つに対称であるか、
    又は中心に対して点対称であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  6. 前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材が、
    板材であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  7. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の少なくとも一部に、
    埋め込み方向に対向する二辺が下方に向けてその間隔が狭くなるような所定のテーパを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  8. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金接合部材の断面積が、前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きいことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  9. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記断面のテーパ下部幅又は部材最下部幅に対する前記部材高さの比が、1以上5以下であることを特徴する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  10. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記テーパ部のテーパ角が0°を超え30°以下であることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  11. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の縦棒部分と横棒部分をともに前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材と接合させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  12. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、ヒータを押圧する前記縦棒部分の一部又は全部と前記横棒部分を含む残りの部分とを別体として分割したことを特徴とする請求項11に記載のヒータプレート。
  13. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記縦棒部分がある位置とは別の位置であってその直下にシースヒータが存在しない位置に嵌合用凸部又は凹部を前記横棒部分に設けるとともに、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記嵌合用凸部又は凹部と対向する位置に、前記嵌合用凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設けたことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のヒータプレート。
  14. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記横棒部分の底面が中心向かって緩やかな勾配を有するY字型であることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  15. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きいことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  16. 前記略T字型又は前記Y字型の前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材において、前記縦棒部分及び嵌合用凸部又は凹部の各断面の幅に対する高さの比が1以上4以下であることを特徴する請求項11から請求項15のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  17. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材のシースヒータと接する面の形状が、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の板面に平行な平面か
    又は前記シースヒータの外周と同方向の曲率を有する曲面を有することを特徴とする請求項7から請求項16のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  18. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材のシースヒータと接する面の部材幅がシースヒータの幅より大きいこと特徴とする請求項7から請求項17のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  19. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きく、
    かつ前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材を前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記溝部に嵌合させたときに側面の少なくとも一部に隙間を有することを特徴とする請求項7から請求項18のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  20. 前記シースヒータは、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝に複数本配設されているか、又は複数の溝に各1本ずつ配設されていることを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  21. 前記複数本のシースヒータは、アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に設けた溝中に、並列に複数本配設されているかもしくは、溝中に高さ方向に重ねて配設されていることを特徴とする請求項20に記載のヒータプレート。
  22. 前記シースヒータは、
    断面が円形又はコーナ部が所定の曲率の曲線からなる略長方形(略正方形も含む)の形状を有するパイプ状のもの、
    あるいは細幅条をパイプ形状に編んだものであることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  23. 前記シースヒータを収納するヒータプレートがシースヒータのシース部との熱伝導性に優れることを特徴とする請求項1から請求項22のいずれかに記載のヒータプレート。
  24. 前記シースヒータを収納するヒータプレートが気密性を有することを特徴とする請求項1から請求項23のいずれかに記載のヒータプレート。
  25. 前記シースヒータを収納するヒータプレートのシースヒータがさらに高い電気絶縁性を有することを特徴とする請求項1から請求項24のいずれかに記載のヒータプレート。
  26. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材及び前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材は、
    JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかの合金からなることを特徴とする請求項1から請求項25のいずれか1項に記載のヒータプレート。
  27. 前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に前記溝部を加工し、
    前記溝部に前記シースヒータを収納し、
    さらに前記シースヒータの上に前記接合用アルミニウム又はアルミニウム部材を収納し、
    前記接合用アルミニウム又はアルミニウム部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属固相接合することを特徴とするヒータプレートの製造方法。
  28. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、
    一体又は複数に分割された部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27に記載のヒータプレートの製造方法。
  29. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、
    前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の平面方向に複数に分割されているか、
    あるいは前記断面方向に複数に分割されている部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27又は請求項28に記載のヒータプレートの製造方法。
  30. 前記複数の接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材が平面方向に複数に分割されている場合において、順次鍛圧圧接することを特徴とする請求項29に記載のヒータプレートの製造方法。
  31. 前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に板材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項30のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  32. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、テーパ角が0°を超え30°以下のテーパ部を有する部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項31のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  33. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、
    断面形状が略T字型又はY字型の部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項31のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  34. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の断面形状が略T字型を有し、前記略T字型の前記縦棒部分がある位置とは別の位置であってその直下にシースヒータが存在しない位置に嵌合用凸部又は凹部を前記横棒部分に設けるとともに、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記嵌合用凸部又は凹部と対向する位置に前記嵌合用凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設け、
    前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の前記縦棒部分及び前記嵌合用凸部又は凹部と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の前記凹部又は凸部とを嵌合させて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項33のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  35. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材には、
    前記シースヒータと接する面の形状が前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材の板面に平行な平面か又はシースヒータの外周と同方向の曲率を有する曲面を有する部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項34のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  36. 前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接前の断面積が、前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材に形成した前記溝部の断面積から前記シースヒータの断面積を引いた有効断面積より大きく、
    かつ前記溝部に嵌合させたときに側面の少なくとも一部に隙間を有する前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材と前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材とを鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項35のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  37. 前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材及び前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材として、
    JIS1050、1100、3003、3004、5005、5052、6063、6061、7003、7N01のいずれかの合金からなる部材を用いて鍛圧圧接により金属接合することを特徴とする請求項27から請求項36のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  38. 前記アルミニウム又はアルミニウム合金基部材と前記接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材の鍛圧圧接を、250℃から500℃の範囲で行うことを特徴とする請求項27から請求項37のいずれか1項に記載のヒータプレートの製造方法。
  39. 請求項27から請求項38に記載のヒータプレートの製造方法を用いたヒータプレートの変形防止方法。
  40. 請求項38に記載のヒータプレートの製造方法を用いて鍛圧圧接することによるヒータプレートに対する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の密着性向上方法。
  41. 請求項40に記載のヒータプレートに対する接合用アルミニウム又はアルミニウム合金部材とアルミニウム又はアルミニウム合金基部材の密着性向上方法を用いたヒータ寿命の向上方法。
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