JP2006106504A - 光学用キャップ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低融点ガラスの塗布作業の容易性を維持し且つ低融点ガラスの固着面を充分な広さに確保した上で、金属製シェルの側壁部の変形に起因する低融点ガラスの割れの発生を可及的に抑制する。
【解決手段】 基端に接続開口端2を有する円筒形状の側壁部3と、側壁部3の先端に設けられ、その中心部にレンズ保持孔4を有する端壁部5を備えた金属製シェル6と、この金属製シェル6のレンズ保持孔4に低融点ガラス8で気密固着された球レンズ7とを備えた光学用キャップ部品1において、金属製シェル6の端壁部5を、レンズ保持孔4の周縁から外周方向に延びて所定直径の位置に至る内径側平面部9と、内径側平面部9の外周縁から先端側に向かって立ち上がった周壁部10と、周壁部10から外周方向に延びて側壁部3の先端に連なる連結壁部11とで構成し、球レンズ7を固着する低融点ガラス8の実質的な固着面を、内径側平面部9とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学用キャップ部品に係り、詳しくは、基端に接続開口端を有する側壁部とその先端を覆う端壁部とを主たる構成要件とする金属製シェルを備え且つ端壁部にレンズを低融点ガラスで固着してなる光学用キャップ部品の改良技術に関する。
一般に、光学用キャップ部品は、光通信や光センサ等に用いられる発光素子或いは受光素子等の光素子を覆うもので、その内部を例えば気密状態に保持することにより、光素子に対する光の入出力を適正に行わせ得る構成とされている。この種の光学用キャップ部品としては、種々のものが提案され或いは実用化されているが、その具体例として、図3及び図4に示すような構成を備えたものが公知となっている。
そのうち、図3(a)に示す光学用キャップ部品20は、基端に接続開口端21を有する円筒形状の側壁部22と、この側壁部22の先端に設けられ且つその中心部にレンズ保持孔23を有する端壁部24とから構成された金属製シェル25と、この金属製シェル25のレンズ保持孔23に低融点ガラス26で固着された球レンズ27と、から構成されている。そして、この光学用キャップ部品20における側壁部22の接続開口端21には、外周側に向かって張り出された鍔部28が一体形成されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、この光学用キャップ部品20の使用態様は、ステム30に搭載されたレーザダイオード等の光半導体素子31の上方を覆うように光学用キャップ部品20を載置した後、接続開口端21の鍔部28をステム30に抵抗溶接等によって溶着固定することにより、光半導体素子31を気密に封入して保護している。この溶着作業は、例えば光学用キャップ部品20の接続開口端21における鍔部28の突起部28aを、円筒形状の電極32によってステム30に押圧すると共に、電極32に通電して、光学用キャップ部品20をステム30に溶着することによって行われる。
また、図4に示す光学用キャップ部品40は、側壁部41の先端を覆う端壁部42が、レンズ保持孔43の周縁から先端側に向かって立ち上がる周壁部44と、該周壁部44の先端から外周側に延びて側壁部41の先端に連なる平面部45とから構成された金属製シェル46と、この金属製シェル46のレンズ保持孔43に溶着等により固着されたレンズ47と、から構成されている(例えば、特許文献2参照)。なお、この光学用キャップ部品40も、ステム30に搭載された光半導体素子31の上方を覆うように配置されると共に、接続開口端48における鍔部49がステム30に抵抗溶接等により固定されている。
実開平6−78908号公報 実開平2−128109号公報
ところで、上記の図3(a)に示す光学用キャップ部品20は、円筒状の側壁部22の先端に平面状の端壁部24の外周縁が直接連なっている関係上、側壁部22に曲げ変形等が生じた場合には、その変形は直接的に端壁部24に影響を及ぼすことになる。詳述すると、図3(b)に示すように、溶着時に加えられる電極32による機械的負荷によって鍔部28の突起部28aの潰れ方に偏りが生じ、側壁部22に曲げ変形が生じた場合、例えば側壁部22が軸心に対して傾斜状態となるような変形、或いは側壁部22の一部分が軸心に沿う方向に位置ズレを来たすような変形が生じた場合には、端壁部24もこれに伴って曲げ変形する。そのため、球レンズ27を気密固着している低融点ガラス26に割れ或いはクラックが入るなどして、光学用キャップ部品20の耐久性が低下するのみならず、光学用キャップ部品20とステム30とで囲繞された空間の気密性が容易に破られる等の問題を有していた。
一方、上記の図4に示す光学用キャップ部品40は、側壁部の先端に平板状の端壁部の外周縁が直接連なる構成とはされておらず、この光学用キャップ部品の端壁部42は、レンズ保持孔43から立ち上がる周壁部44と、該周壁部44の先端から側壁部41の先端に連なる平面部45とから構成されている。このような構成は、端壁部42にフェルールFを当接させた場合に、レンズ47とフェルールFとの干渉を防止するために採用されたものであることに加えて、この光学用キャップ部品40は、レンズ47を固着するために低融点ガラスを使用しておらず、従って既述のように側壁部41に曲げ変形等が生じても、低融点ガラスに割れやクラック等が発生するという事態は起こり得ない。
この場合において、図4に示す光学用キャップ部品40におけるレンズ47の固着に、仮に低融点ガラスを使用したならば、周壁部44がレンズ保持孔43の周縁から即座に立ち上がっていることから、低融点ガラスの実質的な固着面は周壁部44の内表面となり、このためレンズ47を的確に固着するための充分な固着面積を確保できなくなるおそれがある。しかも、このように周壁部44がレンズ保持孔43の周縁から即座に立ち上がっていると、レンズ47と周壁部44との間の空間、即ち低融点ガラスを例えば塗布するための作業用空間が狭くなり、作業の困難化や作業能率の悪化を招くという新たな問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低融点ガラスの塗布作業の容易性を維持し且つ低融点ガラスの固着面を充分な広さに確保した上で、金属製シェルの側壁部の変形に起因する低融点ガラスの割れやクラックの発生を可及的に抑制することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、基端に接続開口端を有する筒状の側壁部と、該側壁部の先端に設けられ且つその中心部にレンズ保持孔を有する端壁部とを備えた金属製シェルと、この金属製シェルのレンズ保持孔に低融点ガラスで固着されたレンズと、を備えた光学用キャップ部品において、前記金属製シェルの端壁部は、前記レンズ保持孔の周縁から平面に沿うように外周方向に延びて所定直径の位置に至り且つ表面が低融点ガラスの実質的な固着面となる内径側面壁部と、該内径側面壁部の外周縁から先端側に向かって立ち上がる周壁部と、該周壁部の先端から外周側に延びて前記側壁部の先端に連なる連結壁部とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、上記の「レンズ保持孔の周縁から平面に沿うように外周方向に延びて」なる内径側面壁部とは、内径側面壁部の外周方向に延びる際の方向性が平面に沿っていることを意味し、従って内径側面壁部の詳細な形態が、周壁部の存在による段差よりも小さな高低差を有する波形状や凹凸形状であっても、その方向性が平面に沿っていればよく、また内径側面壁部が、軸心と直交する面に対して10°程度以内の角度で傾斜していても、「平面に沿う」という概念に含まれる。更に、上記の「表面が低融点ガラスの実質的な固着面となる内径側面壁部」とは、内径側面壁部の表面が、低融点ガラスの固着面における全領域の一部となる場合のみならず、低融点ガラスの固着面が、内径側面壁部の表面から周壁部の一部分に達している場合であっても、この周壁部の一部分がレンズを固着するという点で殆ど関与していない場合は、内径側面壁部の表面が低融点ガラスの実質的な固着面となる。また、上記の周壁部が、内径側面壁部から湾曲しつつ先端側に向かって立ち上がっている場合には、その湾曲部も周壁部に含まれる。
このような構成によれば、内径側面壁部が、周壁部と連結壁部からなる折り曲げ部を介して側壁部に連なっていることから、側壁部に曲げ変形等が生じても、その折り曲げ部で曲げ変形等が適度に吸収されることになり、従来のように内径側面壁部の外周縁が側壁部に直接連結されている場合と比較して、内径側面壁部に対する側壁部の曲げ変形等による悪影響を抑制することができる。これにより、内径側面壁部の表面に固着されている低融点ガラスに対して、側壁部の変形による影響が生じ難くなり、低融点ガラスの割れやクラックの発生確率が可及的に低減されて、光学用キャップ部品の耐久性が向上すると共に、その内部が気密封止される場合においては、気密性破壊の問題も生じ難くなる。また、周壁部は、レンズ保持孔の周縁から即座に立ち上がっているわけではなく、レンズ保持孔の周縁から平面に沿うように外周方向に延びて所定直径の位置に至る内径側面壁部の外周縁から立ち上がっているため、レンズ保持孔にレンズを固着する際の低融点ガラスの塗布作業は、内径側面壁部の上部空間を利用して行うことができ、作業スペースが不当に狭小であることに起因する作業の困難化や作業能率の悪化が効果的に回避される。しかも、このようにレンズ保持孔の周縁から平面に沿うように外周方向に延びて所定直径の位置に至る内径側面壁部の表面が、低融点ガラスの実質的な固着面となることから、低融点ガラスの固着面積を充分な広さに確保して、固着強度を向上させることができる。更に、内径側面壁部に対して周壁部が先端側に立ち上がって隆起しているので、低融点ガラスの流れ止めの役割も果たし得ることになり、低融点ガラスの不当な流れによる無駄な広がりを抑制できると共に、低融点ガラスの外周縁の直径が周壁部で規制されることになるので、低融点ガラスはレンズ保持孔の周辺に充分充填され、光学用キャップ部品の気密封止を容易かつ確実に行うことができる。
上記の構成において、内径側面壁部は、軸心と直交する平面部であることが好ましい。
このようにすれば、上述の種々の利点をより確実に享受できるばかりでなく、光学用キャップ部品の簡素化及び作製の容易化を図ることができる。
上記の構成において、前記内径側面壁部の径方向寸法は、前記レンズ保持孔の周縁から前記側壁部の外周面に至るまでの径方向寸法の1/3以上に設定されていることが好ましい。
このようにすれば、特に、上述の作業スペース上の利点、及び低融点ガラスの充分な固着面確保の利点等を、より的確に享受することができると共に、側壁部の変形に起因する低融点ガラスの割れ等の問題にも充分に対処することが可能である。
上記の構成において、低融点ガラスの外周縁は、内径側面壁部の範囲内にあってもよく、また周壁部に接触することにより低融点ガラスの外周縁の直径が規制されていてもよい。
前者によれば、低融点ガラスの使用量を極力抑えて無駄を低減した上で、その固着面を適切に確保したいという要請に応じる場合に有利であり、後者によれば、既述のように低融点ガラスをレンズ保持孔の周辺に充分充填したいという要請に応じる場合に有利となる。
また、上記の構成を備えた光学用キャップ部品に適用できるレンズは、既存の形状のものを適宜選択し得るが、例えばレンズを球レンズとした場合であっても上記と同様の効果を奏し得る。
この場合、球レンズは機械加工のみによって高精度のレンズを容易に製造できるため安価であり、しかも光学的な異方性がないことから、レンズをレンズ保持孔に実装する際の方位調整が不要であり且つ金属製シェルへの組み付けが容易となる利点を更に享受できることになる。
以上のように本発明に係る光学用キャップ部品によれば、内径側面壁部が設けられていることにより、低融点ガラスの塗布作業が困難になることを回避できると共に、低融点ガラスの固着面が不当に狭くなることをも抑止することができる。しかも、側壁部に変形が生じた場合であっても、内径側面壁部が、周壁部と連結壁部からなる折り曲げ部を介して側壁部に連なっているので、この折り曲げ部によってその変形を阻止し、内径側面壁部には側壁部の変形の影響が殆ど生じなくなる。これにより、レンズを固着している低融点ガラスには側壁部の変形に起因する割れやクラックが発生し難くなり、光学用キャップ部品の気密性を確保する上で有利となる。また、周壁部が、内径側面壁部に対して、先端側に立ち上がっているので、低融点ガラスの流れ止めの役割も奏し得る。この結果、レンズ保持孔の周辺に十分な量の低融点ガラスが溜まり、容易かつ確実に光学用キャップ部品の気密性を確保することができる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る光学用キャップ部品1は、基端に接続開口端2を有する円筒状の側壁部3と、この側壁部3の先端に設けられ且つその中心部にレンズ保持孔4を有する端壁部5とを備えた金属製シェル6を具備してなる。そして、この金属製シェル6のレンズ保持孔4に、球レンズ7が嵌め込まれ、低融点ガラス8でその周囲が気密固着されている。この金属製シェル6の端壁部5は、レンズ保持孔4の周縁から外周方向に延びて所定直径の位置に至る内径側面壁部(内径側平面部)9と、この内径側平面部9の外周縁から先端側に向かって立ち上がる周壁部10と、この周壁部10から外周側に延びて側壁部3の先端に連なる連結壁部11とを備えており、球レンズ7を気密固着する低融点ガラス8の外周縁が内径側平面部9の範囲内に収まるように、低融点ガラス8が固着されている。この場合、内径側平面部9の径方向寸法aは、レンズ保持孔4の周縁から側壁部3の外周面に至るまでの径方向寸法bの1/3以上になるように設定されている。
そして、上記のように構成された光学用キャップ部品1は、同図に示すように、ステム30に搭載された光半導体素子31を覆うように載置され、ステム30に抵抗溶接(例えば、プロジェクション溶接)により溶着固定される。勿論、この溶着作業は、抵抗溶接に限らず、例えばレーザ溶接等を用いることもできる。なお、この溶着作業をドライ窒素の雰囲気下で行って、光学用キャップ部品1とステム30とで囲繞された空間にドライ窒素を充填させてもよい。この場合、ドライ窒素は水分を除去した純粋なガスなので、水分による半導体光素子の劣化をより確実に防止することができる。
上記のように構成された光学用キャップ部品1によれば、図2に仮想線で示すように、金属製シェル6の側壁部3に変形が生じた場合であっても、内径側平面部9が、周壁部10と連結壁部11から成る折り曲げ形状を介して側壁部3へと連なっているので、内径側平面部9に変形が及ぶ前に、折り曲げ形状によってその変形が阻止され、内径側平面部9には側壁部3の変形の影響が殆ど生じない。そして、低融点ガラス8をこの内径側平面部9の範囲内で固着すれば、低融点ガラスの使用量を極力抑え無駄を低減した上で、その固着面積を適切に確保することができると共に、側壁部3の変形に起因して生じる低融点ガラスの割れやクラックの発生を防止することができる。
さらに、低融点ガラス8の外周縁が周壁部10に接触しその直径が規制されている場合であっては、周壁部10により低融点ガラス8はその流れを規制されているので、球レンズ7の周囲には低融点ガラス8が十分に溜まり、球レンズ7がレンズ保持孔4により高い気密性をもって固着されることになる。また、低融点ガラス8が内径側平面部9の全域にわたって固着されるので、固着面積を十分に確保することができ、より堅固に球レンズ7を保持することができ、光学用キャップ部品1の耐久性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態に係る金属製シェル6の製造方法は、例えば板状素材をプレス加工によって、内径側平面部9、周壁部10及び連結壁部11からなる端壁部5と、これに連なる側壁部3とを一体成形し、端壁部5の中心部に球レンズ7の直径より僅かに大きいレンズ保持孔4を打ち抜き成形することでなされる。この場合、切削加工によって金属製シェル6を製造した場合に比して加工時間を短縮することができ、斯かる製造コストを低減することができる。また、この金属製シェル6の材質は、通電により溶接可能な金属材料であればステンレス等の材料も使用可能であり、特にレンズに使用されるガラス材料と膨張係数が近く、金属製の薄板からプレス成形などにより安価に大量生産可能な鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金(コバール合金)などの材料が好ましい。また、金属製シェル6の肉厚は、例えば0.1mm〜0.5mmとすることができる。
また、低融点ガラス8の組成としては、PbOを65〜90wt%(好ましくは75〜88wt%)、B23を5〜20wt%(好ましくは8〜15wt%)、SiO2、ZnO、Al23のいずれも0〜10wt%を調合したものを用いることができる。さらに、低融点ガラスにBi23、Fe23、CuO、BaO、CaO、SrOを10wt%以下で含有させてもよい。また、上記成分以外にも、5wt%以下のLi2O、Na2O、K2O、V25、Ag2O、P25、Co23、Mo23、WO3、Nb25、Ta25、Ga23、Sb23、SnO2、MgO等の酸化物や、F2、I2等のハロゲン及びCeO2等の希土類酸化物を含有させてもよい。さらには、低融点ガラスの熱膨張係数の調整や、機械的強度の向上を図る観点から、上記低融点ガラスに耐火性フィラーを混合してもよい。耐火性フィラ−を混合する場合、その混合割合は低融点ガラス45〜92vol%に対して、耐火性フィラ−粉末8〜55vol%であることが好ましい。両者の割合をこのように限定した理由は、耐火性フィラ−粉末が8vol%より少ないとその効果がなく、55vol%より多くなると流動性が悪くなるためである。耐火性フィラ−粉末としては、ウィレマイト系セラミック、チタン酸鉛系セラミック、コーディエライト、酸化スズ固溶体、ジルコン系セラミック等の粉末を単独、あるいは組み合わせて使用することができる。
また、レンズの形状は球レンズに限らず、例えばロッドレンズ等であっても良く、使用形態に応じてその形状を適宜選択し得る。また、連結壁部11は、側壁部3から複数回にわたり折り返して周壁部10へと連なるものであってもよい。
本発明の実施形態に係る光学用キャップ部品を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る光学用キャップ部品の作用を示す縦断面図である。 従来の光学用キャップ部品を示す縦断面図である。 従来の光学用キャップ部品を示す縦断面図である。
符号の説明
1 光学用キャップ部品
2 接続開口端
3 側壁部
4 レンズ保持孔
5 端壁部
6 金属製シェル
7 球レンズ
8 低融点ガラス
9 内径側平面部
10 周壁部
11 連結壁部

Claims (6)

  1. 基端に接続開口端を有する筒状の側壁部と、該側壁部の先端に設けられ且つその中心部にレンズ保持孔を有する端壁部とを備えた金属製シェルと、
    前記金属製シェルのレンズ保持孔に低融点ガラスで固着されたレンズと、を備えた光学用キャップ部品において、
    前記金属製シェルの端壁部は、前記レンズ保持孔の周縁から平面に沿うように外周方向に延びて所定直径の位置に至り且つ表面が低融点ガラスの実質的な固着面となる内径側面壁部と、該内径側面壁部の外周縁から先端側に向かって立ち上がる周壁部と、該周壁部の先端から外周側に延びて前記側壁部の先端に連なる連結壁部とを備えたことを特徴とする光学用キャップ部品。
  2. 前記内径側面壁部は、軸心と直交する平面部であることを特徴とする請求項1に記載の光学用キャップ部品。
  3. 前記内径側面壁部の径方向寸法は、前記レンズ保持孔の周縁から前記側壁部の外周面に至るまでの径方向寸法の1/3以上に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学用キャップ部品。
  4. 前記低融点ガラスの外周縁が、前記内径側面壁部の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光学用キャップ部品。
  5. 前記低融点ガラスの外周縁が、前記周壁部に接触することにより該低融点ガラスの外周縁の直径が規制されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光学用キャップ部品。
  6. 前記レンズが球レンズであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の光学用キャップ部品。
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