JP2009192566A - 光サブアセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】プレス成形で形成したキャップシェルを用いた光モジュールにスリーブ部材を接着により取付けて成るものであって、広い接着面積を確保することができる光サブアセンブリ(OSA)を提供する。
【解決手段】OSA1は、PD21を実装したステム22に、集光用レンズ23aを保持するプレス加工で形成したキャップシェル23bが取付けられた同軸型光モジュール20と、光コネクタ50のフェルール51を整列するスリーブ部材10と、を備える。キャップシェル23bの筒状外周部には、キャップシェル23bのレンズ23aの保持面23cよりも上方に延出する延出部40が設けられ、スリーブ部材10には、キャップシェル23bを収納する凹部12aが形成される。キャップシェル23bに設けられた延出部40の外周面を含む光モジュール20の外周面とスリーブ部材10の凹部12aの内周面が接着剤で固定されている。
【選択図】図1
【解決手段】OSA1は、PD21を実装したステム22に、集光用レンズ23aを保持するプレス加工で形成したキャップシェル23bが取付けられた同軸型光モジュール20と、光コネクタ50のフェルール51を整列するスリーブ部材10と、を備える。キャップシェル23bの筒状外周部には、キャップシェル23bのレンズ23aの保持面23cよりも上方に延出する延出部40が設けられ、スリーブ部材10には、キャップシェル23bを収納する凹部12aが形成される。キャップシェル23bに設けられた延出部40の外周面を含む光モジュール20の外周面とスリーブ部材10の凹部12aの内周面が接着剤で固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、光モジュールの光電変換素子と、スリーブ部材が受納する光コネクタのフェルールの光ファイバとを結合する光サブアセンブリに関する。
光モジュールとしては、光電変換素子を実装したステムに、レンズがキャップシェルに固定されてなるレンズキャップを取付けた、同軸型のCANパッケージを有するものがある。この光モジュールを光コネクタを受納するレセプタクルスリーブ(スリーブ部材)に取付けて成る光サブアセンブリ(OSA:Optical Sub-Assembly)では、光モジュールとスリーブ部材とをYAG溶接により固定することが通常行われている。しかし、YAG溶接での固定によってOSAを組み立てると、例えば、以下の(1)〜(3)の理由から、OSAの作製コストが高くなっていた。
(1)上記のようにYAG溶接により固定するには、スリーブ部材の固定部分や光モジュールの固定部分(例えば、光モジュールのパッケージを構成するキャップシェル等)を切削加工により精度良く作製する必要があるが、切削加工は加工コストが高く、コストを下げにくい。
(2)キャップシェル等の、YAG溶接により固定する部分について、その材料が、溶接性及び切削性に優れたSUS材料、例えば、フェライト系のSF20Tまたはオーステナイト系のSUS303等に限定されてしまい、より安い材料を用いることができない。
(3)YAG溶接で組み立てを行うために必要な設備(YAG光源で500〜1000万円)は、非常に高価である。
(2)キャップシェル等の、YAG溶接により固定する部分について、その材料が、溶接性及び切削性に優れたSUS材料、例えば、フェライト系のSF20Tまたはオーステナイト系のSUS303等に限定されてしまい、より安い材料を用いることができない。
(3)YAG溶接で組み立てを行うために必要な設備(YAG光源で500〜1000万円)は、非常に高価である。
そこで、より低コストなOSAを実現するために、組み立ての際に、YAG溶接ではなく、樹脂製接着剤などの接着剤により光モジュールとスリーブ部材との接着固定を行う技術が提案されてきている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、当初、マルチモードファイバを用いる用途や受信用光サブアセンブリ(ROSA:Receiving Optical Sub-Assembly)など、要求される組み立てトレランスの緩いOSAに限られて利用されていたが、送信用光サブアセンブリ(TOSA:Transmitting Optical Sub-Assembly)にも少しずつ利用が広がっている。
特開平8−129118号公報
OSAでは、一般的に、実使用状態において、スリーブ部とOSAが取付けられる回路基板との相対的な位置のずれにより、固定部分に常時応力がかかる可能性がある。そのため、製品としてのOSAには、初期特性を満足することだけでなく、十分な固定強度を有し所定の信頼性試験を満足することが安定的に求められる。所定の信頼性試験としては、例えば、高温通電試験、低温保存試験、高温高湿試験、ヒートサイクル試験等があり、OSAには、事実上の標準であるTelcordia社の光半導体デバイス信頼度保証仕様(Telcordia GR-468-CORE)に準拠する信頼性が求められる。
OSAにおいて、コスト低減のために接着固定を利用する場合、上記のような信頼性を満たすためには、十分な(高い)固定強度、すなわち、十分な(広い)接着面積が必要である。OSAでは、光モジュールを収納するスリーブ部材の凹部に、光モジュールの一端部が挿入され、光モジュールの外周面とスリーブ部材の凹部の内周面とが接着固定されるので、光モジュールの外周面とスリーブ部材の凹部の内周面との間の接着面積が重要である。
同軸型のOSAの光モジュールは、一般的に、図3に示すように、集光用のレンズ111が設けられたキャップシェル112が円板上のステム113に取付けられてなる。
図3の従来の光モジュール110では、YAG溶接のときと同様にSUSを切削等してキャップシェル112を形成する場合、形状を比較的自由に設計することができるので、ステム102を基準としたキャップシェル101の高さを大きくすることができる。これにより、切削加工によりキャップシェル112が作製される従来のOSA100では、光モジュール110の側面の高さを大きくして、光モジュール110の側面とスリーブ部材120の凹部121の内周面との間の接着面積の広さを確保することができる。しかし、上述のように、この方法ではコストが高いものとなる。
図3の従来の光モジュール110では、YAG溶接のときと同様にSUSを切削等してキャップシェル112を形成する場合、形状を比較的自由に設計することができるので、ステム102を基準としたキャップシェル101の高さを大きくすることができる。これにより、切削加工によりキャップシェル112が作製される従来のOSA100では、光モジュール110の側面の高さを大きくして、光モジュール110の側面とスリーブ部材120の凹部121の内周面との間の接着面積の広さを確保することができる。しかし、上述のように、この方法ではコストが高いものとなる。
切削による成形に代えて、プレス成形でキャップシェルを成形する場合、OSAの製造コストを下げることはできる。ただし、この場合の光モジュールは一般的に、レンズを止める位置すなわちレンズの中心が上記キャップシェルの高さとなる平らなパッケージになる。
ROSAや面発光型レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)を用いたTOSAでは、図4に示すように、光モジュール10のステム211の実装面211aに直接(または低いサブマウントを介して)フォトダイオード(PD:Photo Diode)やVCSELといったチップ212を実装している。したがって、ROSAやVCSELを用いたTOSAにおいて、上述のようにプレス成形でキャップシェル213を形成し、レンズ214の中心が上記キャップシェル213の高さとなる平らなパッケージを用いると、チップ212の位置に合わせてレンズ214の位置が低くなっている結果、必然的にキャップシェル213の高さが小さい。そのため、接着固定される光モジュール21の側面の面積が小さく、上記接着面積を広くすることができない。
特に、近年結合効率を高めるために球面収差が小さくなるように、より高屈折率の球レンズを用いることがある。高屈折率の球レンズを用いた場合において、上述のようにプレス成形でキャップシェル213を形成しパッケージを平らに形成すると、キャップシェル213の高さを小さくして球レンズの位置を低くする必要があり、広い接着面積を確保することができない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、プレス成形で形成したキャップシェルを用いた光モジュールにスリーブ部材を接着により取付けて成るものであって、広い接着面積を確保することができる光サブアセンブリを提供することを目的とする。
本発明の光サブアセンブリは、光電変換素子を実装したステムに、集光用のレンズを保持するプレス加工で形成したキャップシェルが取付けられた同軸型光モジュールと、光コネクタのフェルールを整列するスリーブ部材と、を備え、キャップシェルの筒状外周部には、キャップシェルのレンズの保持面よりも上方に延出する延出部が設けられ、スリーブ部材には、キャップシェルを収納する凹部が形成され、キャップシェルに設けられた延出部の外周面を含む同軸型光モジュールの外周面とスリーブ部材の凹部の内周面が接着剤で固定されていることを特徴とする。
なお、延出部が、キャップシェルの上部外周を折り返して形成されていることが好ましく、また、延出部が、キャップシェルの外周部にキャップシェルの高さよりも軸方向寸法が大な円筒状部材を嵌合固着して形成されていることも好ましい。
本発明によれば、光サブアセンブリにおいて、プレス成形で形成した安価なキャップシェルを有する光モジュールとスリーブ部材を接着剤を用いて固定することができるため、作製コストを抑えることができる。また、この場合においても、キャップシェルのレンズの保持面よりも上方に延出する延出部をキャップシェルの外周に設け、この延出部の外周面を含む光モジュールの外周面とスリーブ部材とを接着固定するので、広い接着面積を確保して、光サブアセンブリに高い固定強度を持たせることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る光サブアセンブリ(OSA)を説明する断面図である。本実施形態のOSAは、図示するように、光コネクタ50のフェルール51をガイドするスリーブ部10と、光電変換機能を有する光電変換素子21をCANパッケージ内に有する光モジュール20とが、接着剤としての接着樹脂30により接着固定されて成る。光電変換素子21は、フェルール51内の光ファイバ51aからの光信号を電気信号に変換するPDや、光ファイバ51aへの光信号を電気信号から変換するVCSEL等からなるが、以下では、光電変換素子は、PDからなるものとし、PD21として説明する。
まず、スリーブ部10について説明する。スリーブ部10は、例えば、樹脂の射出成形により形成されるものであって、PD21への光信号を伝達する光ファイバ51aを内蔵するフェルール51が挿入される。このスリーブ部10は、光コネクタのフェルール51を受納しガイドするフェルール受納部11と、PD21を封止している光モジュール20を受納するモジュール受納部12と、を有する。
フェルール受納部11は、フェルール51をガイド可能なように、円柱状のフェルール51の外径と略同じ大きさの内径を有する円筒状に形成された円筒部11aを有し、その一端には、フェルール51の挿入を容易にするためにテーパ状に形成された開口11bが形成されている。また、その円筒部11aには、光学部材(ファイバスタブ)11cが圧入されており、フェルール受納部11へのフェルール51の挿入が完了したときに、光コネクタ50内部のバネ(図示せず)の弾性力により、光ファイバ51aとファイバスタブ11cが物理的に当接するようになっている。なお、ファイバスタブ11cの光モジュール20側の端面は斜め研磨されており、反射戻り光を抑えることができるようになっている。
モジュール受納部12は、光モジュール20の後述の延出部側を受納可能なように、光モジュールの延出部側の外周面に対応する形状の凹部12aを有する。図1の例のモジュール受納部12では、光モジュール20の後述のレンズキャップ23側を受納可能なように、レンズキャップ23のキャップシェル23bに対応する形状の凹部12aを有する。また、図の例では、モジュール受納部12の凹部12aの内周面に接着樹脂30を塗布した状態で、光モジュール20をキャップシェル23b側から挿入し、光モジュール20の外周面とモジュール受納部12の凹部12aの内周面とを接着樹脂30で接着させた後、接着樹脂30を固化させることにより、光モジュール20をスリーブ部10に固定することができる。なお、接着樹脂30としては、熱硬化性樹脂を用いることができる。
また、スリーブ部10は、フェルール受納部11の円筒部11aで形成されたフェルール受納空間とモジュール受納部12の凹部12aで形成されたモジュール受納空間を隔てる隔壁13を有する。この隔壁13には、光信号を通すための孔13aが形成されている。
このようなスリーブ部10を用いたOSA1では、光コネクタ50のフェルール51がフェルール受納部11に挿入された状態において、フェルール51の光ファイバ51aから出射された光信号が、ファイバスタブ11cを透過し、孔13aを通過し、モジュール受納部12が有する光モジュール20のレンズ23aにより、PD21へ集光される。
このようなスリーブ部10を用いたOSA1では、光コネクタ50のフェルール51がフェルール受納部11に挿入された状態において、フェルール51の光ファイバ51aから出射された光信号が、ファイバスタブ11cを透過し、孔13aを通過し、モジュール受納部12が有する光モジュール20のレンズ23aにより、PD21へ集光される。
続いて、光モジュール20について説明する。光モジュール20は、例えば、PD21、ステム22、レンズキャップ23を有する。
PD21は、上述のように光信号を電気信号に変換するもので、ステム22の後述のベース22aの素子実装面22c上に直接またはサブマウントを介して実装される。
PD21は、上述のように光信号を電気信号に変換するもので、ステム22の後述のベース22aの素子実装面22c上に直接またはサブマウントを介して実装される。
ステム22は、レンズキャップ23と協働して、内部に素子搭載空間を有するCANパッケージを形成しており、PD21等が実装される円板状のベース22aと、ベース22aに支持される、外部に電気接続するためのリードピン22bとを有する。
ベース22aは、レンズキャップ23のキャップシェル23bと抵抗溶接により接合できるように、抵抗溶接可能な材料(例えば、コバール)から形成される。また、ベース22aの上面の素子実装面22cには、PD21に加えて、PD21が生成した電気信号を増幅するトランスインピーダンスアンプや、抵抗やコンデンサ等の素子が実装される場合もある。これら素子は、互いに又はベース22aもしくはリードピン22bと、種々の接続手段により接続される。リードピン22bは、ベース22aにガラス封止されるなどして支持されている。
ベース22aは、レンズキャップ23のキャップシェル23bと抵抗溶接により接合できるように、抵抗溶接可能な材料(例えば、コバール)から形成される。また、ベース22aの上面の素子実装面22cには、PD21に加えて、PD21が生成した電気信号を増幅するトランスインピーダンスアンプや、抵抗やコンデンサ等の素子が実装される場合もある。これら素子は、互いに又はベース22aもしくはリードピン22bと、種々の接続手段により接続される。リードピン22bは、ベース22aにガラス封止されるなどして支持されている。
本発明の特徴に関わるレンズキャップ23は、ステム22と協働してPD21等を気密封止するキャップとして機能するものであり、光ファイバ51aからファイバスタブ11c等を介して入射される光をPD21に集光するレンズ23aと、レンズ23aを保持するキャップシェル23bを有する。
レンズ23aは、例えば、ボールレンズで、キャップシェル23bの平面23cの中央に形成された孔23cに、低融点ガラス等の封止ガラスによって固定される。なお、本発明は、レンズ23aに用いられる材料の屈折率が高いときのOSAに、特に好適に用いられる。
レンズ23aは、例えば、ボールレンズで、キャップシェル23bの平面23cの中央に形成された孔23cに、低融点ガラス等の封止ガラスによって固定される。なお、本発明は、レンズ23aに用いられる材料の屈折率が高いときのOSAに、特に好適に用いられる。
キャップシェル23bは、例えば、プレス加工可能であり抵抗溶接可能である材料(コバール等)から形成される。その形状は、レンズ23aを固定する平面23cと連続しているその側面が、ステム22の素子実装面22cを基準として当該平面23cより上方に延出して折り返されるような延出形状(以下、延出部という)になっている。本発明によるOSA1では、キャップシェル23bに上述のような延出部40を形成し、この円周部40の外周面を光モジュール20の外周面に含めることで、モジュール受納部12の凹部12aとの接着面積を増加させている。また、キャップシェル23bは、その下部とステム22のベース22aと、を抵抗溶接することにより、ステム22に密封的に固定される。
OSA1は、光モジュール20の外周面を構成するこのキャップシェル23bの外周面と、スリーブ部10のモジュール受納部12の凹部12aの内周面とを、接着樹脂30で接着固定することにより組み立てられる。
このように、OSA1では、接着剤で接着されるキャップシェル23bの上部外周を折り返して、ステム22の素子実装面22cを基準としたキャップシェル23bの高さを、同じく面22cを基準としたレンズ23a(の中心)の位置(高さ)より大きくして、延長部40を形成することで、接着面積を広く稼ぐようにしている。これにより、OSA1における固定強度(接着強度)を高くし、その信頼性を向上させることができる。また、キャップシェル23bの高さをレンズ23aの位置より大きくすることにより、外乱によるレンズ23aへのダメージを防ぐことができる二次的効果もある。
図2は、本発明の他の実施形態に係るOSAを説明する断面図である。本実施形態のOSAにおいて、図1のものと同様の構成部分については、同じ符号を用いることにより、その説明を省略する。
図2のOSAは、図1のOSAと同様なスリーブ部10を備える。しかし、光モジュール60の構成が図1のものと異なる。具体的には、光モジュール60は、図1の光モジュールと異なり、カップ状のキャップシェル61aを有するレンズホルダ61がステム22に固定され、キャップシェル61aのカップ状部材の外周に、リング状のリング部材(円筒状部材)62が固定されて成る。
図2のOSAは、図1のOSAと同様なスリーブ部10を備える。しかし、光モジュール60の構成が図1のものと異なる。具体的には、光モジュール60は、図1の光モジュールと異なり、カップ状のキャップシェル61aを有するレンズホルダ61がステム22に固定され、キャップシェル61aのカップ状部材の外周に、リング状のリング部材(円筒状部材)62が固定されて成る。
光モジュール60のキャップシェル61aは、例えば、プレス加工可能であり抵抗溶接可能である材料(コバール等)から形成されるもので、その形状はカップ状であり、その上部が平面23cで形成されており、当該平面の中央に、レンズ23a固定用の孔61bが形成されている。このキャップシェル61aは、その下部とステム22のベース22aと、を抵抗溶接することにより、ステム22に密封的に固定される。
リング部材62は、パイプ状の金属部材から切り出し加工により形成されるものであり、キャップシェル61aの外周に、嵌め合わせにより固定される。このリング部材62の側面は、光モジュール60の側面を構成する。OSA2では、光モジュール60の側面としてのリング部材62の側面(外周面)と、スリーブ部10のモジュール受納部12の凹部12aの内周面とを、接着樹脂30で接着固定することにより組み立てられる。
また、リング部材62は、その高さが、ステム22の素子実装面22cを基準としたレンズ23aの中心の高さと略同じまたはそれ以上の高さである。つまり、キャップシェル61aの高さよりも軸方向寸法が大である。キャップシェル61aの外周にこのリング部材62を固定することにより、光モジュール60は、ステム22の素子実装面22cを基準とした側面の高さが、同じく面22cを基準としたレンズ23a(の中心)の位置(高さ)より高くなっている。言い換えれば、光モジュール60では、上述のリング部材62をキャップシェル61aに固定することで、本発明の特徴である延出部40が形成されている。
このように、OSA2では、リング部材62により延出部40を形成することで、接着面積を広く稼ぐようにしている。これにより、OSA2の固定強度を高くしその信頼性を向上させることができる。
1,2…光サブアセンブリ(OSA)、10…スリーブ部、11…フェルール受納部、11a…円筒部、11b…開口、11c…ファイバスタブ、12…モジュール受納部、12a…凹部、13…隔壁、13a…孔、20…光モジュール、21…光電変換素子(PD)、22…ステム、22a…ベース、22b…リードピン、22c…素子実装面、23…レンズキャップ、23a…レンズ、23b…キャップシェル、23c…平面、23d…孔、30…接着樹脂、40…延出部、50…光コネクタ、51…フェルール、51a…光ファイバ、60…光モジュール、61…レンズホルダ、61a…キャップシェル、62…リング部材。
Claims (3)
- 光電変換素子を実装したステムに、集光用のレンズを保持するプレス加工で形成したキャップシェルが取付けられた同軸型光モジュールと、光コネクタのフェルールを整列するスリーブ部材と、を備え、
前記キャップシェルの筒状外周部には、前記キャップシェルの前記レンズの保持面よりも上方に延出する延出部が設けられ、
前記スリーブ部材には、前記キャップシェルを収納する凹部が形成され、
前記キャップシェルに設けられた前記延出部の外周面を含む前記同軸型光モジュールの外周面と前記スリーブ部材の凹部の内周面が接着剤で固定されていることを特徴とする光サブアセンブリ。 - 前記延出部は、前記キャップシェルの上部外周を折り返して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光サブアセンブリ。
- 前記延出部は、前記キャップシェルの外周部に前記キャップシェルの高さよりも軸方向寸法が大な円筒状部材を嵌合固着して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光サブアセンブリ。
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Legal Events
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Effective date: 20101216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Effective date: 20111122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120321 |