JP2009294419A - 光サブアセンブリ及び光データリンク - Google Patents

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Abstract

【課題】EMC特性が良く、光データリンクに取付けられたときに、スリーブ保持固定強度が高く、FG電位とSG電位を分離可能なOSAを提供する。
【解決手段】OSA1は、光モジュール3、フェルールCが挿入されフェルールCと光モジュール3を光結合するスリーブ部材2を備える。部材2は、フェルールC−光モジュール3間に光導波路を形成するスタブ8、光モジュール3への固定部を有しスタブ8を保持する導電性のスタブホルダ9、一方からフェルールCが挿入され他方にスタブホルダ9に保持されたスタブ8を収容固定する絶縁性のスリーブ10、スリーブ10が貫通した形態でスリーブ10に固定される導電性の取付け部材11、を有し、スタブホルダ9と取付け部材11が、スリーブ10を間に挟み込み互いに電気的に絶縁された状態で固定されて構成される。OSA1は、取付け部材11により光データリンクに取付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換モジュールにスリーブ部材が取付けられて成る光サブアセンブリ、特に、光通信用の光データリンクに用いられる光サブアセンブリ及び当該光サブアセンブリを備える光データリンクに関する。
光サブアセンブリ(OSA: Optical Sub-Assembly)は、光電変換機能を有する光電変換モジュール(光モジュール)に、当該光モジュールに対して光コネクタのフェルールを整列させるスリーブ部材が取付けられて成るものである。図5は、従来のOSA(例えば、特許文献1参照)の一例を示す断面図である。図5に示すOSA100は、受信用光サブアセンブリ(ROSA:Receiving OSA)であって、受光素子101を有する光モジュール102とスリーブ部材103とがジョイントスリーブ(Jスリーブ)104を介して接続されて成る。
スリーブ部材103は、接続される光ファイバからの光を光モジュール102に導くスタブ105、及び、接続される光コネクタのフェルールCとスタブ105とを保持する非金属(セラミック)製のスリーブ106を有している。また、スリーブ部材103は、スタブ105とスリーブ106とが固定される金属製のホルダ107を有しており、このホルダ107がJスリーブ104を介して光モジュール102と接続されている。
OSA100は、スリーブ106の材料をセラミックとすることによって、電磁波の放射や受信をしやすくするアンテナ効果を抑えて、当該OSA100及びこれを用いた光データリンクのEMI(Electro-Magnetic Interference)特性、EMS(Electro-Magnetic Susceptibility)特性を改善するようにしている。また、OSA100に接続される光コネクタの内部金属部品と光モジュール102とをセラミックで距離を保つことにより、光モジュール102の受光素子101等が光コネクタにおける静電気放電の影響を受けないようにしている。
このようなOSAを用いる光データリンクは、光コネクタが挿入される光レセプタクル部を備え、その後方部分に、OSAの光モジュールや回路基板等が収納される本体部を備える。光データリンクでは、筐体を構成する隔壁によって光レセプタクル部と本体部とが隔てられおり、この隔壁には、OSAを取付けるための取付孔が形成されている。
特許文献1には、光データリンクの隔壁の取付孔への図5のOSA100の搭載方法に関して、図6または図7に示すものが開示されている。
図6に示す方法では、OSA100のホルダ107の周囲に絶縁性保持部材108を設け、絶縁性保持部材108を光データリンクの隔壁Wの取付孔W1に保持させることで、OSA100は、ホルダ107と光データリンクの筐体とが電気接続されていない状態で、当該筐体内に取付けられている。一般的にホルダ107はJスリーブ104を介して光モジュール102と接続されており、光モジュール102のケース電位はシグナルグラウンド電位となるため、ホルダ107もシグナルグラウンド(SG:Signal Ground)電位になる。また、光データリンクの筐体はフレームグラウンド(FG:Frame Ground)電位になる。上記の方法によれば、これらの両グラウンド電位を分離することができるようになっている。
また、図7に示す方法では、OSA100のスリーブ106の周囲に絶縁性保持部材109を設け、この絶縁性保持部材109を光データリンクの隔壁Wの取付孔W1に保持させることにより、OSA100は、ホルダ107と光データリンクの筐体とが電気接続されていない状態で、当該筐体内に取付けられている。この方法によっても、SG電位とFG電位とを分離することができるようになっている。
特開2006−106680号公報
しかし、図5のOSA100では、その構造に起因して、図6に示した方法で光データリンクに搭載した際に、以下の課題がある。すなわち、光データリンクに取付けられたOSA100に光コネクタが接続され、当該コネクタに光軸と垂直な方向への荷重(Wiggle荷重)が加わると、スリーブ106に挿入された光コネクタのフェルールCに光軸と垂直な方向への力Fが加わる。その際、絶縁性保持部材108を介してホルダ107が隔壁Wに固定されているため、フェルールCを介してスリーブ106に力が加わり、ホルダ107のスリーブ106の固定部の樹脂接着部に力が加わる。そうすると、OSA100ではホルダ107とスリーブ106の接着しろが少ないため接着固定部分の破断が生じてしまい、また、スリーブ106のズレも生じてしまう。その結果、光コネクタのフェルールCとスタブ105のシングルモード光ファイバ同士の軸ずれが生じてしまい、光結合効率が悪化してしまう。
また、図5のOSA100では、図7に示した方法で光データリンクに搭載した際に、スリーブ106の直径l1に相当する部分に加えて絶縁性保持部材109のほぼ厚みl2に相当する部分が、OSA100内の回路部等が発生する電磁波に関して開口(電磁的な開口)となってしまう。その結果、例えば、最近行われている10Gbpsといった高速伝送においては、電磁波遮断効果が低下してしまう。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、光モジュールにスリーブ部材が取付けられて成る光サブアセンブリであって、EMC(Electro-Magnetic Compatibility)特性が良く、光データリンクに取付けられたときに、スリーブ保持固定強度が高く、フレームグラウンド電位とシグナルグラウンド電位を分離することができるものを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光サブアセンブリは、光電変換モジュールと、光コネクタのフェルールが挿入されそのフェルールと光電変換モジュールとを光結合するスリーブ部材とを備え、光データリンクに取付けられて用いられるものであって、スリーブ部材は、フェルールと光電変換モジュールとの間に光導波路を形成するスタブと、光電変換モジュールへの固定部を有しスタブを保持する導電性材料のスタブホルダと、一方からフェルールが挿入され他方にスタブホルダに保持されたスタブを収容固定する絶縁性材料のスリーブと、スリーブが貫通した形態で当該スリーブに固定される導電性材料の取付け部材と、を有し、スタブホルダと取付け部材が、スリーブを間に挟み込み互いに電気的に絶縁された状態で固定されて構成され、取付け部材により光データリンクに取付けられることを特徴とする。
また、スリーブが、セラミックス材料で形成されていることが好ましい。また、少なくとも、スタブとスタブホルダ、及び、スリーブと取付け部材が、圧入により固定されていることも好ましい。
なお、さらにスタブホルダとスリーブとが圧入により固定されており、スタブホルダとスリーブとの圧入箇所と、スリーブと取付け部材との圧入箇所とは、光軸方向に関して重複していてもよい。これに代わって、さらにスタブとスリーブとが圧入により固定されており、スタブとスリーブとの圧入箇所と、スリーブと取付け部材との圧入箇所とは、光軸方向に関して重複していてもよい。
なお、本発明は、上記光サブアセンブリが取付けられた光データリンクとすることもできる。
本発明の光サブアセンブリによれば、スリーブ部材のスリーブを絶縁性材料で形成し、スタブホルダと取付け部材とをスリーブ部材で電気的に絶縁したので、EMC特性が良好になり、また、光データリンクに取付けられたときに、フレームグラウンド電位とシグナルグラウンド電位を分離することができる。また、取付け部材が、当該取付け部材に貫通された状態でスリーブを保持するので、本発明の光サブアセンブリは、光データリンクに取付けられたときに、スリーブ保持固定強度が高い。
本発明の光サブアセンブリ(OSA)は、例えば、発光素子としてのレーザダイオード(LD:Laser Diode)を備える送信用光サブアセンブリ(TOSA:Transmitting OSA)や、受光素子としてのフォトダイオード(PD:Photo Diode)を備える受信用光サブアセンブリ(ROSA)として構成される。以下では、本発明のOSAについて、TOSAとして構成した例で説明する。なお、本明細書では、図における光軸O方向に関して後述のスリーブ10の開口10cが形成されている側を上側とする。
図1は、本発明のTOSAの一例の概略を説明する断面図である。
TOSA1は、例えば、図示するように、光コネクタのフェルールCをガイドし後述の光モジュールに対して当該フェルールCを整列させるスリーブ部材2と、電気信号を光信号に変換しスリーブ部材2に挿入されるフェルールC内の光ファイバC1へ送信する光モジュール3と、スリーブ部材2と光モジュール3を連結するジョイントスリーブ(Jスリーブ)4を備える。
TOSA1は、スリーブ部材2の構造に特徴があるものであるが、スリーブ部材2の説明の前に、光モジュール3及びJスリーブ4について説明する。
光モジュール3は、例えば、ステム5、レンズキャップ6、LD7を有する。
ステム5は、レンズキャップ6と共にCANパッケージを構成しており、LD7を搭載する台座部5aと、後述のリードピン5bと、これらリードピン5bを支持するベース5cとを有する。少なくともリードピン5bやベース5cは、導電性材料(例えば、コバールや鉄ニッケル合金といった金属材料)で形成される。リードピン5bは、それぞれベース5cに実装され、TOSA1が搭載される光データリンクの回路基板と電気的に接続される。リードピン5bのうち少なくとも一本のケースリードは、一端が抵抗溶接等によりベース5cと直接接続され、他端が上記回路基板上のシグナルグラウンド(SG)となるパッドに接続されており、ベース5c等の電位をSG電位にしている。他のリードピン5bは、上記回路基板からLD7に信号を供給したりするものであり、ベース5cと絶縁されるようにガラス封止されている。
レンズキャップ6は、LD7からの光を後述のスタブの光ファイバに集光するレンズ6aと、レンズ6aを保持するキャップシェル6bを有する。キャップシェル6bは、導電性材料(例えば、鉄ニッケル合金やステンレスなどの金属材料)で形成されるものであって、その上部中央に開口6cを有する。開口6cには、レンズ6aが低融点ガラスなどを用いてガラス封止された状態で固定される。キャップシェル6bの下端は、ステム5のベース5cに抵抗溶接にて固定される。
LD7は、レンズ6aを介して外部に光信号を送信するものであり、ステム5とレンズキャップ6で形成される空間部分に存在するステム5の台座部5a上に搭載される。
Jスリーブ4は、上面4aが平坦になるように導電性材料(例えば、ステンレスなどの金属材料)で形成される。この上面4aと、スリーブ部材2の後述するスタブホルダ(のフランジ)の下端面と、をYAG溶接することにより、スリーブ部材2をJスリーブ4に固定することができる。スリーブ部材2を固定する前にスタブホルダの下端面をJスリーブ4の上面4a上でスライドさせることにより、スリーブ部材2が有するスタブの光ファイバ(すなわち光コネクタのフェルールの光ファイバ)とLD7との間の、TOSA1の中心軸と垂直な面内での光学的調芯を行うことが可能となっている。さらに、Jスリーブ4の上面4aには、LD7からの光が通る開口4bが形成されている。
また、Jスリーブ4は、光モジュール3を保持固定する光モジュール保持部4cを有する。光モジュール3を固定する前に、レンズキャップ6に対してJスリーブ4を軸方向にスライドさせることによって、スリーブ部材2のスタブの光ファイバとレンズ6a(すなわちLD7)との距離を調整することができる。Jスリーブ4の光モジュール保持部4cでの光モジュール3の固定は、YAG溶接により行われる。
このように、TOSA1においては、スリーブ部材2とJスリーブ4、及び、Jスリーブ4と光モジュール3は、それぞれYAG溶接を用いて、高精度・高強度で位置決め固定される。
続いて、本発明の特徴部にかかるスリーブ部材2について、図2を用い、図1を参照して、説明する。図2は、本発明に係るスリーブ部材の一例を示す断面図である。
スリーブ部材2は、スタブ8、スタブホルダ9、スリーブ10、取付け部材11を有する。スリーブ部材2は、スタブ8とスタブホルダ9とを圧入固定した後、スタブホルダ9とスリーブ10とを圧入固定し、最後にスリーブ10の最外周に取付け部材11を圧入固定することにより形成される。
スタブ8は、光コネクタのフェルールCの光ファイバC1とLD7とを光結合させるためのものであって、ジルコニア等で形成される。スタブ8は、円柱状に形成され、その中心部に、光軸O方向に沿って伸びる光導波路として光ファイバ8aが挿入されている。また、その上側の端面8bは、スリーブ10に挿入される光コネクタのフェルールCと物理接触(PC:Physical Contact)を果たすことができるように、凸面状に加工されている。
スタブホルダ9は、スタブ8を保持するもので、導電性材料(例えば、ステンレス等の金属材料)により略円筒状に形成される。スタブホルダ9の下側端部には、フランジ部9aが設けられており、このフランジ部9aは、フランジ部9aの下面9bとJスリーブ4の上面4aとを固定することによりスリーブ部材2が光モジュール3に対して位置決め固定される本発明の「固定部」になっている。また、スタブホルダ9には、下側の開口9cから光軸Oに沿って伸びるスタブ収容孔9dが設けられており、スタブホルダ9は、スタブ収容孔9dへの圧入固定により、スタブ8を保持している。
スリーブ10は、光コネクタのフェルールCをガイドするものであって、絶縁性材料により略円筒状に形成される。この絶縁性材料としては、高精度加工性、高強度性を考慮すると、セラミックスが好ましく、特にジルコニアが好ましい。スリーブ10には、下側の開口10aから光軸Oに沿ってスタブホルダ9の光軸O方向の長さ程度伸びる、スタブホルダ収容部10bが設けられている。このスタブホルダ収容部10bは、スタブ8が固定されたスタブホルダ9を収容し、圧入固定により保持している(すなわち当該スタブホルダ9を収容固定している)。
また、スリーブ10には、上側の開口10cから光軸Oに沿ってスタブホルダ収容部10bまで伸びるフェルール挿入孔10dが設けられており、このフェルール挿入孔10dは、フェルールCを受容し固定すると共に、下側には、スタブ収容孔9dに固定されるスタブ8の上部も収容されるようになっている。このようにして、スリーブ10は、スタブホルダ9に保持されたスタブ8を収容固定している。なお、スリーブ10の上側の開口10cの近傍に位置する部分は、開口10cから挿入されるフェルールCをフェルール挿入孔に導くためにテーパ加工されている。
このような構成により、TOSA1において、フェルールCがスリーブ10の上側の開口10cからスリーブ10のフェルール挿入孔10dへと挿入されると、フェルールCの中心軸上にある光ファイバC1の下方の端面と、スタブホルダ9のスタブ収容孔9d及び上記フェルール挿入孔10dへ収容されているスタブ8の中心軸上にある光ファイバ8aの上方の端面と、が物理的に接触する。これにより、スリーブ部材2において位置決め固定され光接続用に設けられたスタブ8の光ファイバ8aと、光接続の対象であるフェルールCの光ファイバC1とが光結合する。
なお、スタブ8の光ファイバ8aは、光モジュール3(すなわちLD7)に対する位置決めが上記光学的調芯により行われている。したがって、フェルールCの光ファイバC1とスタブ8の光ファイバ8aとが光結合することにより、フェルールCの光ファイバC1と光モジュール3のLD7とが、スタブ8の光ファイバ8aを介して光結合することになる。
次に、取付け部材11に関して説明する。
取付け部材11は、TOSA1(のスリーブ10)を光データリンクに対して取付けるためのものであり、例えば、ステンレス等の金属材料である導電性材料により略円筒状に形成される。取付け部材11は、上下にフランジ11aを有し、TOSA1は、この一対のフランジ11aの間に、光データリンクの筐体の隔壁を挟み込んだ状態で、光データリンクに取付けられ固定される。また、取付け部材11には、光軸Oに沿って伸びるスリーブ挿入孔11bが設けられ、取付け部材11は、スリーブ10がスリーブ挿入孔11bを貫通した形態で、圧入固定によりスリーブ10に固定される。
従来の技術において、図6の絶縁性保持部材108及びホルダ107が、TOSA1における取付け部材11に相当するものとなる。これを考慮すると、従来の光データリンクは、取付け部材の一部(ホルダ107の端部)でTOSAのスリーブを保持していたような形態であったのに対し、本発明による光データリンクは、スリーブ10が取付け部材11を貫通しているので、取付け部材11の全体(内周面全体)でスリーブ10を保持するような形態になっていると言える。つまりは、TOSA1を光データリンクに搭載した状態で、TOSAに接続された光コネクタにWiggle荷重が加わり当該コネクタのフェルールに負荷が加わったとしても、取付け部材11でのスリーブ保持面積が大きく保持固定強度が大きいため、フェルールCとスタブ8の軸ずれは生じず、光結合ロスは発生しないのである。
また、取付け部材11は、SG電位となるスタブホルダ9との間に空間が設けられ、絶縁性材料からなるスリーブ10により隔てられており、当該ホルダ9と電気的に絶縁されている。すなわち、取付け部材11とスタブホルダ9は、両部材間の電気的絶縁を確保するために、互いに所定のクリアランスを保持した状態となっている。
図3は、図1のTOSA1を搭載した光データリンク(プラガブル光トランシーバ等の光リンクモジュール)Dに光コネクタKを挿入した状態を示す断面図である。
TOSA1は、取付け部材11のフランジ11aによって形成される溝部に、光データリンクDの筐体Pの隔壁Wの取付孔W1が位置するように、光データリンクDに搭載される。導電性材料からなる上記筐体Pがフレームグラウンド(FG)に接地されているため、導電性材料からなるTOSA1の取付け部材11は、FGに接地される。また、スタブホルダ9、Jスリーブ4並びに光モジュール3のキャップシェル6b及びベース5cが導電性材料からなり、スタブホルダ9とJスリーブ4、及び、Jスリーブ4とキャップシェル6bがYAG溶接で固定され、キャップシェル6bとベース5cが抵抗溶接により固定されるため、スタブホルダ9は、上述のようにSG電位となるベース5cと、同電位となる。
このように、TOSA1は、光データリンクDに搭載された状態において、取付け部材11がFG電位となり、スタブホルダ9がSG電位となるが、取付け部材11とスタブホルダ9とを絶縁しているので、FG電位とSG電位を分離することができる。したがって、例えば、TOSA1を搭載の光データリンクDが用いられたホスト装置では、当該装置に生じたノイズが、光データリンクD内の回路基板に伝わることがないので、静電放電(ESD:Electro-static Discharge)によって回路が故障することがない。
上述のように、TOSA1は、光データリンクDに搭載された状態において、スリーブ部材2の取付け部材11が接地されるので、その取付け部材11が電磁波遮断効果を有する。そのため、TOSA1を用いた光データリンクDでは、電磁的な開口の大きさがスリーブ10の直径(図8(B)のL1に相当)まで小さくなるので、従来のものに比べ、電磁波遮断効果を確保することができる。
また、TOSA1では、光データリンクDに搭載された状態において筐体P外に露出するスリーブ10が絶縁性材料で形成されている。そのため、TOSA1では、このスリーブ10が、TOSA1内部からの電磁ノイズを外部へと放射するアンテナとして機能することが防止される。
また、スリーブ部材2では、スタブホルダ9とスリーブ10の圧入箇所と、スリーブ10と取付け部材11の圧入箇所が、光軸方向に関して重複するようになっている。このように、圧入固定箇所を重複させることにより、スリーブ部材2の全長(すなわちTOSA1の全長)を短くすることができる。
なお、スリーブ部材2のスリーブ10を形成するための材料として、ジルコニアを用い、スタブホルダ9等の材料として、ステンレスを用いると、両材料は線膨張率が近い(ともに約11ppm/degC)ため、スリーブ部材2すなわちTOSA1において、高温度範囲において安定した圧入保持力を確保することができる。
本発明のOSAは、スリーブ部材に特徴があるものであるが、スリーブ部材の構造は上述のものに限定されず、例えば、図4に示すようなものであってもよい。図4は、本発明に係るスリーブ部材の他の例を示す断面図である。
図4のスリーブ部材20は、スタブ21、スタブホルダ22、スリーブ23及び取付け部材24を有する。これら構成部分の基本的な機能及びその形成に用いられる材料は、図2のものと同様である。スリーブ部材20は、スタブ21とスタブホルダ22とを圧入固定した後、スタブ21のスタブホルダ22から突出した部分とスリーブ23とを圧入固定し、さらに、スリーブ23と取付け部材24とを圧入固定することにより形成される。
スタブ21は、図2のものと同様に、略円筒状であり、その中心部に光ファイバ21aが挿入され、その上側の端面21bは、凸面状に加工されている。
スタブホルダ22は、略円筒状であり、その下側端部には、本発明の「固定部」となるフランジ部22aが設けられている。また、スタブホルダ22には、下側の開口22cから光軸Oに沿って、スタブ21の光軸O方向の長さの半分程度伸びるスタブ収容孔22dが設けられ、このスタブ収容孔22dは圧入固定によりスタブ21を保持している。
スリーブ23は、略円筒状に形成されており、上側の開口23aから光軸Oに沿って伸びるフェルール挿入孔23bが設けられている。フェルール挿入孔23bはフェルールを収容し固定すると共に、その下側では、スタブ21のスタブホルダ22に収容固定されていない部分を圧入固定により保持している。
また、スリーブ部材20の取付け部材24は、図2のものと同様に、略円筒状に形成され、上下にフランジ24aを有している。また、取付け部材24には、光軸Oに沿って伸びるスリーブ挿入孔24bが設けられている。また、取付け部材24は、絶縁性材料からなるスリーブ23により隔てられており、スタブホルダ22と電気的に絶縁されている。
スリーブ部材20を有するTOSAでは、以上のような構造により、EMC特性が良く、また、光データリンクに取付けられた状態において、スリーブ保持固定強度が高く、FG電位とSG電位を分離することができる。また、スリーブ部材20では、スタブ21とスリーブ23の圧入箇所と、スリーブ23と取付け部材24の圧入箇所が、光軸方向に関して重複するようになっている。このように、圧入固定箇所を重複させることにより、スリーブ部材20の全長を短くすることができる。
なお、スリーブ部材20は、スリーブ23の形状を円筒形状に単純化できるため、図2のものより、さらに部品コストを削減できる。
本発明のTOSAの一例の概略を説明する断面図である。 本発明に係るスリーブ部材の一例を示す断面図である。 図1のTOSAを搭載した光データリンクに光コネクタを挿入した状態を示す断面図である。 本発明に係るスリーブ部材の他の例を示す断面図である。 従来のOSAの一例を示す断面図である。 光データリンクの隔壁の取付孔への図5のOSAの搭載方法を説明する図である。 光データリンクの隔壁の取付孔への図5のOSAの他の搭載方法を説明する図である。
符号の説明
1…TOSA、2…スリーブ部材、3…光モジュール、4…Jスリーブ、5…ステム、5b…リードピン、6…レンズキャップ、6a…レンズ、6b…キャップシェル、7…LD、8…スタブ、8a…光ファイバ、9…スタブホルダ、9a…フランジ部、10…スリーブ、11…取付け部材、11a…フランジ、20…スリーブ部材、21…スタブ、21a…光ファイバ、22…スタブホルダ、22a…フランジ部、23…スリーブ、24…取付け部材、24a…フランジ。

Claims (6)

  1. 光電変換モジュールと、光コネクタのフェルールが挿入され該フェルールと前記光電変換モジュールとを光結合するスリーブ部材とを備え、光データリンクに取付けられて用いられる光サブアセンブリであって、
    前記スリーブ部材は、前記フェルールと前記光電変換モジュールとの間に光導波路を形成するスタブと、前記光電変換モジュールへの固定部を有し前記スタブを保持する導電性材料のスタブホルダと、一方から前記フェルールが挿入され他方に前記スタブホルダに保持された前記スタブを収容固定する絶縁性材料のスリーブと、前記スリーブが貫通した形態で当該スリーブに固定される導電性材料の取付け部材と、を有し、前記スタブホルダと前記取付け部材が、前記スリーブを間に挟み込み互いに電気的に絶縁された状態で固定されて構成され、
    前記取付け部材により光データリンクに取付けられることを特徴とする光サブアセンブリ。
  2. 前記スリーブは、セラミックス材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光サブアセンブリ。
  3. 少なくとも、前記スタブと前記スタブホルダ、及び、前記スリーブと前記取付け部材は、圧入により固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光サブアセンブリ。
  4. さらに前記スタブホルダと前記スリーブとが圧入により固定されており、前記スタブホルダと前記スリーブとの圧入箇所と、前記スリーブと前記取付け部材との圧入箇所とは、光軸方向に関して重複していることを特徴とする請求項3記載の光サブアセンブリ。
  5. さらに前記スタブと前記スリーブとが圧入により固定されており、前記スタブと前記スリーブとの圧入箇所と、前記スリーブと前記取付け部材との圧入箇所とは、光軸方向に関して重複していることを特徴とする請求項3記載の光サブアセンブリ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光サブアセンブリが取付けられた光データリンク。
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