JP2006106147A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度の低下を極力抑えつつ、輝度むらを補正できる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、複数の基準輝度と対応する複数の基準階調値によって階調範囲が区分された区分階調領域に対応する複数段階の振幅と、区分階調領域がさらに細分化された細分化階調領域に対応するパルス幅とを有する駆動信号によって駆動される複数の画素を有する画素配列部11と、複数の基準階調値と対応し、且つ特定画素の輝度を複数の基準輝度と対応させるための複数の特定画素基準階調値に基づき算出された係数を用いて、入力部50から入力される映像信号を補正する輝度むら補正回路6と、補正された映像信号に基づき、画素を駆動する駆動信号を生成する信号線ドライバ7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば平面ディスプレイなどを備える表示装置及び表示方法に関する。
従来、FED(フィールド・エミッション・ディスプレイ)などの平面ディスプレイを備える表示装置においては、発光素子間の輝度特性のばらつきによって、輝度むらが生じるという課題があり、この課題の改善を図った特許文献が公知である(例えば、特許文献1参照)。
この文献の表示装置では、平面ディスプレイの輝度のばらつきを低減させるために、輝度が相対的に高い画素に対しては、そのレベルを下げて表示を行うように演算を行っている。
特開2004−157309号公報
しかしながら、上記文献の装置の場合、輝度が高い画素を輝度が低い画素と同じレベルで発光させるように補正を行っているため、輝度自体の低下が懸念される。つまり、全画素における輝度のばらつき(分布)が大きくなる程、輝度の低下が顕著に表れることになる。
そこで本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、輝度の低下を極力抑えつつ、輝度むらを補正することができる表示装置及び表示方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、複数の基準輝度と対応する複数の基準階調値によって階調範囲が区分された区分諧調領域に対応する複数段階の振幅と、前記区分階調領域がさらに細分化された細分化階調領域に対応するパルス幅と、を有する駆動信号によって駆動される複数の画素を有する表示部と、階調を表す情報を含む映像信号を入力する入力部と、前記複数の基準階調値と対応し、且つ特定画素の輝度を前記複数の基準輝度と対応させるための複数の特定画素基準階調値に基づき算出された係数を用いて、前記入力される映像信号を補正する映像信号補正部と、前記映像信号補正部で補正される映像信号に基づき、画素を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部と、を具備することを特徴とする。
このように本発明によれば、輝度の低下を極力抑えつつ、輝度のばらつきを補正することが可能な表示装置及び表示方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置を機能的に示すブロック図、図2は、この表示装置の画素配列部の画素を駆動するパルス幅について説明するための図、図3は、この表示装置の画素配列部の画素を駆動する駆動電圧Vxと輝度Lの関係を説明するための図を表している。
また、図4は、パルス幅変調と振幅変調を併用した駆動についての説明をするための図、図5は、この表示装置の画素配列部の画素毎の輝度のばらつきを示す図、図6は、電圧V1〜V4で、ある一定のパルス幅で駆動した際の画素毎の輝度のばらつきを示す図である。
図1に示すように、この実施形態の表示装置1は、例えばフィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)などの平面ディスプレイを有するものであって、主に映像表示部3と信号線ドライバ駆動回路2とから構成されている。
信号線ドライバ回路2には、例えば、映像信号処理回路(図示せず)などによって、コントラスト調整、ブライト調整、輪郭強調などの高画質化処理が行われたR,G,Bの映像データが入力される。この映像データは、信号線ドライバ回路2を構成するRGB入力回路5を介して輝度むら補正回路6に入力される。輝度むら補正回路6は、図示しないメモリなどに記憶された補正データを用い、映像データを演算処理する。ここで、補正データを用いるこの映像データの処理は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
上記映像表示部3は、駆動信号生成部として機能する信号線ドライバ(Xドライバ)7及び走査線ドライバ(Yドライバ)10と、上記平面ディスプレイなどである画素配列部11とを備える。信号線ドライバ7は、入力信号に対応する複数段階の振幅を設定する電圧設定部8と、パルス幅を設定するパルス幅設定部9とを有する。画素配列部11は、複数の基準輝度と対応する複数の基準階調値によって階調範囲が区分された区分階調領域に対応する複数段階の振幅と、区分階調領域がさらに細分化された細分化階調領域に対応するパルス幅とを有する駆動信号によって駆動される複数の画素を有する。すなわち、輝度むら補正回路6から出力されたR,G,Bの各映像データは、平面表示パネル部3の信号線ドライバ7に入力される。信号線ドライバ7には、1走査ライン分の各画素に対応する映像データが1水平走査期間内に入力される。信号線ドライバ7に入力された信号は、1走査ライン分のデータを保持し、1走査ライン分の画素に対し一斉に供給される。この際、各画素に与えられる信号は、パルス幅及び電圧値(振幅値)が、入力される映像データに応じて設定される。
例えば、図4(a)〜図4(d)に示すように、信号線ドライバ7は、電圧振幅2ビット、パルス幅8ビットの計10ビットの出力が可能であるとすると、図4(a)に示すように、入力が0〜256のときは、V0〜V1のパルス幅の変化が得られ、また、図4(b)に示すように、入力が256〜512のときでは、V1〜V2のパルス幅の変化が得られる。さらに、図4(c)に示すように、入力が512〜768のときでは、V2〜V3のパルス幅の変化が得られ、また、図4(d)に示すように、入力が768〜1023のときでは、V3〜V4のパルス幅の変化が得られる。
以降、本実施形態では、V1〜V4のパルス幅を256段階として説明するが、本発明は、必ずしもこの構成に限定されるものではない。また、ここで、図1においては、輝度むら補正回路6は、平面表示パネル部3の外部に図示されているが、輝度むら補正回路6は、平面表示パネル部3の内部に組み込まれて構成されるものであってもよい。
走査線ドライバ10は、図2(b)に示すように、水平同期信号に同期して、一番上のラインから順に各ラインの負の電圧で走査を行う。信号線ドライバ7、走査線ドライバ10に接続される信号線と走査線との各交点には、マトリクス状に複数の発光素子が配置され、それらの発光素子に対し、Vf=(Vy+Vx)の駆動電圧を与えることで発光が起こる。
図2(b)に示すように、ある画素に、信号線ドライバ7により、電圧Vx、最大パルス幅255aの信号mが加えられ、走査線ドライバ10より、電圧Vy、最大パルス幅255aの信号nが加えられたとする。この際、Vxに対し、輝度Lは、図2(c)に示すような特性が得られたとする。各画素はVxの振幅とパルス幅に応じて発光する。輝度はパルス幅にほぼ比例するため、図2(a)に示すように、レベルが255(最大パルス幅が255a)のときの輝度をLとすると、レベルが1(最小パルス幅がa)のとき、輝度はL/255となる。
ここで、図2(c)に示すVxについては、図4(a)〜図4(d)に示すように、V1〜V4の4段階の電圧設定を行うが、ここでは、図3に示すように、V1のときの輝度L1、V2のときの輝度L2、V3のときの輝度L3、V4のときの輝度L4が、それぞれL2=2L1、L3=3L1、L4=3L1となるように、V1〜V4の電圧設定を行うものとする。
図4(a)に示すように、信号線ドライバ7の入力が、0〜256のとき、パルス幅変調により、輝度0〜L1まで得ることができ、また、図4(b)に示すように、信号線ドライバ7の入力が、257〜512のとき、輝度L10〜L2まで得ることができる。さらに、図4(c)に示すように、信号線ドライバ7の入力が、513〜768のとき、輝度L2〜L3まで得ることができ、また、図4(d)に示すように、信号線ドライバ7の入力が、769〜1023のとき、輝度L3〜L4まで得ることができる。
しかしながら、図2(c)に示す輝度特性は、画素毎に多少異なるため、V1〜V4の各電圧における輝度L1〜L4も画素毎に異なる。このため、輝度むらが生じる。図6(a)〜図6(d)には、V1〜V4における輝度のばらつきの分布例を示す。この分布特性は、L1、L2、L3、L4で分布が異なる。
したがって、一つの画素をみた場合、信号線ドライバ7の入力(輝度むら補正回路6の出力)0〜256(第1の区分階調領域)まで、257〜512(第2の区分階調領域)まで、513〜768(第3の区分階調領域)まで、769〜1023(第4の区分階調領域)までのそれぞれの領域での入力に対する輝度の変化率(傾斜)がそれぞれ異なる。
ここで、画素間のばらつきを補正するために、画素間の補正データを求める。この補正データは、例えば、画素毎の輝度(カンデラ)を測定しておき、そのばらつき(分布)を求める。さらに、相対的に、輝度の高い画素を輝度の低い基準画素の方へ合わせるように補正データを作成するのである。
以下、本実施形態の画像処理装置1が備える、輝度の低下を抑えつつ輝度のばらつきを補正する機能を上記図1ないし図6に加え、図7及び図8に基づき説明を行う。ここで、図7は、輝度むら補正回路6の、ある画素における補正前後の映像信号の入出力特性を示す図、図8は、輝度むら補正回路の構成を機能的に示すブロック図である。
図6(a)〜図6(d)に示すような輝度分布の場合、L1の輝度のバラツキ補正を考慮し、L1〜L4において、輝度0.5を基準として補正を行った場合、つまり相対的に輝度が高い画素に対してはレベルを下げて表示を行うように演算を行った場合、輝度の著しい低下が生じてしまうことになる。
そこで、本実施形態の画像処理装置1では、ある画素Aが、例えば輝度L1が「0.5」、輝度L2が「0.6」、輝度L3が「0.7」、輝度L4が「0.8」であって、この画素Aの補正の基準となる画素を0.8とし、図8に示すような入出力特性を持つ補正を行えるように、輝度むら補正回路6が構成されている。すなわち、映像信号補正部として機能する輝度むら補正回路6は、図8に示すように、補正データメモリ12、22、24、32、34、42、44と、RGB入力回路5から出力された信号が入力される入力部50と、補正部51、52、53、54、輝度むらの補正データを選択的に出力するセレクタ55とを備える。
詳細には、上記の値「0.8」は、最大の振幅に対応する基準輝度が、最大の振幅の駆動信号で複数画素を駆動したときの画素の最小輝度である。また、輝度むら補正回路6は、後述するように、複数の基準階調値(y1=256,y2=512,y3=768,y4=1023)と対応し、且つ特定画素の輝度を複数の基準輝度と対応させるための複数の特定画素基準階調値(後記のx1=160、x2=384、x3=672、x4=1023に基づき算出された第1の係数(補正データ1a、2a、3a、4a)、及び第2の係数(補正データ2b、3b、4b)を用い、入力部50から入力される映像信号を補正する。ここで、上記特定画素基準階調値は、複数の基準階調値と、複数の基準輝度と、複数段階の振幅に対応する特定画素の複数の輝度とに基づいて算出される。また上記第1及び第2の係数は、複数の特定画素基準階調値で区分される領域それぞれに対応する。
ここで、第1の係数である補正データ1a〜4a、及び第2の係数である補正データ2b〜4bの計算方法について説明する。
つまり、振幅(V1〜V4)によって輝度分布データ(L1〜L4)が異なるため、振幅の変化点ynに対応する入力値x1を求める。各変化点(xn,yn)の間は、パルス幅のみが変化し、輝度はパルス幅に比例して変動するため、図7に示すように直線的に変化する。
すなわち、全ての画素(xn,yn)における輝度のバラツキをなくし、[(xn−1,yn−1):(xn,yn)]間は、パルス幅に比例して輝度が変化するため、入力に比例した出力とすれば、全入力階調に応じて補正が可能である。
基準階調値である出力データをそれぞれ、y1=256,y2=512,y3=768,y4=1023とすると、特定画素基準階調値としての入力データは、
x1=256(y1)×0.5(L1)/0.8(基準となる輝度)=160
x2=512(y2)×0.6(L2)/0.8(基準となる輝度)=384
x3=768(y3)×0.7(L3)/0.8(基準となる輝度)=672
x4=1023(y4)×0.8(L4)/0.8(基準となる輝度)=1023
となる。
上記図7は、入力データx1〜x4の値と対応する出力データy1〜y4の値をプロットしたものである。ここで、各プロット間における補正データを考察してみると、補正データは、傾きを持ち、また切片を有する。以下、その傾きと切片を求めた例を示す。
補正データ1a〜4aは、(Xn−1,Yn−1)、(Xn,Yn)間の傾きを表し、補正データ2b〜4bは、切片を表している。
ここで、補正データ1a〜4aを求めると、
補正データ1a=1023×(256(y1)−0)/(160(x1)−0)=1637
補正データ2a=1023×(512(y2)−256(y1))/(384(x2)−160(x1))=1169
補正データ3a=1023×(768(y3)―512(y2))/(672(x3)―384(x2))=909
補正データ4a=1023×(1023(y4)―768(y3))/(1023(x4)―672(x3))=746
となる
ここで、上記の式で1023を乗算しているのは、傾きが1の画素(合わせ込むべき画素)の補正データを1023(10ビット表示で最大)とするためであるが、補正データは、その他の領域の輝度によっても左右され、傾きが1よりも小さい画素も存在するため、11ビットで補正データを持っている。
また、上記切片として得られる補正データ2b〜4bは、切片(図7の出力軸(y軸)との交点)を求めると、
補正データ2b=512(y2)−1169×384(x2)/1024=74
補正データ3b=768(y3)−909×672(x3)/1024=171
補正データ4b=1023(y4)−746×1023(x4)/1024=278
となる。
ここで、上記図8に示す輝度むら補正回路6は、R,G,Bの映像データのうちの1つの系を示している。乗算器14は、入力データ10ビットと補正データ1aの10ビットを乗算し、その出力20ビット中の上位10ビットを出力する。また、乗算器21、31、41は、入力データ10ビットと補正データ2a、補正データ3a、補正データ4aの11ビットをそれぞれ除算し、その出力21ビット中の上位11ビットを出力する。ここで、補正データ1a=1637である。したがって、入出力の関係は、
出力データY=(傾き)×(入力データX)+(切片)であり、画素Aの場合、
補正部51では、
M1=1637×(入力データX)/1024+0
補正部52では、
M2=1169×(入力データX)/1024+74
補正部53では、
M3=909×(入力データX)/1024+171
補正部54では、
M4=746×(入力データX)/1024+278
と演算される。
ここで、上記の計算式において、値1024で除算を行っている理由は、乗算器14、21、31、41の各出力の下位10ビットを切り捨てているためである。
すなわち、入力部50を通じて入力される10ビットのR、G、Bの階調データを含む映像信号に対して11ビットの補正データ1a〜4aを乗算し、さらに、その出力21ビット中の11ビットに対し補正データ2b〜4bを加算して上記映像信号を補正する。
ここで、補正部51では、乗算器14において、入力データに対して、補正データメモリ32からの補正データ1aが乗算される。また、補正部52では、乗算器21において、入力データに対して、補正データメモリ22からの補正データ2aが乗算され、その結果は、加算器23に導かれる。加算器23では、乗算結果に対し、補正データメモリ24からの補正データ2b(値74)が加算される。
補正部53では、乗算器31において、入力データに対して、補正データメモリ32からの補正データ3aが乗算され、その結果は、加算器33に導かれる。加算器43では、乗算結果に対し、補正データメモリ34からの補正データ3b(値171)が加算される。
補正部54では、乗算器41において、入力データに対して、補正データメモリ42からの補正データ4aが乗算され、その結果は、加算器43に導かれる。加算器43では、乗算結果に対し、補正データメモリ44からの加算用の補正データ4b(値278)が加算されている。
上記の乗算器14の出力M1、加算器23の出力M2、加算器33の出力M3、加算器43の出力M4は、セレクタ55に入力される。このセレクタ55は、各輝度領域に対応した値のデータを選択して出力する。すなわち、セレクタ55は、M1≦256(y1)のときは、M1を選択して出力し、また、257≦M2≦512(y2)のときは、M2を選択して出力する。さらに、セレクタ55は、517≦M3≦768(y3)のときは、M3を選択して出力し、769≦M4(y4)のときは、M4を選択して出力する。ここで、セレクタ55により選択的に出力される例えばRの映像データは、図1に示す信号線ドライバ7に入力される。さらに、他のG、Bの映像データも同様な処理が行われて、信号線ドライバ7に入力される。
したがって、本実施形態の表示装置1では、上記のように乗算用の補正データ1a〜4aと加算用の補正データ2b〜4bを用いて、映像データを補正し、輝度の低下を極力抑えつつ輝度のばらつきを補正(低減)することができる。また、本実施形態の表示装置1では、基準となる輝度として、L1、L2などに対応する画素毎の輝度のばらつきよりも、画素毎の輝度のばらつきが少ないことが判っているL4に対応する輝度分布の最小輝度0.8を基準輝度として選択し、これを基に輝度むらの補正を行うようにしているので、実質的に、輝度むら補正回路6で補正された映像信号(映像データ)の値が補正前の映像信号の値より大きな値で出力される(図7参照)。これにより、輝度むらが視覚的にわかり難い、明るい画素部分の補正が簡素化される一方、輝度むらが視覚的にわかり易い、暗い画素部分の補正が綿密に行われることになる。
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。すなわち、上記実施形態で説明した各回路の構成や、補正データの作成方法、使用データ数は、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、補正データは、例えば各々独立したデータでなく、他の補正データから所定の演算などにより求めてもよい。
また、上記した実施形態以上に輝度を必要とする場合、最大の振幅に対応する基準輝度が、最大の振幅の駆動信号で画素配列部11の複数画素を駆動したときの画素の上記した最小輝度「0.8」より大きい値、例えば「0.9」を基準の輝度として、補正を行うようにしてもよい。この場合、上記図7に代えて、図9に示すような、輝度むら補正回路6における、ある画素の補正前後の映像信号の入出力特性が得られる。ここで、M4が1023以上の場合は1023を出力する。詳細には、この画素Aに対しては、入力x4〜1023の間は補正が多少ずれることとなるが、本来、テレビ信号などでは、入力が最大レベル付近となるようなものが少ないことと、映像データのレベルが高い場合 平均輝度レベルを一定値以下に制限するABL(Automatic Brightness Limiter)機能などにより、レベルが下がったものが入力となるため、この付近のデータが入力となるケースが極めて少ない。また、図6に示したように、この基準値0.9以下の画素が少数であり、視覚的に輝度のばらつきもわかり難いため、輝度を上昇させたことにより大きな利点を得ることができる。
本発明の実施形態に係る表示装置を機能的に示すブロック図。 図1の表示装置の画素配列部の画素を駆動する複数段階の振幅、パルス幅について説明を行うための図。 この表示装置の画素配列部の画素を駆動する駆動電圧Vxと輝度Lの関係を説明するための図。 パルス幅変調と振幅変調を併用した駆動についての説明をするための図。 図1の映像表示装置が備える画素配列部の画素毎の輝度のばらつきを示す図。 電圧V1〜V4で、ある一定のパルス幅で駆動した際の画素毎の輝度のばらつきを示す図。 図1の映像表示装置が備える輝度むら補正回路6の、ある画素における補正前後の映像信号の入出力特性を示す図。 図1の映像表示装置が備える輝度むら補正回路の構成を機能的に示すブロック図。 図7と特性の異なる、ある画素における補正前後の映像信号の入出力特性を示す図。
符号の説明
1…表示装置、2…信号線ドライバ駆動回路、3…映像表示部、5…RGB入力回路、6…輝度むら補正回路、7…信号線ドライバ、8…電圧設定部、9…パルス幅設定部、10…走査線ドライバ、11…画素配列部、12,22,24,32,34,42,44…補正データメモリ、50…入力部、51,52,53,54…補正部、55…セレクタ。

Claims (12)

  1. 複数の基準輝度と対応する複数の基準階調値によって階調範囲が区分された区分諧調領域に対応する複数段階の振幅と、前記区分階調領域がさらに細分化された細分化階調領域に対応するパルス幅と、を有する駆動信号によって駆動される複数の画素を有する表示部と、
    階調を表す情報を含む映像信号を入力する入力部と、
    前記複数の基準階調値と対応し、且つ特定画素の輝度を前記複数の基準輝度と対応させるための複数の特定画素基準階調値に基づき算出された係数を用いて、前記入力される映像信号を補正する映像信号補正部と、
    前記映像信号補正部で補正される映像信号に基づき、画素を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  2. 前記係数が、前記複数の特定画素基準階調値で区分される領域それぞれに対応する第1、第2の係数を含み、
    前記映像信号補正部が、前記入力される映像信号に前記第1の係数を乗算し、前記第2の係数を加算することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記特定画素基準階調値が、前記複数の基準階調値と、前記複数の基準輝度と、前記複数段階の振幅に対応する前記特定画素の複数の輝度と、に基づき算出されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 最大の振幅に対応する基準輝度が、前記最大の振幅の駆動信号で前記複数画素を駆動したときの画素の最小輝度であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 最大の振幅に対応する基準輝度が、前記最大の振幅の駆動信号で前記複数画素を駆動したときの画素の最小輝度より大きいことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 前記映像信号補正部で補正された映像信号の値が補正前の映像信号の値より大きいことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  7. 複数の基準輝度と対応する複数の基準階調値によって階調範囲が区分された区分階調領域に対応する複数段階の振幅と、前記区分階調領域がさらに細分化された細分化階調領域に対応するパルス幅と、を有する駆動信号によって駆動される複数の画素を有する表示部における、階調を表す情報を含む映像信号を入力するステップと、
    前記複数の基準階調値と対応し、且つ特定画素の輝度を前記複数の基準輝度と対応させるための複数の特定画素基準階調値に基づき算出された係数を用いて、前記入力された映像信号を補正するステップと、
    前記補正された映像信号に基づき、画素を駆動する駆動信号を生成するステップと、
    を有することを特徴とする表示方法。
  8. 前記係数が、前記複数の特定画素基準階調値で区分される領域それぞれに対応する第1、第2の係数を含み、
    前記入力された映像信号を補正するステップでは、前記入力される映像信号に前記第1の係数を乗算し、前記第2の係数を加算することを特徴とする請求項7記載の表示方法。
  9. 前記特定画素基準階調値が、前記複数の基準階調値と、前記複数の基準輝度と、前記複数段階の振幅に対応する前記特定画素の複数の輝度と、に基づき算出されることを特徴とする請求項7記載の表示方法。
  10. 最大の振幅に対応する基準輝度が、前記最大の振幅の駆動信号で前記複数画素を駆動したときの画素の最小輝度であることを特徴とする請求項7記載の表示方法。
  11. 最大の振幅に対応する基準輝度が、前記最大の振幅の駆動信号で前記複数画素を駆動したときの画素の最小輝度より大きいことを特徴とする請求項7記載の表示方法。
  12. 前記入力された映像信号を補正するステップで補正された映像信号の値が補正前の映像信号の値より大きいことを特徴とする請求項1記載の表示方法。
JP2004289404A 2004-09-30 2004-09-30 表示装置及び表示方法 Pending JP2006106147A (ja)

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