JP2000172217A - マトリクス型表示装置 - Google Patents

マトリクス型表示装置

Info

Publication number
JP2000172217A
JP2000172217A JP10349662A JP34966298A JP2000172217A JP 2000172217 A JP2000172217 A JP 2000172217A JP 10349662 A JP10349662 A JP 10349662A JP 34966298 A JP34966298 A JP 34966298A JP 2000172217 A JP2000172217 A JP 2000172217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
display device
row
pulse
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10349662A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Aiba
英樹 相羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10349662A priority Critical patent/JP2000172217A/ja
Publication of JP2000172217A publication Critical patent/JP2000172217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動方法を改良することによって、逆ガンマ
補正を施すことができるマトリクス型表示装置を提供す
る。 【解決手段】 表示パネル10は、複数の行及び複数の
列によって発光素子がマトリクス状に配置されている。
PWM回路4とシフトレジスタ7とによって、発光素子
それぞれで表示する画像データに応じた駆動波形を表示
パネル10に供給し、発光素子それぞれを駆動する。波
形発生回路8が発生するステップ状電圧をPWM回路4
からのパルスによって切り取り、発光素子それぞれの発
光特性が略逆ガンマ特性となるよう、駆動波形に複数段
階のステップを持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極電子放出素
子等の電子放出源を用いた表示装置(いわゆるフィール
ドエミッション表示装置)やエレクトロルミネセンス
(以下、ELと略記する)表示装置等のマトリクス型表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型表示装置としては、冷陰極
電子放出素子を用いたフィールドエミッション表示装置
やEL表示装置が知られている。図8はこの種の従来の
マトリクス型表示装置を示すブロック図である。図8に
おいて、表示パネル10は例えば冷陰極電子放出素子を
用いた表示パネルであり、一例として図9に示すよう
に、走査電極S1〜Smに接続された複数の行配線と、
データ電極D1〜Dnに接続された複数の列配線とによ
って、画素を構成するセル10sがマトリクス状に配置
されている。なお、セル10sは、電子放出源である電
子放出素子と、この電子放出素子からの電子照射を受け
る蛍光体とで構成される。
【0003】端子1に入力された映像信号は、シフトレ
ジスタ2に書き込まれる。シフトレジスタ2において1
行分のデータが書き込まれた後、ラッチ回路3によって
ラッチされる。ラッチ回路3より出力されたデータは、
パルス幅変調(PWM)回路4に入力される。PWM回
路4は、データの大小に応じたパルスでスイッチSd1
〜Sdnを制御する。スイッチSd1〜Sdnは、PW
M回路4より入力されるパルスがハイのときオンとな
り、表示パネル10のデータ電極D1〜Dnに定電圧+
Vdを供給する。
【0004】一方、端子5に入力された同期信号は、タ
イミング制御回路6に入力される。タイミング制御回路
6はシフトレジスタ2にシフトクロックを供給し、ラッ
チ回路3にラッチクロックを供給する。タイミング制御
回路6は、また、シフトレジスタ7に1ライン幅のスキ
ャンパルスを供給する。シフトレジスタ7はそのパルス
でスイッチSs1〜Ssmを制御する。スイッチは、シ
フトレジスタ7より入力されるスキャンパルスがハイの
ときオンとなり、表示パネル10の走査電極S1〜Sm
に定電圧−Vsを供給する。
【0005】さらに、図8に示すマトリクス型表示装置
を駆動する場合の動作について詳細に説明する。上記の
ように、表示パネル10の走査電極S1〜Smには、順
次、シフトレジスタ7によってスキャンパルスが印加さ
れる。また、表示パネル10のデータ電極D1〜Dnに
は、PWM回路4によって、選択されたラインに対応し
たデータに応じてパルス幅(PWM)変調されたパルス
が印加される。即ち、i行j列のデータに対しては、走
査電極Siが選択されている期間にデータ電極Djに電
圧を印加する。発光の強弱(階調)は、データ電極D1
〜Dnに印加するパルスの印加時間(パルス幅)で表現
される。
【0006】図10は、一例としてj列を表示する際の
動作を示す波形図であり、(A)〜(C)には走査電極
に印加するスキャンパルスを、(D)にはデータ電極に
印加するパルスを、(E)〜(G)には素子(セル10
s)に印加される電圧を示している。ここでは、映像信
号のビット数を8ビットとし、完全な黒は0、完全な白
は255として表現されており、i行j列は黒(0)、
i+1行j列はグレー(128)、i+2行j列は白
(255)である場合について示している。1水平走査
期間は255単位時間で構成されている。単位時間はP
WM回路4のクロック周期であり、単位時間をTで表す
こととする。階調表現は、データ電極D1〜Dnに印加
するパルスのパルス幅を、0T〜255Tで変化させる
ことによって行われる。実際には、1水平走査期間を2
55T以上の単位時間とすればよい。
【0007】図10に示すように、i行の水平走査期間
において、i行の走査電極Siには電圧−Vsがかかっ
ており、その他の走査電極には電圧がかかっていない。
このとき、i行j列の信号は0であるので、j列のデー
タ電極Djは常に0電位である。i行の水平走査期間が
終了すると、i+1行の水平走査期間に移る。
【0008】i+1行の水平走査期間においては、i+
1行の走査電極S(i+1)には電圧−Vsがかかって
おり、その他の走査電極には電圧がかかっていない。こ
のとき、i+1行j列の信号が128であるため、j列
のデータ電極Djには水平走査期間(255T)の約半
分の期間(128T)だけ電圧+Vdがかかり、その後
の約半分の期間は0電位となる。i+1行の水平走査期
間が終了すると、i+2行の水平走査期間に移る。
【0009】i+2行の水平走査期間においては、i+
2行の走査電極S(i+2)は電圧−Vsがかかってお
り、その他の走査電極には電圧がかかっていない。この
とき、i+2行j列の信号が255であるため、j列の
データ電極Djには水平走査期間の全期間(255T)
において電圧+Vdがかかっている。
【0010】ところで、冷陰極電子放出素子を用いた表
示パネル10の場合は、電子放出素子が電子放出するた
めのしきい値を有している。図11において、実線は、
冷陰極電子放出素子への印加電圧vaに対する放出電流
eの特性を示している。電圧Vthは放出電流ieが生
じるしきい値である。走査期間において走査電極S1〜
Smに印加される電圧(絶対値)Vs及びデータ電極D
1〜Dnに印加される電圧Vdは共に電圧Vth以下に
設定され、電圧(Vd+Vs)は電圧Vthより大きく
設定する。
【0011】冷陰極電子放出素子(セル10s)にかか
る電圧とは、データ電極D1〜Dnの電位と走査電極S
1〜Smの電位の差であるから、この場合、データ電極
D1〜Dnと走査電極S1〜Smの内の一方のみの電圧
(VdまたはVs)の印加では、冷陰極電子放出素子は
電子を放出せず、データ電極D1〜Dnと走査電極S1
〜Smの双方に電圧が印加された場合のみ、冷陰極電子
放出素子は電子を放出し、そのセル10sは発光する。
【0012】図10の例では、i行j列のセル10sに
かかる電圧は常に電圧Vth以下となっているため、セ
ル10sは発光しない。i+1行j列のセル10sにか
かる電圧は、斜線を付した128Tの期間だけ電圧Vt
hを超えているので、セル10sは128Tの期間だけ
発光する。i+2行j列のセル10sにかかる電圧は斜
線を付した255Tの期間で電圧Vthを超えているの
で、セル10sは255Tの期間で発光する。
【0013】ここでは、i行からi+2行目までの表示
過程についてのみ説明したが、実際には、表示パネル1
0の走査電極S1〜Smには、1行からM行まで順次、
スキャンパルスが印加され、この走査タイミングに合わ
せて、データ電極D1〜DnにPWM変調されたパルス
が印加される。なお、有効画素が480行×640列の
表示の場合には、走査電極が480本、データ電極が6
40本存在し、RGBストライプ構造のカラー表示の場
合には1920本のデータ電極が存在する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このようなPWM変調
による階調表現によれば、画像データに対してほぼリニ
アな発光特性を示すことができる。しかしながら、実際
の映像信号では、元々の画像(原画像)の輝度に対する
画像データの振幅の関係はリニアではなく、ガンマ特性
を有している。従って、リニアな特性を有しているマト
リクス型表示装置においては、映像信号に対して逆ガン
マ補正を施さなければならない。入力された映像信号に
対して予め逆ガンマ補正を施すことも考えられるが、構
成が複雑化してしまう。
【0015】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、駆動方法を改良することによって逆ガンマ
補正を施すことができるマトリクス型表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、複数の行及び複数の列に
よって発光素子(10s)がマトリクス状に配置された
表示パネル(10)を駆動するマトリクス型表示装置に
おいて、前記発光素子それぞれで表示する画像データに
応じた駆動波形によって、前記発光素子それぞれを駆動
する駆動回路(2〜4,6,7,Sd1〜Sdn,Ss
1〜Ssm)と、前記発光素子それぞれの発光特性が略
逆ガンマ特性となるよう、前記駆動波形に複数段階のス
テップを形成するステップ形成手段(8)とを備えて構
成したことを特徴とするマトリクス型表示装置を提供す
るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマトリクス型表示
装置について、添付図面を参照して説明する。図1は本
発明のマトリクス型表示装置の第1実施例を示すブロッ
ク図、図2は本発明のマトリクス型表示装置の第1実施
例の動作を説明するための波形図、図3は本発明のマト
リクス型表示装置を説明するための波形図、図4は本発
明のマトリクス型表示装置を説明するための特性図、図
5は図1中の波形発生回路8の具体的構成例を示すブロ
ック図、図6は本発明のマトリクス型表示装置の第2実
施例を示すブロック図、図7は本発明のマトリクス型表
示装置の第2実施例の動作を説明するための波形図であ
る。なお、図1,図6において、図8と同一部分には同
一符号が付してある。
【0018】<第1実施例>図1において、表示パネル
10は例えば冷陰極電子放出素子を用いた表示パネルで
あり、その具体的構成は図9を用いて説明した通りであ
る。端子1に入力された映像信号は、シフトレジスタ2
に書き込まれる。シフトレジスタ2において1行分のデ
ータが書き込まれた後、ラッチ回路3によってラッチさ
れる。ラッチ回路3より出力されたデータは、PWM回
路4に入力される。PWM4回路は、データの大小に応
じたパルスでスイッチSd1〜Sdnを制御する。スイ
ッチSd1〜Sdnは、PWM回路4より入力されるパ
ルスがハイのときオンとなる。スイッチSd1〜Sdn
には、波形発生回路8より後に説明するようなステップ
状電圧が入力されており、表示パネル10のデータ電極
D1〜Dnにステップ状電圧を供給する。
【0019】また、端子5に入力された同期信号は、タ
イミング制御回路6に入力される。タイミング制御回路
6はシフトレジスタ2にシフトクロックを供給し、ラッ
チ回路3にラッチクロックを供給する。タイミング制御
回路6は、また、シフトレジスタ7に1ライン幅のパル
スを供給する。シフトレジスタ7はそのパルスでスイッ
チSs1〜Ssmを制御する。スイッチSs1〜Ssm
は、シフトレジスタ7より入力されるスキャンパルスが
ハイのときオンとなり、表示パネル10の走査電極S1
〜Smに定電圧−Vsを供給する。タイミング制御回路
6は、さらに、波形発生回路8がステップ状電圧を発生
するタイミングを制御する。
【0020】ここで、図1に示す駆動回路の動作を図2
を用いて詳細に説明する。図2においても、一例として
j列を表示する際の動作を示しており、(A)〜(C)
には走査電極に印加するスキャンパルスを、(D)には
波形発生回路8が発生するステップ状電圧を、(E)に
はデータ電極に印加するパルスを、(F)〜(H)には
素子(セル10s)に印加される電圧を示している。波
形発生回路8が発生するステップ状電圧は、図2(D)
に示すように、1水平走査期間周期で、複数段階のステ
ップを有するものである。ステップ状電圧の最低電圧は
+Vd1であり、最高電圧は+Vd4であり、ここで
は、+Vd1,+Vd2,+Vd3,+Vd4の4段階
のステップとしている。
【0021】ここでは、映像信号のビット数を8ビット
とし、完全な黒は0、完全な白は255として表現され
ており、i行j列は黒(0)、i+1行j列はグレー
(128)、i+2行j列は白(255)である場合に
ついて示している。1水平走査期間は255単位で構成
されている。単位時間はクロック周期であり、単位時間
をTで表すこととする。階調表現は、データ電極D1〜
Dnに印加するパルスのパルス幅を、0T〜255Tで
変化させることによって行われる。
【0022】図2に示すように、i行の水平走査期間に
おいて、i行の走査電極Siには電圧−Vsがかかって
おり、その他の走査電極には電圧がかかっていない。こ
のとき、i行j列の信号は0であるので、j列のデータ
電極Djは常に0電位である。i行の水平走査期間が終
了すると、i+1行の水平走査期間に移る。
【0023】i+1行の水平走査期間においては、i+
1行の走査電極S(i+1)には電圧−Vsがかかって
おり、その他の走査電極には電圧がかかっていない。こ
のとき、i+1行j列の信号が128であるため、j列
のデータ電極Djには水平走査期間(255T)の約半
分の期間(128T)だけ電圧がかかり、その後の約半
分の期間は0電位となる。データ電極Djに印加される
電圧は、図2(D)に示すステップ状電圧を約半分だけ
切り取ったステップ状波形となる。i+1行の水平走査
期間が終了すると、i+2行の水平走査期間に移る。
【0024】i+2行の水平走査期間においては、i+
2行の走査電極S(i+2)には電圧−Vsがかかって
おり、その他の走査電極には電圧がかかっていない。こ
のとき、i+2行j列の信号が255であるため、j列
のデータ電極Djには水平走査期間の全期間(255
T)において電圧がかかる。データ電極Djに印加され
る電圧は、図2(D)に示すステップ状電圧に相当する
ステップ状波形となる。
【0025】走査期間において走査電極S1〜Smに印
加される電圧(絶対値)Vs及びデータ電極D1〜Dn
に印加される電圧Vd1〜Vd4は共に、図11で説明
した表示パネル10の電子放出素子が電子放出するため
のしきい値である電圧Vth以下に設定され、電圧Vd
1〜Vd4と電圧Vsとの合計は電圧Vthより大きく
設定する。従って、データ電極D1〜Dnと走査電極S
1〜Smの双方に電圧が印加された場合のみ、冷陰極電
子放出素子は電子を放出し、そのセル10sは発光す
る。
【0026】図2の例では、i行j列の素子(セル10
s)にかかる電圧は常に電圧Vth以下となっているた
め、セル10sは発光しない。i+1行j列のセル10
sにかかる電圧は、斜線を付した128Tの期間だけ電
圧Vthを超えているので、セル10sは128Tの期
間だけ発光する。i+2行j列のセル10sにかかる電
圧は斜線を付した255Tの期間で電圧Vthを超えて
いるので、セル10sは255Tの期間で発光する。本
実施例においては、斜線を付した発光期間内で、ステッ
プ状電圧が印加されていることが分かる。
【0027】ここでは、i行からi+2行目までの表示
過程についてのみ説明したが、実際には、表示パネル1
0の走査電極S1〜Smには、1行からM行まで順次、
スキャンパルスが印加され、この走査タイミングに合わ
せて、データ電極D1〜DnにPWM変調されたパルス
が印加される。このとき、データ電極D1〜Dnに印加
される電圧は、従来のような平坦な波形とは異なり、波
形発生回路8が発生するステップ状電圧をPWM回路4
が発生するパルスのパルス幅に応じて切り取った波形と
なる。
【0028】以上のような波形で駆動したときの発光特
性を具体的に説明する。なお、計算を簡略化するため、
図11で説明した電子放出素子の電圧対放出電流特性を
実線で示す実際の特性ではなく破線で示す直線にて近似
することとする。この直線を数式で表現すると、次の
(1)式となる。なお、ieは放出電流、vaは印加電
圧、gは直線の傾き(コンダクタンス)である。
【0029】
【数1】
【0030】また、表示パネル10の各素子に印加され
る電圧vaは、一例として図3のように、時間t=0〜
1の電圧がv1、t=t1〜t2の電圧がv2、t=t2
3の電圧がv3、t=t3〜t4の電圧がv4のように4
つのレベルでステップ状に変化する波形である。時間0
から時間tpに至るまでのパルス幅において各素子から
放出する電子量qは次の(2)式により計算することが
できる。
【0031】
【数2】
【0032】ここで、tが0〜t1の期間における部分
は、次の(3)式となり、放出電子量qはパルス幅tp
に対して1次関数であるので、図4における101に示
すような直線状の特性を示す。
【0033】
【数3】
【0034】また、tpがt1〜t2の期間においては、
(3)式のtp=t1とした場合の電子量とt1〜tpの電
子量の合計であるから、次の(4)式となる。
【0035】
【数4】
【0036】このとき、v2>v1であるので、時間tが
0〜t1の期間よりもtpの変化に対して電子量の変化が
大きくなる。即ち、t1〜t2の期間では、図4の直線1
02のように直線101よりも直線の傾きが大きくな
る。同様に、t2〜t3の期間では、直線102よりも傾
きの大きい直線103となり、t3〜t4の期間では、直
線103よりもさらに傾きの大きい直線104となる。
従って、画像データに対する発光特性は、図4の折れ線
100で示すような特性となる。
【0037】また、電圧Vd1〜Vd4や期間t1〜t
4を適宜に設定することにより、折れ線100を、本来
必要とされる理想的な逆ガンマ特性である図4に破線で
示す曲線200にかなり近づけることができる。ここで
説明した例では、4本の折れ線であるが、ステップ状波
形の段数を増加させることにより、さらに精度の高い逆
ガンマ特性を得ることができる。しかも、低輝度部分に
おいては直線の傾きが小さく、データの1階調分の差に
対して発光量の変化が小さいので、疑似輪郭の目立ちに
くい表示装置を実現することができる。本発明者による
評価によれば、低輝度部分の階調性を高めるという目的
では、折れ線100を3本から5本の折れ線で形成する
ことが好ましく、逆ガンマ特性に近似させることを目的
とすれば、折れ線100を6本から10本の折れ線形成
することが好ましいことが確認された。
【0038】図5は、ステップ状電圧を発生させる波形
発生回路8の具体的構成例を示したものである。図5の
回路によると、各ステップの電圧Vd1〜Vd4、期間
t1〜t3を可変することができる。
【0039】図5において、カウンタ81は、水平走査
期間の開始時にタイミング制御回路6から発生されたリ
セット信号によってリセットされる。カウンタ81の出
力は、3つのコンパレータ821〜823に入力され
る。コンパレータ821は、カウンタ81によるカウン
ト値が設定値t1より小さいとき、スイッチ831を端
子a側に制御し、設定値t1以上のとき、スイッチ83
1を端子b側に制御する。コンパレータ822は、カウ
ンタ81によるカウント値が設定値t2より小さいと
き、スイッチ832を端子a側に制御し、設定値t2以
上のとき、端子b側に制御する。コンパレータ823
は、カウンタ81によるカウント値が設定値t3より小
さいとき、スイッチ833を端子a側に制御し、設定値
t3以上のとき、端子b側に制御する。
【0040】スイッチ831の端子aには、電圧Vd1
が入力され、端子bには、スイッチ832の出力が入力
されている。スイッチ832の端子aには、電圧Vd2
が入力され、端子bには、スイッチ833の出力が入力
されている。スイッチ833の端子aには、電圧Vd3
が入力され、端子bには、電圧Vd4が入力されてい
る。
【0041】この構成によって、カウンタ81によるカ
ウント値が0〜t1の期間は、電圧Vd1、t1〜t2
の期間は電圧Vd2、t2〜t3の期間は電圧Vd3、
t3以降は電圧Vd4を出力する。図4の各折れ線10
1〜104の切り替わり点を変更したい場合は、各コン
パレータ821〜823に入力する設定値t1〜t3を
変更すればよく、各折れ線101〜104の傾きを変更
したい場合には、電圧Vd1〜Vd4の設定電圧を変更
すればよい。
【0042】この構成によれば、回路構成自体が簡単で
低価格で実現できる。また、期間t1〜t3や電圧Vd
1〜Vd4の設定値を変更することは極めて容易であ
り、目的の逆ガンマ特性に調整するのも極めて容易であ
る。また、各折れ線101〜104の期間を固定して電
圧Vd1〜Vd4のみ変更して全体の折れ線100を調
節したり、逆に、電圧Vd1〜Vd4を固定して期間t
1〜t3のみ変更して全体の折れ線100を調節するよ
うにしてもよい。ステップ状電圧を発生する手段は、図
5のような方法に限定されることはなく、他の方法も多
様に考えられる。
【0043】以上説明した第1実施例の駆動方法によっ
て表示パネル10を駆動すると、映像信号に対して逆ガ
ンマ補正を施すことができる。ガンマ特性を有する映像
信号に逆ガンマ補正を施すことによって、結果として、
マトリクス型表示装置において、原画像に対してほぼリ
ニアな発光特性で表示することが可能となる。
【0044】上記の実施例では、ステップ状電圧とし
て、ステップの開始電圧より終了電圧の方が高くなる波
形を用いたが、開始電圧より終了電圧の方が低くなるよ
うな波形を用い、PWM回路4が発生するパルスのパル
ス幅に応じて、ステップ状電圧の終了電圧側より波形を
切り取るようにしても、全く同じ効果を奏する。表示パ
ネル10のセル10sそれぞれの発光特性が略逆ガンマ
特性となるよう、セル10sを駆動する駆動波形にステ
ップ状波形を形成すればよい。なお、ステップ状電圧と
して、ステップの開始電圧より終了電圧の方が高くなる
波形を用いた方が、リンギング(オーバーシュート)が
起こりにくい。
【0045】<第2実施例>図6に示す第2実施例は、
波形発生回路8が発生するステップ状電圧を、表示パネ
ル10の走査電極S1〜Smに供給するようにしたもの
である。スイッチSs1〜Ssmには、波形発生回路8
より後に説明するようなステップ状電圧が入力され、表
示パネル10の走査電極S1〜Smにステップ状電圧を
供給する。
【0046】ここで、図6に示す駆動回路の動作を図7
を用いて詳細に説明する。図7においても、一例として
j列を表示する際の動作を示しており、(A)には波形
発生回路8が発生するステップ状電圧を、(B)〜
(D)には走査電極に印加するスキャンパルスを、
(E)にはデータ電極に印加するパルスを、(F)〜
(H)には素子(セル10s)に印加される電圧を示し
ている。波形発生回路8が発生するステップ状電圧は、
図7(A)に示すように、1水平走査期間周期で、複数
のステップを有するものである。ステップ状電圧の絶対
値の最高電圧は−Vs4であり、絶対値の最低電圧は−
Vs1であり、ここでは、−Vs1,−Vs2,−Vs
3,−Vs4の4段階のステップとしている。
【0047】ここでも、映像信号のビット数を8ビット
とし、完全な黒は0、完全な白は255として表現され
ており、i行j列は黒(0)、i+1行j列はグレー
(128)、i+2行j列は白(255)である場合に
ついて示している。1水平走査期間は255単位で構成
されている。階調表現は、データ電極D1〜Dnに印加
するパルスのパルス幅を、0T〜255Tで変化させる
ことによって行われる。
【0048】図7に示すように、i行の水平走査期間に
おいて、i行の走査電極Siには電圧−Vs1〜−Vs
4なるステップ状電圧がかかっており、その他の走査電
極には電圧がかかっていない。このとき、i行j列の信
号は0であるので、j列のデータ電極Djは常に0電位
である。i行の水平走査期間が終了すると、i+1行の
水平走査期間に移る。
【0049】i+1行の水平走査期間においても、i+
1行の走査電極S(i+1)には電圧−Vs1〜−Vs
4なるステップ状電圧がかかっており、その他の走査電
極には電圧がかかっていない。このとき、i+1行j列
の信号が128であるため、j列のデータ電極Djには
水平走査期間(255T)の約半分の期間(128T)
だけ電圧+Vdがかかり、その後の約半分の期間は0電
位となる。i+1行の水平走査期間が終了すると、i+
2行の水平走査期間に移る。
【0050】i+2行の水平走査期間においても、i+
2行の走査電極S(i+2)には電圧−Vs1〜−Vs
4なるステップ状電圧がかかっており、その他の走査電
極には電圧がかかっていない。このとき、i+2行j列
の信号が255であるため、j列のデータ電極Djには
水平走査期間の全期間(255T)において電圧+Vd
がかかる。
【0051】走査期間において走査電極S1〜Smに印
加される電圧(絶対値)Vs1〜Vs4及びデータ電極
D1〜Dnに印加される電圧Vdは共に、図11で説明
した表示パネル10の電子放出素子が電子放出するため
のしきい値である電圧Vth以下に設定され、電圧Vd
と電圧Vs1〜Vs2との合計は電圧Vthより大きく
設定する。従って、データ電極D1〜Dnと走査電極S
1〜Smの双方に電圧が印加された場合のみ、冷陰極電
子放出素子は電子を放出し、そのセル10sは発光す
る。
【0052】図7の例では、i行j列の素子(セル10
s)にかかる電圧は常に電圧Vth以下となっているた
め、セル10sは発光しない。i+1行j列のセル10
sにかかる電圧は、斜線を付した128Tの期間だけ電
圧Vthを超えているので、セル10sは128Tの期
間だけ発光する。i+2行j列のセル10sにかかる電
圧は斜線を付した255Tの期間で電圧Vthを超えて
いるので、セル10sは255Tの期間で発光する。本
実施例においても、斜線を付した発光期間内で、ステッ
プ状電圧が印加されていることが分かる。
【0053】ここでは、i行からi+2行目までの表示
過程についてのみ説明したが、実際には、表示パネル1
0の走査電極S1〜Smには、1行からM行まで順次、
スキャンパルスが印加され、この走査タイミングに合わ
せて、データ電極D1〜DnにPWM変調されたパルス
が印加される。このとき、走査電極S1〜Smに印加さ
れる電圧は、従来のような平坦な波形とは異なり、波形
発生回路8が発生するステップ状電圧となる。
【0054】この第2実施例でも、画像データに対する
発光特性は図4に曲線100で示すような逆ガンマ曲線
を示す。従って、第2実施例の駆動方法によって表示パ
ネル10を駆動すると、映像信号に対して逆ガンマ補正
を施すことができる。ガンマ特性を有する映像信号に逆
ガンマ補正を施すことによって、結果として、マトリク
ス型表示装置において、原画像に対してほぼリニアな発
光特性で表示することが可能となる。
【0055】上記の実施例では、ステップ状電圧とし
て、ステップの開始電圧の絶対値より終了電圧の絶対値
の方が高くなる波形を用いたが、開始電圧の絶対値より
終了電圧の絶対値の方が低くなるような波形を用い、P
WM回路4が発生するパルスとして、図7(E)とは逆
に、立ち上がりの位置が画像データに応じて変化するパ
ルスを用いても、全く同じ効果を奏する。なお、ステッ
プ状電圧として、ステップの開始電圧の絶対値より終了
電圧の絶対値の方が高くなる波形を用いた方が、リンギ
ング(オーバーシュート)が起こりにくい。
【0056】以上のように、本発明は、画像データに対
応したパルス幅による電子放出素子からの放出電流が、
時間と共にステップ状に増加または減少するように変化
させることにより、画像データに対する発光特性を略逆
ガンマ特性とすることができる。本発明は、上記の第
1,第2実施例に限定されることはなく、種々変更可能
である。例えば、第1実施例と第2実施例とを組み合わ
せ、表示パネル10の走査電極S1〜Smとデータ電極
D1〜Dnの双方にステップ状電圧を供給してもよい。
また、走査電極S1〜Smやデータ電極D1〜Dnに供
給する駆動信号(駆動波形)は、電圧源の代わりに電流
源であってもよく、走査電極S1〜Smとデータ電極D
1〜Dnとの駆動波形の極性が逆であってもよい。
【0057】さらに、駆動波形に形成(付加)するステ
ップの段数は本実施例に限定されることはなく、複数で
あればよい。好ましくは、3段階以上とする。本発明
は、フィールドエミッション表示装置やEL表示装置に
限定されず、発光素子を画像データに応じたパルス幅を
有するパルスで駆動するマトリクス型表示装置であれ
ば、全てに適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
トリクス型表示装置は、発光素子それぞれで表示する画
像データに応じた駆動波形によって、発光素子それぞれ
を駆動する駆動回路と、発光素子それぞれの発光特性が
略逆ガンマ特性となるよう、前記駆動波形に複数段階の
ステップを形成するステップ形成手段とを備えて構成し
たので、映像信号に対して逆ガンマ補正を施すことがで
きる。ステップ形成手段を実現する回路は極めて簡単な
構成で容易かつ安価に実現することができる。これによ
り、マトリクス型表示装置において、原画像に対してほ
ぼリニアな発光特性で表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作を説明するための波
形図である。
【図3】本発明を説明するための波形図である。
【図4】本発明を説明するための特性図である。
【図5】図1中の波形発生回路8の具体的構成例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施例の動作を説明するための波
形図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】マトリクス型表示装置の表示パネルの構成を示
す図である。
【図10】従来例の動作を説明するための波形図であ
る。
【図11】冷陰極電子放出素子への印加電圧と放出電流
との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1,5 端子 2 シフトレジスタ 3 ラッチ回路 4 パルス幅変調回路 6 タイミング制御回路 7 シフトレジスタ(パルス供給回路) 8 波形発生回路 10 表示パネル 10s セル(発光素子) Sd1〜Sdn,Ss1〜Ssm スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の行及び複数の列によって発光素子が
    マトリクス状に配置された表示パネルを駆動するマトリ
    クス型表示装置において、 前記発光素子それぞれで表示する画像データに応じた駆
    動波形によって、前記発光素子それぞれを駆動する駆動
    回路と、 前記発光素子それぞれの発光特性が略逆ガンマ特性とな
    るよう、前記駆動波形に複数段階のステップを形成する
    ステップ形成手段とを備えて構成したことを特徴とする
    マトリクス型表示装置。
  2. 【請求項2】前記駆動回路は、前記画像データに応じて
    1水平走査期間内でパルス幅が変調されたパルスを前記
    表示パネルに供給するパルス幅変調回路を有するもので
    あり、 前記ステップ形成手段は、前記パルスに複数段階のステ
    ップを形成するものであることを特徴とする請求項1記
    載のマトリクス型表示装置。
  3. 【請求項3】前記駆動回路は、前記画像データに応じて
    1水平走査期間内でパルス幅が変調された第1のパルス
    を前記表示パネルの行または列の一方に供給するパルス
    幅変調回路と、1水平走査期間の長さを有する第2のパ
    ルスを前記表示パネルの行または列の他方に供給するパ
    ルス供給回路とを有するものであり、 前記ステップ形成手段は、前記第2のパルスに複数段階
    のステップを形成するものであることを特徴とする請求
    項1記載のマトリクス型表示装置。
  4. 【請求項4】前記マトリクス型表示装置は、フィールド
    エミッション表示装置もしくはエレクトロルミネセンス
    表示装置であることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のマトリクス型表示装置。
JP10349662A 1998-12-09 1998-12-09 マトリクス型表示装置 Pending JP2000172217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10349662A JP2000172217A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 マトリクス型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10349662A JP2000172217A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 マトリクス型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000172217A true JP2000172217A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18405259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10349662A Pending JP2000172217A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 マトリクス型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000172217A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6995516B2 (en) 2001-06-15 2006-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Drive circuit, display device, and driving method
JP2006106147A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 表示装置及び表示方法
US7474168B2 (en) 2004-06-30 2009-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Modulation-signal generator circuit, image display apparatus and television apparatus
US10446078B2 (en) 2016-06-28 2019-10-15 Seiko Epson Corporation Display device and electronic apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6995516B2 (en) 2001-06-15 2006-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Drive circuit, display device, and driving method
US7573472B2 (en) 2001-06-15 2009-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Drive circuit, display device, and driving method
US7474168B2 (en) 2004-06-30 2009-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Modulation-signal generator circuit, image display apparatus and television apparatus
JP2006106147A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 表示装置及び表示方法
US10446078B2 (en) 2016-06-28 2019-10-15 Seiko Epson Corporation Display device and electronic apparatus
US10796638B2 (en) 2016-06-28 2020-10-06 Seiko Epson Corporation Display device and electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594856B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置
US7679628B2 (en) Controller and image display device
JP2004287118A (ja) 表示装置
JP2003241711A (ja) デジタル駆動型表示装置
JP3712104B2 (ja) マトリクス型表示装置及びその駆動方法
JP2000221945A (ja) マトリクス型表示装置
JPH11231835A (ja) 表示装置
JPH11296131A (ja) マトリクス表示ディスプレイの階調表示方法及びこの方法を用いた表示装置
JP2004219430A (ja) マトリクスパネルの駆動制御装置及び駆動制御方法
JP2002311885A (ja) 画像表示装置の駆動回路、画像表示装置、画像表示装置の駆動方法
JP2001306018A (ja) マトリクス型表示装置
JP2001195026A (ja) マトリクス型表示装置
EP3340218B1 (en) Display apparatus
JP3931470B2 (ja) マトリクス型表示装置
JP2000172217A (ja) マトリクス型表示装置
JP2001306021A (ja) マトリクス型画像表示装置
JP2009251046A (ja) 画像表示装置およびその制御方法
JP4075423B2 (ja) マトリクス型有機el表示装置の駆動方法及び駆動装置
JP4595177B2 (ja) マトリクス型表示装置
US20060066523A1 (en) Display device and display method
KR101022658B1 (ko) 신호 지연 저감형 전자 방출 장치 구동방법
JP2000148074A (ja) マトリクス型表示装置
JP4453136B2 (ja) マトリクス型画像表示装置
JP2000214820A (ja) 表示装置の画像表示方法と駆動回路
JP4096441B2 (ja) マトリクス型表示装置の駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530