JP2000214820A - 表示装置の画像表示方法と駆動回路 - Google Patents

表示装置の画像表示方法と駆動回路

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JP2000214820A
JP2000214820A JP11018926A JP1892699A JP2000214820A JP 2000214820 A JP2000214820 A JP 2000214820A JP 11018926 A JP11018926 A JP 11018926A JP 1892699 A JP1892699 A JP 1892699A JP 2000214820 A JP2000214820 A JP 2000214820A
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pulse
pwm signal
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JP11018926A
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Mitsuru Tanaka
満 田中
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Futaba Corp
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表示装置のドライバの集積度を少なくした駆
動回路を提供する。 【解決手段】 1水平ラインの画像データは、例えば8
ビットで構成する1画素のうち、第1のタイミング期間
で2ビット分のシリアルデータを、第2のタイミングで
残りの6ビットのデータをシフトレジスタ11からパラ
レルデータとしてラッチ回路12に転送し、ラッチした
2ビットのデータを第1のタイミング期間に比較部13
のコンパレータc(1,2・・・m)に出力し、カウン
タ14のカウンタクロック計数値とラッチ回路の出力デ
ータの値が一致した時にコンパレータからゲート部15
を介して第1のPWM信号を出力する。第2のタイミン
グ期間では下位ビットのデータを、同様に比較部で第2
のPWM信号に変調する。これにより表示装置は1水平
期間内に第1及び第2のPWM信号によって2度発光し
階調表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン受像機、パーソナルコンピュータ、医療機器、計測
器、POS(Point Of Sales)システム等の情報端末の
表示装置の駆動回路に係わり、特に電界放出型の発光素
子を使用した表示装置に好適な駆動回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】平面状とされ面放出型の電界放出型カソ
ード(FEC)により構築される電界放出型表示装置
(FED;Field Emission Display)のアドレッシング
方法は、電界放出素子のエミッタとゲート電極をマトリ
クス状に配線したX−Yマトリクス構造で、画像信号を
水平方向に順次供給する順次走査で画像表示が行なわれ
る。
【0003】図6(a)(b)に、その一例であるスピ
ント(Spindt)型と呼ばれるFECを示す。この
図(a)は半導体加工技術を用いて作成したFECの斜
視図であり、同図(b)は同図(a)に示すA−Aの線
で切断したFECの断面を示す図である。これらの図に
おいて、基板上にアルミニウム等の金属で形成されたカ
ソード電極が設けられており、このカソード電極上にコ
ーン状のエミッタが形成されている。カソード電極上に
はさらに、Si2 膜を介してゲ−ト電極が設けられて
おり、ゲート電極にあけられた開穴の中に上記エミッタ
が位置するようにしている。すなわち、このコーン状の
エミッタの先端部分がゲート電極にあけられた穴から臨
んでいる。
【0004】このコーン状のエミッタ間のピッチは10
ミクロン以下とすることが出来るため、数万から数10
万個のFECを1枚の基板上に設けることが出来る。さ
らに、ゲート電極とエミッタのコーンの先端との距離を
サブミクロンとすることが出来るため、ゲート電極とカ
ソード電極との間にわずか数10ボルトの電圧を印加す
ることにより、真空中で電子をエミッタから電界放出す
ることが出来る。そして、このFECは図に示されてい
るように平面状となっているため、面放出型の電界放出
カソードとすることが出来、このような面放出型の電界
放出カソードを利用して電界放出型表示装置を構築する
ことができる。
【0005】図7はこのような電界放出型表示装置でマ
トリックス駆動する際の標準的な電極構造を一例として
示したものである。この電界放出型表示装置において、
21は真空容器中に配置されている第1の基板を示し、
この第1の基板21上にストライプ状に形成されたy1
〜yn はY電極としてのカソード電極を示している。こ
のカソード電極y1 〜yn に対しては、後述するドライ
ブパルスが供給されるカソード端子CT1〜CTnが接
続されている。
【0006】また、x1 〜xm はX電極としてのゲート
電極を示し、カソード電極y1 〜yn の上に絶縁体を介
して、カソード電極y1 〜yn と直交するようストライ
プ状に形成されている。そして、ゲート電極x1 〜xm
にはドライブパルスが供給されるゲート端子G1〜Gm
が接続される。22は各ゲート電極x1 〜xm に形成さ
れている穴であり、カソード電極y1〜yn の上に形成
されたコーン状のエミッタ(図6参照)から放出される
電子が通過するために形成されるものである。
【0007】また、23は第1の基板21に対向して真
空容器中に配置される第2の基板を示している。そし
て、この第2の基板23に形成されている24、24・
・・はアノード電極であり、図のようにゲート電極x1
〜xm の位置に対応してストライプ状に配されている。
また、それぞれのアノード電極24にはアノード引き出
し電極Aが接続されている。なお、カラーディスプレイ
の場合はこのアノード引き出し電極AはR、G、Bの3
原色に対応して3本引き出されることになる。25は蛍
光体でありアノード電極24においてゲート電極x1 〜
xm と対向する側の面に設けられ、電子が衝突すること
によって励起される。
【0008】次に、このFEDにより画像表示を行うた
めの駆動方法の一例を概略的に説明する。第2の基板2
3に形成されたアノード電極24は、それぞれアノード
引き出し電極Aによりほぼ一定の電圧が供給されてい
る。一方、カソード電極(Y電極)y1 〜yn はそれぞ
れのカソード端子CT1〜CTnに走査パルスが供給さ
れて走査されることにより、各ストライプ状のカソード
電極が順次選択されて駆動される。
【0009】そこで、アノード電極24を駆動するため
にアノード引き出し電極Aに正のアノード電圧を印加し
た状態で、カソード端子CT1〜CTnを順次走査して
いく。この時、ゲート端子G1〜Gmには走査されるタ
イミングに応じて画像信号のデータに応じた電圧を印加
すると、ゲート電極x1 〜xm とカソード電極y1 〜y
n の交点にあるFECブロックから放出される電子によ
って、アノード電極24に設けられた蛍光体25の画素
が走査され、この画素はゲート端子G1〜Gmに印加さ
れた電圧に応じて発光制御されることとなり、このよう
にして画像の1画面(1フィールド)が表示される。
【0010】ところで、この画像表示に対して明暗或い
は濃淡の構成具合を調整する階調制御を行なう方法の一
つとして、ゲート電極x1 〜xm に印加される駆動パル
スの印加時間を制御するPWM(パルス幅変調)駆動方
式があり、この駆動方式は、駆動電圧の波形のパルス幅
twを制御することにより階調が制御されるものであ
る。
【0011】すなわち、表示画像の各画素の輝度レベル
に対応する信号をパルス幅変調して線順次方式の場合は
各水平ライン毎にパルス変調されたPWM信号をゲート
電極に供給すると共に、カソード電極CT1〜CTnに
走査パルス信号を順次供給すると、パルス幅の広いとこ
ろは明るく発光し、パルス幅の狭い画素は暗い発光とな
るので、階調をつけたカラー画像を表示することができ
るようになる。
【0012】このように表示すべき画像の各画素に対応
したPWM信号を得るためにデジタルICで構成された
ドライバが使用され、例えば256段階で変化するよう
な階調を有する表示を行う時は、入力された8ビットの
画像データをパルス幅変調するIC回路が必要になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像データ
をパルス幅変調してPWM信号に変換するためには、先
ずシリアルデータとして入力されている画像信号を水平
方向の各画素毎にパラレルデータとして変換するシフト
レジスタと、このシフトレジスタから読み出されたデー
タをパルス幅変調するためにデジタルコンパレータが必
要になり、画像データを各画素毎にパラレル変換して、
1水平方向の階調信号として供給する駆動方式の場合は
このようなデータ変換を行うIC基板の規模が飛躍的に
増大し所定のチップ面積内に収容することが困難になる
という問題が生じる。また、IC基板に搭載されるレジ
スタの数が増大することによってIC製造装置、プロセ
ス技術等のコストが高くなりチップ単価を高くすること
になる。
【0014】さらに、表示画面等のバラツキ補正をドラ
イバICの画像データで行う際は、そのために余分の補
正データを付加する場合が生じ、パルス幅変調される画
像信号のビット数が増加することによって、さらに上記
したような問題点が加速されるという問題が生じる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、線順次方式でマト
リックス状に配置されている画素を駆動する表示装置に
おいて、入力されたMビットの画像データをM=K+L
ビットとなるように時分割的に転送すると共に、第1の
タイミングで転送された上位のKビットの画像データを
パルス幅変調し、その後の第2のタイミングで転送され
た下位のLビットの画像データをパルス幅変調し、上記
第1及び第2のタイミングでパルス幅変調された各画素
のPWM信号に対して所定のプリチャージ期間を与え、
各1水平期間毎に多重発光するように画像表示装置の駆
動信号として供給するようにしたものである。
【0016】本発明は上記のように1水平期間内で入力
された画像データの階調信号を、第1及び第2のタイミ
ングに分けて転送するようにしているので、1回でパル
ス幅変調されるビット数が少なくなり、シフトレジスタ
を構成する回路のビット数が少なくなることによってI
C回路の規模を小さくすることができる。また、各駆動
信号にプリチャージ期間を与えることによって、PWM
信号と発光輝度の関係が正しい階調として表現されるよ
うにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2にしたがい本
発明の実施の形態とされる駆動回路を電界放出素子から
なる表示装置に適応した場合を説明する。図1は上記F
EDを採用したディスプレイ装置の構成例を示したブロ
ック図である。この図において、1は後で述べるように
アノード電極をA1,A2とし、ゲート電極を2群に分
けてカソード電極から画像データを供給するマルチマト
リックス方式で画像を表示する時の電界放出素子を使用
したFEDである。
【0018】即ち、アノード電極A1,A2は図2の電
極配列に示すように櫛波状に形成された2つのアノード
電極A1,A2によって構成されており、アノードの透
明電極板上に3原色R,G,Bの蛍光材料が表示画素を
形成するように塗布されている。また、ゲート電極G
1,G2,G3,G4・・・はアノード電極と直交する
方向に配置され、ゲート電極G1,G2・・・の構造は
模式的に示されているように各水平ラインの画素を構成
する領域が上下の水平ラインで交互に千鳥状に結合され
るように構成されている。そしてこの各ゲート電極はア
ノード電極A1が選択されているフィールドの前半で、
奇数のゲート電極に走査パルスが供給され、アノード電
極A2が選択されているフィールドの後半で偶数のゲー
ト電極に走査パルスが供給されるようにスキャンが行わ
れる。また、カソード電極C1,C2,C3・・・は各
アノード電極と対向するように配置され、ゲートのスキ
ャンに同期して水平方向の画像データが供給されるよう
に駆動している。
【0019】図1の2は入力されるデジタル画像データ
を示し、3は画像入力バッファ回路である。画像入力バ
ッファ回路3で受領した画像データ信号は画像表示の制
御に必要なデータを形成するコントローラ4に伝送され
ている。5は処理前の画像データを格納すると共に、そ
のデータを表示方式に応じて読み出すための表示メモリ
(RAM)を示す。
【0020】コントローラ4からはFECの輝度を制御
するための画像データがカソードドライバ6A、6Bに
供給され、図2に示すようにカソード電極C1,C2,
C3・・・に対してPWM変調された駆動信号が水平方
向の各画素に対して送出されるようになされている。ま
た、コントローラ4からは図2に示すように水平方向に
配置されているゲート電極G1,G2・・・を走査する
ための走査信号がスキャンドライバ(ゲートドライバ)
7に供給され、表示方式に応じてゲート電極を選択する
マトリックス方式とされている。
【0021】8はアノード電圧を供給するアノード電源
と切換回路部を示し、特にカラー画像の3原色を選択す
るために2つのアノード電極A1,A2をゲートドライ
バ7の走査タイミングとその順序に同期して選択するよ
うにしている。9はゲート電極G1,G2・・・の走査
順序とそのタイミングを設定し、所定のパルス電圧をゲ
ートドライバ7に送出するゲート電圧制御回路を示す。
なお、水平方向に配列されているゲート電極は、水平方
向の隣接する各画素が水平方向で1個おきに選択できる
ように千鳥状に配列して、エミッタから放出される電子
ビームに集束作用を持たせるようにしている10はカソ
ードドライバ6A,6Bの電源部、及びゲートドライバ
7の電源部を示し、この電源から供給されるカソード駆
動信号の電圧値やゲートドライブ信号の電圧値を適正に
設定することによって表示部の輝度のダイナミックレン
ジを調整することができる。
【0022】このような表示装置の場合は、アノード電
極A1,A2を1フレーム期間(又は1フイールド期
間)で交互に選択しながらゲート電極を最初に奇数列で
走査し、次に偶数列で走査するように制御するとアノー
ド電極上に形成されている3原色のピクセルを順次発光
することができ、その時にカソードは入力されているP
WM信号のパルス幅を画像データに対応して変化させる
ことによりカラー表示画像に階調を付けることができ
る。
【0023】図3は入力された画像データを取り込んで
パルス幅変調されたカソード駆動信号を形成するための
カソードドライバ6A,6Bの構成を示した図、図4は
このカソードドライバの信号のタイミングを示してい
る。
【0024】この図3において、11はシリアルデータ
として入力される画素データを1水平ライン分記憶する
シフトレジスタを示す。前記シリアルデータにおいて一
画素分のデータ長のビット数をM(M=K+L)ビット
とすると、このシフトレジスタ11には第1のタイミン
グで、例えば上位のKビットのデータが入力され、残り
のLビットは第2のタイミングでシフトレジスタに取り
込まれるように制御される。本実施の形態では例えばK
=2ビット、L=6ビットとして説明する。
【0025】12はラッチ回路を示し、第1のタイミン
グ取り込まれた上位Kビットの各画素データをシフトレ
ジスタ11によりシリアル/パラレル変換して1水平期
間内の所定時間だけ保持するように制御される。13は
複数のコンパレータc(1,2・・・m)により構成さ
れる比較部であり、ラッチ回路12から入力される各画
素データと階調クロックCLKをカウントしているKビ
ットのカウンタ14の出力を比較し、カウンタの計数値
が画像データの値と一致するまでの期間、比較部13の
コンパレータc(1,2・・・m)より信号が出力さ
れ、それぞれゲート部15に供給される。
【0026】ゲート部15はカウンタ14がクリアさ
れ、データがラッチ回路12にラッチされた後に、前記
カウンタの計数値が画像データの値と一致したとされる
信号が出力されるまでの時間をパルス幅とするゲート信
号を形成し、このゲート信号を高電圧バッファ部16に
供給する。高電圧バッファ部16は前記ゲート信号によ
ってスイッチング制御される複数のバッファアンプf
(1,2・・・m)を備え、所定の電圧としてカソード
電源から供給されているカソード電圧を、このバッファ
アンプf(1,2・・・m)から各カソード電極にそれ
ぞれ供給するようにしている。
【0027】以下、図4(a)〜(h)に示した各クロ
ック、出力データの波形を参照して上記した各機能回路
の動作について説明する。本実施の形態では、同図
(c)に示すように1水平ラインの画像データは、例え
ば8ビットで構成される1画素のうち、先ず第1のタイ
ミング期間で上位2ビット(d0、d1)分のシリアル
データが、同図(b)に示すシフトクロックによって順
次シフトレジスタ11に格納される。そして1水平ライ
ン、例えば320画素分の画像データは、同図(d)に
示すラッチ信号R1によってパラレルデータとしてラッ
チ回路12にラッチされる。
【0028】第1のタイミング期間でラッチ回路12に
ラッチされた画像データは、1水平ラインの第1のタイ
ミング期間のデータとして比較部13のコンパレータc
(1,2・・・m)に出力されるようになる。比較部1
3ではラッチ回路12の出力データ(2ビット)と、同
図(e)に示すカウンタクロックC−CLKを計数して
いるカウンタ14のカウント値の比較がなされる。カウ
ンタ14は同図(a)に示すクリアクロックの立ち上が
りにより初期化された後に、カウンタクロックC−CL
Kによってカウントアップされ、カウンタ14の計数値
とラッチ回路12の出力データの値が一致した時に比較
部13のコンパレータc(1,2・・・m)からゲート
部15を介して出力データが出力される。すなわち、各
コンパレータc(1,2・・・m)の出力データがカソ
ード電極を駆動するパルス幅変調信号となり、コンパレ
ータc(1,2・・・m)とゲート部15により形成さ
れる第1のPWM信号により階調を表示する印加時間が
制御されるようになる。
【0029】この第1のタイミング期間におけるKビッ
トの出力データは、高電圧バッファ16を介して前記し
たカソード電極に供給され、水平期間の前半部分で第1
回目の発光が行われると共に、この時点では入力された
画像データの下位Lビットのデータがシフトレジスタ1
1に取り込まれ、第2のタイミング期間でシリアルデー
タがパラレルデータとしてラッチ回路12に取り込まれ
る。
【0030】そして、このラッチ回路12に取り込まれ
た各画素の下位の出力データが第2のタイミング期間で
比較部13の各コンパレータc(1,2・・・m)に取
り込まれると共に、この時にカウンタクロックC−CL
Kを計数しているカウンタ14の計数値と比較されるこ
とによって、第1のタイミング期間と同様な動作を行
い、第2のタイミング期間で第2のPWM信号が形成さ
れる。但し、この第2のタイミングで取り込まれる下位
の6ビットのデータは、階調の小さいレベル値となって
いるので、カウンタ14で計数するカウンタクロックC
−CLK(2)の同期は、上位2ビットの場合のカウン
タクロックC−CLK(1)の1/32(8ビットデー
タの下位6ビットのMSBは上位2ビットのLSBの半
値を示すので1/32となっている)となっている。
【0031】図4に示す波形(f)は、第1のタイミン
グで取り込まれた上位2ビットのデータが、例えば「1
0」となっている時の第1のPWM信号のパルス幅を模
式的に示しており、第2のタイミングで取り込まれた下
位6ビットのデータ、例えば「100101」が1水平
期間内に続いて第2のPWM信号として出力されるタイ
ミングを示している。同様に波形(g)は上位2ビット
のデータが「01」、下位6ビットのデータが「001
000」の場合の第1、第2のPWM信号の駆動波形、
(h)は上位2ビットのデータが「00」、下位6ビッ
トのデータが「111100」の第1、第2のPWM信
号を模式的に示したものである。
【0032】このように本発明の表示装置の場合は階調
を表すPWM信号が1水平期間内に設定された第1のタ
イミング期間と、第2のタイミング期間内で画像データ
をパルス幅変調するように制御し、形成された2つのP
WM信号がFEDの1水平期間で2度発光するようにカ
ソード電極を駆動するようにしているので、1回のPW
M変換に要するシフトレジスタ11のビット数を低減す
ることができる。なお、図2に示すように1水平期間を
2つのアノード電極A1,A2によって2フィールドで
表示する場合は、上記1H期間で処理する画像データは
1/2となっている。
【0033】ところで、上述したFEDの構造に示され
ているように、カソード電極C1,C2・・・とゲート
電極G1,G2・・・の間隙はきわめて狭い間隙を介し
て対向するように配置されているため、この間に容量性
インピーダンスが存在すると共に、カソードドライバを
構成するIC回路の出力特性によって、PWM信号の供
給サイクルが速いクロックで行われる時は、カソード電
極に印加されるPWM信号の立ち上がりが鈍り、この立
ち上がり期間に供給されたPWM信号の電圧はエミッタ
から電子を引き出すための電位までに上昇しないことに
なる。
【0034】そこで本発明ではPWM変換を行う際に各
画素に対して電子を引き出すまでの電位に上昇する時間
を予めPWM信号に付加するようにしておくことが好ま
しい。つまり、図5(a)に示すように第1のタイミン
グ期間T1 で形成されるPWM信号Pwm1、及び第2
のタイミング形成されるPWM信号Pwm2の立ち上が
る前にプリチャージ用のパルス幅Tchgをもったプリ
チャージパルスPcを出力する。
【0035】このプリチャージパルスPcのパルス幅T
chgは、信号が印加された時にアノード蛍光物質が発
光寸前となる数μSのパルス幅となるように設定されて
おり、続いて出力されるPWM信号の立ち上がり時点で
は、直ぐに蛍光物質が発光状態となるように制御し、階
調レベルがPWM信号のパルス幅と比例するようにす
る。
【0036】このようなプリチャージ期間の付加はPW
M信号の立ち上がり点で所定時間付加されるようにすれ
ば良く、その付加方法は図3のゲート部15を開くタイ
ミングを少し早くしたり、スイッチの開閉制御をコント
ロールする等によって達成することができるが他に種種
の方法が考えられる。例えば、図5(b)はこのような
プリチャージパルスを簡単な回路によって具体化する時
の一例を示したもので、21は上記カウンタ14に供給
されるクロック発振器、22は下位の画像データをPW
M変調する時のカウンタクロックを形成する分周器、2
3(a,b)はアンドゲート、24(a,b,c)はオ
アゲート、25はRSフリップフロップ回路である。
【0037】R1は上位のビットデータをラッチしてP
WM変換を開始する時のラッチ信号であり、R2は下位
のビットデータをラッチしてPWM変換を開始するラッ
チ信号である。そして、このラッチ信号R1,R2のパ
ルス幅が上記プリチャージパルスPcのパルス幅となる
ように設定されている。
【0038】このカウンタクロック回路は第1のタイミ
ング期間で取り込まれた上位のビットデータがラッチ信
号R1の立ち上がり点によってラッチ回路にラッチされ
ると共に、そのラッチ信号の立ち下がり点でフリップフ
ロップ回路25が反転するように構成すると、そのQ信
号出力によってアンドゲート23bが開き、分周器22
で分周された比較的低いカウンタクロックC−CLK
(1)がオアゲート24b、24cを介してカウンタ1
4に入力される。
【0039】この時にラッチ信号R1のパルス幅期間だ
けラッチ信号R1の立ち上がりタイミングからカウンタ
14の計数入力が遅れ、この期間を過ぎてクロックを計
数する状態になるため、比較部13のコンパレータc
(1,2・・・m)から出力されるPWM信号にラッチ
信号のパルス幅に相当するプリチャージ期間が付加され
ることになる。また第2のタイミング期間ではラッチ信
号R2の立ち下がり時点でフリップフロップ25が反転
してアンドゲート23a、オアゲート24a、24cを
介して早いカウンタクロックC−CLK(2)が供給さ
れることになるが、この場合もラッチ信号R2のパルス
幅だけカウンタの計数入力がラッチ時点より遅れること
になるので、比較部13のコンパレータc(1,2・・
・m)によって形成される第2のPWM信号のパルス期
間にもプリチャージ期間を付加することができる。
【0040】以上説明したように、本実施の形態の表示
装置の駆動方法、又は駆動回路では、入力された画像デ
ータのビット数MをK+Lとなるように分離し、第1の
タイミングで上位のKビットの画像データによる発光制
御を行うと共に、第2のタイミングで下位のLビットの
発光制御を行う2重発光を1水平期間内で行うようにし
ているので、データをラッチするシフトレジスタの規模
を小さくすることができ、大画面の表示駆動の場合でも
表示ドライバICの集積度を高くしないで構成すること
ができる。
【0041】なお、同じ規模のICドライバを使用した
時はこのような二重発光制御を行うことによって画像デ
ータに種種の補正データを含ませることができるように
なる。上記実施の形態に示したプリチャージ期間の付与
はカソードドライバに信号に付けるようにしたが、要す
るにゲート−カーソード間のプリチャージを行う信号で
あればゲート側の電位を変化するようにすることも可能
である。また表示装置は上記実施の形態に示したような
マルチマトリックス駆動方式に係わらず、一般的な線順
次方式の表示装置に適応できるとことはいうまでもな
い。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の表示装置
の駆動方法及び回路は、PWM階調制御を行う際に、入
力された画像データを上位Kビット、下位Lビットにに
分けて転送すると共に、第1のタイミング期間で上位ビ
ットのPWM変換を、第2のタイミング期間で下位ビッ
トのPWM変換を行い、変換された第1及び第2のPW
M信号を1水平期間毎にドライブ電極に供給することに
よって多重発光するようにしているので、取り扱う画像
データの階調数が増加した時でも画像データを処理する
デジタル回路のビット数を抑圧することができ、表示装
置のドライバを構成するデジタルIC回路のコストを小
さくすることができるという効果がある。
【0043】また、変換されたPWM信号に対してプリ
チャージ期間を付加することによって階調レベルと発光
輝度のリニアリティを向上することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の表示装置の駆動方式に適応
される回路ブロックを示した図である。
【図2】本実施の形態の表示装置の駆動電極の説明図で
ある。
【図3】PWM信号を形成するドライブIC回路の一例
を示すブロック図である。
【図4】画像データをPWM信号に変換する時のタイミ
ング波形図である。
【図5】PWM信号にプリチャージ期間を付加する回路
の構成図と、その波形図である。
【図6】スピント(Spindt)型の電界放出カソー
ドを示す斜視図及び断面図である。
【図7】線順次方式の表示方式でマトリックス駆動する
標準的な駆動電極を示す図である。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ 12 ラッチ回路 13 比較部 14 カウンタ 16 ゲート部 17 高電圧バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたMビットの画像データをM=
    K+Lビットとなるように時分割的に転送すると共に、
    第1のタイミングで転送された上記Kビットの画像デー
    タをパルス幅変調し、その後の第2のタイミングで転送
    された上記Lビットの画像データをパルス幅変調し、上
    記第1、及び第2のタイミングでパルス幅変調された各
    画素のPWM信号に対して所定のプリチャージ期間を付
    加して各1水平期間毎に画像表示装置の駆動信号として
    供給することを特徴とする表示装置の画像表示方法。
  2. 【請求項2】 線順次方式でマトリックス状に配置され
    ている画素を駆動する表示装置において、 1水平ラインの画像データとして入力されるM(M=K
    +L)ビットの階調画像データの中で、少なくとも下位
    Lビットのデータを保持することができるラッチ手段
    と、 上記ラッチ手段に保持された画像データをパルス幅変調
    するパルス幅変調手段と、 上記パルス幅変調手段から出力されたPWM信号を表示
    装置の駆動信号として供給する駆動回路と、 1水平期間内の第1のタイミングで上記ラッチ手段で保
    持された上位Kビットの画像データをパルス幅変調する
    と共に、パルス幅変調された第1のPWM信号を上記駆
    動回路に供給し、 1水平期間の第2のタイミングで上記ラッチ手段に保持
    された下位Lビットの画像データをパルス幅変調すると
    共に、パルス幅変調された第2のPWM信号を上記駆動
    回路に供給し、1水平期間毎に2重発光させる制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2のPWM信号に対して
    所定のプリチャージパルスが付加されていることを特徴
    とする請求項2に記載の表示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】 上記パルス幅変調された第1、及び第2
    のPWM信号は、電界放出素子のカソード−ゲート間に
    加えるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の表
    示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 上記第1のPWM信号による表示期間を
    1H/(2M-L )、上記第2のPWM信号により表示期
    間を1H/(2M-K )とすることを特徴とする請求項2
    に記載の画像表示装置の駆動回路。
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