JP3712104B2 - マトリクス型表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

マトリクス型表示装置及びその駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置、特に、表示素子がマトリクス状に配置されたマトリクス型表示装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示素子をマトリクス状に配置して構成される表示パネルを用いたマトリクス型ディスプレイの開発が広く進められている。かかるマトリクス型ディスプレイとしては、例えば、有機エレクトロルミネセンス素子(以下、有機EL素子と称する)を用いた有機EL発光パネルがある。かかる有機EL素子を用いた発光パネルには、有機EL素子を単にマトリクス状に配置した単純マトリクス型発光パネルと、マトリクス状に配置した有機EL素子の各々に対してトランジスタからなる駆動素子を加えたアクティブマトリクス型発光パネルがある。アクティブマトリクス型発光パネルは単純マトリクス型発光パネルに比べて、低消費電力であり、また画素間のクロストークが少ないなどの利点を有し、特に大画面ディスプレイや高精細度ディスプレイに適している。
【0003】
図1は、有機エレクトロルミネセンス素子を有する、従来のアクティブマトリクス型発光パネルの1つの画素10に対応する回路構成の1例を示している。
図1において、FET(Field Effect Transistor)11(アドレス選択用トランジスタ)のゲートGは、アドレス信号が供給されるアドレス走査電極線(アドレスライン)に接続され、FET11のソースSはデータ信号が供給されるデータ電極線(データライン)に接続されている。FET11のドレインDはFET12(駆動用トランジスタ)のゲートGに接続され、キャパシタ13を通じて接地されている。FET12のソースSは接地され、ドレインDは有機EL素子15の陰極に接続され、有機EL素子15の陽極を通じて電源に接続されている。この回路の発光制御動作について述べると、先ず、図1においてFET11のゲートGにオン電圧が供給されると、FET11はソースSに供給されるデータの電圧に対応した電流をソースSからドレインDへ流す。FET11のゲートGがオフ電圧であるとFET11はいわゆるカットオフとなり、FET11のドレインDはオープン状態となる。従って、FET11のゲートGがオン電圧の期間に、ソースSの電圧がキャパシタ13に充電され、その電圧がFET12のゲートGに供給されて、FET12にはそのゲート電圧とソース電圧に基づいた電流が有機EL素子15を通じてドレインDからソースSへ流れ、有機EL素子15を発光せしめる。また、FET11のゲートGがオフ電圧になると、FET11はオープン状態となり、FET12はキャパシタ13に蓄積された電荷によりゲートGの電圧が保持され、次の走査まで駆動電流を維持し、有機EL素子15の発光も維持される。尚、FET12のゲートGとソースSの間にはゲート入力容量が存在するのでキャパシタ13を設けなくとも上記と同様な動作が可能である。
【0004】
アクティブマトリクス駆動により発光制御を行う表示パネルの1画素に対応する回路はこのように構成され、当該画素の有機EL素子15が駆動された場合に当該発光素子の発光が維持される。
上記したアクティブマトリクス型発光パネルの各発光素子の輝度階調の制御は、FET12のゲートGにかかる電圧を振幅変調することによって行なわれていた。すなわち、FET12のソース−ドレイン電流はゲートGにかかる電圧によって変化するので、供給される入力映像信号に応じて、ゲートGに印加する電圧の大きさを調整することにより、有機EL素子15に流れる駆動電流量を調整することができる。従って、有機EL素子15の駆動電流量を調整することによって有機EL素子15の瞬時輝度を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような駆動素子への輝度制御信号を振幅変調して輝度調整を行う表示装置において、輝度制御信号をA/D変換したデジタル信号をゲートGへの制御信号として用いた場合には、輝度制御信号の振幅の変化に応じて表示可能な階調数も変化する。すなわち、発光パネルの輝度を下げるために輝度制御信号の振幅を低減すると、輝度制御信号のA/D変換器の分解能が低下し、これに応じて表示可能な階調数も減少するため、高精度の多階調表示が不可能になるという問題があった。また、輝度制御信号をゲートGへ印加して輝度調整を行う場合、輝度制御信号のレベルが変化すると駆動素子の動作点が変化し、信号/雑音(S/N)比が劣化するという欠点があった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高精度の多階調表示が可能で、S/N比の劣化を生じさせることなく表示パネルの輝度を調整することが可能な表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による駆動方法は、マトリクス状に配置された複数の発光素子及び当該複数の発光素子の各々を駆動する駆動回路を含む発光パネルと、入力映像信号に応じて駆動回路を制御する表示制御部と、発光パネルの表示輝度を指定する調光信号を生成する調光信号生成回路と、を有するマトリクス型表示装置の駆動方法であって、調光信号の内容に応じて、入力映像信号の同期タイミングに対応する単位フレーム期間内の複数の発光素子の各々の発光期間を定めるステップと、該定められた発光期間に亘り当該複数の発光素子の各々を発光せしめるステップと、を有することを特徴としている。
【0008】
また、本発明による駆動方法は、マトリクス状に配置された複数の発光素子及び当該複数の発光素子の各々を駆動する駆動回路を含む発光パネルと、入力映像信号の同期タイミングに対応する単位フレーム期間内に設定された複数のサブフィールド期間毎に駆動回路を制御する表示制御部と、発光パネルの表示輝度を指定する調光信号を生成する調光信号生成回路と、を有するマトリクス型表示装置の駆動方法であって、調光信号の内容に応じて、複数のサブフィールド期間の各々に対し、複数の発光素子の各々の発光期間を定めるステップと、発光パネルの各走査ラインを順次走査して、サブフィールド期間毎に、該定められた発光期間に亘り複数の発光素子の各々を発光せしめるステップと、を有することを特徴としている。
【0009】
本発明の他の特徴として、上記定めるステップは、発光パネルの各走査ラインに対して、単位フレーム期間内の発光期間の長さが同一となるように発光期間を定める。
また、本発明の他の特徴として、上記発光パネルは、マトリクス状に配置された走査線及びドライブ線の複数の交差位置の各々に赤、緑及び青のうちいずれか1種類の発光素子が走査線及びドライブ線間に接続されたカラー発光パネルである。
【0010】
更に、上記定めるステップは、調光信号の変化に対して、該赤、緑及び青の各種類の発光素子に関する発光期間の変化が同じ割合となるように発光期間を定めることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する図において、実質的に同等な部分には同一の参照符を付している。
図2は、本発明の第1の実施例であるアクティブマトリクス型有機EL発光パネルを用いた有機EL表示装置20の構成を概略的に示している。
【0012】
図2において、アナログ/デジタル(A/D)変換器21は、アナログ映像信号入力を受けてデジタル映像信号データに変換する。変換により得られたデジタル映像信号はA/D変換器21からフレームメモリ24へ供給され1フレーム単位のデジタル映像信号データが一旦フレームメモリ24に記憶される。
一方、有機EL表示装置20内の各部の制御をなす表示制御部26は、相異なる発光時間をパラメータとする複数のサブフィールド(以下では8個のサブフィールドの場合を例に説明する)によって、上記フレームメモリ24に記憶されたデジタル映像信号データを、列アドレスカウンタ2及び行アドレスカウンタ23を用いて制御することにより、複数(ここでは8個)の階調表示データに変換し、それぞれ発光パネル30の画素のアドレスに対応する発光・非発光データと共に順次マルチプレクサ25に供給する。
【0013】
また、表示制御部26は、マルチプレクサ25に供給された発光・非発光データの中から各サブフィールドに対応する列データを第1行目から順次画素の配列順に列ドライバ28が有するデータラッチ回路に保持させるように制御する。
表示制御部26は、データラッチ回路によって順次保持された各サブフィールド毎の列データを、1行単位で発光パネル30に供給すると共に、行ドライバ27によって対応する行が有する画素列において同時に発光させる。また、表示制御部26は調光信号生成回路33からの調光信号に基づいて発光パネル30の輝度調整をなす。より具体的には、表示制御部26は、調光制御部26A及び計時装置(タイマ)を内部に有し、発光制御ドライバ31を制御して、各サブフィールド毎に各発光素子の発光期間を制御する。また、調光信号生成回路33は、例えば、可動部を有する可変抵抗器(図示しない)を含んで構成され、ユーザによる可動部の操作により抵抗値が変化する当該抵抗器の両端電圧を調光信号として用いることができる。また、調光信号生成回路33は、表示輝度を指定するパルス列、デジタルデータ等を調光信号として出力する回路であってもよい。
【0014】
図3は、発光素子15の発光/非発光を切り換えるスイッチ回路35の1例を示している。スイッチ回路35は、キャパシタ13と駆動トランジスタ12のゲートとの間に接続され、発光制御ドライバ31からの制御信号に基づいて駆動トランジスタ12の駆動動作を制御し、発光素子15の発光/非発光の切り換えを行い、これによって各発光素子の発光期間を制御する。
【0015】
上記した発光期間の制御動作は、1フレームのデータ単位で、第1サブフィールドから第8サブフィールドまでのそれぞれの列データに関して行なわれる(ここでは8回行なわれる)。発光パネル30の各発光素子は、供給される各サブフィールドの各々に対し、後述する所定の発光期間だけ発光制御され、1フレーム分の発光表示を多階調表示によって行うことができる。
【0016】
なお、図4に示すように、本実施例においては、上記入力映像信号における1フレーム期間を8個のサブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、各サブフィールド期間における輝度(すなわち、各サブフィールド期間内における各EL素子15の発光期間:T1〜T8)の相対比がそれぞれ順に1/2,1/4,1/8,1/16,1/32,1/64,1/128,1/256(すなわち、1/21〜1/28)、となるように設定され、それらのサブフィールドの選択的組合せにより256通りの輝度階調表示が可能なように制御される。すなわち、サブフィールド2n階調法に基づいた方法により、輝度階調の制御がなされる。
【0017】
尚、かかるサブフィールド2n階調法を用いた画像表示装置は、例えば、本願と同一の出願人による特開平10−312173号公報に開示されている。
本発明における有機EL表示装置は、このように構成され、入力されるアナログ映像信号に対し、各サブフィールド毎に発光パネルの画面全体のアドレス走査による発光制御を繰り返すことにより、フレーム単位の発光表示を多階調表示によって行うことができる。
【0018】
上記した本発明の第1の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルにおける調光制御動作を図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。尚、この調光制御は表示制御部26の制御の下で実行される。
まず、表示制御部26は、調光信号生成回路33から調光信号を取り込む(ステップS11)。次に、取り込んだ調光信号に応じて各サブフィールド期間の発光期間(Tk,k=1〜8)を算出する(ステップS12)。表示制御部26は、算出された各サブフィールドの発光期間に基づいて、各走査ライン毎に発光の開始及び終了を指示するタイミング信号を生成し、発光期間の制御を実行する(ステップS13)。
【0019】
ここで、図6、7を参照して、1フレーム期間における各サブフィールドの発光期間(Tk,k=1〜8)の制御について詳細に説明する。図6は、調光信号に応じて発光期間の長さ(Tk)を変更する前の各走査ライン毎のタイミングチャートを示し、図7は、発光期間(Tk)を変更後のタイミングチャートを示している。図6に示すように、各サブフィールド期間に対応する発光期間は、各走査ラインを順次走査するためのアドレス信号の立ち上がりに同期して発光が開始され、発光期間(Tk)が経過した時点で発光が停止されるように制御される。この際、各サブフィールド期間に対応する各走査ラインの発光期間の長さは同一となるように制御される。すなわち、第kサブフィールド期間(SF(k),k=1〜8)における各走査ライン(第1〜第nライン)の発光期間の長さは同一の期間Tkである。図7は、調光信号に応じて発光期間の長さを1/2(Tk/2)に変更する場合を例に示している。すなわち、発光期間の長さを変更する場合においても、第kサブフィールド期間(SF(k),k=1〜8)における各走査ライン(第1〜第nライン)の発光期間は同一の期間(Tk/2)になるように制御される。
【0020】
次に、上記した、現在のフレーム期間に関する発光期間の制御、すなわち全てのサブフィールドに関する発光期間の制御が終了したか否かが判別される(ステップS14)。現在のフレーム期間が終了したならば、調光制御を継続するか否かが判別される(ステップS15)。調光制御を継続する場合には、ステップS11に移行し、上記したステップを繰り返す。調光制御を終了する場合には、制御はメインルーチンに戻る。
【0021】
上記した本発明によるアクティブマトリクス型発光パネルの調光制御方法によれば、高精度の多階調表示が可能で、S/N比の劣化を生じさせることなく輝度調整が可能である。この点について以下に説明する。図8(a)に示すように、入力映像信号の1フレーム期間において、各EL素子15の発光輝度がLで各サブフィールドにおける発光期間の長さがそれぞれT1〜T8となるように発光制御されている。尚、この場合の発光パネル30の表示輝度(当該フレーム期間における発光輝度の平均値)を1.0としてノーマライズする。発光パネル30の表示輝度を、例えば1/2に低減することを示す調光信号が発せられた場合には、この調光信号に応じて各EL素子15の発光期間の長さはそれぞれ(T1)/2〜(T8)/2となるように発光制御される。このとき、図8(b)に示すように、全てのサブフィールドにおける(すなわち、最小期間のサブフィールドに対しても)EL素子15の輝度はLに保たれ、表示輝度は正確に0.5に低減する。すなわち、発光パネル30の表示輝度の低減量に依らず、各サブフィールドにおけるEL素子15の発光輝度は所定値に維持され、各EL素子15の発光期間の長さが調光信号に応じて正確に低減される。従って、発光期間が短い場合であってもS/N比の劣化は生じない。前述したように、階調表示制御は各サブフィールドの選択的な組合せによってなされるので、本発明によれば表示輝度を調整することによってS/N比が劣化したり階調数が制限されることは無く、高精度の多階調表示が可能である。
【0022】
次に、本発明の第2の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルにおける調光制御動作を図9に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。尚、本実施例における有機EL表示装置20の構成は上記した第1の実施例の場合と同様である。
本実施例において、各サブフィールド期間に対応する発光期間は、各走査ラインを順次走査するためのアドレス信号の立ち上がりに同期して各EL素子15の発光が停止されるように制御がなされる。すなわち、表示制御部26は、調光信号生成回路33からの調光信号に応じて各サブフィールド期間に対応する発光期間の長さを算出し、各走査ライン毎に、次のアドレス信号の立ち上がりタイミングから発光期間の長さを減算した時点から発光を開始するように発光制御をなす。また、本実施例においても各サブフィールド期間に対応する各走査ラインの発光期間の長さは同一となるように制御される。
【0023】
尚、上記した第1及び第2の実施例における発光期間は必ずしもアドレス信号に同期している必要はない。また、算出された発光期間を複数の発光期間に分割して発光素子を発光せしめる発光制御をなすようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルにおける調光制御動作について説明する。尚、本実施例における有機EL表示装置20の構成は、発光パネル30の構成を除いて上記した第1の実施例の場合と同様である。
【0024】
本実施例において、発光パネル30は、走査線及びドライブ線の交差位置の各々に赤、緑及び青のうちいずれか1種類の発光素子が走査ライン及びドライブライン間に接続されたカラー発光パネル30である。すなわち、各走査ラインには各々が赤、緑及び青で発光する3種類の発光素子が順に接続されており、これらの発光素子の発光輝度を調整することによってフルカラーの表示が可能である。
【0025】
本実施例における発光期間の制御方法は、上記した実施例の場合と同様である。すなわち、赤、緑及び青の各発光素子の発光期間の長さは同一で、調光信号に応じて各色の発光期間の長さが同一の比率で制御される。尚、この場合、各色の発光輝度は調光信号に関わらず一定に保持される。このように各色の発光期間の長さを制御することにより、色バランスを損なうことなく発光パネルの輝度を調整することができる。
【0026】
また、赤、緑及び青の発光素子の発光期間の長さは異なっていてもよく、調光信号に応じて各色の発光期間の長さを同一の比率で変更するように制御すればよい。
従って、カラー発光パネルにおいても、このように各色の発光素子の発光期間の長さを調光信号に応じて変更することによって、S/N比が劣化したり階調数が制限されることの無い高精度の多階調表示調整が可能となる。
【0027】
尚、上記した実施例においては、サブフィールド階調法を用い、サブフィールド期間毎に発光素子の駆動制御を行う場合を例に説明したが、本発明による輝度調整制御はこれに限られない。例えば、図10に示すように、単位フレーム期間毎の発光期間(TL)を制御して表示パネルの輝度を調整するようにしてもよい。この場合、各走査ラインの発光期間は同一の長さとなるように制御される。
【0028】
また、発光期間の制御のために、駆動トランジスタ12に接続されたスイッチ回路35を用いた場合を例に説明したが、発光素子15の発光/非発光の切り換えを行うことができる構成であればどのような構成を有していてもよい。
更に、上記した実施例においては、有機EL素子を用いた発光パネルを例に説明したが、これに限られず、本発明は無機EL素子を用いた発光パネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)等にも適用が可能である。PDPパネルの場合においては、例えば、放電セルの発光を維持するために印加される発光維持パルスの数を調光信号に応じて変更すればよい。
【0029】
【発明の効果】
上記したことから明らかなように、本発明によれば、発光期間の長さを変更することによって表示パネルの輝度を調整するので、高精度の多階調表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機エレクトロルミネセンス素子を有する、従来のアクティブマトリクス型発光パネルの1つの画素に対応する回路構成の1例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルを用いた有機EL表示装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】発光素子の発光及び非発光を切り換えるスイッチ回路の1例を示す回路図である。
【図4】サブフィールド法におけるフレーム期間、サブフィールド及びアドレス期間を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルにおける調光制御動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例の調光制御動作において、1フレーム期間におけるサブフィールドの発光期間及び発光タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】図6に示す調光制御動作において、調光信号に応じて発光期間を1/2に変更した場合の発光期間及び発光タイミングを示すタイムチャートである。
【図8】入力映像信号の1フレーム期間において、各サブフィールドに関する発光期間を変更した場合のパネルの表示輝度を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例であるアクティブマトリクス型発光パネルにおける調光制御動作を示すタイムチャートである。
【図10】単位フレーム期間毎に発光期間を制御して表示パネルの輝度を調整する場合の発光期間を模式的に示す図である。
【主要部分の符号の説明】
11 アドレス選択用FET
12 駆動用FET
13 キャパシタ
15 発光素子
20 表示装置
21 A/D変換器
22 列アドレスカウンタ
23 行アドレスカウンタ
24 フレームメモリ
25 マルチプレクサ
26 表示制御部
26 データドライバ
27 行ドライバ
28 列ドライバ
30 発光パネル
31 発光制御ドライバ
33 調光信号生成回路
35 スイッチ回路

Claims (15)

  1. マトリクス状に配置された複数の発光素子前記複数の発光素子の各々を駆動する駆動素子の制御電圧を変化させて階調制御をなす駆動回路を含むアクティブ駆動方式の発光パネルと、入力映像信号の階調レベルに応じた大きさの前記制御電圧を発生する表示制御部と、前記発光パネル全体の表示輝度を調整するための調光信号を生成する調光信号生成回路と、を有するマトリクス型表示装置の駆動方法であって、
    前記調光信号の内容に応じて、前記入力映像信号の同期タイミングに対応する単位フレーム期間内の前記複数の発光素子の各々の発光期間を定めるステップと、
    前記入力映像信号の階調レベルに応じた大きさの前記制御電圧を前記駆動素子に供給し、前記発光素子を前記入力映像信号の階調レベルで発光させるステップと、
    該定められた発光期間だけ前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御して前記発光パネル全体の表示輝度を調整するステップと、を有することを特徴とする駆動方法。
  2. 前記発光期間を定めるステップは、前記発光パネルの各走査ラインに対して、単位フレーム期間内の発光期間の長さが同一となるように前記発光期間を定めることを特徴とする請求項1記載の駆動方法。
  3. 前記発光期間を定めるステップは、前記単位フレーム期間の各々の開始時期を発光開始時期として定めるステップを含み、前記表示輝度を調整するステップは、該定められた発光開始時期から定められた発光期間に亘り前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御することを特徴とする請求項又は記載の駆動方法。
  4. 前記発光期間を定めるステップは、前記単位フレーム期間の各々の終了時期を発光を終了すべき時期として定めるステップを含み、前記表示輝度を調整するステップは、該定められた発光終了時期及び定められた発光期間から発光を開始すべき時期を算出して該定められた発光期間に亘り前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御することを特徴とする請求項又は記載の駆動方法。
  5. 前記発光パネルは、マトリクス状に配置された走査線及びドライブ線の複数の交差位置の各々に赤、緑及び青のうちいずれか1種類の発光素子が前記走査線及びドライブ線間に接続されたカラー発光パネルであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1に記載の駆動方法。
  6. 前記発光期間を定めるステップは、前記調光信号の変化に対して、該赤、緑及び青の各種類の発光素子に関する発光期間の変化が同じ割合となるように前記発光期間を定めることを特徴とする請求項記載の駆動方法。
  7. 前記発光期間を定めるステップは、前記調光信号の内容に応じて、該赤、緑及び青の各種類の発光素子の発光期間を調整することを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  8. マトリクス状に配置された複数の発光素子前記複数の発光素子の各々を駆動する駆動素子の制御電圧を変化させて階調制御をなす駆動回路を含むアクティブ駆動方式の発光パネルと、入力映像信号の階調レベルに応じた大きさの前記制御電圧を発生する表示制御部と、前記発光パネル全体の表示輝度を調整するための調光信号を生成する調光信号生成回路と、を有するマトリクス型の表示装置であって、
    前記調光信号の内容に応じて、前記入力映像信号の同期タイミングに対応する単位フレーム期間内の前記複数の発光素子の各々の発光期間を定める調光制御部と、
    前記複数の発光素子の各々の発光時間を計時するタイマと、
    前記入力映像信号の階調レベルに応じた大きさの前記制御電圧を前記駆動素子に供給し、前記発光素子を前記入力映像信号の階調レベルで発光させる手段と、
    前記タイマの出力に基づいて、該定められた発光期間だけ前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御して前記発光パネル全体の表示輝度を調整する調整手段と、を有することを特徴とする表示装置。
  9. 前記調光制御部は、前記発光パネルの各走査ラインに対して、単位フレーム期間内の発光期間の長さが同一となるように前記発光期間を定めることを特徴とする請求項記載の表示装置。
  10. 前記調光制御部は、前記単位フレーム期間の各々の開始時期を発光の開始時期として定め、前記調整手段は、該定められた発光開始時期から定められた発光期間に亘り前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御することを特徴とする請求項又は記載の表示装置。
  11. 前記調光制御部は、前記単位フレーム期間の各々の終了時期を発光の終了時期として定め、前記調整手段は、該定められた発光終了時期及び定められた発光期間により算出される発光開始時期から定められた発光期間に亘り前記制御電圧が前記駆動素子に供給されるように制御することを特徴とする請求項又は記載の表示装置。
  12. 前記発光パネルは、マトリクス状に配置された走査線及びドライブ線の複数の交差位置の各々に赤、緑及び青のうちいずれか1種類の発光素子が前記走査線及びドライブ線間に接続されたカラー発光パネルであることを特徴とする請求項ないし11のいずれか1に記載の表示装置。
  13. 前記調光制御部は、前記調光信号の変化に対して、該赤、緑及び青の各種類の発光素子に関する発光期間の変化が同じ割合となるように前記発光期間を定めることを特徴とする請求項12記載の表示装置。
  14. 前記調光制御部は、前記調光信号の内容に応じて、該赤、緑及び青の各種類の発光素子の発光期間を調整することを特徴とする請求項12記載の表示装置。
  15. 前記発光パネルは、エレクトロルミネセンス発光パネルであることを特徴とする請求項ないし14のいずれか1に記載の表示装置。
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