JP2006103906A - エレベータの乗かご - Google Patents

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Hiroko Hasegawa
裕子 長谷川
Takeshi Ogasawara
剛 小笠原
Hiroshi Miyoshi
寛 三好
Katsuhiro Shimada
勝博 島田
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Abstract

【課題】乗かご組立作業の作業効率の向上および部品点数の低減を図ることのできるエレベータの乗かごの提供。
【解決手段】床板を支持する床枠8と、この床枠8に立設され、側壁を形成する側板とを有するエレベータの乗かごにおいて、床枠8の縁を折り曲げて形成される立上げ部11と、この立上げ部11の一部を折り曲げて形成され、床板と並行するとともに側板が載置される側板底面当接部12と、この側板底面当接部12より上方に位置するように立上げ部11から延設され、側板の下部側面が当接するストッパー部13とを設け、側板底面当接部12に側板を載置するとともに、ストッパー部13に側板の下部側面が当接するようにした状態で側板の固定作業を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータの乗かごに係り、特に、乗かごの側壁を形成する側板を床枠に立設して固定するエレベータの乗かごに関する。
一般に、エレベータの乗かごは、乗かごの床板を支持する床枠と、この床枠に立設され、乗かごの側壁を形成する側板とを有して構成されている。そして、従来、乗かごの据付作業にあって側板は、床枠上に立設させた状態で、床枠に設けられた固定板を介して固定されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−98586号公報
しかしながら、前述した従来のものでは、側板をかご枠に立設して固定する際、側板はかご枠の端部に載置されることから、わずかな力が側板に加わることで側板がかご枠の端部から落下し取付けが困難となる。このため、従来、床枠に固定板を先に取付け、この固定板を側板の落下防止を兼ねるものとしていた。しかし、固定板を床枠に取付ける作業のために作業効率の低下を招くものとなっていた。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗かご組立作業の作業効率の向上および部品点数の低減を図ることのできるエレベータの乗かごを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、床板を支持する床枠と、この床枠に立設され、側壁を形成する側板とを有するエレベータの乗かごにおいて、前記床枠の縁を折り曲げて形成される立上げ部と、この立上げ部の一部を折り曲げて形成され、前記床板と並行するとともに前記側板が載置される側板底面当接部と、この側板底面当接部より上方に位置するように前記立上げ部から延設され、前記側板の下部側面が当接するストッパー部とを設けた構成としている。
このように構成した本発明は、床枠の縁に形成された立上げ部の一部をさらに折り曲げて床板と並行させ、この側板底面当接部に側板を載置するとともに、側板底面当接部より上方に位置するように立上げ部から延設されるストッパー部に、側板底面当接部に載置した側板の下部側面が当接するようにして側板がかご枠から落下することを防止し、この状態で側板の固定作業を行なう。立上げ部、側板底面当接部およびストッパー部はあらかじめ床枠の一部として形成されることから、従来のように別途、落下防止部材を取付けることを要することがなく、したがって、作業効率の向上を図るとともに、部品点数の低減を図ることができる。
本発明は、側板の落下を防止するストッパー部を含め、立上げ部および側板が載置される側板底面当接部はあらかじめ床枠の一部として形成されることから、別途、落下防止部材を取付けることを要することがなく、したがって、作業効率を向上させ作業時間および労力の低減を図ることができ、また、部品点数を低減させることにより設置費を安価なものとすることができる。
以下、本発明に係るエレベータの乗かごの実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明のエレベータの乗かごの一実施形態を示す側面図、図2は本発明の要部構成を示す平面図、図3は本発明の要部構成を示す側面図、図4は本発明の要部構成を示す縦断面図である。
本実施形態のエレベータの乗かご1は図1、4に示すように、下梁2、上梁3および縦梁4から成るかご枠5と、下梁2に緩衝材6を介して載置される床板7を支持する床枠8と、この床枠8に立設され、乗かご1の側壁を形成する側板9と、この側板9の上端に配設され、天井を形成する天井板10とを有している。
そして、前述の床枠8には図2、3に示すように、床枠8の縁を折り曲げて形成される立上げ部11と、この立上げ部11の一部を折り曲げて形成され、床板7と並行するとともに側板9が載置される側板底面当接部12と、この側板底面当接部12より上方に位置するように立上げ部11から延設され、側板9の下部側面が当接するストッパー部13とが設けられている。
また、前述の側板底面当接部12には、側板9下部を固定するための側板縫付穴12aが形成されている。
本実施形態にあって乗かご1を組立てる場合、床枠8の立上げ部11を折り曲げて形成された側板底面当接部12に側板9を載置するとともに、側板底面当接部12に隣接し、かつ上方に位置するように立上げ部11から延設されるストッパー部13に側板9の下部側面が当接するようにし、この状態で側板縫付穴12aを介して図示しないボルトにより側板9の固定作業を行なう。
このように構成した本実施形態によれば、立上げ部11、側板底面当接部12および側板9の落下を防止するストッパー部13はあらかじめ床枠8の一部として形成されることから、従来のように別途、落下防止部材を取付けることを要することがなく、したがって、作業効率の向上を図るとともに、部品点数の低減を図ることができる。
本発明のエレベータの乗かごの一実施形態を示す側面図である。 本発明の要部構成を示す平面図である。 本発明の要部構成を示す側面図である。 本発明の要部構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 乗かご
7 床板
8 床枠
9 側板
11 立上げ部
12 側板底面当接部
13 ストッパー部

Claims (1)

  1. 床板を支持する床枠と、この床枠に立設され、側壁を形成する側板とを有するエレベータの乗かごにおいて、
    前記床枠の縁を折り曲げて形成される立上げ部と、この立上げ部の一部を折り曲げて形成され、前記床板と並行するとともに前記側板が載置される側板底面当接部と、この側板底面当接部より上方に位置するように前記立上げ部から延設され、前記側板の下部側面が当接するストッパー部とを設けたことを特徴とするエレベータの乗かご。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105084174A (zh) * 2014-05-08 2015-11-25 株式会社日立制作所 电梯轿厢

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105084174A (zh) * 2014-05-08 2015-11-25 株式会社日立制作所 电梯轿厢
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