JP2006103625A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドアウインドウを覆って遮光・日除けの役割を果たすと共に、乗降時の雨除けの役割を果たすことができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 巻取り方向に付勢された巻取りロール22に基端部が取り付けられたブラインドシート21を展張させて車両用ドア2の開口部3aを遮蔽する車両用シート装置Sであって、ドアパネル3とドアトリム6との間に配設される巻取りロール22からブラインドシート21を展張させる展張機構(駆動部10,ガイド部30)と、車両1本体に配設され展張機構によって開口部3aを遮蔽するまで展張されたブラインドシート21の自由端側を車両1本体側に固定可能な固定部40と、を備え、ブラインドシート21は、自由端側が固定部40によって固定された状態において、車両用ドア2の開閉動作に連動して、展張または収納される。
【選択図】 図13
【解決手段】 巻取り方向に付勢された巻取りロール22に基端部が取り付けられたブラインドシート21を展張させて車両用ドア2の開口部3aを遮蔽する車両用シート装置Sであって、ドアパネル3とドアトリム6との間に配設される巻取りロール22からブラインドシート21を展張させる展張機構(駆動部10,ガイド部30)と、車両1本体に配設され展張機構によって開口部3aを遮蔽するまで展張されたブラインドシート21の自由端側を車両1本体側に固定可能な固定部40と、を備え、ブラインドシート21は、自由端側が固定部40によって固定された状態において、車両用ドア2の開閉動作に連動して、展張または収納される。
【選択図】 図13
Description
本発明は車両用シート装置に係り、特に車両のドアウインドウを覆って日差しを遮ると共に、乗降時に雨除けとしても使用可能な車両用シート装置に関する。
従来、ドアウインドウから車室内に差し込む太陽光を遮って、太陽光による眩しさを防ぐためのロールカーテン装置が知られている(例えば、特許文献1)。このロール回転装置は、湾曲した車両ウインドウの内側面に沿わせて湾曲状の固定軸を設け、この固定軸に回転可能に可撓性の巻取り筒が設けられている。巻取り筒の外周にはカーテン布が引き出し可能に巻き付けてある。また、ウインドウの側部には案内レールが配設されており、この案内レール内をカーテン布の自由端部両側に配設されたスライダーが移動可能となっている。このような構成により、特許文献1のロール回転装置は、カーテン布の自由端部を引っ張るとカーテン布が巻取り筒から繰り出され、カーテン布によってウインドウを覆うことができる。
また、車両ドアを開けて乗降するときに、乗降者が雨に濡れてしまうのを防止するための車両用雨除け装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この車両用雨除け装置は、車両ドアと車体本体との間の乗降用空間の上部に覆いを形成するものであり、乗降用空間の広さを有する略三角形のシートの一辺が、車両ドア上部辺に沿って取り付けられ、他の辺が車体本端のルーフ側の側部辺に沿って着脱可能に取り付けられている。これにより、特許文献2の車両用雨除け装置では、車両ドアの開閉動作に連動して、車両ドアを開けたときに乗降用空間の上部をシートによって覆うことができる。
しかしながら、特許文献1のロール回転装置では、ドアウインドウを覆って日差しの差込を防止することはできるが、雨天において乗降時に雨に濡れてしまうことを防止することはできなかった。一方、特許文献2の車両用雨除け装置では、乗降時の雨除けの役割を果たすことはできるが、遮光・日除けの役割を果たすことはできなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされた新規な発想によるものであって、ドアウインドウを覆って遮光・日除け・遮熱の役割を果たすと共に、乗降時の雨除けの役割を果たすことができる車両用シート装置を提供することにある。
前記課題は、本発明によれば、巻取りロールに基端部が取り付けられたブラインドシートを展張させて、車両用ドアのウインドウ開口部を遮蔽する車両用シート装置であって、ウインドウ開口部の下部の車両用ドアパネルとドアトリムとの間に配設される前記巻取りロールから前記ブラインドシートを展張させる展張機構と、車両本体に配設され前記展張機構によって前記ウインドウ開口部を遮蔽するまで展張された前記ブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定可能な固定部と、を備え、前記ブラインドシートは、自由端側が前記固定部によって固定された状態において、車両用ドアの開閉動作に連動して、展張または収納されることにより解決される。
このように、本発明の車両用シート装置は、車両用ドアパネルとドアトリムとの間に配設される巻取りロールから、展張機構によってブラインドシートを展張させることによって、ウインドウ開口部をブラインドシートによって覆うことができる。これにより、ブラインドシートは、遮光・日除け・遮熱の役割を果たすことができる。
また、本発明の車両用シート装置は、ウインドウ開口部をブラインドシートで遮蔽した状態において、ブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定部によって固定することができる。このように、ブラインドシートの自由端側が車両本体側に固定された状態において、車両用ドアを開閉すると、このドア開閉動作に連動してブラインドシートを乗降空間上部に張設させることができる。これにより、ブラインドシートは雨除けとしての役割をも果たすことができる。
また、本発明の車両用シート装置は、ウインドウ開口部をブラインドシートで遮蔽した状態において、ブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定部によって固定することができる。このように、ブラインドシートの自由端側が車両本体側に固定された状態において、車両用ドアを開閉すると、このドア開閉動作に連動してブラインドシートを乗降空間上部に張設させることができる。これにより、ブラインドシートは雨除けとしての役割をも果たすことができる。
また、前記展張機構は、ウインドウ開口部の下部に配設された駆動部と、該駆動部によって移動可能な伝達部材と、前記ウインドウ開口部の側部辺に沿って配設され前記ウインドウ開口部の上端部付近まで延びる一対のガイドレールと、を備え、前記ブラインドシートの自由端側にはフレームが配設されると共に、該自由端の側部には前記ガイドレール内を摺動可能な摺動部が配設され、前記伝達部材は、前記駆動部によって移動されることにより、前記摺動部を前記ガイドレールに沿って案内可能であるように構成することができる。
このように構成することにより、駆動部に駆動された伝達部材は、ウインドウ開口部の側部辺に沿って配設された一対のガイドレール内をウインドウ開口部の上端部まで案内される。ブラインドシートの自由端の側部に配設された摺動部は、伝達部材の移動によってガイドレール内を摺動可能である。このように、摺動部がガイドレール内を摺動することによって、ブラインドシートはウインドウ開口部を上端部まで遮蔽することができる。
また、前記固定部は、電磁石から構成され、前記ブラインドシートの自由端側にはフレームが配設され、該フレームは、前記電磁石と磁気的に吸引して車両本体側に固定されると好適である。このように、固定部を電磁石で構成し、ブラインドシートの自由端にこの電磁石に磁気的に吸引されるフレームが配設されることにより、磁気吸引作用によってブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定することができる。
また、前記一対のガイドレールは、前記ウインドウ開口部の幅方向の距離が車両上側ほど幅広または幅狭となるように配設され、前記ブラインドシート及び前記フレームは、前記一対のガイドレールの幅方向の距離に追従して伸縮可能であると好適である。このように、ブラインドシートおよびフレームが幅方向に伸縮可能であると、一対のガイドレール間の幅方向の距離が車両上側ほど幅広または幅狭であってもブラインドシートを展張・収納させることができる。
本発明によれば、巻取り方向に付勢された巻取りロールに基端部が取り付けられたブラインドシートを展張させて車両用ドアのウインドウ開口部を遮蔽する車両用シート装置において、第1動作として巻取りロールからブラインドシートを繰り出すことによってウインドウ開口部を覆うことができると共に、第2動作としてウインドウ開口部を遮蔽するまで展張されたブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定し、この状態で、車両用ドアを開閉動作することにより、ドア開閉動作に連動して、ブラインドシートを乗降空間上部に張設することができる。
このように、本発明の車両用シート装置は、ドアウインドウを覆って遮光・日除けの役割を果たすことができると共に、乗降空間上部を覆って乗降時の雨除けの役割をも果たすことができる。
このように、本発明の車両用シート装置は、ドアウインドウを覆って遮光・日除けの役割を果たすことができると共に、乗降空間上部を覆って乗降時の雨除けの役割をも果たすことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図13は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用シート装置の説明図、図2は駆動部の説明図、図3はブラインドシートの説明図、図4はフレームの説明図、図5〜図7は巻取りロールの説明図、図8はガイドレールの説明図、図9は固定部の説明図、図10は第2動作の説明図、図11は車両用シート装置の構成図、図12及び図13は車両用シート装置の動作の説明図である。
図1〜図13は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用シート装置の説明図、図2は駆動部の説明図、図3はブラインドシートの説明図、図4はフレームの説明図、図5〜図7は巻取りロールの説明図、図8はガイドレールの説明図、図9は固定部の説明図、図10は第2動作の説明図、図11は車両用シート装置の構成図、図12及び図13は車両用シート装置の動作の説明図である。
本発明の車両用シート装置S(以下「装置S」という)を車両1のフロントサイドドア2(以下「ドア2」という)に適用した実施の形態を示す。
本例の装置Sは、ドア2の窓枠4によって形成される開口部3aを、下側からブラインドシート21を繰り出して遮蔽すること(第1動作)によって、遮光(シェード)・日除け(サンバイザー)・遮熱の役割を果たすことができるものである。また、本例の装置Sは、乗降時にドア2を開状態とすることによってドア2の開閉動作に連動して、車両1のルーフ1a側の側面とドア2の上部側とをブラインドシート21によって連繋して(第2動作)、遮光・日除け・遮熱の他、主に雨よけの役割を果たすことができるものである。
本例の装置Sは、ドア2の窓枠4によって形成される開口部3aを、下側からブラインドシート21を繰り出して遮蔽すること(第1動作)によって、遮光(シェード)・日除け(サンバイザー)・遮熱の役割を果たすことができるものである。また、本例の装置Sは、乗降時にドア2を開状態とすることによってドア2の開閉動作に連動して、車両1のルーフ1a側の側面とドア2の上部側とをブラインドシート21によって連繋して(第2動作)、遮光・日除け・遮熱の他、主に雨よけの役割を果たすことができるものである。
図1は右側のドア2を車内側から見たものである。なお、ドアトリム6,トリム部材7等は図示を省略している。ドアパネル3の上側には前枠4a,上枠4bおよび後枠4cからなる窓枠4が形成されている。前枠4aと後枠4cは、ドアパネル3本体から上方へ延出する上下方向に配設された枠である。本例では、前枠4aよりも後枠4cの方が上方へ延出する長さが長く設定されており、上枠4bは前枠4aの上端部と後枠4cの上端部を曲線的に連結している。そして、窓枠4およびドアパネル本体3に囲まれて開口部3aが形成されている。本例の開口部3aは、車両下側よりも車両上側の方が幅広となっている。
この開口部3aを塞ぐように、ウインドウガラス5が配設されている。ウインドウガラス5は、不図示の駆動装置によって開口部3aを塞ぐように上下動可能となっている。
また、図示を省略しているが、窓枠4の前枠4a,上枠4bおよび後枠4cに沿って車内側には、トリム部材7が取り付けられている。また、ドアパネル3の車内側にはドアトリム6が取り付けられている。なお、トリム部材7とドアトリム6は一体に形成されていてもよい。
この開口部3aを塞ぐように、ウインドウガラス5が配設されている。ウインドウガラス5は、不図示の駆動装置によって開口部3aを塞ぐように上下動可能となっている。
また、図示を省略しているが、窓枠4の前枠4a,上枠4bおよび後枠4cに沿って車内側には、トリム部材7が取り付けられている。また、ドアパネル3の車内側にはドアトリム6が取り付けられている。なお、トリム部材7とドアトリム6は一体に形成されていてもよい。
本例の装置Sは、上述のようなドア2を有する車両1に配設されたものであり、駆動部10と、シート巻取り部20と、ガイド部30と、固定部40と、制御部50を主要構成要素としている。本例では、駆動部10,シート巻取り部20,ガイド部30は、ドア2に配設されており、固定部40,制御部50は、車両1の本体側に配設されている。駆動部10およびガイド部30は、本発明の展張機構に相当する。
駆動部10は、ドアトリム6とドアパネル3との間に配設されている。図2(A)は駆動部10を車内側から見た側面図、図2(B)は駆動部10を車外側から見た側面図である。本例の駆動部10は、図2に示すように、外部からの給電用のコネクタを有する電動モータ11と減速機構部12がモータ固定部材13に固定されており、モータ固定部材13はドアパネル3に取り付けられている。駆動部10には、ドア2の側方に突出するように出力歯車11aが設けられている。電動モータ11は、DCモータ,ブラシレスモータ,超音波モータ等の各種のモータを適用することが可能であり、後述するように制御部50からの駆動信号に応じて正逆両方向に回動可能となっている。
駆動部10は、ドアトリム6とドアパネル3との間に配設されている。図2(A)は駆動部10を車内側から見た側面図、図2(B)は駆動部10を車外側から見た側面図である。本例の駆動部10は、図2に示すように、外部からの給電用のコネクタを有する電動モータ11と減速機構部12がモータ固定部材13に固定されており、モータ固定部材13はドアパネル3に取り付けられている。駆動部10には、ドア2の側方に突出するように出力歯車11aが設けられている。電動モータ11は、DCモータ,ブラシレスモータ,超音波モータ等の各種のモータを適用することが可能であり、後述するように制御部50からの駆動信号に応じて正逆両方向に回動可能となっている。
シート巻取り部20は、図3〜図7に示すように、ドアパネル3に回動可能に取り付けられた可撓性の巻取りロール22と、巻取りロール22に基端部が固着されたブラインドシート21と、ブラインドシート21の自由端側の辺に沿って取り付けられたフレーム27を主要構成要素としている。なお、ドアトリム6内ではシート巻取り部20は不図示の既存の防水シートよりも車両外側に配置されており、室内への水滴の浸入が防止されている。また、これに限らず、専用の防水シートによってシート巻取り部20を覆うようにしてもよい。
本例のブラインドシート21は、所定の透過率を有し、展張・収納方向および幅方向(展張・収納方向に対して垂直な方向)に全体として伸縮可能となっている。本例では、ブラインドシート21は伸縮可能なシート素材で形成されている。例えば、伸縮可能なシート素材は織り込まれる糸状線素材に伸縮可能なものが使用されている。また、糸状線素材自体にはそれほど伸縮性はなくても織り方によって伸縮性を有するように形成することができる。
また、ブラインドシート21は、全体として伸縮可能なものであればよく、例えば、伸縮性のあるシート素材と伸縮性のないシート素材とを縫製等により連結したものをブラインドシート21とすることもできる。
また、ブラインドシート21は、全体として伸縮可能なものであればよく、例えば、伸縮性のあるシート素材と伸縮性のないシート素材とを縫製等により連結したものをブラインドシート21とすることもできる。
また、ブラインドシート21は、伸縮性を有すると共に、色調,光,熱,音,水分をコントロールすることができる生地で形成することにより、減光,遮光,防水等の機能を持たせることが可能である。また、後述するように本例の装置Sは、主に遮光・日除け・遮熱の機能を果たすことができる第1動作後に、雨除けの機能を果たすことができる第2動作を行うように構成されている。そして、雨除けのためにブラインドシート21を展開した状態で、雨除け機能を果たす領域は防水性を有するシート生地、ウインドウガラス5の上面側を遮蔽する領域は遮光性の高いシート生地、ウインドウガラス5の下面側を遮蔽する領域は透明性の高いシート生地となるように、複数のシート生地を接合してブラインドシート21を構成することができる。このようにブラインドシート21を複数の領域に分割して用途に合わせたシート生地を選択することにより、数多くの環境に対応することが可能となる。
また、図3に示すようにブラインドシート21の側端部は、所定の径寸法を有する可撓性のワイヤ28に取り付けられている。このワイヤ28は、第2動作中にブラインドシート21がガイドレール31から抜け出してしまうのを防止する。また、ブラインドシート21の自由端の両側には、幅方向外側に突出するように断面略円形の摺動部としてのストッパ29が固定されている。
フレーム27は、上枠4bの開口部3a側の曲線(又はトリム部材7)に沿うように全体として曲線的な形状に構成されている。本例の窓枠4は下側よりも上側の方が幅広となっており、後述するように、ガイドレール31に案内されてストッパ29が車両上下方向に移動すると、フレーム27が幅方向に伸縮するように構成されている。すなわち、図4に示すように、フレーム27は、複数のフレーム小片27aがコイルスプリング27bを介在させて軸方向に連結された構成となっている。各フレーム小片27aは、軸方向の一端側中央部に所定の深さの孔27aaが凹設され、他端側中央部から所定の高さの突起27abが形成されている。そして、突起27abにコイルスプリング27bが配設された状態で、孔27aaに突起27abが挿入されている。このように本例のフレーム27には、軸方向にコイルスプリング27bの付勢力が常時、掛かっており、フレーム27は窓枠4の幅に追従して伸縮可能である。また、フレーム27が伸縮するのに伴い、フレーム27に自由端部が固定されたブラインドシート21も幅方向に伸縮する。
フレーム27は、上枠4bの開口部3a側の曲線(又はトリム部材7)に沿うように全体として曲線的な形状に構成されている。本例の窓枠4は下側よりも上側の方が幅広となっており、後述するように、ガイドレール31に案内されてストッパ29が車両上下方向に移動すると、フレーム27が幅方向に伸縮するように構成されている。すなわち、図4に示すように、フレーム27は、複数のフレーム小片27aがコイルスプリング27bを介在させて軸方向に連結された構成となっている。各フレーム小片27aは、軸方向の一端側中央部に所定の深さの孔27aaが凹設され、他端側中央部から所定の高さの突起27abが形成されている。そして、突起27abにコイルスプリング27bが配設された状態で、孔27aaに突起27abが挿入されている。このように本例のフレーム27には、軸方向にコイルスプリング27bの付勢力が常時、掛かっており、フレーム27は窓枠4の幅に追従して伸縮可能である。また、フレーム27が伸縮するのに伴い、フレーム27に自由端部が固定されたブラインドシート21も幅方向に伸縮する。
なお、本例では左右のガイドレール31間の幅が上側ほど幅広に形成されているが、これに限らず、上下方向に略同一の幅に設定されていてもよいし、上側ほど幅狭に設定されていても、フレーム27およびブラインドシート21はガイドレール31間の幅に追従することが可能である。
また、本例のフレーム27は、後述する固定部40の電磁石41に磁気的に引き合って吸引されるように磁性材料で形成されている。もしくは、フレーム27には、電磁石41に磁気吸引されるように磁性材料片が直接又はブラインドシート21を介して取り付けられている。
なお、本例のフレーム27は、コイルスプリング27bを介在させて複数のフレーム小片27aを軸方向に連結した構成となっているが、これに限らず、上枠4bの曲線形状に湾曲された中空パイプ内に、ロッドが進退可能に挿入された構成としてもよい。
なお、本例のフレーム27は、コイルスプリング27bを介在させて複数のフレーム小片27aを軸方向に連結した構成となっているが、これに限らず、上枠4bの曲線形状に湾曲された中空パイプ内に、ロッドが進退可能に挿入された構成としてもよい。
本例の巻取りロール22は、ドアパネル3とドアトリム6との間であって、開口部3aと駆動部10との間にウインドウガラス5の幅方向に沿うように略水平に配設されている。巻取りロール22は、ドアパネル3の中央部に取り付けられた不図示の機構と当接しないように、湾曲して配設されている。なお、他の機構と当接しなければ、巻取りロール22を直線状に配設してもよい。
図5〜図7に示すように湾曲した巻取りロール22は、ドアパネル3の幅方向の略中心で対称に曲げられドアパネル3に両端部が固定されたセンタシャフト22aと、センタシャフト22aの左右いずれかの一端付近に一端部が固定されるように配設されたコイルスプリング22bと、センタシャフト22aの一端側に回動可能に配設されコイルスプリング22bの他端部が固定された円筒形状のスプリングホルダ22cと、センタシャフト22aおよびコイルスプリング22bを覆うように配設された円筒形状の回転ロッド22dとを備えて構成されている。
図5〜図7に示すように湾曲した巻取りロール22は、ドアパネル3の幅方向の略中心で対称に曲げられドアパネル3に両端部が固定されたセンタシャフト22aと、センタシャフト22aの左右いずれかの一端付近に一端部が固定されるように配設されたコイルスプリング22bと、センタシャフト22aの一端側に回動可能に配設されコイルスプリング22bの他端部が固定された円筒形状のスプリングホルダ22cと、センタシャフト22aおよびコイルスプリング22bを覆うように配設された円筒形状の回転ロッド22dとを備えて構成されている。
センタシャフト22aは、両端部がドアパネル3に取り付けられた状態で湾曲した形状を維持できればよく、元々湾曲成形した樹脂材等の円筒状部材であってもよいし、フレキシブルな材料で形成されドアパネル3に取り付けるときに湾曲させるようにしてもよい。
スプリングホルダ22cは、回転ロッド22dに連結されている。ブラインドシート21は、その基端部が回転ロッド22dに取り付けられている。また、コイルスプリング22bは、ブラインドシート21を巻き取る方向に回転力(付勢力)が掛かるようにねじられた状態で配設される。
スプリングホルダ22cは、回転ロッド22dに連結されている。ブラインドシート21は、その基端部が回転ロッド22dに取り付けられている。また、コイルスプリング22bは、ブラインドシート21を巻き取る方向に回転力(付勢力)が掛かるようにねじられた状態で配設される。
回転ロッド22dは、サイドロッド23,ジョイント24,センタロッド25が連結されて構成される。サイドロッド23,ジョイント24,センタロッド25は、例えば合成樹脂により成形され、ゴム等のように柔軟性や伸縮性を有しない剛体である。
サイドロッド23はセンタシャフト22aの両端部にそれぞれ配設されており、一端側の端面は略円環状となっている。ただし、内部にスプリングホルダ22cとの係合部となる平面部が形成されており、サイドロッド23とスプリングホルダ22cとは嵌合して一体に回動するようになっている。また、サイドロッド23の他端側の端面には、略180度対向する2箇所の位置に、軸方向に突出し所定の角度幅を有する係合突起23aが形成されている。
センタロッド25の両端部にもサイドロッド23の係合突起23aと同様の係合突起25aが形成されている。ただし、センタロッド25の両端部では周方向に略90度位相をずらした位置に係合突起25aが形成されている。
サイドロッド23はセンタシャフト22aの両端部にそれぞれ配設されており、一端側の端面は略円環状となっている。ただし、内部にスプリングホルダ22cとの係合部となる平面部が形成されており、サイドロッド23とスプリングホルダ22cとは嵌合して一体に回動するようになっている。また、サイドロッド23の他端側の端面には、略180度対向する2箇所の位置に、軸方向に突出し所定の角度幅を有する係合突起23aが形成されている。
センタロッド25の両端部にもサイドロッド23の係合突起23aと同様の係合突起25aが形成されている。ただし、センタロッド25の両端部では周方向に略90度位相をずらした位置に係合突起25aが形成されている。
ジョイント24は、サイドロッド23とセンタロッド25、又は、センタロッド25同士を軸方向に連結するものである。このため、係合突起23aあるいは係合突起25aと係合する係合凹部24aがジョイント24の両端部にそれぞれ2箇所に形成されている。また、センタロッド25と同様に係合凹部24aは両端部で周方向に略90度ずれた位置に形成されている。サイドロッド23及びセンタロッド25の係合突起23a,25aは、ジョイント24の係合凹部24aに嵌められて、これらは互いに連結される。
このように構成されているので、サイドロッド23,ジョイント24及びセンタロッド25からなる回転ロッド22dは、センタシャフト22aに挿入された状態で軸方向に連結することができる。これらの部品をサブアセンブリ化して巻取りロール22を組み立てるとき、サイドロッド23,ジョイント24及びセンタロッド25の間には空間の余裕(遊び)を持たせて組み付けられる。この遊び分によって、ジョイント24を介してその両側に連結されたサイドロッド23又はセンタロッド25は、ジョイント24を関節部として略90度ごとに折れ曲がることが可能となる。
なお本例では、係合突起23a,25aと係合凹部24aとの連結は、これらを嵌合させただけであるが、関節部として折れ曲がることが容易なようにヒンジピン等によって回動自在に連結させてもよい。
なお本例では、係合突起23a,25aと係合凹部24aとの連結は、これらを嵌合させただけであるが、関節部として折れ曲がることが容易なようにヒンジピン等によって回動自在に連結させてもよい。
また、係合突起23a,25aの周方向の幅は係合凹部24aの周方向の幅と略同程度に形成されており、回転ロッド22dがセンタシャフト22aを回転軸として回転したときに、サイドロッド23,ジョイント24及びセンタロッド25はほとんど回転方向にずれを生じることなく回転力の伝達が可能となっている。したがって、サイドロッド23,ジョイント24,センタロッド25が軸方向に連結された状態であっても全体として湾曲させつつ、センタシャフト22aの湾曲形状に追従しながら一体として回転することが可能となっている。
以上のような構成により、本例の巻取りロール22では、両端部がドアパネル3に固定されたセンタシャフト22aの周囲に配設された回転ロッド22dは、湾曲したセンタシャフト22aの形状に追従しながら回動する。つまり、回転ロッド22dがセンタシャフト22aを回転軸として回動しても、センタシャフト22aの湾曲した形状は維持されるので、巻取りロール22は全体として湾曲した形状に保持される。
また、コイルスプリング22bの一端側はセンタシャフト22aに固定され、他端側はスプリングホルダ22cを介して回転ロッド22dに連結されているので、回転ロッド22dがブラインドシート21を展張する正方向に回動すると、コイルスプリング22bにはブラインドシート21を収納する方向に回転力(付勢力)が掛かり、展張時にブラインドシート21にテンションを与えると共に収納時にも収納がスムーズになる。
また、コイルスプリング22bの一端側はセンタシャフト22aに固定され、他端側はスプリングホルダ22cを介して回転ロッド22dに連結されているので、回転ロッド22dがブラインドシート21を展張する正方向に回動すると、コイルスプリング22bにはブラインドシート21を収納する方向に回転力(付勢力)が掛かり、展張時にブラインドシート21にテンションを与えると共に収納時にも収納がスムーズになる。
ガイド部30は、図1に示すように、開口部3aの前側部辺および後側部辺に沿って、それぞれ前枠4aおよび後枠4cに配設されたガイドレール31(31a,31b)と、各ガイドレール31の下端部にそれぞれ連結されたケーブルパイプ32(32a,32b)と、ガイドレール31及びケーブルパイプ32内に挿入されてこれらの中を移動可能な伝達部材としてのスパイラルケーブル34と、ケーブルパイプ32を保持するケーブルパイプホルダ33を主要構成要素としている。
ケーブルパイプホルダ33には駆動部10が取り付けられており、図2に示すように、ケーブルパイプホルダ33はドアパネル3に並行して配設された円管状の2組のケーブルパイプ32a,32bを保持する。このように並行して配設された各々のケーブルパイプ32a,32bは、ケーブルパイプホルダ33の内部では長さ方向に一部が切断されたような構成となっており、その切断部分にはスパイラルケーブル34が露出している。
この露出部において、出力歯車11aはスパイラルケーブル34と噛合している。後述するように駆動部10が作動すると出力歯車11aが正逆いずれかに回転し、これに伴い各スパイラルケーブル34はケーブルパイプ32a,32b内を左右反対方向へ移動するように構成されている。
ケーブルパイプホルダ33には駆動部10が取り付けられており、図2に示すように、ケーブルパイプホルダ33はドアパネル3に並行して配設された円管状の2組のケーブルパイプ32a,32bを保持する。このように並行して配設された各々のケーブルパイプ32a,32bは、ケーブルパイプホルダ33の内部では長さ方向に一部が切断されたような構成となっており、その切断部分にはスパイラルケーブル34が露出している。
この露出部において、出力歯車11aはスパイラルケーブル34と噛合している。後述するように駆動部10が作動すると出力歯車11aが正逆いずれかに回転し、これに伴い各スパイラルケーブル34はケーブルパイプ32a,32b内を左右反対方向へ移動するように構成されている。
ケーブルパイプ32a,32bはドアパネル3の中央付近では上述のように並行して配設されているが、図1に示すようにドアパネル3の両外側付近では上下に向くように湾曲されている。ケーブルパイプ32aは、ケーブルパイプホルダ33から車両前後方向に延びるように配設されており、車両前側端部はドアパネル3の前側部で上方へ向けて湾曲されガイドレール31aの下端部と連結され、車両後側端部はドアパネル3の後側部で下方へ向けて湾曲されている。
また、ケーブルパイプ32bは、ケーブルパイプホルダ33から車両前後方向に延びるように配設されており、車両前側端部はドアパネル3の前側部で下方へ向けて湾曲されており、車両後側端部はドアパネル3の後側部でケーブルパイプ32aと当接しないようにして上方へ向けて湾曲されガイドレール31bの下端部と連結されている。
また、ケーブルパイプ32bは、ケーブルパイプホルダ33から車両前後方向に延びるように配設されており、車両前側端部はドアパネル3の前側部で下方へ向けて湾曲されており、車両後側端部はドアパネル3の後側部でケーブルパイプ32aと当接しないようにして上方へ向けて湾曲されガイドレール31bの下端部と連結されている。
ガイドレール31a,31bは、それぞれ前枠4aおよび後枠4cに沿って配設されており、両ガイドレール31a,31b間の車両前後方向に離間する距離は、上側ほど大きくなっている。図8に示すように、ガイドレール31は、ストッパ29の案内部29a,ワイヤ28をそれぞれ摺動可能に案内する断面略円形の案内通路36a,36bを有している。案内通路36aは、案内通路36bよりもドア2の車両前後方向の外側に位置しており、案内通路36aと案内通路36b間,案内通路36bのドア2の中央側(案内通路36aと反対側)にはそれぞれスリット37a,37bが形成されている。スリット37aは、ブラインドシート21側から延出し案内部29aに連結する延出部29bを移動可能とするためのものであり、スリット37bは、ワイヤ28に取り付けられたブラインドシート21を移動可能とするためのものである。
スパイラルケーブル34は、図8に示すようにコイル状のケーブル34bとこのケーブル34b内に挿入,固定されたフレキシブルケーブル34aによって構成されており、可撓性を有する。したがって、スパイラルケーブル34は駆動部10によって駆動されると、湾曲したケーブルパイプ32の形状に追随してケーブルパイプ32の内部、およびケーブルパイプ32に連結されたガイドレール31の内部を移動することができる。ケーブルパイプ32の内部は、ガイドレール31の案内通路36aに連通されており、スパイラルケーブル34の先端部は、案内通路36a内を車両上下方向に移動可能である。巻取りロール22にはブラインドシート21を巻取る方向に回転力が掛かっているため、ブラインドシート21に連結されたストッパ29によって、スパイラルケーブル34の先端部は、常時、下向きの力を受けている。この状態で、駆動部10が正回転すると、ストッパ29によって受ける下向きの力に抗して、スパイラルケーブル34の先端部が上方へ向けて送り出され、ブラインドシート21が巻取りロール22から繰り出される。また、駆動部10が逆回転すると、スパイラルケーブル34の先端部は下方へ移動し、ブラインドシート21は巻取りロール22の巻取り方向への回転力によって巻き取られる。このようにして、ストッパ29は、駆動部10の正逆回転方向の駆動によってガイドレール31の下端部から上端部の間を移動する。これに伴い、フレーム27がドアパネル3の本体(開口部3aの下側)から上枠4bの間を移動する。
また、本例では駆動部10によってスパイラルケーブル34を送り出して、その先端部によってストッパ29を上下動させるように構成されているが、これに限らず、フレーム27を上下動させることができればよい。例えば、スパイラルケーブルを用いる代わりに駆動部10にピニオンを設け、このピニオンと噛合する可撓性の伝達部材としてのラックを使用してもよい。また、プーリーによって配策した伝達部材としてのワイヤによってストッパ29を展張方向へ引っ張るように構成してもよい。
固定部40は、上端停止位置まで移動したフレーム27を車両1の本体側に固定するものであり、図9に示すように車両1の本体に配設された複数の電磁石41からなる。ドア2はフロントピラー1b側を回動中心として開閉可能に車両1の本体に取り付けられている。車両1の本体は、フロントピラー1bおよびセンターピラー1cから連続するように、ルーフ1aの下部に側部面1dが形成されており、ドア2は、フロントピラー1b,センターピラー1cおよび側部面1d等によって囲まれた開口を覆うように取り付けられる。固定部40は、この側部面1dに車両前後方向に沿って配設されている。
固定部40は、上端停止位置まで移動したフレーム27を車両1の本体側に固定するものであり、図9に示すように車両1の本体に配設された複数の電磁石41からなる。ドア2はフロントピラー1b側を回動中心として開閉可能に車両1の本体に取り付けられている。車両1の本体は、フロントピラー1bおよびセンターピラー1cから連続するように、ルーフ1aの下部に側部面1dが形成されており、ドア2は、フロントピラー1b,センターピラー1cおよび側部面1d等によって囲まれた開口を覆うように取り付けられる。固定部40は、この側部面1dに車両前後方向に沿って配設されている。
図10は、ドア2が閉まった状態を表している。図10に示すように、ガイドレール31の上端部は、先端の開口が電磁石41と相対するように車両1の本体側に向けて湾曲されている。これにより、駆動部10が正回転するとスパイラルケーブル34によって、ストッパ29がガイドレール31の上端部の開口付近まで案内される(同図(A)参照)。駆動部10はスパイラルケーブル34を駆動することによってストッパ29をガイドレール31の上端部の開口付近まで案内すると停止する。この状態で、電磁石41が作動すると、磁気吸引力によってフレーム27が電磁石41に吸着される。なお、フレーム27が電磁石41と当接する位置を、ガイドレール31上端部におけるストッパ20の停止位置にするとよい。
このようにフレーム27が電磁石41に磁気的に吸着されることにより、電磁石41に固定された状態でドア2を開けると、図10(B)に示すように、ブラインドシート21が引き出され、雨除けとして機能することができる。
このようにフレーム27が電磁石41に磁気的に吸着されることにより、電磁石41に固定された状態でドア2を開けると、図10(B)に示すように、ブラインドシート21が引き出され、雨除けとして機能することができる。
なお、図1,図10に示すように、上枠4bには、開口部3a(又はトリム部材7)に沿って形状保持部38が配設されている。そして、図10(B)のようにドア2が開けられると、ブラインドシート21は、下面が形状保持部38と摺接しながら引き出される。これにより、ブラインドシート21は、上枠4bの形状を保持したまま車両1の本体とドア2とによって形成される乗降用空間の上面を覆うことができる。
なお、本例では、電磁石41によってフレーム27を車両1の本体側に固定しているが、これに限られるものではない。例えば、車両1の本体側に配設した把持手段によって、上端停止位置に到達したフレーム27を把持することによって、車両1の本体側に固定するように構成してもよい。把持手段としては、例えば、アームによってフレーム27を上下から挟み込んだり、フレーム27に引掛け部を設けてこれに係合するように係合部材が上下動又は左右動するように構成したりすることができる。また、これらは、本例の固定部40のように操作スイッチSW1〜SW3の操作によって作動するようにしてもよいし、例えば、乗員が上記引掛け部を係合部材に手で引掛けるようにして固定してもよい。
なお、本例では、電磁石41によってフレーム27を車両1の本体側に固定しているが、これに限られるものではない。例えば、車両1の本体側に配設した把持手段によって、上端停止位置に到達したフレーム27を把持することによって、車両1の本体側に固定するように構成してもよい。把持手段としては、例えば、アームによってフレーム27を上下から挟み込んだり、フレーム27に引掛け部を設けてこれに係合するように係合部材が上下動又は左右動するように構成したりすることができる。また、これらは、本例の固定部40のように操作スイッチSW1〜SW3の操作によって作動するようにしてもよいし、例えば、乗員が上記引掛け部を係合部材に手で引掛けるようにして固定してもよい。
また、雨天時に第2動作によって車両1とドア2との乗降用空間の上部にブラインドシート21を張設した場合に、ブラインドシート21の上面に付着した雨滴がドア2を閉めるときに、車内へ浸入しないようにドア2又は車両1の本体側にウエザーストリップを設けてもよい。
次に、図11に基づいて装置Sの電気的構成を説明する。装置Sは、制御部50を有しており、制御部50は、車両1の内外に配設された操作スイッチSW1〜SW3からの操作信号を受けて、駆動部10の電動モータ11へ正逆回転させる駆動信号や固定部40の電磁石41を作動させるためのオン/オフ信号を送出する。制御部50は、バッテリー51から電源供給を受け、電動モータ11や電磁石41に駆動信号またはオン/オフ信号を供給している。
操作スイッチSW1,SW2は、ドアトリム6に設けられている室内ウインドウ操作スイッチ付近に配設されており、操作スイッチSW3は、車外から操作できるように車外ドアノブ付近に配設されている。操作スイッチSW1は、ブラインドシート21を展張・収納させるときに操作するものであり、スイッチポジションとして、展張位置,停止位置,収納位置を有しており、展張位置側,収納位置側に操作されると制御部50にそれぞれ展張操作信号,収納操作信号が送出される。制御部50は、展張操作信号,収納操作信号を受けて、これらの信号に対応して電動モータ11に正回転駆動信号,逆回転駆動信号を送出する。
操作スイッチSW1,SW2は、ドアトリム6に設けられている室内ウインドウ操作スイッチ付近に配設されており、操作スイッチSW3は、車外から操作できるように車外ドアノブ付近に配設されている。操作スイッチSW1は、ブラインドシート21を展張・収納させるときに操作するものであり、スイッチポジションとして、展張位置,停止位置,収納位置を有しており、展張位置側,収納位置側に操作されると制御部50にそれぞれ展張操作信号,収納操作信号が送出される。制御部50は、展張操作信号,収納操作信号を受けて、これらの信号に対応して電動モータ11に正回転駆動信号,逆回転駆動信号を送出する。
駆動部10には回転センサが付属しており、駆動部10は電動モータ11の回転位置信号を制御部50に送出している。制御部50は、この回転位置信号を受けて駆動信号を駆動部10へ送出するか否かを判断している。すなわち、制御部50は、この回転位置信号によってストッパ29がガイドレール31の下端停止位置または上端停止位置にあると判断すると、それ以上ストッパ29が移動しないように駆動信号の送出を停止する。なお、本例では、駆動部10からの回転位置信号によって、駆動部10へ駆動信号を送出するか否かを判断しているが、これに限らず、ストッパ29又はフレーム27が上下端停止位置に到達したときに作動するリミットスイッチを設け、このリミットスイッチからの検出信号により操作スイッチSW1からの操作信号または制御部50からの駆動信号が信号下流側へ伝達されないように構成してもよい。
また、操作スイッチSW1が停止位置にあるときには、制御部50から駆動部10へ駆動信号は送出されず、駆動部10は自己保持機能(例えば減速機構部12,クラッチ)によって、ブラインドシート21をそのときの位置に保持することができる。
また、操作スイッチSW1が停止位置にあるときには、制御部50から駆動部10へ駆動信号は送出されず、駆動部10は自己保持機能(例えば減速機構部12,クラッチ)によって、ブラインドシート21をそのときの位置に保持することができる。
操作スイッチSW2は、電磁石41を作動させるためのものであり、スイッチポジションとしてON位置,OFF位置を有しており、ON位置またはOFF位置に操作すると、制御部50へそれぞれの操作位置に応じた操作信号が送出される。操作スイッチSW2は、常時は、OFF位置に保持されており、ON位置に操作するとこの位置に保持される。制御部50はこれらの信号に基づいて、電磁石41へオン/オフ信号を送出する。電磁石41は、オン信号を受けているときに作動し、オフ信号を受けると不作動となる。なお、本例では、ブラインドシート21の展張状態にかかわらず、操作スイッチSW2を操作すると電磁石41が作動又は不作動となるように構成されているが、これに限らず、操作スイッチSW2がON位置に操作され、且つ、フレーム27がガイドレール31の上端停止位置に到達していることを条件に、制御部50から電磁石41へON信号が送出されるようにしてもよい。このようにすれば、バッテリー51を不必要に消費してしまうことがないので好適である。
操作スイッチSW3は、車外からブラインドシート21の展張・収納動作を行うものであり、スイッチポジションとして展張位置,停止位置,収納位置,固定位置を有する。展張位置,停止位置,収納位置は、操作スイッチSW1と同様であるので説明を省略する。操作スイッチSW3が固定位置に保持されているときには電磁石41へON信号が送出され、他の操作位置ではOFF信号が送出される。これにより、操作スイッチSW3によって、ブラインドシート21の展張および収納、フレーム27の車両1の本体側への固定を行うことができる。
また、上記構成に限らず、操作スイッチSW3を展張位置,停止位置,収納位置を有するものとし、展張位置に保持した状態でフレーム27またはストッパ29が上端停止位置まで到達したとき、又は、上端停止位置まで到達後にさらに所定時間保持された場合に、自動的に電磁石41にON信号が送出されるように構成することができる。
なお、本例では、操作スイッチSW1と操作スイッチSW2を別体としたが、これに限らず、これらを操作スイッチSW3のように一つの操作スイッチで構成してもよい。
また、上記構成に限らず、操作スイッチSW3を展張位置,停止位置,収納位置を有するものとし、展張位置に保持した状態でフレーム27またはストッパ29が上端停止位置まで到達したとき、又は、上端停止位置まで到達後にさらに所定時間保持された場合に、自動的に電磁石41にON信号が送出されるように構成することができる。
なお、本例では、操作スイッチSW1と操作スイッチSW2を別体としたが、これに限らず、これらを操作スイッチSW3のように一つの操作スイッチで構成してもよい。
図1に示す収納位置では、ストッパ29はガイドレール31a,31bの下端停止位置で停止している。このとき、フレーム27全体が開口部3aの下側に位置している。この状態で、操作スイッチSW1を展張位置に保持すると、上述のように制御部50へ展張操作信号が送出され、制御部50から電動モータ11へ正回転駆動信号が送出される。これにより、電動モータ11は正回転し始める。
電動モータ11の正回転により、出力歯車11aと噛合しているスパイラルケーブル34は、ケーブルパイプ32a,32b内を移動する。この移動により、スパイラルケーブル34の先端部は、ガイドレール31a,31b内のストッパ29を上方へ押し上げ、ストッパ29は案内通路36a内を摺動しながら上方へ移動する。これにより、ブラインドシート21は巻取りロール22から繰り出されていき、開口部3aを下側から上側へ向かって覆っていく。また、このとき、フレーム27はガイドレール31a,31b間の幅に追従するように次第に広がっていく。
電動モータ11の正回転により、出力歯車11aと噛合しているスパイラルケーブル34は、ケーブルパイプ32a,32b内を移動する。この移動により、スパイラルケーブル34の先端部は、ガイドレール31a,31b内のストッパ29を上方へ押し上げ、ストッパ29は案内通路36a内を摺動しながら上方へ移動する。これにより、ブラインドシート21は巻取りロール22から繰り出されていき、開口部3aを下側から上側へ向かって覆っていく。また、このとき、フレーム27はガイドレール31a,31b間の幅に追従するように次第に広がっていく。
ストッパ29がガイドレール31の上端停止位置に至る前の任意の位置で操作スイッチSW1が停止位置に戻されると、電動モータ11は正回転動作を停止しスパイラルケーブル34を停止時の位置に保持する。
このように、ブラインドシート21が開口部3aの全域を覆う前に駆動部10への駆動信号送出を停止すると、ブラインドシート21を開口部3aの途中まで覆った位置に保持することができる。
また、途中で停止した状態からさらに操作スイッチSW1を展張位置に操作すると、駆動部10の作動によりブラインドシート21は巻取りロール22から繰り出され、さらに開口部3aの上側を覆っていく。そして、図12のように、ストッパ29がガイドレール31の上端停止位置に到達すると、操作スイッチSW1が展張位置に操作されていても駆動部10は作動を停止する。このとき、フレーム27は、開口部3aの曲線的な上辺に沿って位置するため、開口部3aの全域を隙間なく覆うことができる。これにより、ブラインドシート21は、遮光・日除け・遮熱の機能を果たすことができる。なお、開口部3aの全域を覆った状態において、ブラインドシート21を構成するシート生地の種類に応じてブラインドシート21にフルシェードやサンバイザーの役目を果たすようにさせることが可能である。
なお、本例の装置Sは、ウインドウガラス5が開口部3aを覆っていないときにでも使用することができるので、ブラインドシート21で開口部3aの一部又は全域を覆うことによって、風及び虫除けの機能も兼ねることができる。
このように、ブラインドシート21が開口部3aの全域を覆う前に駆動部10への駆動信号送出を停止すると、ブラインドシート21を開口部3aの途中まで覆った位置に保持することができる。
また、途中で停止した状態からさらに操作スイッチSW1を展張位置に操作すると、駆動部10の作動によりブラインドシート21は巻取りロール22から繰り出され、さらに開口部3aの上側を覆っていく。そして、図12のように、ストッパ29がガイドレール31の上端停止位置に到達すると、操作スイッチSW1が展張位置に操作されていても駆動部10は作動を停止する。このとき、フレーム27は、開口部3aの曲線的な上辺に沿って位置するため、開口部3aの全域を隙間なく覆うことができる。これにより、ブラインドシート21は、遮光・日除け・遮熱の機能を果たすことができる。なお、開口部3aの全域を覆った状態において、ブラインドシート21を構成するシート生地の種類に応じてブラインドシート21にフルシェードやサンバイザーの役目を果たすようにさせることが可能である。
なお、本例の装置Sは、ウインドウガラス5が開口部3aを覆っていないときにでも使用することができるので、ブラインドシート21で開口部3aの一部又は全域を覆うことによって、風及び虫除けの機能も兼ねることができる。
この状態で、操作スイッチSW2をOFF位置からON位置へ操作すると、電磁石41が作動し、フレーム27を磁気的に吸着する。そして、操作スイッチSW2をON位置に保持すると、フレーム27が車両1の本体側に固定される。フレーム27が電磁石41に磁気的に吸着された状態で乗員がドア2を開けると、図13に示すように、ブラインドシート21は巻取りロール22の巻取り方向の回転力に抗して、巻取りロール22から繰り出されていく。これにより、車両1の本体とドア2との間に形成された乗降スペースの上部をドア2の開閉動作に連動させてブラインドシート21によって覆うことができ、雨天時に雨に濡れることなく乗降することが可能である。
また、乗降が終了して、図13の状態からドア2を閉めるときには、巻取りロール22の付勢力による巻取り方向の回転力によってブラインドシート21は巻き取られる。これにより、ドア2を閉めると、ストッパ29が案内通路36aの開口に臨んだ状態となる。そして、操作スイッチSW2をOFF位置に戻すと、フレーム27は電磁石41と電磁的に吸着しなくなるので、フレーム27は巻取りロール22の巻取り方向への付勢力によってブラインドシート21を介して収納方向へ移動しようとする。この移動により、ストッパ29が案内通路36a内のスパイラルケーブル34の先端部と当接するまで移動し、ストッパ29はスパイラルケーブル34の先端部と当接した状態に保持される。
この状態から、操作スイッチSW1を収納位置に保持すると、電動モータ11は逆回転し、スパイラルケーブル34を収納方向に移動させる。これにより、ブラインドシート21は、巻取り方向へ付勢された巻取りロール22に巻き取られる。これに伴い、ストッパ29はスパイラルケーブル34の先端部の移動に追従して、ガイドレール31内を下側へ向かって移動する。
なお、上記は操作スイッチSW1,SW2による操作について説明したが、操作スイッチSW3によっても第1動作及びドア2の開閉動作と連動した第2動作を行うことができる。操作スイッチSW3による動作については、操作スイッチSW1,SW2と操作位置に違いはあるものの基本的な動作は同様であるので説明を省略する。
以上のように、本例の装置Sでは、巻取りロール22からブラインドシート21を繰り出すことによって、ドア2の開口部3aを遮蔽することができると共に、ドア2を開いたときに形成される車両1の本体とドア2の間の乗降スペースの上部を覆うことができる。このように、本例の装置Sは、窓枠4の開口部3aを覆うことによる遮光・日除け・遮熱の役割と、乗降時の雨除けの役割を一つのシステムで成立させることが可能である。
なお、上記は操作スイッチSW1,SW2による操作について説明したが、操作スイッチSW3によっても第1動作及びドア2の開閉動作と連動した第2動作を行うことができる。操作スイッチSW3による動作については、操作スイッチSW1,SW2と操作位置に違いはあるものの基本的な動作は同様であるので説明を省略する。
以上のように、本例の装置Sでは、巻取りロール22からブラインドシート21を繰り出すことによって、ドア2の開口部3aを遮蔽することができると共に、ドア2を開いたときに形成される車両1の本体とドア2の間の乗降スペースの上部を覆うことができる。このように、本例の装置Sは、窓枠4の開口部3aを覆うことによる遮光・日除け・遮熱の役割と、乗降時の雨除けの役割を一つのシステムで成立させることが可能である。
1・・車両、 1a・・ルーフ、 1b・・フロントピラー、 1c・・センターピラー、 1d・・側部面、 2・・フロントサイドドア、 3・・ドアパネル、 3a・・開口部、 4・・窓枠、 4a・・前枠、 4b・・上枠、 4c・・後枠、 5・・ウインドウガラス、 6・・ドアトリム、 7・・トリム部材、 10・・駆動部、 11・・電動モータ、 11a・・出力歯車、 12・・減速機構部、 13・・モータ固定部材、 20・・シート巻取り部、 21・・ブラインドシート、 22・・巻取りロール、 22a・・センタシャフト、 22b・・コイルスプリング、 22c・・スプリングホルダ、 22d・・回転ロッド、 23・・サイドロッド、 23a,25a・・係合突起、24・・ジョイント、 24a・・係合凹部、 25・・センタロッド、 25a・・係合突起、 27・・フレーム、 27a・・フレーム小片、27b・・コイルスプリング、 27aa・・孔、 27ab・・突起、 28・・ワイヤ、 29・・ストッパ(摺動部)、 29a・・案内部、 29b・・延出部、 30・・ガイド部、 31・・ガイドレール、 32・・ケーブルパイプ、 33・・ケーブルパイプホルダ、 34・・スパイラルケーブル、 34b・・コイル状のケーブル、 34a・・フレキシブルケーブル、 36a,36b・・案内通路、 37a,37b・・スリット、 38・・形状保持部、 40・・固定部、 41・・電磁石、 50・・制御部、 51・・バッテリー、 S・・車両用シート装置、 SW1〜SW3・・操作スイッチ
Claims (4)
- 巻取りロールに基端部が取り付けられたブラインドシートを展張させて、車両用ドアのウインドウ開口部を遮蔽する車両用シート装置であって、
ウインドウ開口部の下部の車両用ドアパネルとドアトリムとの間に配設される前記巻取りロールから前記ブラインドシートを展張させる展張機構と、
車両本体に配設され前記展張機構によって前記ウインドウ開口部を遮蔽するまで展張された前記ブラインドシートの自由端側を車両本体側に固定可能な固定部と、を備え、
前記ブラインドシートは、自由端側が前記固定部によって固定された状態において、車両用ドアの開閉動作に連動して、展張または収納されることを特徴とする車両用シート装置。 - 前記展張機構は、ウインドウ開口部の下部に配設された駆動部と、該駆動部によって移動可能な伝達部材と、前記ウインドウ開口部の側部辺に沿って配設され前記ウインドウ開口部の上端部付近まで延びる一対のガイドレールと、を備え、
前記ブラインドシートの自由端側にはフレームが配設されると共に、該自由端の側部には前記ガイドレール内を摺動可能な摺動部が配設され、
前記伝達部材は、前記駆動部によって移動されることにより、前記摺動部を前記ガイドレールに沿って案内可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。 - 前記固定部は、電磁石から構成され、
前記ブラインドシートの自由端側にはフレームが配設され、
該フレームは、前記電磁石と磁気的に吸引して車両本体側に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。 - 前記一対のガイドレールは、前記ウインドウ開口部の幅方向の距離が車両上側ほど幅広または幅狭となるように配設され、
前記ブラインドシート及び前記フレームは、前記一対のガイドレールの幅方向の距離に追従して伸縮可能であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート装置。
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Legal Events
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