JP2006102573A - 水中構造物の付着物清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 波、風、潮流や干満などの自然の力で浮動し構造物に繰り返し衝突して付着物を除去、防止する付着物清掃装置の改良。
【解決手段】 水中または水面における構造物の表面または周囲に配設され、自然の力で浮動し前記構造物に繰り返し接触して当該構造物の付着物を除去するとともに海生物等の付着を防止する付着物清掃装置において、前記構造物の表面または周囲に廻されるロープと、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒とを設けて構成する。この駒はブロー成形または2〜3ピースの材料を嵌合および/または溶着して構成され、内部に空気を密閉して浮力を持たせるか、水や砂を閉じこめるか穴を開けて浮力を有さないようにする。駒の表面で構造物と接触する部分には一体成形で縦横に延在する突出部が設けられており、駒の耐久性や付着物を削ぎ落とす効果を向上させている。
【選択図】図1
【解決手段】 水中または水面における構造物の表面または周囲に配設され、自然の力で浮動し前記構造物に繰り返し接触して当該構造物の付着物を除去するとともに海生物等の付着を防止する付着物清掃装置において、前記構造物の表面または周囲に廻されるロープと、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒とを設けて構成する。この駒はブロー成形または2〜3ピースの材料を嵌合および/または溶着して構成され、内部に空気を密閉して浮力を持たせるか、水や砂を閉じこめるか穴を開けて浮力を有さないようにする。駒の表面で構造物と接触する部分には一体成形で縦横に延在する突出部が設けられており、駒の耐久性や付着物を削ぎ落とす効果を向上させている。
【選択図】図1
Description
本発明は付着物清掃装置に関し、特に、海中から延びる支柱などに付着した海生物を清掃し、また以降の付着を防止する付着物清掃装置に関する。
海洋構造物の杭類に付着した海生物を除去する従来技術として、フロートで海面に浮かせた金属ワイヤで杭類を取り囲み、波の力でワイヤを付着物に接触させるようにして除去する装置がある(例えば、特許文献1)。
また、両端に連結用の耳を設けた中空体の外周に該中空体に対して回転可能な保護リングを設け、さらにその上にソケットリングを固定し、これらを環状に連結して杭類の周囲に廻し込み、波の力で杭類に接触させて付着物を除去する装置がある(例えば、特許文献2、特許文献3)。構造物と接触する際に保護リングとソケットリングが一体的に回転することにより、海洋構造物への衝撃を和らげて構造物および除去装置の双方の摩耗が低減し、また海洋構造物の付着物に対しては高い除去能力を発揮する。このように、構造物への接触部分が回転可能であることは除去装置の耐久性や除去能力を向上させる構造上の要件となっている。
これらの除去装置は、海洋構造物の杭類などの周囲に放置することで、波や潮の力により繰り返し杭類の表面に接触し、数週間で杭類に付着した海生物等が除去され、そのまま放置することにより以降の海生物の付着を防止することができる。
特開平10−219652号公報
特開2000−8339号公報
特開2003−19998号公報
上記文献1に記載の装置では、フロートを取り付けたワイヤを鋼管杭やコンクリート杭に接触させて付着物を除去する構成であり、また当該除去装置は比較的長期に亘り放置されるものであるため、ステンレス等の金属ワイヤを用いる必要がある。しかしながら金属製のワイヤは設置後に電気化学的腐食が生じ、長期に亘る使用に耐えられないという問題がある。また一部に腐食等の破損が生じた場合にはワイヤ全体の交換が必要であり、大がかりな交換作業とコストが必要となる。さらに、金属ワイヤは硬く、その径は小さく設計されることから、例えばコンクリート杭の周りに長期に設置された場合コンクリート杭を浸食してしまい構造物の強度に問題が発生してしまう。
また、上記文献2、3に記載の除去装置では、連結される各中空体の外側に回転可能な保護カバーおよびソケットリングを設けており、これらは別々に用意して組み立てる必要があることから、製造コストが高くなるとともに面倒な組み立て作業が必要となる。この除去装置は複数を連結して使用するものであり、一カ所の現場に多数の装置を必要とすることから、製造コストおよび組み立て労力は膨大なものとなる。また、使用の際に複数の装置を互いにボルト・ナットで連結する構成であるが、一カ所設置するのに15〜40の除去装置を連結する必要があり、その労力も膨大となる。さらに、連結の際には装置両端に設けられた平板状の耳を重ねてボルト・ナットで留めつけているが、この耳に直交する方向に外力が加わった場合に力を逃がすことができず、構造的に脆くなるという問題もある。さらに、材料として軟質塩化ビニルを使用するため、廃棄焼却時に大量の有毒ガスが発生してしまうという問題もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、製造および組み立てが簡単で、設置後に構造物への浸食がなく、効率的に付着物を清掃することができ、高い耐久性を有し、環境にも優しい付着物清掃装置を提供することを目的とする。
水中または水面における構造物の表面または周囲に配設され、自然の力で浮動し前記構造物に繰り返し接触して当該構造物の付着物を除去するとともに海生物等の付着を防止する付着物清掃装置において、
前記構造物の表面または周囲に廻されるロープ(第1のロープ)と、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒と、を具えることを特徴とする。
本発明は、。
前記構造物の表面または周囲に廻されるロープ(第1のロープ)と、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒と、を具えることを特徴とする。
本発明は、。
この付着物清掃装置において、前記駒の少なくとも一部が中空であることを特徴とする。
また本発明は、前記第1のロープに連結され当該第1のロープとほぼ直交する方向へと延在する第2のロープと、前記第2のロープを貫挿しうる貫通口を有し水中で自由回転する少なくとも1以上の駒(第2の駒)と、を具えることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置に関する。
この付着物清掃装置において、前記第2の駒は、内部に砂や水などの重量物を収めた密閉構造であるか、および/または、内部に水を通過させうる2以上の開口を有することを特徴とする。
さらに、前記第2のロープの下端部に連結され前記第1のロープとほぼほぼする第3のロープを具え、当該第3のロープに前記第2の駒が少なくとも1以上貫挿されていることを特徴とする。
このような構造の付着物清掃装置において、前記ロープに2つ以上の駒が取り付けられているとともに、隣接する駒の間にそれぞれ、その内径が前記ロープより十分に大きく前記駒より小さい筒状のカラーが前記ロープに貫挿されていることが有効である。
また、前記駒が、長円形またはラグビーボール形であり、その長手方向に前記ロープを通す貫通口が延在していることが有効である。
また、前記駒の表面回転方向の少なくとも一部に突出部が形成されていることが有効である。
また、前記突出部がさらに、互いに間隔をあけて前記駒の回転方向と直交する方向に設けられた突条を具えることが有効である。
前記駒は、ポリエチレン樹脂をブロー成形して構成するか、ポリエチレン樹脂を成形した2または3ピースからなる材料を嵌合および/または溶着して構成されていることが有効である。
前記ロープはポリエチレン等の合成繊維を寄り合わせて構成されていることが有効である。
また、前記第1および/または第3のロープの端部が環状に構成されており、2つの端部を重ねてボビン形状の連結具で挟んで連結する構成を有することが有効である。
上記のように、本発明の付着物清掃装置は水中または水面における構造物の表面または周囲に廻されるロープ(第1のロープ)と、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒とを具える。ロープを用いることにより、金属ワイヤのような電気化学的腐食が生じることがなく、装置の耐久性が向上する。また、ロープは金属ワイヤに比して柔らかく、設置後に水中構造物を浸食するようなことがない。また、当該ロープは全方位に曲げることができ、外力が加わったときに好適に力を逃がすことができる。また、駒をロープに貫挿して駒自体を回転自在としたため、互いに連結される中空体または中実体の外側に回転可能な保護リングやソケットリングを別途設ける構造に比して安価かつ簡単に製造・組み立てを行うことができる。
また、前記駒の少なくとも一部を中空としたため、清掃装置に浮力を付与するためのフロートを別途設ける必要がなく、コストや組み立て労力を削減することができる。
別の実施例では、前記第1のロープに連結され下方へと延在する少なくとも1以上の第2のロープと、前記第2のロープを貫挿しうる貫通口を有し水中で自由回転する少なくとも1以上の駒(第2の駒)と、を具えることにより、付着物除去装置を上下方向に繋げた構成とし、例えば海底から延びる鋼管杭の広い範囲に亘り付着物の除去・防止を達成することができる。
この付着物清掃装置において、前記第2の駒を、内部に砂や水などの重量物を収めた密閉構造、および/または、内部に水を通過させうる2以上の開口を有するようにすると、水中に配設される駒の浮力を奪って好適に水中を浮遊させることができる。したがって、例えば鋼管杭の水面下についた付着物の除去・防止を効率的に達成することができる。
この付着物清掃装置において、さらに前記第2のロープの下端部に連結され前記第1のロープとほぼ並行する第3のロープを具え、当該第3のロープに前記第2の駒が少なくとも1以上貫挿する構成とすると、上下方向に延びる第2のロープが安定するとともに第3のロープに設けた駒による付着物除去・防止効果を同時に得ることができ、鋼管杭やコンクリート杭の水面下についた付着物の除去・防止効果を向上させることができる。
また、隣接する駒の間にそれぞれ、その内径が前記ロープより十分に大きく前記駒より小さい筒状のカラーを配置したため、当該カラーが自然の力により左右の駒にぶつかり、駒自身に海生物等が付着するのを有効に防止することができる。
また、前記駒を長円形またはラグビーボール形とし、その長手方向に前記ロープを通す貫通口を延在させたため、円形に構成した場合に比して海洋構造物における角部の付着物に対して有効な清掃装置を実現することができる。
また、前記駒の表面回転方向の少なくとも一部に突出部を形成したため、特に構造物との接触が多い部分を肉厚として装置の耐久性を向上できるとともに、突出部の角で付着物を削ぎ落とす効果を得ることができる。
また、前記突出部に、互いに間隔をあけて前記駒の回転方向と直交する方向に設けられた突条を設けることにより、駒が自由回転する際に突条で付着物を削ぎ落とす効果を得ることができ、構造物の付着物清掃効果を向上させることができる。
前記駒は、ポリエチレン樹脂をブロー成形するか、2または3ピースからなる材料を嵌合および/または溶着して構成することにより、製造および組み立てを簡単にできるとともに、廃棄燃焼させた場合の有毒ガスの発生を抑えることができる。また、使用後にはプラスチック素材としてリサイクルに回すこともできる。
また、前記ロープはポリエチレン等の合成繊維を寄り合わせて構成すると、軽く、柔らかく、強度が高く、所望の品質のロープを得ることができる。また、ポリエチレン樹脂はリサイクルが容易であり環境に考慮した製品を提供することができる。
また、前記第1および/または第3のロープの端部が環状に構成されており、2つの端部を重ねてボビン形状の連結具で挟んで連結すると、長期に亘り確実に連結することができ、装置の耐久性を向上させることができる。
本発明に係る付着物清掃装置の実施の形態を、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る付着物清掃装置の第1実施例の構成を示す図である。図1は本実施例の装置1を海底から延びる構造杭(構造物)2の周囲に設置した状態を示し、説明のために構造物2の輪郭を一点鎖線で示している。また、図中に水面を示していないが、装置1は水面に浮いているものとする。
図1に示すように、付着物除去装置1は、構造物2の表面周囲に廻されるロープ11と、当該ロープ11を貫挿し自由回転する複数の駒12とを具えている。ロープ11は、装置1が構造物2の周りで波や風により自由に浮動し変形しうるよう、構造物2の外周より大きな環を形成するようその寸法が決定される。しかしながら環状に連結されたロープ11があまりにも長いと構造物2に適度に衝突しなくなるため、ロープ11の長さは例えば環状につなげたときに構造物2の外径より50cm程度大きな径をなすように設定する。駒12の数は、少なくとも1以上であり、ロープ11に取り付けたときに自由に回転し、かつロープ11の延在方向にも10〜15cm程度移動しうるよう十分に遊びを確保できる数が選択される。隣接する駒12、12の間には、その内径がロープ11より十分に大きく駒12より小さい筒状のカラー13が配置されている。このカラー13は弾力性のある樹脂素材で構成されており、隣接する駒12同士のクッション材として作用するとともに駒12自身に海生物が付着するのを防止する。
図2は、本実施例の駒12の構造を示す図であり、図2(a)が側面図、図2(b)がその断面図である。図2に示すように、駒12は全体が長円形状であり、その前後方向の中心にロープ11を通す貫通口14が設けられている。しかしながら貫通口14は駒12の中心軸にある必要はなく、これを偏心させて設けるようにしてもよい。貫通口14の内径はロープ11の外径より大きく構成され、駒12はロープ11の周りを自由に回転することができる。本実施例の駒12は厚さ約5mmのポリエチレン樹脂を中空構造に形成してなる。ポリエチレン樹脂は耐低温性、耐衝撃性、耐薬品性、耐候性に優れ、プラスチック材料として再生することができ、燃焼してもダイオキシンが発生しないため好適に用いることができる。ある実施例において、駒12は前後方向の長さが220mm、直径160mmで構成される。
駒12の表面には、装置1の耐久性を向上するとともに構造物2の付着物を有効に削ぎ落とすための突出部15が形成されている。図2(a)に示すように、突出部15は、駒15の長手方向中央部において回転方向に延在する環状部15aと、当該環状部15aから所定間隔で前記貫通口14と同方向に延在する複数の突条部15bとを具えている。この突出部15は駒12と一体成形されており、駒12の表面から約5mm程度突出している。したがって、突出部15の部分は厚さ約10mmであり、構造杭2の付着物等と衝突することにより多少摩耗しても駒12が破損しないよう構成されている。また、突出部15の角はほぼ直角に構成され、駒12が回転する際に構造物2の付着物を効果的に削ぎ落とすことができる。
この付着物清掃装置1の製造方法について、図3以下を用いて説明する。図3は、駒12の製造過程を説明する図である。駒12は、例えば図3のように長手方向中央で2分割した形状の材料をポリエチレン樹脂で成型し、これら2ピースの材料を嵌合し、および/または部材の継ぎ目を溶着して密閉構造とする。図3(a)に示す例では、駒12をほぼ完全に2分割した形状に材料12a、12bを構成し、材料12b側の接合面に嵌合カラー12cを形成し、材料12a側にカラー12cと嵌合する受け12dを形成している。図3(b)に示す例では、材料12e側に貫通口14の全部を形成し、これと対になる材料12fの対応する部分には穴12gを設けている。このように構成すると、貫通口14を2分割して形成し内側から接合するよりも、嵌合および溶着の作業が楽に行うことができる。図3(c)に示す例では、一方の材料12h側に突出部15の全部を形成し、該突出部15の縁を接合面としている。構造物2やその付着物と衝突する頻度が最も高い突出部15に継ぎ目を設けると使用中に継ぎ目が離れてしまう可能性があるため、このように構成して装置の耐久性を一層向上させるようにしている。
駒12の製造法は上記の例に限らず、例えば突出部15を別に製造して3ピースの材料を嵌合および/または溶着して製造することもできる。この場合、駒12本体の表面は丁度半分の位置で接合し、その継ぎ目を覆うように突出部15を配置して本体と溶着させる。このようにすれば駒12本体の継ぎ目が完全に塞がれるため設置後に継ぎ目が分離してしまうようなことがなくなる。また、駒12はブロー成形で作ることもできる。すなわち、駒12の輪郭を形成した型内で、熱で溶かした筒状の材料(パリソン)を空気で膨らませて成形する。この方法によれば駒12の表面に接合箇所ができないため、度重なる衝突により継ぎ目から水が入ったり材料が分離したりすることがなく、駒12の耐久性が向上する。また複数の材料を嵌合および/または溶着するよりも簡単且つ安価に製造することができる。この場合、貫通口14を構成する筒状体を別に用意して溶着等の手段で取り付けてもよいし、貫通口14をそのまま駒12本体と一体成形することも可能である。
次に、ロープ11との組み立て工程について説明する。図4(a)に示すように、ロープ11はその両端部が環状に構成されている。このロープ11は、例えばポリエチレン等の合成繊維を寄り合わせてなり、漁業専用に提供されているものを用いる。しかしながら本願発明に適用するロープはこの例に限るものではなく、ナイロンやポリプロピレン等の化学素材や、綿などの天然素材、さらにはステンレス等の金属チェーン等を用いるようにしてもよい。ただし金属素材は電気化学的腐食の問題が生ずるため、短期の使用に限定するのが望ましい。両端部の環11a、11bの部分は、ロープの端を折り曲げ、その端部の繊維を少しほどいて合流する部分に編み込んで環を形成する。しかしながらこの環11a、11bの部分は、ロープの端を折り曲げてその端部を融着するようにしてもよい。
そして、図4(b)に示すように、ロープ11の一方の端部にプラスチック板で切り込みを設けたドーナツ形状に形成したストッパリング17を配置し、ロープ11の他方の端部から駒12とカラー13とを交互に通していく。ストッパリング17には脱落防止のプラスチックピン17aがひもで連結されており、組み立て時にはこのプラスチックピン17aをロープの環11aに挿入して、ストッパリング17が抜け落ちないようにする。このようにしてストッパリング17はロープ11の一方の環11aでせき止まるため、駒12やカラー13がこの部分から抜け落ちることがない。また、挿入側の環11bは小さく押しつぶして駒12の貫通口14に挿入するようにする。
このようにして適宜の数の駒12をロープ11に貫挿したら、図4(c)のようにロープ端部の環11a、11bを連結する。すなわち、プラスチックピン17aを抜き、環11aと11bとを重ね合わせ、両側からリングプレート18、18で挟み、これをボルト19およびナット20で固定する。リングプレート18はロープの環11a、11bより径の大きなものを選択し、両リングプレート18、18の間には内径がボルト19より少し大きく外径がロープの環11a、11bより少し小さな筒状部材21を配置するようにする。あるいは、リングプレート18および筒状部材21の代わりに、組み合わせるとボビン形状となる部材を用いるようにしてもよい。また、ボルト19の先端には当該ボルト19の直交方向にピン穴が設けられており、連結後にピン22を挿入してボルト−ナット結合が緩まないようにする。このようにロープ11の両端を連結すると、長期に亘り連結が解けることがない。連結後にはストッパリング17をその切れ込みに沿ってロープ11から外す。
なお、この連結構造はロープ11の両端部を連結して装置を環状に構成する場合のみならず、例えば広い範囲に清掃装置を設置するために、複数のロープ11(装置1)を連結して使用する場合なども同様にして連結するものとする。
このようにして付着物清掃装置1を水中または海中構造物、例えば鋼管杭の周りに配設する。図1のように装置1は構造物2より少し大きいサイズに構成され、各駒12は浮力を有するため、装置1は構造物2の周りの水面で浮動する。これが風、波、潮流、干満差(潮位差)などの自然の力で浮遊し、駒12が繰り返し構造物2の表面に衝突し、付着している海生物等が徐々に削ぎ落とされる。また、装置1が構造物2に衝突することによる振動と音を貝等の海生物が嫌がり、避難することにより付着物が少なくなる。一般に海中から延びる鋼管杭などの構造物には年間厚さ5cm程度の海生物が付着するが、数年経た状態でも本発明の清掃装置1を設置後2〜3週間で付着物が除去され、その後もそのまま放置することにより海生物の付着が防止される。
装置1を構成する駒12は円筒型中央貫通式としているため構造物との接触が中央部分に集中するが、この部分に突出部15を設けて肉厚としているため多少摩耗しても駒12が破れるようなことがない。また突出部15は駒12と一体成形しており、摩耗の状況が目視できるため駒12の交換時期が容易に把握できる。この突出部15は縦横に出っ張りを設けて構成しているため上下すなわち回転方向の接触のみならず横方向の接触でも付着物を除去する効率がよく、さらにロープで連結しているためその動きが非常に柔軟且つ自由となり、短期間で効率よく付着物を清掃することができる。
また駒12同士の間にカラー13を配置しているため、これが駒12の前後端部の曲面に適度に接触し、この部分に海生物等が付着することが防止される。またカラー13は隣接する駒12同士の衝突を防ぐクッション材としても作用し、駒12同士の接触による損傷が防止される。さらに、上述のように駒12の貫通口14にロープ11を通していき最後にロープ両端を連結すれば組み立てられるため、従来装置に比べて非常に簡単かつ安価に提供することができる。なお、予め陸上でロープ11に駒12を取り付け、両端部に抜け落ち防止のストッパリング17を装着して設置場所まで運搬すると、水中での取り付け作業を短時間で完了することができる。
なお、上記実施例では駒12を長円形状としているが、これを例えば円形またはラグビーボール形状としてもよい。特にラグビーボール形状とすると、角柱型のコンクリート杭の角部の付着物を好適に清掃することができる。また、駒12を中空構造としているが、これは駒12が水面に浮く程度の浮力を具えればこの例に限るものではない。実際は、清掃装置1を設置した場合に水面が駒12の丁度半分の高さにあるのが望ましい。例えば一部のみを中空構造としたり、内部に水や砂を入れた状態で駒12を密閉し浮力を調整してもよい。この場合、駒12の邪魔にならない部分(例えば、突出部15と貫通口14との間の曲面部分)に密閉可能なキャップを設けた開口を設けておき、必要に応じて水や砂等を注入できるように構成してもよい。さらに、水に浮くプラスチック材料(発泡構造としたものも含む)を用いて駒12を無垢に構成してもよい。
図5は、本発明にかかる付着物清掃装置の第2実施例の構成を示す図である。図2に示すように、本実施例の清掃装置30は、図1に示す装置1に加え、装置1に連結され下方に延在する複数の第2のロープ31と、この第2のロープ31の下端部に連結され装置1とほぼ平行に延在する第3のロープ32と、これらロープ31および32に貫挿された複数の第2の駒33とを具えている。なお、水面は図示しないが上側の装置1の位置にあり、装置1が水面に浮いておりその下の部分は水面下で浮動する構成となっている。本実施例の清掃装置30は、例えば海中から延在する鋼管杭等の構造物2の周りに設置され、この構造物2における水面近くの付着物のみならず水面下数メートルの付着物も除去し再付着を防止するものである。
第2のロープ31の上下端は環状に構成され、ここに上側の第1のロープ11および下側の第3のロープ32を通してこれらと連結する。縦方向に延在する第2のロープの周囲の上下側にはサクションパイプ34が配置され、その間に3つの第2の駒33が配置されている。連続する駒33の間にはカラー13が配置され、駒33同士の衝突を防ぐとともに駒33の端部曲面に海生物が付着しないようにしている。この駒33は水面下において自然の力で浮動して構造物に衝突するようその浮力が調整されている他は、図1に示す第1の駒12とほぼ同様の構成を有する。すなわち、第2の駒33は第1の駒33より重く構成して、設置したときに浮力で水面に浮かび上がらないようにする。これは、例えば駒33の内部中空部分を駒12より少なくしたり、駒33を中実構造としたり、内部に水や砂を入れた状態で駒33を密閉し浮力を調整したりして構成することができる。また、駒33の邪魔にならない部分(例えば、突出部15と貫通口14との間の曲面部分)に密閉可能なキャップを設けた開口を設けておき、ここから水や砂、小石や砂利等を注入して浮力を調整してもよい。さらに、適宜箇所に1以上の穴を開けておき、内部に空気を蓄えずに海水が通過する構造としてもよい。その他の構成は第1の駒12とほぼ同様であり、長円形に構成され中央貫通口14を有し、周囲に縦横方向に延びる突出部15を具えている。これらは第1実施例において詳細に説明されているため、本例における重複する説明を省略する。
第3のロープ32は水面下で構造物12の周りを取り囲んでおり、駒33の構成の他は、第1の装置1とほぼ同様である。この第3のロープ32も水面下で浮動するものであり、駒33は浮き上がらないよう構成されている。この構成により、波や潮流の力により駒33が構造物2に繰り返し衝突し、構造物2において水面下に付着した海生物を効果的に除去することができ、またその後も放置することにより海生物の付着を防止する。また、水面に浮かんでいる装置1の部分が波や風により浮動するとその動きが第2のロープ31から第3のロープ32に伝達され、水中で浮動して付着物の除去効果を発揮する。特に、縦方向に延在する第2のロープ31の上下側にサクションパイプ34を配置しているため、水面に浮いた第1のロープ11の動きがダイレクトに第2のロープ31および第3のロープ32に伝達され、水面下でこれらが多様な動きを行って効率的に付着物を除去することができる。さらに、このサクションパイプ34が構造物2に衝突することによる付着物の除去効果も得ることができる。
なお、図5の実施例では上下方向に延在する第2のロープ31を4本設けているが、これは1本以上であれば3本以下でも5本以上でもよい。また図5の実施例では上下に2段構成の装置を示しているが、これをさらに下方に繋げて3段や4段構成のものとしてもよい。実際には、海中から延びる鋼管杭の場合、水面下2〜3mまでが最も付着物が多いが、水面下12〜13mまで海生物等が付着することが判明している。本実施例の装置30によれば、水面下で複数段繋げることにより水面下12〜13mまで延在させることができる。
また、図5に示す実施例において下段の第3のロープ32を除去して、第1のロープ11から第2のロープ31がそのまま垂れ下がる構成としてもよい。この場合、第2のロープ31の下端部にはストッパ構造を設けて駒33等が下方へ抜け落ちないようにする。このようにすれば、第2のロープ31が一層自由に水中で浮動して海生物等を効果的に除去することができる。また、これとは逆に、図5に示す実施例において第1のロープ11を除去したような構成としてもよい。すなわち、第3のロープ32を水中に沈め、ある程度浮遊可能な状態として連結金具等で構造物2に取り付け、そこから第2のロープ31を上方向に自由に延在させる。第2のロープ31、あるいは第2のロープ31と第3のロープ32に浮力をもたせた第1の駒12を取り付け、この浮力により第2のロープ31が上方向に自由に浮遊するようにする。
上記の実施例では対象構造物として直立方向に延在する鋼管杭を用いて説明したが、これは直杭に限らず、斜杭、横梁、各支柱等、保護カバー、重防食塗装面などの周囲に延在させ、これらを痛めずに付着物を清掃し、また以降の海生物の付着を防止することができる。なお、海中で横方向に延在する横梁に本発明の清掃装置を適用する場合は、図5に示す第3のロープ32およびこれに貫挿された第2の駒33を単独で用いたり、図5に示す清掃装置30において上側の第1の装置1の構成を第3のロープ32および第2の駒33で構成して、浮力を殺した複数段の清掃装置を構成して横梁の周囲に設置すればよいことは当業者であれば自明である。
本発明に係る付着物清掃装置は、自然の力により浮動する駒をポリエチレン等のロープに貫通させて連結し、構造物の周囲に設置することにより、駒が浮動して繰り返し構造物に衝突してその付着物を除去し、また以降の海生物の付着を防止する効果を奏する。この清掃装置は、例えば海洋構造物の直杭、斜杭、横梁、保護カバー、重防食塗装面などの付着物の除去および防止に適用することができる。
1、30 付着物清掃装置
2 構造物
11、31、32 ロープ
12、33 駒
13 カラー
14 貫通口
15 突出部
11a、11b ロープの環
17 ストッパリング
34 サクションパイプ
2 構造物
11、31、32 ロープ
12、33 駒
13 カラー
14 貫通口
15 突出部
11a、11b ロープの環
17 ストッパリング
34 サクションパイプ
Claims (13)
- 水中または水面における構造物の表面または周囲に配設され、自然の力で浮動し前記構造物に繰り返し接触して当該構造物の付着物を除去するとともに海生物等の付着を防止する付着物清掃装置において、
前記構造物の表面または周囲に廻されるロープ(第1のロープ)と、当該ロープに貫挿され自由回転する少なくとも1以上の駒と、を具えることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。 - 請求項1に記載の付着物清掃装置において、前記駒の少なくとも一部が中空であることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1または2に記載の付着物清掃装置において、前記第1のロープに連結され当該第1のロープとほぼ直交する方向へと延在する第2のロープと、前記第2のロープを貫挿しうる貫通口を有し水中で自由回転する少なくとも1以上の駒(第2の駒)と、を具えることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項3に記載の付着物清掃装置において、前記第2の駒は、内部に砂や水などの重量物を収めた密閉構造であるか、および/または、内部に水を通過させうる開口を有することを特徴とする付着物清掃装置。
- 請求項3または4に記載の付着物清掃装置において、さらに、前記第2のロープの端部に連結され前記第1のロープとほぼ平行する第3のロープを具え、当該第3のロープに前記第2の駒が少なくとも1以上貫挿されていることを特徴とする付着物清掃装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記ロープに2つ以上の駒が取り付けられているとともに、隣接する駒の間にそれぞれ、その内径が前記ロープより十分に大きく前記駒より小さい筒状のカラーが前記ロープに貫挿されていることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記駒が、長円形またはラグビーボール形であり、その長手方向に前記ロープを通す貫通口が延在していることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記駒の表面回転方向の少なくとも一部に突出部が形成されていることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記突出部がさらに、互いに間隔をあけて前記駒の回転方向と直交する方向に延在する複数の突条を具えることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記駒は、ポリエチレン樹脂をブロー成形してなることを特徴とする水中構造物の附着物清掃装置。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記駒は、ポリエチレン樹脂を成形した2または3ピースからなる材料を嵌合および/または溶着して構成されていることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記ロープはポリエチレン等の合成繊維を寄り合わせて構成されていることを特徴とする水中構造物の付着物清掃装置。
- 請求項1乃至12のいずれかに記載の付着物清掃装置において、前記第1および/または第3のロープの端部が環状に構成されており、2つの端部を重ねてボビン形状の連結具で挟んで連結する構成を有することを特徴とする水中構造物の附着物除去装置。
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