JP2003019998A - 海生物等の除去装置 - Google Patents

海生物等の除去装置

Info

Publication number
JP2003019998A
JP2003019998A JP2001205939A JP2001205939A JP2003019998A JP 2003019998 A JP2003019998 A JP 2003019998A JP 2001205939 A JP2001205939 A JP 2001205939A JP 2001205939 A JP2001205939 A JP 2001205939A JP 2003019998 A JP2003019998 A JP 2003019998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
hollow body
marine organisms
marine
sea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001205939A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Miyoshi
勲 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001205939A priority Critical patent/JP2003019998A/ja
Priority to US10/046,022 priority patent/US20030005874A1/en
Priority to EP01128752A priority patent/EP1273360A3/en
Publication of JP2003019998A publication Critical patent/JP2003019998A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/06Cleaning devices for hulls
    • B63B59/08Cleaning devices for hulls of underwater surfaces while afloat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/02Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by distortion, beating, or vibration of the surface to be cleaned
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B17/00Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
    • E02B17/0034Maintenance, repair or inspection of offshore constructions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/06Cleaning devices for hulls
    • B63B59/08Cleaning devices for hulls of underwater surfaces while afloat
    • B63B2059/087Cleaning devices for hulls of underwater surfaces while afloat the devices being adapted for being pulled across, or along the underwater surface to be cleaned, e.g. by ropes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬品などを使用せずに、波力、潮力などの自
然の力を利用して海生物等の付着物を水中構造物の壁か
ら除去するものであり、付着物の除去作業をする装置が
連結された多数の浮力体からなり、浮上しながら変形し
水中構造物の壁への衝突を繰り返して海生物等の付着物
を効率よく除去できる簡便な海生物等の除去装置を提供
する。 【解決手段】 水中または海中構造物の表面または周囲
に除去装置を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去す
る装置において、該装置は長円球状の互いに連結する複
数の中空体又は中実体と該中空体又は中実体の外周を覆
う保護カバーを備えており、かつ該保護カバーは、デュ
ーロメーター硬さ75〜85である樹脂から作製されて
いることを特徴とする海生物等の除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーバース、人工
島、桟橋などの海洋構造物を支持する水中構造物(例え
ば鋼管類の杭、H型杭、角型杭、コンクリート杭や壁、
垂直杭、水平材、斜材、橋脚、桟橋の脚、堤防、浮き桟
橋、ポンツーン)、船腹や船底などの船殻(特に停泊中
の展示船等)、オイルフエンスあるいはシールドフエン
ス等に付着した海生物(かき、フジツボ、イガイなどの
貝類、海藻類)およびそこに巻き込まれ又は付着した汚
泥等の付着物を、波力、風力、潮力などの自然の力を利
用して効果的に除去する海生物等の除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海洋構造物を支持する杭等の水中
構造物や船底のメインテナンスは、主として水中構造物
や船底の表面に付着している付着物(貝、海藻、錆、汚
泥など)を除去することによって行なわれている。この
ような付着物は鋼管の腐食を促進させ、また強固に付着
した海生物により鋼管の径がいびつになって波や風の抵
抗が大きくなり、例えば橋脚に使用された場合には異常
振動を引き起こし、亀裂の発生や破壊の一因となること
がある。コンクリート構造物においては、該コンクリー
トに含有するイオウ分を海生物が取り去り、一見強固に
みえるコンクリート構造物も表面から次第にぼろぼろに
減耗していく現象がみられる。このため、このような付
着物を定期的に除去する必要があるが、この除去作業は
現在主として、ケレン棒やワイヤブラシなどを用いる人
力によって行なわれていた。
【0003】ところが、海洋構造物の多くは設置数が数
百乃至数千本に達し、海上あるいは水上作業であるた
め、波風あるいは潮の干満や流れなどの気象条件に左右
され、危険が多く、また多数の作業者、場合によっては
潜水夫を必要とし、その長時間の除去作業は工費増大、
工期不安定、不安全作業などの要因になっている。また
これは、船殻や船底に付着した付着物の除去作業におい
ても同様であり、特に船舶においては船速度の著しい低
下につながるためドッグに入れて付着物を掻き落とすな
どの定期的な修理・保全作業が行なわれているのが現状
である。
【0004】このため、上記のような人手による作業を
必要としないように、例えば付着物(貝や海藻など)が
付着しにくくなる生物防除剤などの特殊塗料あるいは毒
性イオンを発生する物質塗布して海生物の付着を抑制あ
るいは死滅させる方法を採用したり、前記水中構造物を
防護するパイルカバーを取付けるなど、種々工夫されて
いるが、生物防除剤などの薬剤は作業員だけでなくまた
付近の海域を汚染し環境汚染の問題を発生する。そして
実際には前記海生物類などを付着物させないようにする
ことができず、やはり定期的に手作業で除去することが
避けられないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたものであり、水中(以下、海中および
淡海水中を含む)構造物の表面に接触する除去装置を風
力や波力(潮の流れや干満を含む)などによって、上下
動のみならず、さまざまな方向に動くことができるよう
にし、この動き(衝突の繰り返し)によってコンクリー
トや鋼管の杭などあるいは船底などの付着物を効果的に
除去し、しかもその付着物除去構造体を除去すべきコン
クリートや鋼管杭などの外形に沿うように取り付けるこ
とができるようにした水中構造物の海生物等の付着物除
去装置を提供する。なお、「海生物等」という記載は、
貝類、海藻類、プランクトン等の生物だけでなく、これ
らに巻き込まれたあるいは付着した汚泥または砂・砂
利、錆、その他の有機物または無機物を含む。また「海
生物等」の用語には水生物あるいは淡海水生物が含まれ
る。水性物あるいは淡海水生物が付着するような環境す
なわち河川や湖沼さらには淡水と海水が混合した淡海水
等においても同様な問題が生ずるが、この後に詳しく説
明する本発明の装置はこれらに全て適用できる。したが
って、本発明はこれらを含むものである。
【0006】本発明者は、先に上下動する波力や潮力等
を利用した浮力式付着物除去装置を発明した(特願平9
−164374)。これによれば、コンクリートや鋼管
杭などに付着した貝や海藻などの海生物は数日のうちに
大半が除去されるという優れた付着物除去効果があるこ
とが分かった。またこのような浮力式付着物除去装置を
さらに改良して、比較的ゆっくりとかつ着実な付着物除
去効果をもたせて付着物除去構造体の寿命を延ばすとと
もに、海生物の付着区域全面に付着物が残存することな
く、より着実にきれいに除去できる装置も提案した(特
願平9−363304、特願平10−188068)。
一般に貝や海藻などの海生物は水面近傍(水面ならびに
直上および直下)に付着生息することが多く、また海面
に浮上するゴミや泥などを含んで次第に肥大化してい
く。すでに提案した上記発明はこのような付着物の除去
に極めて効果的である。
【0007】本発明は上記の発明をさらに改良したもの
である。貝や海藻などの海生物は場合によっては水中下
10数メート以上に亘って付着生息することもあるが、
これを除去するために付着物除去装置を多段に配設した
発明および浮力式付着物除去装置の下方に、除去した海
生物や死骸等を回収する装置を附設した発明については
すでに上記特許出願の中に紹介した。上記発明の中で
は、中空体の外周面上には円管状または角管状の保護リ
ングを嵌め被せて中空体の寿命を向上させるとともに、
急速除去と緩慢除去とに使い分けができるように中空体
外周面を特異な形状にして互換性をもつ構造とした除去
装置を提案した。本発明は、さらに能率よくしかも簡単
な構造で海生物などの付着物をきれいに除去できる装置
を提供する。また、これによって装置の交換や取り外し
頻度を減少させ、安定した操業ができる水中構造物等の
海生物等の除去装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1)水中または海中構造物の表面または周囲に除去装置
を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去する装置にお
いて、該装置は長円球状の互いに連結する複数の中空体
又は中実体と該中空体又は中実体の外周を覆う保護カバ
ーを備えており、かつ該保護カバーは、デューロメータ
ー硬さ75〜85である樹脂から作製されていることを
特徴とする海生物等の除去装置 2)保護カバーの外周にさらにソケットリングを備えて
いることを特徴とする上記1に記載の海生物等の除去装
置 3)ソケットリングは、保護カバーの外表面に設けた桟
状の突起の一部又は全部に嵌合する内面を備えているこ
とを特徴とする上記2記載の海生物等の除去装置 4)ソケットリングの外表面の幅方向に沿って、保護カ
バーの回転方向に直角な方向に複数の突起を備えている
ことを特徴とする上記2又は3記載の海生物等の除去装
置 5)ソケットリングが、デューロメーター硬さ75〜8
5の樹脂から作製されていることを特徴とする上記2〜
4のそれぞれに記載の海生物等の除去装置 6)除去装置の連結部に断面が円形又は楕円形の自由回
転するカラーを設けたことを特徴とする上記1〜5記載
の海生物等の除去装置 7)断面が楕円形のカラーが、その幅方向に亘って長円
方向に傾斜していることを特徴とする上記6記載の海生
物等の除去装置 8)水面または海面に浮上する互いに連結した除去具の
下方に、チェーン等の連結具を介して垂設された水中ま
たは海中に浮遊し互いに連結した下段又は複数段の除去
具を備えており、前記連結具に樹脂製のパイプを被せ、
該連結具の動きを制限させたことを上記1〜7記載の海
生物等の除去装置を提供する。
【0009】また、本発明は、 9)保護カバーの内径は中空体又は中実体の外径よりも
やや大きく、中空体又は中実体の外周上で回転可能に保
持されていることを特徴とする上記1〜8のそれぞれに
記載の海生物等の除去装置 10)保護カバーは分割できる2個のカップ状のカバー
からなり、相互にスナップ式に嵌合できる突起と溝部を
備えていることを特徴とする上記1〜9のそれぞれに記
載の海生物等の除去装置 11)保護カバーの周面の少なくとも1部に、水中また
は海中構造物の表面に衝突する桟状の複数の突起を備え
ていることを特徴とする上記1〜10のそれぞれに記載
の海生物等の除去装置 12)桟状の突起は、保護カバーの回転方向に直角な面
内にあることを特徴とする上記1〜11のそれぞれに記
載の海生物等の除去装置 13)桟状の突起の一部又は全部と、スナップ式に嵌合
できる突起と溝部の位置が同一ラインに整列しているこ
とを特徴とする上記1〜12のそれぞれに記載の海生物
等の除去装置 14)前記該中空体又は中実体の両側面に相互に連結さ
せるための耳を備え、中空体の両側の耳が互いに直交す
る面上にあることを特徴とする上記1〜13のそれぞれ
に記載の海生物等の除去装置 を提供する。
【0010】さらに、本発明は、 15)中空体の内部に連通する開閉可能な孔を備えてい
ることを特徴とする上記1〜14のそれぞれに記載の海
生物等の除去装置 16)隣接する中空体又は中実体は相互の耳をボルトナ
ット等の機械的手段により連結されており、かつこれら
の耳間に中空体又は中実体の耳取付け部から前記両耳連
結部までの長さをほぼ半径とする円形のストッパー板を
備えていることを特徴とする上記1〜15のそれぞれに
記載の海生物等の除去装置 17)中空体又は中実体が水中または海中構造物の周囲
にリング状に配置されていることを特徴とする上記1〜
16のそれぞれに記載の海生物等の除去装置 18)水面または海面に浮上する互いに連結した中空体
又は中実体と該中空体又は中実体からチェーン等の連結
具を介して垂設された水中または海中に浮遊し互いに連
結した複数の除去具を備えていることを特徴とする上記
1〜17のそれぞれに記載の海生物等の除去装置 19)互いに連結した複数の中空体又は中実体の前記連
結具に結合したブイを備えていることを特徴とする上記
18に記載の海生物等の除去装置 20)水面または海面に浮上する互いに連結した複数の
中空体又は中実体及び又は連鎖状に結合した除去具の下
方にチェーン等の連結具を介して垂設された海生物等を
収容するネットを備えていることを特徴とする上記1〜
19のそれぞれに記載の海生物等の除去装置 21)船体の船腹周囲の水面または海面に浮上する互い
に連結した複数の中空体又は中実体と、該船体の両舷の
いずれか一方の中空体又は中実体に結合し船底の下を通
過して他方の中空体又は中実体に結合する1または複数
本の連鎖状に結合した除去具を備えていることを特徴と
する上記1〜20のそれぞれに記載の船舶に付着した海
生物等の除去装置 を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の海生物等の除去装
置を構成する1個の中空体1の横断面図である。中空体
1の形状は、図に示すように、長円球状(瓜状あるいは
枕状)とする。個々の中空体は後述する連結部を除き左
右対称とする。中空体1の内部は文字通り中空部2(図
1の点線内)を形成する。中空体1はブロー成形により
製作するのがよいが、他の方法で製作してもよい。除去
装置は、海面に浮上し又は海面下に浮遊しながら海洋構
造物等の海生物に接触して除去するので、除去装置その
ものが浮力をもっているのが望ましい。したがって、除
去装置は中空体とするのが好ましいが、中実体であって
もよい。浮力が不足する場合にはブイ等を利用して浮力
を向上させることもできる。以下においては、主として
代表例である中空体を用いて説明する。
【0012】中空体1の両側部には、個々の中空体を連
結するための耳3、4(なお、明細書で使用する「耳」
は耳状の突起部を意味し、聴覚を司る生物の耳を意味す
るものではない)を有する。各耳3、4にはそれぞれ孔
3−1、4−1を備え、この孔3−1、4−1にボルト
などの固定具を挿入して隣接する中空体1を相互に連結
(リンク結合)する。この隣接する中空体1の固定方法
は相互に回転できるようにゆるく締めても良いし、また
きつく締めて相互に一定の角度に保持するようにするこ
ともできる。
【0013】図1に示すように、耳3、4は互いに直角
に交差する面上にある。このようにして中空体1を結合
すると隣接する中空体1は相互に回動(回転)可能では
あるが、その次の中空体1による(1つ置きに)同じ方
向への回動は妨げられる(向きが直角方向なので)。こ
れによって中空体1を例えばリング状に連結した場合、
偏った変形を伴うことなく輪状の形をほぼ維持できると
いう効果がある。これに対し、耳3、4が同一面上にあ
れば1方向への回動となるので、リング状に連結した場
合波力等を受けて特定方向への偏りを生ずることがあ
る。しかし、リング状に結合した中空体1はランダムに
屈曲するので除去が完結するまでの長期的な除去作業を
実施すれば特に問題となることはないので、本発明にお
いては、このように耳3、4が同一面上にある場合も含
む。
【0014】隣接する中空体1の耳3、4は重ね合わせ
面が、丁度中心線上にくるようにする必要があるので、
各中空体1の耳3、4はその厚みを考慮し、片面が中心
線の位置にくるような位置に設ける。中実体又は中空体
の主目的は海面等に浮上させて海生物等の除去作業を行
なうことであるが、特に中空体1については、開閉でき
る孔を設けて(図示せず)空間部2に水を注入し、海中
または水中に沈め浮遊させ、水中構造物における水面下
の海生物等の除去作業を行なうこともできる。水中での
除去作業のみに機能させる場合には、始めから孔を開放
状態にしておくこともできる。上記「開閉できる孔」は
この意味を含む。
【0015】中空体又は中実体の材料として硬質の材料
を使用すれば、中空体又は中実体自体が海生物等の除去
の機能をもつ。しかし、中空体又は中実体の磨耗をさけ
るために、後述する保護カバーを被せて使用する。中空
体又は中実体の材料にはポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン、ジュラコン、硬質ゴムなどの樹脂を使用
するのが好適である。しかし、これらの樹脂以外の材料
を用いてもよい。これらの材料に必要とされる特性は、
成形性がよく浮力体としての役割を有し、対摩耗性があ
り、貝や海藻などの付着物を除去するが、鋼管やコンク
リートなどの水中構造物の磨耗を避けることができる材
料であるという制限を受けるだけである。
【0016】図2および図3に中空体又は中実体1(な
お、以下においては中空体又は中実体は同一機能を持つ
ので、同一符号1を使用する。)の外周面上に若干のク
リアランスをもって嵌まる保護カバー5を示す。この保
護カバー5は本発明の大きな特徴の一つである。保護カ
バー5の内径は中空体又は中実体1の外径よりもやや大
きく、中空体又は中実体1の外周上で回転可能に保持さ
れる。この保護カバー5は分割できる2個のカップ状の
保護カバー部分5−1、5−2からなり、相互にスナッ
プ式に嵌合できる突起6と溝部7を備えている。保護カ
バーのカップの底部には、前記中空体又は中実体の両耳
3、4を挿通させることができる穴8が設けられてい
る。
【0017】2個のカップ状保護カバー部分5−1、5
−2の中空部を向かい合わせ、それぞれ中空体又は中実
体1の両耳3、4を通して挿入した後、前記互いの突起
と溝部を嵌め合わせて結合する。これによって、保護カ
バー5は中空体又は中実体1のほぼ全体を覆い、かつ自
由に回転できる個々の除去装置の組立体が完成する。図
から明らかなように、保護カバー5は中空体又は中実体
1上で回転するが、左右に殆ど移動することはない。水
中または海中構造物の表面、すなわち海生物等にはこの
保護カバーが直接衝突を繰り返し、除去作業を行なう。
保護カバー5の材料としては、中空体又は中実体1と同
一の材料、すなわち塩化ビニール、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ナイロン、ジュラコン、硬質ゴムなどの樹
脂を使用するのが好適である。しかし、これらの樹脂以
外の材料を用いてもよい。
【0018】上記2個のカップ状保護カバー5−1、5
−2をスナップ式に嵌合させた後、これらを溶着して強
固に結合させることもできる。特に波の荒い外洋では、
単にスナップ式に嵌合させただけでは、特に波の荒い外
洋では外れる可能性があるので、このような場合に溶着
は有効である。中空体又は中実体1に保護カバー5を取
付けた後、図2に示すように、連結ボルト9を使用して
隣接する中空体又は中実体1を相互に連結する。符号9
−1ナット、符号9−2はワッシャーを示す。連結した
一連(遠視すると鎖状に見える)の中空体又は中実体1
を海洋構造物等の周囲の海面に掛け渡し、鎖状に転結し
た一連の中空体又は中実体1の両端を最後に結合し、円
環状に配設された海生物等の除去装置を完成する。この
後、波力等により自在変化に上下等の移動を万遍となく
繰り返し、効果的に海生物等を除去する。
【0019】保護カバー5の周面の少なくとも1部に、
水中または海中構造物の表面に衝突する桟状の複数の突
起10を設ける。この桟状の突起10は、保護カバー5
の回転方向に直角な面内にあるのが良い。さらに、この
桟状の突起10の一部又は全部と、スナップ式に嵌合で
きる突起6と溝部7の位置が同一ラインに整列させると
構造的に無駄がなく、強度の高い突起10の付いた保護
カバー5を形成できる。この桟状の突起10は、波力等
による海面に浮上する除去装置の上下動に伴い、海生物
又は海中構造物の表面に衝突しながら、中空体又は中実
体1の周囲に不規則に回転し、海生物の除去をより効果
的に行うことができる。
【0020】海生物の初期の除去作業に際しては、海生
物が水中または海中構造物の表面に強固に付着してお
り、手作業等では非常に除去が困難であるが、上記桟状
の突起10による海生物除去の役割は大きい。当然、保
護カバーの中で桟状の突起10の磨耗が最も激しいが、
この桟状の突起10が磨耗し消失しても、保護カバー5
単独でも海生物等の除去効果を示す。また、さらにこの
保護カバー5が磨耗し消失したとしても、中空体又は中
実体自体1も海生物等の除去能を有し、効果的に海生物
等を除去することができる。保護カバー5が磨耗した時
点で、新しい保護カバー5に交換するのが効率的である
が、通常交換時にはすでに、海生物の除去は殆ど達成さ
れている。
【0021】保護カバーが硬質の場合は使用時に割れが
入ることがあり、また硬質の樹脂であるほど寿命が急速
に低下する傾向がある。交換頻度が多いことは結果とし
て、海生物等の除去効率が低下することを意味する。し
たがって、保護カバーの寿命を延ばすことは極めて重要
である。以上から、特に長期間使用する場合又は寿命を
延ばすために、硬質の保護カバーよりもむしろ軟質の保
護カバーが有効であることが分かった。特に、JIS規
格K7366に示すような、デューロメーター硬さ75
〜85である樹脂から作製することが望ましい。このよ
うな材料としては軟質塩化ビニールなどが好適である。
また、図6A、B(Aは側面図、Bは断面図)に示すよ
うに、保護カバー5の外周にソケットリング30を設け
ることにより、さらに保護カバー5の寿命を延ばし、効
率的な海生物等の除去効果を得ることができる。このソ
ケットリング30は、保護カバー5の外表面に設けた桟
状の突起6の一部又は全部に嵌合する内面を備えている
と、取付けが簡単であり、安定した設置ができる。さら
に、必要に応じて、保護カバー5とソケットリング30
を接着剤(樹脂性等の)を用いて接合することができ、
これによって、より強固に接合できる。図7A、B(A
は正面図とその断面図、Bは横断面図)に、中空体又は
中実体1の外周に保護カバー5を取付け、さらにその外
側にソケットリング30を設けた例を示す。
【0022】ソケットリング30には、外表面の幅方向
に沿って保護カバー5の回転方向に直角な方向に複数の
突起31を設ける。これによって、海生物等の除去効果
がさらに向上する。このソケットリング30の材質も同
様に、デューロメーター硬さ75〜85の樹脂から作製
されていることが望ましい。これによってソケットリン
グ30の損耗を減少させ、寿命を延ばすことができる。
また、除去装置の連結部に図8及び図9に示すような、
断面が円形又は楕円形の自由回転するカラー(一定の幅
がある)32を設けるのが望ましい。リング状に連結し
た除去装置の海洋構造物を支持する水中構造物と常時衝
突接触部分に海生物が付着することはないが、衝突接触
部分から若干離れた除去装置の連結部に、多数の海生物
がびっしりと付着する場合がある。このような状態にな
ると、波や潮力による除去装置の不規則な動きが無くな
り、除去効果が急速に低下する。本発明の除去装置の連
結部に設けたカラー32はその自由運動により、海生物
の付着を妨害し、除去装置の不規則な動きを円滑にする
効果を有する。このカラー32は後述する樹脂製パイプ
33の周囲にも設置することができる。同様に、パイプ
への海生物の付着を効果的に防止することができる。中
空体又は中実体1、保護カバー5及びソケットリング3
0の全てを樹脂製とし、これらの三点セットの重量は合
計で、1.5kg以下、さらには1.2kg以下とする
ことができる。すなわち、10個の連結で15kg以下
(連結果金具の重量を除く)、20個の連結で30kg
以下とすることができる。軽量化は、陸上、船、海上で
の運搬・組立・取付操作が極めて容易であると共に、
波、潮力、風力等によって運動能力が高まるので、海生
物等の除去効果がさらに向上するという重要な意味を持
つ。このように、本発明の除去装置は、海生物等の著し
い除去効果を備え、かつ軽量化ができるという優れた特
長を有する。特に、このカラー32は断面が楕円形のカ
ラー32が、その幅方向に亘って長円方向に傾斜してい
ることが望ましい。このようなカラー32はその長円方
向が先細りとなるので、その先端の接触が海生物の付着
を効果的に抑制する効果がある。
【0023】図3に中空体又は中実体1をリング(輪)
状に連結し、その下部に同様にリング(輪)状に連結し
た除去装置11、12を上下2段に配置した構造を示
す。説明の便宜のために、図3では2段の例を示すが、
海面上にのみ設けた構造、即ち1段とすることもできる
し、また多段とすることもできる。図3において、海面
を示していないが、上部中空体又は中実体11が連鎖し
ている位置が海面の位置に相当する。したがって、除去
具12は海面下にある。また、図3では中空体又は中実
体1の構造を詳細には図示していないが、図2と同様の
保護カバーの構造を持つものである。
【0024】符号13は鋼管杭を示す。図3では鋼管杭
13の径を縮小して中空体又は中実体1のリング11、
12を見易くしているが、中空体又は中実体1のリング
11、12の径が小さ過ぎると中空体又は中実体1と被
除去物との摩擦が大きくなり、波力等によって衝突を繰
り返すはずの中空体又は中実体1の動きが悪くなり、除
去効率が落ちるかまたは動かなくなる。また、中空体又
は中実体1のリング11、12の径が大きすぎると、中
空体又は中実体1のリング11、12と被除去物との接
触率が小さいため除去効率が落ちる。したがって、この
リング11、12の径は付着物の厚さ、鋼管杭13の
径、波高等によって適度に調節する必要がある。
【0025】図3に示すように、リング11から垂設し
たチエーン、ワイヤー等の吊持具14を介して海面下に
ある中空体又は中実体1を輪状に連結したリング12を
吊持する。リング12の中空体又は中実体1は、例えば
中空体1の内部のガス(空気)を抜いて水を入れて使用
することもできるし、また中実体を使用して、浮力をあ
る程度制限して使用することもできる。上記中空体の構
造は浮力を高める構造として使用することもでき、ま
た、水を入れ沈めて使用することもできるという汎用性
があるので、極めて有効に使用できる。リング11に
は、リング12やこれらを吊持するために垂設したチエ
ーン、ワイヤー等の重量がかかるが、適宜ブイ15を付
設することもできる。ブイは発砲プラスチック製であ
り、内部を中空とし、射出成形法で作製したものが好適
であるが、他の材料や方法で作製したものも使用でき
る。
【0026】図4は、リング12で使用する中空体又は
中実体1の構造を示す。中空体又は中実体1の構造はリ
ング11で使用するものと同一であり、連結ボルト18
に垂設チエーン16と垂設金具17をリング12の適当
な個所に連結した点が異なるのみである。このように、
2段に除去装置を設置することにより、海面上を海面下
の広範囲は区域の海生物を除去することができる。な
お、図示しないが、除去された海生物等を回収するネッ
トをリング11、リング12の下方に取付ける構造とす
ることもできる。上記のように、除去装置を2段又は多
段に設置した場合、海面に浮上した1段目の除去装置の
移動が波や風等の影響により、最も激しく動く。したが
って、その下の段の除去装置は、このような1段の除去
装置の動きに連動して、動くことが望ましい。しかし、
上記のようにチェーンの吊持具14で吊るした場合に
は、チェーンの吊持具14が1段目の除去装置の動きを
吸収してしまうので、2段目以降は効果的な動きができ
ないという問題が生じた。本発明においてはこれを解決
するために、図9に示すように、前記チェーン等の吊持
具14に樹脂製のパイプ33を被せ、該吊持具14の動
きを封じた。これによって、下段(2段目以降)の除去
装置もほぼ1段目の除去装置の動きに連動して、動くこ
とが可能となり、2段又は多段に設置したリング状除去
装置の除去効果をさらに高めることが可能となった。前
記カラー32には、この樹脂製のパイプ33の周囲に配
置し、海生物の付着を効果的に防止することができる。
【0027】図5に船腹や船底などに強固に付着した貝
や海藻などの海生物を短時間の内に効果的に除去する例
を示す。図5(A)は上からみた本装置の概念説明図を
示し、同(B)は断面図を示す。符号WLは水面を示
す。船体20の船腹周囲の水面または海面に浮上する連
鎖状に結合した中空体又は中実体1を配置し、かつ該船
体の両舷のいずれか一方の中空体又は中実体1に結合し
船底の下を通過させて他方の中空体又は中実体1に結合
する1または複数本の連鎖状に結合した除去装置21を
配置する。中空体又は中実体1の外周面上には上記と同
様に保護カバー5が取付けられている。一点鎖線は連鎖
状に結合した中空体又は中実体1と除去装置21の配置
を示す。なお、図5に示す除去装置21はリンク結合し
た図3又は図4に示すものと同様に、水中に浮遊するよ
うに空気を抜き、水を注入した中空体1又は中実体と同
構造のものを使用することができる。
【0028】連鎖状に結合した中空体又は中実体1の適
当な場所にブイ19を設けてさらに浮力を向上させるこ
ともできる。船首および船尾にはロープ22を取付け、
この長さを調節して連鎖状に結合した中空体又は中実体
1の位置決めと船体への繰返し衝突を可能とするもので
ある。このような本発明の装置において、船体20に打
ち寄せる波や風等は海面に浮上する連鎖状に結合した保
護カバー5を取付けた中空体又は中実体1を不規則な変
形と船腹への衝突を生じさせ、また、これに伴って船底
に張り巡らせた1または複数本の連鎖状に結合する除去
装置21が不規則な運動と船底への衝突を繰返し、船腹
および船底に付着した海生物等を効果的に除去すること
ができる。
【0029】保護カバー5を備えた中空体又は中実体1
は隣接する中空体又は中実体1と互いにリンク結合して
いるので、この連結された中空体又は中実体1は水中構
造物の周囲にある制限をもって変形することができる。
この変形の制限は、一つ置きに中空体又は中実体1のリ
ンクの向き(連結させるための耳の向き)が変化してい
ることによる。これによって、連結された中空体又は中
実体1が無制限に変形するのではなく、全体として例え
ば輪状であればその形状をある程度維持しながら変形す
るという特徴を有している。このため中実体又は中空体
1の無駄な動きが無くなり、除去効果を増加させること
ができる。
【0030】
【発明の効果】薬品などを使用せずに機械的に風力、波
力、潮力などの自然の力を利用して海生物などを除去す
るものであり、リンク機構により結合した一定の範囲で
回動できる中空体又は中実体を設けて浮力を向上させる
と同時に無駄な動きを無くし、また中空体又は中実体の
外周面に保護カバーを配置して水中構造物あるいは船腹
や船底に接触、衝突する付着物除去装置の寿命を延ばす
とともに、装置の交換や取り外し頻度を減少させ、安定
した付着物除去操業ができ、また垂直な杭などの水中構
造物だけでなく、さらに水平あるいは斜めに伸びる構造
物あるいは船腹や船底などに強固に付着した貝や海藻な
どの海生物を短時間の内に効果的に除去することができ
るという優れた効果を有する。保護カバーは2分割でき
る構造とされているので、中空体又は中実体への取付け
が容易であり、またこの保護カバーに桟状の突起を設け
ることにより、海生物等への衝撃力を高め、一層除去効
果を高めることができる。さらに、水面下に沈められた
海生物等の付着物除去装置を設け、水面近傍と水中下に
存在する付着物とに同時に衝突を繰り返させてこれを除
去し、水中構造物のほぼ全域に亘って強固に付着した貝
や海藻などの海生物を短時間の内に効果的に除去するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海生物等の除去装置を構成する中空体
の横断面説明図である。
【図2】保護カバーを備えた中空体又は中実体の組立て
の様子を示す説明図である。
【図3】中空体又は中実体を連結して、海洋構造物
(杭)の周囲に配置した2段の海生物除去装置の概観説
明図である。
【図4】下方に配置した除去装置における中空体又は中
実体の組立ての様子を示す説明図である。
【図5】本発明の装置を船腹や船底などの付着海生物を
除去する例の概念説明図であり、図5(A)は上からみ
た説明図、同(B)はその断面図である。
【図6】保護カバーの外周にソケットリングを設けた図
であり、Aは側面図、Bは断面図をそれぞれ示す。
【図7】中空体又は中実体の外周に保護カバーを取付
け、さらにその外側にソケットリングを設けた例を示す
図であり、Aは正面図とその断面図、Bは横断面図をそ
れぞれ示す。
【図8】除去装置の連結部に、断面が円形又は楕円形の
自由回転するカラーを設けた概念説明図である。
【図9】チェーン等の吊持具に樹脂製のパイプを被せた
2段に設置したリング状除去装置の概念図である。
【符号の説明】
1: 中空体又は中実体 2: 中空部 3,4: 耳 5: 保護カバー 6: 突起 7: 溝部 8: 穴 9: ボルト 10: 桟状の突起 11: 上段のリング 12: 下段のリング 13: 鋼管杭 14: チェーン、ワイヤー等の吊持具 15: ブイ 16: 垂設チェーン 17: 垂設金具 18: ボルト 19: ブイ 20: 船体 21: 除去装置 22: ロープ 30: ソケットリング 31: ソケットリングの突起 32: カラー 33: パイプ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中または海中構造物の表面または周囲
    に除去装置を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去す
    る装置において、該装置は長円球状の互いに連結する複
    数の中空体又は中実体と該中空体又は中実体の外周を覆
    う保護カバーを備えており、かつ該保護カバーは、デュ
    ーロメーター硬さ75〜85である樹脂から作製されて
    いることを特徴とする海生物等の除去装置。
  2. 【請求項2】 保護カバーの外周にさらにソケットリン
    グを備えていることを特徴とする請求項1に記載の海生
    物等の除去装置。
  3. 【請求項3】 ソケットリングは、保護カバーの外表面
    に設けた桟状の突起の一部又は全部に嵌合する内面を備
    えていることを特徴とする請求項2記載の海生物等の除
    去装置。
  4. 【請求項4】 ソケットリングの外表面の幅方向に沿っ
    て、保護カバーの回転方向に直角な方向に複数の突起を
    備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の海生
    物等の除去装置。
  5. 【請求項5】 ソケットリングが、デューロメーター硬
    さ75〜85の樹脂から作製されていることを特徴とす
    る請求項2〜4のそれぞれに記載の海生物等の除去装
    置。
  6. 【請求項6】 除去装置の連結部に断面が円形又は楕円
    形の自由回転するカラーを設けたことを特徴とする請求
    項1〜5記載の海生物等の除去装置。
  7. 【請求項7】 断面が楕円形のカラーが、その幅方向に
    亘って長円方向に傾斜していることを特徴とする請求項
    6記載の海生物等の除去装置。
  8. 【請求項8】 水面または海面に浮上する互いに連結し
    た除去具の下方に、チェーン等の連結具を介して垂設さ
    れた水中または海中に浮遊し互いに連結した下段又は複
    数段の除去具を備えており、前記連結具に樹脂製のパイ
    プを被せ、該連結具の動きを制限させたことを請求項1
    〜7記載の海生物等の除去装置。
  9. 【請求項9】 保護カバーの内径は中空体又は中実体の
    外径よりもやや大きく、中空体又は中実体の外周上で回
    転可能に保持されていることを特徴とする請求項1〜8
    のそれぞれに記載の海生物等の除去装置。
  10. 【請求項10】 保護カバーは分割できる2個のカップ
    状のカバーからなり、相互にスナップ式に嵌合できる突
    起と溝部を備えていることを特徴とする請求項1〜9の
    それぞれに記載の海生物等の除去装置。
  11. 【請求項11】 保護カバーの周面の少なくとも1部
    に、水中または海中構造物の表面に衝突する桟状の複数
    の突起を備えていることを特徴とする請求項1〜10の
    それぞれに記載の海生物等の除去装置。
  12. 【請求項12】 桟状の突起は、保護カバーの回転方向
    に直角な面内にあることを特徴とする請求項1〜11の
    それぞれに記載の海生物等の除去装置。
  13. 【請求項13】 桟状の突起の一部又は全部と、スナッ
    プ式に嵌合できる突起と溝部の位置が同一ラインに整列
    していることを特徴とする請求項1〜12のそれぞれに
    記載の海生物等の除去装置。
  14. 【請求項14】 前記該中空体又は中実体の両側面に相
    互に連結させるための耳を備え、中空体の両側の耳が互
    いに直交する面上にあることを特徴とする請求項1〜1
    3のそれぞれに記載の海生物等の除去装置。
JP2001205939A 2001-07-06 2001-07-06 海生物等の除去装置 Withdrawn JP2003019998A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205939A JP2003019998A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 海生物等の除去装置
US10/046,022 US20030005874A1 (en) 2001-07-06 2001-10-29 Apparatus for removing marine organisms and the like
EP01128752A EP1273360A3 (en) 2001-07-06 2001-12-03 Apparatus for removing marine organisms and the like

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205939A JP2003019998A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 海生物等の除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003019998A true JP2003019998A (ja) 2003-01-21

Family

ID=19042158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205939A Withdrawn JP2003019998A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 海生物等の除去装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20030005874A1 (ja)
EP (1) EP1273360A3 (ja)
JP (1) JP2003019998A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102573A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Ecoguard Systems Ltd 水中構造物の付着物清掃装置
CN112845259A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 合肥博斯维尔能源科技有限公司 一种太阳能基柱附着物清理装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008123761A1 (en) * 2007-04-06 2008-10-16 Iev International Limited Durable apparatus for the prevention of marine growth by ocean waves and currents
US20080282957A1 (en) * 2007-05-18 2008-11-20 Rick Palmby Boat scrubber
US9168988B2 (en) 2010-12-27 2015-10-27 Loch Stock and Barrel LLC Method of cleaning a rotating object
US8651039B2 (en) 2010-12-27 2014-02-18 Anthony L. Newt Boat hull cleaning system
US20120160147A1 (en) * 2010-12-27 2012-06-28 Newt Anthony L Boat hull cleaning system
GB2506088B (en) * 2011-07-01 2017-07-12 Iev Group Sdn Bhd Self-cleaning apparatus for the prevention of marine growth
CN111253125B (zh) * 2019-12-02 2022-01-14 哈尔滨工程大学 一种诱导海洋固着生物附着的绿色混凝土及制备方法
CN113401299B (zh) * 2021-07-07 2023-07-21 江苏海事职业技术学院 一种船舶减摇装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY123038A (en) * 1995-07-25 2006-05-31 Impact Surge Sdn Bhd Apparatus for the combatting of underwater growth on submerged structures
US5598804A (en) * 1995-09-05 1997-02-04 Vostitsanos; Lazaros J. Device for clearing water intake grilles of water jet watercraft
JPH1110095A (ja) * 1997-06-20 1999-01-19 Isao Miyoshi 浮力式付着物除去装置
JPH1143095A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Yoshifumi Komiyama 浮力式船底貝藻取り具
JP2000008339A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Isao Miyoshi 海生物等の除去装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102573A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Ecoguard Systems Ltd 水中構造物の付着物清掃装置
US7222578B2 (en) 2004-10-01 2007-05-29 Ecoguard Systems Ltd. Apparatus for removing attachments deposited on underwater structure
CN112845259A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 合肥博斯维尔能源科技有限公司 一种太阳能基柱附着物清理装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1273360A2 (en) 2003-01-08
US20030005874A1 (en) 2003-01-09
EP1273360A3 (en) 2003-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU617320B2 (en) Apparatus for the combatting of marine growth on offshore structures
WO2020207133A1 (zh) 一种用于水上漂浮垃圾的浮式垃圾清理装置
US5765968A (en) Apparatus for eliminating and preventing marine growth on offshore structures
JP2003019998A (ja) 海生物等の除去装置
JP2000008339A (ja) 海生物等の除去装置
JP2006102573A (ja) 水中構造物の付着物清掃装置
US4612056A (en) Method and device for platform encrustation eradication
JPH1110095A (ja) 浮力式付着物除去装置
JP3121912U (ja) 水中構造物の付着物清掃装置
JP2001114190A (ja) 海生物等の除去装置
JP2002013117A (ja) 海生物等の除去装置
CN109006612A (zh) 一种具有联动清污功能的渔业网箱系泊结构
CN211283884U (zh) 一种具有生态修复功能的消浪浮体
JP3002178B2 (ja) 海棲生物付着防止器具
KR100418124B1 (ko) 수중 오탁방지막의 부착생물 제거장치
JP3289774B2 (ja) 水中構造物の浮力式付着物除去装置
JP3420048B2 (ja) 係留装置
JP2003095190A (ja) 浮体底面の付着物除去装置
JP3320351B2 (ja) 係留杭のための付着物除去装置
JPH11347500A (ja) 海生物等の除去装置
CN214695507U (zh) 海生物的柔性清除装置
JP2004268821A (ja) 沈錘
JP2001254326A (ja) 海洋付着生物除去構造
KR200359264Y1 (ko) 기상악화 및 부착생물에 대한 대책수단이 강구된 부침형오탁방지막
JPH08228634A (ja) 養殖用タイヤ型浮沈式生け簀

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007