JPH1110095A - 浮力式付着物除去装置 - Google Patents

浮力式付着物除去装置

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JPH1110095A
JPH1110095A JP9164374A JP16437497A JPH1110095A JP H1110095 A JPH1110095 A JP H1110095A JP 9164374 A JP9164374 A JP 9164374A JP 16437497 A JP16437497 A JP 16437497A JP H1110095 A JPH1110095 A JP H1110095A
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    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/06Cleaning devices for hulls
    • B63B59/08Cleaning devices for hulls of underwater surfaces while afloat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートが取付けられた除去部材を波の力
(潮の干満を含む)によって、上下動のみならず、あら
ゆる方向に動かし、その動きによって前記鋼管杭類等の
付着物を効果的に除去し、しかもその除去部材を鋼管杭
類等の外観形状に沿う形成可能にしてあらゆる外観形状
の水中構造物、水平状水中構造物でもその除去が効果的
な浮力式付着物除去装置を提供する。 【解決手段】 水面に浮上した状態で波の力(潮の干
満、潮流、波の大きさ等)によって付着物除去リング1
があらゆる方向に向かって動きながら、鋼管杭類の水中
構造物Bに接触して付着物を除去する。付着物除去リン
グ1は駒部材11の連結本数及び各駒部材11の水平方向の
回動角度の設定によって水中構造物Bの外観形状に沿う
平面視形状に保形させて、その水中構造物Bに沿って前
記波の力で上昇下降して付着物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋構造物(例え
ば、シーバース、人工島、桟橋、その他)の杭類等の水
中構造物(たとえば、鋼管類、H型杭、角型杭、コンク
リート杭、脚部、垂直杭、鉛直杭、斜材、水平杆、桟橋
の脚、堤防)等や船底に付着した付着物を除去する浮力
式付着物除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海洋構造物の杭類等の水中構造物
や船底のメンテナンスはその水中構造物や船底の表面に
付着している付着物(貝殻、藻、錆、汚泥等)除去する
ことによって行われている。その付着物除去作業は現況
としてはケレン棒、ワイヤーブラシ等を用い、人力によ
って行われている。処が前記水中構造物は、配設数が多
く(数百本乃至数千本)、海上作業であるため、潮の干
満、気象条件に左右される等時間的制約を受け、多くの
作業者、場合によっては潜水夫を必要とし、その除去作
業は工費増大、工期不安定及び不安全作業等の要因にな
っている。また、船底の付着物除去においても同様に工
費増大、工期不安定及び不安全作業等の要因になってい
る。その他、前記付着物(殊に貝殻、藻等の海生物)を
付着しにくくするため、前記水中構築物に特種塗料を塗
布するとか、或いは前記水中構築物にパイルかバーを取
り付けるとか、種々腐心しているのであるが、前記付着
物(海生物類)が付着しなくなるわけではないため、や
はり定期的に除去してやらなければならない。
【0003】これら問題点を解決するための工夫がなさ
れている(たとえば、実公昭60−15786号、実開
昭56−138932号公報等参照) 前記第1番目の刊行物は、分割可能な筒状の浮き体と前
記浮き体から下方向に延設された支柱に固設したリング
状の枠体とからなり、且つ前記浮き体及び/または枠体
の内周面に刃部を設けてなる考案の構成と、その構成の
浮き体及び刃部とを鋼管杭に取付け、潮の干満または波
浪により水面が上下動すると、浮き体が上下動し、枠体
の刃部及び浮き体の刃部が鋼管杭上を摺動し、鋼管杭の
表面に付着している付着物を掻き落とされるという考案
の構成とを開示している。第2の考案は海洋構造物の杭
類に嵌装され、その内部に空間を有し、その下方にこの
空間と連通する開口とを備えた環状の本体と、該本体の
外周に設けられた翼体と、前記本体の内周に設けられた
研掃材と、海洋構造物の杭類下方に設けられた気体噴出
孔とを有するといった考案の構成及び最初に本体を杭類
の上部に引き上げておき、中空部には水に満たし、本体
を自重によって下降させ、この際、翼体によって左方向
(反時計方向)への回転力を与え回転しつつ下降させ
る。研掃材も回転しながら杭類表面を研掃しつつ下降す
る。本体が着底したら、気体噴出孔から気体を噴出し、
中空部に気体が満ちれば浮力によって本体が浮上し、再
び杭類上部に戻るという考案を開示している。
【発明が解決しようとする課題】これに2件の刊行物記
載の従来技術はどちらも杭類の付着物を除去し得るから
もしれないが、浮き体及び除去部材(前者の刃部、後者
の研掃材)が潮の干満、波浪または浮き体の自重、噴出
効果などによって杭類に沿って上下動するに過ぎないた
め、付着物除去作業を効果的に行い得ない。また、斜杭
に対しては、猶のこと効果を期待し得ない。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、フロートが取付けられた除去
部材を波の力(潮の干満を含む)によって、上下動のみ
ならず、あらゆる方向に動かし、その動きによって前記
鋼管杭類等の付着物を効果的に除去し、しかもその除去
部材を鋼管杭類等の外観形状に沿う形成可能にしてあら
ゆる外観形状の水中構造物、水平状水中構造物でもその
除去が効率的な浮力式付着物除去装置を提供することに
ある。更に他の目的とする処は、除去された落下付着物
を受け止めて海底に堆積したり海中に放散しない浮力式
付着物除去装置を提供することにある。更に他の目的は
舟底に付着した付着物を波の力(潮の干満を含む)で除
去する浮力式付着物除去装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は海洋構造物の杭等の
水中構造物よりも大形な付着物除去リングに適数のフロ
ートを設けてその付着物除去リングを水面に浮上可能に
構成し、該付着物除去リングは、両端に水平取合面を設
けた複数個の駒部材の隣設する水平取合面同士を上下方
向に貫通する締結具で締結して各々の駒部材を相対的に
水平回動角度調節可能に構成されていることを要旨とす
る。請求項2は請求項1記載の付着物除去リングに吊具
を介して海洋構造物の杭等の水中構造物よりも大形な下
部付着物除去リングを設け、該下部付着物除去リング
は、両端に水平取合面を設けた複数個の駒部材の隣設す
る水平取合面同士を上下方向に貫通する締結具で締結し
て各々の駒部材を相対的に水平回動角度調節可能に構成
されていることを要旨とする。請求項3は請求項1記載
のフロートまたは付着物除去リングに当該リングが波の
力で海洋構造物の杭類等の水中構造物に接触した時に除
去される落下付着物を受け止める環状の回収装置を吊持
していることを要旨とする。請求項4は請求項2記載の
下部付着物除去リングにその下部付着物除去リング及び
付着物除去リングが波の力で海洋構造物の杭類等の水中
構造物に接触した時に除去される落下付着物を受け止め
る環状の回収装置を吊持していることを要旨とする。請
求項5は請求項1乃至4いずれか1項記載の付着物除去
リングを構成する任意の駒部材同士の互いの連結構造
を、前記締結具に代えて水平取合面同士を貫通する挿通
孔と、その挿通孔を挿通するピンと、そのピンの先端部
に両遊端を差し込んで上下方向回動可能に設けられデッ
ドポイントを越えるとバネ作用を発生させて駒部材同士
の前記ピンで連結された繋ぎ部分を挟持するU字状に折
曲したバネ杆とで構成していることを要旨とする。請求
項6は請求項3記載の回収装置が平面視ドーナツ板状の
網体と、その網体を縦断面略Uの字状に弛みを持たせた
状態で支持する支持手段と、その支持手段とフロートと
を連結する吊具とを備えていることを要旨とする。請求
項7は請求項4記載の回収装置が平面視ドーナツ板状の
網体と、その網体を縦断面略Uの字状に弛みを持たせた
状態で支持する支持手段と、その支持手段と下部付着物
除去リングとを連結する吊具とを備えていることを要旨
とする。請求項8は請求項6または7記載の支持手段が
網体の両縁部を係脱可能に係止する内リング及び外リン
グと、その内リングと外リングとを所望間隔に維持する
間隔保持杆とを備え、その内リング、外リングは共に海
洋構造物の水中構造物よりも大形に形成され、且つ各々
のリングは両端に水平取合面を設けた複数個の駒部材の
隣設する水平取合面同士を上下方向に貫通する締結具で
締結して各々の駒部材を相対的に水平回動角度調節可能
な構成とされ、その適数の駒部材の側面もしくは下面に
前記網体の縁部を差し入れる差し入れ凹部及びその凹部
に交差状に開孔された網係止ピンの係止孔を開孔してい
ることを要旨とする。請求項9は請求項1記載のフロー
トが付着物除去リングの外側に配設されていることを要
旨とする。請求項10は水面に浮上するフロートに、吊
具を介して海洋構造物の杭類等の水平状水中構造物より
も大形に形成した付着物除去リングを鉛直状に吊持し
て、その付着物除去リングを水中で波の力により海洋構
造物の水平状水中構造物に接触するようになし、該付着
物除去リングは、両端に垂直取合面を設けた複数個の駒
部材の隣設する垂直取合面同士を水平状水中構造物の長
さ方向に貫通する締結具で締結して各々の駒部材を前記
水平状水中構造物に直交する方向の向き角度を調節可能
に構成されていることを要旨とする。請求項11は請求
項10記載の付着物除去リングに当該リングが波の力で
海洋構造物の杭類等の水平状水中構造物に接触した時に
除去される落下付着物を受け止めるバスケットを吊持し
たことを要旨とする。請求項12は船と平行し船の全長
程度もしくは若干短い長さを有する2本の第1付着物除
去体に舟底の幅方向と平行で且つ適宜間隔をおいて設け
られた複数本の第2付着物除去体の両端部に連結し、該
第1付着物除去体にフロートを設けて水面に浮上可能に
して前記第1付着物除去体と第2付着物除去体とを船底
に接触可能に構成し、両付着物除去体を多数個の駒部材
の端部同士を長さ方向に締結具で締結したことを要旨と
する。請求項13は請求項12記載の駒部材が湾曲状を
呈してなり、該駒部材を、交互に向きを変えて端部同士
を締結具で締結することによって第1付着物除去体、第
2付着物除去体を構成していることを要旨とする。
【0006】上記技術的手段によれば下記の作用を奏す
る。 (請求項1)本浮力式付着物除去装置は水面に浮上した
状態で波の力(潮の干満、潮流、波の大きさ等)によっ
て付着物除去リングがあらゆる方向に向かって動きなが
ら、鋼管杭類の水中構造物に接触して付着物を除去す
る。その際、付着物除去リングは駒部材の連結本数及び
各駒部材の水平方向の回動角度の設定によって水中構造
物の外観形状に沿う平面視形状に保形させて、その水中
構造物に沿い且つ近接して前記波の力で上昇下降して付
着物を除去することが可能となる。 (請求項2)本浮力式付着物除去装置は水面に浮上する
付着物除去リングのみならず水面下でも水中構造物の外
観形状に沿う平面視形状に保形された下部付着物除去リ
ングが前記波の力(潮の干満、潮流、波の大きさ等)で
上昇下降して付着物を除去する。 (請求項3)本浮力式付着物除去装置は付着物除去リン
グで除去された付着物を海底に落下しないように受け止
める。 (請求項4)本浮力式付着物除去装置は付着除去リング
のみならず下部付着物除去リングで除去された付着物を
海底に落下しないように受け止める。 (請求項5)本浮力式付着物除去装置は水面に浮遊させ
ながら作業者が水中構造物の外観形状に沿うように付着
物除去リングで水中構造体を囲繞した後、遊端部の駒部
材相互の両水平取合面に上方からピンを差し込み、その
後、バネ杆を下方に回動させることによって駒部材同士
を挟持して付着物除去リングを装設する。 (請求項6、7)本浮力式付着物除去装置は縦断面略U
の字状に弛みを持たせた状態の網体をフロートで水面に
浮上する付着物除去リングの直下またはその付着物除去
リングの下の下部付着物除去リングの直下でそのリング
に動向に追動する。 (請求項8)本浮力式付着物除去装置は付着物除去リン
グ、下部付着物除去リングを構成する同じ駒部材を用い
て網体を係止する内リング、外リングとを形成する。 (請求項9)本浮力式付着物除去装置はフロートが水中
構造物に接触することによる耐久性の劣化を防止すると
共に付着物除去リングの全径を水中構造物との接触部と
して有効利用する。 (請求項10)本浮力式付着物除去装置は水平状水中構
造物(例えば水平材、斜材など)に付着する付着物除去
リングが接触して付着物を除去する。そして、請求項1
と同様に付着物除去リングは駒部材の連結本数及び各駒
部材の水平状水中構造物に直交する方向の向き角度を調
節することによって水平状水中構造物の外観形状に沿う
平面視形状に保形させて、その水平状水中構造物に沿い
且つ近接して前記波の力で上昇下降して付着物を除去す
ることが可能となる。そして、この付着物除去リングを
構成する駒部材は水面に浮上する付着物除去リングや下
部付着物除去リングを構成する駒部材を直角に向きを替
えて相互に締結具や前記ピンで締結することによって連
結され、駒部材が兼用される。 (請求項11)本浮力式付着物除去装置は、請求項10
で除去された落下付着物をすぐさまバスケットで受け止
めて海底に堆積したり海中に放散させない。 (請求項12)本浮力式付着物除去装置は前記波の力
(潮の干満、潮流、波の大きさ等)で第1付着物除去
体、第2付着物除去体が各々揺れ動いて船底を擦り、付
着物を除去する。 (請求項13)本浮力式付着物除去装置は前記波の力
(潮の干満、潮流、波の大きさ等)で第1付着物除去
体、第2付着物除去体が各々揺れ動いて船底を擦る時、
湾曲状の駒部材が不規則に動き、付着物の除去を効率的
にする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図6、図7及び図8、図
9乃至図12、図13、図14、図15乃至図17は各
々本浮力式付着物除去装置の実施の形態を示している。
まず図1乃至図6に基づいて説明すると、符号は浮力式
付着物除去装置である。
【0008】この浮力式付着物除去装置Aは、複数個の
駒部材11…からなる付着物除去リング1、その駒部材11
…同士を締結する締結具2、付着物除去リング1の適宜
箇所の外側に配設したフロート3、付着物除去リング1
にそのフロート3を取り付ける取付金具4等からなって
いる。
【0009】駒部材11…は、ポリエチレン、ナイロン、
ジュラコン等で成形され、図示するように直方体の一端
側に水平凹部11aを凹設し、他端側に水平凸部11bを突
設した構成とし、その水平凹部11aの構成壁となる平行
片部、水平凸部11bに各々挿通孔11cを開孔してなり、
隣設する駒部材11…の水平凹部11aと水平凸部11bとが
嵌め合い部を構成するようになっている。
【0010】締結具2は、ボルト22、ナット32と、バネ
付きピン12である。このバネ付きピン12は前記嵌め合い
部の挿通孔11cに挿通してその嵌め合い部を繋ぐピン12
aの先端部にデッドポイントを越えるとバネ作用を発生
させてその繋ぎ部分を外側から挟持するUの字状のバネ
杆12bを上下回動可能に設けた周知のものである。この
バネ杆12bは図2乃至図4に示すようにピン12の先端部
に対する両遊端の差し込み位置を変位させ、その変位量
がデッドポイントを越えるとバネ作用を発生させる仕組
みのものであり、バネ杆12bの側面形態は図示するよう
に前記繋ぎ部分を外側から挟持できる湾曲状になってい
る。
【0011】取付金具4は図6に示すように前記適数の
駒部材11に若干のクリアランスを有して外嵌する程度の
大きさの矩形な枠体14の一側面から取付孔24aを開孔し
た取付板24を突設した構造であり、その取付板24を外側
に向けた状態で枠体14内に駒部材11を差し入れて装設さ
れ、その取付孔24にフロート3から突設した取付鍔13を
ボルト・ナット等の適宜手段5で取付けてフロート3を
取付けている。
【0012】フロート3は発泡プラスチック製であり、
内部中空とされ、インジェクション成形法で成形してな
り、前記取付鍔13を前記取付板24と対応して一体に突設
している。
【0013】斯様に構成された浮力式付着物除去装置A
は複数個の駒部材11…同士を隣設する水平凹部11aと水
平凸部11bと互いに嵌め合わせた後、挿通孔11cにボル
ト22を通し、ナット32で締結して、まず所望の長さや平
面視形態に連結し、前記のようにフロート3を取付け
る。この棒状等の任意な平面視形態に連結された浮力式
付着物除去装置Aをそのまま水面に浮上させて潜水夫等
の作業者が引き摺りながら装着現場まで運び込み、水中
構造物Bを囲繞するように回し込み、その後両遊端の駒
部材11の水平凹部11aと水平凸部11bとを嵌め合わせて
から挿通孔11cに前記ピン12aを差し入れて繋ぎ、遊端
部分の駒部材11のその繋ぎ部分をバネ杆12bで挟持して
装着を完了する。この際、水中構造物Bの平面視形態が
例えば矩形な桟橋や防波堤等である場合でもその場で桟
橋や防波堤の各コーナーに面する駒部材同士を締結する
締結部2を緩めてその水平凹部11aの対向する内面、水
平凸部11bの上下面を水平取合面100 として一方の駒部
材11に対して他方の駒部材11を相対的に水平回動させて
直角な関係にした後、再度締結してその水中構造物Bの
外観形状に沿う平面視形状にすることができる(図1の
2点鎖線、図2参照)。このように各々の駒部材11は相
対的に水平回動角度調節可能に構成になっているため、
付着物除去リング1を駒部材11の連結本数の選定によっ
て水中構造物Bの外観形状に沿う相似的な形状で且つ近
接して囲繞状に配置させ、付着物除去リング1を水中構
造物Bに近接して波の力(潮の干満、潮流、波の大きさ
等)で上昇下降させることが可能となり、付着物除去リ
ング1が対象となる水中構造物Bに近接して上下動する
ことから付着物の除去がより確実になる。
【0014】次に図7及び図8に示す実施の形態は前記
実施の形態のフロート3に一端を連結した吊具6を介し
て下部付着物除去リング1’を吊持したものである。
【0015】この下部付着物除去リング1’は前述する
付着物除去リング1と同様構成になっており、詳細な説
明は同一符号を付けて省略する。
【0016】フロート3は前記実施の形態と同様に発泡
プラスチックで成形した内部中空品であり、図示するよ
うに下面中央部からも取付鍔13を一体に垂設した構成に
なっている。
【0017】下部付着物除去リング1’の適数の駒部材
11に外嵌する取付金具4は取付板24を上向きにして駒部
材11に外嵌し、その取付板24とフロート3の下面中央部
から一体に垂設した前記取付鍔13とを吊具6で連結して
ある。
【0018】この吊具6は図7、図8に示すように垂設
ワイヤー16の両端部と差し込み孔26bを有する突板26a
を先端に備えたロッド26とを圧潰するカラー36で接続し
た構成とし、その一方の差し込み孔26bと取付板24とを
ボルト22、ナット32で締結すると共に、他方の差し込み
孔26bと取付鍔13とを同様にボルト22、ナット32で締結
してフロート3に下部付着物除去リング1’を吊持して
いる。
【0019】この実施の形態の浮力式付着物除去装置A
は水面に浮上する付着物除去リング1と水中に位置する
下部付着物除去リング1’とが波の力(潮の干満、潮
流、波の大きさ等)で水中構造物Bに衝突することから
付着物の除去がより効率的である。無論、この下部付着
物除去リング1’は付着物除去リング1と同様に潜水夫
等の作業者が遊端部の駒部材11同士の嵌め合い部を現場
で前記ピン12aを使用して挟持する。
【0020】次に図9乃至図12に示す実施の形態を説
明すると、この実施の形態は前記する下部付着物除去リ
ング1’の下方に回収装置7を吊持したものである。
【0021】この回収装置7は詳細には図9に示すよう
に平面視ドーナツ状の網体17と、その網体17を縦断面略
Uの字状に弛みを持たせて状態で支持する支持手段27
と、その支持手段27と下部付着物除去リング1’とを連
結する吊具46とを備えている。
【0022】網体17は発錆しにくい例えばステンレス製
の線材を編み組みして成形されており、両縁に索17a、
17aを固定し、その索17a、17aに等間隔をおいて掛け
リング17bを設けた構成になっている。
【0023】支持手段27は内リング27aと、外リング27
bと、両リング27a、27b間を所望間隔に維持する間隔
保持杆27cと、取付金具4等とからなっている。
【0024】内リング27aと外リング27bは前記する付
着物除去リング1や下部付着物除去リング1’と同様に
駒部材11…を締結具2で締結し、内リング27aには適数
の駒部材11に取付板24を外向きにして前記取付金具4を
外嵌し、外リング27bには適数の駒部材11に取付板24を
内向き(内リング向き)にして前記取付金具4を外嵌し
てあり、その取付板24、24に亘って所望長さの間隔保持
杆27cを掛け渡して内リング27aと外リング27bとの間
を所望間隔に維持するようになっている。
【0025】また、前記内リング27a、外リング27bを
構成する適数の駒部材11の下面または側面には図12に
示すように差し入れ凹部11dを凹設すると共に、その差
し入れ凹部11dに交差する係止孔11eを開孔してなり、
網体17の前記掛けリング17bを差し入れ凹部11dに差し
入れると共に、係止孔11eに網係止ピン、例えばボルト
22を差し入れナット32で締結して網体17の両縁部を両リ
ング27a、27bに適宜間隔をおいて係脱可能に係止して
いる。
【0026】間隔保持杆27cは、図示するように両端に
立上がり片27c’を起設したステンレス製等の発錆しに
くい材料で形成した帯板であり、前記内リング27a、外
リング27bに外嵌した取付金具4の前記取付板24、24に
両端部分をボルト・ナット止めして内リング27a、外リ
ング27b間を所望の間隔に維持している。これによって
網体17は縦断面略Uの字状に弛みを持たせて状態で支持
される。
【0027】下部付着物除去リング1’の適数の駒部材
11に外嵌される取付金具4は上向きと外向きに取付板24
を突設してなり、上向きの取付板24は付着物除去リング
1の外側に配設したフロート3とその下部付着物除去リ
ング1’とを連結する前記吊具6の連結用として使用さ
れ、外向きの取付板24は前記間隔保持杆27cの両立上が
り片27c’、27c’に亘って連結する回収装置7用の吊
具46の引っ掛け用として使用される。
【0028】この吊具46は前記図8に示す実施の形態と
同様のものであり、図10に示すように外向きの取付板
24の掛止孔24bにC環8を介して吊り下げ3つ又状の接
続体9の残り2片19、19と双方の立上がり片27c’、27
c’とに亘って架設してある。この吊具46での回収装置
7の吊持は適宜間隔をおいて行われる。前記接続体9の
2片19、19に対する吊具46先端の連結及び両立上がり片
27c’、27c’に対する吊具46下端の連結等は図示する
ようにボルト22、ナット32で行っている。
【0029】この実施の形態では水面に浮上する付着物
除去リング1と下部付着物除去リング1’とで水中構造
物Bに付着した付着物を除去すると共に、その落下付着
物をその直下に配置された回収装置7で受け止めること
ができる。また、内リング27aも水中構造物Bに接触し
て付着物を除去するため、付着物の除去がより効率的で
ある。
【0030】次に図13に示す実施の形態を説明する
と、この実施の形態は下部付着物除去リング1’から回
収装置7を吊持するものと異なり、付着物除去リング1
の回りのフロート3から直接回収装置7を吊持したもの
である。
【0031】この実施の形態の場合には前記図7及び図
8に示す実施の形態におけるフロート3の下面中央部位
から一体に垂設した取付鍔13の取付孔13aに前記C環8
を引っ掛け、そのC環8に前記3つ又状の接続体9の1
片を引っ掛け、その接続体9の残り2片19、19と前記す
る双方の立上がり片27c’、27c’とに亘って吊具46を
架設して、水面を浮上する付着物除去リング1の直下に
前記図9乃至図12に示す実施の形態と同様な回収装置
7を吊持している。
【0032】次に図14に示す実施の形態を説明する
と、この実施の形態は水中に構成されている水平状水中
構造物B’に付着する付着物を除去する場合の例であ
る。この例は水中(例えば水面下6m乃至10m位の深
さ位置)において垂直杭を継ぐ水平材、斜材等の水平状
水中構造物B’の場合の対応例である。
【0033】付着物除去リング1”は前記図7及び図8
で示す水面に浮上する付着物除去リング1に前記吊具6
を介して鉛直状に吊持されており、両端に垂直取合面を
設けた複数個の駒部材11の隣設する垂直取合面同士を前
後方向(水平状水中構造物の長さ方向)に貫通する締結
具で締結して各々の駒部材11を前記水平状水中構造物
B’に直交する方向の向き角度を調節可能に構成されて
いる。
【0034】簡単には図1乃至図6で示す水平状の付着
物除去リング1を鉛直状にしたものであり、垂直取合面
は図示しないが水平凹部11a、水平凸部11bとを有する
前記図1乃至図6記載の駒部材11を直角に回転させて垂
直になった凹部11aの構成壁となる平行片部の対向面、
垂直になった凸部11bの前後面を指し、図示しないがこ
の垂直になった平行片部と凸部11bを前記ボルト・ナッ
トからなる締結具2で前後方向(水平状水中構造物)か
ら締結して水平状水中構造物B’に直交する方向の向き
角度を調節可能に構成して、駒部材11の連結本数及び駒
部材11同士の水平状水中構造物B’に直交する方向の向
き角度を調節することによってその水平状水中構造物
B’の相似形で且つ近接する付着物除去リング1”を形
成可能にしている。この実施の形態においても水平状水
中構造物B’を囲繞するように付着物除去リング1”を
装着する場合には図示しないが前記する前記ピン12で遊
端の駒部材11の繋ぎ部分を挟持することによって行われ
る。
【0035】付着物除去リング1”には最高位の駒部材
11と最低位の駒部材11に外嵌して前記する取付板24と枠
体14とからなる取付金具4が設けられており、その最高
位の取付金具4にフロート3に一端を連結した吊具6の
下端を連結してこの付着物除去リング1”を吊持し、最
低部の取付金具4に吊具46を介してバスケット10を吊持
して、水平状水中構造物B’に付着していた落下付着物
をそのバスケット10で回収するようになっている。
【0036】尚、この実施の形態は水面に浮上する付着
物除去リング1に設けたフロート3から吊持する代わり
に、海上構造物に繋がれた遊びのあるワイヤー等にフロ
ートを連結し、そのフロートから吊持する構造のもので
も良いものである。
【0037】符号200 は網体17の浮き上がりを防止する
重りであり、前記間隔保持杆27cに取付けられている。
【0038】次に図15乃至図17に示す浮力式付着物
除去装置を説明すると、この装置は舟底B”を対象とす
るものであり、第1付着物除去体1−1、第2付着物除
去体1−2、フロート3、ロープ200 、取付金具4等か
ら構成されている。
【0039】第1付着物除去体1−1は、2本使用さ
れ、船と平行し船の全長程度の長さを有するものであ
り、前記する各実施の形態で示した駒部材11を湾曲状と
し、その駒部材11の両端の一方に凸部11’を、他方に凹
部11”を形成し、交互に向きを変えた状態で隣設する駒
部材11同士の凹部11”と凸部11’とを互いに嵌め合わせ
て前記する締結具(ボルト・ナット)で締結して直線状
に連結してなり、その要所要所にフロート3を取付けて
いる。
【0040】このフロート3は第1付着物除去体1−1
の両端と、必要に応じたその中途部分に取付けてあり、
両端については第1付着物除去体1−1の両端の駒部材
11の前記凸部11”に前記取付鍔13を取付けたり、図示し
ないが凹部11’内に同取付鍔13を取付けてなり、中途部
分においては同取付鍔13を前記する第1付着物除去体1
−1を駒部材11に外嵌する取付金具4の取付板24に取付
けてある。
【0041】第2付着物除去体1−2はフロート3及び
取付金具4が無い点を除いて第1付着物除去体1−1と
同様な構成になっており、舟底B”の幅方向と平行で且
つ適宜間隔をおいて複数本配置され、その両端部を前記
第1付着物除去体1−1に連結してある。この第2付着
物除去体1−2は個々の長さを各々変えて、前記波の力
(潮の干満、潮流、波の大きさ等)でなるべく各駒部材
11…が船底B”を擦るように配慮してある。この第2付
着物除去体1−2の両端部の連結は前記取付板24が第2
付着物除去体1−2側に向くようにして取付金具4を第
1付着物除去体1−1の適所の駒部材11に外嵌し、その
取付板24と第2付着物除去体1−2両端の駒部材11の凸
部11’または凹部11”とをC環8で連結した構造になっ
ている。
【0042】ロープ200 は図示するようにフロート3か
ら外側に一体に突設した取付鍔13に通してから船の甲板
上の諸設備等に固定して各第1付着物除去体1−1と第
2付着物除去体1−2とが平面視において定位置で前記
波の力を借りて、揺動して舟底B”を擦るようにしてあ
る。尚、この実施の形態では船尾側のロープ200 を外し
て解釈ロープ等で船首方向に第1付着物除去体1を引っ
張ることで強制的に船底を第1付着物除去体1−1と第
2付着物除去体1−2で船底B”を擦って付着物を除去
するようにしても構わないものであるし、推進用のスク
リュウを駆動させ、その水流で第1付着物除去体1−
1、第2付着物除去体1−2を構成する駒部材11…に不
規則な動きを更に与えても良いものである。
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 (請求項1)付着物除去リングが水面に浮上した状態で
波の力であらゆる方向に向かって動きながら海洋構造物
の杭類等の水中構造物に接触して付着物を除去する。従
って、従来技術のように浮き体及び除去部材が単調な上
下動を繰り返して前記水中構造物の付着物を除去するの
に比べて、その付着物を短期間に効率よく除去できる。
しかも、その付着物除去リングを、両端に水平取合面を
設けた複数個の駒部材の隣設する水平取合面同士を上下
方向に貫通する締結具で水平回動角度調節可能に締結し
て海洋構造物の杭類等の水中構造物よりも大形な任意平
面視形状に形成可能になるから、例えば桟橋、防波堤等
のあらゆる水中構造物の外観形状に沿い且つ近接してそ
の水中構造物を囲繞するように付着物除去リングを配置
することができ、無駄な動きを無くて付着物の除去をよ
り効率的にする。更に前記駒部材は一種の同一形態のも
のを使用することが可能であり、構造簡単でコスト安で
ある。 (請求項2)しかも、水面に浮上する付着物除去リング
の下方で下部付着物除去リングが水中構造物に接触する
2段構えであるので、付着物の除去効率の大幅な向上を
期待することができる。 (請求項3、4)更に、除去された落下付着物を海底に
堆積したり海中に放散しないようにすぐさま受け止め、
環境保全上に最適な浮力式付着物除去装置を提供するこ
とができる。 (請求項5)また、駒部材同士を締結具で締結した棒状
等に任意な形態のままフロートの浮力を利用して作業者
(例えば潜水夫)が水面上を引摺りながら水中構造物を
囲み、駒部材の遊端同士に亘ってピンを差し入れてから
バネ杆を下方向に回動するだけで装着することができ、
装着作業が安全且つ簡単である。 (請求項6、7)そして、縦断面Uの字状の弛みを持た
せた状態の網体はフロートで浮上する付着物除去リング
や下部付着物除去リング直下でそのリングの動向に追動
するから、付着物除去リング、下部付着物除去リングが
杭類に接触した時にはその直下に網体が位置し、落下付
着物の受け止めが確実であり、尚且つ網体、その支持手
段、吊具だけの構成であるから、構造的に簡素である。 (請求項8)また、網体を係止する内リング、外リング
は付着物除去リングや下部付着物除去リングを構成する
駒部材の側面または下面に網体の縁部を差し入れる差し
入れ凹部とその凹部に交差状に開孔された網係止ピンの
係止孔を開孔するだけで対処できる構成であるため、駒
部材を兼用することが可能であり、より構造の簡素化を
図ることができる。 (請求項9)フロートを付着物除去リングの外側に配設
して杭類等の水中構造物との接触を防止しているから、
フロートの耐久性の劣化を抑制した上に付着物除去リン
グの径を必要限度まで小形にしてしかも全域を除去部と
して有効利用でき、付着物の除去がより効果的であ
る。。 (請求項10)水平状水中構造物(例えば水平材、斜め
材等)に付着物除去リングが接触して付着物を除去で
き、便利である。その上、付着物除去リングや下部付着
物除去リングを構成する駒部材を直角に向きを替えて相
互に締結具や前記ピンで締結することによって連結さ
れ、駒部材を兼用でき、無駄がなく、しかもその付着物
除去リングを、水平状水中構造物の外観形状に沿い且つ
近接して配置できることから、水平状水中構造物(例え
ば水平材、斜め材等)に付着する付着物の除去が確実で
ある。 (請求項11)しかも、その水平状水中構造物(例えば
水平材、斜め材等)から落下する落下付着物をバスケッ
トですぐさま受け止めることができ、前記と同様環境保
全上最適な浮力式付着物除去装置を提供する。 (請求項12)また波の力(潮の干満、潮流、波の大き
さ等)を借りて第1付着物除去体、第2付着物除去体を
構成している駒部材で擦れて船底を擦り、船底に付着し
ている付着物を除去することができる。 (請求項13)その上、第1付着物除去体、第2付着物
除去体を構成する各駒部材を湾曲状として交互に連結し
たものであるから、その湾曲状の駒部材が不規則に動
き、付着物の除去が効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浮力式付着物除去装置の実施の形態を示
す平面図。
【図2】駒部材同士の締結具、バネピンの関係を示す斜
視図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図3の(X)−(X)線断面図。
【図5】付着物除去リングに対するフロートの取付状態
を示す正面図で部分拡大正面図で付着除去リングを断面
して示す。
【図6】フロートと、取付金具、駒部材の関係を示す分
解斜視図。
【図7】下部付着物除去リングを設けた実施の形態の要
部の正面図で断面して示す。
【図8】フロート、下部付着物除去リング、吊具の関係
を示す分解斜視図。
【図9】下部付着物除去リングに回収装置を吊持した実
施の形態の要部の正面図で断面して示す。
【図10】吊具等の分解斜視図。
【図11】網体の係止部分の拡大斜視図。
【図12】図11の(Y)−(Y)線断面図。
【図13】フロートに回収装置を吊持した実施の形態の
要部の正面図で断面して示す。
【図14】水平状水中構造物の実施の形態を示す正面図
で断面して示す。
【図15】船底の浮力式付着物除去装置の平面図で概略
的に示す。
【図16】その正面図で同様に概略的に示す。
【図17】要旨の部分拡大平面図である。
【符号の説明】
A :浮力式付着物除去装置 1、1”:付着物除
去リング B :水中構造物 B’:水平状水
中構造物 100 :水平取合面 3 :フロート 11 :駒部材 2 :締結具 12、12a:ピン 6、46:吊具 1’:下部付着物除去リング 7 :回収装置 12b:バネ杆 11c:挿通孔 17 :網体 27 :支持手段 27a:内リング 27b:外リング 27c:間隔保持杆 11d:差し入れ
凹部 22、32:網係止ピン(ボルト・ナット)11e:係止孔 10 :バスケット 1−1:第1付
着物除去体 1−2:第2付着物除去体 200 :ロープ B”:船底

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋構造物の杭等の水中構造物よりも大
    形な付着物除去リングに適数のフロートを設けてその付
    着物除去リングを水面に浮上可能に構成し、該付着物除
    去リングは、両端に水平取合面を設けた複数個の駒部材
    の隣設する水平取合面同士を上下方向に貫通する締結具
    で締結して各々の駒部材を相対的に水平回動角度調節可
    能に構成されていることを特徴とする浮力式付着物除去
    装置。
  2. 【請求項2】 前記付着物除去リングに吊具を介して海
    洋構造物の杭等の水中構造物よりも大形な下部付着物除
    去リングを設け、該下部付着物除去リングは、両端に水
    平取合面を設けた複数個の駒部材の隣設する水平取合面
    同士を上下方向に貫通する締結具で締結して各々の駒部
    材を相対的に水平回動角度調節可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の浮力式付着物除去装置。
  3. 【請求項3】 前記フロートまたは付着物除去リングに
    当該リングが波の力で海洋構造物の杭類等の水中構造物
    に接触した時に除去される落下付着物を受け止める環状
    の回収装置を吊持していることを特徴とする請求項1記
    載の浮力式付着物除去装置。
  4. 【請求項4】 前記下部付着物除去リングにその下部付
    着物除去リング及び付着物除去リングが波の力で海洋構
    造物の杭類等の水中構造物に接触した時に除去される落
    下付着物を受け止める環状の回収装置を吊持しているこ
    とを特徴とする請求項2記載の浮力式付着物除去装置。
  5. 【請求項5】 前記付着物除去リングを構成する任意の
    駒部材同士の互いの連結構造を、前記締結具に代えて水
    平取合面同士を貫通する挿通孔と、その挿通孔を挿通す
    るピンと、そのピンの先端部に両遊端を差し込んで上下
    方向回動可能に設けられデッドポイントを越えるとバネ
    作用を発生させて駒部材同士の前記ピンで連結された繋
    ぎ部分を挟持するU字状に折曲したバネ杆とで構成して
    いることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載
    の浮力式付着物除去装置。
  6. 【請求項6】 前記回収装置が平面視ドーナツ板状の網
    体と、その網体を縦断面略Uの字状に弛みを持たせた状
    態で支持する支持手段と、その支持手段とフロートとを
    連結する吊具とを備えていることを特徴とする請求項3
    記載の浮力式付着物除去装置。
  7. 【請求項7】 前記回収装置が平面視ドーナツ板状の網
    体と、その網体を縦断面略Uの字状に弛みを持たせた状
    態で支持する支持手段と、その支持手段と下部付着物除
    去リングとを連結する吊具とを備えていることを特徴と
    する請求項4記載の浮力式付着物除去装置。
  8. 【請求項8】 前記支持手段が網体の両縁部を係脱可能
    に係止する内リング及び外リングと、その内リングと外
    リングとを所望間隔に維持する間隔保持杆とを備え、そ
    の内リング、外リングは共に海洋構造物の水中構造物よ
    りも大形に形成され、且つ各々のリングは両端に水平取
    合面を設けた複数個の駒部材の隣設する水平取合面同士
    を上下方向に貫通する締結具で締結して各々の駒部材を
    相対的に水平回動角度調節可能な構成とされ、その適数
    の駒部材の側面もしくは下面に前記網体の縁部を差し入
    れる差し入れ凹部及びその凹部に交差状に開孔された網
    係止ピンの係止孔を開孔していることを特徴とする請求
    項6または7記載の浮力式付着物除去装置。
  9. 【請求項9】 前記フロートが付着物除去リングの外側
    に配設されていることを特徴とする請求項1記載の浮力
    式付着物除去装置。
  10. 【請求項10】 水面に浮上するフロートに、吊具を介
    して海洋構造物の杭類等の水平状水中構造物よりも大形
    に形成した付着物除去リングを鉛直状に吊持して、その
    付着物除去リングを水中で波の力により海洋構造物の水
    平状水中構造物に接触するようになし、該付着物除去リ
    ングは、両端に垂直取合面を設けた複数個の駒部材の隣
    設する垂直取合面同士を水平状水中構造物の長さ方向に
    貫通する締結具で締結して各々の駒部材を前記水平状水
    中構造物に直交する方向の向き角度を調節可能に構成さ
    れていることを特徴とする浮力式付着物除去装置。
  11. 【請求項11】 前記付着物除去リングに当該リングが
    波の力で海洋構造物の杭類等の水平状水中構造物に接触
    した時に除去される落下付着物を受け止めるバスケット
    を吊持したことを特徴とする請求項10記載の浮力式付
    着物除去装置。
  12. 【請求項12】 船と平行し船の全長程度もしくは若干
    短い長さを有する2本の第1付着物除去体に舟底の幅方
    向と平行で且つ適宜間隔をおいて設けられた複数本の第
    2付着物除去体の両端部に連結し、該第1付着物除去体
    にフロートを設けて水面に浮上可能にして前記第1付着
    物除去体と第2付着物除去体とを船底に接触可能に構成
    し、両付着物除去体を多数個の駒部材の端部同士を長さ
    方向に締結具で締結したした構成とし、前記第1付着物
    除去体のフロートに係脱するロープを船に連結したこと
    を特徴とする浮力式付着物除去装置。
  13. 【請求項13】 前記駒部材が湾曲状を呈してなり、該
    駒部材を、交互に向きを変えて端部同士を締結具で締結
    することによって第1付着物除去体、第2付着物除去体
    を構成していることを特徴とする請求項12記載の浮力
    式付着物除去装置。
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