JP2000008339A - 海生物等の除去装置 - Google Patents

海生物等の除去装置

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JP2000008339A JP10188068A JP18806898A JP2000008339A JP 2000008339 A JP2000008339 A JP 2000008339A JP 10188068 A JP10188068 A JP 10188068A JP 18806898 A JP18806898 A JP 18806898A JP 2000008339 A JP2000008339 A JP 2000008339A
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Isao Miyoshi
勲 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬品などを使用せずに、波力、潮力などの自
然の力を利用して海生物等の付着物を水中構造物の壁か
ら除去するものであり、付着物の除去作業をする装置が
連結された多数の浮力体からなり、浮上しながら変形し
水中構造物の壁への衝突を繰り返して海生物等の付着物
を効率よく除去できる簡便な海生物等の除去装置を提供
する。 【解決手段】 水中または海中構造物の表面または周囲
に除去装置を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去す
る装置であり、該装置は両端が閉鎖された円管状または
角管状の互いに連結した複数の中空体から構成され、該
中空体の両側面には相互に連結させるための耳を備えて
いる。中空体の外周面にはさらに円管状または角管状の
保護リングを被せて中空体の直接的な磨耗を抑制する構
造を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーバース、人工
島、桟橋などの海洋構造物を支持する水中構造物(例え
ば鋼管類の杭、H型杭、角型杭、コンクリート杭や壁、
垂直杭、水平材、斜材、橋脚、桟橋の脚、堤防、浮き桟
橋、ポンツーン)、船腹や船底などの船殻(特に停泊中
の展示船等)、オイルフエンスあるいはシールドフエン
ス等に付着した海生物(かき、フジツボ、イガイなどの
貝類、海藻類)およびそこに巻き込まれまたは付着した
汚泥等の付着物を、波力、風力、潮力などの自然の力を
利用して効果的に除去する海生物等の除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、海洋構造物を支持する杭等の水中
構造物や船底のメインテナンスは、主として水中構造物
や船底の表面に付着している付着物(貝、海藻、錆、汚
泥など)を除去することによって行なわれている。この
ような付着物は鋼管の腐食を促進させ、また強固に付着
した海生物により鋼管の径がいびつになって波や風の抵
抗が大きくなり、例えば橋脚に使用された場合には異常
振動を引き起こし、亀裂の発生や破壊の一因となること
がある。コンクリート構造物においては、該コンクリー
トに含有するイオウ分を海生物が取り去り、一見強固に
みえるコンクリート構造物も表面から次第にぼろぼろに
減耗していく現象がみられる。このため、このような付
着物を定期的に除去する必要があるが、この除去作業は
現在主として、ケレン棒やワイヤブラシなどを用いて人
力によって行なわれている。
【0003】ところが、海洋構造物の多くは設置数が数
百乃至数千本に達し、海上あるいは水上作業であるた
め、波風あるいは潮の干満や流れなどの気象条件に左右
され、危険が多く、また多数の作業者、場合によっては
潜水夫を必要とし、その長時間の除去作業は工費増大、
工期不安定、不安全作業などの要因になっている。また
これは、船殻や船底に付着した付着物の除去作業におい
ても同様であり、特に船舶においては船速度の著しい低
下につながるためドッグに入れて付着物を掻き落とすな
どの定期的な修理・保全作業が行なわれているのが現状
である。
【0004】このため、上記のような人手による作業を
必要としないように、例えば付着物(貝や海藻など)が
付着しにくくなる生物防除剤などの特殊塗料あるいは毒
性イオンを発生する物質塗布して海生物の付着を抑制あ
るいは死滅させる方法を採用したり、前記水中構造物を
防護するパイルカバーを取り付けるなど、種々工夫され
ているが、生物防除剤などの薬剤は作業員だけでなくま
た付近の海域を汚染し環境汚染の問題を発生する。そし
て実際には前記海生物類などを付着物させないようにす
ることができず、やはり定期的に手作業で除去すること
が避けられないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたものであり、水中(以下、海中および
淡海水中を含む)構造物の表面に接触する除去装置を風
力や波力(潮の流れや干満を含む)などによって、上下
動のみならず、さまざまな方向に動くことができるよう
にし、この動き(衝突の繰り返し)によってコンクリー
トや鋼管の杭などあるいは船底などの付着物を効果的に
除去し、しかもその付着物除去構造体を除去すべきコン
クリートや鋼管杭などの外形に沿うように取り付けるこ
とができるようにした水中構造物の海生物等の付着物除
去装置を提供する。なお、「海生物等」という記載は、
貝類、海藻類、プランクトン等の生物だけでなく、これ
らに巻き込まれたあるいは付着した汚泥または砂・砂
利、錆その他の有機物または無機物を含む。また「海生
物等」の用語には水生物あるいは淡海水生物が含まれ
る。水性物あるいは淡海水生物が付着するような環境す
なわち河川や湖沼さらには淡水と海水が混合した淡海水
等においても同様な問題が生ずるが、この後に詳しく説
明する本発明の装置はこれらに全て適用できる。したが
って、本発明はこれらを含むものである。
【0006】本発明者は、先に上下動する波力や潮力等
を利用した浮力式付着物除去装置を発明した(特願平9
−164374)。これによれば、コンクリートや鋼管
杭などに付着した貝や海藻などの海生物は数日のうちに
大半が除去されるという優れた付着物除去効果があるこ
とが分かった。またこのような浮力式付着物除去装置を
さらに改良して、比較的ゆっくりとかつ着実な付着物除
去効果をもたせて付着物除去構造体の寿命を延ばすとと
もに、海生物の付着区域全面に付着物が残存することな
く、より着実にきれいに除去できる装置も提案した(特
願平9−363304)。一般に貝や海藻などの海生物
は水面近傍(水面ならびに直上および直下)に付着生息
することが多く、また海面に浮上するゴミや泥などを含
んで次第に肥大化していく。すでに提案した上記発明は
このような付着物の除去に極めて効果的である。
【0007】本発明は上記の発明をさらに改良したもの
である。貝や海藻などの海生物は場合によっては水中下
10数メート以上に亘って付着生息することもあるが、
これを除去するために付着物除去装置を多段に配設した
発明および浮力式付着物除去装置の下方に、除去した海
生物や死骸等を回収する装置を附設した発明については
すでに上記特許出願の中に紹介した。ところがこのよう
な構造において、多段に配設した付着物除去装置や回収
装置を吊持するためには、浮力が不足するのでブイを浮
力式付着物除去装置に多数個設ける必要があった。本発
明は上記の問題を解決するために、除去装置そのものを
中空体から構成し浮力を向上させ、必要とされるブイの
個数を著しく減少させた。また、このように除去装置を
中空体とすることにより、これまでの中実体に比べ著し
く強度を増加させることができた。さらに、中空体の内
部に海水等を注入できるようにし、同一の装置を使用し
て海面に浮上させるだけでなく海中に沈め浮遊できる構
造とし、使用目的に応じて汎用性を持たせた。中空体の
外周面上には円管状または角管状の保護リングを嵌め被
せて中空体の寿命を向上させるとともに、急速除去と緩
慢除去とに使い分けができるように中空体外周面を特異
な形状にして互換性をもつ構造とした。さらに、中空体
の両側の耳が互いに直交する面上にあるようにして、中
空体相互間はリンク結合しその範囲の移動が自由である
が、例えばリング状に結合した場合には、全体の形状が
ほぼその形状に維持できるように構成した。本発明は、
このように簡単な構造でしかも付着区域全面に亘って海
生物などの付着物が残存することなく、きれいに除去で
きる装置を提供する。また、これによって装置の交換や
取り外し頻度を減少させ、安定した操業ができる水中構
造物等の海生物等の除去装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1 水中または海中構造物の表面または周囲に除去装置
を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去する装置にお
いて、該装置は両端が閉鎖された円管状または角管状の
互いに連結した複数の中空体から構成され、該中空体の
両側面に相互に連結させるための耳を備えていることを
特徴とするに海生物等の除去装置 2 中空体が横断面がほぼ八角形の管状体であり、かつ
その周面が横断面方向から見て平坦な面とゆるやかな円
弧面とを交互に備えていることを特徴とする上記1記載
の海生物等の除去装置 3 中空体の外周面上に嵌まる円管状または角管状の保
護リングを備えていることを特徴とする上記1または2
記載の海生物等の除去装置 4 保護リングの周面の少なくとも1部に、水中または
海中構造物の表面に衝突するひれ状等の突起を備えてい
ることを特徴とする上記1〜3のそれぞれに記載の海生
物等の除去装置 5 中空体の両側の耳が互いに直交する面上にあること
を特徴とする上記1〜4のそれぞれに記載の海生物等の
除去装置 6 中空体の内部に連通する開閉可能な孔を備えている
ことを特徴とする上記1〜5のそれぞれに記載の海生物
等の除去装置 7 隣接する中空体は相互の耳をボルトナット等の機械
的手段により連結されており、かつこれらの耳間に中空
体の耳取付け部から前記両耳連結部までの長さをほぼ半
径とする円形のストッパー板を備えていることを特徴と
する上記1〜6のそれぞれに記載の海生物等の除去装置 8 中空体が水中または海中構造物の周囲にリング状に
配置されていることを特徴とする上記1〜7のそれぞれ
に記載の海生物等の除去装置 9 水面または海面に浮上する両端が閉鎖された円管状
または角管状の互いに連結した複数の中空体と該中空体
からチエーン等の連結具を介して垂設された水中または
海中に浮遊し互いに連結した複数の除去具を備えている
ことを特徴とする上記1〜8のそれぞれに記載の海生物
等の除去装置 10 両端が閉鎖された円管状または角管状の互いに連
結した複数の中空体およびまたは前記連結具に結合した
ブイを備えていることを特徴とする上記9に記載の海生
物等の除去装置 11 水面または海面に浮上する両端が閉鎖された円管
状または角管状の互いに連結した複数の中空体およびま
たは連鎖状に結合した除去具の下方にチエーン等の連結
具を介して垂設された海生物等を収容するネットを備え
ていることを特徴とする上記1〜10のそれぞれに記載
の海生物等の除去装置 12 船体の船腹周囲の水面または海面に浮上する両端
が閉鎖された円管状または角管状の互いに連結した複数
の中空体と、該船体の両舷のいずれか一方の中空体に結
合し船底の下を通過して他方の中空体に結合する1また
は複数本の連鎖状に結合した除去具を備えていることを
特徴とする上記1〜11のそれぞれに記載の船舶に付着
した海生物等の除去装置、を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の海生物等の除去装
置を構成する1個の中空体1の横断面図である。中空体
1の内部は文字通り中空部2(図1の点線内)を形成す
る。中空体1はブロー成形により製作するのがよいが、
他の方法で製作してもよい。中空体1の両側部には耳
3、4(なお、明細書で使用する「耳」は耳状の突起部
を意味し、聴覚を司る生物の耳を意味するものではな
い)を有する。各耳3、4にはそれぞれ孔3−1、4−
1を備え、この孔3−1、4−1にボルトなどの固定具
を挿入して隣接する中空体1を相互に固定(リンク結
合)する。この隣接する中空体1の固定方法は相互に回
転できるようにゆるく締めても良いし、またきつく締め
て相互に一定の角度に保持するようにすることもでき
る。
【0010】図1に示すように、耳3、4は互いに直角
に交差する面上にある。このようにして中空体1を結合
すると隣接する中空体1は相互に回動(回転)可能では
あるが、その次の中空体1による(1つ置きに)同じ方
向への回動は妨げられる(向きが直角方向なので)。こ
れによって中空体1を例えばリング状に連結した場合、
偏った変形を伴うことなく輪状の形をほぼ維持できると
いう効果がある。これに対し、耳3、4が同一面上にあ
れば1方向への回動となるので、リング状に連結した場
合波力等を受けて特定方向への偏りを生ずることがあ
る。しかし、リング状に結合した中空体1はランダムに
屈曲するので除去が完結するまでの長期的な除去作業を
実施すれば特に問題となることはないので、本発明にお
いては、このように耳3、4が同一面上にある場合も含
む。
【0011】図2に中空体1の側断面図を示す。図2に
示すように隣接する中空体1の耳3、4は重ね合わせ面
が丁度中心線上にくるようにする必要があるので、各中
空体1の耳3、4はその厚みを考慮し、片面が中心線の
位置にくるような位置に設ける。中空体1の外観は側断
面が円形または角形の円管または角管である。両端は閉
鎖されている。図2では八角形であるが、この形は後述
する円管状または角管状の保護リングが中空体の外周面
上に安定的に嵌まる構造を有している。中空体1の主目
的は海面等に浮上させて海生物等の除去作業を行なうこ
とであるが、中空体1に開閉できる孔を設けて(図示せ
ず)空間部2に水を注入し、海中または水中に沈め浮遊
させ、水中構造物の水面下の海生物等の除去作業を行な
うこともできる。水中での除去作業のみに機能させる場
合には、始めから孔を開放状態にしておくこともでき
る。上記「開閉できる孔」はこの意味を含む。中空体1
の材料に硬質の材料を使用すれば、中空体1自体が海生
物等の除去の機能をもつ。しかし、一般には中空体1の
磨耗をさけるために、円管状または角管状の保護リング
を被せて使用する。中空体1の材料にはポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ナイロン、ジュラコン、硬質ゴムな
どの樹脂を使用するのが好適である。しかし、これらの
樹脂以外の材料を用いてもよい。これらの材料に必要と
される特性は、成形性がよく浮力体としての役割を有
し、対摩耗性があり、貝や海藻などの付着物を除去する
が、鋼管やコンクリートなどの水中構造物の磨耗を避け
ることができる材料であるという制限を受けるだけであ
る。
【0012】図3および図4に中空体の外周面上に若干
のクリアランスをもって嵌まる保護リングを示す。図3
は角管状の保護リング5であり、図4は円管状の保護リ
ング6を示す。図4に示す中空体1は八角形であり、そ
の周面が横断面方向から見て平坦な面8と該平坦な面8
よりもやや突出するゆるやかな円弧面7とを交互に備え
ている。角管状の保護リング5は八角形以外の他の角形
状であってもよいが、中空体1の外形状に合う(挿入で
きる)形状であることが必要である。水中または海中構
造物の表面、すなわち海生物等にはこの保護リング5が
直接衝突を繰り返し除去作業を行なう。図3の保護リン
グ5は中空体1の平坦な面8に嵌まり、図3の紙面表裏
方向への移動(中空体1の長さ方向への移動)は可能で
あるが、回転しない構造になっはている。これに対し、
図4の円管状の保護リング6が中空体1の外周面上に嵌
められた場合には、平坦な面8とゆるやかな円弧面7と
を交互に備えているので、円管状の保護リング6この円
弧面7に接しながら回転する。この円管状の保護リング
6も水中または海中構造物の表面、すなわち海生物等に
直接回転しながら接触し衝突を繰り返すことになる。
【0013】角管状の保護リング5と円管状の保護リン
グ6とを対比すれば明らかなように、海生物等の除去効
果は角管状の保護リング5が大であり、短期間に除去で
きる。しかし、円管状の保護リング6に比べ磨耗が大き
い。円管状の保護リング6の場合には、海生物等に直接
回転しながら接触し衝突するので除去効果は劣るが、水
中構造物を損傷することなく、長期に亘って除去作業を
継続することができ、寿命が長いという特徴を有す
る。。図5h角管状の保護リング5にさらに、ひれ状等
の突起5−1を設けたものである。このような突起5−
1は海生物等の除去効果が著しく大きくなり、除去期間
が大幅に短縮する。この突起は前記円管状の保護リング
6に設けて(図示せず)もよい。保護リングの材質は耐
磨耗性に優れた樹脂あるいはステンレス鋼等の金属製の
ものを使用できる。
【0014】図6に中空体1をリング(輪)状に連結
し、その下部に同様にリング(輪)状に連結した除去具
11を上下2段に配置した構造を示す。海面は示さない
が、上部中空体1が連鎖している位置が海面の位置に相
当する。したがって、除去具11は海面下にある。符号
9は鋼管杭を示す。図6では鋼管杭9の径を縮小して中
空体1のリング12を見易くしているが、中空体1のリ
ング12の径が小さ過ぎると中空体1と被除去物との摩
擦が大きくなり、波力等によって衝突を繰り返すはずの
中空体1の動きが悪くなり、除去効率が落ちるかまたは
動かなくなる。また、中空体1のリング12の径が大き
すぎると中空体1のリング12と被除去物との接触率が
小さいため除去効率が落ちる。したがって、このリング
12の径は付着物の厚さ、鋼管杭9の径、波高等によっ
て適度に調節する必要がある。
【0015】図6において、中空体1に外装する保護リ
ングは円管状の保護リング6を示すが、上記のように角
管状の保護リング5であってもよい。この保護リング5
または6が杭9の海面近傍に付着する海生物等に衝突を
繰り返して除去する。中空体1はそこから垂設したチエ
ーン、ワイヤー等の吊持具10を介して海面下にある除
去具11を輪状に連結したリング13を吊持する。除去
具11の構造は中空体1の内部のガス(空気)を抜いて
水を入れ、さらに円管状あるいは角管状の保護リングを
外装したものを使用するが、これは他の除去具例えば中
実の相互に連結した複数の駒部材(円柱や角柱状の部
材)であってもよい。なお、ここでいう駒部材は上記の
通り、本発明者による先に出願した浮力式付着物除去装
置の発明(特願平9−164374および特願平9−3
63304)を示すものであるが、これ以外の除去具で
あってもよい。中実の駒部材については説明を省略す
る。上記中空体1の構造は浮力を高める構造として使用
することもでき、また、水を入れ沈めて使用することも
できるという汎用性があるので、極めて有効に使用でき
る。
【0016】図6のA部を拡大した組立説明図を図7に
示す。図7には両端が閉じられた八角形の中空体1に円
管状の保護リング6を被せたものの左右2個が示されて
おり、これらの耳3、4および垂設金具14ならびに円
形のストッパー板17が連結ボルト15およびナット1
6により締結される。垂設金具14の上端にはチエーン
10が取付けられている。保護リング6は上記のよう
に、中空体1の周面で回転できるとともに、長さ方向に
も移動可能であるが、円形のストッパー板17は中空体
の耳取付け部から前記両耳連結部までの長さをほぼ半径
とするもので、これにより保護リング6の長さ方向にも
移動可能が一定範囲まで可能であるが、それ以上はこの
ストッパー板17により止められ、移動を阻止できる。
簡単な構造でストッパー機能を十分に果たすことができ
る。なお、垂設金具14とチエーン10の取付形態は、
除去具11のリング13だけでなく中空体1のリング1
2にも同様に用いることができる。
【0017】図6には除去具11から構成されるリング
の1段を示すが、これを多段にし、それぞれ垂設金具1
4とチエーン10で吊持することができる。さらに、浮
力不足を解消するためにブイ18およびブイ19を設置
することができる。これを図8〜図10に示す。図8は
ブイ18を中空体1の間に縦型に設置したもので、中空
体1と同構造を有する。図9は別個のブイ19を設けた
ものである。その部位Bの詳細な組立説明図を図10に
示す。図10において、中空体1の矩形の保護リング5
に固定金具20を取付け、ブイ19の突起19−1にボ
ルト15ナット16により、同中空体1とブイ19を固
定したものである。以上のように、浮力が不足のときは
上記の簡単な取付け具によりブイをさらに増すことがで
きる。ブイは発砲プラスチック製であり、内部を中空と
し、射出成形法で作製したものが好適であるが、他の材
料や方法で作製したものも使用できる。前記突起19−
1は前記固定金具20に対応させてブイ19と一体に成
形されている。
【0018】図11に、除去された海生物等を回収する
ネット21を備えた部分の取付け構造の分解説明図を示
す。図11では2個の中空体1相互および位置決め用の
円形のストッパー板17と垂設金具14とがボルト1
5、ナット16により固定されている。多数の中空体1
をさらに連結することができる。垂設金具14の下端に
はチエーン10が取付けられており、チエーン10の下
端には十字形の固定金具24が同様にボルトナット1
5、16により固定されている。この十字形の固定金具
24は除去した海生物や死骸等を収容するネット21を
吊持する役目をする。固定金具24の下端には重錘23
を取付ける。ネット21の両縁部に沿って除去具(駒部
材)11を配置し、この除去具11に設けた穴にネット
取付けクリップ22を通してネット21の縁部を固定す
る。除去具(駒部材)11の所定箇所に固定金具25を
外装し、この固定金具25の縁に設けた取付孔と前記十
字形の固定金具24の両端に設けた取付孔にボルト15
を通してナット16により固定する。前記ネット21の
幅はこの十字形の固定金具24の左右の幅によって規制
される。このようにして、簡単な取付け具により、中空
体1の連結リング12と除去具11の連結リング11お
よびネット21を吊持することができる。
【0019】図12に船腹や船底などに強固に付着した
貝や海藻などの海生物を短時間の内に効果的に除去する
例を示す。図12(A)は上からみた本装置の概念説明
図を示し、同(B)は断面図を示す。符号WLは水面を
示す。船体26の船腹周囲の水面または海面に浮上する
連鎖状に結合した両端が閉鎖されている円管状または角
管状の中空体1を配置し、かつ該船体の両舷のいずれか
一方の中空体に結合し船底の下を通過させて他方の中空
体1に結合する1または複数本の連鎖状に結合した円柱
または角柱状の除去具11を配置する。中空体1の外周
面上には保護リングをを嵌めることもできる。一点鎖線
は連鎖状に結合した中空体1と除去具11の配置を示
す。なお、図12に示す除去具11はリンク結合した図
11に示すものと同様のものを使用しているが、水中に
浮遊するように空気を抜き水を注入した中空体1と同構
造のものを使用してもよい(この場合、同様に円管状ま
たは角管状の保護リングを中空体1の外周面に嵌めて使
用することもできる)。連鎖状に結合した中空体1の適
当な場所にブイ19を設けてさらに浮力を向上させるこ
ともできる。船首および船尾にはロープ27を取付け、
この長さを調節して連鎖状に結合した中空体1の位置決
めと船体への繰返し衝突を可能とするものである。この
ような本発明の装置において、船体26に打ち寄せる波
や風等は海面に浮上する連鎖状に結合した中空体1を不
規則な変形と船腹への衝突を生じさせ、また、これに伴
って船底に張り巡らせた1または複数本の連鎖状に結合
する除去具11が不規則な運動と船底への衝突を繰返
し、船腹および船底に付着した海生物等を効果的に除去
することができる。
【0020】中空体1および除去具11は隣接する中空
体1または除去具11と互いにリンク結合しているの
で、この連結された中空体1および除去具11は水中構
造物の周囲にある制限をもって変形することができる。
この変形の制限は、一つ置きに中空体1のリンクの向き
(連結させるための耳の向き)が変化していることによ
る。これによって、連結された中空体1が無制限に変形
するのではなく、全体として例えば輪状であればその形
状をある程度維持しながら変形するという特徴を有して
いる。このため中空体1の無駄な動きが無くなり、除去
効果を増加させることができる。
【0021】
【発明の効果】薬品などを使用せずに機械的に風力、波
力、潮力などの自然の力を利用して海生物などを除去す
るものであり、リンク機構により結合した一定の範囲で
回動できる中空体を設けて浮力を向上させると同時に無
駄な動きを無くし、また中空体の外周面に円管状または
角管状の保護リングを配置して水中構造物あるいは船腹
や船底に接触、衝突する付着物除去装置の寿命を延ばす
とともに、装置の交換や取り外し頻度を減少させ、安定
した付着物除去操業ができ、また垂直な杭などの水中構
造物だけでなく、水平あるいは斜めに伸びる構造物ある
いは船腹や船底などに強固に付着した貝や海藻などの海
生物を短時間の内に効果的に除去することができる優れ
た効果を有する。さらに、中空体の内部に海水等を注入
できるようにし、同一の装置を使用して海面に浮上させ
るだけでなく海中に沈め浮遊できる構造とし、使用目的
に応じて汎用性を持たせた。また、急速除去と緩慢除去
とに使い分けができるように中空体外周面を特異な形状
にして互換性をもつ構造とするとともに、保護リングの
周面の少なくとも1部に、水中または海中構造物の表面
に衝突するひれ状等の突起を設けて、海生物等への衝撃
力を高め除去効果を高める構造とした。さらに、水面下
に沈められた海生物等の付着物除去装置を設け、水面近
傍と水中下に存在する付着物とに同時に衝突を繰返させ
てこれを除去し、水中構造物のほぼ全域に亘って強固に
付着した貝や海藻などの海生物を短時間の内に効果的に
除去することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海生物等の除去装置を構成する中空体
の横断面図
【図2】図1に示す中空体の側断面図
【図3】中空体の外周面上に若干のクリアランスをもっ
て嵌まる角管状の保護リングの断面図
【図4】同円管状の保護リングの断面図
【図5】ひれ状等の突起を設けた角管状の保護リングの
斜視図
【図6】中空体をリング状に連結し、その下部に同様に
リング状に連結した除去具を上下2段に配置した構造を
示す概念図
【図7】図6のA部を拡大した組立説明図
【図8】ブイを中空体の間に縦型に設置したリング状中
空体および除去具の概念図
【図9】ブイを中空体の側方に設置したリング状中空体
および除去具の概念図
【図10】図9のB部を拡大した拡大組立説明図
【図11】除去された海生物等を回収するネットを備え
た部分の取付構造の分解説明図
【図12】本発明の装置を船腹や船底などの付着海生物
を除去する例の概念説明図であり、図12(A)は上か
らみた説明図、同(B)はその断面図
【符号の説明】
1: 中空体 2: 中空部 3,4: 耳 5: 角管状の保護リング 6: 円管状の保護リング 7: 円弧面 8: 平坦な面 9: 鋼管杭 10: 吊持具 11: 除去具 12: 中空体1の連結リング 13: 除去具11の連結リング 14: 垂設金具 15: ボルト 16: ナット 17: ストッパー板 18,19: ブイ 20: 固定金具 21: ネット 22: クリップ 23: 重錘 24: 十字形の固定金具 25: 固定金具 26: 船体 27: ロープ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中または海中構造物の表面または周囲
    に除去装置を浮遊かつ衝突させながら海生物等を除去す
    る装置において、該装置は両端が閉鎖された円管状また
    は角管状の互いに連結した複数の中空体から構成され、
    該中空体の両側面に相互に連結させるための耳を備えて
    いることを特徴とするに海生物等の除去装置。
  2. 【請求項2】 中空体が横断面がほぼ八角形の管状体で
    あり、かつその周面が横断面方向から見て平坦な面とゆ
    るやかな円弧面とを交互に備えていることを特徴とする
    請求項1記載の海生物等の除去装置。
  3. 【請求項3】 中空体の外周面上に嵌まる円管状または
    角管状の保護リングを備えていることを特徴とする請求
    項1または2記載の海生物等の除去装置。
  4. 【請求項4】 保護リングの周面の少なくとも1部に、
    水中または海中構造物の表面に衝突するひれ状等の突起
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3のそれぞれ
    に記載の海生物等の除去装置。
  5. 【請求項5】 中空体の両側の耳が互いに直交する面上
    にあることを特徴とする請求項1〜4のそれぞれに記載
    の海生物等の除去装置。
  6. 【請求項6】 中空体の内部に連通する開閉可能な孔を
    備えていることを特徴とする請求項1〜5のそれぞれに
    記載の海生物等の除去装置。
  7. 【請求項7】 隣接する中空体は相互の耳をボルトナッ
    ト等の機械的手段により連結されており、かつこれらの
    耳間に中空体の耳取付け部から前記両耳連結部までの長
    さをほぼ半径とする円形のストッパー板を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のそれぞれに記載の海生物
    等の除去装置。
  8. 【請求項8】 中空体が水中または海中構造物の周囲に
    リング状に配置されていることを特徴とする請求項1〜
    7のそれぞれに記載の海生物等の除去装置。
  9. 【請求項9】 水面または海面に浮上する両端が閉鎖さ
    れた円管状または角管状の互いに連結した複数の中空体
    と該中空体からチエーン等の連結具を介して垂設された
    水中または海中に浮遊し互いに連結した複数の除去具を
    備えていることを特徴とする請求項1〜8のそれぞれに
    記載の海生物等の除去装置。
  10. 【請求項10】 両端が閉鎖された円管状または角管状
    の互いに連結した複数の中空体およびまたは前記連結具
    に結合したブイを備えていることを特徴とする請求項9
    に記載の海生物等の除去装置。
  11. 【請求項11】 水面または海面に浮上する両端が閉鎖
    された円管状または角管状の互いに連結した複数の中空
    体およびまたは連鎖状に結合した複数の除去具の下方に
    チエーン等の連結具を介して垂設された海生物等を収容
    するネットを備えていることを特徴とする請求項1〜1
    0のそれぞれに記載の海生物等の除去装置。
  12. 【請求項12】 船体の船腹周囲の水面または海面に浮
    上する両端が閉鎖された円管状または角管状の互いに連
    結した複数の中空体と、該船体の両舷のいずれか一方の
    中空体に結合し船底の下を通過して他方の中空体に結合
    する1または複数本の連鎖状に結合した除去具を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜11のそれぞれに記載
    の船舶に付着した海生物等の除去装置。
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