JP2020159167A - 水生生物付着防止装置及び水生生物付着防止システム - Google Patents
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Abstract
Description
浮体式洋上風力発電では洋上風車から発電した電力を消費地に送電するために洋上風車から海底間にはダイナミックケーブルが使用され、海底にて海底ケーブルと接続される。海底油・ガス田開発では海底機器制御を目的としてアンビリカルケーブルや海底資源を汲み上げるフレキシブルパイプ等が使用される。
そのため、海洋生物の付着防止対策や定期的なメンテナンスが必要となる。
また、特許文献1〜4に記載された装置は、海面の干満差(潮位変動)を利用して、海面の潮位変動にあわせて上下動する。そして、海底に打ち込まれて海中に立設されていて海面の潮位変動では上下動しない鋼管杭等に対して大きく上下動して鋼管杭等の広い範囲を擦ることで鋼管杭等への海洋生物の付着を防止する。それに対し、洋上の浮体設備に接続された海中線状構造体の場合は、海面の潮位変動にあわせて浮体設備や海中線状構造体自体が上下動する。そのため、特許文献1〜4に記載された従来の装置を洋上の浮体設備に接続された海中線状構造体に用いると、従来の装置も海中線状構造体もともに海面の潮位変動にあわせて上下動してしまうため、従来の装置で海中線状構造体の広い範囲を擦ることができない。そのため、特許文献1〜4に記載された従来の装置では、洋上の浮体設備に接続された海中線状構造体への海洋生物の付着を十分に防止することができない。
しかし、従来のリング状の装置は、自らの姿勢を水平方向に維持するように構成されているため、図14に示すように、例えば海中線状構造体Aが傾斜している部分では、従来のリング状の装置100が海中線状構造体Aの長手方向に対して傾いてしまい、海中線状構造体Aに引っかかり、海中線状構造体Aに沿って移動できなくなってしまう可能性がある。
さらに、リング状の構造のみでは安定性が低下し、海中線状構造体Aの長手方向における海洋生物の付着防止範囲が限定される。
そのため、以下では、一般的に、ケーブルやパイプ等の水中線状構造体に対して水生生物が付着することを防止するための装置(水生生物付着防止装置)として説明する。
また、水中線状構造体のメンテナンスコストを低減することが可能な水生生物付着防止装置を提供することを目的とする。
水中線状構造体の周囲に設置される水生生物付着防止装置であって、
一対のリング部材と、前記リング部材同士を接続する接続部材と、を備え、
前記リング部材と前記接続部材のいずれか一方又は両方に、装置を前記水中線状構造体の長手方向に移動させるための機構が設けられていることを特徴とする。
ただし、以下に述べる各実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態や図示例に限定するものではない。
また、図1に示すように、水底から水面上の浮体設備200等に向かう水中線状構造体Aの一部をブイ201で水中に浮遊させ、浮体設備200とブイ201の間に水中線状構造体Aが垂れ下がった部分を1箇所又は複数箇所設けるようにして布設された水中線状構造体Aに対して用いることも可能であり、本発明に係る水生生物付着防止装置が用いられる水中線状構造体Aの布設のしかたには特に制限はない。なお、図1におけるA1〜A3については後で説明する。
まず、本発明に係る水生生物付着防止装置について説明する。
本発明では、水生生物付着防止装置は、水中線状構造体の周囲に設置され、一対のリング部材と、リング部材同士を接続する接続部材と、を備え、リング部材と接続部材のいずれか一方又は両方に、装置を水中線状構造体の長手方向に移動させるための機構が設けられている。
以下、実施形態をいくつか挙げて具体的に説明する。
図2(A)、(B)は、第1の実施形態に係る水生生物付着防止装置の構成を表す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
水生生物付着防止装置1は、一対のリング部材2、2と、リング部材2、2同士を接続する接続部材3を備えている。
また、リング部材2は、側面2bが傾斜面とされている。すなわち、側面2bの法線ベクトルが図2(A)中の左右方向より上向きになるように形成されている。
そして、3本の接続部材3が、リング部材2の周方向に等間隔になるように配置されている。
また、水生生物付着装置1を、水中線状構造体Aの布設時に予め水中線状構造体Aに通しておくように構成することも可能であり、布設後に水中線状構造体Aに取り付けるように構成することも可能である。後者の場合、例えば水生生物付着装置1のリング部材2、2をそれぞれ半割りにして水中線状構造体Aに取り付けるように構成することができる。
また、水生生物やその幼生は、水深が浅い部分に付きやすいため、本実施形態では、水生生物付着防止装置1の全体的な比重が、使用される領域の水(海水や湖水等)の比重より僅かに小さくなるように形成されている。そのため、本実施形態では、水生生物付着防止装置1は、潮流や水中線状構造体Aの動き等がない場合には、水中線状構造体Aの水深が浅い部分(浮体設備付近)に位置する状態になる。
本実施形態では、水生生物付着防止装置1は、上記のように、水生生物付着防止装置1が使用される領域の水の比重よりも比重が僅かに小さいため、潮流や水中線状構造体Aの動き等がない場合には、水中線状構造体Aの水深が浅い部分(浮体設備付近)に位置している。そして、波に揺られて水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aに沿ってその長手方向に往復運動をすることで、リング部材2や接続部材3が水中線状構造体Aの表面と擦れ合う。
そのため、水生生物付着防止装置1は、水生生物やその幼生が付きやすい水深が浅い部分で水中線状構造体Aの表面と擦れ合うことで、水生生物やその幼生が水中線状構造体Aに付着することを防止することができる。
そのため、水中線状構造体Aに引っかかってしまい水中線状構造体Aに沿う動きが規制されてしまう。
また、一方のリング部材2が図中時計回りに回動しようとしてもやはり他方のリング部材2が水中線状構造体Aに当接するため回動できない。
なお、水生生物付着防止装置1のリング部材2が水から力を受けるのは、上記のようにリング部材2が潮流を受ける場合だけでない。潮流がない場合でも、水中線状構造体A自体が浮体設備の移動等によりその長手方向に直交する方向(例えば図中左側)に移動すると、水生生物付着防止装置1のリング部材2は静止した水の中を移動することになり、リング部材2は水から力を受けることになる。
すなわち、本実施形態では、リング部材2の傾斜面とされた側面2bが、水生生物付着防止装置1を水中線状構造体Aの長手方向下向きに移動させるための機構として機能するようになっている。そして、この機構により、水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aの長手方向下向き、すなわち水深が深い方向に移動するようになっている。
そのため、水生生物付着防止装置1は、水深が浅い所(すなわち浮体設備付近)から数十mあるいは100m程度まで水中線状構造体Aに沿って移動することが可能となり、水中線状構造体Aの広い範囲にわたって水生生物やその幼生の付着を防止することが可能となる。
水生生物付着防止装置1の全体的な比重が、使用される領域の水(海水や湖水等)の比重より小さいと、水生生物付着防止装置1を水中で手放した際に水生生物付着防止装置1は上昇していき、水深が浅い部分に留まる。そして、上記のようにリング部材2や接続部材3に水生生物付着防止装置1を水中線状構造体Aの長手方向下向きに移動させるための機構を設けても水中線状構造体Aの長手方向下向きに移動しなくなる場合がある。
また、逆に、水生生物付着防止装置1の全体的な比重が、使用される領域の水(海水や湖水等)の比重より大きいと、水生生物付着防止装置1を水中で手放した際に水生生物付着防止装置1は下降していき、水深が深い部分に留まる。そして、後述するようにリング部材2や接続部材3に水生生物付着防止装置1を水中線状構造体Aの長手方向上向きに移動させるための機構を設けても水中線状構造体Aの長手方向上向きに移動しなくなる場合がある。
そのため、本実施形態の水生生物付着防止装置1を上記のように動作させるためには、水生生物付着防止装置1の各部の比重を調節して、水生生物付着防止装置1の全体的な比重と使用される領域の水(海水や湖水等)の比重の差が僅かになるように構成することが必要である。
そして、図5(A)の状態では、水生生物付着防止装置1は、装置左側では2本の接続部材3が潮流αから図中上向きに力を受け、装置右側では1本の接続部材3が潮流αから図中上向きに力を受けるため、装置左側の方が右側よりも図中上向きに受ける力が強くなり、この場合は、水生生物付着防止装置1が図中の矢印Pの方向に回動する。
なお、潮流はないが水中線状構造体A自体が長手方向に直交する方向に移動する場合も、これと同様の状態になる。
すなわち、本実施形態では、3本設けられた接続部材3が、水中線状構造体Aを中心として水生生物付着防止装置1を回動(揺動)させるための機構として機能するようになっている。
そして、このように構成することで、水生生物付着防止装置1が、水中線状構造体Aの長手方向に沿って移動する際に水中線状構造体Aを中心として方向を変えて回動しながら水中線状構造体Aに沿って上下方向に移動する状態(本実施形態では下方向に移動する状態)になるため、本実施形態に係る水生生物付着防止装置1は、水中線状構造体Aに水生生物やその幼生が付着することをより的確に防止することが可能となる。
また、接続部材3を2本以上の偶数本設ける場合、各接続部材3をリング部材2の周方向に等間隔になるように配置すると、装置の左右の各接続部材が潮流等から左右均等に力を受ける状態になるため、水中線状構造体Aを中心として水生生物付着防止装置1を回動(揺動)させることが難しくなるが、各接続部材3をリング部材2の周方向に等間隔にならないように配置したり、各接続部材3をリング部材2の円形の中心に対して点対称ではない位置に配置するなどすれば、上記のように水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aを中心として回動(揺動)する状態を形成し得る。
また、リング部材2の傾斜面とされた側面2bが、水生生物付着防止装置1を水中線状構造体Aの長手方向下向きに移動させるための機構として機能するため、水生生物付着防止装置1は、潮流を受けたりあるいは水中線状構造体Aが動いたりした場合に、水中線状構造体Aの長手方向に沿って水深が深い所まで移動することができる。
そのため、本実施形態に係る水生生物付着防止装置1によれば、曲がっていたり傾斜を有する水中線状構造体Aへの水生生物やその幼生の付着を防止し、かつ、水中線状構造体Aの広い範囲にわたって水生生物やその幼生の付着を防止することが可能となる。
そのため、本実施形態に係る水生生物付着防止装置1を用いることで、水中線状構造体Aのメンテナンスコストを低減することが可能となる。
そのため、水中線状構造体Aへの水生生物やその幼生の付着をより的確に防止することが可能となる。
しかし、これとは逆に動作させるように構成することも可能である。
このように構成すれば、潮流や水中線状構造体Aの動き等がない場合には、水生生物付着防止装置1は水中線状構造体Aの水深が深い部分に位置し、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりした場合には水中線状構造体Aに沿って水深が浅い方向に移動するように構成することができる。そして、このように構成しても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかし、本発明はこれに限定されず、例えば図6(B)に示すように断面略三角形であってもよく、図示を省略するが平行四辺形状(略矩形状を含む。)であってもよい。なお、図6(A)等ではリング部材2の側面2bの角度(リング部材2を水平方向に配置した場合の水平面からの角度)が45°程度の場合を示したが、本発明者らの研究では、図6(B)に示すようにリング部材2の側面2bの角度が10°程度であっても水生生物付着防止装置1を十分に上下動させることができることが分かっている。
さらに、上記の実施形態等では、図2(B)等に示したように、水生生物付着防止装置1の接続部材3が断面円形状である場合について説明したが、これに限定されず、図示を省略するが、断面楕円状や断面流線形状、断面多角形状等であってもよい。
なお、図7では、図2(A)に示した状態から水中線状構造体Aを中心に一対のリング部材2、2を互いに逆向きに回すことで接続部材3を傾斜させた状態が示されている。
また、接続部材3がリング部材2に対して傾斜していると、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりした場合に、接続部材3に、水生生物付着防止装置1を水中線状構造体A周りに回動させる力だけでなく接続部材3を押し上げたり押し下げたりする方向にも力が加わる。そのため、リング部材2に対して接続部材3を傾斜させることで、接続部材3を、水生生物付着防止装置1を水中線状構造体Aの長手方向に移動させるための機構として機能させることが可能となる。
そして、その際、螺旋状の接続部材3に弾性を持たせるように構成することも可能である。すなわち、接続部材3を弾性バネで構成することも可能である。このように構成すれば、一対のリング部材2、2間の距離が伸び縮みしながら水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aに沿って上下方向に移動する状態になるため、水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aの表面とより複雑に擦れ合うようになり、水生生物やその幼生が水中線状構造体Aに付着することをより的確に防止することが可能となる。
ところで、上記の第1の実施形態では、水生生物付着防止装置1は、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりすると、水中線状構造体Aを中心として向きを変えながら回動する状態(揺動する状態)になった。
しかし、例えば、接続部材3の構造を変更することで、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりした場合に、水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aを中心として回転するように構成することも可能である。
また、図10(A)、(B)に示すように接続部材3を半円筒状に形成して水生生物付着防止装置1をいわゆる抗力型垂直軸風車のように構成しても、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりした際に、水生生物付着防止装置1が水中線状構造体A(図示省略)を中心として回転するように構成することができる。
そのため、水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aの表面と擦れ合う際に、水中線状構造体Aの長手方向だけでなくそれに直交する方向にも擦れ合うようになるため、水生生物やその幼生が水中線状構造体Aに付着することをより的確に防止することが可能となる。なお、図9や図10において接続部材3は2本でなくてもよい。
また、上記の各実施形態では、接続部材3に、水中線状構造体Aを中心として水生生物付着防止装置1を回転させたり回動させたりするための機構が設けられている場合について説明した。
しかし、接続部材3に設ける代わりに、あるいは接続部材3の機構と組み合わせて、リング部材2に、水中線状構造体Aを中心として水生生物付着防止装置1を回転させたり回動させたりするための機構を設けるように構成することも可能である。
そして、このように構成すれば、潮流を受けたり水中線状構造体Aが動いたりして水生生物付着防止装置1が水中線状構造体Aに沿って上下方向に移動する際に、水生生物付着防止装置1が一定方向に回転する状態になるため、水中線状構造体Aの長手方向だけでなくそれに直交する方向にも擦れ合うようになり、水生生物やその幼生が水中線状構造体Aに付着することをより的確に防止することが可能となる。
また、フィン4は、必ずしも半球面状のものである必要はなく、リング部材2や接続部材3に取り付けて(あるいはそれらと一体的に形成して)、水中線状構造体Aを中心として水生生物付着防止装置1を回転させることができるものであればどのような形状であってもよい。
次に、本発明に係る水生生物付着防止システムについて説明する。
本発明に係る水生生物付着防止システム50は、例えば図2に示したように、水中線状構造体Aの周囲に上記の水生生物付着防止装置1が設置されて構成されており、前述した水生生物付着防止装置1の有益な効果を余すところなく発揮することができるようになっている。
そのため、このような場合には、水中線状構造体Aの周囲に水生生物付着防止装置1を複数個設置することが可能である。
このように構成すれば、本発明に係る水生生物付着防止装置1は上記のように水中線状構造体Aが曲がったり傾斜していても水中線状構造体Aに沿って引っかかることなく上下方向に移動することができるため、水中線状構造体AのA1〜A3の部分でそれぞれ水生生物付着防止装置1が上下方向に移動する。そのため、水中線状構造体Aの全域にわたって水生生物やその幼生が付着することを防止することが可能となる。
そして、図1に示したように垂れ下がった部分が存在する水中線状構造体Aにおいても同様であるが、この場合、例えば、水中線状構造体Aの周囲に設置する複数個の水生生物付着防止装置1の中に、装置の全体的な比重が他の水生生物付着防止装置1とは異なる水生生物付着防止装置1を含むように構成することができる。
そのため、複数の水生生物付着防止装置1A、1Bで水中線状構造体Aの広い範囲にわたって(水中線状構造体Aの長手方向の全域にわたって)水中線状構造体Aに水生生物やその幼生が付着することを防止することが可能となる。
1A、1B 複数の水生生物付着防止装置
2 リング部材
2b 傾斜面とされた側面(水中線状構造体の長手方向に移動させるために機構)
3 接続部材(水中線状構造体の長手方向に移動させるための機構、水中線状構造体を中心として装置を回転又は回動させるための機構)
4 フィン4(水中線状構造体を中心として装置を回転又は回動させるための機構)
50 水生生物付着防止システム
A 水中線状構造体
Claims (9)
- 水中線状構造体の周囲に設置される水生生物付着防止装置であって、
一対のリング部材と、前記リング部材同士を接続する接続部材と、を備え、
前記リング部材と前記接続部材のいずれか一方又は両方に、装置を前記水中線状構造体の長手方向に移動させるための機構が設けられていることを特徴とする水生生物付着防止装置。 - 前記リング部材と前記接続部材のいずれか一方又は両方に、前記水中線状構造体を中心として装置を回転又は回動させるための機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の水生生物付着防止装置。
- 全体的な比重が、使用される領域の水の比重より僅かに小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水生生物付着防止装置。
- 前記機構により水深が深い方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の水生生物付着防止装置。
- 全体的な比重が、使用される領域の水の比重より僅かに大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水生生物付着防止装置。
- 前記機構により水深が浅い方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の水生生物付着防止装置。
- 水中線状構造体の周囲に、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の水生生物付着防止装置が設置されていることを特徴とする水生生物付着防止システム。
- 水中線状構造体の周囲に、前記水生生物付着防止装置が複数個設置されていることを特徴とする請求項7に記載の水生生物付着防止システム。
- 複数個の前記水生生物付着防止装置には、装置の全体的な比重が他の前記水生生物付着防止装置とは異なる前記水生生物付着防止装置が含まれていることを特徴とする請求項8に記載の水生生物付着防止システム。
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WO2022050021A1 (ja) | 2020-09-07 | 2022-03-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 高強度鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板、並びにそれらの製造方法 |
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-
2019
- 2019-03-28 JP JP2019062834A patent/JP7214531B2/ja active Active
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