JP7293262B2 - はしごクリーニング装置、部品のキット、およびこうしたはしごクリーニング装置を備えるシステム - Google Patents

はしごクリーニング装置、部品のキット、およびこうしたはしごクリーニング装置を備えるシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7293262B2
JP7293262B2 JP2020572721A JP2020572721A JP7293262B2 JP 7293262 B2 JP7293262 B2 JP 7293262B2 JP 2020572721 A JP2020572721 A JP 2020572721A JP 2020572721 A JP2020572721 A JP 2020572721A JP 7293262 B2 JP7293262 B2 JP 7293262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
ladder
cord
rings
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020572721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021529903A (ja
Inventor
グレーザー、ルーカス
ギルモア、カート
ヒルガー、クラウス・バッゲセン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orsted Wind Power AS
Original Assignee
Orsted Wind Power AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orsted Wind Power AS filed Critical Orsted Wind Power AS
Publication of JP2021529903A publication Critical patent/JP2021529903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7293262B2 publication Critical patent/JP7293262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • B08B1/165
    • B08B1/30
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C7/00Component parts, supporting parts, or accessories

Description

本発明は、はしごクリーニング装置、特に海の動きおよび動作を使用する自律式洋上はしごクリーニング装置だけでなく、こうした装置を組み込んだシステムにも関する。
洋上風車、または他の洋上構造物へのアクセスは、風車のモノパイルなどのトランジションピースに取り付けられたはしごを登ることによって得られる。このはしごの下部は、潮の干満に起因して、その寿命の半分は水中に浸漬している。はしごが水に出入りすることに起因して、はしごの段(上の藻類、海藻、および他のマリングロスの大きな問題があり、これはやがてはしごを非常に滑りやすくし、干潮時に格を登る際に安全性の問題を引き起こす。
この問題に対する現在の解決策の一つは、高圧洗浄機で干潮時にはしごをクリーニングすることである。これは、短期的には問題を解決するが長期的には解決せず、また、洋上の天候に起因して、この作業を日常的に最良の状態で維持することは極めて困難である。
はしごのクリーニングの他のシステムも提案されている。国際特許公開公報第2017/088886号は、はしごを登り、格を検出し、そしてノズルからのウォータージェットを使用してそれらをクリーニングするように適合された推進クローラーを開示する。欧州特許第3045652号は、潮および波ではしごを上下に動かし、そして突出しているブラシを使ってその間にはしごの格をクリーニングするように適合された自律式浮揚式はしごクリーニング装置を提案している。これらの提案のいずれも成功を得られていないようである。
国際特許公開公報第2017/088886号 欧州特許第3045652号
この先行技術に基づいて、はしごをクリーニングするためのシステム、特に洋上に設置されたはしごをクリーニングするための自律式システムを提供することが目的である。
本発明の第一の態様によると、この目的は、はしごクリーニング装置によって達成され、上記のはしごクリーニング装置は、多数のリングであって、はしごの格の周りに配置されるように適合されたリングと、上記のリングの各々の穴を通過するコードと、上記のコードをはしごに取り付けるように適合された少なくとも一つの取り付け装置と、を備える。
本発明の第二の態様によると、この目的は、はしごクリーニング装置を提供するための部品のキットによって達成され、上記の部品のキットは、コードと、コードをはしごに取り付けるための少なくとも一つの取り付け手段と、多数のリングセグメントと、を含む。
本発明の第三の態様によると、この目的は、はしごと、第一の態様または第二の態様によるはしごクリーニング装置と、を備えるクリーニングシステムによって達成される。
第一の好ましい実施形態によると、取り付け装置は、はしごの支柱と関連付けられる。取り付け手段を、はしごの通常の二つの支柱のうちの一つと関連付けること(例えば、取り付け手段を、支柱の上に直接、またはその近く(格上など)に取り付けることによって)により、クリーニング装置は、はしごを登る人が簡単に道をあけることができる。
別の好ましい実施形態によると、取り付け装置は、コードをはしごの格に取り付けるように適合される。はしごの格は、典型的には、はしごの残りの部分より小さい断面を有し、また取り付け装置を小さく、かつ扱いやすくすることができる。
さらに、さらなる好ましい実施形態によると、本発明のはしごクリーニング装置が、上記のコードに沿って互いから所定の距離に配置された二つの取り付け装置を備えるとき、取り付け装置は単純に第一の空の格に取り付けられてもよく、それらの後にはリングが配置されるため、取り付け装置を正しい間隔で定置することが直感的になる。
特にこれは、別の好ましい実施形態によると、所定の距離が、リングの数および周りにリングが配置される格の間の距離に適合されて、リングが格に沿って水平に動き得る。リングが水平に動くことを可能にすることで、リングが、格の全長をクリーニングするように格に沿って波および潮流とともに移動することが可能になる。
また別の好ましい実施形態によると、コードが通過する穴はリングの中央穴である。この穴は比較的大きく、コードが比較的自由に動くことを可能にする。これは一つには、すべてのリングを、リングが配置されている格の長さに沿って動かすことを可能にする。他の一つには、コードに沿ったどこかを人が引っ張ることによって、リングすべてを簡単に上下に一列になるように引くことを可能にする。人がはしごを登る必要があるとき、それ故にリングおよびコードは簡単に脇へ引っ張られて道をあけ得る。
さらなる好ましい実施形態によると、下部から上向きの方向に見ると、コードは、リングを通して取り付け手段に関連付けられた支柱から離れる方向に通される。これは特に、さらなる好ましい実施形態によると、リングを通してコードの出口側に配置されたスクレーパーブレードをリングが、備える場合である。さらに、コードを引っ張ってはしごの通行のために道をあけるとき、引っ張りは、リングがスクレーパー側とは反対の方へ傾斜させ、そしてそれ故に、リングを支柱に向かって引っ張ることをより簡単にする。一方、リングを単独で放置すると、スクレーパー側へと摺動するとき、傾斜に起因して接触の損失が引き起こされ、より少ない摩擦を経験することになる。これにより、リングが引っ張られた支柱からリングが離れるように動き、そして人が登るはしごの踏面であるので最もクリーニングが必要とされる格の中間上へと戻ることを確実にする。その結果として、最も必要な箇所でクリーニング効果が大幅に向上する。
またさらなる実施形態によると、穴は、それが配置される格の断面形状に適合される。これは、格の表面の大部分のクリーニングを確保するように、リングが追従し、格の断面形状に少なくとも係合することを可能にする。
別の好ましい実施形態によると、各リングは、格の周りに組み立てられて上記のリングを形成するように適合された少なくとも二つのセグメントを備える。それ故に、リングは、格およびコードの周りに簡単に組み立てられ得る。
また別の好ましい実施形態によると、少なくとも二つのセグメントは、工具を使用することなく組み立てられるように、相互に適合された係合手段を備える。これは、困難な状況下で行われる場合がある洋上設置を容易にし、おそらく片手だけで設置作業を行うことを可能にする。
さらなる好ましい実施形態によると、リングは海水より低い密度を有する。そのため、浸漬したときリングは格の下面に向かった浮力を有し、それ故に浸漬しているときに格の下側をクリーニングすることを可能にし、それだけでなく浸漬していないとき、リングが吊り下がっている格の上側をクリーニングすることも可能にする。リングは、これを達成するために内部浮力チャンバを有することが好ましい。
ここで、本発明を非限定的な例示的な実施形態および図面に基づいてより詳細に説明する。
図1aは、動作位置にある本発明によるクリーニング装置を備えるクリーニングシステムを示す。図1bは、はしご上の人の通行を可能にするために脇へ引かれたクリーニング装置を有するクリーニングシステムを示す。 図2は、本発明によるクリーニング装置で使用するための二つのリングセグメントを示す。 図3は、はしごの格およびコードの周りに設置された位置にある二つのリングセグメントを示す。 図4aは、水から出た格の上に吊り下っているクリーニング装置のリングを示す。 図4bは、浸漬した位置で格によって押し下げられた図4aのリングを示す。
まず、図1aに目を移すと、本発明によるクリーニングシステムが示されている。システムは、海面2下に部分的に浸漬したはしご1を備える。はしごは、2本の支柱3と、支柱3を接続する多数の格4とを備える。通常海面2の水位は、波、潮、潮流、大気圧などによって変化するので、格4が時として浸漬し、そして、例えば、藻が成長しやすい、一方その他の時には格4は水から出て、そしてはしごを登る人の踏み段としてその目的を果たさなければならないゾーンがある。その下に永久的に浸漬した格がある場合には、通常使用されないことになり、またこれより上方の格は一般的に乾燥し、そして繁茂しにくい。使用中のゾーンで成長しやすいゾーンは、繁茂した格は通常滑りやすく、例えば、洋上移動のためにはしごを使用する人に危険を及ぼすので、以下では臨界ゾーンと呼ばれる。当然のことながら、同じことが、港湾などにおける安全はしご1などの、他の部分的に浸漬したはしごにも適用され、本発明のシステムは、こうした場所にも適用可能であり、洋上に限らない。臨界ゾーン内の格4の各々の周りに、リング5が配置される。分かるように、リング5は必ずしも円形またはドーナツ状ではなくてもよく、図3で最もよく分かるように、概して多角形状、特に正方形であってもよく、丸みのある角部を有するにもかかわらず、また同様に、概してリング5を形成する本体が正方形の断面を有してもよい。リングの中央穴6は、同様に、丸みのある内側の角部7を有する正方形であることが好ましい。図3、図4a、および図4bから分かるように、中央穴6の形状および丸みのある角部の半径は、格4の丸みのある角部、すなわち格4の断面形状に適合され、これによりリング5の内側表面はクリーニングされる格の表面と同一平面上にある。格4の断面が円形であり、図示された正方形ではない場合、角部7の半径は、格4の断面の半径に対応することになる。
掻く
それ故に、風、波、潮流などに起因して、リング5が格4に沿って前後に動くとき、リング5の角部の一部を含む内側表面8の一部は、格4の対応する表面9に沿って摺動することになり、そして成長の開始を掻き落とし、または阻止し、それ故に格4を清浄かつ安全に保持する。掻くことを最大化するため、リング5は、スクレーパーブレード12などのスクレーパーを有してもよい。一実施形態ではスクレーパーブレード12は、リング5自体の形状と概して合致するが、リング5の中央穴6より小さい中央穴を有するゴムワッシャまたはリングであり、これによりリング5上で内向きに突出する。スクレーパーブレード12は、その場合、ゴム材料で作製されることが好ましい。図3に図示するように、リング5の一方の側に一つのスクレーパーブレード12のみが取り付けられることが好ましい。それ故に、コード10を引っ張ってはしご1の通行のために道をあけるとき、引っ張りは、リングがスクレーパー側とは反対の方へ傾斜させ、そしてそれ故に、ゴムからの摩擦の増加を経験することなくリング5を支柱3に向かって引っ張ることをより簡単にする。一方、リング5を単独で放置すると、スクレーパー側へと摺動するとき、傾斜に起因して接触の損失が引き起こされ、より少ない摩擦を経験することになる。これにより、リング5が引っ張られた支柱3からリング5が素早く離れるように動き、そして人が登るはしご1の踏面であるので最もクリーニングが必要とされる格4の中間の上へと戻ることを確実にする。
別の実施形態では、スクレーパーブレード12は、硬質プラスチック材料、例えば、リング5が作製されるのと同じ材料で作製されてもよい。これにより、スクレーパーブレード12を、例えば、射出成形などの同一の製造プロセスで、リング5と一体的に形成することを可能にする。しかしながら、スクレーパーブレード12は、この場合、リング5に取り付けられた別個の部品であってもよい。
リング5上に内向きに突出するスクレーパーブレード12の代替として、くしまたはブラシ様構造の形態のスクレーパーを使用することが可能である。すなわち、複数の剛直な細長い突出部が内向きに突出し、突出部は、例えば、くしの歯として線状に配置されるか、またはブラシの毛のように区域を覆う。これらの突出部は、リング5と同一の材料で作製されてもよく、またリング5と一体的に成形されることが好ましいが、金属などのより硬い材料、またはゴムなどのより柔らかい材料が想定されてもよい。明らかに、いかなるより硬い材料も、格4の保護コーティングを損傷するほど硬くてはならない。
図4aおよび図4bの比較から分かるように、リング5は、海水より低い密度を有することが好ましく、これにより、浸漬したとき、リング5の浮力は、丸みのある角部7の一部および内側表面8の一部を、格4の下側の表面9と係合させ、これらの部分のクリーニングを可能にする。逆に、リング5が浸漬していないとき、リング5は、格4に吊り下がっていて、格4の上面9のクリーニングを可能にする。所望の密度は、適切な材料選択によって、またはリング5内に浮力チャンバを組み込むことによって達成することができる。
ここで図1aおよび図1bを参照すると、コード10がリング5を通過する、好ましくはその中央穴6を通過することが分かる。コード10は、少なくとも一つの取り付け装置11によってはしご1に取り付けられる。取り付け装置11は、海でのシステムの設置前に(例えば、製造中に)コード10に嵌合されてもよく、またはその場で嵌合されてもよい。製造時にコード10上に嵌合された二つの取り付け装置11があり、これによってそれらの間でコード10の所定の長さを画定することが好ましい。コード10に沿って取り付け装置11の間の画定された距離は、リング5の数、および周りにリング5が配置される格4の間の距離D、およびはしご1上の取り付け装置11の取り付け点に適合され、これによりリング5は、格4に沿って水平に移動し得、リング5が配置される格4の全長に沿って移動することが好ましい。取り付け装置11はまた、格4に取り付けられるように適合されることも好ましく、これによりそれらが取り付けられる場所が直感的に理解できるようになり、また、コード10がリング5の水平の動きを許容するのに十分に緩くないというリスクを冒さない。これは通常、リング5が配置されている格4の上の一番目の格4上と、リング5が配置されている格4の下の一番目の格4上にある。当然のことながら、取り付け装置11がコード10を支柱に取り付けることは除外されない。しかしながら、現在のところ、格4への取り付け装置11として単純なクランプを使用することが好ましい。これは、例えば、支柱3に取り付けるように適合される場合よりも、より小さく、より複雑ではない取り付け装置11を作ることになる。
実際にはコード10は、リング5の緩いリンクを形成する。このリンクは、図1aおよび図1bから理解されるであろう二つの異なる目的で機能をはたす。まず図1aを参照すると、一つのリング5、例えば、最も風、波、および潮流に曝されたリング5が、その影響下で動くとき、コード10上で横方向に引っ張られることが分かるが、その後他のリング5にも力が伝達され、それによって他のリング5も動かし、これにより曝されたリング5のみが、格に沿ってクリーニングスイープを行うだけでなく、少なくともある程度、他のリング5も、特に隣接するリング5もクリーニングスイープを行う。クリーニング装置の最適な機能のために、コード10がリング5を通して正しく通されていることが重要であることが示されている。図1a、図1b、および図3を具体的に参照すると、この正しい方法は以下のとおりである。左側の支柱3にある下部の取り付け装置11から開始して、上向きに進み、各リング5の中央穴6を左側から入り、右側から出るように、コード10を通す。格4上に配置されたリング5の向きも同様に、適切なクリーニング機能に重要である。より具体的には、スクレーパーブレード12は、各リング5の出口側に位置されるべきであり、これはなおも、下部取り付け装置から上向きに通されたコード10に関連して見られる。そのため、コード10は、上向きに進むとき、リング5を通して支柱3から離れるように通される。当然のことながら、取り付けが右側の支柱3と関連付けられていた場合、配置は左右対称となることになるが、コード10は依然として、上向きに進むときに見られるように、リング5を通して支柱3から離れるように通される。
図1bを参照すると、二つのリングの間でコード10を把持し、そして引っ張る(矢印で示すように)ことによって、すべてのリングが取り付け装置と整列させられ得ることが分かる。図示するように、取り付け装置11が支柱3のうちの一つに、または支柱3のうちの一つ付近に、好ましくは支柱3の遠位側に取り付けられ、引っ張りは、すべてのリング5だけでなくコード10自体も格4の一方の側に移動させ、そして人がはしご1を登るための妨げのない通行を提供する。先行技術の装置とは異なり、本発明のクリーニング装置およびシステムは、はしご1の目的、すなわち安全に登ることを妨げない。これは特に、上述のように、取り付けがはしご1の遠位側、すなわち、はしご1を登る人から離れる側にある場合である。
本発明のクリーニング装置は、本発明によるクリーニングシステムを提供するために既存のはしご1に後付けされるように適合され、それ故に、コード10と、コード10の長さに対する適切な数のリング5と、取り付け装置11(コード10に嵌合していてもしていなくてもよい)と、を含む部品のキットとして提供されてもよい。リング5は、コード10およびそれぞれの格4の周りのリング5に工具を使用せずに組み立てられうるリングセグメント5a、5bとして、提供されることが好ましい。それ故に、図2で分かるように、リング5は、リングセグメント5a、5bの弾性下にある周知の様式で陥凹部(図示せず)に係合する突出部12などの相互に相互係止するスナップ作用手段を有する二つの相補的なリングセグメント5a、5bを備えてもよい。とりわけ、これは、リング5をその場で組み立てるための工具の必要性(はしご1、リングセグメント5a、5b、コード10、および工具を同時に保持することという、状況が困難になる場合がある)を回避する。工具の使用を取り除くことは、考慮することを一つ減らし、そしてそれ故に設置がより簡単になる。しかしながら、それとは関係なく、当業者は、リング5の構築が、それら(例えば、同一の格4の周りの二つ以上のリング5)が互いに独立して、それらを一緒にリンクするコード10を使用しなくても、格4の周りに個別に定置されることが本質的に可能であることを理解するであろう。
リング5は、図示された二つよりも多くのセグメント5a、5bを備えてもよい。リングセグメント5a、5bは、過酷な洋上の条件に適切なプラスチック材料で、例えば、射出成形によって作製されることが好ましい。プラスチック材料自体が所望の浮力を有しない場合、浮力チャンバが、製造中にその内側または外側に提供されてもよい。しかしながら、リング5の外側に不要な突出部を有しないようにするために、内側の浮力チャンバが外側のものより好ましい。
本発明により、既存のはしごに後付け可能で単純な自律式クリーニング装置およびシステムが提供される。当業者は、形状、材料、寸法に関する、上記の例示的な実施形態からの多数の変形および逸脱が、本発明の発想および特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく可能であることに気付くであろう。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] はしごクリーニング装置であって、
多数のリングであって、はしごの格の周りに配置されるように適合された、リングと、 前記リングの各々の穴を通過するコードと、
前記コードを前記はしごに取り付けるために適合された少なくとも一つの取り付け装置と、を含む、はしごクリーニング装置。
[2] 前記取り付け装置が、前記はしごの支柱と関連付けられる、[1]に記載の装置。
[3] 前記取り付け装置が、前記コードを前記はしごの格に取り付けるように適合された、[1]または[2]のいずれか一項に記載の装置。
[4] 前記コードに沿って互いに所定の距離において配置された二つの取り付け装置を備える、[1]または[3]のいずれか一項に記載の装置。
[5] 前記所定の距離が、前記多数のリングおよび周りに前記リングが配置される前記格の間の距離に適合されて、前記リングが前記格に沿って水平に動き得る、[1]~[4]のいずれか一項に記載の装置。
[6] 前記コードが通過する前記穴が、リングの中央穴である、[1]~[5]のいずれか一項に記載の装置。
[7] 下部から上向きの方向で見ると、前記コードが、前記リングを通して、前記取り付け手段に関連付けられた前記支柱から離れる方向に通される、[1]~[6]のいずれか一項に記載の装置。
[8] 前記穴が、それが配置される前記格の前記断面形状に適合される、[1]~[7]のいずれか一項に記載の装置。
[9] 各リングが、格の周りに組み立てられて前記リングを形成するように適合された、少なくとも二つのセグメントを備える、[1]~[8]のいずれか一項に記載の装置。
[10] 前記少なくとも二つのセグメントが、工具を使用することなく組み立てられるように、相互に適合された係合手段を備える、[9]に記載の装置。
[11] 前記リングが海水よりも低い密度を有する、[1]~[10]のいずれか一項に記載の装置。
[12] 前記リングが内部浮力チャンバを有する、[11]に記載の装置。
[13] 前記リングがスクレーパーを備える、[1]~[12]のいずれか一項に記載の装置。
[14] はしごクリーニング装置を提供するための部品のキットであって、コードと、前記コードをはしごに取り付けるための少なくとも一つの取り付け手段と、多数のリングセグメントと、を含む、部品のキット。
[15] はしごと、[1]~[14]のいずれか一項に記載のはしごクリーニング装置と、を備えるシステム。

Claims (15)

  1. はしごクリーニング装置であって、
    多数のリングであって、はしごのそれぞれの段の周りに配置されるように適合された、リングと、
    前記リングの各々の穴を通過するコードと、
    前記コードを前記はしごに取り付けるために適合された少なくとも一つの取り付け装置と、を含む、はしごクリーニング装置。
  2. 前記取り付け装置が、前記はしごの支柱に取付けられる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記取り付け装置が、前記コードを前記はしごのに取り付けるように適した、請求項1または2のいずれか一項に記載の装置。
  4. 前記コードに沿って互いに所定の距離において配置された二つの取り付け装置を備える、請求項1または3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記所定の距離が、前記リングが前記段に沿って水平に動き得るように、前記リングの数、および前記リングが周りに配置される前記の間の距離、に応じている、請求項に記載の装置。
  6. 前記コードが通過する前記穴が、リングの中央穴である、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記はしごの下部から上向きの方向で見ると、前記コードが、前記リングを通して、前記取り付け装置が取り付けられた前記はしごの支柱から離れる方向に通される、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記穴が、それが配置される前記段の断面形状に適合される、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 各リングが、の周りに組み立てられて前記リングを形成するように適合された、少なくとも二つのセグメントを備える、請求項1~8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記少なくとも二つのセグメントが、工具を使用することなく組み立てられるように、相互に適合された係合手段を備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記リングが海水よりも低い密度を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記リングが内部浮力チャンバを有する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記リングがスクレーパーを備える、請求項1~12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載のはしごクリーニング装置を提供するための部品のキットであって、コードと、前記コードをはしごに取り付けるための少なくとも一つの取り付け装置と、多数のリングセグメントと、を含む、部品のキット。
  15. はしごと、請求項1~14のいずれか一項に記載のはしごクリーニング装置と、を備えるシステム。
JP2020572721A 2018-07-02 2019-06-18 はしごクリーニング装置、部品のキット、およびこうしたはしごクリーニング装置を備えるシステム Active JP7293262B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18181227.2 2018-07-02
EP18181227.2A EP3591165A1 (en) 2018-07-02 2018-07-02 A ladder cleaning device, a kit of parts and a system comprising such a ladder cleaning device
PCT/EP2019/065987 WO2020007601A1 (en) 2018-07-02 2019-06-18 A ladder cleaning device, a kit of parts and a system comprising such a ladder cleaning device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021529903A JP2021529903A (ja) 2021-11-04
JP7293262B2 true JP7293262B2 (ja) 2023-06-19

Family

ID=62842001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020572721A Active JP7293262B2 (ja) 2018-07-02 2019-06-18 はしごクリーニング装置、部品のキット、およびこうしたはしごクリーニング装置を備えるシステム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20220266309A1 (ja)
EP (2) EP3591165A1 (ja)
JP (1) JP7293262B2 (ja)
KR (1) KR20210047279A (ja)
DK (1) DK3818241T3 (ja)
ES (1) ES2927028T3 (ja)
PT (1) PT3818241T (ja)
WO (1) WO2020007601A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102573A (ja) 2004-10-01 2006-04-20 Ecoguard Systems Ltd 水中構造物の付着物清掃装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1266050A (en) * 1915-03-20 1918-05-14 Common Sense Pile Protector Company Pile-protector.
GB8328986D0 (en) * 1983-10-31 1983-11-30 Henderson Thomas Underwater growth inhibition
CA2697876A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-26 Shayne Lepine Tool hanger
US8950348B2 (en) * 2012-05-14 2015-02-10 Lance Neibauer Vessel mooring arrangement
GB2529220A (en) * 2014-08-14 2016-02-17 Vaughan Gingell Tool carrier and cleaning device
GB2534360A (en) 2015-01-15 2016-07-27 Crawford Mathew Offshore wind turbine ladder cleaner
DK178944B1 (en) 2015-11-23 2017-06-19 Bovo Aps Ladder cleaning device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102573A (ja) 2004-10-01 2006-04-20 Ecoguard Systems Ltd 水中構造物の付着物清掃装置

Also Published As

Publication number Publication date
DK3818241T3 (da) 2022-09-12
EP3818241B1 (en) 2022-07-06
WO2020007601A1 (en) 2020-01-09
EP3591165A1 (en) 2020-01-08
PT3818241T (pt) 2022-08-12
KR20210047279A (ko) 2021-04-29
ES2927028T3 (es) 2022-11-02
EP3818241A1 (en) 2021-05-12
US20220266309A1 (en) 2022-08-25
JP2021529903A (ja) 2021-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9439402B2 (en) Aquaculture net and flotation structure
CN103987250B (zh) 漂浮元件以及形成浮力系统的方法
EP2652203A1 (en) Screen for controlling the migration of fish in a flowing stream such as a river
AU2012242728A1 (en) Fish cage screen and cleaning apparatus
KR20190029616A (ko) 바다에서 수산양식 동물을 양육하기 위한 장치
KR101434572B1 (ko) 이물질 제거장치를 갖는 부유식 구조물
US20110139083A1 (en) Device for colonizing and harvesting marine hardground animals
JP7293262B2 (ja) はしごクリーニング装置、部品のキット、およびこうしたはしごクリーニング装置を備えるシステム
US1134881A (en) Pile-protecting device.
CN109068616B (zh) 鲍鱼养殖设备和方法
EP3045652A1 (en) Ladder cleaning device
RU2765309C2 (ru) Рыбная ферма, выполненная из жесткого материала
TWI714157B (zh) 梯子清潔裝置與包括此種梯子清潔裝置的套件和系統
JP2021034229A (ja) 浮力体付き海中ケーブルおよび浮体式洋上風力発電システム
KR102116820B1 (ko) 취수용 스크린의 자동세척장치 및 자동세척장치가 구비된 취수용 스크린
KR200438434Y1 (ko) 그레이팅 덮개
JP6794773B2 (ja) 保護具
RU2622886C2 (ru) Способы защиты от обрастания и защиты рыб и рыбозащитное устройство комплексного воздействия
JP4703177B2 (ja) 魚道における防鳥装置
KR102595194B1 (ko) 해양생물 차단 구조물
KR200359264Y1 (ko) 기상악화 및 부착생물에 대한 대책수단이 강구된 부침형오탁방지막
KR102615900B1 (ko) 해양생물 차단 구조물이 설치된 수중 침하식 부교
KR100495818B1 (ko) 기상악화 및 부착생물에 대한 대책수단이 강구된 부침형오탁방지막
KR100635122B1 (ko) 하천에 설치할 친환경 어도시설물
CN117730812A (zh) 一种潮汐能污损生物刮洗系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7293262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150