JP3481536B2 - 水中における汚濁水の拡散防止装置 - Google Patents

水中における汚濁水の拡散防止装置

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JP3481536B2
JP3481536B2 JP37484999A JP37484999A JP3481536B2 JP 3481536 B2 JP3481536 B2 JP 3481536B2 JP 37484999 A JP37484999 A JP 37484999A JP 37484999 A JP37484999 A JP 37484999A JP 3481536 B2 JP3481536 B2 JP 3481536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、海岸や河川の埋立
地や浚渫地等の水域で生じる汚濁水が、これに隣接する
他の清浄な水域に拡散しようとすることを防止する水中
における汚濁水の拡散防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記水中における汚濁水の拡散防止装置
には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】即ち、上記装置が海岸の埋立地に設置され
ており、この装置は、水平な、ある一方向である前後方
向にかつ上下方向に延びて水中を左右に分断可能とし上
記前後方向で複数設けられる拡散防止ユニットと、前後
方向で隣り合う上記拡散防止ユニットの間に配設されて
これら拡散防止ユニットを互いに連結させる連結手段
と、一端部が上記本体浮体に連結され他端部が水底に設
置されるアンカーに連結されるロープなどの索条体とを
備えている。
【0004】上記の場合、各拡散防止ユニットは、工場
での製造や搬送等の便宜上、互いに同形同大となるよう
形成されている。また、上記各拡散防止ユニットは、水
面に沿って前後方向に長く延びこの水面に浮かべられる
長尺の本体浮体と、水中を前後方向かつ上下方向に延び
てその上端縁が上記本体浮体に連結されるカーテンとを
備えている。
【0005】そして、上記した各汚濁防止ユニットによ
り、埋立地における汚濁水の発生水域と他の水域とが左
右に分断されて、上記汚濁水の発生水域で生じる汚濁水
が、上記他の清浄な水域に水流と共に拡散するというこ
とが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題点がある。
【0007】第1に、上記拡散防止ユニットの本体浮体
には索条体の一端部が連結されていて、この索条体によ
り上記拡散防止ユニットが水底に係留されるため、上記
索条体の一端部の近傍に位置している上記本体浮体の部
分と、この本体浮体に連結されているカーテンの上部側
の部分とは上記索条体の一端部側と接触し易い状態とな
っている。
【0008】よって、上記拡散防止ユニットが水流や波
によって変動するとき、上記本体浮体とカーテンとの各
部分が上記索条体の一端部側と摩擦することにより摩耗
し、このため、上記拡散防止ユニットが早期に損傷させ
られるおそれがある。
【0009】そこで、上記したように拡散防止ユニット
が損傷したとき、これを他の新しいものに交換させて拡
散防止装置の保守をすることが考えられるが、上記拡散
防止ユニットは形状の大きいものであるため、上記した
交換の作業は煩雑である。また、上記損傷は上記拡散防
止ユニットの一部に過ぎないため、損傷していない部分
を多く含む上記拡散防止ユニットを新しいものに交換す
ると、この交換のための費用が高価となって好ましくな
い。
【0010】第2に、上記拡散防止装置の各構成部品
を、所望の水域において互いに組み付けようとすると
き、この作業の一部は水中で行う必要があるが、このよ
うな水中での作業が多くなると、その分、上記拡散防止
装置の組み付け作業が煩雑となる。
【0011】第3に、上記従来の技術では、前後方向で
隣り合う各拡散防止ユニットのカーテンの間には隙間が
あり、このため、この隙間を通して、汚濁水の発生水域
からの汚濁水が清浄な水域に拡散するおそれがある。
【0012】そこで、上記隣り合う各拡散防止ユニット
のカーテンの端部同士を互いに結合させることが考えら
れるが、このような結合作業を水中でするとすれば、上
記した拡散防止装置の組み付け作業が更に煩雑になる。
【0013】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、第1に、拡散防止装置の拡散防止ユニッ
ト等が損傷した場合などに、その構成部品を交換して拡
散防止装置の保守をしようとする場合に、その交換作業
が容易に、かつ、安価にできるようにすることを課題と
する。
【0014】第2に、所望水域での拡散防止装置の組み
付け作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0015】第3に、拡散防止装置により、汚濁水の発
生水域からの汚濁水が清浄な水域に拡散することをより
確実に防止できるようにし、かつ、このようにした場合
でも、拡散防止装置の組み付け作業が容易にできるよう
にすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の水中における汚濁水の拡散防止装置は、次の
如くである。
【0017】請求項1の発明は、前後方向にかつ上下方
向に延びて水中14を左右に分断可能とし上記前後方向
で複数設けられる拡散防止ユニット6と、前後方向で隣
り合う上記拡散防止ユニット6,6の間に配設されてこ
れら拡散防止ユニット6,6を互いに連結させる連結手
段7とを備え、上記各拡散防止ユニット6が、水面12
に沿って前後方向に長く延びこの水面12に浮かべられ
る長尺の本体浮体13と、水中14で前後方向かつ上下
方向に延びてその上端縁が上記本体浮体13に連結され
るカーテン16とを備えた水中における汚濁水の拡散防
止装置において、
【0018】 上記各連結手段7が、隣り合う上記拡散
防止ユニット6,6における各本体浮体13の互いに対
向する両端部の間に配設されて水面12に浮かべられ前
後方向の長さL1が上記本体浮体13の長さL2よりも
短い連結用浮体19と、この連結用浮体19に上記各本
体浮体13をそれぞれ連結させる連結具20と、水中1
4で前後方向かつ上下方向に延びてその上端縁が上記連
結用浮体19に連結され前後方向の幅寸法W1が上記カ
ーテン16の幅寸法W2よりも短い他のカーテン21と
を備え、一端部28が上記連結用浮体19の前後方向の
ほぼ中央部に連結され他端部29が水底15に設置され
るアンカー30に連結される索条体31を設けたもので
ある。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記本体浮体13の長手方向の端部と、この端部に
前後方向で対向する上記連結用浮体19の長手方向の端
部とを互いにほぼ同形同大となるよう成形すると共に、
上記両端部を上下、左右方向で互いにほぼ同じところに
位置させたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、前後方向における上記カーテン16の
端部と上記他のカーテン21の端部とを互いに左右方向
で重ね合わせ、
【0021】上記重ね合わせ部36の上端部で、上記カ
ーテン16と他のカーテン21とを結合させる結合手段
37を設けたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0023】図において、海等の水域1において、2は
海岸の埋立地等の汚濁水の発生水域、3は上記汚濁水の
発生水域2に隣接する清浄な水域であり、説明の便宜
上、矢印Frをある水平な一方向である前方とし、下記
する左右とは、上記前方に向っての方向をいうものとす
る。
【0024】上記汚濁水の発生水域2で生じる汚濁水
が、この汚濁水の発生水域2から上記清浄な水域3に拡
散しようとすることを防止する水中における汚濁水の拡
散防止装置4が設けられている。
【0025】上記拡散防止装置4は、前後方向にかつ上
下方向に延びて水中を汚濁水の発生水域2と清浄な水域
3とに左右に分断可能とし上記前後方向で複数設けられ
る拡散防止ユニット6と、前後方向で隣り合う上記拡散
防止ユニット6,6の間に配設されてこれら拡散防止ユ
ニット6,6を互いに着脱自在に連結させる連結手段7
と、上記各拡散防止ユニット6および各連結手段7を、
上記汚濁水の発生水域2と清浄な水域3との所望の境界
における水域に係留可能とさせる係留手段8とを備えて
いる。
【0026】上記各拡散防止ユニット6と、各連結手段
7とは工場での製造や搬送等の便宜上、それぞれが互い
に同形、同大とされている。
【0027】上記各拡散防止ユニット6は、水面12に
沿って前後方向に長く延びこの水面12に浮かべられる
長尺の本体浮体13と、水中14を前後方向かつ上下方
向に延びてその上端縁が上記本体浮体13に連結され下
端縁が水底15の近傍もしくは水底15に接するように
設けられる遮へい膜であるカーテン16と、このカーテ
ン16の下端縁に取り付けられるウェイト17とを備え
ている。上記本体浮体13の前後方向の長さは、例え
ば、20mとされる。
【0028】上記カーテン16は上記本体浮体13に吊
り下げられるようにして支持され、上記ウェイト17は
金属チェーン製等とされて、これ自体が一体的に構成さ
れ、上記カーテン16に全体的に下方に向う引張力を与
えている。
【0029】また、上記各カーテン16の下端縁は、そ
の前後方向の中途部が各端部よりも下方に突出する形状
とされ、具体的には、上記カーテン16の下端縁は、そ
の前後方向のほぼ全長にわたり円弧形状とされている。
【0030】上記本体浮体13は、その軸心13aが前
後方向にほぼ直線的に延びる円柱形状とされ、樹脂製等
の発泡体で形成され、可撓性かつ弾性を有して、十分の
浮力を有している。また、上記カーテン16は可撓性の
樹脂製シートや、合成繊維で成形されて、全体形状が矩
形とされている。
【0031】なお、上記本体浮体13は、円柱形状の複
数の浮子を前後方向に連続もしくは断続的に列設させて
互いに連結させることにより形成したものでもよく、ま
た、中空の樹脂製パイプで成形してもよい。
【0032】上記連結手段7は、隣り合う上記拡散防止
ユニット6,6における各本体浮体13,13の互いに
対向する両端部の間でその各端部の近傍に配設されて水
面12に浮かべられる連結用浮体19と、この連結用浮
体19の前後各端部に、これに対向する上記本体浮体1
3の端部をそれぞれ着脱自在に連結させる連結具20,
20と、水中14を前後方向かつ上下方向に延びてその
上端縁が上記連結用浮体19に連結され下端縁が水底1
5の近傍もしくは水底15に接するように設けられる遮
へい膜である他のカーテン21と、この他のカーテン2
1の下端縁に取り付けられる前記ウェイト17と同構成
のウェイト22とを備え、上記他のカーテン21は上記
本体浮体13に吊り下げられるように支持されている。
【0033】上記連結用浮体19は、その軸心19aが
前後方向にほぼ直線的に延びその軸方向の各部断面が円
形となるよう形成され、上記本体浮体13の軸心13a
と上記連結用浮体19の軸心19aとが互いにほぼ同じ
ところに位置させられている。また、上記連結用浮体1
9は本体浮体13と同材質で同性質を有している。
【0034】上記本体浮体13の長手方向の端部と、こ
の端部に前後方向で近接して対向する上記連結用浮体1
9の長手方向の端部とは互いにほぼ同形同大となるよう
成形されている。また、上記したように、両軸心13
a,19aが互いにほぼ同じところに位置させられてい
るため、上記本体浮体13と連結用浮体19の各端部は
上下、左右方向で互いにほぼ同じところに位置させら
れ、この状態で、前記したように連結具20により互い
に連結されている。
【0035】より具体的には、上記連結用浮体19の長
手方向である軸方向の中途部は円柱形状とされてその外
径寸法D1は、上記本体浮体13の外径寸法D2よりも
大きくされ、上記連結用浮体19の長手方向である軸方
向の各端部側は、この軸方向のそれぞれ外方に向うに従
い先細となるほぼ円錐台形状とされていて、その各端部
の外径寸法D3は、上記本体浮体13の外径寸法D2と
ほぼ同じとされ、もって、上記したように本体浮体13
と連結用浮体19の各端部は互いにほぼ同形同大とされ
ている。また、上記連結具20は金属製シャックルで構
成されている。
【0036】上記連結用浮体19の前後方向の長さL1
は上記本体浮体13の長さL2よりも十分に短くされて
いる。
【0037】また、上記他のカーテン21は、前記カー
テン16と同材質とされているが、全体形状が縦長の矩
形とされ、上記他のカーテン21の前後方向の幅寸法W
1は上記カーテン16の幅寸法W2よりも十分に短くさ
れている。
【0038】上記係留手段8は、一端部28が上記連結
用浮体19の軸方向のほぼ中央部の下端部に連結され他
端部29が水底15に設置されたコンクリート製のアン
カー30に連結される索条体31を備えている。これら
索条体31により、上記各拡散防止ユニット6が直接的
に、また、これら各拡散防止ユニット6を介して各拡散
防止ユニット6が間接的にそれぞれ所望の水域で水底1
5に係留させられている。
【0039】また、上記カーテン16の下端縁とこれに
取り付けられたウェイト17とのそれぞれ長手方向の各
部分のうち、各端部だけを上記アンカー30に連結させ
る他の索条体32が設けられ、上記各係留がより確実に
なされている。上記索条体31,32はロープ製の他、
チェーンやワイヤー製であってもよい。なお、上記他の
索条体32はなくてもよい。
【0040】上記連結手段7において、連結用浮体19
の長さL1よりも他のカーテン21の幅寸法W1が長く
され、前後方向で、上記拡散防止ユニット6と連結手段
7の互いの対向部において、上記各拡散防止ユニット6
のカーテン16の端部と上記各連結手段7の他のカーテ
ン21の端部とが互いに左右方向で重ね合わされてい
る。また、この重ね合わせ部36の上端部で、上記カー
テン16と他のカーテン21の各上端部を互いに着脱自
在に結合させる結合手段37が設けられ、この結合手段
37は結束用のロープとこれを通過させる複数の孔とで
構成されている。なお、この結合手段37はボルト、ナ
ットで構成してもよく、また、上記重ね合わせ部36の
一部で、上記カーテン16と他のカーテン21とをマジ
ックファスナーにより着脱自在に連結させてもよい。
【0041】上記構成によれば、各連結手段7が、隣り
合う上記拡散防止ユニット6,6における各本体浮体1
3の互いに対向する両端部の間に配設されて水面12に
浮かべられ前後方向の長さL1が上記本体浮体13の長
さL2よりも短い連結用浮体19と、この連結用浮体1
9に上記各本体浮体13をそれぞれ連結させる連結具2
0と、水中14で前後方向かつ上下方向に延びてその上
端縁が上記連結用浮体19に連結され前後方向の幅寸法
W1が上記カーテン16の幅寸法W2よりも短い他のカ
ーテン21とを備え、一端部28が上記連結用浮体19
に連結され他端部29が水底15に設置されるアンカー
30に係留される索条体31を設けている。
【0042】このため、上記連結手段7の連結用浮体1
9が索条体31により直接的に係留されるため、上記拡
散防止ユニット6と索条体31の一端部28側とは互い
に離れることとなって、上記拡散防止ユニット6が索条
体31との摩擦により損傷させられるということは防止
される。
【0043】一方、上記索条体31の一端部28の近傍
には上記連結用浮体19と、この連結用浮体19に連結
されている他のカーテン21とが位置させられていて、
上記索条体31の一端部28側と連結用浮体19および
他のカーテン21とは互いに接触し易いため、上記拡散
防止ユニット6と連結手段7が水流や波によって変動す
るときには、この連結手段7の連結用浮体19と他のカ
ーテン21とは上記索条体31の一端部28と摩擦して
損傷させられがちとなる。
【0044】しかし、上記連結手段7の連結用浮体19
や他のカーテン21が上記索条体31の一端部28側と
の接触で損傷したとしても、上記連結手段7は拡散防止
ユニット6に比べて前後方向の形状が小さいために、上
記連結手段7を他の新しいものに交換して拡散防止装置
4を保守する場合、上記した交換の作業は容易にでき、
かつ、この交換は安価にできる。
【0045】また、前記したように、本体浮体13を、
その軸心13aが前後方向に延びる円柱形状とし、上記
連結用浮体19の軸心19aを上記本体浮体13の軸心
13aとほぼ同じところに位置させて、上記連結用浮体
19をその軸方向の各部断面が円形となるよう形成し、
この連結用浮体19の軸方向の中途部の外径寸法D1を
上記本体浮体13の外径寸法D2よりも大きくしてあ
り、次の効果が生じる。
【0046】即ち、上記拡散防止ユニット6と連結手段
7が水流や波によって流されようとするとき、上記索条
体31により水底に直接的に係留させられている連結手
段7の連結用浮体19は、上記索条体31によって、よ
り強く水底側に引き寄せられて大きく水中14に沈み込
みがちとなる。
【0047】しかし、上記したように、連結手段7の連
結用浮体19の外径寸法D1は拡散防止ユニット6の本
体浮体13の外径寸法D2よりも大きくしてあるため、
上記連結用浮体19にはより大きい浮力が与えられて、
この連結用浮体19の上記した水中14への沈み込みは
抑制される。
【0048】よって、上記汚濁水の発生水域2からの汚
濁水が上記連結手段7の連結用浮体19の上側を乗り越
えるということが防止され、上記清浄な水域3への汚濁
水の拡散がより確実に防止される。
【0049】また、前記したように、本体浮体13の長
手方向の端部と、この端部に前後方向で対向する上記連
結用浮体19の長手方向の端部とを互いにほぼ同形同大
となるよう成形すると共に、上記両端部を上下、左右方
向で互いにほぼ同じところに位置させてあり、より具体
的には、上記連結用浮体19の軸方向の各端部の外径寸
法D3を上記本体浮体13の外径寸法D2とほぼ同じに
し、かつ、上記本体浮体13と連結用浮体19の各端部
の各軸心13a,19aを互いにほぼ同じところに位置
させてある。
【0050】このため、拡散防止装置4における拡散防
止ユニット6や連結手段7の互いの組み付け時におい
て、水面12上に位置して前後方向で隣り合う拡散防止
ユニット6の本体浮体13と、連結手段7の連結用浮体
19とを連結具20によって互いに連結させようとする
ときには、まず、上記本体浮体13と連結用浮体19の
各端部を、互いに近接させると共に、上下、左右方向で
互いにほぼ同じところに位置決めさせる。より具体的に
は、上記本体浮体13と連結用浮体19の各端部の外周
面が互いにほぼ面一となるように互いに位置させて、上
記本体浮体13と連結用浮体19の各端部を互いにほぼ
同じ軸心13a,19a上に位置決めさせる。この場合
の位置決め作業は、水面12上からできるため、容易で
ある。そして、このように位置決めすれば、上記連結具
20による上記本体浮体13と連結用浮体19の各端部
の互いの連結も容易にできる。
【0051】よって、上記本体浮体13と連結用浮体1
9の各端部の互いの連結に先立って、これらの位置決め
が容易にでき、また、この位置決めにより、上記連結も
容易にできる分、上記拡散防止装置4の組み付け作業が
容易にできる。
【0052】また、上記連結用浮体19の各端部側はほ
ぼ円錐台形とされており、このため、前後方向で隣り合
う本体浮体13と連結用浮体19の各外周面は前後方向
で円滑に連続することとなる。
【0053】よって、例えば、前後方向に列設された本
体浮体13と連結用浮体19とに沿って小舟を移動させ
ながら、上記拡散防止装置4の保守作業をするとき、上
記小舟が外径寸法D1の大きい連結用浮体19の端部の
角部に衝突することが回避されて、円滑な移動ができ、
この拡散防止装置4の保守作業が容易にできることとな
る。
【0054】また、前記したように、前後方向における
上記カーテン16の端部と上記他のカーテン21の端部
とを互いに左右方向で重ね合わせてある。
【0055】このため、前後方向で隣り合う両拡散防止
ユニット6,6の各カーテン16,16の間の隙間は、
上記連結手段7の他のカーテン21によって閉じられる
ことから、上記汚濁水の発生水域2から清浄な水域3へ
の汚濁水の拡散がより確実に防止される。
【0056】また、上記両カーテン16,21の重ね合
わせ部36の上端部で、上記カーテン16と他のカーテ
ン21とを結合させる結合手段37を設けている。
【0057】このため、拡散防止装置4の組み付け時に
おいて、カーテン16と他のカーテン21の各端部を結
合手段37により互いに結合させようとするとき、上記
カーテン16と他のカーテン21の互いの結合位置は重
ね合わせ部36の上端部であることから、水面12上か
らの上記結合作業がし易くなり、よって、上記拡散防止
装置4の組み付け作業が容易にできる。
【0058】また、前記したように、各カーテン16の
下端縁は、その全長のうち各端部だけが係留されてい
て、前後方向の中途部は係留されていない。この場合
に、上記各カーテン16の下端縁とこれに取り付けられ
たウェイト17とは、その中途部が各端部よりも下方に
突出する形状とされている。
【0059】このため、上記カーテン16の下端縁が上
記ウェイト17の自重に抗して水流によって吹かれると
き、上記した係留されていないカーテン16の下端縁の
中途部がより大きく吹かれるが、上記した下方への突出
形状によって、カーテン16の中途部と水底15との間
に大きな隙間が生じようとすることは抑制される。
【0060】よって、汚濁水の発生水域2から清浄な水
域3への汚濁水の拡散がより確実に防止される。
【0061】また、上記拡散防止ユニット6のカーテン
16および/もしくは連結手段7の他のカーテン21
は、水中14で加水(生)分解可能なビニロンやポリ乳
酸の素材で構成され、その表面側から内部側に向い水中
14に徐々に溶解して、予定された期間の経過後に分解
するものとされている。
【0062】このため、上記拡散防止装置4を水中14
で長期にわたり使用すると、カーテン16や他のカーテ
ン21の各表面には海草等が付着して本体浮体13や連
結用浮体19への負荷が増大し、もって、これが水中1
4へ沈み込もうとするが、上記したようにカーテン16
と他のカーテン21を上記素材で構成した場合には、加
水分解によって、上記付着が未然に防止され、上記本体
浮体13や連結用浮体19の沈み込みが防止される。
【0063】よって、上記カーテン16や他のカーテン
21に付着する海草等を剥離する作業が不要となる分、
拡散防止装置4の保守作業が容易にできる。
【0064】また、予定された期間の経過後には、上記
カーテン16や他のカーテン21は分解して水中14に
消失するため、予定された期間の経過後に拡散防止装置
4が不要になったとき、水中14からカーテン16や他
のカーテン21を回収するという作業は不要となり、そ
の分、拡散防止装置4の回収作業が容易となる。
【0065】また、上記本体浮体13、連結用浮体1
9、ウェイト17、およびアンカー30は索条体31や
他の索条体32により互いに連結されている。
【0066】このため、上記したように、カーテン16
や他のカーテン21が分解してウェイト17が水底15
に落下したとしても、上記水面12上から本体浮体13
や連結用浮体19を回収すれば、これらに上記索条体3
1や他の索条体32により連結されているウェイト17
やアンカー30も水面12上から回収可能とされる。
【0067】よって、上記ウェイト17やアンカー30
を水中14に潜り込んで回収するという煩雑な作業は不
要になる分、拡散防止装置4の回収作業が容易に、か
つ、確実にできることとなる。
【0068】なお、以上は図示の例によるが、上記カー
テン16の下端縁は下方に突出する逆三角形状でも、階
段状のものでもよい。また、上記本体浮体13の長さL
2よりもカーテン16の幅寸法W2を大きくする一方、
連結用浮体19の長さL1と他のカーテン21の幅寸法
W1を互いに同じにさせてもよい。
【0069】更に、前後方向で対向する本体浮体13と
連結用浮体19の各端部は矩形端面であってもよい。ま
た、上記各端部は、上下方向に長く延びる線状の端面を
有する板形状や膜形状であってもよく、この場合、各端
部を前後方向で突き合せてもよく、また、左右方向で互
いに重ね合わせて連結具20により連結させてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0071】請求項1の発明は、前後方向にかつ上下方
向に延びて水中を左右に分断可能とし上記前後方向で複
数設けられる拡散防止ユニットと、前後方向で隣り合う
上記拡散防止ユニットの間に配設されてこれら拡散防止
ユニットを互いに連結させる連結手段とを備え、上記各
拡散防止ユニットが、水面に沿って前後方向に長く延び
この水面に浮かべられる長尺の本体浮体と、水中で前後
方向かつ上下方向に延びてその上端縁が上記本体浮体に
連結されるカーテンとを備えた水中における汚濁水の拡
散防止装置において、
【0072】 上記各連結手段が、隣り合う上記拡散防
止ユニットにおける各本体浮体の互いに対向する両端部
の間に配設されて水面に浮かべられ前後方向の長さが上
記本体浮体の長さよりも短い連結用浮体と、この連結用
浮体に上記各本体浮体をそれぞれ連結させる連結具と、
水中で前後方向かつ上下方向に延びてその上端縁が上記
連結用浮体に連結され前後方向の幅寸法が上記カーテン
の幅寸法よりも短い他のカーテンとを備え、一端部が上
記連結用浮体の前後方向のほぼ中央部に連結され他端部
が水底に設置されるアンカーに連結される索条体を設け
ている。
【0073】このため、上記連結手段の連結用浮体が索
条体により直接的に係留されるため、上記拡散防止ユニ
ットと索条体の一端部側とは互いに離れることとなっ
て、上記拡散防止ユニットが索条体との摩擦により損傷
させられるということは防止される。
【0074】一方、上記索条体の一端部の近傍には上記
連結用浮体と、この連結用浮体に連結されている他のカ
ーテンとが位置させられていて、上記索条体の一端部側
と連結用浮体および他のカーテンとは互いに接触し易い
ため、上記拡散防止ユニットと連結手段が水流や波によ
って変動するときには、この連結手段の連結用浮体と他
のカーテンとは上記索条体の一端部と摩擦して損傷させ
られがちとなる。
【0075】しかし、上記連結手段の連結用浮体や他の
カーテンが上記索条体の一端部側との接触で損傷したと
しても、上記連結手段は拡散防止ユニットに比べて前後
方向の形状が小さいために、上記連結手段を他の新しい
ものに交換して拡散防止装置を保守する場合、上記した
交換の作業は容易にでき、かつ、この交換は安価にでき
る。
【0076】請求項2の発明は、上記本体浮体の長手方
向の端部と、この端部に前後方向で対向する上記連結用
浮体の長手方向の端部とを互いにほぼ同形同大となるよ
う成形すると共に、上記両端部を上下、左右方向で互い
にほぼ同じところに位置させてある。
【0077】このため、拡散防止装置における拡散防止
ユニットや連結手段の互いの組み付け時において、水面
上に位置して前後方向で隣り合う拡散防止ユニットの本
体浮体と、連結手段の連結用浮体とを互いに連結させよ
うとするときには、まず、上記本体浮体と連結用浮体の
各端部を、上下、左右方向で互いにほぼ同じところに位
置決めさせる。この場合の位置決め作業は水面上からで
きるため容易である。そして、このように位置決めすれ
ば、上記本体浮体と連結用浮体の互いの連結も容易にで
きる。
【0078】よって、上記本体浮体と連結用浮体の各端
部の互いの連結に先立って、これらの位置決めが容易に
でき、また、この位置決めにより、上記連結も容易にで
きる分、上記拡散防止装置の組み付け作業が容易にでき
る。
【0079】請求項3の発明は、前後方向における上記
カーテンの端部と上記他のカーテンの端部とを互いに左
右方向で重ね合わせてある。
【0080】このため、前後方向で隣り合う両拡散防止
ユニットの各カーテンの間の隙間は、上記連結手段の他
のカーテンによって閉じられることから、上記汚濁水の
発生水域から清浄な水域への汚濁水の拡散がより確実に
防止される。
【0081】また、上記両カーテンの重ね合わせ部の上
端部で、上記カーテンと他のカーテンとを結合させる結
合手段を設けている。
【0082】このため、拡散防止装置の組み付け時にお
いて、カーテンと他のカーテンの各端部を結合手段によ
り互いに結合させようとするとき、上記カーテンと他の
カーテンの互いの結合位置は重ね合わせ部の上端部であ
ることから、水面上からの上記結合作業がし易くなり、
よって、上記拡散防止装置の組み付け作業が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡散防止装置の斜視展開図である。
【図2】拡散防止装置の側面図である。
【符号の説明】
1 水域 2 汚濁水の発生水域 3 清浄な水域 4 拡散防止装置 6 拡散防止ユニット 7 連結手段 8 係留手段 12 水面 13 本体浮体 13a 軸心 14 水中 15 水底 16 カーテン 17 ウェイト 19 連結用浮体 19a 軸心 20 連結具 21 他のカーテン 22 ウェイト 28 一端部 29 他端部 30 アンカー 31 索条体 36 重ね合わせ部 37 結合手段 L1,L2 長さ D1,D2,D3 外径寸法 W1,W2 幅寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 美憲 大阪府大阪市淀川区木川東4丁目8番4 号 太陽工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−350464(JP,A) 実開 平2−33832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 15/00 E02B 15/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向にかつ上下方向に延びて水中を
    左右に分断可能とし上記前後方向で複数設けられる拡散
    防止ユニットと、前後方向で隣り合う上記拡散防止ユニ
    ットの間に配設されてこれら拡散防止ユニットを互いに
    連結させる連結手段とを備え、上記各拡散防止ユニット
    が、水面に沿って前後方向に長く延びこの水面に浮かべ
    られる長尺の本体浮体と、水中で前後方向かつ上下方向
    に延びてその上端縁が上記本体浮体に連結されるカーテ
    ンとを備えた水中における汚濁水の拡散防止装置におい
    て、 上記各連結手段が、隣り合う上記拡散防止ユニットにお
    ける各本体浮体の互いに対向する両端部の間に配設され
    て水面に浮かべられ前後方向の長さが上記本体浮体の長
    さよりも短い連結用浮体と、この連結用浮体に上記各本
    体浮体をそれぞれ連結させる連結具と、水中で前後方向
    かつ上下方向に延びてその上端縁が上記連結用浮体に連
    結され前後方向の幅寸法が上記カーテンの幅寸法よりも
    短い他のカーテンとを備え、一端部が上記連結用浮体
    前後方向のほぼ中央部に連結され他端部が水底に設置さ
    れるアンカーに連結される索条体を設けた水中における
    汚濁水の拡散防止装置。
  2. 【請求項2】 上記本体浮体の長手方向の端部と、この
    端部に前後方向で対向する上記連結用浮体の長手方向の
    端部とを互いにほぼ同形同大となるよう成形すると共
    に、上記両端部を上下、左右方向で互いにほぼ同じとこ
    ろに位置させた請求項1に記載の水中における汚濁水の
    拡散防止装置。
  3. 【請求項3】 前後方向における上記カーテンの端部と
    上記他のカーテンの端部とを互いに左右方向で重ね合わ
    せ、 上記重ね合わせ部の上端部で、上記カーテンと他のカー
    テンとを結合させる結合手段を設けた請求項1、もしく
    は2に記載の水中における汚濁水の拡散防止装置。
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