JP2006102099A - 気管切開チューブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 切開部への取り付けや取り外しがスムーズにでき、かつ内部に痰等が溜まり難い気管切開チューブを提供すること。
【解決手段】 気管切開チューブAを、気道確保用ルーメン10bを備えた管腔体10と、管腔体10の基端部に形成されたコネクタ部11と、管腔体10の先端側部分の外周に形成され膨張収縮が可能なカフ13とで構成した。そして、管腔体10を構成する周壁部10aに、コネクタ部11の表面部とカフ13内とを連通させるカフ膨張用ルーメン15と、コネクタ部11の表面部と管腔体10の表面部とを連通させる吸引用ルーメン14と設けた。さらに、気管切開チューブAの表面と、管腔体10の気道確保用ルーメン10bを形成する内面とに、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、呼吸機能が低下した患者に用いられる気管切開チューブに関する。
従来から、呼吸機能が低下した患者に対して気管切開術を行い、その気管における切開部に気管切開チューブを挿入することが行われている。これによって、空気を、のどや鼻に通すことなく、外部から気管を通じて直接肺に送り込んだり、肺から気管を通じて外部に送り出したりすることができる(例えば、特許文献1参照)。この気管切開チューブは、基端部から先端部にかけて気道確保用ルーメンが形成された管腔体の基端部にコネクタ部を設けるとともに、管腔体の先端側部分の外周に膨張収縮が可能なカフを設けて構成されている。
そして、コネクタ部の表面における一方の側部からカフの内部に連通するカフ膨張用ルーメンを管腔体の壁部に形成して、コネクタ部側からカフ膨張用ルーメンを介してカフ内に空気を注入することにより、カフを膨張させることができるようにしている。この膨張したカフによって、気管を閉塞した状態で気管切開チューブを気管の所定部分に支持させることができる。
さらに、コネクタ部の表面における他方の側部から管腔体の表面における所定部分に連通する吸引用ルーメンを管腔体の壁部に形成して、コネクタ部側から吸引することにより、管腔体と気管との間に溜まった痰等を吸引用ルーメンを介して外部に排出することができるようにしている。そして、このように構成された気管切開チューブを患者の切開部に取り付ける際には、管腔体やカフの表面にゼリー等からなる潤滑剤を塗布している。これによって、気管切開チューブを患者の切開部に取り付けたり、取り付けてから所定期間経過して交換する場合に取り外したりするときの操作がスムーズになる。
特開2003−93512号公報
しかしながら、前述した気管切開チューブでは、気管切開チューブを気管に取り付ける際に、管腔体やカフに潤滑剤を塗る操作が面倒であるという問題がある。また、気管切開チューブの内部に痰や食物等が溜まり易いという問題もある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものでその目的は、切開部への取り付けや取り外しがスムーズにでき、かつ内部に痰等が溜まり難い気管切開チューブを提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る気管切開チューブの構成上の特徴は、基端部から先端部にかけて貫通する気道確保用ルーメンを備えた管腔体と、管腔体の基端部に形成されたコネクタ部と、管腔体の先端側部分の外周に形成され膨張収縮が可能なカフと、管腔体を構成する壁部に形成されコネクタ部の表面部とカフ内とを連通させるカフ膨張用ルーメンと、管腔体を構成する壁部に形成されコネクタ部の表面部と管腔体の表面部とを連通させる吸引用ルーメンとを備えた気管切開チューブであって、気管切開チューブの表面と、管腔体の気道確保用ルーメンを形成する内面とに、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜を形成したことにある。
このように構成した気管切開チューブでは、気管切開チューブの表面に、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜が形成されている。このため、気管切開チューブを患者の切開部に取り付けたり、切開部から取り外したりするときに、気管切開チューブの表面に水を浸ける等して湿らせるだけの簡単な操作を行うことにより、取り付けや取り外しの操作がスムーズに行えるようになる。また、管腔体の気道確保用ルーメンを形成する内面にも、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜が形成されている。
このため、患者が呼吸をする際の息やつば等によって、管腔体の内面が湿ると表面潤滑性が発現して、管腔体の内面に痰等が付着し難くなる。この結果、管腔体内に痰や食物等が溜まることが防止される。また、この場合、被膜を形成する気管切開チューブの表面は、少なくとも管腔体やカフの表面等、気管切開チューブを取り付けたり、取り外したりする際に、患者の切開部と接触する部分とする。
また、本発明に係る気管切開チューブの他の構成上の特徴は、被膜を、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体と、含フッ素・アクリル・ウレタン・シリコーン樹脂との混合物で構成したことにある。
この混合物は、湿潤時に表面潤滑性を発現して、気管切開チューブの表面や、管腔体の気道確保用ルーメンを形成する内面を滑りやすくするものであり、これによって、切開部に気管切開チューブを挿入する際の挿入抵抗が小さくなり気管切開チューブの取り付けが容易になる。また、同様に、切開部からの気管切開チューブの取り外しも容易になるとともに、気管切開チューブ内に痰等の異物が溜まり難くなる。また、この混合物からなる被膜は、官能基の導入のような前処理を行うことなく、気管切開チューブを構成する基材を混合物に浸けるだけの簡単な処理で形成でき、これによって気管切開チューブの基材に潤滑性を付与することができる。また、この混合物は安価で、かつ汎用材料であるため、容易に入手することができる。
また、本発明に係る気管切開チューブのさらに他の構成上の特徴は、被膜を、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体と、ポリエーテルブロックアミドとの混合物で構成したことにある。これによっても、簡単な処理で、気管切開チューブを構成する基材に対して潤滑性を付与することができる。また、安価で、容易に入手できる汎用材料を用いて、被膜を形成することができる。さらに、この混合物によると、耐久性の高い被膜を得ることができる。
また、本発明に係る気管切開チューブのさらに他の構成上の特徴は、被膜を、ポリイソシアネートを含む混合物と、ポリビニルピロリドンを含む混合物とで構成したことにある。この混合物によって得られる被膜は、どのようなポリウレタン樹脂からなる基材の表面にでも形成することができるため、気管切開チューブを構成する基材を所定のポリウレタン樹脂材料にすることにより、良好な潤滑性を備えた被膜を得ることができる。
また、本発明に係る気管切開チューブのさらに他の構成上の特徴は、被膜を、気管切開チューブを構成する材料が難溶性を有する溶媒を含む混合物を塗布することにより形成したことにある。この場合、溶媒の主成分を2−プロパノールやエタノール等のアルコールにすることが好ましい。これによると、気管切開チューブを構成する各部分、特に、カフを溶解させることなく、気管切開チューブの表面や、管腔体の気道確保用ルーメンを形成する内面に、良好な潤滑性を備えた被膜を形成することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態による気管切開チューブAを示している。この気管切開チューブAは、それぞれポリウレタン樹脂からなる管腔体10と、管腔体10の基端部(図1における上端部)に設けられたコネクタ部11と、コネクタ部11に取り付けられた接続部12と、管腔体10の先端側部分(図1における下端部側部分)の外周面に形成されたカフ13とで構成されている。
管腔体10は、基端部側から先端部側に延びる軸線方向が略90°に湾曲したチューブで構成されており、その周壁部10aは、図2に示したように、円周に沿った一方側が厚肉で他方側が薄肉になるように偏った厚みに形成されている。そして、管腔体10の内部は、管腔体10の基端部から先端部に貫通する気道確保用ルーメン10bに形成されている。また、周壁部10aの厚肉側部分における管腔体10の基端部側部分から先端側部分(カフ13が形成された部分の近傍)にかけて、吸引用ルーメン14が形成され、周壁部10aの薄肉側部分における管腔体10の基端部側部分からカフ13内にかけて、カフ膨張用ルーメン15が形成されている。
吸引用ルーメン14とカフ膨張用ルーメン15とは、周壁部10aにおける対向する部分に形成されている。そして、吸引用ルーメン14の断面形状は楕円形を周壁部10aの円周に沿って曲げた形状に形成され、カフ膨張用ルーメン15の断面形状は、直径の小さな円形に形成されている。また、吸引用ルーメン14の先端部は、管腔体10の外周面に開口して開口部14aを形成している。
管腔体10の基端部に形成されたコネクタ部11は、上部側の円筒部11aと下部側の固定部16とで構成されており、円筒部11aの外周面に、接続部12が軸回り方向に回転可能な状態で取り付けられている。接続部12は、円筒部11aの外周側に設けられた円筒状の本体部12aと、本体部12aの下端外周縁部に形成されたフランジ部12bと、フランジ部12bの両側から突出した一対の係止片12c,12dとで構成されている。係止片12c,12dはそれぞれ水平方向に延びたのちに下方に向って延びたフック状に形成されており、他の機器のひも等(図示せず)を係合できるように構成されている。その係合のための操作の際に、接続部12を軸回り方向に回転させることができる。
円筒部11aにおける上端部分と固定部16との間の部分は細径部に形成されており、接続部12は、この細径部の外周に取り付けられている。固定部16は、円筒部11aの下端部に連なった円筒状の軸部16aと、軸部16aの下端両側部から略水平方向に延びる一対の板状のアーム部16b,16cとで構成されている。そして、アーム部16b,16cの先端側部分には、それぞれアーム部16b,16cの幅方向に沿って延びる長円状の穴部17b,17cが形成されている。この穴部17b,17cは、気管切開チューブAを患者に取り付けるための紐を通すために設けられている。
そして、軸部16aの側部におけるアーム部16b側部分には、吸引ルーメン用チューブ18が接続され、軸部16aの側部におけるアーム部16c側部分には、カフ用チューブ19が接続されている。吸引ルーメン用チューブ18は、吸引用ルーメン14の上端部に連通しており、吸引ルーメン用チューブ18の内径は、吸引用ルーメン14の内径と略同じ大きさに設定されている。また、カフ用チューブ19は、カフ膨張用ルーメン15の上端部に連通しており、カフ用チューブ19の内径は、カフ膨張用ルーメン15の内径と略同じ大きさに設定されている。
そして、吸引ルーメン用チューブ18の先端部には、吸引口部18aが設けられており、この吸引口部18aに吸引器(図示せず)を接続して吸引することにより、吸引用ルーメン14を介して開口部14aの近傍に溜まった痰や食物等を吸引口部18aから外部に排出することができる。また、カフ用チューブ19の先端部には、空気注入部19aが設けられており、この空気注入部19aからカフ用チューブ19内に空気を注入することにより、カフ膨張用ルーメン15を介してカフ13内に空気を注入することができる。
カフ13は、管腔体10の先端側部分の外周面に形成された薄膜で構成されており、管腔体10の外周面との間に空気を注入することにより、タイヤ状の中空部を形成できるように構成されている。すなわち、カフ用チューブ19から空気を注入することによって、カフ13は膨張し、空気を抜くことによってカフ13は収縮する。気管切開チューブAを患者の気管に挿入した状態で、このカフ13を膨張させると、気管切開チューブAは、カフ13によって、気管との間を閉塞された状態で気管内に支持される。また、この気管切開チューブAを構成する各部分のうち管腔体10の表面、気道確保用ルーメン10bの内面およびカフ13の表面には、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜(図示せず)が形成されている。
この構成において、気管切開チューブAを患者の気管に設けられた切開部(図示せず)に取り付ける場合には、まず、カフ13内の空気を抜くとともに、管腔体10の表面およびカフ13の表面に水を浸けて表面の被膜に表面潤滑性を発現させる。つぎに、気管切開チューブAを、先端部側から気管内に挿入して、適正位置に留置する。この際、管腔体10の表面およびカフ13の表面における皮膜の表面潤滑性によって、挿入抵抗が小さくなるため、気管切開チューブAはスムーズに気管内に入る。ついで、カフ用チューブ19の空気注入部19aから空気を注入して、カフ13を徐々に膨張させる。
これによって、気管切開チューブAは、気管との間をカフ13で閉塞された状態で気管内に支持される。そして、アーム部16b,16cの穴部17b,17cに固定用のひも(図示せず)を取り付けてそのひもを患者の首に巻き付けることによって、気管切開チューブAが気管から外れないようにする。また、必要に応じて、接続部12の係止片12c,12dに、他の機器のひも等を係合させて、気管切開チューブAに他の機器を接続する。
これによって、患者は、外部の空気を鼻やのどを通すことなく、気管切開チューブAから気管を通して肺に送り込むことができる。また、吸い込んだ空気を肺から吐き出す際にも、のどや鼻を通さず、気管から気管切開チューブAを介して外部に排出することができる。また、使用中に、管腔体10の表面と気管との間に痰や食物等の異物が溜まった場合には、吸引ルーメン用チューブ18の吸引口部18aに吸引器を接続して吸引する。これによって、気管内に溜まった痰等の異物を吸引用ルーメン14の開口部14aから吸引して吸引口部18aから外部に排出することができる。
また、気管切開チューブAの使用中には、患者が呼吸する際の息等によって、気道確保用ルーメン10bの内面は湿った状態に維持される。このため、気道確保用ルーメン10bの内面の皮膜には、表面潤滑性が発現して、気道確保用ルーメン10bの内面は滑らかな状態に維持される。この結果、気道確保用ルーメン10b内面に痰等の異物が付着して溜まることが防止される。
そして、気管切開チューブAの取り換えや、手入れのために、気管切開チューブAを気管から外す際には、まず、他の機器のひも等を外すとともに、アーム部16b,16cの穴部17b,17cに取り付けた固定用のひもを外す。そして、カフ用チューブ19の空気注入部19aから空気を抜いて、カフ13を収縮させた状態で、気管切開チューブAを気管から抜き取る。この場合、管腔体10およびカフ13の表面における皮膜の表面潤滑性によって、気管切開チューブAは、スムーズに気管内から抜き取られる。
以上のように、本実施形態に係る気管切開チューブAでは、管腔体10およびカフ13の表面に、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜が形成されている。このため、挿入抵抗が小さくなって、気管切開チューブAを気管に取り付けたり、気管から取り外したりするときの操作がスムーズになる。また、気道確保用ルーメン10bの内面にも、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜が形成されているため、気道確保用ルーメン10bの内面に痰等の異物が付着し難くなる。この結果、管腔体10内に痰や食物等の異物が溜まることが防止される。
本発明に係る気管切開チューブAでは、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜を形成するための材料として種々のものを用いることができる。この種々の材料からなる皮膜を備えた気管切開チューブAの被膜の潤滑性や耐久性について、以下に、実施例1〜3および比較例1を用いて説明する。この場合、気管切開チューブAの基材を構成する部分の材料は、ポリ塩化ビニル樹脂とし、カフ13の厚みは、0.1mmとした。
[実施例1]
メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(商品名:ガントレッツAN−169、ISP社製)を2重量%溶解した2−プロパノール/テトラヒドロフラン(重量比=70:30)混合溶液に、含フッ素・アクリル・ウレタン・シリコーン樹脂を20重量%混合した混合溶液を準備した。そして、この混合溶液に、気管切開チューブAの基材構成部分をディッピングして気管切開チューブAの基材構成部分の表面や内面(気道確保用ルーメン10bの内面)に混合溶液を塗布した。その後、気管切開チューブAの基材構成部分を、0.1N水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、気管切開チューブAの基材構成部分の表面と内面とに被膜を形成して気管切開チューブAを得た。
[実施例2]
メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体(商品名:ガントレッツAN−169、ISP社製)を2重量%溶解した2−プロパノール/テトラヒドロフラン(重量比=70:30)混合溶液に、ポリエーテルブロックアミド(商品名:ペバックス3533、アトフィナケミカルズ社製)を1重量%混合した混合溶液を準備した。そして、この混合溶液に、気管切開チューブAの基材構成部分をディッピングして気管切開チューブAの基材構成部分の表面や内面(気道確保用ルーメン10bの内面)に混合溶液を塗布した。その後、気管切開チューブAの基材構成部分を、0.1N水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、気管切開チューブAの基材構成部分の表面と内面とに被膜を形成して気管切開チューブAを得た。
[実施例3]
1重量%のポリイソシアネート(商品名:デュラネートD−101、旭化成ケミカルズ社製)と2重量%のポリウレタン(商品名:テコフレックス、ノベオン社製)を含む2−プロパノール/テトラヒドロフラン(重量比=70:30)混合溶液を準備した。そして、この混合溶液に、気管切開チューブAの基材構成部分をディッピングして気管切開チューブAの基材構成部分の表面や内面(気道確保用ルーメン10bの内面)に基礎被膜層を形成した。つぎに、5%ポリビニルピロリドン(K−90、GAF社製)の2−プロパノール/テトラヒドロフラン(重量比=70:30)混合溶液を準備した。そして、この混合溶液に、気管切開チューブAの基材構成部分をディッピングして気管切開チューブAの基材構成部分の表面や内面に混合溶液を塗布して被膜を形成することによって気管切開チューブAを得た。
[比較例1]
テトラヒドロフランに、含フッ素・アクリル・ウレタン・シリコーン樹脂を20重量%混合した混合溶液を準備した。そして、この混合溶液に、気管切開チューブの基材構成部分をディッピングして気管切開チューブの基材構成部分の表面や内面(気道確保用ルーメンの内面)に混合溶液を塗布した。その後、気管切開チューブの基材構成部分を、0.1N水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、気管切開チューブの基材構成部分の表面と内面とに被膜を形成することによって比較例1に係る気管切開チューブを得た。
このようにして得た実施例1〜3の気管切開チューブAを水に浸すと、これらの気管切開チューブAの表面や内面に形成された被膜は、すべて直ちに潤滑性を発現し、擦る等して摩擦を加えても基材構成部分から剥離されることはなかった。また、どの気管切開チューブAのカフ13も混合溶液等によって溶解されることがなかった。
一方、比較例1の気管切開チューブでは、カフに溶剤によって溶解した部分が生じ、空気を注入してカフを膨張させた際に、カフが破裂するものもあった。また、カフに互いに溶着した部分が生じて、カフが所定の形状に膨張できないものもあった。以上の結果から、実施例1〜3に係る気管切開チューブAは、比較例1の気管切開チューブよりも、品質に優れ、かつ潤滑性および耐久性ともに優れたものであるといえる。
また、他の実施例として、前述した実施例1〜3の気管切開チューブAの被膜を形成するための混合溶液に、ポリ塩化ビニル樹脂が難溶性を有する2−プロパノールやエタノール等のアルコールを主成分とする溶媒を含ませることができる。これによると、薄膜状のカフ13を溶解したり、損傷させたりすることなく、気管切開チューブAの表面や、管腔体10の気道確保用ルーメン10bを形成する内面に、良好な潤滑性を備えた被膜を確実に形成することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限るものでなく適宜変更実施が可能である。例えば、気管切開チューブAの基材構成部分としては、ポリ塩化ビニル樹脂に限らず、ポリウレタン、ナイロン、ナイロンエラストマーなど他の材料を用いることもできる。また、吸引部を構成する吸引口部18a、吸引ルーメン用チューブ18、吸引用ルーメン14および開口部14aは省略することが可能である。さらに、気管切開チューブAを構成する各部分の形状や、被膜を構成する材料等についても本発明の技術的範囲内で適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係る気管切開チューブを示した斜視図である。 図1の2−2断面図である。
符号の説明
10…管腔体、10a…周壁部、10b…気道確保用ルーメン、11…コネクタ部、13…カフ、14…吸引用ルーメン、14a…開口部、15…カフ膨張用ルーメン、A…気管切開チューブ。

Claims (6)

  1. 基端部から先端部にかけて貫通する気道確保用ルーメンを備えた管腔体と、
    前記管腔体の基端部に形成されたコネクタ部と、
    前記管腔体の先端側部分の外周に形成され膨張収縮が可能なカフと、
    前記管腔体を構成する壁部に形成され前記コネクタ部の表面部と前記カフ内とを連通させるカフ膨張用ルーメンと、
    前記管腔体を構成する壁部に形成され前記コネクタ部の表面部と前記管腔体の表面部とを連通させる吸引用ルーメンとを備えた気管切開チューブであって、
    前記気管切開チューブの表面と、前記管腔体の気道確保用ルーメンを形成する内面とに、湿潤時に表面潤滑性を発現する被膜を形成したことを特徴とする気管切開チューブ。
  2. 前記被膜を、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体と、含フッ素・アクリル・ウレタン・シリコーン樹脂との混合物で構成した請求項1に記載の気管切開チューブ。
  3. 前記被膜を、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体と、ポリエーテルブロックアミドとの混合物で構成した請求項1に記載の気管切開チューブ。
  4. 前記被膜を、ポリイソシアネートを含む混合物と、ポリビニルピロリドンを含む混合物とで構成した請求項1に記載の気管切開チューブ。
  5. 前記被膜を、前記気管切開チューブを構成する材料が難溶性を有する溶媒を含む混合物を塗布することにより形成した請求項2ないし4のうちのいずれか一つに記載の気管切開チューブ。
  6. 前記溶媒の主成分がアルコールである請求項5に記載の気管切開チューブ。
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