JP2006101464A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で指向性の鋭い放音が可能なスピーカ装置を提供する。
【解決手段】 前端に開口を有し該開口よりも後方に焦点を有する回転面形状の音反射内壁を少なくとも該開口側に有し内部空間が形成されたフードと、フード内に、前方に向けて配置された振動面およびこの振動面を振動させる放音回路を有する音処理部とを備えたことで、スピーカ装置から放射される音のフード外部での広がり方を左右する、音処理部の振動面の直径を、実際の寸法よりも大きな寸法とみなせることができた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、限定された空間領域に音を放射するスピーカ装置に関する。
近年、限定された空間領域に放音することのできる、いわゆる狭指向性を有するスピーカとして、例えばパラメトリックアレー効果を利用したものが知られている(非特許文献1参照)。パラメトリックアレー効果とは、例えば、超音波振動子から可聴域信号によって振幅変調した超音波を放射すると、空気中における音波の非線形伝搬特性により、超音波伝搬路に沿って変調信号が自己復調され、復調場所が超音波の進行方向にアレー状に分布することにより、復調波が音波の進行方向に鋭い指向性を持つようになるというものである。
しかし、上記のパラメトリックアレー効果の利用については、これに用いる強力な超音波の人体等への影響が未知であるという問題がある。
ここで、図1は、従来より、一般的に使用されているスピーカの概略断面図である。
図1に示す一般的なスピーカ100は、主に、信号に基づいて振動する振動板111aを有する電気音響変換器111および電気音響変換器111や入力されてきた信号の振幅を増幅する増幅器(不図示)などを内蔵するケース112を有する音処理部110で構成されている。
ところで、図1にも示すような電気音響変換器等の振動板から放射される音の指向性は、一般に、振動板から放射される音の波長λと振動板の直径(ここでは、振動板の直径をDと称する)によって決定され、音圧が最大値の1/√2になるいわゆる実効指向角Φ(度)は、以下の数式1で近似的に与えられる。
Φ≒29×λ/D (数式1)
したがって、図1に示す一般的なスピーカ100から放射される音の指向性を高めるには、上述の式に示すように、音処理部110の振動板111aの直径Dを、放音される音の波長λに対して相対的に大きくする必要がある。
(社)日本音響学会著、「音響用語辞典」、コロナ社、昭和63年4月20日発行、第479頁
しかし、現実には、振動板の直径が大きくなるにつれて、振動板を正確に振動させるための設備が複雑になるという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑み、簡易な構造で指向性の高い放音が可能なスピーカ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のスピーカ装置は、
前端に開口を有しこの開口よりも後方に焦点を有する回転面形状の音反射内壁を少なくともこの開口側に有し内部空間が形成されたフードと、
振動面およびこの振動面を振動させる放音回路を有する音処理部とを備え、
上記音処理部のうちの少なくとも上記振動面が、上記フード内に前方に向けて配置されたものであることを特徴とする。
本発明のスピーカ装置では、音処理部の振動面を、前端に開口を有しこの開口よりも後方に焦点を有する回転面形状の音反射内壁を少なくともこの開口側に有し内部空間が形成されたフード内に備えたことにより、このスピーカ装置から放射される音の前記フード外部での広がり方を左右する、音処理部の振動面の直径を、実際の寸法よりも大きな寸法とみなせることができ、これにより、放射される音のフード外部での広がり方を小さくすることができる。つまり、従来のスピーカにおいては、大きな振動面および大きな振動面の動作を制御するための制御装置などを用いなければ得られない効果を、本発明のスピーカ装置によれば、簡易な構造のフードを用いることで得ることができる。
ここで、本発明のスピーカ装置が、上記振動面の周囲を取り巻くように上記フード内に配置された吸音材を備えたものであることが好ましい。
このようすると、フードから放射される音のフード外部での広がり方の狭小化に悪影響を与える、フード内で多重反射した反射音を吸収することができるため、フードから放射される音のフード外部での広がり方をより小さくするとともに周波数特性をより平坦にすることができる。
また、上記フード内に配置された上記吸音材が、上記振動面の周囲の、この振動面よりも後に広がって配置されたものであること、あるいは、上記振動面の周囲の、この振動面よりも前方の位置まで広がって配置されたものであることも好ましい態様である。
このようにすると、効果的に、フード内での多重反射による影響を軽減することができる。
さらに、本発明のスピーカ装置が、上記フード内に配置された上記吸音材に加え、または単独に、このフードの開口の周縁部に沿って配置された吸音材を備えたものであることが好ましい。
このようにすると、放射される音のフード外部での広がり方の狭小化に悪影響を与える、フード内から到来してフードの開口の縁で回折されてフードの側方もしくは後方にもれる音を減衰させることができる。
また、本発明のスピーカ装置の、上記フード内に配置された上記吸音材が、上記吸音材の前面および上記フード内壁と接する面のうちの少なくとも一方の面が音を乱反射させる凸凹状に形成されてなるものであることも好ましい対態である。
このようにすると、吸音材表面に入射した音、および吸音材に吸収されたにもかかわらず、フードの内壁面で反射して再びフードの開口に向かおうとする、放射される音のフード外部での広がり方の狭小化に悪影響を与える反射音を減衰することができる。
ここで、本発明のスピーカ装置の上記音処理部が有する振動面が、前方に凸の球面であることが好ましい。
このようにすると、フードの焦点と球面の曲率中心とを合致させることで指向性をより鋭くすることができる。
さらに、本発明のスピーカ装置が、上記フード内に配置された上記吸音材に加え、上記振動面よりも前方に配置され上記内部空間のうちの上記振動面を含む少なくとも後方の領域をこのフード外部から隔絶する隔壁を備えたものであることが好ましい。
このようにすると、例えばこのスピーカ装置を屋外で使用した場合であっても、振動面を含む音処理部の汚損を防止することができると共に、隔壁だけが備えられ、フード内に吸音材が備えられていない場合においてフードの内壁面と隔壁との間に発生する音の多重反射によって引き起こされる、放射される音のフード外部での広がり方の狭小化への悪影響と周波数特性の劣化についてもフード内に備えた吸音材によって抑制することができる。
ここで、本発明のスピーカ装置が、上記音処理部の上記フード内における前後方向の位置を調整することにより、上記振動面から放音された音の上記フード外部での広がり方を調整する放音プロファイル調整機構を備えたものであってもよい。
このようにすると、特に高周波の音についてのフード外部での広がり方を調整することができる。
また、本発明のスピーカの上記音処理部が、上記放音回路に加え、外部からの入射音による上記振動面の振動を検出する受音回路を有するものであってもよく、あるいは、本発明のスピーカの上記音処理部が、上記振動面近傍に受音面を有するマイクロホンを備えたものであってよい。
このようにすると、本発明のスピーカ装置を、フード内に入射してくる、限られた範囲の音のみを捕捉する受音装置としても利用することができる。
また、本発明のスピーカの上記フード内に、上記音反射内壁の回転面形状の回転軸に平行な光ビームを出射する光ビーム出射部を備えたものであってもよい。
このようにすると、音の放射を行なう際の目安とすることができて便利である。
ここで、本発明のスピーカの上記フード内に、前方照明用の光源を備えたものであってもよい。
このようにすると、フードの内壁を光反射壁としても利用することで、効率的に対象物を照らし出すことができる。
本発明のスピーカ装置によれば、簡易な構造で指向性および周波数特性の優れた音を放音することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図2は、本発明のスピーカ装置の第1実施形態の概略断面図である。
図2には、本実施形態のスピーカ1を構成する、増幅器によって振幅が増幅された信号に基づいて振動する振動面13aを有する電気音響変換器13と、電気音響変換器13を保持するケース12とからなる音処理部11、および、開口141を有し、電気音響変換器13から放射された音を集束させてこの開口141から放射するフード14が代表的に示されている。
図3は、図2に示す音処理部の外観斜視図である。
図3には、円柱形状の音処理部11が示されており、この音処理部11が有するケース12には、直径が約40mmの振動面13aを有する電気音響変換器13の他、入力されてきた信号を増幅する増幅器(不図示)などが内蔵されている。
ここで、図2に示すフード14は、開口141よりも後方に焦点Fを有する回転面形状の音反射内壁14aを有しており、増幅器によって振幅が増幅され振動板13aから放音された音を、この音反射内壁14aに反射させることで集束させて開口141(直径約2
00mm)から外部に放射している。
本実施形態のスピーカ1では、音処理部11の振動面13aが音反射内壁14aの焦点Fに配置されている。
ここで、フード14の、開口141とは反対側の頂点Aと焦点Fとの間の距離をF0、音処理部11の振動面13aと頂点Aとの間の距離をL0、放射された音波が最も集束される位置と頂点Aとの間の距離をLとすると、これらF0、L0、およびLの間には、一般に以下の数式2に示す関係が成立する。
1/F0=1/L0+1/L (数式2)
つまり、上述のように、音処理部11の振動面13aを音反射内壁14aの焦点に配置しているということは、F0とL0とが等しいということであり、これによりLは、数式2より、これらF0やL0とはオーダーの異なる無限大値となる。したがって、このスピーカ1では、フード14の音反射内壁14aの回転軸上の、このスピーカ1の実用範囲と思われる位置のいずれに聴取者がいても、最も集束された音を聞くことができることとなり、上記数式1のDを、振動面13aの直径ではなく、これよりも大径であるフード14の開口径と見なすことができる。
図4(a)および図4(b)は、フードから放射される音のフード外部での広がり方、いわゆる指向特性を示すグラフ図である。
図4(a)には、図1に示す従来型のスピーカ100から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性がそれぞれ示されており、図4(b)には、図2に本実施形態のスピーカ1から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性がそれぞれ示されている。
図4(a)および図4(b)からは、2kHzおよび10kHzいずれの周波数の音もその指向性が、本実施形態のスピーカ1では格段に向上していることが読みとれる。
これは、本実施形態のスピーカ1では、上記数式1のDが、振動面13aの直径ではなく、これより十分大きいフード14の開口141の開口径と見なせることにより、数式1の分母を大きくすることで数式1の実効指向角Φ(度)を小さくできたからであり、特に高周波の音(10kHz)で顕著なのは、高周波の音の方が数式1の分子(波長λ)が小さくなるためである。
このスピーカ1の使用例としては、展示会などが挙げられ、このような展示会での各社ブースの展示品についての説明などをこのスピーカを用いて行なうことにより、ブース間の音漏れを防いで展示場全体の騒音も下げることができる。
図5は、本発明のスピーカ装置の第2実施形態の概略断面図である。
図5には、本実施形態のスピーカ2を構成する、音声などを検出するマイクロフォン27、このマイクロホン27で検出した信号を増幅する増幅器26、増幅器26によって増幅された信号に基づいて振動する振動面23aを有する電気音響変換器23、および、電気音響変換器23を保持するケース22からなる音処理部21と、開口251を有し、電気音響変換器23から放音された音を集束させてこの開口251から放射するフード25と、フード25および音処理部21との間に形成されたスペースに充填されたグラスウール24とが代表的に示されている。
フード25は、開口251よりも後方に焦点を有する回転面形状の音反射内壁25aと、円筒形状の吸音材収納壁25bとで構成されている。
音処理部21のケース22には、電気音響変換器23の他に増幅器等が内蔵されている。
グラスウール24は、吸音機能を有しており、その表面は、入射した音波が効率よく吸音されるように凸凹状に形成されている。
図6(a)および図6(b)は、音の指向特性を示すグラフ図である。
図6(a)には、図4(b)と同じ図である、図2に示す第1実施形態であるスピーカ1から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性がそれぞれ示されている。図6(b)には、第2実施形態のスピーカ2から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性がそれぞれ示されている。
図6(a)および図6(b)からは、周波数が2kHzの音についてはあまり差は見られないが、本実施形態のスピーカ2によれば、第1実施形態のスピーカ1に比べて、周波数が10kHzの音の指向性が多少ではあるがさらに向上している様子が読みとれる。
本実施形態のスピーカ2では、フード25内で生じる多重反射を、振動面23aよりも後に広がって配置されたグラスウール24によって吸収することで抑制でき、これにより、指向性と周波数特性の向上に寄与することができる。また、本実施形態の集音器2では、グラスウール24の表面が凸凹状になっていることで、表面に入射した音および一旦吸収したものの再びフード内部に向かおうとする音をこの表面で乱反射させることができるため、吸音効率の向上に貢献することができる。
図7は、第1および第2実施形態のスピーカの、周波数毎の相対感度を示すグラフ図である。
図7には、第1実施形態のスピーカ1および第2実施形態のスピーカ2の各スピーカーの、中心軸上の前方1mにおいて測定した周波数別の感度を、図1に示す従来型のスピーカ100の周波数特性で除して、相対感度として示したグラフ図が示されている。
図7に示すように、第1実施形態のスピーカ1については、周波数特性に著しい変化が見られるが、この相対感度の激しい変化は、フード内部で音の定在波が生じ、互いに干渉し合うためである。一方の、フード内に吸音材であるグラスウールを備えた第2実施形態のスピーカ2については、第1実施形態のスピーカ1に比べ相対感度が平坦であり、これは、フード内に配置したグラスウールの効果として、フード内で生じる定在波が吸収、減衰されているためである。
図8は、本発明の第3実施形態の断面図である。尚、以下において示す実施形態おいて使用されている部材で、第2実施形態のスピーカ2において使用されている部材と同じ種類の部材には、第2実施形態のスピーカ2において使用されている部材に付されている符号と同じ符号を付している。
図8に示す、第3実施形態であるスピーカ3と第2実施形態のスピーカ2との相違点は、フードの開口周縁部に沿ってグラスウール31が配置されている点のみであり、図8において示される部材のうち、図5に示されている部材と同じ種類の部材には、図5に付されている符号と同じ符号が付されている。
図9は、第3実施形態のスピーカから放射される音の指向特性を示すグラフ図である。
図9には、図8に示す本発明の第3実施形態であるスピーカ3から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性がそれぞれ示されており、図9からは、図6(b)に示す第2実施形態のスピーカ2と比べ、特に周波数2kHzについての背面方向への放射音圧の低下が読みとれる。これは、フード25の開口251の周縁部に沿って配置したグラスウール31によって、フード25の開口周縁部で背面方向に回り込む回折波が吸音・減衰された結果によるものである。
図10は、本発明のスピーカ装置の第4実施形態の外観斜視図である。
本実施形態であるスピーカ4は、図5に示す第2実施形態のスピーカ2に、フード25の回転面形状の音反射内壁25aの回転軸上を、音処理部21が前後方向に自在に移動できるようにするための機構が付加されたものである。
図10には、フード25の、円筒形状の吸音材収納壁25bに、音処理部21の移動を行なうために備えられている、レバー41およびレバー41をステップ的に係留するレバー係留機構42とが示されている。レバー41は、吸音材収納壁25bの内部に収容されている音処理部21のケース22の側面に取り付けられているものであり、このスピーカ4では、図10に示す、吸音材収納壁25bの表面に記された「W」(ワイド)と「N」(ナロー)の間でこのレバー41の位置を変化させることで、スピーカ4のフード外部での音の広がり方を調整することができる。スピーカ4のフード外部での音の広がり方は、、詳しくは後述するが、レバー41を「W」側に持っていくほど広範囲になり、「N」側に持っていくほど放射範囲は狭くなる。尚、このスピーカ4では、レバー41が「N」側端部にあると、音処理部21の振動面23aは、フード25の音反射内壁25aの焦点Fと一致するようになっている。
図11は、図10に示す第4実施形態の断面図である。
図11のパート(a)には、図10に示すレバー41が「N」側端部にあるスピーカ4の断面図が示され、図11のパート(b)には、図10に示すレバー41が「W」側に移動した状態のスピーカ4の断面図が示されている。
ここで、前述したように、フード25の、開口251とは反対側の頂点Aと焦点Fとの間の距離F0は、フード25の形状・寸法によって決定される定数であり、このスピーカ4では、音処理部21の振動面23aを移動してこの振動面23aとフード25の頂点Aとの間の距離を調節してL0を変化させることによって、放射された音が最も集束される位置Lを無限大ではない、これらF0やL0に近いオーダーの任意の値とすることもできる。したがって、スピーカ4では、レバー41を「N」側から「W」側に移動させることで、フード25から放射された音が最も集束される軸上の位置をフード25の開口251に近い位置に設定し、スピーカ4の実用範囲である軸上の離れた位置に到達する音を拡散したピンボケ状態の音とすることができる。これにより、スピーカ4によれば、図11のパート(a)に示すような振動面23aを焦点Fと一致させた状態にあっては、指向性が鋭いためにフード25の軸方向から聴取位置が少しでもズレると発生する高周波域の音圧低下を、振動面23aの位置を焦点Fからずらすことで抑制することができる。したがって、このスピーカ4によれば、わずかな聴取方向の変化によって音色が極端に変わって聞こえてしまうことを防止できる。
図11のパート(b)には、レバー41を「W」側にもっていくことで、振動面23aを焦点Fからフード25の開口側に15mm移動させた状態のスピーカ4の断面図が示されている。
図12は、第4実施形態のスピーカの指向特性を示すグラフ図である。
図12には、図11のパート(b)に示すように、フード25の焦点Fからフード開口方向に15mm移動した、第4実施形態のスピーカ4から放射された、周波数が2kHzの音および周波数が10kHzの音の指向特性をフード開口の前方側の軸上1mの位置で測定した結果が示されている。
図12からは、図6(b)に示す第2実施形態のスピーカ2の指向特性と比べ、低周波の2kHzでは大きな差異は認められないものの、高周波の10kHzでは上述のピンボケによる指向性の広がりが読みとれる。
このように、第4実施形態であるスピーカ4では、音処理部21の振動面23aを移動することで指向性の制御を行なうことができる。
次に、本発明のスピーカの第5実施形態について説明する。
図13は、第5実施形態のスピーカの外観斜視図である。
図13には、本実施形態のスピーカ5の外観斜視図が示されており、このスピーカ5は、第2実施形態のスピーカ2のフード開口に、フード25の内面や音処理部21の振動面23aが汚染されるのを防いだり、雰囲気ガスの影響を避けるために薄いシート状部材51を取り付けたものである。
図14(a)〜図14(c)は、第5実施形態のスピーカに所定のトーンバースト信号を印加した場合の、フード前方において得られた音圧波形を示す図である。
図14(a)には、比較のために、図5に示す第2実施形態のスピーカ2に周波数12kHz、継続時間2msのトーンバースト信号を印加した場合の、フード開口の前方の軸上1mで測定した音圧波形、図14(b)には、同じ条件で図13に示す本実施形態のスピーカ5について測定した音圧波形、図14(c)には、これも比較のために、図2に示す第1実施形態のスピーカ1のフード開口に薄いシート状部材51を張って測定した音圧波形が示されている。
図14(a)には、印加信号にほぼ相似な音圧波形が示されていると考えられる。
図14(b)と図14(c)には、これらを比較すると判るように、吸音材であるグラスウールが配置されているのと配置されていないのとでは、フード開口にシート状部材51を張った場合に顕著な差が見られ、図14(c)には、フード内に吸音材を備えていないため、フード内壁とシート状部材との間で発生する多重反射を吸収できず、図14(a)に示す音圧波形とはかけ離れた、長く尾を引いた波形が示されているのに対し、図14(b)には、フード内に吸音材を備えていることで、フード内壁とシート状部材との間で発生する多重反射を吸収でき、図14(c)よりかなり図14(a)に似通った波形を得ることができる。
このように、本実施形態のスピーカ5によれば、フード内部にグラスウールなどの吸音材を備えることで、指向性をより向上させる効果の他に、シート状部材などを振動面の汚損を防止するために備えた場合にもその影響を最小限に抑えることができる。
図15は、本発明の第6実施形態の概略断面図である。
図15に示す、本実施形態のスピーカ6は、外観は図5に示す第2実施形態のスピーカ2と同じであるものの、振動面23aを備える音処理部61の内容が異なっている。
図15に示す、スピーカ6の音処理部61は、主に、振動面23aを有する電気音響変換器23と、電気音響変換器23に送信する信号を増幅する第1増幅器613と、この第1増幅器613に送信する音声信号を検出するマイクロホン612と、第1電気音響変換器23によって検出された、フード内に入射してきた音に基づく信号を増幅する第2増幅器611と、第2増幅器611で増幅された信号に基づいて放音を行なう第2電気音響変換器614と、第1電気音響変換器23と上記2つの増幅器との間で信号伝達の切替を行なう切替器615とで構成されている。
このスピーカ6では、上述の構成により、マイクロホン612に対する音声などの入力があると、切替器615は第1増幅器613からの信号を第1電気音響変換器23に伝達するように接続の切替を行なう。一方、フード内に入射されてきた音が、第1電気音響変換器23で検出されると、切替器615は第2増幅器611に第1電気音響変換器23で検出した信号を伝達するように接続の切替を行なう。
図16は、本発明の第7実施形態の概略断面図である。
図15に示す、第6実施形態のスピーカ6では、第1電気音響変換器23を放音と集音の双方で兼用していたのに対し、図16に示す本実施形態のスピーカ7では、第1電気音響変換器23の周囲に受音用の第2マイクロホン715を備え、第1電気音響変換器23を放音専用としている。
図16に示す、スピーカ7の音処理部71は、主に、振動面23aを有する第1電気音響変換器23と、第1電気音響変換器23に送信する信号を増幅する第1増幅器711と、この第1増幅器711に送信する音声信号を検出する第1マイクロホン712と、上述の第2マイクロホン715で検出された、フード内に入射してきた音に基づく信号を増幅する第2増幅器713と、第2増幅器713で増幅された信号に基づいて放音を行なう第2電気音響変換器714とで構成されている。
上記構成を有するスピーカ7では、第1電気音響変換器23の振動面23aの外周部に円環状の受音面を有する第2マイクロホン715を配置したことによって、スピーカとしての動作と受音器としての動作を、並行して、配線を切り替えることなく行うことができる。尚、第1電気音響変換器23の振動面23aとマイクロホン715の受音面715aを同心円状に配置することが望ましいが、必ずしも同心円状に配置する必要はなく、また振動面23aの形状が円状、あるいは円環状である必要もない。また、第2マイクロホン715が第1電気音響変換器23の振動面23aの内側にあってもよい。
上述した、第6実施形態のスピーカ6および第7実施形態のスピーカ7の使用例としては、例えばパチンコ店において、各々のパチンコ台の客と店員との対話を行なう際、激しい騒音の中で、隣接するパチンコ台の客に対する秘話性を確保した対話が可能になる。このことは、騒音の伴う工場又は建築現場などにおける指示の伝達や応答にも有用である他、現金自動受払い機における顧客と行員との連絡用にも便利である。
図17は、本発明の第8実施形態の概略断面図である。
図17に示す、第8実施形態のスピーカ8は、受音機能を有しない放音のみを行なうものであるが、フード25の音反射内壁25aの回転面形状の回転軸に平行な光ビームを出射する光ビーム出射器815を備えている。
スピーカ8の音処理部81は、主に、振動面23aを有する電気音響変換器23と、電気音響変換器23に送信する信号を増幅する増幅器811と、この増幅器811に送信する音声信号などを検出するマイクロホン812と、上述の光ビーム出射器用の電源813と、この光ビーム出射器815の動作を制御する際に操作するスイッチレバー814aを備えたスイッチ部814とで構成されている。
このスピーカ8では、光ビーム出射器815から、音反射内壁25aの回転軸と平行な光ビームを出射することができるため、本発明のスピーカ装置が有する狭指向性を活かす際の目安とすることができる。尚、この光ビーム出射器815が、このスピーカ8から取り外し自在のものであってもよい。
図18は、本発明の第9実施形態の概略断面図である。
図18に示す、第9実施形態のスピーカ9も、第8実施形態のスピーカ8と同様に受音機能を有しない放音のみを行なうものであるが、フード内に、フード外に向けて光を照射する光照射器915を備えている。
このスピーカ9の音処理部91は、主に、振動面23aを有する電気音響変換器23と、電気音響変換器23に送信する信号を増幅する増幅器911と、この増幅器911に送信する音声信号を検出するマイクロホン912と、上述の光照射器用の電源913と、この光照射器915の動作を制御する際に操作するスイッチレバー914aを備えたスイッチ部914とで構成されている。
第9実施形態のスピーカ9では、光照射器915から、フード内からフード外に向けてフードの音反射内壁25aによって集光された光で対象物を照し出すことができる。尚、この光照射器915も、このスピーカ9から取り外し自在のものであってもよい。
このスピーカ9の使用例としては、例えば、博物館において、展示品の上方にこのスピーカ9を設置し、別に設置した赤外線センサーなどによって、来館者が展示品の近傍に近づいたことを検知すると、上記光照射器915から光照射と共に、このスピーカ9から展示品の解説や音楽等が放音されるようにする。このようにすると、解説は当該展示品の近傍に限定されて流すことができると共に、展示品をも照らすことができ、他の鑑賞者の邪魔になりにくいという利点がある。
図19および図20は、本発明のスピーカ装置の実施形態における、吸音材であるグラスウールの形状についての別態様を示す図である。
本発明のスピーカ装置の実施形態では、吸音材については、振動面の周囲を取り巻くように配置されていれば、第2実施形態から第9実施形態に示されるように振動面よりも後方に配置されるものに限らず、図19に斜線で示すように振動面23aよりも前方の位置にまで吸音材241が広がっていてもよく、図20に斜線で示すように、振動面23aからの音の出射経路が形成されるようにこの出射経路を取り巻く形状に形成された吸音体242を備えると共に、吸音体242の表面積および体積を増大させることで、フード内部で生じる指向性を低下させる反射音等を吸収、減衰する効果をさらに向上させてもよい。
図21は、図15に示す第6実施形態の別態様の概略断面図である。
図21に示す、スピーカ60の音処理部610は、主に、2つの、振動面を有する電気音響変換器23、614と、信号を増幅する増幅器811と、これら増幅器811および2つの電気音響変換器23、614との間で信号の送受信の切替を行なう切替器615とで構成されており、図21に示す切替器615は、フード外への放音の際の状態が示されている。
尚、以上に説明した実施形態では、吸音材としてグラスウールを例に挙げて説明したが、吸音機能の有るものであれば、これに限るものではなく、また、ケースの背面側の、振動面やマイクロホンを避けた部分にも吸音材が装填されているものであってもよい。
また、以上の実施形態では、振動面23aとこの振動面23aに対し信号を送信等する回路等がフード内に収容されている場合を例に挙げて説明しているが、これが、振動面23aのみをフード内に残し、回路等が、例えば電気ケーブル等によってフード外に備えられているものであってもよい。
また、以上に説明した実施形態では、振動面が平面である場合を例に挙げて説明したが、これが図22に示すように球面であることも好ましい態様である。
図22は、第1実施形態の図2に対応する概略断面図である。
図22には、図2においては平面の振動面13aがフード14の開口141側に凸の球面の振動面131aに変更された、第1実施形態の別態様が示されており、この振動面131aは、球面の内面および外面それぞれに形成された電極(不図示)に接続されたアンプなどの駆動手段により駆動されるようになっている。この態様では、フードの焦点Fと球面の振動面131aの曲率中心とが合致するようにすることで、この球面の振動面131aからの放音をより指向性の高いものにすることができる。
また、上述した、本発明のスピーカ装置の第3実施形態では、フードの開口周縁部に沿ってグラスウール31を配置することにより、フードの開口周縁部で背面方向に回り込む回折波を吸音・減衰させているが、この回折波を回り込ませないように以下に示すようにスピーカを設置することが考えられる。
図23は、スピーカを壁に埋め込んで設置した場合を示す図である。
図23には、図8に示すスピーカからフード周縁部に配置されたグラスウール31を省略し、以上に説明した、指向性の高い放音が可能なスピーカ、すなわち第1実施形態から第9実施形態までのいずれかのスピーカ(以下、スピーカSと称する)の開口面S1と壁面W1とが面一になるようにスピーカSを壁Wに埋め込んだ場合が示されており、このようにすると、開口周縁部での背面方向への回折波の回り込みをなくすことができる。
図24から図26は、スピーカSの設置例を示す図である。
図24には、人間Pの上方に配備されたスピーカSから受付窓口のガラス等の反射体Gに向けて放音し反射させた音を人間Pに聞かせることで、さもその反射体G(例えばガラス面)から音が出ているようにその人間Pに思わせることができる。また、例えば病院などで、受付の人間がウイルス等に感染した人間に疎外感を与えずに、直接的な会話などに起因する二次感染などの危険性を低減することができるとともに、この人間が受付窓口に向かって行った会話をこのスピーカに備えられたマイクロフォンで集音することでプライバシの保護にも配慮することができる。また、美術館などの展示品のケースに向けて放音し展示品の前に立った人間にのみ聞こえるようにすることで美術館内の騒音低減に寄与することができる。
図25には、展示物のロボットMの頭部hに向けてスピーカSを配置した場合が示されており、このようすると、さもロボットMと会話しているように人間Pに感じさせることができる。
図26には、部屋Rの上方から部屋Rを見下ろした場合が示されており、部屋Rの上方にはスピーカSが2台配備されている。これら2台のスピーカSによって、部屋Rの中の所定位置(ここではその所定位置に人間Pが立っている)にステレオ音場を形成することができる。
従来より、一般的に使用されているスピーカの概略断面図である。 本発明のスピーカ装置の第1実施形態の概略断面図である。 図2に示す音処理部の外観斜視図である。 フードから放射される音のフード外部での広がり方、いわゆる指向特性を示すグラフ図である。 フードから放射される音のフード外部での広がり方、いわゆる指向特性を示すグラフ図である。 本発明のスピーカ装置の第2実施形態の断面図である。 音の指向特性を示すグラフ図である。 音の指向特性を示すグラフ図である。 第1および第2実施形態のスピーカの、周波数毎の相対感度を示すグラフ図である。 本発明の第3実施形態の断面図である。 第3実施形態のスピーカから放射される音の指向特性を示すグラフ図である。 本発明のスピーカ装置の第4実施形態の外観斜視図である。 図10に示す第4実施形態の断面図である。 第4実施形態のスピーカの指向特性を示すグラフ図である。 第5実施形態のスピーカの外観斜視図である。 第5実施形態のスピーカに所定のトーンバースト信号を印加した場合の、フード前方において得られた音圧波形を示す図である。 第5実施形態のスピーカに所定のトーンバースト信号を印加した場合の、フード前方において得られた音圧波形を示す図である。 第5実施形態のスピーカに所定のトーンバースト信号を印加した場合の、フード前方において得られた音圧波形を示す図である。 本発明の第6実施形態の概略断面図である。 本発明の第7実施形態の概略断面図である。 本発明の第8実施形態の概略断面図である。 本発明の第9実施形態の概略断面図である。 本発明のスピーカ装置の実施形態における、吸音材であるグラスウールの形状についての別態様を示す図である。 本発明のスピーカ装置の実施形態における、吸音材であるグラスウールの形状についての別態様を示す図である。 図15に示す第6実施形態の別態様の概略断面図である。 第1実施形態の図2に対応する概略断面図である。 スピーカを壁に埋め込んで設置した場合を示す図である。 スピーカの設置例を示す図である。 スピーカの設置例を示す図である。 スピーカの設置例を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8、9、60 スピーカ
11、21、61、71、81、91、610 音処理部
12、22 ケース
13、23 電気音響変換器
13a、23a 振動面
14、25 フード
14a、25a 音反射内壁
25b 吸音材収納壁
141、251 開口
24、31、84、94、241、242 グラスウール
41 レバー
42 レバー係留機構
51 シート状部材
611、713 第2増幅器
612、712、812、912 マイクロホン
613、711 第1増幅器
614、714 第2電気音響変換器
615 切替器
715 第2マイクロホン
811、911 増幅器
813、913 電源
814、914 スイッチ部
815 光ビーム出射器
915 光照射器

Claims (13)

  1. 前端に開口を有し該開口よりも後方に焦点を有する回転面形状の音反射内壁を少なくとも該開口側に有し内部空間が形成されたフードと、
    振動面および該振動面を振動させる放音回路を有する音処理部とを備え、
    前記音処理部のうちの少なくとも前記振動面が、前記フード内に前方に向けて配置されたものであることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記振動面の周囲を取り巻くように前記フード内に配置された吸音材を備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  3. 前記音処理部の前記フード内における前後方向の位置を調整することにより、前記振動面から放音された音の前記フード外部での広がり方を調整する放音プロファイル調整機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  4. 前記音処理部が、前記放音回路に加え、さらに、外部からの入射音による前記振動面の振動を検出する受音回路を有するものであることを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  5. 前記音処理部が、前記振動面近傍に受音面を有するマイクロホンを備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  6. 前記フード内に、前記音反射内壁の回転面形状の回転軸に平行な光ビームを出射する光ビーム出射部を備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  7. 前記フード内に、前方照明用の光源を備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  8. 前記フードの開口の周縁部に沿って配置された吸音材を備えたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  9. 前記振動面が、前方に凸の球面であることを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  10. 前記吸音材が、前記振動面の周囲の、該振動面よりも後に広がって配置されたものであることを特徴とする請求項2記載のスピーカ装置。
  11. 前記吸音材が、前記振動面の周囲の、該振動面よりも前方の位置まで広がって配置されたものであることを特徴とする請求項2記載のスピーカ装置。
  12. 前記吸音材の前面および前記フード内壁と接する面のうちの少なくとも一方の面が音を乱反射させる凸凹状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載のスピーカ装置。
  13. 前記振動面よりも前方に配置され前記内部空間のうちの前記振動面を含む少なくとも後方の領域を該フード外部から隔絶する隔壁を備えたことを特徴とする請求項2記載のスピーカ装置。
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