JP3223237B2 - 集音器 - Google Patents

集音器

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JP3223237B2
JP3223237B2 JP19106796A JP19106796A JP3223237B2 JP 3223237 B2 JP3223237 B2 JP 3223237B2 JP 19106796 A JP19106796 A JP 19106796A JP 19106796 A JP19106796 A JP 19106796A JP 3223237 B2 JP3223237 B2 JP 3223237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼、自動車、石
油、化学工場等の製造設備に使用されるポンプ、タービ
ン、モーター、コンプレッサ等の機械設備の正常・異常
を、音信号から診断しようとする際の、必要な音信号の
計測に用いる集音器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記工場のような機械設備の診断手法と
して、従来より振動法と音響法が広く知られている。と
ころが、音響法は、センサとして一般的にマイクロホン
を使用するため、工場周囲の環境騒音あるいは隣接する
機械装置の作動音等の影響を受け易いことから、目的と
する被検査装置からの発生音を選択的に精度よく捕捉す
ることが困難であり、新たな手法の開発が望まれてい
る。
【0003】このような騒音の影響を軽減するため、特
開平7−231495には、回転放物面形状の内壁を有
する集音フード内に、マイクロフォンが、その受音面を
集音フードの内壁の頂点側に向けた状態に保持された集
音器(以下、対向型の集音器と呼ぶ。)と、上記集音フ
ード内に、マイクロフォンが、その受音面を集音フード
の開口側に向けて保持された集音器(以下、直接型の集
音器と呼ぶ。)が開示されている。図11は、それら2
種類の集音器のうちの、直接型の集音器の、回転放物面
の回転軸を含む断面図である。
【0004】この集音器110は、集音フード111,
計測用コンデンサマイクロフォン112,支持具113
を備えている。集音フード111の内壁111aは回転
放物面形状をなし、開口111bから集音フード111
に入射した音を反射し、焦点Fないしその近傍に集音す
る役割を担っている。また、回転放物面の頂点には、計
測用コンデンサマイクロフォン112を挿入するための
孔111cが穿設されており、計測用コンデンサマイク
ロフォン112は、その受音面112aを開口111b
側に向けて、その受音面112aが集音フード111の
焦点Fの近傍に位置するように孔111cに挿入されて
いる。さらに、集音フード111は、計測用コンデンサ
マイクロフォン112が周囲環境騒音を受音しないよう
に、焦点Fが集音フード111の内壁111aに囲まれ
た空間内に位置するようにその形状が定められている。
また、集音フード111の外壁には、孔111cに挿入
された計測用コンデンサマイクロフォン112を支持す
る支持具113が固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機械設備の設備診断の
場合、被検査装置から発する種々の周波数を含む音波を
精度よく捕捉する必要があるため、広帯域に平坦な周波
数特性を有する精密計測用マイクロフォンが一般的に用
いられる。ところが、被検査装置が異常になった場合、
異常部位や異常状態によっては発生する周波数が異なる
(即ち、波長が異なる)ため、対向型の集音器で捕捉し
ようとすれば発生周波数によっては、集音フード内壁と
マイクロフォン受音面との間が相対しているため、定在
波の影響が顕著になりマイクロフォンの感度が音波の周
波数により異なるという問題がある。
【0006】また、図11に示す直接型の集音器では、
内壁111aで反射することなく計測用コンデンサマイ
クロフォン112の受音面112aに向かう音波や、集
音フード111に入射して一度だけ内壁111aで反射
し計測用コンデンサマイクロフォン112の受音面11
2aに向かう音波や、さらに複数回反射した後計測用コ
ンデンサマイクロフォン112の受音面112aに向か
う音波等が混在し、音場特性を複雑化したり、それらの
音波が相互に干渉するため、異常時の発生周波数あるい
は検知したい周波数によっては集音器の利点およびその
特性を生かすことができず、正確な音響診断(音響計
測)を行なうことは難しいという問題がある。
【0007】また、上述した直接型の集音器、対向型の
集音器の集音フードの開口から近距離に音源がある場合
は、音源から放出された音波が音源と集音フードとの間
で多重反射し、この多重反射した音波が、音源から送信
されて集音フードに向かう音波と干渉するので、やはり
正確な音響診断を行なうことが難しいという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、捕捉周波数帯
によって影響されることなく集音器の特性を十分発揮
し、正確な音響計測を行うのに有効な集音器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の集音器は、 (1)一端の頂点から所定の焦点距離離れた位置に焦点
を有するとともに上記頂点とは反対側の他端に開口を有
する回転面形状の音反射内壁が形成された集音フード (2)この集音フードの音反射内壁内の頂点側に配置さ
れた吸音材 (3)受音面が上記音反射内壁内に位置するとともにこ
の受音面が上記開口の方を向くように配置されたマイク
ロフォン を備えたことを特徴とするものである。
【0010】上述した集音器では、集音フードの音反射
内壁内の頂点側に吸音材を配置しており、集音フードの
音反射内壁で反射して、この集音フードの音反射内壁内
の頂点側向かう音波は吸音材により吸音されるので、従
来の集音器のように、音波どうしの干渉は生じにくく、
正確な音響診断を行なうことができる。また、マイクロ
フォンの受音面が開口の方を向くように配置されている
ので、マイクロフォンの受音面と集音フードの音反射内
壁との間で定在波が生じることがなく、マイクロフォン
の感度が、音波の周波数により異なってしまうことが防
止ないし低減される。
【0011】ここで、上記本発明の集音器において、上
記集音フードが、上記マイクロフォンを、上記音反射内
壁の回転面形状の回転軸に沿う方向に位置調整自在に保
持する支持具を備えることが好ましい。このような支持
具を用いることにより、マイクロフォンの受音面を音源
の方向に向けて、音源までの距離に応じた位置に固定す
ることができる。
【0012】また、上記音反射内壁の回転面形状の回転
軸と平行に光ビームを出射する音源位置確認用の光ビー
ム発生器を備えることが効果的である。このような光ビ
ーム発生器を用いることにより、音源の位置を確認する
ことができるので、集音フードの開口を音源の方向へ正
確に向けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の第1実施形態の集音器の、
回転放物面の回転軸を含む断面図であり、図2〜図5
は、図1に示す集音器を構成している吸音材の効果の説
明図である。
【0014】集音器10は、図1に示すように、集音フ
ード11,計測用コンデンサマイクロフォン12,支持
具13,吸音材14を備えている。集音フード11の内
壁11aは回転放物面形状をなし、開口11bから集音
フード11に入射した音を反射し、焦点Fないしその近
傍に集音する役割を担っている。また、この実施形態の
場合、回転放物面の頂点Oと、開口11bとの間の距離
は、頂点Oと焦点Fとの間の距離の3倍の距離を有す
る。計測用コンデンサマイクロフォン12は、その受音
面12aを開口11bに向けてその受音面12aが集音
フード11の焦点Fの近傍に位置するように配置されて
いる。集音フード11の内壁11aには、計測用コンデ
ンサマイクロフォン12を支持する支持具13が固定さ
れており、計測用コンデンサマイクロフォン12は、こ
の支持具13により、回転放物面形状の回転軸に沿う方
向(図1に示す矢印で示す方向)に位置調節自在に保持
される。また、集音フード11の内壁11a内の頂点O
側の、計測用コンデンサマイクロフォン12の受音面1
2aの前面を除く部分に、ガラス繊維製の吸音材14が
配置されている。
【0015】以下、図1に示す集音器を構成する吸音材
の効果について説明する。図2は、吸音材を備えていな
い集音フードに音波が入射したときの模式図であり、図
3は、吸音材を備えた集音フードに音波が入射したとき
の模式図である。図2に示す集音フード21の内壁21
aは回転放物面形状をなし、集音フード21に入射した
音波は、集音フード21の内壁21aで反射して、再び
内壁21aで反射する。従って、吸音材を備えていない
集音フード21では、内壁21aで反射していない音波
や、1回ないし複数回内壁21aで反射した音波が混在
しそれらの音波どうしが干渉するので、正確な音響診断
を行なうことは難しい。一方、図3に示す、図2に示す
集音フード21の内壁21aと同様に回転放物面形状の
内壁31aを有する集音フード31では、この内壁31
aの頂点側の部分に吸音材32が配置されているので、
集音フード31に入射した音波は、直接に、あるいは集
音フード31の内壁31aで反射して吸音材32に吸音
される。従って、図3に示すように吸音材32が配置さ
れた集音フード31では、吸音材32に向かう音波は、
吸音材32の表面で反射されずに吸音材32に吸音され
るので、集音フード31内での多重反射が低減し、図2
に示すように、音波どうしの干渉が低減し、したがって
正確な音響診断を行なうことができる。
【0016】次に、集音フードから近距離に音源がある
場合の吸音材の効果について説明する。図4は、図2に
示す吸音材を備えていない集音フードに、この集音フー
ドから近距離にある音源から送信された音波が入射した
ときの模式図であり、図5は、図3に示す吸音材を備え
た集音フードに、この集音フードから近距離にある音源
から送信された音波が入射したときの模式図である。
【0017】図4に示す音源22から送信された音波
は、集音フード21の内壁21aで反射し、この反射し
た音波が音源22に向かい音源22で反射して、再び集
音フード21の内壁21aに向かい、音源22から送信
された音波は、音源22と集音フード21との間で多重
反射する。従って、多重反射した音波が、音源22から
送信されて集音フード21に向かう音波と干渉するの
で、吸音材を備えていない集音フード21では、正確な
音響診断を行なうことは難しい。一方、図5に示す音源
33から送信され、集音フード31に入射した音波は吸
音材32に吸音されるので、図4に示すように、音波の
多重反射が防止ないし低減され、音波どうしの干渉が低
減し、正確な音響診断を行なうことができる。
【0018】上述したように、本発明の第1実施形態の
集音器10では、集音フード11の頂点側に図2〜図5
を用いて説明したような効果を有する吸音材14が配備
されているので、従来の集音器のように、集音フードの
音反射内壁の多重反射は生じにくく、また、集音器10
から近距離に音源が存在する場合でも、吸音材14が充
填されているので、音源と集音フード11との間で多重
反射も生じにくく、正確な音響診断を行なうことができ
る。
【0019】また、本発明の第1実施形態の集音器10
では、計測用コンデンサマイクロフォン12の受音面1
2aが開口の方を向くように配置されているので、計測
用コンデンサマイクロフォン12の受音面12aと集音
フード11の内壁11aとの間で定在波が生じることが
なく、計測用コンデンサマイクロフォン12の感度が、
音波の周波数により異なるということも防止される。
【0020】図6は、本発明の第2実施形態の集音器
の、回転放物面の回転軸を含む断面図である。集音器6
0は、図6に示すように集音フード61,計測用コンデ
ンサマイクロフォン62,支持具63,吸音材64,光
ビーム発生器65を備えている。集音フード61の内壁
61aは回転放物面形状をなし、開口61bから集音フ
ード61に入射した音を反射し、焦点Fないしその近傍
に集音する役割を担っている。また、この実施形態の場
合、回転放物面の頂点と、開口61bとの間の距離は、
頂点と焦点Fとの間の距離の3倍の距離を有する。回転
放物面の頂点には、計測用コンデンサマイクロフォン6
2を挿入するための孔61cが穿設されており、計測用
コンデンサマイクロフォン62は、その受音面62aを
開口61b側に向けて、その受音面62aが集音フード
61の焦点Fの近傍に位置するように孔61cに挿入さ
れている。また、集音フード61の外壁には、計測用コ
ンデンサマイクロフォン62を支持する支持具63が固
定されており、計測用コンデンサマイクロフォン62
は、この支持具63により、回転放物面形状の回転軸に
沿う方向(図6に示す矢印で示す方向)に位置調節自在
に保持される。また、集音フード61の内壁61a内
に、計測用コンデンサマイクロフォン62に近接するよ
うに、発光ダイオードと光学レンズで構成された光ビー
ム発生器65が取り付けられており、この光ビーム発生
器65は、内壁61aの回転放物面の回転軸に沿う方向
に光ビームを発射する。そして、集音フード61の内壁
61aの、開口61bと対向する部分には、計測用コン
デンサマイクロフォン62の受音面62aの前面と光ビ
ーム発生器65の光ビームが発射する部分とを除く部分
に、ガラス繊維製の吸音材64が配備されている。
【0021】このように、本発明の第2実施形態の集音
器60には、前述の第1実施形態の集音器10と同様
に、吸音材64が充填されているので、従来の集音器の
ように、集音フードの音反射内壁で多重反射する音波は
生じにくく、正確な音響診断を行なうことができる。ま
た、音源と集音フード61との間で多重反射も生じにく
く、この点からも正確な音響診断を行なうことができ
る。
【0022】さらに、本発明の第2実施形態の集音器6
0では、光ビーム発生器65を備えているので、開口6
1bを音源の方向へ正確に向けることができ、被検設備
からの目的音を精度よく集音することができる。なお、
本発明の第1実施形態の集音器10および第2実施形態
の集音器60に配備される吸音材10及び吸音材64の
配置方法は頂点側Oの内壁側に配置する配置方法に限定
されるものではなく、吸音材の効果にて説明した図3の
ように反斜面の一部を切断した部分に配設する方法でも
よく、集音器の特性に応じた吸音効果を生かす配備であ
ればその配設は任意の方法でよい。
【0023】また、吸音材の材質は吸音特性のよいもの
であれば多孔質吸音材、発泡樹脂、発泡アルミ等、その
材質は任意のものでよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。こ
こでは、音響機器等の諸特性を測定するにあたり、4〜
16波の種々の周波数のトーンバーストを用いたシミュ
レーションを行った。図7〜図10は本発明の集音器に
ついて行った一実施例の説明図である。
【0025】図7は、音源から送信される音圧波形を示
したグラフであり、図8〜図10は、図7に示す波形を
有する音波が集音器に入射したときの集音器の受音面に
おける音圧波形のシミュレーション結果を示したグラフ
である。これらグラフの横軸は時刻を示し、縦軸は速度
ポテンシャルを示している。また、このシミュレーショ
ンで用いた集音器は、回転放物面形状の内壁を有し、内
壁の頂点と焦点との間の距離が8mmの集音フードと、
受音面がこの集音フードの内壁の頂点を向くように支持
されたマイクロフォンとによって構成された対向型の集
音器、上記集音フードと、受音面が集音フードの開口を
向くように支持されたマイクロフォンとによって構成さ
れた直接型の集音器、及びこの直接型の集音器の集音フ
ードの内壁の頂点側にマイクロフォンの受音面の前面を
除く部分に吸音材を配備することによって構成された本
発明の集音器(以下、吸音型の集音器と呼ぶ。)であ
る。
【0026】図7に示す音圧波形は、1msの継続時間
を有し、10kHzの周波数を有する、10波のトーン
バーストである。図8,図9,図10に示す音圧波形
は、それぞれ、マイクロフォンの受音面が、集音フード
の内壁の頂点から集音フードの開口に向かって8mm
(集音フードの焦点位置)離れた位置に支持されたとき
の、対向型の集音器,直接型の集音器,吸音型の集音器
のマイクロフォン受音面に、図7に示す音圧波形が入力
されたときの各集音器のマイクロフォン受音面における
音圧波形である。
【0027】図10に示す、吸音型の集音器のマイクロ
フォン受音面での音圧波形の速度ポテンシャルは、図8
に示す対向型および図9に示す直接型の集音器のマイク
ロフォン受音面での音圧波形の速度ポテンシャルよりも
約2倍の振幅を示し、吸音型の集音器を用いた方が、対
向型の集音器あるいは直接型の集音器を用いるよりも正
確に音響診断ができることがわかった。
【0028】このように、本発明の集音器では、従来
の、対向型の集音器あるいは直接型の集音器と比較し
て、集音フードとマイクロフォン受音面との間で定在波
が生じたり、集音フードの内壁で音波どうしが干渉する
ことが低減され、正確に音響診断ができることがシミュ
レーションにより確認された。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集音器に
よれば、正確な音響診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の集音器の、回転放物面
の回転軸を含む断面図である。
【図2】吸音材を備えていない集音フードに音波が入射
したときの模式図である。
【図3】吸音材を備えた集音フードに音波が入射したと
きの模式図である。
【図4】図2に示す吸音材を備えていない集音フード
に、この集音フードから近距離にある音源から送信され
た音波が入射したときの模式図である。
【図5】図3に示す吸音材を備えた集音フードに、この
集音フードから近距離にある音源から送信された音波が
入射したときの模式図である。
【図6】本発明の第2実施形態の集音器の、回転放物面
の回転軸を含む断面図である。
【図7】音源から送信される音圧波形を示したグラフで
ある。
【図8】対向型の集音器のマイクロフォン受音面に、図
7に示す音圧波形Aが入力されたときの受音面における
音圧波形を示したグラフである。
【図9】直接型の集音器のマイクロフォン受音面に、図
7に示す音圧波形Aが入力されたときの受音面における
音圧波形を示したグラフである。
【図10】吸音型の集音器のマイクロフォン受音面に、
図7に示す音圧波形Aが入力されたときの受音面におけ
る音圧波形を示したグラフである。
【図11】直接型の集音器の、回転放物面の回転軸を含
む断面図である。
【符号の説明】
10,60 集音器 11,21,31,集音フード 11a,21a,31a,61a 内壁 11b,61b 開口 61c 孔 12,62 計測用コンデンサマイクロフォン 12a,62a 受音面 13,63 支持具 14,32,64 吸音材 65 光ビーム発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 喬 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番1号 興亜石油株式会社 麻里布製油所内 (72)発明者 松本 稔 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番1号 興亜石油株式会社 麻里布製油所内 (56)参考文献 特開 平7−231495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/34 320

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端の頂点から所定の焦点距離離れた位
    置に焦点を有するとともに前記頂点とは反対側の他端に
    開口を有する回転面形状の音反射内壁が形成された集音
    フードと、 該集音フードの音反射内壁内の頂点側に配置された吸音
    材と、 受音面が前記音反射内壁内に位置するとともに該受音面
    が前記開口の方を向くように配置されたマイクロフォン
    とを備えたことを特徴とする集音器。
  2. 【請求項2】 前記集音フードが、前記マイクロフォン
    を、前記音反射内壁の回転面形状の回転軸に沿う方向に
    位置調整自在に保持する支持具を備えたものであること
    を特徴とする請求項1記載の集音器。
  3. 【請求項3】 前記音反射内壁の回転面形状の回転軸と
    平行に光ビームを出射する音源位置確認用の光ビーム発
    生器を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の集
    音器。
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