JP2006100357A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導通時における駆動力を向上させる。
【解決手段】所定の開口を有するマスク層を用いて、基板1とドレイン領域2からなる半導体基体の一主面側に所定の溝15を形成する工程と、少なくとも溝15の側壁に接して、該溝15からはみ出すように埋め込み領域11を形成する工程と、半導体基体並びに埋め込み領域11に接するようにヘテロ半導体層30を形成する工程と、ヘテロ半導体層30をパターニングし、ヘテロ半導体領域3を形成する工程とを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
本発明の背景となる従来技術として、本出願人が出願した下記特許文献1がある。
この従来技術では、N型炭化珪素基板上にN型炭化珪素エピタキシャル領域が形成された半導体基体の一主面に、N型多結晶シリコン領域とN型多結晶シリコン領域とが接するように形成されており、エピタキシャル領域とN型多結晶シリコン領域並びにN型多結晶シリコン領域とはヘテロ接合をしている。また、エピタキシャル領域とN型多結晶シリコン領域との接合部に隣接して、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されている。N型多結晶シリコン領域はソース電極に接続され、N型炭化珪素基板の裏面にはドレイン電極が形成されている。
上記のような構成の従来技術の半導体装置は、ソース電極を接地し、ドレイン電極に所定の正の電位を印加した状態で、ゲート電極の電位を制御することで、スイッチとして機能する。つまり、ゲート電極を接地した状態では、N型多結晶シリコン領域並びにN型多結晶シリコン領域とエピタキシャル領域とのヘテロ接合には逆バイアスが印加され、ドレイン電極とソース電極との間に電流は流れない。しかし、ゲート電極に所定の正電圧が印加された状態では、N型多結晶シリコン領域とエピタキシャル領域とのヘテロ接合界面にゲート電界が作用し、ゲート酸化膜界面のヘテロ接合面がなすエネルギー障壁の厚さが薄くなるため、ドレイン電極とソース電極との間に電流が流れる。この従来技術においては、電流の遮断・導通の制御チャネルとしてヘテロ接合部を用いるため、チャネル長がヘテロ障壁の厚み程度で機能することから、低抵抗の導通特性が得られる。
特開2003−318398号公報
しかしながら、上記従来技術においては、炭化珪素エピタキシャル領域上に形成した多結晶シリコン領域をパターニングして、多結晶シリコン領域と炭化珪素エピタキシャル領域とのチャネル界面を形成する際、ドライエッチングのような物理的エッチングを用いると、炭化珪素エピタキシャル領域のエッチング面にダメージが生じ、駆動力が低下する。
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、駆動力の低下を抑制できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第一導電型の半導体基体の一主面に接し、該半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域と、前記ヘテロ半導体領域と前記半導体基体との接合部にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ヘテロ半導体領域と接続されたソース電極と、前記半導体基体とオーミック接続されたドレイン電極とを有する半導体装置の製造方法において、所定の開口を有するマスク層を用いて、前記半導体基体の一主面側に所定の溝を形成する工程と、少なくとも前記溝の側壁に接して、該溝からはみ出すように埋め込み領域を形成する工程と、前記半導体基体並びに前記埋め込み領域に接するようにヘテロ半導体層を形成する工程と、前記ヘテロ半導体層をパターニングし、前記ヘテロ半導体領域を形成する工程とを含む構成になっている。
本発明によれば、駆動力を向上することができる半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《構造》
図1は本発明による半導体装置の第1の実施の形態を示している。図は構造単位セルが2つ対面した断面図である。本実施の形態においては、炭化珪素(SiC)を基板材料とした半導体装置を一例として説明する。
例えば炭化珪素のポリタイプが4HタイプのN型である基板1上にN型の炭化珪素エピタキシャル層からなるドレイン領域2が形成され、ドレイン領域2の基板1との接合面に対向する主面に接するように、例えばN型の多結晶シリコンからなるヘテロ半導体領域3が形成されている。つまり、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3との接合部は、炭化珪素と多結晶シリコンのバンドギャップが異なる材料によるヘテロ接合からなっており、その接合界面にはエネルギー障壁が存在している。ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2との接合部に接するように、例えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜4が形成されている。また、ゲート絶縁膜4上にはゲート電極5が、ヘテロ半導体領域3のドレイン領域2との接合面に対向する対面にはソース電極6が、基板1にはドレイン電極7が接続するように形成されている。本実施の形態においては、図1に示すように、ドレイン領域2に溝15を形成して、ゲート電極5を埋め込んだいわゆるトレンチ型の構成となっている。
《製造方法》
次に、図1に示した本発明の第1の実施の形態による炭化珪素半導体装置の製造方法を、図2(a)〜図3(h)を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、N型の炭化珪素基板1の上にN型のドレイン領域2をエピタキシャル成長させて形成したN型の炭化珪素半導体基体上に、酸化防止膜(マスク層)8として、例えば、LP−CVD法によって形成された窒化シリコン膜を堆積している。さらに、窒化シリコン膜の酸化防止膜8上に、フォトリソグラフィとエッチングにより所定の開口を有するマスク層9を形成する。
次に、図2(b)に示すように、マスク層9をマスクとして用いて、例えば反応性イオンエッチング(ドライエッチング)により、酸化防止膜8とドレイン領域2の表層部をエッチングし、ドレイン領域2は所定の深さをエッチングして溝15を形成する。なお、窒化シリコン膜の酸化防止膜8及びドレイン領域2をエッチングする方法として、異方性のあるエッチング方法であれば他のエッチング方法を用いてもよい。
次に、図2(c)に示すように、エッチングされたドレイン領域2にはドライエッチングよってエッチングダメージが生じているため、それを取り除くために、例えば1100℃のドライO酸化にて犠牲酸化を行い、犠牲酸化膜10を形成する。このとき、本実施の形態においては、酸化防止膜8としてLPCVDによって形成された窒化シリコン膜を用いているため、炭化珪素からなるドレイン領域2と比較的酸化レートが近いことから、同程度の犠牲酸化膜10が窒化シリコン膜の酸化防止膜8上にも形成される。このため、ドレイン領域2の側壁上端部と酸化防止膜8の端部はほぼ同一面を維持できる。なお、犠牲酸化膜10の形成方法としては、ドライO酸化での酸化を一例としてあげているが、ドレイン領域2のエッチングダメージが入った領域を酸化膜中に取り込めさえできれば、どのような方法でもかまわない。
次に、図2(d)に示すように、犠牲酸化膜10(図2(c))を例えばフッ化アンモニウムとフッ酸との混合溶液でウエットエッチングして除去する。
次に、図3(e)に示すように、例えばSOGなどリフローが可能な材料を用いて、埋め込み領域11を形成する。本実施の形態においては、酸化防止膜8の溝も含む溝15の上端部とほぼ同一面となるように埋め込み領域11を形成した場合を示しているが、少なくともドレイン領域2と酸化防止膜8との接合界面に接するように形成されていれば、完全に埋まっていなくても、もしくは該溝からはみ出していても問題ない。また、埋め込み領域11を形成する際に、酸化防止膜8上にも埋め込み領域の材料を形成し、その後、エッチバックして埋め込み領域を形成してもよい。
次に、図3(f)に示すように、例えばリン酸溶液にて窒化シリコンからなる酸化防止膜8を除去した後、例えばLP−CVD法により多結晶シリコンを堆積する。その後、例えばPOCl雰囲気中にてリンドーピングを行い、N型の多結晶シリコンからなるヘテロ半導体層30を形成する。なお、この多結晶シリコン層は、電子ビーム蒸着法やスパッタ法などで堆積した後にレーザーアニールなどで再結晶化させて形成しても、例えば分子線エピタキシーなどでヘテロエピタキシャル成長させた単結晶シリコンで形成してもかまわない。また、該多結晶シリコン層へのドーピングには、イオン注入と注入後の活性化熱処理との組み合わせを用いてもかまわない。
次に、図3(g)に示すように、多結晶シリコンのヘテロ半導体層30の所定の領域にフォトリソグラフィとエッチングにより所定の開口を有するマスク層(図示省略)を形成し、例えば、反応性イオンエッチング(ドライエッチング)により、ヘテロ半導体層30の一部をエッチングしてヘテロ半導体領域3を形成する。そして、例えば、酸化物で形成された埋め込み領域11(図3(f))を例えばフッ化アンモニウムとフッ酸との混合溶液でウエットエッチングする。
最後に、図3(h)に示すように、ヘテロ半導体領域3並びにドレイン領域2の内壁に沿って、ゲート絶縁膜4を堆積する。さらにゲート電極5となる多結晶シリコン層を堆積する。その後、POClを用いた固層拡散により、リンをゲート電極5となる多結晶シリコン層中にドーピングする。その後、フォトリソグラフィやエッチング等によりゲート電極5を形成した後、裏面側に相当する基板1には例えば、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)からなるドレイン電極7を形成し、表面側に相当するヘテロ半導体領域3には、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)を順に堆積することでソース電極6を形成し(絶縁膜によりゲート電極5とは絶縁させる)、図1に示した本発明の第1の実施の形態による炭化珪素半導体装置を完成させる。なお、本実施の形態においてはゲート電極5が溝に埋め込まれた形状を一例として示しているが、ゲート絶縁膜4を介してヘテロ半導体領域3に乗り上げるように形成されていてもかまわない。また、ソース電極6が絶縁膜を介してゲート電極を覆うように隣同士が繋がった形状を一例として示しているが、繋がっていなくてもかまわない。
上記のように本実施の形態では、第一導電型の半導体基体(基板1とドレイン領域2)と、該半導体基体の一主面に接し、該半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域3と、ヘテロ半導体領域3と前記半導体基体との接合部にゲート絶縁膜4を介して形成されたゲート電極5と、ヘテロ半導体領域3と接続されたソース電極6と、前記半導体基体とオーミック接続されたドレイン電極7とを有する半導体装置の製造方法において、所定の開口を有するマスク層9を用いて、前記半導体基体の一主面側に所定の溝15を形成する第一の工程と、少なくとも溝15の側壁に接して、かつ、該溝15からはみ出すように埋め込み領域11を形成する第二の工程と、前記半導体基体並びに埋め込み領域11に接するようにヘテロ半導体層30を形成する第三の工程と、ヘテロ半導体層30をパターニングし、ヘテロ半導体領域3を形成する第四の工程とを少なくとも含むという構成になっている。
このような構成により、本実施の形態の半導体装置は、従来からある製造技術で容易に実現することが可能であるとともに、本製造方法をとることで、エッチングダメージを取り除いたドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とがほぼ同一面になる構造を容易に形成することができる。このことから、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3の接合界面に対してほぼ垂直に対向するようにゲート絶縁膜4を介したゲート電極5を形成することができるので、ゲート電極5に印加した電圧に応じて効率よくヘテロ接合界面に電界が伸びるため、導通時の駆動力が向上する。また、酸化防止膜8として窒化シリコン膜を用いることで、ドレイン領域2が炭化珪素からなる本実施の形態においては、ドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とをほぼ同一面にさらに容易に形成することができる。
また、前記第四の工程において、ヘテロ半導体層30をエッチバックすることによってヘテロ半導体領域3を形成してもよい。これによりソース電極6を平坦な表面上に形成でき、半導体装置の信頼性を向上できる。
また、埋め込み領域11が、前記第三の工程の後で取り除くことが可能な材料からなる。これにい製造工程が容易となる。すなわち、埋め込み領域11の材料として、ウェットエッチングでエッチングし易く、かつ、ドレイン領域2並びにヘテロ半導体領域3と比較的大きな選択比を有するような材料を用いているため、製造工程が容易となる。
また、前記第四の工程の後で、ヘテロ半導体領域3と前記半導体基体とのヘテロ接合界面に接するようにゲート絶縁膜4を形成する工程を有する。これによりヘテロ接合絶縁ゲート電界効果トランジスタを容易な製造プロセスで提供できる。
また、前記第一の工程と前記第二の工程との間において、犠牲酸化工程を有する。エッチングダメージを取り除きつつ、ドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とがほぼ同一面になる構造を容易に形成することができる。このことから、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3の接合界面に対してほぼ垂直に対向するようにゲート絶縁膜4を介したゲート電極5を形成することができるので、ゲート電極5に印加した電圧に応じて効率よくヘテロ接合界面に電界が伸びるため、導通時の駆動力が向上する。
また、前記半導体基体が炭化珪素からなる。これにより一般的な半導体材料を用いて高耐圧の半導体装置を容易に実現することができる。
また、ヘテロ半導体領域3が単結晶シリコン、多結晶シリコンもしくはアモルファスシリコンの少なくとも一つからなる。これにより一般的な半導体材料を用いて半導体装置を容易に実現することができる。
また、マスク層である酸化防止膜8が炭化珪素の熱酸化レートに近い値をもつ材料からなる。これにより、同程度の犠牲酸化膜10が窒化シリコン膜の酸化防止膜8上にも形成される。このため、ドレイン領域2の側壁上端部と酸化防止膜8の端部はほぼ同一面を維持できる。
《動作》
次に、動作について説明する。本実施の形態においては、例えばソース電極6を接地し、ドレイン電極7に正電位を印加して使用する。
まず、ゲート電極5を例えば接地電位もしくは負電位とした場合、遮断状態を保持する。すなわち、ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とのヘテロ接合界面には、それぞれ伝導電子に対するエネルギー障壁が形成されているためである。
次に、遮断状態から導通状態へと転じるべくゲート電極5に正電位を印加した場合、ゲート絶縁膜4を介してヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とが接するヘテロ接合界面までゲート電界が及ぶため、ゲート電極5の近傍のヘテロ半導体領域3並びにドレイン領域2には伝導電子の蓄積層が形成される。すなわち、ゲート電極5の近傍のヘテロ半導体領域3とドレイン領域2との接合界面におけるヘテロ半導体領域3側のポテンシャルが押し下げられ、かつ、ドレイン領域2側のエネルギー障壁が急峻になることからエネルギー障壁中を伝導電子が導通することが可能となる。このとき、本製造方法をとることで、エッチングダメージを取り除いたドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とがほぼ同一面になる構造を容易に形成することができる。このことから、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3の接合界面に対してほぼ垂直に対向するようにゲート絶縁膜4を介したゲート電極5を形成することができるので、ゲート電極5に印加した電圧に応じて効率よくヘテロ接合界面に電界が伸びるため、高い駆動力が得られる。
次に、導通状態から遮断状態に移行すべく、再びゲート電極5を接地電位とすると、ヘテロ半導体領域3並びにドレイン領域2のヘテロ接合界面に形成されていた伝導電子の蓄積状態が解除され、エネルギー障壁中のトンネリングが止まる。そして、ヘテロ半導体領域3からドレイン領域2への伝導電子の流れが止まり、さらにドレイン領域2中にあった伝導電子は基板1に流れ、枯渇すると、ドレイン領域2側にはヘテロ接合部から空乏層が広がり、遮断状態となる。
また、本構造においても、従来構造と同様に、例えばソース電極6を接地し、ドレイン電極7に負電位が印加された逆方向導通(還流動作)も可能である。
例えばソース電極6並びにゲート電極5を接地電位とし、ドレイン電極7に所定の正電位が印加されると、伝導電子に対するエネルギー障壁は消滅し、ドレイン領域2側からヘテロ半導体領域3に伝導電子が流れ、逆導通状態となる。このとき、正孔の注入はなく、伝導電子のみで導通するため、逆導通状態から遮断状態に移行する際の逆回復電流による損失も小さい。なお、上述したゲート電極5を接地にせずに制御電極として使用する場合も可能である。
〈図4の構造〉
図4の構造は、図1の構造と比較して、ヘテロ半導体領域3が平坦に形成され、溝15の側壁にゲート絶縁膜4が形成され、ゲート電極5が溝15に平坦に埋め込まれ、ソース電極6が素子の表面に平坦に形成されている点が異なる。
次に、図4に示した構造の炭化珪素半導体装置の製造方法を、図5(a)〜(c)を用いて説明する。
まず、図1の構造の製造工程を示す図3(f)までは図1の構造と同様である。図3(f)に示す構造において、ケミカル・メカニカル・ポリッシュ(CMP(Chemical Mechanical Polishing))により、ヘテロ半導体領域3を平坦に加工し、図5(a)に示すように、ヘテロ半導体領域3と埋め込み領域11とを含む表面を平坦に形成する。
次に、例えば、酸化物で形成された埋め込み領域11を例えばフッ化アンモニウムとフッ酸との混合溶液でウエットエッチングし、図5(b)に示す状態にする。
最後に、図5(c)に示すように、図1の構造と同様に、ヘテロ半導体領域3並びにドレイン領域2の内壁に沿って、ゲート絶縁膜4を堆積する。さらにゲート電極5となる多結晶シリコン層を堆積する。その後、POClを用いた固層拡散により、リンをゲート電極5となる多結晶シリコン層中にドーピングする。その後、フォトリソグラフィやエッチング等によりゲート電極5を形成した後、裏面側に相当する基板1には例えば、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)からなるドレイン電極7を形成し、表面側に相当するヘテロ半導体領域3には、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)を順に堆積することでソース電極6を形成し(絶縁膜によりゲート電極5とは絶縁させる)、図4に示した本発明の構造の炭化珪素半導体装置を完成させる。なお、本実施の形態においても、図1と同様に、ゲート電極5が溝に埋め込まれた形状を一例として示しているが、ゲート絶縁膜4を介してヘテロ半導体領域3に乗り上げるように形成されていてもかまわない。また、ソース電極6が絶縁膜を介してゲート電極を覆うように隣同士が繋がった形状を一例として示しているが、繋がっていなくてもかまわない。
このようにヘテロ半導体層30(図3(f)参照)をパターニングし、ヘテロ半導体領域3を形成する前記第四の工程において、ヘテロ半導体層30をケミカル・メカニカル・ポリッシュすることによってヘテロ半導体領域3を形成する。これにより図1の構造の製造工程において、図3(g)に示したように、ヘテロ半導体層30の所定の領域にフォトリソグラフィとエッチングにより所定の開口を有するマスク層(図示省略)を形成しなくても済み、工程を簡略化できる。また、素子の表面を平坦にできるので、断線等の信頼性に関する問題を抑制できる。
〈図6、図7の製造方法〉
次に、図6(a)〜図7(f)を用いて、本実施の形態の他の製造方法について説明する。完成後の構造は図4の構造と同様である。
まず、図1の構造の製造工程を示す図2(d)までは図1の構造と同様である。図2(d)に示す構造において、図6(a)に示すように、酸化防止膜(マスク層)8並びにドレイン領域2の内壁に沿って、ゲート絶縁膜4を堆積する。さらにゲート電極5となる多結晶シリコン層50を堆積する。その後、POClを用いた固層拡散により、リンをゲート電極5となる多結晶シリコン層50中にドーピングする。
次に、多結晶シリコン層50をエッチバックして図6(a)に示す状態にし、ゲート電極5を形成する。
次に、図6(c)に示すように、ゲート電極7の上部に熱酸化によりキャップ酸化膜16を形成する。
次に、図7(d)に示すように、酸化防止膜8上のゲート絶縁膜4及びキャップ酸化膜16の上部をドライエッチングにより除去する。
次に、図7(e)に示すように、例えばリン酸溶液にて窒化シリコンからなる酸化防止膜8を除去した後、例えばLP−CVD法により多結晶シリコンを堆積する。その後、例えばPOCl雰囲気中にてリンドーピングを行い、N型の多結晶シリコンからなるヘテロ半導体層30を形成する。なお、この多結晶シリコン層は、電子ビーム蒸着法やスパッタ法などで堆積した後にレーザーアニールなどで再結晶化させて形成しても、例えば分子線エピタキシーなどでヘテロエピタキシャル成長させた単結晶シリコンで形成してもかまわない。また、該多結晶シリコン層へのドーピングには、イオン注入と注入後の活性化熱処理との組み合わせを用いてもかまわない。
最後に、図4の構造と同様に、図7(f)に示すように、ケミカル・メカニカル・ポリッシュによりヘテロ半導体領域3を平坦に加工し、裏面側に相当する基板1には例えば、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)からなるドレイン電極7を形成し、表面側に相当するヘテロ半導体領域3には、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)を順に堆積することでソース電極6を形成し、図4に示した本発明の構造の炭化珪素半導体装置を完成させる。
上記のように本実施の形態では、第一導電型の半導体基体(基板1とドレイン領域2)と、該半導体基体の一主面に接し、該半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域3と、ヘテロ半導体領域3と前記半導体基体との接合部にゲート絶縁膜4を介して形成されたゲート電極5と、ヘテロ半導体領域3と接続されたソース電極6と、前記半導体基体とオーミック接続されたドレイン電極7とを有する半導体装置の製造方法において、所定の開口を有するマスク層を用いて、前記半導体基体の一主面側に所定の溝15を形成する第一の工程と、少なくとも溝15の側壁に接してゲート絶縁膜4を形成する第二の工程と、ゲート絶縁膜4に接してゲート電極5を形成する第三の工程と、前記半導体基体に接し、かつ、ゲート電極5上に層間絶縁膜であるキャップ酸化膜16を介してヘテロ半導体層30を形成する第四の工程と、ヘテロ半導体層30をパターニングし、ヘテロ半導体領域3を形成する第五の工程とを少なくとも含むという構成になっている。
このような構成により、本実施の形態の半導体装置は、従来からある製造技術で容易に実現することが可能であるとともに、本製造方法をとることで、エッチングダメージを取り除いたドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とがほぼ同一面になる構造を容易に形成することができる。このことから、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3の接合界面に対してほぼ垂直に対向するようにゲート絶縁膜4を介したゲート電極5を形成することができるので、ゲート電極5に印加した電圧に応じて効率よくヘテロ接合界面に電界が伸びるため、導通時の駆動力が向上する。また、酸化防止膜8として窒化シリコン膜を用いることで、ドレイン領域2が炭化珪素からなる本実施の形態においては、ドレイン領域2の溝15の上端部とヘテロ半導体領域3の端部とをほぼ同一面にさらに容易に形成することができる。
また、ゲート絶縁膜4が少なくとも熱酸化によって形成した熱酸化膜を含む。これにより品質の良いゲート絶縁膜4を容易に形成することができるため、導通状態における駆動力向上が期待できると共に、高い信頼性を得ることができる。
なお、本発明の製造方法を用いて一例として図1、図4の構造で説明したが、例えば図8〜図11に示すような構造にも本発明を適用できる。
〈図8の構造〉
図4の構造の図1の構造と異なる点は、ドレイン領域2の基板1との接合面に対向する主面に接するように、例えばN型の多結晶シリコンからなるヘテロ半導体領域3とP型の多結晶シリコンからなる第二のヘテロ半導体領域12とが形成されている点である。つまり、ドレイン領域2とヘテロ半導体領域3及び第二のヘテロ半導体領域12との接合部は、SiCと多結晶シリコンとのバンドギャップが異なる材料によるヘテロ接合からなっており、その接合界面にはエネルギー障壁が存在している。ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2との接合部に接するように、例えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜4が形成されている。また、ゲート絶縁膜4上にはゲート電極5が、ヘテロ半導体領域3及び第二のヘテロ半導体領域12のドレイン領域2との接合面に対向する対面にはソース電極6が、基板1にはドレイン電極7が接続するように形成されている。
図8の構造の製造方法は、ヘテロ半導体領域3を形成した後に、ヘテロ半導体領域3の所定部分(第二のヘテロ半導体領域12)に例えばヘテロ半導体領域3の導電型であるNと反対導電型のP型の不純物を導入する。このようにヘテロ半導体領域の導電型や不純物濃度を自由に設計することができる。
次に、本構造の動作について説明する。基本的には図1の構造と同様であるが、このような構成にすることにより、遮断性能がさらに向上する。すなわち、ヘテロ半導体領域3及び第二のヘテロ半導体領域12とドレイン領域2とのヘテロ接合界面には、それぞれ伝導電子に対するエネルギー障壁が形成されているためである。このとき、ヘテロ半導体領域3及び第二のヘテロ半導体領域12は共にシリコン材料からなるため、炭化珪素からなるドレイン領域2とのエネルギー障壁差ΔEcはほぼ同様となる。しかし、N型であるヘテロ半導体領域3とP型である第二のヘテロ半導体領域12とでは、伝導帯からフェルミ準位までのエネルギーで示されるフェルミエネルギーに差があるため、ドレイン領域2の接合界面に伸びる空乏層の幅が異なる。つまり、第二のヘテロ半導体領域12との接合界面から伸びる空乏層幅は、ヘテロ半導体領域3との接合界面から伸びる空乏層幅よりも大きいため、より高い遮断性、すなわち漏れ電流を低減することができる。さらに、例えば第二のヘテロ半導体領域12の不純物濃度をヘテロ半導体領域3の不純物濃度よりも高く設定した場合、第二のヘテロ半導体領域12とヘテロ半導体領域3とで構成されるPNダイオードのビルトイン電界によって生じる空乏層がヘテロ半導体領域3側に伸張することから、ヘテロ半導体領域3とドレイン領域とのヘテロ接合部における漏れ電流をさらに低減することもできる。
さらに本構造において、ヘテロ半導体領域3をゲート電極5からゲート電界が及ぶ程度の幅に設計した場合、例えばゲート電極5を負電位として、例えばヘテロ半導体領域3の全域に反転領域を形成すれば、半導体装置としての遮断性をますます高めることも可能である。
〈図9の構造〉
図9の構造は、図1の構造において、ゲート絶縁膜4とドレイン領域2との間の所定部分に、ドレイン領域2より高濃度のN型の導通領域13が形成されている。以下、製造方法の一例について説明する。
例えば、図2(d)に示した状態において、例えばPOCl雰囲気中にてより高い温度でリンドーピングを行うと、炭化珪素表面にリンが導入され、N型の導通領域13が形成される。なお、不純物の導入は固相拡散による不純物導入を用いても、あるいは例えばイオン注入などの不純物導入方法を用いてもよい。
このような構成にすることにより、導通状態においては、ヘテロ半導体領域3と導通領域13とのヘテロ接合のエネルギー障壁を緩和させ、ヘテロ半導体領域3から導通領域13を介してドレイン領域2へと多数キャリアが流れやすくなり、より高い導通特性を得、さらにオン抵抗を低減することができる。
〈図10の構造〉
図10の構造は、図1の構造に加えて、ゲート電極5とヘテロ半導体領域3が対向する部分から所定の距離離れたところに、ヘテロ半導体領域3に接するように、ドレイン領域2の表面に電界緩和領域14が形成されている。以下、製造方法の一例について説明する。
図1の構造の図2(a)において、例えばヘテロ半導体層30を形成する前に、所定の開口を有するマスク層をマスクとして、アルミニウムイオンもしくはボロンイオンをイオン注入して、P型の電界緩和領域14を形成する。なお、固相拡散により形成してもよい。その後の工程は、図1の構造と同様である。
このような構成にすることにより、導通状態においては、ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とのヘテロ接合のエネルギー障壁を緩和させ、より高い導通特性を得ることができる。つまり、オン抵抗がさらに小さくなり、導通性能が向上する。
また、遮断状態においては、電界緩和領域14とドレイン領域2との間にドレイン電位に応じた空乏層が拡がる。つまり、ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とのヘテロ接合界面に印加されていたドレイン電界が電界緩和領域14によって緩和されるため、さらに漏れ電流が低減され、遮断性能がさらに向上する。
〈図11の構造〉
図11の構造は、図1の構造の変形例で、図2(a)において、酸化防止膜8を形成する前に、ドレイン領域2に溝17を形成し、その後、ヘテロ半導体層30を形成する。以降の工程は、図1の構造と同様である。このような構成により、図1の構造よりもヘテロ半導体領域3における漏れ電流をさらに低減することができる。
以上説明したように、本発明の基本プロセスを用いて、図8〜図11に示すような様々な構造を形成することができる。
以上、本実施の形態の全ての構造において、炭化珪素を基板材料とした半導体装置を一例として説明したが、基板材料はシリコン、シリコンゲルマニウム、窒化ガリウム、ダイヤモンドなどその他の半導体材料でもかまわない。また、全ての構造において、炭化珪素のポリタイプとして4Hタイプを用いて説明したが、6H、3C等その他のポリタイプでもかまわない。また、全ての構造において、ドレイン電極7とソース電極6とをドレイン領域2を挟んで対向するように配置し、ドレイン電流を縦方向に流す所謂縦型構造のトランジスタで説明してきたが、例えばドレイン電極7とソース電極6とを同一主面上に配置し、ドレイン電流を横方向に流す所謂横型構造のトランジスタであってもかまわない。
また、ヘテロ半導体領域3あるいは第二のヘテロ半導体領域12に用いる材料として多結晶シリコンを用いた例で説明したが、炭化珪素とヘテロ接合を形成する材料であればどの材料でもかまわない。また、一例として、ドレイン領域2としてN型の炭化珪素を、ヘテロ半導体領域3としてN型の多結晶シリコンを用いて説明しているが、それぞれN型の炭化珪素とP型の多結晶シリコン、P型の炭化珪素とP型の多結晶シリコン、P型の炭化珪素とN型の多結晶シリコンの如何なる組み合わせでもよい。
さらに本発明の主旨を逸脱しない範囲での変形を含むことは言うまでもない。
なお、特許請求の範囲における、半導体基体の一主面側に所定の溝を形成するために用いるマスク層は、実施の形態におけるマスク層9及び酸化防止膜8に相当する。
本発明の第1の実施の形態の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の製造時の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の製造時の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の製造時の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の製造時の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の製造時の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の断面図である。 本発明の別の第1の実施の形態の断面図である。
符号の説明
1…基板 2…ドレイン領域
3…ヘテロ半導体領域 4…ゲート絶縁膜
5…ゲート電極 6…ソース電極
7…ドレイン電極 8…酸化防止膜
9…マスク層 10…犠牲酸化膜
11…埋め込み領域 12…第二のヘテロ半導体領域
13…導電領域 14…電界緩和領域
15…溝 16…キャップ酸化膜
17…溝 30…ヘテロ半導体層

Claims (11)

  1. 第一導電型の半導体基体と、
    前記半導体基体の一主面に接し、該半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域と、
    前記ヘテロ半導体領域と前記半導体基体との接合部にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ヘテロ半導体領域と接続されたソース電極と、
    前記半導体基体とオーミック接続されたドレイン電極と
    を有する半導体装置の製造方法において、
    所定の開口を有するマスク層を用いて、前記半導体基体の一主面側に所定の溝を形成する第一の工程と、
    少なくとも前記溝の側壁に接して、かつ、該溝からはみ出すように埋め込み領域を形成する第二の工程と、
    前記半導体基体並びに前記埋め込み領域に接するようにヘテロ半導体層を形成する第三の工程と、
    前記ヘテロ半導体層をパターニングし、前記ヘテロ半導体領域を形成する第四の工程と
    を少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第四の工程において、前記ヘテロ半導体層をエッチバックすることによって前記ヘテロ半導体領域を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第四の工程において、前記ヘテロ半導体層をケミカル・メカニカル・ポリッシュすることによって前記ヘテロ半導体領域を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記埋め込み領域が、前記第三の工程の後で取り除くことが可能な材料からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第四の工程の後で、前記ヘテロ半導体領域と前記半導体基体とのヘテロ接合界面に接するように前記ゲート絶縁膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
  6. 第一導電型の半導体基体と、
    前記半導体基体の一主面に接し、該半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域と、
    前記ヘテロ半導体領域と前記半導体基体との接合部にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ヘテロ半導体領域と接続されたソース電極と、
    前記半導体基体とオーミック接続されたドレイン電極と
    を有する半導体装置の製造方法において、
    所定の開口を有するマスク層を用いて、前記半導体基体の一主面側に所定の溝を形成する第一の工程と、
    少なくとも前記溝の側壁に接して前記ゲート絶縁膜を形成する第二の工程と、
    前記ゲート絶縁膜に接して前記ゲート電極を形成する第三の工程と、
    前記半導体基体に接し、かつ、前記ゲート電極上に層間絶縁膜を介してヘテロ半導体層を形成する第四の工程と、
    前記ヘテロ半導体層をパターニングし、前記ヘテロ半導体領域を形成する第五の工程と
    を少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記ゲート絶縁膜が、少なくとも熱酸化によって形成した熱酸化膜を含むことを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第一の工程と前記第二の工程との間において、犠牲酸化工程を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体基体が炭化珪素からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記ヘテロ半導体領域が単結晶シリコン、多結晶シリコンもしくはアモルファスシリコンの少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記マスク層が炭化珪素の熱酸化レートに近い値をもつ材料からなることを特徴とする請求項9または10記載の半導体装置の製造方法。
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