JP2002043572A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレンチ内壁に凹凸を形成するのを抑える。
【解決手段】 トレンチを埋める形状でありSiO2を
材料とする複数の埋め込み層を形成し(工程S10,S
14,S18)、その周辺にSiCを材料とするn型エ
ピ層,p型エピ層,n型ソース領域を形成し(工程S1
2,S16,S20,S22)、フッ酸エッチングによ
り各埋め込み層をエッチングして(工程S24)、n型
ソース領域20の表面からn型エピ層12に達するトレ
ンチを形成する。SiCは、フッ酸エッチングにおいて
SiO2と比較するとほとんどエッチングされない。そ
のため、工程S24においても、SiCはほとんどエッ
チングされないので、トレンチ内壁に凹凸が形成される
のを抑えることができる。
材料とする複数の埋め込み層を形成し(工程S10,S
14,S18)、その周辺にSiCを材料とするn型エ
ピ層,p型エピ層,n型ソース領域を形成し(工程S1
2,S16,S20,S22)、フッ酸エッチングによ
り各埋め込み層をエッチングして(工程S24)、n型
ソース領域20の表面からn型エピ層12に達するトレ
ンチを形成する。SiCは、フッ酸エッチングにおいて
SiO2と比較するとほとんどエッチングされない。そ
のため、工程S24においても、SiCはほとんどエッ
チングされないので、トレンチ内壁に凹凸が形成される
のを抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、半導体層にトレンチを備える半導体
装置の製造方法に関する。
方法に関し、特に、半導体層にトレンチを備える半導体
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体装置の製造方法と
して、RIE(Reactive Ion Etching)法を用いて半導
体層にトレンチを形成する方法が提案されている(特開
平2000−82810号公報など)。このトレンチ形
成方法では、まず半導体層を形成し、その後、RIE法
を用いて半導体層をエッチングして半導体層の所望の部
位にトレンチを形成する。
して、RIE(Reactive Ion Etching)法を用いて半導
体層にトレンチを形成する方法が提案されている(特開
平2000−82810号公報など)。このトレンチ形
成方法では、まず半導体層を形成し、その後、RIE法
を用いて半導体層をエッチングして半導体層の所望の部
位にトレンチを形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトレンチ形成方法では、RIE法を用いて半導体層
を削るのでトレンチ内壁が凹凸形状となってしまう。こ
の結果、トレンチに埋め込みゲート電極を備えるトレン
チゲート型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor
Field Effect Transistor)のトレンチをこのような方
法で形成すると、トレンチの内壁とゲート酸化膜との間
で良好な界面を実現するのが難しくなり、チャネル移動
度が小さくなりオン抵抗が大きくなってしまう。特に、
SiCを材料とする半導体層はSiを材料とする半導体
層と比較してRIE法でエッチングすると表面が傷つき
やすいため、エッチングでトレンチ内壁が凹凸形状にな
りやすくオン抵抗が更に大きくなってしまう。
うなトレンチ形成方法では、RIE法を用いて半導体層
を削るのでトレンチ内壁が凹凸形状となってしまう。こ
の結果、トレンチに埋め込みゲート電極を備えるトレン
チゲート型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor
Field Effect Transistor)のトレンチをこのような方
法で形成すると、トレンチの内壁とゲート酸化膜との間
で良好な界面を実現するのが難しくなり、チャネル移動
度が小さくなりオン抵抗が大きくなってしまう。特に、
SiCを材料とする半導体層はSiを材料とする半導体
層と比較してRIE法でエッチングすると表面が傷つき
やすいため、エッチングでトレンチ内壁が凹凸形状にな
りやすくオン抵抗が更に大きくなってしまう。
【0004】本発明は上記を課題を解決するためになさ
れたものであり、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを
抑えることができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
れたものであり、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを
抑えることができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体層にトレンチを備える半導体装置の製
造方法であって、前記トレンチの少なくとも一部を埋め
る形状の第1の埋め込み層を形成する第1埋め込み層形
成工程と、該第1の埋め込み層の周辺に該第1の埋め込
み層の材料よりエッチング速度が遅い材料からなる第1
の半導体層を形成する第1半導体層形成工程と、前記第
1の埋め込み層をエッチングする第1埋め込み層エッチ
ング工程と、を備えることを特徴とする。
造方法は、半導体層にトレンチを備える半導体装置の製
造方法であって、前記トレンチの少なくとも一部を埋め
る形状の第1の埋め込み層を形成する第1埋め込み層形
成工程と、該第1の埋め込み層の周辺に該第1の埋め込
み層の材料よりエッチング速度が遅い材料からなる第1
の半導体層を形成する第1半導体層形成工程と、前記第
1の埋め込み層をエッチングする第1埋め込み層エッチ
ング工程と、を備えることを特徴とする。
【0006】本発明の半導体装置の製造方法では、トレ
ンチの少なくとも一部を埋める形状の第1の埋め込み層
を形成し、その周辺に第1の半導体層を形成した後、第
1の埋め込み層をエッチングして第1の半導体層にトレ
ンチを形成する。第1の半導体層は、第1の埋め込み層
の材料よりエッチング速度が遅い材料からなるので、第
1埋め込み層エッチング工程においてほとんどエッチン
グされない。この結果、トレンチ内壁に凹凸が形成され
るのを抑えることができる。また、本発明の半導体装置
の製造方法をトレンチゲート型の半導体装置の製造方法
に用いると、トレンチに埋め込まれた層とトレンチとで
良好な界面を実現することができ、チャネル移動度が大
きくなりオン抵抗が小さくなる。
ンチの少なくとも一部を埋める形状の第1の埋め込み層
を形成し、その周辺に第1の半導体層を形成した後、第
1の埋め込み層をエッチングして第1の半導体層にトレ
ンチを形成する。第1の半導体層は、第1の埋め込み層
の材料よりエッチング速度が遅い材料からなるので、第
1埋め込み層エッチング工程においてほとんどエッチン
グされない。この結果、トレンチ内壁に凹凸が形成され
るのを抑えることができる。また、本発明の半導体装置
の製造方法をトレンチゲート型の半導体装置の製造方法
に用いると、トレンチに埋め込まれた層とトレンチとで
良好な界面を実現することができ、チャネル移動度が大
きくなりオン抵抗が小さくなる。
【0007】この本発明の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1の半導体層は、SiCを材料とし、前記第
1の埋め込み層はSiO2を材料とすることもできる。
て、前記第1の半導体層は、SiCを材料とし、前記第
1の埋め込み層はSiO2を材料とすることもできる。
【0008】この本発明の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1埋め込み層エッチング工程の前に、前記第
1の埋め込み層の材料よりエッチング速度の遅い第2の
半導体層を前記第1の半導体層上に形成する第2半導体
層形成工程を備えるものとすることもできるし、前記第
1の埋め込み層上に、該第1の埋め込み層とともに前記
トレンチの少なくとも一部を埋める形状をなす第2の埋
め込み層を形成する第2埋め込み層形成工程と、該第2
の埋め込み層の周辺に該第2の埋め込み層の材料よりエ
ッチング速度が遅い材料からなる第2の半導体層を形成
する第2半導体層形成工程と、前記第2の埋め込み層を
エッチングする第2埋め込み層エッチング工程と、を備
えるものとすることもできる。こうすれば、第2の半導
体層から第1の半導体層に達する形状のトレンチを形成
することができる。この態様の本発明の半導体装置の製
造方法において、前記第2の半導体層は、SiCを材料
とし、前記第2の埋め込み層は、SiO2を材料とする
ものとすることもできる。
て、前記第1埋め込み層エッチング工程の前に、前記第
1の埋め込み層の材料よりエッチング速度の遅い第2の
半導体層を前記第1の半導体層上に形成する第2半導体
層形成工程を備えるものとすることもできるし、前記第
1の埋め込み層上に、該第1の埋め込み層とともに前記
トレンチの少なくとも一部を埋める形状をなす第2の埋
め込み層を形成する第2埋め込み層形成工程と、該第2
の埋め込み層の周辺に該第2の埋め込み層の材料よりエ
ッチング速度が遅い材料からなる第2の半導体層を形成
する第2半導体層形成工程と、前記第2の埋め込み層を
エッチングする第2埋め込み層エッチング工程と、を備
えるものとすることもできる。こうすれば、第2の半導
体層から第1の半導体層に達する形状のトレンチを形成
することができる。この態様の本発明の半導体装置の製
造方法において、前記第2の半導体層は、SiCを材料
とし、前記第2の埋め込み層は、SiO2を材料とする
ものとすることもできる。
【0009】この本発明の半導体装置の製造方法におい
て、トレンチにゲート電極が埋め込まれたトレンチゲー
ト型の半導体装置を製造する方法であるものとすること
もできる。この方法で、トレンチゲート型の半導体装置
を製造すると、トレンチの内壁において良好な界面を形
成することができ、チャネル移動度が大きくなり半導体
装置のオン抵抗が小さくなる。
て、トレンチにゲート電極が埋め込まれたトレンチゲー
ト型の半導体装置を製造する方法であるものとすること
もできる。この方法で、トレンチゲート型の半導体装置
を製造すると、トレンチの内壁において良好な界面を形
成することができ、チャネル移動度が大きくなり半導体
装置のオン抵抗が小さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。尚、各図
において同一の構成要件には同一の符号を施している。
実施形態という)を、図面に従って説明する。尚、各図
において同一の構成要件には同一の符号を施している。
【0011】図1は、本実施形態のトレンチゲート型M
OSFETの製造方法において、ゲート電極が埋め込ま
れるトレンチを形成するトレンチ形成工程を示す工程図
であり、図2〜図9は、各工程におけるトレンチゲート
型MOSFETの断面図であり、図10は、図1に示し
たトレンチ形成工程後、ゲート電極,ドレイン電極,ソ
ース電極などを形成したトレンチゲート型MOSFET
の断面図である。トレンチ形成工程は、最初に、SiC
を材料とし不純物濃度が1018〜1021[cm -3]程度
のn型基板10上に、n型基板10と同多形の膜からな
り不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が
5〜50[μm]程度のn型エピ層12aが形成された
状態から始める。n型エピ層12a上の全面に膜厚が5
0[nm]程度のSiO2膜をCVD法で形成した後、
SiO2膜をトレンチの一部を埋める形状になるようパ
ターニングして、埋め込み層14aを形成する(工程S
10,図2)。その後、n型基板10と同多形の膜から
なり不純物濃度が1018〜1021[cm-3]程度で膜厚
が1〜10[μm]程度のn型エピ層12bをエピタキ
シャル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S
12,図3)。
OSFETの製造方法において、ゲート電極が埋め込ま
れるトレンチを形成するトレンチ形成工程を示す工程図
であり、図2〜図9は、各工程におけるトレンチゲート
型MOSFETの断面図であり、図10は、図1に示し
たトレンチ形成工程後、ゲート電極,ドレイン電極,ソ
ース電極などを形成したトレンチゲート型MOSFET
の断面図である。トレンチ形成工程は、最初に、SiC
を材料とし不純物濃度が1018〜1021[cm -3]程度
のn型基板10上に、n型基板10と同多形の膜からな
り不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が
5〜50[μm]程度のn型エピ層12aが形成された
状態から始める。n型エピ層12a上の全面に膜厚が5
0[nm]程度のSiO2膜をCVD法で形成した後、
SiO2膜をトレンチの一部を埋める形状になるようパ
ターニングして、埋め込み層14aを形成する(工程S
10,図2)。その後、n型基板10と同多形の膜から
なり不純物濃度が1018〜1021[cm-3]程度で膜厚
が1〜10[μm]程度のn型エピ層12bをエピタキ
シャル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S
12,図3)。
【0012】次に、膜厚が50[nm]程度のSiO2
膜をCVD法で形成した後、埋め込み層14aとともに
トレンチの一部を埋める形状になるようSiO2膜をパ
ターニングし、埋め込み層14bを形成する(工程S1
4,図4)。尚、図3におけるn型エピ層12a,12
bは、共にトレンチゲート型MOSFETのドレインの
一部をなすので、図4〜図10では、n型エピ層12と
表記する。その後、n型基板10と同多形の膜からなり
不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が1
〜10[μm]程度のp型エピ層18aをエピタキシャ
ル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S1
6,図5)。
膜をCVD法で形成した後、埋め込み層14aとともに
トレンチの一部を埋める形状になるようSiO2膜をパ
ターニングし、埋め込み層14bを形成する(工程S1
4,図4)。尚、図3におけるn型エピ層12a,12
bは、共にトレンチゲート型MOSFETのドレインの
一部をなすので、図4〜図10では、n型エピ層12と
表記する。その後、n型基板10と同多形の膜からなり
不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が1
〜10[μm]程度のp型エピ層18aをエピタキシャ
ル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S1
6,図5)。
【0013】次に、膜厚が50[nm]程度のSiO2
膜をCVD法で形成した後、埋め込み層14a,14b
と一体となってトレンチを全て埋める形状になるようS
iO 2膜をパターニングし、埋め込み層14cを形成す
る(工程S18,図6)。その後、n型基板10と同多
形の膜からなり不純物濃度が1018〜1021[cm-3]
程度で層厚が0.5〜1.0[μm]程度のn型ソース
層をエピタキシャル成長させた後、表面を研磨し平坦化
する。そして、n型ソース層をパターニングしてn型ソ
ース領域20を形成する(工程S20,図7)。工程S
20では、n型ソース領域20をエピタキシャル成長に
より形成するので、n型ソース領域20の不純物濃度や
不純物濃度分布の制御を精密に行うことができる。
膜をCVD法で形成した後、埋め込み層14a,14b
と一体となってトレンチを全て埋める形状になるようS
iO 2膜をパターニングし、埋め込み層14cを形成す
る(工程S18,図6)。その後、n型基板10と同多
形の膜からなり不純物濃度が1018〜1021[cm-3]
程度で層厚が0.5〜1.0[μm]程度のn型ソース
層をエピタキシャル成長させた後、表面を研磨し平坦化
する。そして、n型ソース層をパターニングしてn型ソ
ース領域20を形成する(工程S20,図7)。工程S
20では、n型ソース領域20をエピタキシャル成長に
より形成するので、n型ソース領域20の不純物濃度や
不純物濃度分布の制御を精密に行うことができる。
【0014】その後、n型基板10と同多形の膜からな
り不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が
1〜10[μm]程度のp型エピ層18bをエピタキシ
ャル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S2
2,図8)。
り不純物濃度が1015〜1018[cm-3]程度で膜厚が
1〜10[μm]程度のp型エピ層18bをエピタキシ
ャル成長させた後、表面を研磨し平坦化する(工程S2
2,図8)。
【0015】次に、フッ酸を用いて埋め込み層14c,
14b,14aを順にエッチングし、表面からn型ソー
ス領域20,p型エピ層18a,n型エピ層16へ達す
るトレンチ22が完成する(工程S24、図9)。尚、
図8におけるp型エピ層18a,18bは、共にトレン
チゲート型MOSFETのボディ領域の一部をなすの
で、図9,図10では、p型エピ層18と表記する。工
程S24では、n型エピ層12,p型エピ層18,n型
ソース領域20の材料であるSiCと埋め込み層14
a,14b,14cの材料であるSiO2とのエッチン
グ速度の比は、SiC:SiO2=0:1程度となる。
従って、工程S24では、埋め込み層14a,14b,
14cのみエッチングされるが、n型エピ層12,p型
エピ層18,n型ソース領域20はほとんどエッチング
されず、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えるこ
とができる。尚、埋め込み層14a,14b,14cが
形成されていた部位がトレンチとなるので、工程S1
0,S14,S18の各工程において、埋め込み層14
a,14b,14cを各々積層されたときトレンチを埋
める形状になるよう形成する。
14b,14aを順にエッチングし、表面からn型ソー
ス領域20,p型エピ層18a,n型エピ層16へ達す
るトレンチ22が完成する(工程S24、図9)。尚、
図8におけるp型エピ層18a,18bは、共にトレン
チゲート型MOSFETのボディ領域の一部をなすの
で、図9,図10では、p型エピ層18と表記する。工
程S24では、n型エピ層12,p型エピ層18,n型
ソース領域20の材料であるSiCと埋め込み層14
a,14b,14cの材料であるSiO2とのエッチン
グ速度の比は、SiC:SiO2=0:1程度となる。
従って、工程S24では、埋め込み層14a,14b,
14cのみエッチングされるが、n型エピ層12,p型
エピ層18,n型ソース領域20はほとんどエッチング
されず、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えるこ
とができる。尚、埋め込み層14a,14b,14cが
形成されていた部位がトレンチとなるので、工程S1
0,S14,S18の各工程において、埋め込み層14
a,14b,14cを各々積層されたときトレンチを埋
める形状になるよう形成する。
【0016】図1に示したトレンチ形成工程の終了後、
熱酸化によりトレンチ22にゲート酸化膜21,埋め込
みポリシリコン膜24を形成し、埋め込みポリシリコン
膜24に接するゲート電極26,n型ソース領域20に
接するソース電極28及びn型基板10の裏面のドレイ
ン電極30などを形成しトレンチゲート型MOSFET
が完成する(図10)。
熱酸化によりトレンチ22にゲート酸化膜21,埋め込
みポリシリコン膜24を形成し、埋め込みポリシリコン
膜24に接するゲート電極26,n型ソース領域20に
接するソース電極28及びn型基板10の裏面のドレイ
ン電極30などを形成しトレンチゲート型MOSFET
が完成する(図10)。
【0017】以上説明したように、本実施形態のトレン
チ形成方法では、トレンチを形成する際に、トレンチ内
壁に凹凸が形成されることを抑えることができるので、
ゲート酸化膜21とトレンチ22の内壁との間に良好な
界面を形成することができる。この結果、チャネル移動
度が向上し、オン抵抗を低減することができる。
チ形成方法では、トレンチを形成する際に、トレンチ内
壁に凹凸が形成されることを抑えることができるので、
ゲート酸化膜21とトレンチ22の内壁との間に良好な
界面を形成することができる。この結果、チャネル移動
度が向上し、オン抵抗を低減することができる。
【0018】尚、本実施形態のトレンチゲート型MOS
FETの製造方法では、n型ソース領域20をエピタキ
シャル成長で形成したが、イオン注入法を用いて形成す
ることもできる。
FETの製造方法では、n型ソース領域20をエピタキ
シャル成長で形成したが、イオン注入法を用いて形成す
ることもできる。
【0019】また、本実施形態のトレンチゲート型MO
SFETの製造方法では、工程S12,S16,S2
0,S22において研磨して表面を平坦化したが、その
他の一般的な方法で表面を平坦化することもできる。
SFETの製造方法では、工程S12,S16,S2
0,S22において研磨して表面を平坦化したが、その
他の一般的な方法で表面を平坦化することもできる。
【0020】そして、本実施形態のトレンチゲート型M
OSFETの製造方法では、埋め込み層14a,14
b,14cをフッ酸を用いたエッチングで行なったが、
RIE法を用いて行うこともできる。埋め込み層14
a,14b,14cをRIE法でエッチングするので、
半導体層をRIE法でエッチングする方法と比較する
と、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えることが
できる。
OSFETの製造方法では、埋め込み層14a,14
b,14cをフッ酸を用いたエッチングで行なったが、
RIE法を用いて行うこともできる。埋め込み層14
a,14b,14cをRIE法でエッチングするので、
半導体層をRIE法でエッチングする方法と比較する
と、トレンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えることが
できる。
【0021】また、本実施形態のトレンチゲート型MO
SFETの製造方法では、埋め込み層14a,14b,
14cが積層されたトレンチを埋める形状をなすように
形成したが、埋め込み層を単層でトレンチを全て埋める
形状に形成し、トレンチの周囲に多層構造の半導体層を
形成することもできる。尚、トレンチの周囲は単層構造
とすることもできる。
SFETの製造方法では、埋め込み層14a,14b,
14cが積層されたトレンチを埋める形状をなすように
形成したが、埋め込み層を単層でトレンチを全て埋める
形状に形成し、トレンチの周囲に多層構造の半導体層を
形成することもできる。尚、トレンチの周囲は単層構造
とすることもできる。
【0022】そして、本実施形態のトレンチゲート型M
OSFETの製造方法では、ゲート電極を埋め込むトレ
ンチの形成方法を例示したが、ゲート電極を埋め込む以
外の用途に用いられるトレンチについても用いることが
できる。
OSFETの製造方法では、ゲート電極を埋め込むトレ
ンチの形成方法を例示したが、ゲート電極を埋め込む以
外の用途に用いられるトレンチについても用いることが
できる。
【0023】また、本実施形態はトレンチゲート型MO
SFETの製造方法について例示したが、トレンチゲー
ト型MOSFET以外にも、IGBT(Insulated Gate
Bipolar Transistor)やMBS(Metal-oxide Barrier
-controlled Schottky)整流器などの他の半導体装置に
も用いることができる。
SFETの製造方法について例示したが、トレンチゲー
ト型MOSFET以外にも、IGBT(Insulated Gate
Bipolar Transistor)やMBS(Metal-oxide Barrier
-controlled Schottky)整流器などの他の半導体装置に
も用いることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法では、トレンチの少なくとも一部を埋める
形状の第1の埋め込み層を形成し、その周辺に第1の半
導体層を形成した後、第1の埋め込み層をエッチングし
て、第1の半導体層にトレンチを形成する。第1の半導
体層は、第1の埋め込み層の材料よりエッチング速度が
遅い材料からなるので、第1埋め込み層エッチング工程
においてほとんどエッチングされない。この結果、トレ
ンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えることができる。
置の製造方法では、トレンチの少なくとも一部を埋める
形状の第1の埋め込み層を形成し、その周辺に第1の半
導体層を形成した後、第1の埋め込み層をエッチングし
て、第1の半導体層にトレンチを形成する。第1の半導
体層は、第1の埋め込み層の材料よりエッチング速度が
遅い材料からなるので、第1埋め込み層エッチング工程
においてほとんどエッチングされない。この結果、トレ
ンチ内壁に凹凸が形成されるのを抑えることができる。
【図1】 本実施形態のトレンチゲート型MOSFET
の製造方法においてゲート電極が埋め込まれるトレンチ
を形成するトレンチ形成工程を示す工程図である。
の製造方法においてゲート電極が埋め込まれるトレンチ
を形成するトレンチ形成工程を示す工程図である。
【図2】 工程S10終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図3】 工程S12終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図4】 工程S14終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図5】 工程S16終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図6】 工程S18終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図7】 工程S20終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図8】 工程S22終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図9】 工程S24終了後のトレンチゲート型MOS
FETの断面図である。
FETの断面図である。
【図10】 トレンチゲート型MOSFETの断面図で
ある。
ある。
12,12a,12b n型エピ層、14a,14b,
14c 埋め込み層、18,18a,18b p型エピ
層、22 トレンチ。
14c 埋め込み層、18,18a,18b p型エピ
層、22 トレンチ。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体層にトレンチを備える半導体装置
の製造方法であって、 前記トレンチの少なくとも一部を埋める形状の第1の埋
め込み層を形成する第1埋め込み層形成工程と、 該第1の埋め込み層の周辺に該第1の埋め込み層の材料
よりエッチング速度が遅い材料からなる第1の半導体層
を形成する第1半導体層形成工程と、 前記第1の埋め込み層をエッチングする第1埋め込み層
エッチング工程と、を備えることを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項2】 前記第1の半導体層は、SiCを材料と
し、前記第1の埋め込み層は、SiO2を材料とするこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記第1埋め込み層エッチング工程の前
に、前記第1の埋め込み層の材料よりエッチング速度の
遅い第2の半導体層を前記第1の半導体層上に形成する
第2半導体層形成工程を備えることを特徴とする請求項
1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1埋め込み層エッチング工程の前
に、 前記第1の埋め込み層上に、該第1の埋め込み層ととも
に前記トレンチの少なくとも一部を埋める形状をなす第
2の埋め込み層を形成する第2埋め込み層形成工程と、 該第2の埋め込み層の周辺に該第2の埋め込み層の材料
よりエッチング速度が遅い材料からなる第2の半導体層
を形成する第2半導体層形成工程と、 前記第2の埋め込み層をエッチングする第2埋め込み層
エッチング工程と、を備えることを特徴とする請求項1
又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記第2の半導体層は、SiCを材料と
し、前記第2の埋め込み層は、SiO2を材料とするこ
とを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項6】 前記第2の半導体層は、SiCを材料と
し、前記第2の埋め込み層は、SiO2を材料とするこ
とを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 トレンチにゲート電極が埋め込まれたト
レンチゲート型の半導体装置を製造する方法であること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000225219A JP2002043572A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000225219A JP2002043572A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002043572A true JP2002043572A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18719034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000225219A Pending JP2002043572A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002043572A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006100357A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nissan Motor Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
US8178920B2 (en) | 2006-01-17 | 2012-05-15 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of forming the same |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000225219A patent/JP2002043572A/ja active Pending
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US8178920B2 (en) | 2006-01-17 | 2012-05-15 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of forming the same |
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