JP2006099860A - 光ディスク装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
光ディスク装置等の電子機器において、電子部品表面の凹部内の放熱部と、ボトムカバー等の筐体との間に効率的な放熱路を形成する技術の提供。
【解決手段】
筐体として、伝熱材を電子部品のケース表面部との間にはさんで保持し、該ケース表面部の凹部に対向する位置に、少なくともその先端部の平面外形寸法が該凹部の平面外形寸法以下とされた突起部を備え、該突起部により上記伝熱材を押して変形させその一部を該凹部内に入り込ませて、該凹部の底部の放熱部に確実に接触させる構成とする。
【選択図】 図2
Description
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置等の電子機器において、光ディスク回転用のスピンドルモータを含む駆動部に駆動電流を供給するICなどの電子部品が、そのケース表面部の凹部内に放熱部を備える構成の場合にも、該放熱部と、ボトムカバーなど装置筐体との間の熱的接続を確保できるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、光ディスク装置等電子機器内において、ドライブIC等電子部品の温度上昇を抑え、信頼性を高められる技術を提供することにある。
具体的には、本発明は、上記を基本構成要件としてICの放熱を行う光ディスク装置と、電子部品の放熱を行う電子機器である。
図1〜図5は、本発明の実施例の説明図である。本実施例は、光ディスク装置において、ドライブICの放熱を、筐体としてのボトムカバー側に行う場合である。図1は、本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の光ディスク装置におけるドライブICの放熱構造の断面図、図3は、図1の光ディスク装置におけるドライブICの放熱構造の斜視図、図4は、図1の光ディスク装置の外観構成例図、図5は、ボトムカバーに設ける突起部の形状例図である。
以下、図2〜図5の説明において用いる図1の装置の構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いるものとする。
図3において、回路基板50上のドライブIC10に凹部101a側に、放熱用シート20が重ねられ、さらにその上に、ボトムカバー30が重ねられる。この状態で、ボトムカバー30の突起部30aの先端部は放熱用シート20の一方の面側(ボトムカバー30に対向した面側)を押して該放熱用シート20をドライブIC10側に変形させ該放熱用シート20の一部を上記凹部101a内に入り込ませ、該放熱用シート20の他方の面側(放熱用金属材25に対向した面側)の一部を放熱用金属材25の表面に確実に接触させる。放熱用シート20は、ボトムカバー30により、ドライブIC10のケース101の表面(ケース表面)101bと、該ボトムカバー30の突起部30aの周りの突出状部分30bの先端面とにも接触するようにされる。これにより、放熱用シート20によって、ドライブIC10とボトムカバー30との間に放熱路が形成され、ドライブIC10で発生した熱が該放熱路を通して、筐体としてのボトムカバー30側に効率的に放熱される。図3において、w2は、ドライブIC10の凹部101aの長さ寸法、w3は、ドライブIC10のケース101の幅寸法、w4は、ドライブIC10のケース101の長さ寸法、w6は、ボトムカバー30の突起部30aの(先端部の)長さ寸法、w7は、放熱用シート20の幅寸法、w8は、放熱用シート20の長さ寸法、tは、放熱用シート20の組み込み前の状態における厚さ寸法である。ボトムカバー30の突起部30aの(先端部の)長さ寸法w6は、ドライブIC10の凹部101aの長さ寸法w2以下とされる。例えば、w1は約4×10−3m、w2は約6×10−3m、hは約0.2×10−3m、w5は約3×10−3m、w6は約5×10−3m、w7は約5.5×10−3m、w8は約10×10−3m、tは約1.0×10−3mとすることでも効果的な放熱経路が形成される。これら各寸法は適宜、これとは異なるものとしてもよい。
図4において、3aは、スピンドルモータ3やその軸受部を含むスピンドルモータアセンブリ、16は電源用コンバータ、17a、17bは接続用コネクタ、60は装置基体としてのシャーシ、70は前面パネル、80は、光ディスク2を装置内に搬入したり、装置内から外部に搬出したりするためのトレイ、90a、90b、90c、90dはビスである。ボトムカバー30は、ビス90a、90b、90c、90dにより、回路基板50をはさんでシャーシ60側に取付けられ、光ディスク装置1の該回路基板50側を覆う。ボトムカバー30上に形成された突起部30aは、該ボトムカバー30のシャーシ60側への取付け状態において、回路基板50上のドライブIC10の凹部101aに対向し、放熱用シート20を押しつけて変形させ、その一部を該凹部101a内に進入させる。
2…光ディスク、
3…スピンドルモータ、
4…光ピックアップ、
5…対物レンズ、
6…アクチュエータ、
7…移動・案内機構部、
8…スライドモータ、
9…ローディングモータ、
10…ドライブIC、
11…モータ駆動回路、
12…アクチュエータ駆動回路、
13…再生系回路、
15…マイコン、
14…DSP、
20…放熱用シート、
30…ボトムカバー、
30a…突起部、
40…トップケース、
30b…突出状部分、
50…回路基板、
60…シャーシ、
25…放熱用金属材、
101…ケース、
101a…凹部、
101b…ケース表面。
Claims (4)
- 光ディスク回転用のスピンドルモータを含む駆動部にICから駆動電流を供給し、光ディスクに対し情報を記録または再生する光ディスク装置であって、
ケース表面部に凹部を有し、該凹部の底部に放熱部を備えたICと、
上記放熱部に接触した状態で該放熱部の熱を外部に伝熱する伝熱材と、
金属材で構成され、装置の上記ICの配された回路基板側を覆うとともに、上記伝熱材を該ICのケース表面部との間にはさんで保持し、該ICの上記凹部に対向する位置に、少なくともその先端部の平面外形寸法が該凹部の平面外形寸法以下とされた突起部を備え、該突起部で上記伝熱材の一方の面側を押して該伝熱材を変形させ該伝熱材の一部を上記凹部内に入り込ませて該伝熱材の他方の面側の一部を上記放熱部に接触させる筐体と、
を備え、上記ICで発生する熱を、上記放熱部及び上記伝熱材を通して上記筐体側に放熱する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 上記伝熱材は、シリコンを含む弾性材で構成される請求項1に記載の光ディスク装置。
- 上記筐体は、上記突起部の周囲に、上記ICの上記凹部の周りのケース表面に対し上記伝熱材を押しつける部分が、該突起部より低い高さで突出状に形成された構成である請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
- 回路基板上の電子部品の放熱を筐体側に対して行う構造を備えた電子機器であって、
ケース表面部に凹部を有し、該凹部の底部に放熱部を備えた電子部品と、
上記放熱部に接触した状態で該放熱部の熱を外部に伝熱する伝熱材と、
金属材で構成され、装置の上記電子部品の配された回路基板側を覆うとともに、該電子部品の上記凹部に対向する位置に、少なくともその先端部の平面外形寸法が該凹部の平面外形寸法以下とされた突起部を備え、該突起部で上記伝熱材の一方の面側を押して該伝熱材を変形させ該伝熱材の一部を上記凹部内に入り込ませ、該伝熱材の他方の面側の一部を上記放熱部に接触させる筐体と、
を備え、上記電子部品で発生した熱を、上記放熱部及び上記伝熱材を通して上記筐体側に放熱する構成としたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004283947A JP2006099860A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 光ディスク装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004283947A JP2006099860A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 光ディスク装置及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006099860A true JP2006099860A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36239501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004283947A Pending JP2006099860A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 光ディスク装置及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006099860A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012008398A1 (ja) * | 2010-07-16 | 2012-01-19 | シャープ株式会社 | 電子機器および表示装置 |
CN107018641A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-08-04 | 湖州瀚海科技咨询有限公司 | 一种电热设备全方位散热装置 |
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004283947A patent/JP2006099860A/ja active Pending
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